JP2007039239A - カール修正ローラー及びそれを用いたラミネーター - Google Patents

カール修正ローラー及びそれを用いたラミネーター Download PDF

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Akio Kimura
晃生 木村
Yoshito Imaizumi
吉人 今泉
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Abstract

【課題】 複雑なシステムではなく、安価で単純な構成で、しかも作業工程中にラミネートフィルムが露出するラミネーターにおいてもフィルム部分が破断することなくカールの修正が可能なカール修正ローラー及びそれを用いたラミネーターを提供する。
【解決手段】 搬送や排出部分に設ける一対のローラーR1、R2において、各々の硬度を変えたり、同じ硬度でも直径を変えることにより、用紙のカールを修正し作業工程を速やかに通過させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は印刷物等の表裏面をフィルムで被覆ラミネートする光沢加工機、すなわち上流の工程から連続的にフィルムを被覆ラミネートされて送られてくる用紙を連続的に自動切断するラミネーター等に使用可能なカール修正ローラー及びそれを用いたラミネーターに関する。
従来のラミネーターは、連続的に繰り出されるフィルムを連続的に繰り出される用紙の表面と整合し、ヒートローラー等により加熱、加圧処理を施して用紙表面を前記フィルムで被覆ラミネートし、その後前記フィルムにより繋がった状態になった用紙を個別にカットして紙積み台に積載するという複数の行程から構成されている。
ところでヒートローラー等により加熱、加圧処理を施され被覆ラミネートされた用紙は、フィルムと用紙の伸縮度合いが異なるため、被覆ラミネート後熱が冷めるに伴い被覆ラミネートされたフィルム側にカールを起こす。
このカールにより用紙が平らな状態で排出されないと、反った状態で排出される用紙同士が次から次へと突き当たり、特に最終の積載する行程で排出用紙を順序良く積載することができなくなってしまう。従って、首尾良く次の行程に移ることができなくなるばかりか、続く断裁行程ではカールのために断裁が不可能になる等下流の各作業行程に大きな支障を来すことになる。
従来のラミネーターでは、例えば特開平10−315424号公報に記載されるように、カール修正部材をヒートローラーの下流に設け、用紙にフィルムを被覆ラミネートした直後にカール修正部材に押し当ててしごくようにすることでカールを修正し取り去っていた。
特開平10−315424号公報
ところで、端部を重ね合わせながら連続的に繰り出される用紙を、連続的に繰り出されるフィルムで被覆ラミネートする場合には、前記カール修正部材が充分に機能するが、間隔をおいて繰り出される用紙を連続的にフィルムで被覆ラミネートすると、用紙と用紙の切れ間にフィルムが露出する部分が生じる。そして露出したフィルムには接着剤が塗られているため、前記カール修正部材に強く押しつけてしごくと接着剤とカール修正部材の間の抵抗が大きくなりフィルム部分が破断してしまうのである。
本発明者等は、前記用紙が間隔をおいて繰り出される場合にもフィルム部分の破断を起こさない方法を発見した。
この発明は、ラミネーター等の光沢機械において、安価で小振りで単純な構成の用紙のカール修正ローラー及びそれを用いたラミネーターを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の用紙のカール修正ローラーは、用紙を搬送或いは排出するための少なくとも一対のローラーであって、前記一対のローラーを構成する2本のローラーの硬度及び/又は直径が異なることを特徴としている。
また、前記カール修正ローラーを使用したラミネーターは、連続的に間隔をおいて搬送される用紙の表面を、別ルートから連続的に繰り出されるフィルムによりヒートローラーで整合して被覆ラミネートした後に、切断して単品の用紙に仕上げるラミネーターにおいて、ヒートローラーと切断手段の間の搬送経路においてヒートローラー側に計測ローラーを設け、計測側ローラーに用紙の移動距離読取装置を設け、該計測ローラーの下流側に設けたセンサーが搬送されてくる用紙の前端若しくは後ろ端を読み取ると共に前記用紙が任意の距離を移動した時点において前記センサーの下流側に設けた切断手段を稼働させて前記用紙の前後縁辺から一定の距離で切断し、前記切断手段の下流側に請求項1に記載のカール修正ローラーを設け前記用紙を排出することを特徴としている。
さらに、前記カール修正ローラーは、前記ラミネーターめ任意の行程間に必要な数だけ配置して構わない。
本発明のカール修正ローラーは、単独で或いは記述のカール修正部材と併用することができる。併用する場合には、カール修正部材により全てのカールを矯正する必要がなく、従ってラミネートされた用紙を強く押しつける必要がなくなるためフィルム部分での破断が起こらない。
本発明に使用されるカール修止ローラーの材質に格別の制限はない。金属、各種樹脂、天然ゴム、合成ゴム、セラミック、布、紙等を単体で、或いは混合して使用することができる。
本発明の一対のカール修正ローラーを構成する各ローラーの硬度は、必ずしも同一である必要はない。記述の材質の選択により、例えば一方を金属ローラー、他方をウレタンゴム等のローラーで構成しても構わない。本発明者等の実験では硬度が硬い方のローラーの外周に沿ってカールしながら排出される傾向にあることが確認された。
本発明の一対のカール修正ローラーを構成する各ローラーの直径は、必ずしも同一である必要はない。例えば異なる直径で一対のローラーを構成しても構わず、本発明者等の実験では直径の小さい方のローラーの外周に沿ってカールしながら排出される傾向にあることが確認された。
本発明において、各ローラーの駆動は、別個に取っても構わず、或いは一方の駆動を供回り形で伝えて両者が回転するようにしても構わない。また一対のローラー同士は、バネ等により強制的に加圧されていても、或いは単に乗せられて自重のみが掛かる状態でも構わない。本発明者等の実験では、一対のローラー同士を加圧するほど、硬度が硬く直径が小さいローラーの外周に沿ってカールしながら排出される傾向が強くなることが確認された。
ローラーの形状は巾の広い一本物の状態であっても、或いは複数の巾の狭いローラーがシャフトに間隔を設けて取り付けられていても構わない。この際、巾の狭いローラーは等間隔に配置される必要はなく、またローラー巾に関しても全てが同じ巾である必要はない。さらに、ローラー表面にスリップ止めの溝が形成されていても構わない。
一対のカール修正ローラーは排出口に配置されるのみならず、ラミネーターの各工程の任意の行程間に配置されていても構わない。その際、一対に限られることなく任意の行程間に複数対を配置しても構わず、さらに複数の行程間に分散して配置しても構わない。さらに一対のカール修正ローラーは、少なくとも一方がローラー内にヒーターが内蔵されたヒートローラーであっても構わない。
本発明の用紙のカール修正ローラーによれば、端部を重ね合わせながら連続的に繰り出される用紙を、連続的に繰り出されるフィルムで被覆ラミネートする場合は言うまでもなく、間隔をおいて繰り出される用紙を連続的にフィルムで被覆ラミネートする場合、即ち用紙と用紙の切れ間にフィルムが露出する場合においてもフィルム部分が破断することなくカールを修正することができる。また記述の構成をラミネーターに使用することで、安価で小振りで単純な構成で確実にカールを修正することが可能なラミネーター提供することができる。
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1(A)、(B)は通常の排出ローラーの要部側面図と斜視図である。図2(A)、(B)(C)は本発明の用紙のカール修正ローラーの種々の態様の要部側面図である。図3は用紙の端部を重ね合わせないラミネーターの要部概念図である。図4は図3のラミネーターにカール修正部材を取り付けた場合の要部概念図である。
図1(A)及び(B)に示すように、通常の排出ローラー(搬送ローラー等も含む)は、例えば上下共に耐熱シリコンからなる直径3〜4cmの一対のローラーR1、R2から構成されている。このような場合、用紙S(4/6判換算110kgの上質紙)は矢印で示すような直線のパスラインPを通過する。
図2(A)は前記一対のローラーR1、R2において下側のローラーR2をステンレス製に変更した態様である。上側のローラーR1に比較して当然下側のステンレス製ローラーは硬度が硬い。この場合用紙は、矢印で示すように下側に湾曲するパスラインPを通過し、排出後の用紙Sがパスラインに沿ってカールしていた。
図2(B)は前記一対のローラーR1、R2において、上側のローラーR1の直径を5cm、下側のローラーR2の直径を3cmに設定した態様である。この場合用紙Sは、矢印で示すように下側に湾曲するパスラインPを通過し、排出後の用紙Sがパスラインに沿ってカールしていた。
図(C)は前記一対のローラーR1、R2において下側のローラーR2をステンレス製に変更し、なおかつ上側のローラーR1の直径を5cm、下側のローラーR2の直径を3cmに設定した態様である。の場合用紙Sは、矢印で示すように下側に強く湾曲するパスラインPを通過し、排出後の用紙SがパスラインPに沿って強くカールした。
元々上側にカールしている用紙Sを図2の各一対のローラーR1、R2間を通すと、それぞれのパスラインPの度合いに従って用紙Sのカールが相殺され、より平面に近づく状態に修正されて排出された。この結果はラミネートフィルムFにより被覆ラミネートされた用紙Sにおいても同一の結果となった。
次に用紙Sの端部を重ね合わせることのないラミネーター装置の各行程を説明する。図3に示すように、右側の紙乗台1に積載された最上向の用紙Sから順番に、例えば図示されないエアー源から供給されるエアー圧により作動する吸着パッド2に吸着されて左下流側に設けられた一対のヒートローラー3、3’(前記吸着パッドP2と異なる図示されないエアー源から供給されるエアー圧により加圧されている)へ一枚ずつ間隔をおいて繰り出される。この一対のヒートローラー3、3’にはその斜め上方に設置されているフィルムロールから繰り出されるラミネートフィルムFが引き込まれ、ここで用紙Sの表面とラミネートフィルムFとを整合しながら被覆ラミネートするのである。その際ラミネートフィルムFの用紙S表面に接触する側の面には感熱接着剤層(図示省略)が予め設けてられているため、ヒートローラー3、3’により加熱された感熱接着剤は接着性を発揮して用紙S表面に強固に接着される。そして被覆ラミネートされた用紙Sは左側の一対の計測ローラー4、4’間を通過し、さらにセンサー5、5’間、一対のニップローラー6、6’間、ロータリーカッターを構成する固定刃7と回転刃8の間、一対のカール修正ローラー9、10間を順次通過し、最終的に左側のシューター11に落とし込まれて積載されるのである。
前記ラミネーター装置においてラミネートフィルムFを被覆された用紙Sは、それぞれの材質の伸び率の違いによりラミネートフィルムFが被覆された面側へカールする傾向にある。そしてそのカールはラミネートフィルムFにより切れ目のない連続状態から切断された後に端部から発生するのである。即ち図3に示すように、固定刃7と回転刃8により構成されるロータリーカッタ部を通過し、カットされた直後の端部がカールするのであるが、カット後に用紙のカール修正ローラー9、10が待ち受けているため、両ローラーによりカールは全て修正され平面に近い状態となって排出され、下流のシューター11に順次積載される。
なお前記ラミネーター装置において、通常のカール修正部材が取り付けられることにより併用して使用しても構わない。例えば図4に示すように、右側からヒートローラー3、3’によりラミネートフィルムFを被覆ラミネートされた用紙S1を、カール修正部材12(角柱からなりアール状に面取りされている)にバー13を押し下げることにより押しつけ扱いてカールを修止することができる。その際カール修正部材12と用紙のカール修正ローラー9、10両者の効果が相乗効果として現れるため、カール修正部材12に強くこすりつけて扱く必要がなく、そのため露出して接着剤が表出したフィルム部分がカール修正部材12の抵抗を受けて破断してしまうことがない。
(A)、(B)は通常の排出ローラーの要部側面図と斜視図である。 (A)、(B)(C)は本発明の用紙のカール修正ローラーの種々の態様の要部側面図である。 用紙の端部を重ね合わせないラミネーターの要部概念図である。 図3のラミネーターにカール修正部材を取り付けた場合の要部概念図であ
符号の説明
P パスライン
R1 上側のローラー
R2 下側のローラー
F ラミネートフィルム
S 用紙
1 紙乗せ台
2 吸着パッド
3、3’ ヒートローラー
4、4’ 計測ローラー
5、5’ センサー
6、6’ ニップローラー
7 固定刃
8 回転刃
9、10 用紙のカール修正ローラー
11 シューター
12 カール修正部材
13 バー

Claims (3)

  1. 用紙を搬送或いは排出するための少なくとも一対のローラーであって、前記一対のローラーを構成する2本のローラーの硬度及び/又は直径が異なることを特徴とした用紙のカール修正ローラー。
  2. 連続的に間隔をおいて搬送される用紙の表面を、別ルートから連続的に繰り出されるフィルムによりヒートローラーで整合して被覆ラミネートした後に、切断して単品の用紙に仕上げるラミネーターにおいて、ヒートローラーと切断手段の間の搬送経路においてヒートローラー側に計測ローラーを設け、計測側ローラーに用紙の移動距離読取装置を設け、該計測ローラーの下流側に設けたセンサーが搬送されてくる用紙の前端若しくは後ろ端を読み取ると共に前記用紙が任意の距離を移動した時点において前記センサーの下流側に設けた切断手段を稼働させて前記用紙の前後縁辺から一定の距離で切断し、前記切断手段の下流側に請求項1記載のカール修正ローラーを設け前記用紙を排出することを特徴としたラミネーター。
  3. 用紙が通過する何れかの個所に請求項1に記載のカール修正ローラーを設けたことを特徴とした請求項2に記載のラミネーター。
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