JP2007043477A - 情報処理装置、バックアップ補助装置及びバックアップ補助システム - Google Patents

情報処理装置、バックアップ補助装置及びバックアップ補助システム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置及びバックアップ補助装置を接続してバックアップ補助システムを構成し、バックアップ補助装置側の操作を必要とせず誤操作の可能性が少ないデータのバックアップを可能にする。
【解決手段】 情報処理装置はバックアップ補助装置との間の接続を確立し(ステップ“S4”の“YES”)、パスワードの一致を確認して(ステップ“S10”の“YES”)バックアップ補助装置が記憶するデータの履歴情報(番号jが付されている。)の送信を要求する(ステップ“S11”)。情報処理装置は受信した履歴情報(j)を情報処理装置の記憶するデータの履歴情報(番号kが付されている。)と比較し、j≦kならば(ステップ“S14”の“YES”)バックアップが必要と判断して、バックアップ補助装置に対してバックアップ実行の指示とデータを送信する(ステップ“S15”、“S16”)。
【選択図】 図2

Description

本発明は情報処理装置、バックアップ補助装置及びバックアップ補助システムに係り、特に都度データを更新して利用する情報処理装置とそのバックアップ補助装置及びバックアップ補助システムに関する。
情報処理装置の万一の故障に備え、その記憶したデータを外部メモリにバックアップとして保存することが一般に行われる。バックアップ用の媒体としては、ハードディスク、コンパクトディスク、ICメモリ等が用いられている。また携帯電話機の場合には、充電器に内蔵したバックアップ用のメモリを用いることができ、そのための技術が知られている(例えば特許文献1乃至特許文献3参照。)。
上記の特許文献1に開示された技術は、携帯電話機用の充電器にバックアップ用のメモリ及び制御・操作機能を持たせて、携帯電話機を充電器に装着すると携帯電話機の記憶するデータを自動的にバックアップするというものである。また何らかの操作により、バックアップされたデータを携帯電話機に再書き込み(フィードバック又はリストア)するという技術も開示されている。
上記の特許文献2に開示された技術は、携帯電話機用の充電器にバックアップ用のメモリ及び制御・操作機能を持たせて、携帯電話機を充電器に装着して充電器を操作することにより携帯電話機のデータのバックアップ又はリストアを行うというものである。
上記の特許文献3に開示された技術は、携帯電話機用の充電器にバックアップ用のメモリ及び制御・操作機能を持たせて、携帯電話機を充電器に装着して充電器を操作することにより携帯電話機のデータのバックアップ又はリストアを行うと共に、バックアップ又はリストアの実行中には通信機能を停止させるというものである。
特開2001−285451号公報(第2、6、7ページ、図2) 特開2004−147496号公報(第2、4ページ、図3) 特開2004−235985号公報(第2、6ページ、図1)
上記の特許文献1に開示された従来技術によれば、充電器に携帯電話機を装着すると自動的にバックアップが開始されるため、必要のないバックアップが行われる可能性がある。また、リストアを行うためには充電器に設けた操作部位を操作する必要がある。一方、上記の特許文献2又は特許文献3に開示された従来技術によれば、バックアップ又はリストアを行うためには充電器に設けた操作部位を操作する必要がある。
携帯電話機やその他の情報処理装置は世代や職業を問わず広く普及しているから、利用者の操作への習熟度には大きな幅がある。また充電器が通常置かれる電源コンセントの近傍は、一般のオフィスや家庭において整理整頓の行き届いた環境であることを必ずしも期待できない場合がある。したがって、充電器に設けた操作部位を操作する必要がある従来技術の構成では、誤操作を招く可能性が否定できない。データのバックアップやリストアにおける誤操作は、データの内容によっては深刻な結果を生じるおそれがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、誤操作のおそれが少ないデータのバックアップ又はリストアの実行を可能にする情報処理装置、バックアップ補助装置及びバックアップ補助システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができるバックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、バックアップの実行条件が満たされ、かつ、前記第2の履歴情報が前記第1の履歴情報よりも新しいと判断したとき、前記第2の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記バックアップ補助装置の記憶するデータの書き換えを指示する信号と共に前記バックアップ補助装置に対して送信し、かつ、更新された前記第2の履歴情報を更新することができる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のバックアップ補助装置は、情報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記記憶手段の記憶するデータの書き換えを指示する信号と第2の履歴情報が付されたデータとを受信したとき、前記記憶手段の記憶するデータを前記第2の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第1の履歴情報を更新された前記第2の履歴情報により置き換えることができる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のバックアップ補助システムは、情報処理装置とバックアップ補助装置とを含むバックアップ補助システムにおいて、前記バックアップ補助装置は、前記情報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第1の接続手段と、第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第1の記憶手段と、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記記憶手段の記憶するデータの書き換えを指示する信号と第2の履歴情報が付されたデータとを受信したとき、前記記憶手段の記憶するデータを前記第2の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第1の履歴情報を更新された前記第2の履歴情報により置き換えることができる第1の制御手段とを備え、前記情報処理装置は、前記バックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第2の接続手段と、前記第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第2の記憶手段と、バックアップの実行条件が満たされ、かつ、前記第2の履歴情報が前記第1の履歴情報よりも新しいと判断したとき、前記第2の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記バックアップ補助装置の記憶するデータの書き換えを指示する信号と共に前記バックアップ補助装置に対して送信し、かつ、前記第2の履歴情報を更新することができる第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置とバックアップ補助装置がそれぞれ記憶するデータの履歴情報を比較してバックアップ又はリストアの実行を制御することにより、誤操作のおそれを少なくすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施例1を説明する。実施例1における情報処理装置は携帯電話機、バックアップ補助装置は充電器であると仮定する。図1は、当該携帯電話機、充電器及びこれらを含んで構成されるバックアップ補助システム1のブロック図である。図中の10は充電器、20は携帯電話機である。
充電器10は、電源プラグ11に接続された充電部12を備える。充電器10と携帯電話機20とが接続されたとき、充電部12から充電端子(B)13を介して携帯電話機20に対して充電電流が供給される。充電器10は、少なくとも制御部(B)14及びメモリ(B)15を備える。制御部(B)14はデータ端子(B)16を介して携帯電話機20からバックアップのためのデータを受信してメモリ(B)15に書き込むことができる。制御部(B)14には、充電器10の固有の識別情報であるパスワードを設定することができる。
携帯電話機20は、バッテリー22を備える。充電器10と携帯電話機20とが接続されたとき、充電器10から充電端子(P)23を介してバッテリー22に対して充電電流が供給される。携帯電話機20は、制御部(P)24及びメモリ(P)25を備える。
制御部(P)24には、バックアップ実行条件を設定することができる。この設定は予め行われていてもよく、又は次に説明する操作部27における操作により行われるとしてもよい。実施例1においては、充電器10と携帯電話機20とが接続されることがバックアップ実行条件であるものとして説明する。メモリ(P)25には、バックアップのためのデータ及びその履歴情報が記憶される。制御部(P)24には、充電器10の固有の識別情報であるパスワードを設定することができる。
充電器10と携帯電話機20とが接続されることによりバックアップ実行条件が満たされたとき、制御部(P)24はメモリ(P)25からバックアップのためのデータを読み出して、データ端子(P)26を介して充電器10に送信することができる。携帯電話機20は、図示しない操作キー等から構成される操作部27を備える。携帯電話機20は、図示しないアンテナ及び送受信部等から構成される通信部28を備えており、これらを通じて音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信を行うことができる。携帯電話機20は、上述した以外に図示しない表示部等の構成を備えていてもよい。バッテリー22、メモリ(P)25、操作部27及び通信部28は、図示したようにそれぞれ制御部(P)24に接続されて制御又は監視される。上述した携帯電話機20の各構成に対してバッテリー22から電源が供給されるが、図の煩雑を避けるためその図示を省略する。
図2を参照して、制御部(P)24の実行する処理について説明する。図2は、当該処理のフローチャートである。処理開始前の前提条件として、それまでに実行されたバックアップの結果、メモリ(B)15に記憶されたデータの履歴情報が値jをとるものとする(履歴情報(j)と表す。)。同様にして、メモリ(P)25に記憶されたデータの履歴情報が値kをとるものとする(履歴情報(k)と表す。)。
履歴情報(j)及び履歴情報(k)は初期値を0とする(携帯電話機20のシステム初期状態を意味する。)整数であって、バックアップが実行される度にその値が1ずつ増加する(これを、更新されるという。)。例えば、最初にバックアップを実行した後ではそれらの値が共に1になる。2度目にバックアップを実行した後ではそれらの値が共に2になる。このように携帯電話機20が充電器10に対してのみバックアップを繰り返す限り、履歴情報(j)及び履歴情報(k)はバックアップの度に1ずつ増加して更新され、常に同じ値をとる。
携帯電話機20が充電器10以外のバックアップ補助装置に対してバックアップを実行した場合には、j<kとなる。一方、携帯電話機20のシステムが初期化された後では、j>kとなる場合がある。
処理を開始すると(”START”)、制御部(P)24は上述したように充電器10と携帯電話機20が接続されることをバックアップ(図中では“BU”と略す。)実行条件として設定する(ステップ“S0”)。なお、既に当該バックアップ実行条件が設定済みである場合には、ステップ“S0”を省略してもよい。
制御部(P)24は、設定したバックアップ実行条件が満たされて(上述した設定によれば、充電器10と携帯電話機20が接続されて)いるか否かを判断する。そのためには、例えば制御部(P)24からデータ端子(P)26の2の端子にそれぞれ接続された往復2線がデータ端子(B)16の相互に短絡された2の端子とそれぞれ接続されることによって短絡されたことを確認するという方法が考えられるが、これに限るものではない。
バックアップ実行条件が満たされていると判断すれば(ステップ“S1”の“YES”)、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能(音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信)を一時的に停止させる(ステップ“S2”)。バックアップ実行条件が満たされていると判断できないときは(ステップ”S1”の“NO”)、制御部(P)24は処理を進めることなく待機する。
通信を一時停止させた後、制御部(P)24は充電器10の制御部(B)14に対して、バックアップに要するデータ通信の接続を要求する信号を送る(ステップ“S3”)。当該接続要求(“BU接続要求”)の送信は、制御部(P)24が自動的に行うものとしてもよく、また操作部27における所定の操作を受けて行うものとしてもよい。制御部(P)24が制御部(B)14から当該接続の承諾を表す応答信号(“BU接続承諾”という。)を一定の時間内に受信したとき、当該接続が確立される(ステップ“S4”の“YES”)。
制御部(P)24が“BU接続要求”を送信した後一定の時間が経過しても制御部(B)14から“BU接続承諾”を受信しないとき(ステップ“S4”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S5”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S20”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S5”の“NO”)、制御部(P)24は“BU接続承諾”の受信を待つ。
データ通信の接続が確立されると、制御部(P)24は操作部27の操作等により入力された充電器10のパスワード(図中では“PW”と略す。)を設定すると共に、制御部(B)14に当該パスワード及びその設定の指示を送信して設定させる(ステップ“S6”)。
なお、既に当該パスワードが制御部(P)24及び制御部(B)14にそれぞれ設定済みである場合には、ステップ“S6”を省略してもよい。また、バックアップ実行条件の設定前にパスワードを設定してもよい(その場合、ステップ“S0”の前にステップ“S4”、“S6”及び後述の“S19”に相当する処理を実行する)。
制御部(P)24は、制御部(B)14に対して設定されたパスワードの送信を要求する信号を送る(ステップ“S7”)。制御部(P)24が制御部(B)14からパスワードを一定の時間内に受信したとき(ステップ“S8”の“YES”)、受信したパスワードを制御部(P)24に記憶されたパスワードと比較する処理に移行する。
制御部(P)24が上記のパスワードの送信を要求する信号を送った後一定の時間が経過しても制御部(B)14からパスワードを受信しないとき(ステップ“S8”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S9”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S19”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S9”の“NO”)、制御部(P)24はパスワードの受信を待つ。
制御部(P)24は制御部(B)14に設定されたパスワードを受信すると、制御部(P)24に設定されたパスワードと比較する。パスワードが一致すれば(ステップ“S10”の“YES”)、制御部(P)24は制御部(B)14に対して履歴情報(j)の送信を要求する処理に移行する(ステップ“S11”)。パスワードが一致しなければ(ステップ“S10”の“NO”)、制御部(P)24はバックアップを実行せずに後述するステップ“S19”の処理に移行する。
制御部(P)24が制御部(B)14に対して履歴情報(j)の送信を要求する信号を送り(ステップ“S11”)、制御部(P)24が制御部(B)14から履歴情報(j)を一定の時間内に受信したとき(ステップ“S12”の“YES”)、履歴情報(j)と履歴情報(k)を比較する処理に移行する。
制御部(P)24が上記の履歴情報(j)の送信を要求する信号を送った後一定の時間が経過しても制御部(B)14から履歴情報(j)を受信しないとき(ステップ“S12”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S13”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S19”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S13”の“NO”)、制御部(P)24は履歴情報(j)の受信を待つ。
制御部(P)24は履歴情報(j)を受信すると、メモリ(P)25に記憶されたデータの履歴情報(k)との間で値の大小を比較する。j<kならば、履歴情報(k)が履歴情報(j)より新しいので携帯電話機20が充電器10以外のバックアップ補助装置に対してバックアップを実行したことを表し、充電器10に対しても改めてバックアップの実行が適切であると判断される。j=kならば携帯電話機20と充電器10のバックアップ履歴は一致しているが、携帯電話機10のデータが前回のバックアップ以降に更新された可能性を考慮するとやはりバックアップの実行が適切であると判断される。
以上のことから、制御部(P)24はj≦kのとき(ステップ“S14”の“YES”)バックアップの実行を開始する。すなわち、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップの実行を指示する信号を送信し(ステップ“S15”)、続いてメモリ(P)25から読み出したデータ及び履歴情報(k)を送信する(ステップ“S16”)。
制御部(P)24は、制御部(B)14からバックアップの終了を通知する信号を受信したとき(ステップ“S17”の“YES”)、履歴情報(j)の値を1増加し(ステップ“S18”)、制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S19”)。制御部(P)24は、上記のバックアップ終了通知を受信するまで処理を進めず待機する(ステップ“S17”の“NO”)。バックアップ終了通知の受信後、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能(音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信)を再開させる(ステップ“S20”)。
ステップ“S14”においてj>kであったときは、バックアップの実行は不適切と判断されるから、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S19”)。
ステップ“S5”において制御部(P)24が制御部(B)14から“BU接続承諾”を受信しないままタイムアウトを判定したとき(ステップ“S5”の“YES”)、バックアップを実行することはできないから、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能を再開させる(ステップ“S20”)。
図2に表された処理のフローが制御部(P)24によって実行される間の制御部(B)14による処理のフローを、図3を参照して説明する。図3は、制御部(B)14による処理のフローチャートである。図2のステップ“S3”が、処理の開始(”START”)に相当する。
制御部(B)14は制御部(P)24から“BU接続要求”を受信して(ステップ“S31”の“YES”)、制御部(P)24に対して“BU接続承諾”を送信する(ステップ“S32”)。制御部(B)14は、“BU接続要求”を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S31”の“NO”)。
図1のステップ“S4”の“YES”において“BU接続”が確立されると、制御部(B)14は制御部(P)24からパスワード及びその設定の指示を受信して(ステップ“S33”の“YES”)、当該パスワードを設定する(ステップ“S34”)。制御部(B)14は、パスワード及びその設定の指示を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S33”の“NO”)。
なお、既に当該パスワードが制御部(B)14に設定済みである場合には、ステップ“S33”及び“S34”を省略してもよい。また、図2を参照して説明したようにバックアップ実行条件の設定前にパスワードが設定される場合には、その設定後いったん“BU接続”が開放された後、改めて“BU接続”が確立される(その場合、ステップ“S34”と“S35”の間で後述のステップ“S43”並びに“S31”及び“S32” に相当する処理を実行する。)。
制御部(B)14は制御部(P)24からパスワードの送信要求を受信して(ステップ“S35”の“YES”)、制御部(P)24に対して設定されたパスワードを送信する(ステップ“S36”)。制御部(B)14は、パスワードの送信要求を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S35”の“NO”)。
制御部(P)24に対して送信したパスワードの一致が確認されると、制御部(B)14は制御部(P)24からの履歴情報(j)の送信要求を受信して(ステップ“S37” の“YES”)、制御部(P)24に対して履歴情報(j)を送信する(ステップ“S38”)。制御部(B)14は、履歴情報(j)の送信要求を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S37”の“NO”)。
次に制御部(B)14は、制御部(P)24が図2のステップ“S15”において送信するバックアップ指示の信号(“BU指示”)を受信するまで待機し(ステップ“S39”の“NO”)、当該信号を受信すると(ステップ“S39”の“YES”)、制御部(P)24から送信されるデータ及び履歴情報(k)を受信して当該データによりメモリ(B)15の内容を書き換える(ステップ“S40”)。制御部(B)14は、上記の書き換えが終了するまでデータの書き換えを継続する(ステップ“S41”の“NO”)。
制御部(B)14は、上記の受信したデータによるメモリ(B)15の書き換えが終了すると(ステップ“S41”の“YES”)、従来記憶していたデータの履歴情報(j)を、制御部(P)24から受信したデータの履歴情報(k)の更新された値(k+1)により置き換えると共に、制御部(P)24に対してバックアップ終了通知を送信する(ステップ“S42”)。
制御部(B)14は、制御部(P)24が図2のステップ“S19” において送信するバックアップのための接続を開放する信号を受信して(ステップ“S43”の“YES”)、処理を終了する(“END”)。制御部(B)14は、当該信号を受信しない間は処理を終了せず待機する(ステップ“S43”の“NO”)。
以上の制御部(P)24と制御部(B)14との間の信号の授受について、図4を参照して説明する。図4は制御部(P)24及び制御部(B)14間の信号フロー図であり、図2のステップ“S3”及び図3のステップ“S31”の“YES”以降の信号の授受を縦方向の時間の経過と共に表している。これらのステップ又はその分岐を表す符号(例えばステップ“S31”の“YES”を“S31−Y”と表す。)を、携帯電話機20(制御部(P)24)及び充電器10(制御部(B)14)のそれぞれの側に表している。
図4において、初めに制御部(P)24から制御部(B)14に対して“BU接続要求”を送信し(ステップ“S3”から“S31−Y”へ)、“BU接続承諾”が返信される(ステップ“S32”から“S4−Y”へ)。次に、制御部(P)24から制御部(B)14に対してパスワードの設定指示を送信する(ステップ“S6”から“S33−Y”へ)。
なお図2及び図3を参照して説明したように、既に当該パスワードが制御部(P)24及び制御部(B)14にそれぞれ設定済みである場合にはパスワードの設定指示送信を省略してもよい。またバックアップ実行条件の設定前にパスワードが設定される場合には、パスワードの設定指示送信の後いったん“BU接続”が開放され、さらにその後改めて“BU接続”が確立される。
続いて、制御部(P)24から制御部(B)14に対してパスワードの要求信号を送信する(ステップ“S7”から“S35−Y”へ)。制御部(B)14は、制御部(P)24に対して先に設定されたパスワードを返信する(ステップ“S36”から“S8−Y”へ)。
次に制御部(P)24から制御部(B)14に対して履歴情報(j)の要求信号を送信し(ステップ“S11”から“S37−Y”へ)、履歴情報(j)が返信される(ステップ“S38”から“S12−Y”へ)。
制御部(P)24は“BU指示”を制御部(B)14に対して送信し(ステップ“S15”から“S39−Y”へ)、続いてメモリ(P)25から読み出したデータ及び履歴情報(k)を送信すると、制御部(B)14は当該データを受信してメモリ(B)15の内容を書き換える(ステップ“S16”から“S40”へ)。制御部(B)14から制御部(P)24に対してバックアップの終了を通知する信号を送信すると(ステップ“S42”から“S17−Y”へ)、制御部(P)24から制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S19”から“S43−Y”へ)。
以上の説明では、充電器10と携帯電話機20とが接続されることによりバックアップ実行条件が満たされるものとした。バックアップ実行条件はこれに限らず、例えば操作部27に含まれる操作キーのいずれかが操作されること、携帯電話機20の内蔵する時計(図1には示さず。)が予め設定された時刻を指示すること、又はバッテリー22の充電が完了することとしてもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。その場合図2のステップ”S1”においては、制御部(P)24がそれらの設定された条件について状態を監視する必要がある。
携帯電話機20と充電器10の間で、パスワードの設定及びパスワード一致の確認を省くこともできる。その場合には、図2においてステップ“S6”乃至“S10”が省略され、“BU接続”が確立されると(ステップ“S4”の“YES”)履歴情報(j)の要求(ステップ“S11”)へ移行する。図3においても、対応するステップ“S33”乃至“S36”が省略される。図4においても、対応する“PW設定指示”、“PW要求”及び“PW送信”のフローが省略される。
充電器10の固有の識別情報としてはパスワードに限らず、各種の音声又は画像の情報を用いてもよい。当該固有の識別情報は、充電器10及び携帯電話機20に初めから設定されており、設定のための送受信を必要としないものとしてもよい。実施例1において説明した識別情報の一致の条件は、バックアップ実行条件の1に含まれると解してもよい。
本発明の実施例1によれば、情報処理装置のデータとバックアップ補助装置のデータのそれまでのバックアップに関する履歴情報を比較することにより、バックアップ補助装置を操作しなくても自動的かつ適切にバックアップを実行することができる。
以下、図5乃至図7を参照して、本発明の実施例2を説明する。実施例2に係るバックアップ補助システムは、実施例1に係るバックアップ補助システム1と同一であって、充電器10及び携帯電話機20を含んで構成されるものとする。
なお実施例2においては、携帯電話機20の制御部(P)24にリストア実行条件を設定することができる。この設定は予め行われていてもよく、又は操作部27における操作により行われるとしてもよい。充電器10と携帯電話機20とが接続されることがリストア実行条件であるものとして説明する。
図5を参照して、制御部(P)24の実行する処理について説明する。図5は、当該処理のフローチャートである。実施例1と同様にして、メモリ(B)15に記憶されたデータは履歴情報(j)を、メモリ(P)25に記憶されたデータは履歴情報(k)をそれぞれ有するものとする。
処理を開始すると(”START”)、制御部(P)24は上述したように充電器10と携帯電話機20が接続されることをリストア(図中では“RS”と略す。)実行条件として設定する(ステップ“S50”)。なお、既に当該リストア実行条件が設定済みである場合には、ステップ“S50”を省略してもよい。
制御部(P)24は、設定したリストア実行条件が満たされて(上述した設定によれば、充電器10と携帯電話機20が接続されて)いるか否かを判断する。この判断は、例えば実施例1において説明したバックアップ実行条件の判断と同様の方法によって行うことができる。
リストア実行条件が満たされていると判断すれば(ステップ“S51”の“YES”)、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能(音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信)を一時的に停止させる(ステップ“S52”)。リストア実行条件が満たされていると判断できないときは(ステップ”S51”の“NO”)、制御部(P)24は処理を進めることなく待機する。
通信を一時停止させた後、制御部(P)24は充電器10の制御部(B)14に対して、リストアに要するデータ通信の接続を要求する信号を送る(ステップ“S53”)。当該データ通信の接続は、実施例1で説明したバックアップに要するデータ通信の接続と同じであるから、図5では同じ用語(“BU接続”)で表している。ステップ“S53”乃至“S63”の処理は、図2のステップ“S3”乃至“S13”の処理と同じであるから、説明を省略する。
パスワードの設定の有無又はリストア実行条件設定前のパスワード設定の可能性についても、図2を参照して説明したパスワードの設定の有無又はバックアップ実行条件設定前のパスワード設定の可能性と同様であるから、説明を省略する。
制御部(P)24は履歴情報(j)を受信すると(ステップ“S62”の“YES”)、メモリ(P)25に記憶されたデータの履歴情報(k)との間で値の大小を比較する。j>kならば、履歴情報(k)が履歴情報(j)より古いので携帯電話機20が前回のバックアップ以後初期化された可能性があることを表し、リストアの実行が適切であると判断される。j≦kならば携帯電話機20と充電器10のバックアップ履歴は一致しているか又は履歴情報(k)の方が新しいから、リストアの実行は不適切であると判断される。
その場合、制御部(P)24は表示部に警告表示を行い(ステップ“S65”)操作部27におけるリストア実行の操作を待つ(ステップ“S66”)。リストアは携帯電話機20側のデータを書き換える操作であるため、バックアップより慎重な判断が求められるからである。
制御部(P)24は、操作部27においてリストアの実行を指示する操作がされると(ステップ“S66”の“DO”)、リストアの実行を指示する信号を制御部(B)14に対して送信する(ステップ“S67”)。制御部(P)24は、ステップ“S66”において何も操作がされない間は(ステップ“S66”の“NO”)処理を進めず待機する。制御部(P)24は、リストアの実行指示に対応して制御部(B)14がメモリ(B)15から読み出して送信するデータ及び履歴情報(j)を受信して、メモリ(P)25の内容を書き換える(ステップ“S68”)。制御部(P)24は、上記の書き換えが終了するまでデータの書き換えを継続する(ステップ“S69”の“NO”)。
制御部(P)24は、上述したメモリ(P)25の書き換えが終了すると(ステップ“S69”の“YES”)、従来記憶していたデータの履歴情報(k)を、制御部(B)14から受信したデータの履歴情報(j)により置き換え、リストア終了の通知を制御部(B)14に対して送信する(ステップ“S70”)。その後、制御部(P)24は制御部(B)14に対してデータ通信の接続を開放する信号を送信する(ステップ“S71”)。
ステップ“S64”においてj≦kのとき(ステップ“S64”の“NO”)、又はステップ“S66”においてリストアを実行しない旨の操作がされたとき(ステップ“S66”の“UNDO”)、制御部(P)24は制御部(B)14に対してデータ通信の接続を開放する信号を送信する(ステップ“S72”)。
図5に表された処理のフローが制御部(P)24によって実行される間の制御部(B)14による処理のフローを、図6を参照して説明する。図6は、制御部(B)14による処理のフローチャートである。図5のステップ“S53”が、処理の開始(”START”)に相当する。その後ステップ“S81”乃至“S88”の処理は、図3のステップ“S31”乃至“S38”の処理と同じであるから、説明を省略する。
制御部(B)14は制御部(P)24からリストアを指示する信号を受信して(ステップ“S89”の“YES”)、メモリ(B)15からデータを読み出して、履歴情報(j)と共に制御部(P)24に対して送信する(ステップ“S90”)。その後、制御部(P)24からリストア終了の通知を受信するまで待機する(ステップ“S91”の“NO”)。制御部(B)14は、当該通知を受信すると(ステップ“S91”の“YES”)制御部(P)24からデータ通信の接続を開放する信号を受信するまで待機し(ステップ“S92”の“NO”)、当該信号を受信すると(ステップ“S92”の“YES”)処理を終了する(“END”)。
実施例2における制御部(P)24と制御部(B)14との間の信号の授受について、図7を参照して説明する。図7は制御部(P)24及び制御部(B)14間のリストア実行時の信号フロー図であり、図5のステップ“S53”及び図6のステップ“S81”の“YES”以降の信号の授受を縦方向の時間の経過と共に表し、かつ、これらのステップ又はその分岐を表す符号を、図4と同様に表している。
図7の最初のフローに始まって、制御部(B)14から制御部(P)24への履歴情報(j)の送信「ステップ“S88”から“S62−Y”へ」までの信号フローは、図4において対応する「ステップ“S38”から“S12−Y”へ」までの信号フローと同様であるから、説明を省略する。
制御部(P)24から制御部(B)14に対してリストアを指示する信号を送信すると(ステップ“S67”から“S89−Y”へ)、制御部(B)14は制御部(P)24に対してメモリ(B)15から読み出したデータ及び履歴情報(j)を送信する(ステップ“S90”から“S68”へ)。制御部(P)24はリストアを終了すると制御部(B)14に対してリストア終了の通知を送信し(ステップ“S70”から“S91−Y”へ)、さらにデータ通信のための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S71”から“S92−Y”へ)。
以上の説明では、充電器10と携帯電話機20とが接続されることによりリストア実行条件が満たされるものとしたが、リストア実行条件はこれに限るものではない。その場合図5のステップ”S51”においては、制御部(P)24がそれらの設定された条件について状態を監視する必要がある。
携帯電話機20と充電器10の間で、パスワードの設定及びパスワード一致の確認を省くこともできる。その場合には、図5においてステップ“S56”乃至“S60”が省略され、“BU接続”が確立されると(ステップ“S54”の“YES”)履歴情報(j)の要求(ステップ“S61”)へ移行する。図6においても、対応するステップ“S83”乃至“S86”が省略される。図7においても、対応する“PW設定指示”、“PW要求”及び“PW送信”のフローが省略される。
充電器10の固有の識別情報としてはパスワードに限らず、各種の音声又は画像の情報を用いてもよい。当該固有の識別情報は、充電器10及び携帯電話機20に初めから設定されており、設定のための送受信を必要としないものとしてもよい。実施例2において説明した識別情報の一致の条件は、バックアップ実行条件の1に含まれると解してもよい。
本発明の実施例2によれば、情報処理装置のデータとバックアップ補助装置のデータのそれまでのバックアップに関する履歴情報を比較することにより、バックアップ補助装置を操作しなくても適切にリストアを実行することができる。
以下、図8乃至図10を参照して、本発明の実施例3を説明する。実施例3に係るバックアップ補助システムは、実施例1に係るバックアップ補助システム1と同一であって、充電器10及び携帯電話機20を含んで構成されるものとする。実施例1と同様に、充電器10と携帯電話機20とが接続されることがバックアップ実行条件であるものとする。
図8を参照して、制御部(P)24の実行する処理について説明する。図8は、当該処理のフローチャートである。処理開始前の前提条件として、それまでに実行されたメモリ(P)25におけるデータの更新及びバックアップの結果、メモリ(B)15に記憶されたデータの履歴情報が値mをとるものとする(履歴情報(m)と表す。)。同様にして、メモリ(P)25に記憶されたデータの履歴情報が値nをとるものとする(履歴情報(n)と表す。)。ここでnは日時が新しいほど大きな値になるように定式化された数であって最後に更新された日時に対応し、mは最後にバックアップが実行されたときのnに等しいとする。
処理を開始すると(”START”)、制御部(P)24は上述したように充電器10と携帯電話機20とが接続されることをバックアップ(図中では“BU”と略す。)実行条件として設定する(ステップ“S100”)。なお、既に当該バックアップ実行条件が設定済みである場合には、ステップ“S100”を省略してもよい。
制御部(P)24は、設定したバックアップ実行条件が満たされて(上述した設定によれば、充電器10と携帯電話機20が接続されて)いるか否かを判断する。そのためには、例えば制御部(P)24からデータ端子(P)26の2の端子にそれぞれ接続された往復2線がデータ端子(B)16の相互に短絡された2の端子とそれぞれ接続されることによって短絡されたことを確認するという方法が考えられるが、これに限るものではない。
バックアップ実行条件が満たされていると判断すれば(ステップ“S101”の“YES”)、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能(音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信)を一時的に停止させる(ステップ“S102”)。バックアップ実行条件が満たされていると判断できないときは(ステップ”S101”の“NO”)、制御部(P)24は処理を進めることなく待機する。
通信を一時停止させた後、制御部(P)24は充電器10の制御部(B)14に対して、バックアップに要するデータ通信の接続を要求する信号を送る(ステップ“S103”)。当該接続要求(“BU接続要求”)の送信は、制御部(P)24が自動的に行うものとしてもよく、また操作部27における所定の操作を受けて行うものとしてもよい。制御部(P)24が制御部(B)14から当該接続の承諾を表す応答信号(“BU接続承諾”という。)を一定の時間内に受信したとき、当該接続が確立される(ステップ“S104”の“YES”)。
制御部(P)24が“BU接続要求”を送信した後一定の時間が経過しても制御部(B)14から“BU接続承諾”を受信しないとき(ステップ“S104”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S105”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S114”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S105”の“NO”)、制御部(P)24は“BU接続承諾”の受信を待つ。
上記のデータ通信の接続が確立されると、制御部(P)24は制御部(B)14に対して履歴情報(m)の送信を要求する信号を送る(ステップ“S106”)。制御部(P)24が制御部(B)14から履歴情報(m)を一定の時間内に受信したとき(ステップ“S107”の“YES”)、履歴情報(m)と履歴情報(n)を比較する処理に移行する。
制御部(P)24が上記の履歴情報(m)の送信を要求する信号を送った後一定の時間が経過しても制御部(B)14から履歴情報(m)を受信しないとき(ステップ“S107”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S108”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S113”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S108”の“NO”)、制御部(P)24は履歴情報(m)の受信を待つ。
制御部(P)24は履歴情報(m)を受信すると、メモリ(P)25に記憶されたデータの履歴情報(n)との間で値の大小を比較する。m<nならば、履歴情報(n)が履歴情報(m)より新しく、前回のバックアップ以降にメモリ(P)25に記憶されたデータが更新されたことを表し、バックアップの実行が適切であると判断される。m=nならば、履歴情報(m)と履歴情報(n)とが等しいので、メモリ(B)15に記憶されたデータとメモリ(P)25に記憶されたデータも等しく、バックアップを実行してもしなくてもよいと判断される。
以上のことから、制御部(P)24はm≦nのとき(ステップ“S109”の“YES”)バックアップの実行を開始する。すなわち、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップの実行を指示する信号を送信し(ステップ“S110”)、続いてメモリ(P)25から読み出したデータ及び履歴情報(n)を送信する(ステップ“S111”)。
制御部(P)24は、制御部(B)14からバックアップの終了を通知する信号を受信したとき(ステップ“S112”の“YES”)、制御部(B)14に対して、バックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S113”)。制御部(P)24は、上記のバックアップ終了通知を受信するまで処理を進めず待機する(ステップ“S112”の“NO”)。バックアップ終了通知の受信後、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能(音声呼の発着信と通話又は電子メールの発着信)を再開させる(ステップ“S114”)。
ステップ“S108”において制御部(P)24が制御部(B)14から履歴情報(m)を受信しないままタイムアウトを判定したとき(ステップ“S108”の“YES”)、又はステップ“S109”においてm>nであったときは、バックアップの実行は不適切と判断されるから、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S113”)。
ステップ“S105”において制御部(P)24が制御部(B)14から“BU接続承諾”を受信しないままタイムアウトを判定したとき(ステップ“S105”の“YES”)、バックアップを実行することはできないから、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能を再開させる(ステップ“S114”)。
図8に表された処理のフローが制御部(P)24によって実行される間の制御部(B)14による処理のフローを、図9を参照して説明する。図9は、制御部(B)14による処理のフローチャートである。図8のステップ“S103”が、処理の開始(”START”)に相当する。制御部(B)14は制御部(P)24から“BU接続要求”を受信して(ステップ“S121”の“YES”)、制御部(P)24に対して“BU接続承諾”を送信する(ステップ“S122”)。制御部(B)14は、“BU接続要求”を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S121”の“NO”)。
図8のステップ“S104”の“YES”において“BU接続”が確立されると、制御部(B)14は制御部(P)24から履歴情報(m)の送信要求を受信して(ステップ“S123”の“YES”)、制御部(P)24に対して履歴情報(m)を送信する(ステップ“S124”)。制御部(B)14は、履歴情報(m)の送信要求を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S123”の“NO”)。
次に制御部(B)14は、制御部(P)24が図8のステップ“S110”において送信するバックアップ指示の信号(“BU指示”)を受信するまで待機し(ステップ“S125”の“NO”)、当該信号を受信すると(ステップ“S125”の“YES”)、制御部(P)24から送信されるデータ及び履歴情報(n)を受信して当該データによりメモリ(B)15の内容を書き換える(ステップ“S126”)。制御部(B)14は、上記の書き換えが終了するまでデータの書き換えを継続する(ステップ“S127”の“NO”)。
制御部(B)14は、上記の受信したデータによるメモリ(B)15の書き換えが終了すると(ステップ“S127”の“YES”)、従来記憶していたデータの履歴情報(m)を、制御部(P)24から受信したデータの履歴情報(n)で更新すると共に、制御部(P)24に対してバックアップ終了通知を送信する(ステップ“S128”)。
制御部(B)14は、制御部(P)24が図8のステップ“S113” において送信するバックアップのための接続を開放する信号を受信して(ステップ“S129”の“YES”)、処理を終了する(“END”)。制御部(B)14は、当該信号を受信しない間は処理を終了せず待機する(ステップ“S129”の“NO”)。
以上の制御部(P)24と制御部(B)14との間の信号の授受について、図10を参照して説明する。図10は制御部(P)24及び制御部(B)14間の信号フロー図であり、図8のステップ“S103”及び図9のステップ“S121”の“YES”以降の信号の授受を縦方向の時間の経過と共に表している。これらのステップ又はその分岐を表す符号(例えばステップ“S121”の“YES”を“S121−Y”と表す。)を、携帯電話機20(制御部(P)24)及び充電器10(制御部(B)14)のそれぞれの側に表している。
図10において、初めに制御部(P)24から制御部(B)14に対して“BU接続要求”を送信し(ステップ“S103”から“S121−Y”へ)、“BU接続承諾”が返信される(ステップ“S122”から“S104−Y”へ)。
次に制御部(P)24から制御部(B)14に対して履歴情報(m)の要求信号を送信し(ステップ“S106”から“S123−Y”へ)、履歴情報(m)が返信される(ステップ“S124”から“S107−Y”へ)。
制御部(P)24は“BU指示”を制御部(B)14に対して送信し(ステップ“S110”から“S125−Y”へ)、続いてメモリ(P)25から読み出したデータ及び履歴情報(n)を送信すると、制御部(B)14は当該データを受信してメモリ(B)15の内容を書き換える(ステップ“S111”から“S126”へ)。制御部(B)14から制御部(P)24に対してバックアップの終了を通知する信号を送信すると(ステップ“S128”から“S112−Y”へ)、制御部(P)24から制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S113”から“S129−Y”へ)。
以上の説明では、充電器10と携帯電話機20とが接続されることによりバックアップ実行条件が満たされるものとした。バックアップ実行条件はこれに限らず、例えば操作部27に含まれる操作キーのいずれかが操作されること、携帯電話機20の内蔵する時計(図1には示さず。)が予め設定された時刻を指示すること、又はバッテリー22の充電が完了することとしてもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。その場合図8のステップ”S101”においては、制御部(P)24がそれらの設定された条件について状態を監視する必要がある。
本発明の実施例3によれば、情報処理装置のデータとバックアップ補助装置のそれまでのデータの内容更新に関する履歴情報を比較することにより、バックアップ補助装置を操作しなくても自動的かつ適切にバックアップを実行することができる。
以下、図11乃至図13を参照して、本発明の実施例4を説明する。実施例4に係るバックアップ補助システムは、実施例1に係るバックアップ補助システム1と同一であって、充電器10及び携帯電話機20を含んで構成されるものとする。バックアップ実行条件は、実施例3と同様とする。
図11を参照して、制御部(P)24の実行する処理について説明する。図11は、当該処理のフローチャートである。メモリ(B)15に記憶されたデータは履歴情報(m)を、メモリ(P)25に記憶されたデータは履歴情報(n)をそれぞれ有し、それらの意味するところは実施例3と同様とする。
処理を開始すると(”START”)、制御部(P)24は実施例3と同様に充電器10と携帯電話機20とが接続されることをバックアップ実行条件として設定する(ステップ“S130” )。なお、既に当該バックアップ実行条件が設定済みである場合には、ステップ“S130”を省略してもよい。
ステップ“S131”乃至“S135”の処理は、図8のステップ”S101”乃至“S105”の処理と同じであるから説明を省略する。ステップ“S134”の“YES”においてデータ通信の接続が確立されると、制御部(P)24は操作部27の操作等により入力された充電器10のパスワード(図中では“PW”と略す。)を設定すると共に、制御部(B)14に当該パスワード及びその設定の指示を送信して設定させる(ステップ“S136”)。
なお、既に当該パスワードが制御部(P)24及び制御部(B)14にそれぞれ設定済みである場合には、ステップ“S136”を省略してもよい。また、バックアップ実行条件の設定前にパスワードを設定してもよい(その場合、ステップ“S130”の前にステップ“S134”、“S136”及び後述の“S148”に相当する処理を実行する)。
制御部(P)24は、制御部(B)14に対して設定されたパスワードの送信を要求する信号を送る(ステップ“S137”)。制御部(P)24が制御部(B)14からパスワードを一定の時間内に受信したとき(ステップ“S138”の“YES”)、受信したパスワードを制御部(P)24に記憶されたパスワードと比較する処理に移行する。
制御部(P)24が上記のパスワードの送信を要求する信号を送った後一定の時間が経過しても制御部(B)14からパスワードを受信しないとき(ステップ“S138”の“NO”)、制御部(P)24はタイムアウトを判定して(ステップ“S139”の“YES”)バックアップを実行せずに後述するステップ“S148”の処理に移行する。タイムアウトを判定するまでは(ステップ“S139”の“NO”)、制御部(P)24はパスワードの受信を待つ。
制御部(P)24は制御部(B)14に設定されたパスワードを受信すると、制御部(P)24に設定されたパスワードと比較する。パスワードが一致すれば(ステップ“S140”の“YES”)、制御部(P)24は制御部(B)14に対して履歴情報(m)の送信を要求する処理に移行する(ステップ“S141”)。パスワードが一致しなければ(ステップ“S140”の“NO”)、制御部(P)24はバックアップを実行せずに後述するステップ“S148”の処理に移行する。ステップ“S141”乃至“S149” の処理は、図8のステップ“S106”乃至“S114”の処理と同じであるから説明を省略する。
ステップ“S139”において制御部(P)24が制御部(B)14からパスワードを受信しないままタイムアウトを判定したとき(ステップ“S139”の“YES”)、又はステップ“S140”においてパスワードが一致しなかったときは(ステップ“S140”の“NO”)、バックアップの実行は不適切と判断されるから、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S148”)。
ステップ“S135”において制御部(P)24が制御部(B)14から“BU接続承諾”を受信しないままタイムアウトを判定したとき(ステップ“S135”の“YES”)、バックアップを実行することはできないから、制御部(P)24は通信部28に指示してその機能を再開させる(ステップ“S149”)。
図5に表された処理のフローが制御部(P)24によって実行される間の制御部(B)14による処理のフローを、図12を参照して説明する。図12は、制御部(B)14による処理のフローチャートである。図11のステップ“S133”が、処理の開始(”START”)に相当する。ステップ“S151”及び“S152”の処理は、図9のステップ“S121”及び“S122”の処理と同じであるから説明を省略する。
図11のステップ“S134”の“YES”において“BU接続”が確立されると、制御部(B)14は制御部(P)24からパスワード及びその設定の指示を受信して(ステップ“S153”の“YES”)、当該パスワードを設定する(ステップ“S154”)。制御部(B)14は、パスワード及びその設定の指示を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S153”の“NO”)。
なお、既に当該パスワードが制御部(B)14に設定済みである場合には、ステップ“S153”及び“S154”を省略してもよい。また、図11を参照して説明したようにバックアップ実行条件の設定前にパスワードが設定される場合には、その設定後いったん“BU接続”が開放された後、改めて“BU接続”が確立される(その場合、ステップ“S154”と“S155”の間で後述のステップ“S163”並びに“S151”及び“S152” に相当する処理を実行する。)。
制御部(B)14は制御部(P)24からパスワードの送信要求を受信して(ステップ“S155”の“YES”)、制御部(P)24に対して設定されたパスワードを送信する(ステップ“S156”)。制御部(B)14は、パスワードの送信要求を受信しない間は処理を進めず待機する(ステップ“S155”の“NO”)。
制御部(P)24に対して送信したパスワードの一致が確認されると、制御部(B)14は制御部(P)24からの履歴情報(m)の送信要求受信(ステップ“S157”)以降の処理に移る。ステップ“S157”乃至“S163”の処理は、図9のステップ“S123”乃至“S129”の処理と同じであるから説明を省略する。
以上の制御部(P)24と制御部(B)14との間の信号の授受について、図13を参照して説明する。図13は制御部(P)24及び制御部(B)14間の信号フロー図であり、図11のステップ“S133”及び図12のステップ“S151”の“YES”以降の信号の授受を縦方向の時間の経過と共に表し、かつ、これらのステップ又はその分岐を表す符号を図10と同様に表している。
図13において、初めに制御部(P)24から制御部(B)14に対して“BU接続要求”を送信し(ステップ“S133”から“S151−Y”へ)、“BU接続承諾”が返信される(ステップ“S152”から“S134−Y”へ)。次に、制御部(P)24から制御部(B)14に対してパスワードの設定指示を送信する(ステップ“S136”から“S153−Y”へ)。
なお図11及び図12を参照して説明したように、既に当該パスワードが制御部(P)24及び制御部(B)14にそれぞれ設定済みである場合にはパスワードの設定指示送信を省略してもよい。またバックアップ実行条件の設定前にパスワードが設定される場合には、パスワードの設定指示送信の後いったん“BU接続”が開放され、さらにその後改めて“BU接続”が確立される。
続いて、制御部(P)24から制御部(B)14に対してパスワードの要求信号を送信する(ステップ“S137”から“S155−Y”へ)。制御部(B)14は、制御部(P)24に対して先に設定されたパスワードを返信する(ステップ“S156”から“S138−Y”へ)。
制御部(P)24から制御部(B)14への履歴情報(m)の要求信号送信(ステップ“S141”から“S157−Y”へ)以降の信号フローは、図10において対応する「ステップ“S106”から“S123−Y”へ」以降の信号フローと同様であるから、説明を省略する。
バックアップ実行条件が充電器10と携帯電話機20との接続に限られないことは、実施例3の場合と同様である。また充電器10の固有の識別情報としてはパスワードに限らず、各種の音声又は画像の情報を用いてもよい。当該固有の識別情報は、充電器10及び携帯電話機20に初めから設定されており、設定のための送受信を必要としないものとしてもよい。実施例4において説明した識別情報の一致の条件は、バックアップ実行条件の1に含まれると解してもよい。
本発明の実施例4によれば、バックアップ補助装置の固有の識別情報が情報処理装置の設定した識別条件を満たすことを確認して初めてバックアップを実行することにより、実施例3の場合よりもバックアップのセキュリティを高めることができる。
以下、図14乃至図16を参照して、本発明の実施例5を説明する。実施例5に係るバックアップ補助システムは、実施例3又は実施例4に係るバックアップ補助システム1と同一であって、充電器10及び携帯電話機20を含んで構成されるものとする。制御部(P)24に設定されるバックアップ実行条件は、実施例3の当該条件と同じとする。
図14を参照して、制御部(P)24の実行する処理について説明する。図14は、当該処理のフローチャートである。メモリ(B)15に記憶されたデータは履歴情報(m)を、メモリ(P)25に記憶されたデータは履歴情報(n)をそれぞれ有し、その意味するところは実施例3と同様とする。
処理を開始すると(”START”)、制御部(P)24は充電器10と携帯電話機20とが接続されることをバックアップ実行条件として設定する(ステップ“S170”)。なお、なお、既に当該バックアップ実行条件が設定済みである場合には、ステップ“S170”を省略してもよい。
次のステップ“S171”からステップ“S177”の“YES”まで、及びステップ“S179”の“YES”からステップ“S184”までの処理は、それぞれ図8のステップ”S101”からステップ“S107”の“YES”まで、及びステップ“S109” の“YES”からステップ“S114”までの処理と同じであるから、説明を省略する。
ステップ“S179”においてm>nのとき(ステップ“S179”の“NO”)、メモリ(P)25のデータがメモリ(B)15のデータよりも古いことを表している。したがってリストアの必要性が考えられるが、制御部(P)24は携帯電話機20の図示しない表示部にリストア(図中では“RS”と略す。)実行の可否を照会する表示を行い、操作部27における操作を待つ(ステップ“S185”)。リストアは携帯電話機20側のデータを書き換える操作であるため、バックアップより慎重な判断が求められるからである。
制御部(P)24は、操作部27においてリストアの実行を指示する操作がされると(ステップ“S185”の“DO”)、リストアの実行を指示する信号を制御部(B)14に対して送信する(ステップ“S186”)。制御部(P)24は、ステップ“S185”において何も操作がされない間は(ステップ“S185”の“NO”)処理を進めず待機する。制御部(P)24は、リストアの実行指示に対応して制御部(B)14がメモリ(B)15から読み出して送信するデータ及び履歴情報(m)を受信して、メモリ(P)25の内容を書き換える(ステップ“S187”)。制御部(P)24は、上記の書き換えが終了するまでデータの書き換えを継続する(ステップ“S188”の“NO”)。
制御部(P)24は、上述したメモリ(P)25の書き換えが終了すると(ステップ“S188”の“YES”)、従来記憶していたデータの履歴情報(n)を、制御部(B)14から受信したデータの履歴情報(m)により置き換え、リストア終了の通知を制御部(B)14に対して送信する(ステップ“S189”)。その後、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S183”)。
ステップ“S185”においてリストアを実行しない旨の操作がされたとき(ステップ“S185”の“UNDO”)、制御部(P)24は制御部(B)14に対してバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S183”)。
図14に表された処理のフローが制御部(P)24によって実行される間の制御部(B)14による処理のフローを、図15を参照して説明する。図15は、制御部(B)14による処理のフローチャートである。図14のステップ“S173”が、処理の開始(”START”)に相当する。その後ステップ“S191”乃至“S194”の処理は、図9のステップ“S121”乃至“S124”の処理と同じであるから、説明を省略する。
制御部(B)14は制御部(P)24に対して履歴情報(m)を送信した後、制御部(P)24からバックアップ又はリストアのいずれかを指示する信号を受信するのを待つ。いずれの信号も受信しない間は(ステップ“S195”の“NO”)、処理を進めないで待機する。バックアップを指示する信号を受信した場合は(ステップ“S195”の“BU”)バックアップの処理に移行する。その後のステップ“S196”乃至“S199”の処理は、図9のステップ“S126”乃至“S129”の処理と同じであるから、説明を省略する。
制御部(P)24からリストアを指示する信号を受信した場合は(ステップ“S195”の“RS”)、制御部(B)14はメモリ(B)15からデータを読み出して、履歴情報(m)と共に制御部(P)24に対して送信する(ステップ“S201”)。その後、制御部(P)24からリストア終了の通知を受信するまで待機し(ステップ“S202”の“NO”)、当該通知を受信すると(ステップ“S202”の“YES”)ステップ“S199”の処理に移行する。
リストアが実行される場合の制御部(P)24と制御部(B)14との間の信号の授受について、図16を参照して説明する。図16は制御部(P)24及び制御部(B)14間のリストア実行時の信号フロー図であり、図14のステップ“S173”及び図15のステップ“S191”の“YES”以降の信号の授受を縦方向の時間の経過と共に表し、かつ、これらのステップ又はその分岐を表す符号を、図4と同様に表している。
図16の最初のフローに始まって、制御部(B)14から制御部(P)24への履歴情報(m)の送信「ステップ“S194”から“S177−Y”へ」までの信号フローは、図10において対応する「ステップ“S124”から“S107−Y”へ」までの信号フローと同様であるから、説明を省略する。
制御部(P)24から制御部(B)14に対してリストアを指示する信号を送信すると(ステップ“S186”から“S195−RS”へ)、制御部(B)14は制御部(P)24に対してメモリ(B)15から読み出したデータ及び履歴情報(m)を送信する(ステップ“S201”から“S187”へ)。制御部(P)24はリストアを終了すると制御部(B)14に対してリストア終了の通知を送信し(ステップ“S189”から“S202−Y”へ)、さらにバックアップのための接続を開放する信号を送信する(ステップ“S183”から“S199−Y”へ)。
先に実施例4において、制御部(B)14及び制御部(P)24にそれぞれ設定した固有の識別情報(例えばパスワード)の一致がバックアップ実行のために必要である場合について説明した。実施例5においてもパスワードの一致を要求する場合には、図14のステップ“S174”の“YES”と“S176”の間に、図11のステップ“S136”から“S140”までの処理を挿入すればよい。また、図15のステップ“S192”と“S193”の間に、図12のステップ“S153” から“S156”までの処理を挿入すればよい。
バックアップ実行条件が充電器10と携帯電話機20との接続に限られないことは、実施例3の場合と同様である。
本発明に係る情報処理装置は携帯電話機に限る必要はなく、バックアップ補助装置は充電器に限る必要はない。本発明は、データのバックアップ又はリストアを目的として情報処理装置とバックアップ補助装置を組み合わせて構成されるどのようなバックアップ補助システムにも適用することができる。実施例3乃至実施例5において参照した各図面におけるブロック図及びフローチャートは、本発明の要旨の範囲内でさまざまな変形が可能である。
本発明の実施例1に係るバックアップ補助システム及びその下位構成(充電器、携帯電話機)のブロック図。 実施例1に係る情報処理装置(携帯電話機)の処理のフローチャート。 実施例1に係るバックアップ補助装置(充電器)の処理のフローチャート。 実施例1に係る携帯電話機及び充電器間の信号フロー図。 本発明の実施例2に係る情報処理装置(携帯電話機)の処理のフローチャート。 実施例2に係るバックアップ補助装置(充電器)の処理のフローチャート。 実施例2に係る携帯電話機及び充電器間の信号フロー図。 本発明の実施例3に係る情報処理装置(携帯電話機)の処理のフローチャート。 実施例3に係るバックアップ補助装置(充電器)の処理のフローチャート。 実施例3に係る携帯電話機及び充電器間の信号フロー図。 本発明の実施例4に係る情報処理装置(携帯電話機)の処理のフローチャート。 実施例4に係るバックアップ補助装置(充電器)の処理のフローチャート。 実施例4に係る携帯電話機及び充電器間の信号フロー図。 本発明の実施例5に係る情報処理装置(携帯電話機)の処理のフローチャート。 実施例5に係るバックアップ補助装置(充電器)の処理のフローチャート。 実施例5に係る携帯電話機及び充電器間の信号フロー図。
符号の説明
1 バックアップ補助システム
10 充電器
11 電源プラグ
12 充電部
13 充電端子(B)
14 制御部(B)
15 メモリ(B)
16 データ端子(B)
20 携帯電話機
22 バッテリー
23 充電端子(P)
24 制御部(P)
25 メモリ(P)
26 データ端子(P)
27 操作部
28 通信部

Claims (11)

  1. 第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができるバックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、
    第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、
    バックアップの実行条件が満たされ、かつ、前記第2の履歴情報が前記第1の履歴情報よりも古くないと判断したとき、前記第2の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記バックアップ補助装置の記憶するデータの書き換えを指示する信号と共に前記バックアップ補助装置に対して送信し、かつ、前記第2の履歴情報を更新することができる制御手段とを
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記バックアップ補助装置が固有の識別情報を有するとき、前記制御手段はさらに、前記バックアップ補助装置の識別条件を設定すると共に前記バックアップ補助装置に対して前記固有の識別情報を要求する信号を送信して前記固有の識別情報を含む信号を受信し、かつ、前記固有の識別情報が前記設定した識別条件を満たすことを前記バックアップの実行条件の1として設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができるバックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、
    第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、
    リストアの実行条件が満たされ、かつ、前記第1の履歴情報が前記第2の履歴情報よりも新しいと判断したとき、前記バックアップ補助装置に前記第1の履歴情報が付されたデータの読み出しを指示する信号を送信すると共に、前記バックアップ補助装置から前記第1の履歴情報が付されたデータを受信して前記記憶手段の記憶するデータを前記第1の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第2の履歴情報を前記第1の履歴情報により置き換えることができることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記バックアップ補助装置が固有の識別情報を有するとき、前記制御手段はさらに、前記バックアップ補助装置の識別条件を設定すると共に前記バックアップ補助装置に対して前記固有の識別情報を要求する信号を送信して前記固有の識別情報を含む信号を受信し、かつ、前記固有の識別情報及び前記設定した識別条件の一致を前記リストアの実行条件の1として設定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、
    第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、
    前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記記憶手段の記憶するデータの書き換えを指示する信号と第2の履歴情報が付されたデータとを受信したとき、前記記憶手段の記憶するデータを前記第2の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第1の履歴情報を更新された前記第2の履歴情報により置き換えることができる制御手段とを
    備えたことを特徴とするバックアップ補助装置。
  6. 報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる接続手段と、
    第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる記憶手段と、
    前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報が付されたデータの読み出しを指示する信号を受信したとき、前記第1の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記情報処理装置に対して送信することを特徴とするバックアップ補助装置。
  7. 固有の識別情報をさらに有し、前記制御手段はさらに、前記情報処理装置から前記固有の識別情報を要求する信号を受信して前記固有の識別情報を含む信号を送信することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のバックアップ補助装置。
  8. 情報処理装置とバックアップ補助装置とを含むバックアップ補助システムにおいて、
    前記バックアップ補助装置は、前記情報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第1の接続手段と、第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第1の記憶手段と、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記記憶手段の記憶するデータの書き換えを指示する信号と第2の履歴情報が付されたデータとを受信したとき、前記記憶手段の記憶するデータを前記第2の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第1の履歴情報を更新された前記第2の履歴情報により置き換えることができる第1の制御手段とを備え、
    前記情報処理装置は、前記バックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第2の接続手段と、前記第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第2の記憶手段と、バックアップの実行条件が満たされ、かつ、前記第2の履歴情報が前記第1の履歴情報よりも古くないと判断したとき、前記第2の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記バックアップ補助装置の記憶するデータの書き換えを指示する信号と共に前記バックアップ補助装置に対して送信し、かつ、前記第2の履歴情報を更新することができる第2の制御手段とを備えたことを特徴とするバックアップ補助システム。
  9. 前記バックアップ補助装置は固有の識別情報をさらに有し、
    前記第1の制御手段はさらに、前記情報処理装置から前記固有の識別情報を要求する信号を受信して前記固有の識別情報を含む信号を送信し、
    前記第2の制御手段はさらに、前記バックアップ補助装置の識別条件を設定すると共に前記バックアップ補助装置に対して前記固有の識別情報を要求する信号を送信して前記固有の識別情報を含む信号を受信し、かつ、前記固有の識別情報が前記設定した識別条件を満たすことを前記バックアップの実行条件の1として設定することを特徴とする請求項8に記載のバックアップ補助システム。
  10. 情報処理装置とバックアップ補助装置とを含むバックアップ補助システムにおいて、
    前記バックアップ補助装置は、前記情報処理装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第1の接続手段と、第1の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第1の記憶手段と、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報を要求する信号を受信して前記第1の履歴情報を含む信号を送信した後、前記情報処理装置から前記第1の履歴情報が付されたデータの読み出しを指示する信号を受信したとき、前記第1の履歴情報が付されたデータを前記記憶手段から読み出して前記情報処理装置に対して送信し、前記情報処理装置は、前記バックアップ補助装置との間の信号又はデータの送受信に用いられる第2の接続手段と、前記第2の履歴情報が付されたデータを記憶することができる第2の記憶手段と、リストアの実行条件が満たされ、かつ、前記第1の履歴情報が前記第2の履歴情報よりも新しいと判断したとき、前記バックアップ補助装置に前記第1の履歴情報が付されたデータの読み出しを指示する信号を送信すると共に、前記バックアップ補助装置から前記第1の履歴情報が付されたデータを受信して前記記憶手段の記憶するデータを前記第1の履歴情報が付されたデータにより書き換え、かつ、前記第2の履歴情報を前記第1の履歴情報により置き換えることができることを特徴とするバックアップ補助システム。
  11. 前記バックアップ補助装置は固有の識別情報をさらに有し、
    前記第1の制御手段はさらに、前記情報処理装置から前記固有の識別情報を要求する信号を受信して前記固有の識別情報を含む信号を送信し、
    前記第2の制御手段はさらに、前記バックアップ補助装置の識別条件を設定すると共に前記バックアップ補助装置に対して前記固有の識別情報を要求する信号を送信して前記固有の識別情報を含む信号を受信し、かつ、前記固有の識別情報が前記設定した識別条件を満たすことを前記リストアの実行条件の1として設定することを特徴とする請求項10に記載のバックアップ補助システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011254313A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Fujitsu Ltd 通信システム、受信装置、受信方法及び受信プログラム
JP2014236463A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 情報機器、バックアップシステム、情報機器の制御方法、およびプログラム
US9584264B2 (en) 2007-10-29 2017-02-28 Panasonic Corporation Radio communication apparatus and radio communication method

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