JP2007037691A - 入賞装置 - Google Patents

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伸也 高橋
Yusuke Kudo
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Abstract

【課題】遊技球の挟み込みによる大入賞口の開放不良及び閉塞不良を解決するのに好適な入賞装置を提供する。
【解決手段】変動入賞装置14の遊技球受入部30を、その正面壁の壁面30bを円弧形状にし、その上縁部30a及び下縁部30eに傾斜を設けると共に、本体ベース24に回動軸32を介して回動可能に支持し、大入賞口26を開状態から閉状態へと切り換えるときに、大入賞口26の上縁部及び遊技球受入部30の各上縁部によって形成される長方形の枠が、遊技盤2の正面側に突出して上方向を向いている位置から大入賞口26の下縁部に近づくように遊技球受入部30を回動させて遊技盤2の正面方向を向くようにし、一方、閉状態から開状態へと切り換えるときには、遊技球受入部30を開状態から閉状態への切り換えとは逆の動作をさせ、前記長方形の枠が遊技盤2の正面側に突出して上方に向かって開口した状態となるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、弾球遊技機に用いられる入賞装置に関する。
パチンコ機の機種の中で第1種特別電動役物を備える機種は、始動入賞口に遊技球が入ると可変図柄表示装置が作動し、図柄の組み合わせが予め定めた図柄となったときに大当たりとなって、一定時間の間、開閉扉を開けて大入賞口を開放するようになっている。この開閉扉は、大入賞口の下縁部側に設けた回転軸を介して遊技盤に支持され、この回転軸の回転によって上下方向に回動して扉を開閉する仕組みとなっている。つまり、開閉扉が直立して大入賞口を閉塞している状態から下方向に回動して前方に傾倒することで開閉扉を開き大入賞口に遊技球を受け入れ可能とし、この状態から上方向に回動することで傾倒した状態から元の状態(直立状態)に戻って大入賞口を閉塞し遊技球の受け入れを阻止するようになっている。
ところで、このような入賞装置においては、開閉扉を開いている最中に、落下中の遊技球が開閉扉の前上縁角部(エッジライン)と遊技盤を覆う窓ガラスとの間に挟み込まれ、開閉扉を開けない状態になるといった問題が発生する恐れがある。
このような問題に対して、例えば、特許文献1に記載の大入賞口装置がある。
特許文献1の大入賞口装置は、開閉扉のエッジラインを傾斜させることで、落下する遊技球が開閉扉のエッジラインと窓ガラスとの間に挟み込まれてもエッジラインの傾斜方向に押しやられるように脱出でき、開閉扉の開放不良が起こらないというものである。
特開2002−45486号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、開閉扉が閉じるときに、エッジラインと遊技盤面との間に遊技球を挟み込んでしまう恐れがあり、このような場合についての解決手段については一切述べられていない。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、遊技球の挟み込みによる大入賞口の開放不良及び閉塞不良を解決するのに好適な入賞装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の入賞装置は、
遊技盤に設けられた大入賞口を、前記遊技盤上を流下する遊技球を前記大入賞口内部に受け入れ可能とする開状態、又は前記遊技球の前記大入賞口内部への受け入れを阻止する閉状態のいずれか一方の状態にするようにした入賞装置であって、
前記遊技球受入部は、前記遊技球を受入する所定形状の枠を有し、前記閉状態にあっては前記枠の受入側を遊技盤正面側に向けた状態で前記遊技盤に収納され、前記開状態にあっては前記枠の受入側を上方に向けた状態で遊技盤正面側に突出し、前記閉状態から開状態への切り換え動作は、前記枠の下端部分が遊技盤正面側に迫り出しつつ上方に移動することによって行われ、前記開状態から閉状態への切り換え動作は、前記枠の遊技盤正面側の先端部分が下降しつつ前記遊技盤側に近づいていく動作によって行われるようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、遊技球受入部がその枠の遊技盤正面側の先端部分を下降して枠の受入側を遊技盤正面側に向けた状態で収納することで遊技球が大入賞口内部に入るのを阻止するので、閉状態に切り換える際に、流下してくる遊技球を遊技球受入部と遊技盤面との間で挟み込むようなことが発生しないようにすることが可能である。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の入賞装置において、
前記遊技球受入部が前記開状態において、前記枠の遊技盤正面側の端部から前記大入賞口の下縁部近傍へと傾斜する壁を形成し、当該傾斜壁面の遊技盤側の面が前記流下してくる遊技球を受けてこれを前記大入賞口内へと誘導する構成としたことを特徴としている。
つまり、遊技盤正面側に傾斜壁面を形成するようにしたので、遊技球受入部が上方に移動している最中に流下してくる遊技球が、当該傾斜壁面と窓ガラスとの間に挟まれたときに、挟む力が傾斜に沿って遊技球を下方向に押し出すので、窓ガラスと遊技球受入部との間の遊技球の挟み込みを発生しにくくすることが可能である。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の入賞装置において、
前記遊技球受入部が前記閉状態において、前記大入賞口内部に収納される構成としたことを特徴としている。
つまり、閉状態においては、遊技球受入部が大入賞口内部に収納されるので、通常状態の遊技中などにおいて、遊技球受入部が、遊技球の流下を妨げないようにすることが可能である。
また、請求項4に係る発明は、請求項3記載の入賞装置において、
前記傾斜壁面を前記枠の遊技盤正面側の端部から前記大入賞口の下縁部近傍へと円弧を描く形状にし、
前記開状態から閉状態への切り換え動作を行うときに、前記傾斜壁面が前記大入賞口の下縁部に沿って回動しながら前記大入賞口内部に収納されるようにしたことを特徴としている。
つまり、円弧形状の傾斜壁面を形成するようにしたので、遊技球受入部が上方向に移動しているときに、流下してくる遊技球が、遊技球受入部と窓ガラスとの間に挟まれたときに、挟む力が曲面に沿って遊技球を下方向に押し出し、窓ガラスとの間の挟み込みを発生しにくくすることが可能であると共に、大入賞口の下縁部に沿って円弧形状の傾斜壁面を有する遊技球受入部が移動して大入賞口内部に収納される構成としたので、遊技球受入部が下方向に移動しているときに、遊技球受入部と、大入賞口の下縁部との間に遊技球が挟まる隙間がなくなるので、これにより、遊技球受入部が下方向に移動しているときに、窓ガラスや釘等に衝突して大入賞口の下縁部に向かってはねてくる遊技球が、遊技球受入部と、大入賞口の下縁部との間に挟み込まれないようになる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の入賞装置において、
前記枠の先端部分に、前記開状態において前記大入賞口側に向かって下り坂となる傾斜部を設けたことを特徴としている。
つまり、枠の先端部分に上記のような傾斜を設けたことにより、遊技球受入部が上方に移動しているときに流下してきた遊技球をすくい上げて大入賞口内部に誘導しやすくすることが可能であると共に、遊技盤側の傾斜壁面に沿って外に出ようとする遊技球を前記傾斜によって大入賞口内部に戻ってきやすくすることが可能である。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の入賞装置において、
前記傾斜壁面を構成する部位の下縁部に、前記開状態において前記大入賞口側に向かって下り坂となる傾斜部を設けたことを特徴としている。
つまり、傾斜壁面を構成する部位の下縁部に上記のような傾斜を設けたことにより、遊技盤側の傾斜壁面に沿って大入賞口へと向かう遊技球を大入賞口内部に受け入れやすくすることができると共に、傾斜壁面が円弧形状で且つ大入賞口内部に収納する構成の場合に、閉状態においては、窓ガラス等に衝突して傾斜壁面に衝突してくる遊技球が傾斜壁面に沿って大入賞口内に入るのを防ぐことが可能である。
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の入賞装置によれば、大入賞口を閉状態に切り換える際に、流下してくる遊技球を遊技球受入部と遊技盤面との間で挟み込むようなことが発生しないようにすることができるという効果が得られる。
また、請求項2記載の入賞装置によれば、請求項1の前記効果に加え、遊技球受入部が上方に移動している最中に、流下してくる遊技球が、窓ガラスと遊技球受入部との間に挟み込まれる状態を発生しにくくすることができるという効果が得られる。
また、請求項3記載の入賞装置によれば、請求項1又は請求項2の前記効果に加え、通常状態の遊技中などにおいて、遊技球受入部が、遊技球の流下を妨げないようにすることができるという効果が得られる。
また、請求項4記載の入賞装置によれば、請求項3の前記効果に加え、遊技球受入部が上向に移動しているときに、遊技球受入部と窓ガラスとの間の遊技球の挟み込みを発生しにくくすることができると共に、遊技球受入部が下方に移動しているときに、窓ガラスや釘等に衝突して大入賞口の下縁部に向かってはねてくる遊技球が、遊技球受入部と大入賞口の下縁部との間に挟み込まれないようにすることができるという効果が得られる。
また、請求項5記載の入賞装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1の前記効果に加え、遊技球受入部が上方に移動しているときに流下してきた遊技球をすくい上げて大入賞口内部に誘導しやすくすることが可能であると共に、遊技盤側の傾斜壁面に沿って外に出ようとする遊技球を前記傾斜によって大入賞口内部に戻ってきやすくすることができるという効果が得られる。
また、請求項6記載の入賞装置によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1の前記効果に加え、遊技盤側の傾斜壁面に沿って大入賞口へと向かう遊技球を大入賞口内部に受け入れやすくすることができると共に、傾斜壁面が円弧形状で且つ大入賞口内部に収納する構成の場合に、閉状態においては、窓ガラス等に衝突して傾斜壁面に衝突してくる遊技球が傾斜壁面に沿って大入賞口内に入るのを防ぐことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は、本発明の入賞装置を適用したパチンコ機の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係るパチンコ機の主要構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た平面図である。
遊技盤2は、図示しない発射ハンドルの操作により発射された遊技球を遊技盤2の遊技領域上流側に導いたり、各入賞口に入賞せずに遊技領域の上流側から下流側へと落下した遊技球をアウト口に導いたりするガイドレール4と、遊技盤2の中央に設けられたリーチ予告や大当たり予告図柄変動パターンに基づく図柄変動表示等の演出表示を行うための図柄表示装置10と、当該図柄表示装置10の下に設けられ且つ遊技球が入賞することで大当たり等の抽選や図柄の変動表示の契機となる始動入賞口13と、当該始動入賞口13の下方に設けられ且つ所定の条件(例えば、抽選の結果大当たりとなった場合)に従って、一定時間毎に遊技球を受け入れ可能な開状態又は遊技球の受け入れを阻止する閉状態に所定回数だけ交互に切り換える変動入賞装置14と、を含んだ構成となっている。
変動入賞装置14は、図1に示すように、遊技盤2の表側に装着される本体ベース24に設けた開口部を後述する大入賞口26とし、パチンコ機の制御基板(不図示)からの信号に応じて、遊技球受入部30の動作を制御して、大入賞口26を、遊技球を受入可能な開状態又は遊技球の受入を阻止する閉状態に交互に切り換えるようになっている。
以下、図2〜図5に基づき、変動入賞装置14の詳細な構成を説明する。ここで、図2は、変動入賞装置14を構成する各部材の正面側分解斜視図であり、図3は、変動入賞装置14を構成する各部材の後方側分解斜視図である。また、図4は、変動入賞装置14の開状態時の正面側斜視図であり、図5は、変動入賞装置14の開状態時の後方側斜視図である。
図2に示すように、変動入賞装置14は、遊技球受入部30と、回転軸32と、本体ベース24と、ステッピングモータ40と、遊技球通過センサ50とを含んだ構成となっている。
遊技球受入部30は、図2及び図3に示すように、壁面が円弧を描く正面壁(傾斜壁)30bと、当該正面壁30bの長手方向両側にそれぞれ扇形状の側壁30c及び30dとが正面壁30bの形状に沿って一体に設けられており、これら側壁30c及び30dの上部には、それぞれ回転軸32を挿通して本体ベース24に当該遊技球受入部30を回動可能に支持するための挿通孔が設けられている。更に、図3に示すように、遊技球受入部30の上縁部30a及び下縁部30e、並びに側壁30c及び30dの上縁部には、それぞれ大入賞口26側に向けて下り坂となる傾斜(傾斜部)が設けられている。図2及び図3などを見ても解るように、本実施の形態において、遊技球受入部30の全体的な形状は、所謂、パワー・ショベルのような形状をしている。
本体ベース24は、図2に示すように、大入賞口26の長手方向上縁側両端にそれぞれ回転軸32を支持するための軸受部24aが設けられ、更に、図3に示すように、その裏側には、中心が軸受部24aの軸を受ける孔と略同じ位置となる円弧形状の壁面を有する内壁24bと、これと一体となって大入賞口26内に入ってきた遊技球を遊技球通過センサの検出孔50aへと導く通路が設けられている。なお、内壁24bの下端部は、その位置が大入賞口26を正面から見て当該大入賞口26の下縁部と同じ高さに設けられている。
更に、前記通路を構成する床の下部には、遊技球通過センサ50を装着するためのセンサ装着部24cが設けられており、前記通路の床面における、センサ装着部24cを介して装着された遊技球通過センサ50の検出孔50aと同じ位置に、遊技球を1個ずつ検出孔50aに導く孔が設けられ、更に、本体ベース24の後方から見て大入賞口26の右方下部に、ステッピングモータ40を固定支持する支持部24dが設けられた構成となっている。
ステッピングモータ40は、固定子に電流を流すことにより発生する磁束と、回転子の永久磁石による磁束との相互作用を利用し、電気エネルギーを機械的な回転運動に変換するモータで、本実施の形態においては、支持部24dを介して本体ベース24に固定支持され、遊技機の制御基板(不図示)から伝送されてくる信号に応じて駆動し、前記回転運動を、駆動力伝達部40aを介して遊技球受入部30を回動させる力として当該遊技球受入部30へと伝達するようになっている。
遊技球通過センサー50は、孔の内側面にスイッチを有した検出孔50aを有し、検出孔50aを遊技球が通過することで押下されるスイッチの極性を検出して、検出孔50aを通過する遊技球を検出するようになっている。
上記した各構成部品を組立てると、図4に示すように、変動入賞装置14は、回転軸32と、遊技球受入部30の側壁30c及び30dの上部にある挿通孔と、本体ベース24の軸受部24aとを介して、遊技球受入部30が本体ベース24に回動可能に支持される。 遊技球受入部30は、図5に示すように、本体ベース24の後方に固定支持されたステッピングモータ40を駆動することにより、その駆動力伝達部40aから伝達される力を受けて、回転軸32を軸に上下方向に回動する。
以下、図6〜図10に基づき、変動入賞装置14における大入賞口26の開状態及び閉状態の切り換え動作について具体的に説明する。ここで、図6は、遊技球受入部30の開状態から閉状態への切り換え時の動作を示す図であり、図7は、遊技球受入部30の収納後の閉状態を示す図である。また、図8(a)は、閉状態時の遊技球を受入する領域(枠)の状態を示す図であり、(b)は、開状態時の遊技球を受入する領域(枠)の状態を示す図である。また、図9(a)は、開状態時における図8(a)のA−A断面図であり、(b)は、開状態に移行途中の図8(a)のA−A断面図である。また、図10(a)は、閉状態時の図8(a)のA−A断面図であり、(b)は、閉状態に移行途中の図8(a)のA−A断面図である。なお、遊技盤2の正面側には、窓ガラスWを有するガラス枠が設けられていることとする。
変動入賞装置14は、制御基板からの信号に応じて、ステッピングモータ40を駆動し、駆動力伝達部40aを介して遊技球受入部30に力を伝達して回転軸32を軸にショベル形状の遊技球受入部30を上下方向に回動する。
まず、変動入賞装置14は、ステッピングモータ40から伝達された力によって、大入賞口26を開状態から閉状態へと切り換えるときには、遊技球受入部30を、図6に示すように、大入賞口26の上縁部近傍且つ遊技盤2の正面側に突出している上縁部30aが、この位置から大入賞口26の下縁部に近づくように図中の矢印の方向に弧を描きながら下方向へと回動する。このとき、遊技球受入部30の正面壁30bの円弧形状の壁面は、本体ベース24の内壁24bの円弧形状の壁面に沿って回動し、最終的には、図7に示すように、遊技球受入部30の全部が、大入賞口26内に収納される。この状態(閉状態)においては、図8(a)の遊技球受入部30の太線部に示すように、大入賞口26の上縁部、遊技球受入部30の正面壁30bの上縁部30a、並びに遊技球受入部30の側壁30c及び30dの上縁部によって形成され、開状態のときには遊技球を受け入れる領域となる長方形の枠が、遊技盤2の正面方向を向く。このように遊技球受入部30が収納された状態においては、前記長方形の枠が正面を向いているため、図7に示すように、上方から普通に流下してくる遊技球Bは大入賞口26の前方を通過し、また、図10(a)に示すように、窓ガラスWに当たって大入賞口26に飛び込んできた遊技球も(図中(1))、収納後の正面壁30b、側壁30c及び30dが壁となって遊技球を外にはじき返す(図中(4))。また、飛び込んできた遊技球Bが、正面壁の傾斜を転がって昇ってきた場合は(図中(2))、円弧形状の傾斜で勢いを殺し、更に、遊技球受入部30の下端部30e(収納時には上方に変位する)に設けられた傾斜によって、遊技球が正面壁30b及び内壁24bを越え難くし、勢いを殺した遊技球を各傾斜によって外に戻す(図中(3)及び(4))。
ここで、本実施の形態においては、遊技球受入部30の正面壁30bの円弧の半径Rと、大入賞口26の高さ方向の幅Hとを、R<Hではあるが、両者を略同じ長さとし、且つ正面壁30bの長手方向の長さL1と、大入賞口26の長手方向の長さL2とを、L1<L2ではあるが、両者を略同じ長さとしており、遊技球受入部30の各壁面は、遊技球が通過できないわずかな幅の隙間をもって、大入賞口26の下縁部及び側面部に沿って回動する。従って、図10(b)に示すように、大入賞口26を、開状態から閉状態に切り換える途中、即ち、遊技球受入部30が下方向へと回動している途中において、釘などに当たって跳ね返ってきた遊技球Bが、大入賞口26の下縁部と正面壁30bとの間に入り込むことができず、図中の(1)及び(2)の矢印に示すように、大入賞口26の下縁部と、正面壁30bとの間に挟み込まれることなく流下する。
次に、変動入賞装置14は、ステッピングモータ40から伝達された力によって、大入賞口26を閉状態から開状態へと切り換えるときには、遊技球受入部30を、開状態から閉状態へと切り換える図6に示す動作とは逆に、大入賞口26の下縁部近傍にある上縁部30aが、弧を描きながら上方向に回動すると共に、大入賞口26の上縁部のほぼ正面側まで迫り出し、最終的に、図8(b)の遊技球受入部30の太線部に示すように、上述した長方形の枠を上方に向かって開口した状態となる。この状態(開状態)においては、この上方を向いた長方形の枠が、遊技盤2を流下してくる遊技球を受け入れる領域を形成し、正面壁30bと側壁30c及び30dとが、図9(a)に示すように、遊技盤2の上方から流下し、この領域内に入ってきた遊技球Bを大入賞口26内に誘導する。例えば、図9(a)に示すように、領域内に入ってきた遊技球Bを、正面壁30bの円弧形状の傾斜及び遊技球受入部30の下端部30eに設けた傾斜によって、大入賞口26に向けて図中の(1)〜(4)の順番に転がし大入賞口26内に誘導する。更に、大入賞口26内に入ってきた遊技球Bは、その転がる勢いのまま本体ベース24に設けられた内壁24b及び通路上を通って、通路床面の孔に到達し、この孔を通って遊技球通過センサ50の検出孔50aを通過する(図中(5)及び(6))。このようにして検出孔50aを通過した遊技球Bは、検出孔50a内側部に設けられたスイッチを押下してその通過を検出され、この検出結果は制御基板側へと送られる。
また、図9(b)の遊技球B1の例に示すように、大入賞口26を、閉状態から開状態に切り換える途中、即ち、遊技球受入部30が下方向から上方向へと回動している途中において、遊技盤2の上方から流下してきた遊技球B1が、遊技球受入部30の上縁部30aに衝突した場合は、遊技球受入部30は、下方から上方へとすくい上げるように回動していると共に、上縁部30aには、大入賞口26側に向かって下り坂となる傾斜が設けられているので、図中の(1)の矢印に示すように、遊技球B1を大入賞口26内へと容易に導き入れることができる。一方、図9(b)の遊技球B2の例に示すように、遊技球受入部30が上方向へと回動している途中において、遊技盤2の上方から流下してきた遊技球B2が、遊技球受入部30の正面壁30bの窓ガラスW側の面と窓ガラスWとの間に丁度挟まれるような状況が生じた場合は、遊技球受入部30は、下方から上方へと回動していると共に、正面壁30bの窓ガラスW側の面は上述したように円弧形状をしているので、この面と遊技球B2との間には、遊技球B2を下方向に押し出す力が働きやすい状態となり、正面壁30bと窓ガラスWとの間に遊技球B2を挟み込んでそれ以上回動できないような状態が発生するのを大幅に低減させ、図中の(2)の矢印に示すように、このような状況に陥った遊技球B2のほとんどを下方に押し出すことができる。
上記したように、変動入賞装置14は、遊技球受入部30を下方から上方へと回動させ、且つその上縁部に大入賞口26側に向かって下り坂となる傾斜を設けたので、大入賞口26を閉状態から開状態に移行する途中において、遊技盤2の上方から流下してきた遊技球を、大入賞口26の内部に導きやすくすることができる。また、遊技球受入部30の下方から上方へとすくい上げるように回動する動作に加え、遊技球受入部30の正面壁の壁面を円弧形状としたので、閉状態から開状態に移行する途中において、遊技球受入部30と、窓ガラスWとの間に遊技球が挟み込まれる状況が発生するのを大幅に低減することができる。また、遊技球受入部30に、正面壁30bに加え、側壁30c及び30dを設けたので、正面壁30bに衝突して横方向に跳ねた遊技球を、これら側壁で受け止めて外に飛び出しにくくすることができる。
また、上記したように、変動入賞装置14は、遊技球受入部30の各壁面を、遊技球が通過することができないわずかな幅の隙間をもって、大入賞口26の下縁部及び側面部に沿って回動するようにしたので、大入賞口26を開状態から閉状態に移行する途中において、釘などに当たって跳ね返ってきた遊技球が、大入賞口26の下縁部と正面壁30bとの間に入り込んで、大入賞口26の下縁部と、正面壁30bとの間に挟み込まれる状況が発生するのを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態においては、遊技球受入部30に側壁30c及び30dを設けるようにしたが、これに限らず、側壁30c及び30dを設けない構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、遊技球受入部30の正面壁の壁面を円弧形状としたが、これに限らず、本発明の効果を逸脱しない範囲の傾斜を有していれば円弧形状とは別の形状としても良い。
また、上記実施の形態においては、遊技球受入部30を回動させて、上記開状態及び閉状態の切り換えを行うようにしたが、これに限らず、例えば、遊技球受入部30の正面壁30b並びに側壁30c及び30dを伸縮自在なじゃばら構造とし、ステッピングモータ等の駆動機構によって、このじゃばらを伸縮させることで、上記長方形の枠の位置を変位させて、上記開状態及び閉状態の切り換えを行うようにするなど、他の構成にしても良い。
本発明に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た平面図である。 変動入賞装置14を構成する各部材の正面側分解斜視図である。 変動入賞装置14を構成する各部材の後方側分解斜視図である。 変動入賞装置14の開状態時の正面側斜視図である。 変動入賞装置14の開状態時の後方側斜視図である。 遊技球受入部30の開状態から閉状態への切り換え時の動作を示す図である。 遊技球受入部30の収納後の閉状態を示す図である。 (a)は、閉状態時の遊技球を受入する領域(枠)の状態を示す図であり、(b)は、開状態時の遊技球を受入する領域(枠)の状態を示す図である。 (a)は、開状態時における図8(a)のA−A断面図であり、(b)は、開状態に移行途中の図8(a)のA−A断面図である。 (a)は、閉状態時の図8(a)のA−A断面図であり、(b)は、閉状態に移行途中の図8(a)のA−A断面図である。
符号の説明
2 遊技盤
4 ガイドレール
10 図柄表示装置
13 始動入賞口
14 変動入賞装置
24 本体ベース
24b 内壁
26 大入賞口
30 遊技球受入部
30a 上縁部
30b 正面壁
30c,30d 側壁
30e 下縁部
32 回転軸
40 ステッピングモータ
40a 駆動力伝達部
50 遊技球通過センサ

Claims (6)

  1. 遊技盤に設けられた大入賞口を、前記遊技盤上を流下する遊技球を前記大入賞口内部に受け入れ可能とする開状態、又は前記遊技球の前記大入賞口内部への受け入れを阻止する閉状態のいずれか一方の状態にするようにした入賞装置であって、
    前記遊技球受入部は、前記遊技球を受入する所定形状の枠を有し、前記閉状態にあっては前記枠の受入側を遊技盤正面側に向けた状態で前記遊技盤に収納され、前記開状態にあっては前記枠の受入側を上方に向けた状態で遊技盤正面側に突出し、前記閉状態から開状態への切り換え動作は、前記枠の下端部分が遊技盤正面側に迫り出しつつ上方に移動することによって行われ、前記開状態から閉状態への切り換え動作は、前記枠の遊技盤正面側の先端部分が下降しつつ前記遊技盤側に近づいていく動作によって行われるようになっていることを特徴とする入賞装置。
  2. 前記遊技球受入部が前記開状態において、前記枠の遊技盤正面側の端部から前記大入賞口の下縁部近傍へと傾斜する壁を形成し、当該傾斜壁面の遊技盤側の面が前記流下してくる遊技球を受けてこれを前記大入賞口内へと誘導する構成としたことを特徴とする請求項1記載の入賞装置。
  3. 前記遊技球受入部が前記閉状態において、前記大入賞口内部に収納される構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の入賞装置。
  4. 前記傾斜壁面を前記枠の遊技盤正面側の端部から前記大入賞口の下縁部近傍へと円弧を描く形状にし、
    前記開状態から閉状態への切り換え動作を行うときに、前記傾斜壁面が前記大入賞口の下縁部に沿って回動しながら前記大入賞口内部に収納されるようにしたことを特徴とする請求項2記載の入賞装置。
  5. 前記枠の先端部分に、前記開状態において前記大入賞口側に向かって下り坂となる傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の入賞装置。
  6. 前記傾斜壁面を構成する部位の下縁部に、前記開状態において前記大入賞口側に向かって下り坂となる傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の入賞装置。
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