JP2007039710A - 成膜装置及び薄膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の成膜装置は、垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転し、かつその表面部に基端部6aが円形の被成膜体6または被成膜体ホルダー33が装着される円盤状の被成膜体保持部材5を有していて、被成膜体保持部材5は、被成膜体6または被成膜体ホルダー33の基端部6aを保持し、かつ基端部6aの外径より大きい内径を有する円形の基端保持部30を有していて、被成膜体6または被成膜体ホルダー33が、自重と前記被成膜体保持部材5の回転とにより基端保持部30の円形内面に自身の円形の基端部6aを内接させながら自転するようになっていることを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
ところで、昨今の光学機器の需要拡大に伴って、前述したような薄膜を有する各種光学部品にも低価格化の要求がさらに一層求められるようになってきている。
さらに昨今では、より高品質で、しかも多数の被成膜体上に薄膜を形成できる成膜装置が種々提案されている(特許文献2)。以下に特許文献2に記載されている成膜装置を、図9を用いて説明する。
このように複数個の被成膜体6に、第一回転軸1と第二回転軸4とで2つの公転を加えることで、より均一な厚さや特性を有する薄膜を形成でき、しかも一挙に多数の被成膜体6上に薄膜を形成できるので、より低コストで薄膜を形成することができる。
そこで図10が示すように、第一回転軸1に装着されている主回転板2の下部に、歯車3、3、・・等を介して所定のギヤ比kで連動して回転する第二回転軸4を設け、この第二回転軸4にはすば歯車等を介して、垂直方向に対して所定角度θ傾いて回転する円盤状の被成膜体保持部5を装着し、この被成膜体保持部材5の表面に、前記第二回転軸4に連動して自転する複数個の被成膜体6、6・・を装着した成膜装置も検討されている。
このように被成膜体6に2つの公転と1つの自転の計3つの回転を加えることで、複数個の被成膜体6の表面により均一な厚さ、均一な特性を有する高品質の薄膜を形成できる、と考えられている。
このように図10が示す成膜装置では、被成膜体保持部材5に装着する被成膜体6の数を増やすことができず、高い品質の薄膜は形成できるかも知れないが、高い生産性は期待することができない。また成膜装置の大型化も避けられない、という問題がある。
その結果、被成膜体保持部材の構造の単純化や軽量化が可能になり、被成膜体保持部材表面により多くの被成膜体を装着できるようになって薄膜形成の生産性の向上が図れ、しかも成膜装置の大型化も避けることができる。
その結果、被成膜体保持部材の構造の単純化や軽量化が可能になり、被成膜体保持部材表面により多くの被成膜体を装着できるようになって薄膜形成の生産性の向上が図れ、しかも成膜装置の大型化も避けることができる。
因みに前記第一回転軸1は、この真空成膜室の天井を構成する隔壁11に対して気密シールされていることはいうまでもない。
図2が示すように、第二回転軸4aにはすば歯車20を介して連結されている第二回転軸4bの先端部には、軸4bに対して垂直に円盤状の被成膜体保持部材5が設けられていて、この実施例では被成膜体保持部材5は第二回転軸4bの軸方向に互いに並行に、この実施例では平行に、かつ所定間隔をおいて装着された3枚の円板5a、5b及び5cを有している。各円板5a、5b及び5cは円板の周方向に設けられた複数個の連結部材15a、15bで所定間隔に位置決めされて連結されている。
尚、円板5cは省いて、第二回転軸4bの先端を円板5bに接続することもできる。
因みに、この例で使用する被成膜体6は、先端側が開口し、先端に向かって拡径する横断面が円形の断面釣鐘状をしているもので、ターゲット10に電子線を照射し、発生した粒子状の蒸着物質がこの被成膜体6の内側の曲面上に蒸着し、薄膜を形成するようになっている。
ところで被成膜体6としては、図3が示すもののように、薄膜形成面が曲面からなる、例えばリフレクターのようなものに限らず、平面状のもの等種々のものが適用可能である。また製品としても薄膜形成が必要な光学部品をはじめとする種々のデバイスを被成膜体6として被成膜体保持部材5に装着することができる。
この円板5bには、被成膜体6が装着される位置に、この位置における被成膜体6の外径D4よりも大きな内径を有し、かつ前述した円形の基端保持部30の内径D1と同軸状に円形の穴40が設けられていて、しかもこの位置で被成膜体6に嵌められる内径D4、外径D5のドーナツ状円板41を収納する倒れ防止部42を有している。この倒れ防止部42は、例えば2枚の板を組み合わせて、両板間にドーナツ状円板41の板厚よりも若干大きな厚さ方向の隙間と、前述したドーナツ状円板41の外径D5よりも大きく、かつ円形の穴40と同軸状に設けられた外径D6の円形の収納穴43を形成すればよい。
このようにして円板5bの所定位置に、被成膜体6の個数及びこれを保持する基端保持部30の位置に合わせて倒れ防止部42が形成されている。それ故、円板5bを倒れ防止部材と呼ぶこともできる。
またドーナツ状円板41は被成膜体6に嵌められてはいるが、固定されている訳ではなく、被成膜体6に対して自由に回転することもできるし、被成膜体6の上方に抜去することもできる。
尚、図3の状態で、円板5bに形成した円形の穴40を適切な大きさにし、その内面と被成膜体6の外面の接触摩擦を小さくできれば、ドーナツ状円板41を省くことは可能である。
しかしながらドーナツ状円板41を設けておく方が、例えばこの被成膜体6が第一回転軸1や第二回転軸4bの回転に伴って上方に振られて、その外面が穴40の内面に接触して、後述する自転が出来なくなる恐れをより確実に回避でき好ましい。
このようにすると、成膜装置内で被成膜体6が公転や自転をしている間に倒れて円形の基端保持部30の穴から被成膜体6の基端部6aが外れたり、また基端部6aの下端と円形の基端保持部30の穴の内周面の摩擦で、被成膜体6が自転できなくなるような事態を回避し易くなる。
図4において、いま第一回転軸1の回転中心軸を符号50で示し、第二回転軸4bの回転中心軸を符号60で示す。そして回転中心軸50から円板5aの中心までの距離をR0、回転中心軸60から被成膜体6の重心までの距離をRPとする。また第一回転軸1の回転に伴って被成膜体6に作用する遠心力をfo、第二回転軸4bの回転に伴って被成膜体6に作用する遠心力をfp、そして自身の自転に伴って発生する遠心力をfsとする。
尚、図4は複数個の被成膜体6の任意の一個が、いま被成膜体保持部材5上で第二回転軸4bによる回転により回転中の一番高い位置に来た状態を示しているもので、言い換えると、前述した遠心力fo、遠心力fp及び遠心力fsとが一直線上になった状態を示している。
また第一回転軸1による回転の角速度をωo、第二回転軸4bの角速度をωp、被成膜体保持部材5の基端保持部30の底面と被成膜体6の基端部6aの下面との間の摩擦係数をμ、さらに角速度ωoと角速度ωpの比、すなわちギア比をk(k=ωp/ωo)、そして被成膜体6の質量をmとする。
ここでgは重力加速度を示している。因みに、遠心力fs、遠心力fo及び遠心力fpは以下のように表すことができる。
fs=μ・(mg・cosθ−fo・sinθ) ・・・・・・・(2)
fo=m・(ωo)2・Ro ・・・・・・・・・・・・(3)
fp=m・(ωp)2・Rp ・・・・・・・・・・・・・(4)
式(1)に式(2)〜(4)を代入し、角速度ωoを求めると以下のようになる。
ωo<SQRT((g・(sinθ−μ・cosθ))/(k2・Rp−Ro・(cosθ+μ・sinθ)))
ここで、SQRTはSQRT以下の式の平方根を取ることを意味している。
ところで実験的には、垂直方向に対する第二回転軸4bの傾き角度θを45度にした場合、角速度ωoを毎分の回転数に換算して10回転(rpm)以下、角速度ωpが40回転(rpm)以下になるようにすると、基端保持部30の内周面に内接しながら自転するサイクロイド回転を被成膜体6に確実に与えることが可能であることを確認済みである。
尚、図5において、図5(b)は、図5(a)よりも時間的に後の状態を示している。
しかしながら基端保持部30の内径D1と横断面が円形の被成膜体6の基端部6aの外径D2との差が大きくなればなるほど、被成膜体6に対する基端保持部30の必要装着面積が大きくなるため、被成膜体保持部材5に装着できる被成膜体6の数が少なくなってしまう。
それ故、許容される薄膜の厚さ等の品質のばらつきと薄膜形成の生産性の両方がバランスするように、基端保持部30の内径D1と横断面が円形の被成膜体6の基端部6aの外径D2との差を決定する。
C=3.14・D2/3.14・(D1−D2)=D2/(D1−D2)・・・(5)
T=C/ωp ・・・・(6)
また実施例では、垂直方向に設けられた第一回転軸1により主回転板2を水平状態で回転させているが、第一回転軸1と第二回転軸4とを共に垂直方向に対してθ傾けた状態で回転せしめてもよい。いずれにせよ、第二回転軸4、より具体的には、第二回転軸4bは垂直方向に対してθ傾けた状態で回転させなければならないが、第一回転軸1については特に限定がなく、要は第二回転軸4との兼ね合いでその角度を決めればよい。
このようにすれば図1〜図3に示す釣鐘状の形状のものを被成膜体ホルダー33としてそのまま使用でき、しかも被成膜体6の形状が平板状のものであっても図1〜図3の成膜装置で容易に高品質の薄膜形成が可能になる。
もちろん被成膜体ホルダー33の形状は図示するものに限定されるものではなく、例えば円錐状のものや裁頭円錐状のもの等他の形状のものであってもよいことはいうまでもない。
また被成膜体6も図のように平板状のものに限らず、薄膜形成面がレンズの如く曲面のもの、具体的には凹面状のものであってもよいし、凸面状のものであってもよい。さらに被成膜体ホルダー33の形状を工夫すれば、例えばプリズム等の異型面にも薄膜を形成できることはいうまでもない。
このような場合、当然のことながら倒れ防止部42を有する円板5bは不要になる。
ところで図8における符号35は、円板状の被成膜体6あるいは被成膜体ホルダー33が被成膜体保持部材5の基端保持部30から飛び出さないように設けた飛び出し防止部材で、基端保持部30が被成膜体6あるいは被成膜体ホルダー33の厚さより深く形成されている等、被成膜体6または被成膜体ホルダー33が基端保持部33から飛び出す心配がなければあえて設ける必要はない。
図9が示すように、被成膜体保持部材5の平面円形の基端保持部30の中に、基端部6aあるいは基端部33aの外形が正方形の被成膜体6、または被成膜体6を保持した被成膜体ホルダー33が段差部32で保持されて収納され、その角部で基端保持部30に内接しながら自転する。因みに、基端保持部30の内径は、正方形の基端部6a(33a)に外接する円の直径よりも大きくなっている。すなわち、基端保持部30は、正方形の被成膜体6の対角線Aよりも長い直径を有する円形になっている。
尚、正多角形の角部は自転が滑らかになるように図9(a)が示すごとく、丸く面取りを施すとよい。因みに、本発明で正多角形という場合、角部を面取りしたような形状のものも含むものとする。
そしてこの場合、円板5bに形成される倒れ防止部42に関しては、ドーナツ状円板41の内形を、円板5bの高さにおける被成膜体6あるいは被成膜体ホルダー33の外形形状に合わせるだけでよい。それ以外の寸法については図3に示すものと同じ思想で決定すればよい。
2 主回転板
3 歯車
4 第二回転軸
5 被成膜体保持部材
6 被成膜体
6a 基端部
30 基端保持部
32 段差部
33 被成膜体ホルダー
35 飛び出し防止部材
41 ドーナツ状円板
42 倒れ防止部
50 第一回転軸の回転中心軸
60 第二回転軸の回転中心軸
Claims (9)
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する成膜装置が、垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転し、かつその表面部に基端部の外形が円形または正多角形の被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが装着される円盤状の被成膜体保持部材を有していて、前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの基端部を保持し、かつ前記基端部に外接する円よりも大きな内径を有する円形の基端保持部を有していて、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが、自重と前記被成膜体保持部材の回転とにより前記基端保持部の円形内面に前記円形または正多角形の基端部を内接させながら自転するようになっていることを特徴とする成膜装置。
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する成膜装置が、垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転し、かつその表面部に基端部に歯車が形成されている被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが装着される円盤状の被成膜体保持部材を有していて、前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの前記基端部を保持し、かつ内側に前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの前記基端部に形成された歯車に噛み合う内向きの歯車が形成されている基端保持部を有していて、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが、自重と前記被成膜体保持部材の回転とにより前記内向きの歯車が形成されている基端保持部の歯車に前記基端部に形成されている歯車を噛み合わせながら自転するようになっていることを特徴とする成膜装置。
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する成膜装置が、回転軸により回転する主回転板と、該主回転板の回転に連動して、しかも垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転し、かつその表面部に基端部の外形が円形または正多角形の被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが装着される円盤状の被成膜体保持部材を有していて、前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの基端部を保持し、かつ前記基端部に外接する円よりも大きな内径を有する円形の基端保持部を有していて、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが、自重と前記主回転板及び被成膜体保持部材の回転とにより前記基端保持部の円形内面に前記円形または正多角形の基端部を内接させながら自転するようになっていることを特徴とする成膜装置。
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する成膜装置が、回転軸により回転する主回転板と、該主回転板の回転に連動して、しかも垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転し、かつその表面部に基端部に歯車が形成されている被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが装着される円盤状の被成膜体保持部材を有していて、前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの前記基端部を保持し、かつ内側に前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの前記基端部に形成された歯車に噛み合う内向きの歯車が形成されている基端保持部を有していて、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーが、自重と前記主回転板及び被成膜体保持部材の回転とにより前記内向きの歯車が形成されている基端保持部の歯車に前記基端部に形成されている歯車を噛み合わせながら自転するようになっていることを特徴とする成膜装置。
- 前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーをその高さ方向の任意の位置で可動自在に保持しながらこれら被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの倒れを防止する倒れ防止部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の成膜装置。
- 前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体保持部材の回転軸方向に所定間隔で並行に設けられた少なくとも2枚の円板状部材からなり、前方の円板状部材には前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの基端部を保持し、かつ前記基端部に外接する円よりも大きな内径を有する円形の基端保持部が設けられ、後方の円板状部材には前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを、その高さ方向の任意の位置で可動自在に保持しながらこれら被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの倒れを防止する倒れ防止部が設けられていて、前記倒れ防止部は前記可動自在に保持している位置における前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの外形に略一致する内形の穴を有する略ドーナツ状円板を有し、該略ドーナツ状円板の外径よりも大きな内径を有するドーナツ状円板保持部をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の成膜装置。
- 前記被成膜体保持部材は、前記被成膜体保持部材の回転軸方向に所定間隔で並行に設けられた少なくとも2枚の円板状部材からなり、前方の円板状部材には前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの基端部を保持し、かつ内側に前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの前記基端部に形成された歯車に噛み合う内向きの歯車が形成されている基端保持部が設けられ、後方の円板状部材には前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを、その高さ方向の任意の位置で可動自在に保持しながらこれら被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの倒れを防止する倒れ防止部が設けられていて、前記倒れ防止部は前記可動自在に保持している位置における前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの外形に略一致する内形の穴を有する略ドーナツ状円板を有し、該略ドーナツ状円板の外径よりも大きな内径を有するドーナツ状円板保持部をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の成膜装置。
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する薄膜形成方法であって、垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転する被成膜体保持部材表面に前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを装着し、かつ前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの自重と前記被成膜体保持部材の回転とにより前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを前記被成膜体保持部材に対して自転させながら前記被成膜体の表面に薄膜を形成することを特徴とする薄膜形成方法。
- 真空成膜室内において成膜材料源の上方で回転する被成膜体の表面に薄膜を形成する薄膜形成方法であって、回転軸により回転する主回転板の回転に連動して、しかも垂直方向に対して所定角度傾いた状態で回転する被成膜体保持部材表面に前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを装着し、かつ前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーの自重と前記主回転板及び被成膜体保持部材の回転とにより前記被成膜体または被成膜体を保持した被成膜体ホルダーを前記被成膜体保持部材に対して自転させながら前記被成膜体の表面に薄膜を形成することを特徴とする薄膜形成方法。
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