JP2007038195A - 廃液からの浮上油回収方法および回収装置。 - Google Patents

廃液からの浮上油回収方法および回収装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】被処理液面に対して、その上部に存在する浮上油は遮蔽板を乗り越えて浮上油受け部に貯留され、その下部に存在する浮上油の取除かれてポケット状吸入部に流入したある程度綺麗になった液体は排出管によって排出可能となっているが、高さの違いによって分離するこのような方式では、新しい設備を設置した当初は順調に作動しているが、時間が経過するに伴い、特に淀んだ状態の浮上油液面は、油以外の他の異物も含め固化しがちであった。
【解決手段】エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液にマイクロバブル20aを送り込み、マイクロバブル20aが水面WLに上昇する迄の間にマイクロバブル20aの表面に廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油とし、水面WL上の浮上油を強制的に対流させることで浮上油回収口40に送り込んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃液からの浮上油回収方法および回収装置に関する技術であって、更に詳細に述べると、エマルジョン化した油をどのようにしたら容易に水面に浮上させ、水面に浮上した浮上油を確実に迅速に回収し、更には長い時間が経過すると問題になる浮上油の固化を如何にしたら防止することが出来るかという技術について述べたものである。
従来、廃液からの浮上油回収方法および回収装置に関する技術としては、油水分離方法とその装置に見られるように、処理槽に貯留した被処理液中に気泡を供給することによって被処理液に含まれる油分を気泡とともに浮上させ水と油分とを分離させる浮上分離法による油分分離方法とその装置に関するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この場合、処理槽に貯留した被処理液中に気泡を供給することによって被処理液に含まれる油分を気泡とともに浮上させ水と油分とを分離させるものであり、処理槽の下部から汲み出した被処理液に空気供給手段で空気を溶解させて処理槽の下部に設けたノズルから噴射して被処理液を処理槽に戻して被処理液を循環させ、未処理状態の被処理液は被処理液の循環配管系か処理槽の下部に供給し、循環配管系においては処理槽内を気泡がほぼ揃って浮上するように被処理液に空気供給手段で空気を溶解することを特徴としているのである。
特開2004−16885
しかしながら、このような従来の廃液からの浮上油回収方法および回収装置に関しては、以下に示すような課題があった。
先ず、被処理液面に対して、その上部に存在する浮上油は遮蔽板を乗り越えて浮上油受け部に貯留され、その下部に存在する浮上油の取除かれてポケット状吸入部に流入したある程度綺麗になった液体は排出管によって排出可能となっているが、高さの違いによって分離するこのような方式では、新しい設備を設置した当初は順調に作動しているが、時間が経過するに伴い、特に淀んだ状態の浮上油液面は、油以外の他の異物も含め固化しがちであった。
また、被処理液面の位置を、常に浮上油受け部との間の遮蔽板の上部とポケット状吸入部との間の仕切板の上部に位置させることは困難を伴い、確実に対応しようとすると制御する為の設備を必要とした。
更に、被処理液中に気泡を供給する為には、循環ポンプや供給ポンプを配設する等それなりの設備を必要としているが、それに伴ってそれらの設備を配設する為にかなりの費用を必要とした。
本発明は、エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液にマイクロバブル20aを送り込み、前記マイクロバブル20aが水面WLに上昇する迄の間に前記マイクロバブル20aの表面に前記廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油とし、前記水面WL上の前記浮上油を強制的に対流させることで浮上油回収口40に送り込むことを特徴とし、更には、前記浮上油を前記浮上油回収口40に送り込むのに際して、前記浮上油が対流する流路191を狭めることで、前記浮上油が前記浮上油回収口40に到達した時点では前記浮上油が前記水面WLより盛り上がった状態になることを特徴とし、更には、前記浮上油回収口40の最下点の位置は、前記浮上油だけを回収する様に、前記水面WLより高く位置させたことを特徴とし、更には、前記水面WL上の前記浮上油を強制的に対流させる方法としては、前記浮上油回収口40の方向に噴出する圧縮空気によるものであることを特徴とし、更には、前記マイクロバブル20aを送り込む方法としては、圧縮空気がセラミックまたは焼結合金を通過することによるものであることを特徴とすることによって、上記課題を解決したのである。
また、本発明は、エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液を収めた容器10と、前記容器10の底部に位置させマイクロバブル20aを発生させるマイクロバブル発生器20と、前記マイクロバブル20aが水面WLに上昇する迄の間に前記マイクロバブル20aの表面に前記廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させ浮上油とする中で前記浮上油を前記水面WL上で強制的に対流させる目的から前記水面WLに近い浮上油回収口40に流路191を形成するように前記水面WLの近くに圧縮空気を噴出させるエアーノズル30を配設したことを特徴とし、更には、前記浮上油回収口40に到る前記流路191の途中に、前記浮上油が前記浮上油回収口40に到達した時点で前記浮上油が水面より盛り上がった状態になるように、前記流路191を狭める目的で柱状型の浮上油ガイド50を単独でまたは狭め板50aと合わせて配設したことを特徴とし、更には、前記浮上油回収口40の近傍に到達した前記浮上油が、前記容器10と前記浮上油ガイド50の間から流出しないようにまたは流出しにくいように、前記水面WLの下部から前記水面WLより上部に位置している浮上油フェンス50b、50cを設けたことを特徴とし、更には、前記浮上油回収口40に到る前記流路191で前記浮上油が波立つように、前記エアーノズル30に断続的に圧縮空気を送り込むことを特徴とし、更には、前記浮上油回収口40は、前記浮上油だけを回収する様に前記水面WLより高く位置させ、高さ調整手段WLによって前記水面WLよりの高さの微調整が可能であることを特徴とすることによって、上記課題を解決したのである。
以上の説明から明らかなように、本発明によって、以下に示すような効果をあげることが出来る。
第一に、エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液にマイクロバブルを送り込み、マイクロバブルが水面に上昇する迄の間にマイクロバブルの表面に廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油とし、水面上の浮上油を強制的に対流させることで浮上油回収口に送り込むことによって、特に水面上の浮上油を強制的に対流させることによって、浮上油だけを確実に迅速に回収することが可能になり、水面に対流を与え常に流動させることで、水面上の浮上油が固化するのを防止するのに非常に効果を発揮している。
第二に、浮上油を浮上油回収口に送り込むのに際して、浮上油が対流する流路を狭めることで、浮上油が浮上油回収口に到達した時点では浮上油が水面より盛り上がった状態にする為に、浮上油回収口に到る流路の途中に、浮上油が浮上油回収口に到達した時点で浮上油が水面より盛り上がった状態になるように、流路を狭める目的で柱状型の浮上油ガイドを単独でまたは狭め板と合わせて配設し、更に浮上油回収口の近傍に到達した浮上油が、容器と浮上油ガイドの間から流出しないようにまたは流出しにくいように、水面の下部から水面より上部に位置している浮上油フェンスを設けることで、簡便な安価な装置で、浮上油だけを確実に迅速に回収することが可能となった。
第三に、浮上油回収口の最下点の位置は、浮上油だけを回収する様に、水面より高く位置させ、高さ調整手段WLによって水面WLよりの高さの微調整が可能とすることで、簡便な安価な装置で、浮上油だけを確実に迅速に回収することが可能となった。
第四に、水面上の浮上油を強制的に対流させる方法としては、浮上油回収口の方向に噴出する圧縮空気によることで、簡便な安価な装置で、水面に対流を与え常に流動させることで、水面上の浮上油が固化するのを防止するのに非常に効果を発揮している。
第五に、マイクロバブルを送り込む方法としては、圧縮空気がセラミックまたは焼結合金を通過することによることで、簡便な安価な装置で、マイクロバブルを送り込むのに非常に効果を発揮している。
第六に、浮上油回収口に到る流路で浮上油が波立つように、エアーノズルに断続的に圧縮空気を送り込むことで、簡便な安価な装置で、浮上油だけを確実に迅速に回収することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。
ここで、図1は、本願発明の全体を示した斜視図であり、図2は、本願発明の全体を示した平面図であり、図3は、本願発明の浮上油回収口の詳細図である。
図1に見られるように、20はマイクロバブル発生器であって、圧縮空気が多孔質であるセラミックスや焼結合金を通過することでマイクロバブル20aを発生させているのであるが、エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液を収めた容器10の底部に位置させている。 特に、マイクロバブル発生器20がセラミックスの場合には、50ミクロン程度の気泡を発生する能力をもっている。 尚、セラミックスや焼結合金の形状に関しては、柱状や板状によるものでも、管状で内側から外側に圧縮空気を流すものでも構わない。
この場合、マイクロバブル20aは、容器10の底部から水面WLに上昇する迄の間にマイクロバブル20aの表面にエマルジョン化した油も含め廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油として浮上させている。 尚、水面WLを定義すると、容器10に廃液を満たし、全ての機器が作動していない静止の状態での液面を示していると考えれば良い。
一方、浮上油は、水面WLの近傍に位置している浮上油回収口40から浮上油回収容器60に回収されるようになっている。
ところで、水面WLに浮上した浮上油がその水面WL上で強制的に対流させることで常に流動するように、特に水面WLの近傍に位置させている浮上油回収口40に向けて流路191を形成するように、水面WLの近くに圧縮空気を噴出させるエアーノズル30を配設している。
尚、エアーノズル30に関しては、浮上油回収口40に到る流路191で浮上油が波立つように、具体的に図示してはいないが、圧縮空気を供給している圧縮空気配管152の途中に電磁弁を配設し、その電磁弁を開閉することでエアーノズル30に断続的な圧縮空気を送り込むことも考えられる。 即ち、浮上油を波立たせることで、次に述べるような盛り上がった状態に関し、断続的ではあるが浮上油が水面より盛り上がった状態を作り出しているのである。
更に、浮上油回収口40に到る流路191の途中に、浮上油が浮上油回収口40に到達した時点で浮上油が水面より盛り上がった状態になるように、流路191を狭める目的で円柱や三角柱や四角柱や五角柱や六角柱や八角柱やその他の角柱を含め柱状型の形状をした浮上油ガイド50を単独でまたは狭め板50aと合わせて配設している。
その際、浮上油ガイド50は保持アーム50cによって容器10に固定され、狭め板50aは浮上油ガイド50に固定されている。 但し、狭め板50aに関しては、容器10に固定しても構わないし、二つの狭め板50aを別々に容器10と浮上油ガイド50との両方に固定しても構わない。 尚、浮上油ガイド50と狭め板50aに関しては、浮上油の流れる流路191を狭める目的で配設しているので、図1に見られるように、水面WLを中心とした上下に形成されていれば良い。 即ち、容器10の底部まで形成させる必要は無い。
また、浮上油回収口40の近傍に到達した浮上油が容器10と浮上油ガイド50の間から流出しないようにまたは流出しにくいように、浮上油ガイド50と狭め板50aと同じように水面WLの下部から水面WLより上部に位置している浮上油フェンス50bを、または浮上油ガイド50を固定する目的の保持アーム50cと兼用した浮上油フェンス50cを設けている。
この場合、流路191が浮上油回収口40に到るように完全に閉鎖した状態でも良いし、図2の浮上油フェンス50cに見られるように少しであれば流路191が容器10内で循環するように開いた状態でも構わない。 ところで、浮上油フェンス50bは、浮上油ガイド50または保持アーム50cに固定されている。
尚、浮上油回収口40に関しては、図3に見られるように、外管41と高さ調整手段42としての内管回動部42を構成して、内管回動部42が内管42aと堰42bとハンドル42cを一体に形成し、外管41内に収納した内管回動部42をハンドル42cによって回動させることで堰42bを移動させ、水面WLに対して最大高さXと途中の高さYと最小高さZを選択可能にしているのである。 但し、高さ調整手段に関しては、前述のハンドル42cの回動によるものに限定する必要は無く、スクリュウやネジによって調整する方式でも構わない。
ここで、マイクロバブル発生器20とエアーノズル30に送り込まれる圧縮空気161に関しては、図1には具体的には示していないが、空気圧縮機によって作り出されたものであり、圧力制御弁71を経由して圧力が調整され、圧縮空気配管151と継手72を経由した後に分流し、一方は圧縮空気の流量を調整する流量調整弁73を経てバブル発生用の圧縮空気配管153からマイクロバブル発生器20に送られ、他方は圧縮空気の流量を調整する流量調整弁74を経て対流用の圧縮空気配管152からエアーノズル30に送られている。
但し、圧縮空気161からの圧力の調整と流量の調整に関しては、圧力制御弁71と流量調整弁73、74の組み合わせに限定する必要は無く、希望する圧力と流量でマイクロバブル発生器20とエアーノズル30に圧縮空気を送り込む為には、圧縮空気161を分流した後に個々に別の圧力制御弁と流量調整弁を配設する等も含めて、その他の各種の方法が考えられる。
尚、図1に於いては浮上油の回収については記載しているが、油等の除去された後の液体の排出に関しては全く記載していない。 この場合、油等の除去された後の液体の排出に関しては、容器10の一部を隔壁によって液体が流入しないように完全に仕切って隔離された室を作る。 そして、その隔壁のマイクロバブル発生器20の影響が少ない位置の底部と容器10の底部との間に、液体の出入可能な底部流路を設ける。 従って、隔離された室には、隔壁の底部と容器10の底部との間の底部流路から油等の除去された後の液体が流れ込むようになっている。 一方、容器10の隔離された室の水面WLより少し低い位置に、油等の除去された後の液体を排出するの排出口を設けることが理想的な場所と言うことが出来る。
また、廃液の流入に関しては、浮上油回収口40の近傍以外はどこでも良いが、容器10の底部から流入させることが望ましい。 その場合、セラミックスや焼結合金を使用したマイクロバブル発生器20による方式で無く、別のマイクロバブルを発生させる方式としてマイクロバブルの発生と廃液の流入を合わせて容器10の底部から、空気と廃液をポンプによって攪拌し混合しながらの方式や、圧縮空気と廃液をベンチュリー管から排出する方式も考えられる。
本発明による、廃液からの浮上油回収方法および回収装置は前述したように構成されており、以下にその動作について説明する。
先ず、容器10に廃液を水面WLが浮上油回収口40の少し下に位置する様に入れ、圧力制御弁71と流量調整弁73、74を希望する値に設定する。 尚、一例としてマイクロバブル発生器20とエアーノズル30共に、圧力を0.05MPaで流量を6L/minに設定することが考えられる。
ここで、圧縮空気161を流すと、マイクロバブル発生器20からはマイクロバブル20aが発生し、容器10の底部から水面WLに上昇する迄の間にマイクロバブル20aの表面にエマルジョン化した油も含め廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油を浮上させる。
一方、水面WLに浮上した浮上油は、エアーノズル30より噴出する圧縮空気によって強制的に対流を起こさせて、浮上油回収口40に向かって流路191を形成している。この様に、水面WL近傍の浮上油を常に流動させることによって、長期的に見ると浮上油が固化するのを防止したとも言えるのである。
この場合、流路191の途中に、保持アーム50cによって容器10に固定した浮上油ガイド50と、浮上油ガイド50に固定した狭め板50aと、保持アーム50cに固定した浮上油フェンス50bによって流路191が狭められ、浮上油回収口40の近傍では、浮上油の液面が水面WLより持ち上がった状態になる。 尚、浮上油ガイド50や狭め板50aや浮上油フェンス50bの配設する位置によって浮上油が持ち上がる高さが微妙に変化すると言う事は出来る。
従って、浮上油回収口40は、図3に見られるように液体の流入する高さが水面WLより高い位置に設定されているが、浮上油は液面が水面WLより持ち上がることで浮上油回収口40より流入し浮上油回収容器60に送り込まれるのである。
尚、浮上油回収口40に関しては、内管回動部42を形成しているハンドル42cの操作によって、液体の流入する高さと水面WLの間を自由に変更することが可能となっている。
また、エアーノズル30より噴出する圧縮空気を断続的に送ることによって水面WLを波立たせ断続的に浮上油の液面が水面WLより持ち上がることで、浮上油を浮上油回収口40に流入し易くすることも考えられる。
最後に、水面WLの高さを決める廃液の量や、高さ調整手段42による液体の流入する高さと水面WLとの間の変更や、流路191を狭める為の浮上油ガイド50や狭め板50aや浮上油フェンス50bの選択や配設する位置に関しては、廃液の汚れ具合によって決定することが出来るとも言える。
廃液から浮上油を作り出して回収するのに際し、水面を強制的に対流させ常に流動させることで、浮上油の回収を促進させるだけでなく、浮上油が固化することを防止するのに効果的な装置が可能となった。
本願発明の全体を示した斜視図 本願発明の全体を示した平面図 本願発明の浮上油回収口の詳細図
符号の説明
10・・・・・・容器
20・・・・・・マイクロバブル発生器
20a・・・・・マイクロバブル
30・・・・・・エアーノズル
40・・・・・・浮上油回収口
41・・・・・・外管
42・・・・・・内管回動部(高さ調整手段)
42a・・・・・内管
42b・・・・・堰
42c・・・・・ハンドル
50・・・・・・浮上油ガイド
50a・・・・・狭め板
50b・・・・・浮上油フェンス
50c・・・・・保持アーム(浮上油フェンス)
60・・・・・・浮上油回収容器
71・・・・・・圧力調整弁
72・・・・・・継手
73・・・・・・流量調整弁
74・・・・・・流量調整弁
151・・・・・圧縮空気配管
152・・・・・圧縮空気配管
153・・・・・圧縮空気配管
161・・・・・圧縮空気
191・・・・・流路
WL・・・・・・水面
X・・・・・・・最大高さ
Y・・・・・・・途中の高さ
Z・・・・・・・最小高さ

Claims (10)

  1. エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液にマイクロバブル(20a)を送り込み、前記マイクロバブル(20a)が水面(WL)に上昇する迄の間に前記マイクロバブル(20a)の表面に前記廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させて浮上油とし、前記水面(WL)上の前記浮上油を強制的に対流させることで浮上油回収口(40)に送り込むことを特徴とする廃液からの浮上油回収方法。
  2. 前記浮上油を前記浮上油回収口(40)に送り込むのに際して、前記浮上油が対流する流路(191)を狭めることで、前記浮上油が前記浮上油回収口(40)に到達した時点では前記浮上油が前記水面(WL)より盛り上がった状態になることを特徴とする請求項1に記載の廃液からの浮上油回収方法。
  3. 前記浮上油回収口(40)の最下点の位置は、前記浮上油だけを回収する様に、前記水面(WL)より高く位置させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の廃液からの浮上油回収方法。
  4. 前記水面(WL)上の前記浮上油を強制的に対流させる方法としては、前記浮上油回収口(40)の方向に噴出する圧縮空気によるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の廃液からの浮上油回収方法。
  5. 前記マイクロバブル(20a)を送り込む方法としては、圧縮空気がセラミックまたは焼結合金を通過することによるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の廃液からの浮上油回収方法。
  6. エマルジョン化したものも含め油を中心とする異物を含んだ廃液を収めた容器(10)と、前記容器(10)の底部に位置させマイクロバブル(20a)を発生させるマイクロバブル発生器(20)と、前記マイクロバブル(20a)が水面(WL)に上昇する迄の間に前記マイクロバブル(20a)の表面に前記廃液に含まれた油を中心とする異物を付着させ浮上油とする中で前記浮上油を前記水面(WL)上で強制的に対流させる目的から前記水面(WL)に近い浮上油回収口(40)に流路(191)を形成するように前記水面(WL)の近くに圧縮空気を噴出させるエアーノズル(30)を配設したことを特徴とする廃液からの浮上油回収装置。
  7. 前記浮上油回収口(40)に到る前記流路(191)の途中に、前記浮上油が前記浮上油回収口(40)に到達した時点で前記浮上油が水面より盛り上がった状態になるように、前記流路(191)を狭める目的で柱状型の浮上油ガイド(50)を単独でまたは狭め板(50a)と合わせて配設したことを特徴とする請求項6に記載の廃液からの浮上油回収装置。
  8. 前記浮上油回収口(40)の近傍に到達した前記浮上油が、前記容器(10)と前記浮上油ガイド(50)の間から流出しないようにまたは流出しにくいように、前記水面(WL)の下部から前記水面(WL)より上部に位置している浮上油フェンス(50b、50c)を設けたことを特徴とする請求項7に記載の廃液からの浮上油回収装置。
  9. 前記浮上油回収口(40)に到る前記流路(191)で前記浮上油が波立つように、前記エアーノズル(30)に断続的に圧縮空気を送り込むことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の廃液からの浮上油回収装置。
  10. 前記浮上油回収口(40)は、前記浮上油だけを回収する様に前記水面(WL)より高く位置させ、高さ調整手段(WL)によって前記水面(WL)よりの高さの微調整が可能であることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の廃液からの浮上油回収装置。
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