JP2007040075A - 小規模建築物の二重基礎免震構造 - Google Patents
小規模建築物の二重基礎免震構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007040075A JP2007040075A JP2005244987A JP2005244987A JP2007040075A JP 2007040075 A JP2007040075 A JP 2007040075A JP 2005244987 A JP2005244987 A JP 2005244987A JP 2005244987 A JP2005244987 A JP 2005244987A JP 2007040075 A JP2007040075 A JP 2007040075A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundation
- building
- isolation structure
- small
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
Abstract
【目的】この発明は小規模建築物の二重基礎免震構造に関するものである。
【構成】建築物本体の基礎(一体にした板状の基礎)と外周基礎及び地盤基礎の二重の基礎を設置し、本体基礎と外周基礎及び地盤基礎の間に免震のため緩衝材として粉砕した廃タイヤを敷設充填する。
【選択図】図1
【構成】建築物本体の基礎(一体にした板状の基礎)と外周基礎及び地盤基礎の二重の基礎を設置し、本体基礎と外周基礎及び地盤基礎の間に免震のため緩衝材として粉砕した廃タイヤを敷設充填する。
【選択図】図1
Description
この発明は小規模建築物における二重基礎免震構造に関するものである。
従来の小規模建築物においては、布基礎と呼ばれる外壁及び主要な内壁部分のみを基礎で受ける構造のものが主流であったが、布基礎は基礎部分のみを掘削しコンクリート打設後土を埋め戻すため地盤と直接接触していた、また布基礎の上に建築物の土台を固定していた。
この工法では地震のくる方向によっては布基礎自体に地震の力が直接かかるため布基礎自体地盤と一体になり振動する、布基礎が振動した場合建築物、土台が摺動するため、建築物内の什器備品が移動転倒、破壊され、建築物が倒壊するなどして人命まで脅かし、多大な被害を受けていた。
また、在来の免新装置は廃タイヤ等を再利用したものもあるがすべて粉砕、溶融後2次製品として製作しているため高価な製品となっており、工事原価が高くなるため採用できない、本発明の二重基礎内へ廃タイヤを粉砕しただけで充填する工法であれば製品化することがないため安価な免新装置として採用できるものである。
この工法では地震のくる方向によっては布基礎自体に地震の力が直接かかるため布基礎自体地盤と一体になり振動する、布基礎が振動した場合建築物、土台が摺動するため、建築物内の什器備品が移動転倒、破壊され、建築物が倒壊するなどして人命まで脅かし、多大な被害を受けていた。
また、在来の免新装置は廃タイヤ等を再利用したものもあるがすべて粉砕、溶融後2次製品として製作しているため高価な製品となっており、工事原価が高くなるため採用できない、本発明の二重基礎内へ廃タイヤを粉砕しただけで充填する工法であれば製品化することがないため安価な免新装置として採用できるものである。
本案は従来の小規模建築物において地震から建築物の倒壊及び什器備品の損傷を防ぎかつ人命を守るために免震装置及び基礎を開発しようとするものである。
本発明は地盤改良またはコンクリートで外周基礎及び地盤を造り基礎地盤の上に廃タイヤを粉砕したもの(0〜50mm程度)を敷設しその上に建築物の基礎をコンクリートで一体型の板状に造る。
建築物基礎を造った後外周基礎と建築物基礎の間に廃タイヤを粉砕したものを充填する。
建築物基礎を造った後外周基礎と建築物基礎の間に廃タイヤを粉砕したものを充填する。
建築物の基礎を一体化した板状にすることで基礎の重量を増し基礎の重量及び建築物全体の重量が増すことと建築部全体の重心位置が低くなることにより地震の加震力に対し基礎重量の慣性力で建築物の揺れを抑える、一体になった基礎は建築物の揺れ及び動きに対し一体で動くため建築物の不安定な揺れが抑えられる。
また外周基礎と建築物基礎を絶縁し外周基礎と建築物基礎の間に廃タイヤを粉砕したものを敷設充填することで加震力が直接建物に加わらないことと、廃タイヤが伸縮することにより建築物基礎の緩衝材として加震力を半減させる。
地震の加震力に対し建築物基礎の慣性力と廃タイヤの緩衝材により建築物の免新装置として建築物の揺れを最小限に抑え地震による被害を食い止め、建築物、及び什器備品を地震から守りひいては人命を守ることができる。
また外周基礎と建築物基礎を絶縁し外周基礎と建築物基礎の間に廃タイヤを粉砕したものを敷設充填することで加震力が直接建物に加わらないことと、廃タイヤが伸縮することにより建築物基礎の緩衝材として加震力を半減させる。
地震の加震力に対し建築物基礎の慣性力と廃タイヤの緩衝材により建築物の免新装置として建築物の揺れを最小限に抑え地震による被害を食い止め、建築物、及び什器備品を地震から守りひいては人命を守ることができる。
以下、本発明の小規模建築物の二重基礎免震構造について第一の実施例を図1に基づいて説明する。
本発明の外周基礎に地震波が伝わってきた場合地震波は外周基礎から廃タイヤを充填した部分で加震力が開放される、開放された加震力は廃タイヤに伝わるがタイヤの伸縮により吸収される、また地盤全体がうねるような地震の場合は外周基礎が一体で動くが建築物基礎重量の慣性力により外周基礎と建築物基礎の間に充填した廃タイヤが伸縮変形することにより建築物基礎の変位量を最小限に抑える。
本発明の免新装置は地盤に接する面すべてに緩衝材を敷設、充填できるためあらゆる方向からの地震に対して有効に作用するものであり、干渉在位が有効に働くことで建築物基礎の変位を最小限に抑えられる、これにより建築物全体の地震による変位量が減少し建築物全体の変位量が減少することにより建築物の被害を最小限に抑え、建築物及び什器備品等の被害を免れ、人命を危険から守ることになる。
本発明の外周基礎に地震波が伝わってきた場合地震波は外周基礎から廃タイヤを充填した部分で加震力が開放される、開放された加震力は廃タイヤに伝わるがタイヤの伸縮により吸収される、また地盤全体がうねるような地震の場合は外周基礎が一体で動くが建築物基礎重量の慣性力により外周基礎と建築物基礎の間に充填した廃タイヤが伸縮変形することにより建築物基礎の変位量を最小限に抑える。
本発明の免新装置は地盤に接する面すべてに緩衝材を敷設、充填できるためあらゆる方向からの地震に対して有効に作用するものであり、干渉在位が有効に働くことで建築物基礎の変位を最小限に抑えられる、これにより建築物全体の地震による変位量が減少し建築物全体の変位量が減少することにより建築物の被害を最小限に抑え、建築物及び什器備品等の被害を免れ、人命を危険から守ることになる。
したがって、本発明の小規模建築物の二重基礎免震構造は安価な工事原価で建築物、什器備品、人命を地震の被害から守り、資源再利用のために環境保護に役立つものである。
1は外周基礎
2は緩衝材(廃タイヤを粉砕したもの)
3は建築物基礎
4は土壌
2は緩衝材(廃タイヤを粉砕したもの)
3は建築物基礎
4は土壌
Claims (3)
- 建築物本体の基礎と外周基礎及び地盤基礎の二重の基礎を設置する
- 本体基礎と外周基礎及び地盤基礎の間に免震のため緩衝材として粉砕した廃タイヤを敷設充填する。
- 本体基礎を一体の板状にし建築物基礎部分の重量を重くする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244987A JP2007040075A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 小規模建築物の二重基礎免震構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244987A JP2007040075A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 小規模建築物の二重基礎免震構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007040075A true JP2007040075A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37798316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005244987A Pending JP2007040075A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 小規模建築物の二重基礎免震構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007040075A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234425A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-21 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 建物の免震工法 |
CN108951715A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-12-07 | 辽宁工程技术大学 | 一种面向村镇房屋建筑的基础隔震层 |
-
2005
- 2005-07-29 JP JP2005244987A patent/JP2007040075A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234425A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-21 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 建物の免震工法 |
CN108951715A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-12-07 | 辽宁工程技术大学 | 一种面向村镇房屋建筑的基础隔震层 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2014193328A1 (en) | Natural rubber or synthetic rubber elastomer-based earthquake isolator with rigid polyurethane core | |
JP5621101B1 (ja) | 建造物の防震基礎構造 | |
JP2007040075A (ja) | 小規模建築物の二重基礎免震構造 | |
JP2006283288A (ja) | 免震構造物の過大変形制御装置 | |
JP2007247167A (ja) | 免震支承装置 | |
JP2015148095A (ja) | 免震構造 | |
KR20110128636A (ko) | 교량용 면진 댐핑장치 | |
JP5877482B2 (ja) | 構造物の液状化被害低減構造 | |
JP4273573B2 (ja) | 杭と上部構造物との接合構造 | |
JP2008150871A (ja) | 免震基礎の施工方法 | |
JP2014043709A (ja) | 免震建屋の下方への浸水防止構造 | |
JP5270739B2 (ja) | 床スラブの免震構造 | |
JP2016000932A (ja) | 免震構造の原点復帰手段と原点復帰方法、並びに該手段を備えた改良地盤 | |
JPH11141183A (ja) | 家屋の免震基礎装置 | |
JP6216391B2 (ja) | 免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法 | |
JP2007070857A (ja) | 建造物の免震構造 | |
RU2112835C1 (ru) | Устройство для гашения упругих волн при землетрясении | |
JP3827490B2 (ja) | 免震構造物 | |
RU2039862C1 (ru) | Устройство для гашения упругих волн при землетрясении | |
JP2007085041A (ja) | 広域免震構造 | |
JP3104455U (ja) | 地下スペースの構造 | |
JP4254329B2 (ja) | 杭頭接合部におけるエネルギー吸収構造 | |
JP2004239003A (ja) | 制震装置 | |
JP2004324380A (ja) | 免震用杭頭キャップ | |
JPH0337606B2 (ja) |