JP2007043601A - 端末呼出装置、端末呼出方法、端末呼出システム、端末呼出検出方法、呼出対象端末、呼出検出方法およびプログラムならびに記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通信確立できる端末が大量に存在する場合であって、通信回線の容量が小さい場合でも、多くの端末を同時に呼出すような状況下において、呼出し側の装置や呼出し対象の端末の処理効率や呼出しの確実性を向上させることができる端末呼出装置を提供する。
【解決手段】 自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する。またビット列または、符号化したビット列の何れか一方を呼出情報として端末へ送信することにより、ビットが立てられたビット列の位置に対応する端末を呼出す。
【選択図】 図1
【解決手段】 自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する。またビット列または、符号化したビット列の何れか一方を呼出情報として端末へ送信することにより、ビットが立てられたビット列の位置に対応する端末を呼出す。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信確立できる端末へ、当該端末の呼出情報を送する、端末呼出装置、端末呼出方法、端末呼出システム、端末呼出検出方法、呼出対象端末、呼出検出方法およびプログラムならびに記録媒体に関する。
従来、携帯電話やポケットベル(ページャ)などの端末を呼び出す方式として、各端末のIDを信号により送信することで、特定の端末を呼び出す方式がある。なお、端末を呼び出す方式について非特許文献1に公開されている。
齋藤忠夫、外1名、「新版 移動通信ハンドブック」、株式会社オーム社、平成12年11月25日、p.441-452
齋藤忠夫、外1名、「新版 移動通信ハンドブック」、株式会社オーム社、平成12年11月25日、p.441-452
しかしながら、上述のような呼出対象の端末の各IDを送信し各端末を呼び出すような方式を用いて、通信確立できる大量の呼出対象の端末を同時に呼び出すような場合には、呼出対象の端末の全てのIDのデータ列を送信しなければならないので、その呼出しの処理において呼出しの為の情報量が大量となり、呼出しのタイミングが遅れるなどの問題が発生する。また通信回線の容量が少なく、かつ通信確立できる呼出対象の端末が多数あり、その端末全てを同時に呼び出すような場合には、さらに呼出しの処理が非効率となり、例えばデータが輻輳することによって、正確に呼び出し端末を呼び出せなくなるという問題も発生してしまう。
そこでこの発明は、通信確立できる端末が大量に存在する場合であって、通信回線の容量が小さい場合でも、多くの端末を同時に呼出すような状況下において、呼出し側の装置や呼出し対象の端末の処理効率や呼出しの確実性を向上させることができる端末呼出装置、端末呼出方法、端末呼出システム、端末呼出検出方法、呼出対象端末、呼出検出方法およびプログラムならびに記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、端末の呼出しを行う端末呼出装置であって、自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段と、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成手段と、前記ビット列を符号化するビット列符号化手段と、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出手段と、を備えることを特徴とする端末呼出装置である。
また本発明は、前記呼出対象の端末と前記非呼出対象の端末の数を比較する端末数比較手段とを備え、前記呼出端末指定ビット列生成手段は、前記呼出対象の端末のグループと前記非呼出対象の端末のグループのうち、少ないグループに属する端末の前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成することを特徴とする。
また本発明は、前記ビット列符号化手段が、ランレングス符号化の手法を用いて前記ビット列を符号化することを特徴とする。
また本発明は、前記呼出手段が、前記ビット列または、前記符号化されたビット列のうち、データ量が少ないビット列を前記端末へ送信することを特徴とする。
また本発明は、前記ビット列生成手段において、前記フラグが立てられたビットが、前記呼出対象の端末と前記非呼出対象の端末のどちらの端末を示すかを特定する呼出判定情報を付加する前記ビット列を生成することを特徴とする。
また本発明は、前記呼出手段が、前記ビット列または符号化されたビット列に、符号化されたか否かを示す符号化判定情報を付加することを特徴とする。
また本発明は、前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合が少ない場合には前記ビット列における前記ランレングス符号化を行うビット単位が大きい数で設定され、前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合が多い場合には前記ビット列における前記ランレングス符号化を行うビット単位が小さい数で設定された、符号化単位判定テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、前記端末の総数におけるビットを立てる数の割合を算出し、その算出結果の割合の値に対応付けられて前記符号化単位判定テーブルに設定されているビット単位を特定する符号化ビット単位特定手段と、を備え、前記ビット列符号化手段は、前記特定した符号化ビット単位で前記ビット列を符号化することを特徴とする。
また本発明は、前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合に応じて前記ランレングス符号化を行うビット単位を所定の算出式により算出する符号化ビット単位特定手段と、を備え、前記ビット列符号化手段は、前記算出した符号化ビット単位で前記ビット列を符号化することを特徴とする。
また本発明は、端末の呼出しを行う端末呼出装置における端末呼出方法であって、端末情報記憶手段が自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、呼出端末指定ビット列生成手段が、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成し、ビット列符号化手段が、前記ビット列を符号化し、呼出手段が、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出すことを特徴とする端末呼出方法である。
また本発明は、自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段を備え、端末の呼出しを行う端末呼出装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成処理と、前記ビット列を符号化するビット列符号化処理と、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出処理と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
また本発明は、端末の呼出しを行う端末呼出装置と前記端末とを備えた端末呼出システムであって、自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段と、前記番号をその番号を割当てた前記端末へ送信する番号送信手段と、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成手段と、前記ビット列を符号化するビット列符号化手段と、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出手段と、を備え、前記端末が、前記番号を受信する番号受信手段と、前記呼出情報が符号化されているか否かを判定する符号化判定手段と、前記符号化されている場合には前記呼出情報を復号する復号手段と、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定手段と、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理手段と、を備えることを特徴とする端末呼出システムである。
また本発明は、端末の呼出しを行う端末呼出装置と前記端末とを備えた端末呼出システムにおける端末呼出検出方法であって、端末呼出装置の端末情報記憶手段が、自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、端末呼出装置の番号送信手段が、前記番号をその番号を割当てた前記端末へ送信し、端末呼出装置の呼出端末指定ビット列生成手段が、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成し、端末呼出装置のビット列符号化手段が、前記ビット列を符号化し、端末呼出装置の呼出手段が、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出し、前記端末の番号受信手段が、前記番号を受信し、前記端末の符号化判定手段が、前記呼出情報が符号化されているか否かを判定し、前記端末の復号手段が、前記符号化されている場合には前記呼出情報を復号し、前記端末の呼出判定手段が、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定し、前記端末の呼出時処理手段が、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う、ことを特徴とする端末呼出検出方法である。
また本発明は、端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信する番号受信手段と、前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信する番号受信手段と、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定手段と、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理手段と、を備えることを特徴とする呼出対象端末である。
また本発明は、端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信し、前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信し、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定し、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行うことを特徴とする呼出検出方法。
また本発明は、呼出対象端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信する番号受信処理と、前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信する番号受信処理と、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定処理と、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理処理と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
また本発明は、上述のプログラムを記憶する記録媒体である。
本発明によれば、通信圏内に存在する端末の総数のビット列のうち、呼出し対象の端末については端末指定番号に位置するビットを立てることによって検出できるような呼出情報であって、ランレングス符号によって符号化された呼出情報を送信する。従って、従来のような多くの桁からなる端末IDを送信して端末2の呼出しをする技術に比べて呼出し時に送信する情報のデータ量が軽減されるので、通信圏内の端末が大量に存在する場合や、通信回線の容量が小さい場合に、多くの端末を同時に呼出すような状況下において、より早く呼出しの処理ができ、また通信回線の輻輳を回避することができる。
また、呼出情報のビットが立てられている頻度に応じて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を増減させるので、これにより、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を無駄のないように利用することができ、ランレングス符号による圧縮をより効率的に行うことができる。
また端末が通常は主要な機能部を電源断をしている場合などにおいて、呼出情報が自端末が呼出し対象であることを示している時、端末の自動起動などができる。これにより通常は電源断をしている端末などを所望の動作時のみに起動するといった処理を可能にし、所望の動作時以外は電源断をすることにより端末の電池の消耗期間を延ばすことができる。
また、呼出情報のビットが立てられている頻度に応じて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を増減させるので、これにより、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を無駄のないように利用することができ、ランレングス符号による圧縮をより効率的に行うことができる。
また端末が通常は主要な機能部を電源断をしている場合などにおいて、呼出情報が自端末が呼出し対象であることを示している時、端末の自動起動などができる。これにより通常は電源断をしている端末などを所望の動作時のみに起動するといった処理を可能にし、所望の動作時以外は電源断をすることにより端末の電池の消耗期間を延ばすことができる。
以下、本発明の一実施形態による端末呼出システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による端末呼出システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は端末呼出装置、2は端末である。端末呼出装置1は無線通信の基地局などに設置される装置であり、端末2を呼出す処理を主に行い、また端末2とその他の通信接続の処理を行うようにしてもよい。また端末2は端末呼出装置1から送信される呼出情報を受信して、その呼出情報が自端末を示している場合には起動し、端末呼出装置1やその他の通信装置などと情報の送受信を行う。なお端末呼出装置1と端末2とは無線通信ネットワークを介して通信接続されてもよいし、有線通信ネットワークを介して通信接続されるようにしてもよい。本実施形態においては、無線通信ネットワークを介して端末呼出装置1が端末2へ呼出情報を送信し、通信接続する際の処理について説明する。
図1は同実施形態による端末呼出システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は端末呼出装置、2は端末である。端末呼出装置1は無線通信の基地局などに設置される装置であり、端末2を呼出す処理を主に行い、また端末2とその他の通信接続の処理を行うようにしてもよい。また端末2は端末呼出装置1から送信される呼出情報を受信して、その呼出情報が自端末を示している場合には起動し、端末呼出装置1やその他の通信装置などと情報の送受信を行う。なお端末呼出装置1と端末2とは無線通信ネットワークを介して通信接続されてもよいし、有線通信ネットワークを介して通信接続されるようにしてもよい。本実施形態においては、無線通信ネットワークを介して端末呼出装置1が端末2へ呼出情報を送信し、通信接続する際の処理について説明する。
図2は端末呼出装置と端末の機能ブロックを示す図である。
図2より、端末呼出装置1において、符号11は無線通信などにより端末2と情報の送受信を行う通信処理部である。また12は端末呼出装置1の各処理部を制御する制御部である。また13は端末呼出装置1と通信できる通信圏内に位置する端末2の端末指定番号を生成する端末指定番号生成部である。また14は端末2を呼出すために送信する呼出情報を生成する呼出情報生成部である。また15は呼出情報を符号化する符号化処理部である。また16は呼出情報を送信する処理を行う呼出処理部である。また17は呼出情報をランレングス符号により符号化する際に、そのランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を決定する、符合化ビット単位特定処理部である。また18は各種情報を記憶するデータベースである。
図2より、端末呼出装置1において、符号11は無線通信などにより端末2と情報の送受信を行う通信処理部である。また12は端末呼出装置1の各処理部を制御する制御部である。また13は端末呼出装置1と通信できる通信圏内に位置する端末2の端末指定番号を生成する端末指定番号生成部である。また14は端末2を呼出すために送信する呼出情報を生成する呼出情報生成部である。また15は呼出情報を符号化する符号化処理部である。また16は呼出情報を送信する処理を行う呼出処理部である。また17は呼出情報をランレングス符号により符号化する際に、そのランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を決定する、符合化ビット単位特定処理部である。また18は各種情報を記憶するデータベースである。
また端末2において、符号21は無線通信などにより端末呼出装置1と情報の送受信を行う通信処理部である。また22は端末2の各処理部を制御する制御部である。また23は呼出情報が符号化されている場合にその復号の処理を行う復号化処理部である。また24は呼出情報が自端末の呼出しを示しているか否かの判定を行う呼出判定部である。また25呼出情報が自端末の呼出しを示している場合に、自端末を起動する起動処理部である。また26は各種情報を記憶する記憶部である。
そして、端末呼出装置1は、自装置と通信確立できる(つまり通信圏内の)端末2の総数を検出し、各端末2の前記総数中の番号を決定して各端末2に通知する。また端末2の総数のビット列であって、当該ビット列において通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末2または非呼出し対象の端末2の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を呼出情報として生成する。そして、呼出情報を符号化し、符号化前の呼出情報または、符号化された呼出情報の何れか一方を端末2へ送信する。また端末2は呼出情報を復号して、その呼出情報において自端末の呼出しが指定されている場合には起動して、端末呼出装置1やその他の装置などと通信接続を行う。
図3は端末呼出装置の処理フローを示す図である。
次に、図3を用いて端末呼出装置1の呼出情報の生成とその呼出情報の送信の処理について説明する。
端末2は断続的に端末ID登録情報を送信している。この端末ID登録情報には端末2固有のIDが含まれる。端末2が端末呼出装置1との通信圏内に入ると、端末ID登録情報の受信強度が増すので、端末呼出装置1はその電波の受信により通信圏内に端末2が入ったことを検出し(ステップS1)、端末ID登録情報を読取って、その端末2のIDをデータベース18の端末指定番号テーブルに記録する。端末指定番号テーブルは端末呼出装置1と通信できる通信圏内に存在する端末の総数のうち端末が何番であるかを示す端末指定番号と、端末IDとを対応付けて記憶するテーブルである。
次に、図3を用いて端末呼出装置1の呼出情報の生成とその呼出情報の送信の処理について説明する。
端末2は断続的に端末ID登録情報を送信している。この端末ID登録情報には端末2固有のIDが含まれる。端末2が端末呼出装置1との通信圏内に入ると、端末ID登録情報の受信強度が増すので、端末呼出装置1はその電波の受信により通信圏内に端末2が入ったことを検出し(ステップS1)、端末ID登録情報を読取って、その端末2のIDをデータベース18の端末指定番号テーブルに記録する。端末指定番号テーブルは端末呼出装置1と通信できる通信圏内に存在する端末の総数のうち端末が何番であるかを示す端末指定番号と、端末IDとを対応付けて記憶するテーブルである。
端末指定番号テーブルに新たな端末IDが登録されると、端末指定番号生成部13は、それまで端末指定番号テーブルに記録されていた端末ID総数のうちの何番目の端末であるかを示す端末指定番号を生成し(ステップS2)、端末IDに対応付けて端末指定番号テーブルに記録する。なお、端末2が端末呼出装置1の通信圏内から出た場合には、端末指定番号生成部13は、端末呼出装置1は端末ID登録情報の受信強度に基づいて、通信圏内から出たことを検出し、その端末2の端末IDと端末指定番号との対応関係を端末指定番号テーブルから削除する。端末指定番号は、呼出情報に含まれる呼出判定を行うためのビット列において、自端末が呼出し対象となっているか否かを判定するために、端末2によってビット列のビット位置を特定するために利用される番号である。
端末指定番号を生成して端末指定番号テーブルにその番号を登録すると、端末指定番号生成部13は制御部12に対し、その端末指定番号を端末2へ通知するよう指示する。制御部12は端末指定番号テーブルから端末指定番号を読取って、通信圏内に入った端末2宛てに端末指定番号を送信する処理を行う(ステップS3)。すると端末2は端末指定番号を受信して記憶部26へ登録する。これにより端末呼出装置1と端末2との間で端末2を登録をする処理(アソシエーションという)が行われる。
次に、端末呼出装置1は呼出し対象の端末2の端末IDを受付ける(ステップS4)。これは通信ネットワークを介して他の装置から受信してもよいし、直接ユーザなどの操作により入力部から受付けてもよい。呼出し対象の端末2の端末IDを受付けると、呼出情報生成部14は、通信圏内に存在する端末の総数を端末指定番号テーブルに記録されている端末IDの数により検出する。そして端末の総数の1/2の値と、呼出し対象の端末2の端末IDの数とを比較して、呼出し対象の端末2の端末IDの方が多い場合には、非呼出し対象の端末2より呼出し対象の端末2が多いと判定する。またその逆に、呼出し対象の端末2の端末IDの方が少ない場合には、呼出し対象の端末2より非呼出し対象の端末2が多いと判定する。
次に、呼出情報生成処理部14は、呼出し対象の端末IDに対応付けられて端末指定番号テーブルに記録されている端末指定番号を全て読取る。そして、通信圏内に存在する端末2の総数のビット列を生成し、上記判定によって、呼出し対象の端末<非呼出し対象の端末と判定した場合には、生成したビット列のうちの、前記読取った端末指定番号で表されるビット位置(例えば端末指定番号が“1”である場合にはビット列の1番目、また端末指定番号が“15”である場合にはビット列の15番目)のビットを立てた呼出情報を生成する(ステップS5)。
また呼出情報生成処理部14は、上記判定によって、呼出し対象の端末≧非呼出し対象の端末と判定した場合には、生成したビット列のうちの、前記読取った端末指定番号で表されるビット位置以外のビットを立てた呼出情報を生成する。
図4は、呼出し対象の端末<非呼出し対象の端末の場合の呼出情報生成方法の概要を示す図である。
この図4が示すように、通信圏内の端末2の総数が16で、呼出し対象の端末2の端末指定番号が3,9,16、非呼出し対象の端末2端末指定番号が1,2,4〜8,10〜15である場合には、呼出情報のビット列においてビット位置が1ビット目から3番目,9番目,16番目のビットが立てられる。
この図4が示すように、通信圏内の端末2の総数が16で、呼出し対象の端末2の端末指定番号が3,9,16、非呼出し対象の端末2端末指定番号が1,2,4〜8,10〜15である場合には、呼出情報のビット列においてビット位置が1ビット目から3番目,9番目,16番目のビットが立てられる。
図5は、呼出し対象の端末≧非呼出し対象の端末の場合の呼出情報生成方法の概要を示す図である。
この図5が示すように、通信圏内の端末2の総数が16で、呼出し対象の端末2の端末指定番号が1〜3,5,8〜11,13,14,16、非呼出し対象の端末2端末指定番号が4,6,7,12,15である場合には、呼出情報のビット列においてビット位置が1ビット目から4番目,6番目,7番目,12番目,15番目のビットが立てられる。
この図5が示すように、通信圏内の端末2の総数が16で、呼出し対象の端末2の端末指定番号が1〜3,5,8〜11,13,14,16、非呼出し対象の端末2端末指定番号が4,6,7,12,15である場合には、呼出情報のビット列においてビット位置が1ビット目から4番目,6番目,7番目,12番目,15番目のビットが立てられる。
なお、ビットを立てるとは、ビット列の全てのビットが“0”である場合に指定されたビット位置のビットを“1”へ変更する処理、またはビット列の全てのビットが“1” である場合に指定されたビット位置のビットを“0”へ変更する処理のことをいうが、本実施形態においてはビットを“0”→“1”へ変更する処理によりビットを立てるものとする。そして呼出情報生成処理部14は、ビット列においてビットが立てられたビット位置の端末指定番号に対応する端末2が呼出し対象と非呼出し対象のどちらを示す呼出判定情報を呼出情報のヘッダとして付加する。本実施形態においては呼出判定情報が“0”である場合には、ビットが立てられたビット位置の端末指定番号に対応する端末2は呼出し対象であると判定し、また呼出判定情報が“1”である場合には、ビットが立てられたビット位置の端末指定番号に対応する端末2は非呼出し対象であると判定する。
以上の処理により、呼出情報は、呼出し対象または非呼出し対象の端末2の端末指定番号の位置のビットを立てたビット列によって表現されている。従って、呼出し対象の端末を1ビットで表す事ができるので、端末IDなどの情報量が多いデータを利用せずに済む。これにより呼出し対象の端末2宛てに各端末IDを送信する呼出し方法に比べて、呼出しを通知する為の呼出情報のデータ量を少なくすることができる。
次に、呼出情報生成処理部14が呼出情報を生成すると、符号化処理部15がその呼出情報を符号化(圧縮)する(ステップS6)。図6はランレングス符号化の処理概要を示す図である。この図が示すように、まず符号化において、符号化処理部15はランレングス符号の手法を用いて符号化を行う。例えば図6で示されるビット列の呼出情報の場合、最初に“0”の続くビット数は2であり、また次に“0”の続くビット数は5であり、次に“0”の続くビット数は6である。従って2,5,6をそれぞれ4ビットで表し、0010,0101,0110を続けたビット列として符号化する。これにより元の16ビットのデータが12ビットのデータへと圧縮される。
なおランレングス符号による符号化は、符号化することにより元のデータ量よりも大きいデータ量となってしまう場合がある。従って、呼出情報生成処理部14は符号化処理部15によって生成された符号化後の呼出情報と、符号化する前の呼出情報のデータ量を比較して(ステップS7)、データ量の少ない呼出情報を送信するデータと決定する(ステップS8)。この時呼出情報生成処理部14は、呼出情報のヘッダとして、符号化判定情報を付加する。本実施形態において符号化判定情報は、“0”である場合に符号化無し(つまり圧縮無し)を示し、“1”である場合に符号化有り(つまり圧縮有り)を示す。この符号化がランレングス符号による符号化であることは端末2の復号化のプログラムに予め組み込まれている。そして、呼出処理部16は、呼出情報を端末2へ送信する(ステップS9)。
上記処理により、通信圏内に存在する端末2の総数のビット列のうち、呼出し対象の端末については端末指定番号に位置するビットを立てることによって検出できるような呼出情報であって、ランレングス符号によって符号化された呼出情報を送信する。従って、従来のような多くの桁からなる端末IDを送信して端末2の呼出しをする技術に比べて呼出し時に送信する情報のデータ量が軽減されるので、通信圏内の端末が大量に存在する場合や、通信回線の容量が小さい場合に、多くの端末を同時に呼出すような状況下において、より早く呼出しの処理ができ、また通信回線の輻輳を回避することができる。
上記符号化処理部15の呼出情報の符号化においては、ランレングス符号による符号化の処理で、ビット列の0の連続する回数に基づいて、その連続回数を4ビットの単位で表すようにした。しかしながら、ビット列の0の連続する回数が5回の場合には4ビットより少ない3ビットによってその連続回数を表すことができるので、より圧縮率を高める可能性が存在する。従って、呼出情報のビット列のビットが立っている割合によって、ランレングス符号による符号化の際の符号化のビット数を効率的に修正する処理により、特定の条件の下でさらに圧縮率を高める手法について説明する。
図7は、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を記録した符号化単位判定テーブルを示す図である。
この図において頻度(p)とは、「呼出情報において(ヘッダを除く)ビットが立っている数÷通信圏内の端末数」の算出式により得られる値である。つまりビットが立っている頻度である。例えば通信圏内の端末数が1000で呼出し対象の端末数が100で合った場合、呼出情報のビット列においてビットが立てられる数は100であるので、頻度pは0.1である。この符号化単位判定テーブルにおいては、通信圏内の端末2の総数におけるビットを立てる数の割合が少ない場合(ビットの立つ頻度が少ない場合)には呼出情報のビット列(ヘッダを除く)におけるランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位が大きい数で設定され、通信圏内の端末2の総数におけるビットを立てる数の割合が多い場合(ビットの立つ頻度が多い場合)には呼出情報のビット列(ヘッダを除く)におけるランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位が小さい数で設定されている。
この図において頻度(p)とは、「呼出情報において(ヘッダを除く)ビットが立っている数÷通信圏内の端末数」の算出式により得られる値である。つまりビットが立っている頻度である。例えば通信圏内の端末数が1000で呼出し対象の端末数が100で合った場合、呼出情報のビット列においてビットが立てられる数は100であるので、頻度pは0.1である。この符号化単位判定テーブルにおいては、通信圏内の端末2の総数におけるビットを立てる数の割合が少ない場合(ビットの立つ頻度が少ない場合)には呼出情報のビット列(ヘッダを除く)におけるランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位が大きい数で設定され、通信圏内の端末2の総数におけるビットを立てる数の割合が多い場合(ビットの立つ頻度が多い場合)には呼出情報のビット列(ヘッダを除く)におけるランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位が小さい数で設定されている。
そして符号化処理部15は、呼出情報において「ビットが立っている数(呼出し対象の端末数)÷呼出情報のビット列(ヘッダを除く)の数(通信圏内の端末数)」により頻度pを算出し、その頻度pに対応する、「ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位」を、符号化単位判定テーブルから読取る。そして符号化処理部15は、ランレングス符号化を行う際に、ランレングス符号化の処理ごとに、前記読取ったビット単位で出力する。
つまりビット列の0の連続する回数が例えば5である場合であって、前記読取ったビット単位が4である場合には、4ビットにより0の連続する回数の“5”を表して符号化する。またビット列の0の連続する回数が16である場合であって、前記読取ったビット単位が7である場合には、7ビットにより0の連続する回数の“16”を表して符号化する。またビット列の0の連続する回数が18である場合であって、前記読取ったビット単位が4である場合には、4ビットにより0の連続する回数の“18”を表すことは不可能であるので、0の連続する回数の“16”と0の連続する回数“2”の2回に分けて、前記読取ったビット単位の4ビットにより0の連続する回数の“16”と“2”を表して符号化する。
これにより、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を無駄のないように利用することができるので、ランレングス符号による圧縮をより効率的に行うことができる。なお符号化単位判定テーブルをデータベース18に記憶していないような場合においては、符号化処理部15が、符号化単位判定テーブルに記録されているビット単位の値を、このテーブルを作成した算出式と同様の算出式により算出して、特定するようにしても良い。また、符号化処理部15は、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を順に変えて呼出情報を符号化し、一番小さいデータ量となった符号化後の呼出情報を選択するようにしてもよい。
なお符号化処理部15は、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位の符号長をヘッダとして呼出情報に付加する処理を行う。図8は呼出情報に付加されるヘッダの情報を示す図である。この図が示すように呼出情報には、ビットが立てられたビット位置に対応する端末指定番号の端末が呼出し対象と非呼出し対象のどちらを示しているかの判定を行う呼出判定情報と、ランレングス符号化されたか否かを示す符号化判定情報と、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位の符号長を示す情報と、が付加される。
図9は、ランレングス符号化による圧縮率を表した図である。
図9が示すように、呼出情報を符号化しない場合を圧縮率1.0とすると、端末IDにより呼出情報を生成する従来の手法に比べて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を4ビットと固定した場合、頻度pが0.01を超えたあたりから圧縮率の効率が良くなることがわかる。またランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を7ビットと固定した場合、端末IDにより呼出情報を生成する従来の手法に比べて、どのような頻度の場合でも圧縮率の効率がよく、ビット単位を4ビットと固定した場合に比べて、頻度が0.01〜0.03程度の場合に圧縮率の効率が良くなることがわかる。また符号化単位判定テーブルなどを用いて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位変更した場合には、ビット単位を4ビットと固定した場合に比べて、頻度が0〜0.1程度の場合に圧縮率の効率が良くなることがわかる。従って頻度pに応じてランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を選択することで、より符号化後の呼出情報の圧縮率の効率が良くなる。
図9が示すように、呼出情報を符号化しない場合を圧縮率1.0とすると、端末IDにより呼出情報を生成する従来の手法に比べて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を4ビットと固定した場合、頻度pが0.01を超えたあたりから圧縮率の効率が良くなることがわかる。またランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を7ビットと固定した場合、端末IDにより呼出情報を生成する従来の手法に比べて、どのような頻度の場合でも圧縮率の効率がよく、ビット単位を4ビットと固定した場合に比べて、頻度が0.01〜0.03程度の場合に圧縮率の効率が良くなることがわかる。また符号化単位判定テーブルなどを用いて、ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位変更した場合には、ビット単位を4ビットと固定した場合に比べて、頻度が0〜0.1程度の場合に圧縮率の効率が良くなることがわかる。従って頻度pに応じてランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位を選択することで、より符号化後の呼出情報の圧縮率の効率が良くなる。
次に端末の処理について説明する。
上記処理により生成された呼出情報を端末呼出装置1が送信し、端末2が受信すると、端末2の復号化処理部23はまずヘッダの符号化判定情報を参照しランレングス符号化されているか否かを判定する。そしてランレングス符号化されている場合には、「ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位の符号長」から符号長を読取り、呼出情報(ヘッダ除く)の最初のビットから符号長で表される数で表される数“0”が連続し次に“1”となるビット列を生成する。そして、ヘッダに記録されている符号長ごとに同様にビット列を生成していきランレングス符号化された呼出情報を復号する。
上記処理により生成された呼出情報を端末呼出装置1が送信し、端末2が受信すると、端末2の復号化処理部23はまずヘッダの符号化判定情報を参照しランレングス符号化されているか否かを判定する。そしてランレングス符号化されている場合には、「ランレングス符号化の処理ごとに出力するビット単位の符号長」から符号長を読取り、呼出情報(ヘッダ除く)の最初のビットから符号長で表される数で表される数“0”が連続し次に“1”となるビット列を生成する。そして、ヘッダに記録されている符号長ごとに同様にビット列を生成していきランレングス符号化された呼出情報を復号する。
次に呼出判定部24は、予め端末呼出装置1から送信された端末指定番号を記憶部26から読取り、その端末指定番号のビット位置の値を、復号された呼出情報から読取る。また呼出判定部24は呼出情報のヘッダに記録された呼出判定情報の値を読取る。そして呼出判定部24は、呼出判定情報が“0”で、端末指定番号のビット位置の値が1の場合には自端末が呼出し対象であると判定し、また呼出判定情報が“0”で、端末指定番号のビット位置の値が0の場合には自端末が非呼出し対象であると判定する。また逆に、呼出判定部24は、呼出判定情報が“1”で、端末指定番号のビット位置の値が1の場合には自端末が非呼出し対象であると判定し、また呼出判定情報が“1”で、端末指定番号のビット位置の値が0の場合には自端末が呼出し対象であると判定する。
そして呼出判定部24が自端末が呼出し対象であると判定すると起動処理部25にその旨を通知し、起動処理部25が端末を自動起動する。そしてこれにより制御部22は、端末呼出装置1やその他の装置などと情報の送受信を開始する。
以上の処理により、例えば、端末2が通常は主要な機能部を電源断をしている場合などにおいて、呼出情報が自端末が呼出し対象であることを示している時、端末の自動起動などができる。これにより通常は電源断をしている端末などを所望の動作時のみに起動するといった処理を可能にし、所望の動作時以外は電源断をすることにより端末の電池の消耗期間を延ばすことができる。
なお上述の端末呼出装置、および端末は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・端末呼出装置
2・・・端末
11,21・・・通信処理部
12,22・・・制御部
13・・・端末番号指定部
14・・・呼出情報生成処理部
15・・・符号化処理部
16・・・呼出処理部
17・・・符号化ビット単位特定処理部
18・・・データベース
23・・・復号化処理部
24・・・呼出判定処理部
25・・・起動処理部
26・・・記憶部
2・・・端末
11,21・・・通信処理部
12,22・・・制御部
13・・・端末番号指定部
14・・・呼出情報生成処理部
15・・・符号化処理部
16・・・呼出処理部
17・・・符号化ビット単位特定処理部
18・・・データベース
23・・・復号化処理部
24・・・呼出判定処理部
25・・・起動処理部
26・・・記憶部
Claims (16)
- 端末の呼出しを行う端末呼出装置であって、
自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段と、
前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成手段と、
前記ビット列を符号化するビット列符号化手段と、
前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出手段と、
を備えることを特徴とする端末呼出装置。 - 前記呼出対象の端末と前記非呼出対象の端末の数を比較する端末数比較手段とを備え、
前記呼出端末指定ビット列生成手段は、
前記呼出対象の端末のグループと前記非呼出対象の端末のグループのうち、少ないグループに属する端末の前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の端末呼出装置。 - 前記ビット列符号化手段は、
ランレングス符号化の手法を用いて前記ビット列を符号化する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末呼出装置。 - 前記呼出手段は、
前記ビット列または、前記符号化されたビット列のうち、データ量が少ないビット列を前記端末へ送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の端末呼出装置。 - 前記ビット列生成手段は、
前記フラグが立てられたビットが、前記呼出対象の端末と前記非呼出対象の端末のどちらの端末を示すかを特定する呼出判定情報を付加する前記ビット列を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項4に記載の端末呼出装置。 - 前記呼出手段は、
前記ビット列または符号化されたビット列に、符号化されたか否かを示す符号化判定情報を付加する
ことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の端末呼出装置。 - 前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合が少ない場合には前記ビット列における前記ランレングス符号化を行うビット単位が大きい数で設定され、前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合が多い場合には前記ビット列における前記ランレングス符号化を行うビット単位が小さい数で設定された、符号化単位判定テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記端末の総数におけるビットを立てる数の割合を算出し、その算出結果の割合の値に対応付けられて前記符号化単位判定テーブルに設定されているビット単位を特定する符号化ビット単位特定手段と、
を備え、
前記ビット列符号化手段は、
前記特定した符号化ビット単位で前記ビット列を符号化する
ことを特徴とする請求項1から請求項6に記載の端末呼出装置。 - 前記端末の総数における前記ビットを立てる数の割合に応じて前記ランレングス符号化を行うビット単位を所定の算出式により算出する符号化ビット単位特定手段と、
を備え、
前記ビット列符号化手段は、
前記算出した符号化ビット単位で前記ビット列を符号化する
ことを特徴とする請求項1から請求項6に記載の端末呼出装置。 - 端末の呼出しを行う端末呼出装置における端末呼出方法であって、
端末情報記憶手段が自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、
呼出端末指定ビット列生成手段が、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成し、
ビット列符号化手段が、前記ビット列を符号化し、
呼出手段が、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す
ことを特徴とする端末呼出方法。 - 自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段を備え、端末の呼出しを行う
端末呼出装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成処理と、
前記ビット列を符号化するビット列符号化処理と、
前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 端末の呼出しを行う端末呼出装置と前記端末とを備えた端末呼出システムであって、
自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶する端末情報記憶手段と、
前記番号をその番号を割当てた前記端末へ送信する番号送信手段と、
前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成する呼出端末指定ビット列生成手段と、
前記ビット列を符号化するビット列符号化手段と、
前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出す呼出手段と、
を備え、
前記端末が、
前記番号を受信する番号受信手段と、
前記呼出情報が符号化されているか否かを判定する符号化判定手段と、
前記符号化されている場合には前記呼出情報を復号する復号手段と、
前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定手段と、
自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理手段と、
を備えることを特徴とする端末呼出システム。 - 端末の呼出しを行う端末呼出装置と前記端末とを備えた端末呼出システムにおける端末呼出検出方法であって、
端末呼出装置の端末情報記憶手段が、自装置と通信確立できる端末の総数と、各端末の前記総数の中の番号と、を記憶し、
端末呼出装置の番号送信手段が、前記番号をその番号を割当てた前記端末へ送信し、
端末呼出装置の呼出端末指定ビット列生成手段が、前記端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの前記番号に対応する位置のビットを立てたビット列を生成し、
端末呼出装置のビット列符号化手段が、前記ビット列を符号化し、
端末呼出装置の呼出手段が、前記ビット列または、前記符号化されたビット列の何れか一方を呼出情報として前記端末へ送信することにより、前記ビットが立てられた前記ビット列の位置に対応する端末を呼出し、
前記端末の番号受信手段が、前記番号を受信し、
前記端末の符号化判定手段が、前記呼出情報が符号化されているか否かを判定し、
前記端末の復号手段が、前記符号化されている場合には前記呼出情報を復号し、
前記端末の呼出判定手段が、前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定し、
前記端末の呼出時処理手段が、自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う、
ことを特徴とする端末呼出検出方法。 - 端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信する番号受信手段と、
前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信する番号受信手段と、
前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定手段と、
自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理手段と、
を備えることを特徴とする呼出対象端末。 - 端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信し、
前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信し、
前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定し、
自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う
ことを特徴とする呼出検出方法。 - 呼出対象端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、
端末呼出装置と通信できる端末の総数のうちの割当てられた番号を受信する番号受信処理と、
前記端末呼出装置と通信できる端末の総数のビット列であって、当該ビット列において前記通信確立できる端末のうち呼出し対象の端末または非呼出し対象の端末の何れかの番号に対応する位置のビットを立てたビット列を、呼出情報として前記端末呼出装置より受信する番号受信処理と、
前記呼出情報において前記番号に対応するビット位置のビットが立っているか否かに基づいて、自端末が呼出し対象か否かを判定する呼出判定処理と、
自端末が呼出し対象である場合に、予め設定された所定の処理を行う呼出時処理処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項10または請求項15に記載のプログラムを記憶する記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005227625A JP2007043601A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 端末呼出装置、端末呼出方法、端末呼出システム、端末呼出検出方法、呼出対象端末、呼出検出方法およびプログラムならびに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014522214A (ja) * | 2011-08-12 | 2014-08-28 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 低減されたオーバヘッド・ページングためのデバイス |
US9137778B2 (en) | 2011-12-05 | 2015-09-15 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods for low overhead paging |
US9560632B2 (en) | 2011-08-12 | 2017-01-31 | Qualcomm Incorporated | Devices for title of invention reduced overhead paging |
-
2005
- 2005-08-05 JP JP2005227625A patent/JP2007043601A/ja active Pending
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