JP2007037000A - 録画装置および録画予約設定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが必要とする放送信号を消去することなく、録画予約された放送信号を確実に録画する。
【解決手段】 テレビジョン受像機は、放送信号が入力されるチューナと、録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するための予約設定部11と、録画予約情報を優先度と関連付けて記憶する不揮発性メモリ133と、記憶された録画予約情報に従って、放送信号を録画する記録装置121と、録画予約情報で定まる録画時間分の映像信号を記録装置121に記録するのに必要な記録容量を算出する記録容量算出部14と、算出された記録容量と記録装置121に残された残容量とを比較する比較部13と、比較部13による比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて記録装置121に録画されている放送信号を消去する放送信号消去部15と、を備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は録画装置および録画予約設定プログラムに関し、特に、録画予約された放送信号を録画する録画装置および録画予約設定プログラムに関する。
近年、ハードディスクを搭載し、デジタル放送で受信された放送信号を録画する録画装置が流通している。ハードディスクは大容量のデータを記録することが可能であるが、その録画容量には限界がある。このため、特開2004−328591号公報(特許文献1)には、映像信号を受信して得られた画像データを記録媒体に蓄積する一方、前記記録媒体から読み出した画像データに基づいて作成した映像信号を出力する映像録画再生装置において、少なくとも1つの番組に関する放送開始年月日時刻、放送時間長及び放送チャンネルを少なくとも含む番組情報を格納する番組情報格納部と、前記番組情報格納部に格納された前記少なくとも1つの番組のうちから録画予約すべき番組を設定するためのユーザによる予約設定入力を受け付け、その予約設定入力により設定された予約番組に対応する前記番組情報格納部に格納された前記番組情報を予約情報として設定する予約設定部と、前記予約設定部によって設定された前記予約情報を格納する予約情報格納部と、前記記録媒体の空き容量を算出し、前記予約情報格納部に格納された前記各予約情報によって特定される番組について録画を行った場合に前記記録媒体の空き容量が不足するか否かの判定を行う容量検査部と、前記記録媒体に記録されている各番組の画像データの保存優先順位を所定基準に基づいて決定する番組優先度決定部と、前記容量検査部の検査結果が空き容量不足を示すものである場合に、前記記録媒体に保存されている画像データを、空き容量不足の解消に必要な数だけ、その保存優先順位の低いものから順に消去する自動消去部と、を備えた映像録画再生装置が記載されている。
しかしながら、特開2004−328591号公報に記載の映像録画再生装置は、番組を録画する予約が設定された後に、空き容量不足の解消に必要な数だけ、保存優先順位の低いものから順に記録媒体に保存されている画像データを消去するので、番組を録画する予約をすれば、画像データが必ず消去されてしまう。このため、ユーザが録画予約した番組を保存するよりも、既に保存されている画像データを保存しておきたいと望む場合であっても、ユーザの知らないうちにユーザの保存しておきたいと望む画像データが消去されてしまうといった問題がある。
特開2004−328591号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく、録画予約された放送信号を確実に録画することが可能な録画装置および録画予約設定プログラムを提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく録画予約することができ、録画予約の操作を容易にした録画装置および録画予約設定プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、録画装置は、放送信号が入力される放送信号入力手段と、少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するための録画予約情報設定手段と、録画予約情報を優先度と関連付けて記憶する録画予約情報記憶手段と、記憶された録画予約情報に従って、優先度を付加して入力された放送信号を録画する放送信号記録手段と、録画予約情報で定まる録画時間分の映像信号を、放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する算出手段と、算出された記録容量と放送信号記録手段に残された残容量とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を、放送信号記録手段から消去する設定時消去手段と、を備える。
この発明に従えば、録画予約情報が入力され、録画予約情報が優先度を付加して記憶される。録画予約情報で定まる録画時間分の映像信号を記録するのに必要な記録容量と残された残容量とが比較され、比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号が消去される。このため、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号が消去されるので、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加された放送信号が録画されていない場合には、消去されない。このため、ユーザの知らないうちに、ユーザが録画しておきたい放送信号が消去されることがない。その結果、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく、録画予約された放送信号を確実に録画することが可能な録画装置を提供することができる。
好ましくは、比較手段による比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示する表示手段と、表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付ける指定受付け手段と、をさらに備え、設定時消去手段は、指定された番組情報の放送信号を放送信号記録手段から消去する。
この発明に従えば、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、放送信号を識別するための番組情報が表示され、指定された番組情報の放送信号が消去される。このため、ユーザが、消去する放送信号を決定することができるので、優先度が低くてもユーザが必要とする放送信号が消去されることがない。
この発明の他の局面によれば、放送信号が入力される放送信号入力手段と、少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するための録画予約情報設定手段と、録画予約情報を優先度と関連付けて記憶する録画予約情報記憶手段と、記憶された録画予約情報に従って、優先度を付加して、入力された放送信号を録画する放送信号記録手段と、録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する算出手段と、算出された記録容量と放送信号記録手段に残された残容量とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示する表示手段と、表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付ける指定受付け手段と、指定された番組情報の放送信号を放送信号記録手段から消去する設定時消去手段と、を備える。
この発明に従えば、録画予約情報が入力され、録画予約情報が優先度と関連付けて記憶される。録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を記録するのに必要な記録容量と残された残容量とが比較され、比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、放送信号を識別するための番組情報が表示される。そして、指定された番組情報の放送信号が消去される。このため、残容量を増やすために録画されている放送信号を消去するために新たな画面を表示させるなどの操作を入力する必要がない。また、ユーザが、消去する放送信号を決定することができるので、優先度が低くてもユーザが必要とする放送信号が消去されることがない。その結果、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく録画予約することができ、録画予約の操作を容易にした録画装置を提供することができる。
好ましくは、算出手段は、録画予約情報記憶手段に録画予約情報が記憶されている場合、録画予約情報設定手段に入力された録画予約情報および録画予約情報記憶手段に記憶された録画予約情報のすべてで定まる録画時間分の放送信号を、放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する。
この発明に従えば、録画予約情報が既に記録されている場合であっても、それらの録画予約情報に基づき録画される予定の放送信号が、残容量が不足して録画されなくなるのを回避することができる。たとえば、入力した録画予約情報の放送信号よりも後に入力される放送信号が録画予約されていたとしても、その放送信号を録画するための容量が確保される。
好ましくは、録画予約情報に従って放送信号記録手段に放送信号を録画している最中に、放送信号記録手段に残された残容量が所定の容量を下回った場合、録画している放送信号に対応する録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて放送信号記録手段に録画されている放送信号を、放送信号記録手段から消去する録画中消去手段をさらに備える。
この発明に従えば、録画予約情報に従って放送信号が録画されている最中に、残容量が所定の容量を下回った場合、録画している放送信号に対応する録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号が消去される。このため、録画予約された放送信号をより確実に録画することが可能となる。
好ましくは、録画された放送信号に付加された優先度を変更する優先度変更手段をさらに備える。
この発明に従えば、録画された放送信号に付加された優先度が変更される。ユーザが記録しておきたいと望む放送信号は、時間の経過とともに変化する。たとえば、再生して視聴した放送信号は、視聴する前後で録画しておく価値が異なる。このため、優先度を変更することにより、録画しておく価値の変化に対応することができる。
好ましくは、優先度は、第1レベル優先度と第2レベル優先度とを含み、第1レベル優先度は、第2レベル優先度よりも優先度が高く、第2レベル優先度は、録画時刻が新しいほど高い優先度を含み、表示手段は、第1レベル優先度が低い順で、かつ、第2レベル優先度が低い順に並べて表示するソート表示手段を含む。
この発明に従えば、第2レベル優先度よりも優先度が高い第1レベル優先度が低い順で、かつ、録画時刻が新しいほど優先度の高い第2レベル優先度が低い順に並べて番組識別情報が表示される。このため、優先度をレベル分けして番組識別情報が表示されるので、消去する放送信号を容易に指定することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、録画予約設定プログラムは、放送信号を入力するステップと、少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するステップと、録画予約情報を優先度と関連付けて記憶するステップと、記憶された録画予約情報に従って、優先度を付加して、入力された放送信号を録画するステップと、録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出するステップと、算出された記録容量と放送信号を録画するために残された残容量とを比較するステップと、比較ステップによる比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を消去するステップと、をコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく、録画予約された放送信号を確実に録画することが可能な録画予約設定プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、録画予約設定プログラムは、放送信号を入力するステップと、少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するステップと、録画予約情報を優先度と関連付けて記憶するステップと、記憶された録画予約情報に従って、優先度を付加して、入力された放送信号を録画するステップと、録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出するステップと、算出された記録容量と放送信号を録画するために残された残容量とを比較するステップと、比較ステップによる比較結果に基づいて、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示するステップと、表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付けるステップと、指定された番組情報の放送信号を消去するステップと、をコンピュータに実行させる。
この発明に従えば、ユーザが必要とする放送信号を消去することなく録画予約することができ、録画予約の操作を容易にした録画予約設定プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の一つにおけるテレビジョン受像機の構成の概略を示す図である。図1を参照して、テレビジョン受像機100は、放送電波を受信するアンテナ102に接続されており、アンテナ102から出力される放送信号がチューナ103に入力される。放送信号は、映像データおよび音声データを含む高周波デジタル変調信号である。チューナ103は、アンテナ102から入力される高周波デジタル変調信号から特定の周波数の信号を取り出す。また、チューナ103は、逆インターリーブ回路、誤り訂正回路を備えており、取り出した特定の周波数の高周波デジタル変調信号を復調してトランスポート・ストリーム(以下「TS」という)をデマルチプレクサ(DEMAX)105に出力する。チューナ103で選択する特定の周波数は、後述するシステムコントローラ101により指定される。
DEMAX105は、チューナ103から受け取ったTSを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオトランスポートパケット、オーディオトランスポートパケット、PSI(Program Specific Information)、およびダウンロードプログラムパケットに分離する。DEMAX105は、ビデオトランスポートパケットとオーディオトランスポートパケットをAVデコーダ107および切換部119に供給し、PSIに含まれるサービス情報やダウンロードプログラムをシステムコントローラ101に供給する。なお、TSには複数のチャネルが多重化されており、この中から任意のチャネルを選択するための処理は、PSIから任意のチャネルがTS中でどのパケットIDで多重化されているかといったデータを取り出すことで可能となる。また、ダウンロードプログラム自体およびその抽出のためのIDも、PSIから取り出すことができる。さらに、TSの選定(トランスポンダの選定)もPSIの情報に基づいて行うことができる。
AVデコーダ107は、ビデオトランスポートパケットに対してデコードを行うビデオデコーダ、およびオーディオトランスポートパケットに対してデコードを行うオーディオデコーダを備える。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行い、映像信号を生成する。オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声信号を生成する。AVデコーダ107により生成された映像信号は映像処理回路109に出力され、音声信号は音声処理回路111に出力される。
映像処理回路109はAVデコーダ107から映像信号を受け取り、D/A(デジタル/アナログ)変換を行い、映像出力回路113およびAVエンコーダ117に出力する。映像出力回路113は、映像信号を、増幅した後外部に出力する。映像出力回路113には、表示装置が接続され、映像出力回路113から出力される映像信号に従って表示装置に映像が表示される。表示装置は、たとえば、プラズマディスプレイパネル、液晶表示装置または陰極線管(CRT)などである。音声処理回路111はAVデコーダ107から音声信号を受け取り、D/A変換を行い、右(R)音のアナログ信号および左(L)音のアナログ信号を生成し、音声出力回路115およびAVエンコーダ117に出力する。音声出力回路115は、音声信号を増幅した後外部に出力する。音声出力回路115には、スピーカが接続され、音声出力回路115から出力される音声信号に従ってスピーカから音が出力される。
AVエンコーダ117には、映像処理回路109からアナログの映像信号が入力され、音声処理回路111からアナログの音声信号が入力される。AVエンコーダ117は、A/D(アナログ/デジタル)コンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを含む。ビデオエンコーダには、アナログの映像信号が入力される。ビデオエンコーダは、入力されるアナログの映像信号をデジタルに変換し、MPEGビデオ規格に従って符号化し、符号化した映像信号をマルチプレクサ118に出力する。
A/Dコンバータは、アナログの音声信号が入力される。A/Dコンバータは、入力されるアナログの音声信号をデジタルに変換して、オーディオエンコーダに出力する。オーディオエンコーダは、入力されるデジタルの音声信号をMPEG/AC3またはリニアPCM(Pulse Code Modulation)のいずれかのオーディオ規格に従って符号化し、符号化した音声信号をマルチプレクサ118に出力する。マルチプレクサ118は、符号化された映像信号と符号化された音声信号とをパケット化して時分割多重化する。時分割多重化されたデータは、MPEG−PS(Program Stream)という。MPEG-PSは、切換部119に出力される。
切換部119には、DEMAX105からTSが入力され、マルチプレクサ118からMPEG−PSが入力される。切換部119には、システムコントローラ101から制御信号が入力され、TSまたはMPEG−PSのいずれかが記録装置121に出力されて記録される。TSは、可変ビットレートであり、MPEG−PSは固定ビットレートとしている。TSを記録する記録方式をここではTS記録といい、MPEG−PSを記録する記録方式をここでは再エンコード記録という。再エンコード記録の記録方式は、固定ビットレートで符号化されたデータを記録するので、記録する番組の時間がわかれば、記録装置121に記録するのに必要とされる録画容量を算出することができる。一方、TS記録の記録方式は、可変ビットレートで符号化されたデータを記録するので、記録する番組の時間からは記録装置121に記録するのに必要とされる録画容量を正確に算出することはできないが、ある程度の誤差はあるが、録画容量を予測することは可能である。
記録装置121は、ハードディスクユニットであり、システムコントローラ101により制御される。システムコントローラ101は、記録装置121の空き容量(残容量)を取得することが可能である。また、記録装置121は、システムコントローラ101からの指令により、切換部119から出力されるTSまたはMPEG−PSを記録する。記録装置121は、ハードディスクに限られず、フレキシブルディスク、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)などの半導体メモリ等であってもよい。
不揮発性メモリ133は、システムコントローラ101に接続されたEEPROMである。不揮発性メモリ133は、録画予約情報および録画情報を記録する。録画予約情報は、録画を予約する番組を識別するための番組識別情報と、録画時間とを少なくとも含む。録画時間は、開始時刻および終了時刻であってもよい。録画情報は、記録装置121に記録された番組に関する情報である。
OSD(オンスクリーンディスプレイ)表示回路123は、システムコントローラ101から出力指示された文字情報に基づくビットマップデータを加算器110に出力する。OSD表示回路123により、システムコントローラ101が受け取ったPSIに含まれるサービス情報に基づくEPG(Electronic Program Guide)画面、操作ガイド画面またはダウンロードソフトウェアの選択画面が映像出力回路113に出力される。また、OSD表示回路123により、後述する録画予約設定画面、録画ファイル一覧画面が映像出力回路113に出力され、表示装置に表示される。
リモコン送信機131は、テレビジョン受像機100に指令を送出するための送信機である。このリモコン送信機131に設けられたキーがユーザにより操作されると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が発光部から送出される。リモコン受光器129は、リモコン送信機131が送出するリモコン信号を受光する。そして受光したリモコン信号をシステムコントローラ101に出力する。ユーザは、リモコン送信機131を操作することにより、システムコントローラ101に指令を入力することが可能となる。
操作部135は、テレビジョン受像機100の前面に設けられたキーボードである。操作部135に設けられたキーがユーザにより操作されると、そのキーに対応した指令を意味する信号がシステムコントローラ101に入力される。このため、ユーザは、操作部135を操作することにより、システムコントローラ101に指令を入力することが可能となる。
テレビジョン受像機100は、テレビジョン受像機100に電源を供給するための電源回路127をさらに備える。電源回路127は、電源コンセントに接続可能であり、電源コンセントから供給される電力をテレビジョン受像機100に供給する。
図2は、録画予約設定画面の一例を示す図である。図2を参照して、録画予約設定画面は、録画予約する番組の指定と、記録する画質の指定と、録画方式の指定と、優先度の指定とが可能である。録画予約する番組の指定は、番組の年月日と、開始時刻と終了時刻と、番組名とで指定される。記録する画質は、画質の程度を指定するものであり、図では最高画質が指定されている。録画方式の指定は、上述した再エンコード記録と、TS記録のいずれかである。図では、再エンコード記録が指定されている例を示している。優先度は、ユーザが録画予約した放送信号が記録装置121に録画された後に、消去したくない度合いを示すものである。
図3は、優先度の一例を示す図である。図3を参照して、優先度は、第1レベル優先度と第2レベル優先度とを含む。第1レベル優先度は、「高」、「中」および「低」の3段階に分類される。優先度「高」が消去を望まない度合いが最も高く、「低」が最も低い。優先度「高」は優先度「中」よりも優先度が高く、優先度「中」は優先度「低」よりも優先度が高い。ここでは、優先度「高」は、消去が禁止される。第2レベル優先度は、日時および再生の有無で優先度が決定される。録画された日時が古いほど優先度が低く、再生された放送信号は再生前の放送信号よりも優先度が低い。
図4は、システムコントローラの機能の概略を示す機能ブロック図である。図4を参照して、システムコントローラ101は、予約設定部11と、比較部13と、放送信号消去部15と、録画予約情報記憶部17と、番組指示入力部19と、録画制御部21と、優先度変更部23とを含む。
予約設定部11は、OSD表示回路123と接続されており、OSD表示回路123に録画予約設定画面を出力させる。これにより、表示装置に録画予約設定画面が表示される。表示装置に録画予約設定画面が表示されると、ユーザは、操作部135またはリモコン送信機131を操作して録画予約情報を入力することにより録画予約の設定が可能となる。予約設定部11は、また、リモコン受光器129および操作部135と接続されており、ユーザが入力した録画予約情報が入力される。なお、ユーザが予約設定画面で指定する番組を特定するためにEPG画面を、OSD表示回路123に出力させるようにしてもよい。予約設定部11に入力される録画予約情報は、比較部13に出力される。
図5は、録画予約情報のデータフォーマットの一例を示す図である。図5を参照して、録画予約情報は、録画を予約する番組を識別するための番組識別情報(番組名)と、放送番組の日時と、放送番組の放送時間(録画時間)と、記録方式と、画質と、優先度とを含む。録画予約情報は、番組識別情報と、優先度とを少なくとも含み、録画時間、記録方式および画質を含んでもよい。
図4に戻って、比較部13は、録画予約情報に基づいて番組の放送信号を録画するのに必要とされる記録容量を算出するための記録容量算出部14を含む。比較部13で記録容量の算出の基になる録画予約情報は、比較部13に予約設定部11から入力された録画予約情報と、不揮発性メモリ133に録画予約情報133Aが記憶されている場合にはその録画予約情報133Aのすべてを含む。記録容量算出部14は、録画予約情報の放送時間を取得し、その時間分の映像および音声を記録するために必要な記録容量を算出する。録画予約情報が複数ある場合には、複数の録画予約情報それぞれについて記憶容量が算出されて合算される。録画予約情報に含まれる記録方式が再エンコード記録の場合には、ビットレートから正確な記録容量が算出される。記録方式がTS記録の場合には、記録時間から記録容量を予測する。たとえば、予め時間当たりの記録容量を定めておき、記録容量を算出すればよい。比較部13は、記録装置121の残容量を検出し、検出した残容量と記録容量算出部14で算出された記録容量とを比較する。そして、比較結果を放送信号消去部15に出力する。
放送信号消去部15は、比較部13から入力される比較結果が、残容量が記録容量以上であることを示す場合、録画予約情報記憶部17に録画予約情報を出力する。録画予約情報記憶部17は、予約設定部11に入力された録画予約情報を不揮発性メモリ133に記憶する。これにより、不揮発性メモリ133に録画予約情報133Aが記憶される。
録画制御部21は、不揮発性メモリ133に記憶されている録画予約情報133Aを読み出し、現在時刻が録画予約情報133Aに含まれる日時(録画時刻)となったか否かを監視している。そして、現在時刻が録画時刻となると、その録画予約情報133Aに含まれる番組の放送信号をTSまたはMPEG−STで記録装置121に記録する。これにより、記録装置121に放送信号121Aが録画される。録画制御部21は、放送信号121Aの録画が終了すると、記録装置121に、録画予約情報133Aに含まれていた優先度を放送信号121Aに関連付けて記憶させる。さらに、録画制御部21は、放送信号121Aの録画が終了すると、その放送信号121Aに対応する録画情報を生成し、不揮発性メモリ133に記憶する。これにより、不揮発性メモリ133に録画情報133Bが記憶される。
図6は、録画情報のデータフォーマットの一例を示す図である。図6を参照して、録画情報は、番組識別情報と、放送番組の日時と、録画時間と、記録方式と、画質と、優先度と、放送信号121Aが記録されている記録装置121のアドレスとを含む。図5に示した録画予約情報に比較して、録画情報は、録画予約情報にアドレスを付加した情報である。なお、録画情報は、番組識別情報と、優先度と、アドレスとを少なくとも含み、録画時間、記録方式および画質を含んでもよい。
録画予約設定時において、放送信号消去部15は、比較部13から入力される比較結果が、残容量が記録容量よりも少ないことを示す場合、記録装置121に記録されている放送信号121Aのうち、予約設定部11に入力された録画予約情報の優先度よりも低い優先度の付されたものを、消去する。そして、優先度の低い放送信号を記録装置121から消去した後に、再度、比較部13に比較させて、比較結果を受け取る。放送信号消去部15は、比較部13から残容量が記録容量以上であることを示す比較結果が入力されるまで、予約設定部11に入力された録画予約情報の優先度よりも低い優先度の付されたものを、順に消去する。
また、放送信号消去部15は、録画情報表示部16を含む。録画情報表示部16は、OSD表示回路123と接続されており、不揮発性メモリ133に記憶されている録画情報133Bを読出して録画ファイル一覧画面を生成し、OSD表示回路123に出力させる。これにより、表示装置に録画ファイル一覧画面が表示される。録画ファイル一覧画面は、録画情報のうち番組識別情報としての番組名と、録画年月日および時刻と、録画時間と、画質とを、記録された番組ごとに表示する画面である。放送信号消去部15は、録画情報のうち予約設定部11に入力された録画予約情報の優先度よりも低い優先度の付されたものを、優先度の低い順に並び替えて、録画情報の一部を表示する。優先度が同じ録画情報を他の優先度の録画情報と区別して表示するようにしてもよい。色で区別してもよいし、優先度の異なる録画情報に異なる印を付すようにしてもよい。
表示装置に録画ファイル一覧画面が表示されると、ユーザは、操作部135またはリモコン送信機131を操作して録画ファイル一覧画面に表示された番組識別情報のいずれかを指定することにより、その番組の放送信号を消去する指示を入力することが可能となる。番組指示入力部19は、また、リモコン受光器129および操作部135と接続されており、ユーザが入力した番組識別情報の指定の入力を受付ける。そして、その番組識別情報を放送信号消去部15に出力する。放送信号消去部15は、番組指示入力部19から入力される番組識別情報を含む録画情報のアドレスから放送信号121Aを特定し、記録装置121からその放送信号121Aを消去する。録画ファイル一覧画面でユーザが指定した番組の放送信号121Aが記録装置121から消去されるので、ユーザが録画しておくことを望む放送信号121Aが消去されることがない。
録画制御部21は、また、現在時刻が録画時刻となると、その録画予約情報133Aを比較部13に出力する。比較部13は、録画制御部21から録画予約情報133Aが入力されると、記録装置121の残容量を所定時間ごとに監視する。そして、残容量が所定値を下回ったことを検出すると、放送信号消去部15に消去指示を出力する。放送信号消去部15は、比較部13から消去指示が入力されると、記録装置121に記録されている放送信号121Aのうち、録画制御部21で録画している放送信号121Aに対応する録画予約情報の優先度よりも低い優先度の付されたものを、消去する。これにより、録画制御部21が記録装置121に録画している放送信号を録画するための領域が確保される。
優先度変更部23は、不揮発性メモリ133に記憶されている録画予約情報133Aおよび録画情報133Bの優先度を変更する。優先度変更部23は、リモコン受光器129および操作部135と接続されており、ユーザが指定した録画予約情報133Aまたは録画情報133Bの優先度を、ユーザが指定した優先度に変更する。ここで変更される優先度は、第1レベル優先度である。また、優先度変更部23は、録画情報133Bのうち、再生された放送信号の第2レベル優先度を低い優先度に変更する。
<予約設定処理>
図7は、本実施の形態におけるテレビジョン受像機で実行される録画予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7を参照して、録画予約設定処理では、録画予約が設定されるまで待機状態となっており(ステップS01でNO)、録画予約が設定されたならばステップS02に進む。すなわち、録画予約設定処理は、録画予約が設定されることを条件に実行される処理である。録画予約の設定は、ユーザの指示により、表示装置に録画予約設定画面が表示され、ユーザにより操作部135またはリモコン送信機131から録画予約情報が入力されたことを検出する。
ステップS02では、不揮発性メモリ133に記憶されている録画予約情報133Aを読み出す。それまでに録画予約設定された録画予約情報133Aを取得するためである。そして、録画容量を算出する(ステップS03)。録画容量の算出は、ステップS01で入力された録画予約情報と、ステップS02で不揮発性メモリ133から読み出された録画予約情報133Aとのそれぞれについて算出される。算出された複数の録画容量の合計が全体の録画容量とされる。具体的には、録画予約情報の放送時間を取得し、録画予約情報で特定される放送信号を放送時間分記録するために必要な記録容量を算出する。録画予約情報が複数ある場合には、複数の録画予約情報それぞれについて記憶容量を算出して、合算する。
次のステップS04では、記録装置121に残されている残容量が検出される。そして、ステップS03で算出された録画容量とステップS04で検出された残容量とを比較し、録画容量が残容量よりも少ないか否かが判断される(ステップS05)。真であればステップS11に進み、偽であればステップS06に進む。ステップS06では、不揮発性メモリ133から優先度が最低の録画情報133Bを抽出する。そして、抽出した録画情報133Bが削除可能か否かを判断する(ステップS07)。ステップS06で抽出された録画情報の第1レベル優先度が「高」の場合には削除できないからである。また、抽出した録画情報の番組識別情報を表示装置に表示させて、ユーザに削除することを報知し、許可を求めるようにしてもよい。抽出した録画情報133Bを削除可能であればステップS08に進むが、削除不可能であればステップS12に進む。ステップS12では、エラー処理が実行される。エラー処理は、たとえば、記録装置121の残容量不足によりステップS01で入力された録画予約情報に基づく録画予約の設定ができないことを示すエラーメッセージを表示装置に表示する処理である。
ステップS08では、ステップS06で抽出された録画情報のアドレスで特定される放送信号121Aを記録装置121から消去する。その後、記録装置121に残されている残容量が検出される(ステップS09)。そして、ステップS03で算出された録画容量とステップS09で検出された残容量とを比較し、録画容量が残容量よりも少ないか否かが判断される(ステップS10)。真であればステップS11に進み、偽であればステップS06に戻る。ステップS11に進む場合には、ステップS01で入力された録画予約情報で特定される放送信号と、不揮発性メモリ133に記録されている録画予約情報133Aで特定される放送信号とを録画するために十分とされる量の領域が記録装置121に確保されることになる。
ステップS11では、ステップS01で入力された録画予約情報を不揮発性メモリ133に記憶する。これにより、ステップS01で入力された録画予約情報に基づく録画予約の設定が完了する。
<予約設定処理の変形例>
上述した予約設定処理では、テレビジョン受像機100が自動的に削除する放送信号121Aを決定するものであった。変形例における予約設定処理では、ユーザが指定した放送信号121Aを削除するようにしたものである。ユーザが削除する放送信号121Aを指定するために録画ファイル一覧画面を表示装置に表示するが、記録装置121に多数の放送信号121Aが録画されている場合には、それらのうちから1つを選択するのが煩雑となる。このため、録画ファイル一覧画面では、放送信号121Aを特定するための番組識別情報を優先度の低い順に並べて表示するようにしている。
図8は、変形された予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、図7の予約設定処理と異なるところは、ステップS06に代えて、ステップS15〜ステップS18が実行される点、およびステップS08に代えてステップS08Aが実行される点である。他の処理は、図7で説明したのと同じなのでここでは説明を繰り返さない。ステップS15では、不揮発性メモリ133から録画情報133Bを読み出す。そして、録画情報をそれに含まれる優先度で、優先度が低い順にソートする(ステップS16)。ソートは、第1レベル優先度でまずソートし、第1レベル優先度が同じ録画情報を第2レベル優先度でソートする。ソート後の録画情報の番組識別情報を表示する録画ファイル一覧画面を表示装置に表示させる(ステップS17)。録画ファイル一覧画面は、第1レベル優先度が同じ録画情報の番組識別情報を同じ色で表示してグループ化する。また、録画ファイル一覧画面は、第1レベル優先度が異なる録画情報の番組識別情報を異なる色で表示する。
そして、表示された録画ファイル一覧画面で、番組識別情報のいずれかが指定されたか否かが判断される(ステップS18)。番組識別情報が指定されるまで番組識別情報が録画ファイル一覧画面で表示され(ステップS18でNO)、番組識別情報が指定されると(ステップS18でYES)、ステップS07に進む。ステップS07では、ステップS18で指定された番組識別情報を含む録画情報で特定される放送信号121Aを削除可能か否かが判断される。
ステップS08Aでは、ステップS18で指定された番組識別情報を含む録画情報のアドレスで特定される放送信号121Aを記録装置121から消去する。
<録画処理>
図9は、本実施の形態におけるテレビジョン受像機で実行される録画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、録画処理では、まず、不揮発性メモリ133に記憶されている録画予約情報133Aを読み出す(ステップS31)。そして、現在時刻が録画予約情報133Aに含まれる日時(録画時刻)となったか否かを判断する(ステップS32)。現在時刻が録画時刻となるまで待機状態となっており(ステップS32でNO)、現在時刻が録画時刻になればステップS33に進む。ステップS33では、録画時刻となった録画予約情報133Aに含まれる番組識別情報の放送信号を、記録装置121に記録する録画を開始する。
ステップS34では、記録装置121の残容量を検出する。ステップS33で放送信号の録画が開始されているので、記録装置121の残容量は徐々に少なくなっていく。このため、ステップS34では、それが実行される時点の残容量を検出する。ステップS35では、検出した残容量が所定値Tを下回ったか否かが判断される。真であればステップS36に進み、偽であればステップS41に進む。
ステップS36では、不揮発性メモリ133に記憶されている録画情報のうち、録画予約情報の優先度よりも低い優先度の付されたものであって、優先度が最も低い録画情報133Bを抽出する。そして、抽出した録画情報133Bが削除可能か否かを判断する(ステップS37)。ステップS36で抽出された録画情報の第1レベル優先度が「高」の場合には削除できないからである。抽出した録画情報133Bを削除可能であればステップS38に進むが、削除不可能であればステップS43に進む。ステップS43では、エラー処理が実行される。エラー処理は、たとえば、記録装置121の残容量不足により、ステップS33で録画が開始された放送信号の録画が途中で終了することを示すエラーメッセージを表示装置に表示する、または、スピーカから出力する。
ステップS38では、ステップS36で抽出された録画情報のアドレスで特定される放送信号121Aを記録装置121から消去する。その後、記録装置121の残容量を検出する(ステップS39)。ステップS38で放送信号121Aが消去されたので、記録装置121の残容量が増加しているからである。ステップS40では、ステップS39で検出した残容量が所定値Tを下回ったか否かが判断される。真であればステップS36に戻り、偽であればステップS41に進む。ステップS41に進む場合には、ステップS33で録画が開始された録画予約情報で特定される放送信号を録画するための領域が記録装置121に確保されることになる。
そして、録画が終了したか否かが判断され(ステップS41)、終了していなければステップS34に戻り、録画が終了したならばステップS42に進む、ステップS42では、録画した放送信号に対応する録画情報を生成し、不揮発性メモリ133に記憶する。これにより、不揮発性メモリ133に録画情報133Bが記憶される。
以上説明したように、本実施の形態におけるテレビジョン受像機100は、録画予約情報が入力されると、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を消去するので、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加された放送信号が録画されていない場合には、消去しない。このため、ユーザの知らないうちに、ユーザが録画しておきたい放送信号が消去されるのを防止することができる。
また、録画ファイル一覧画面は、録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を識別するための番組識別情報を、優先度の低い順に並べて表示するので、ユーザが消去する放送信号を容易に決定することができる。また、残容量を増やすために録画されている放送信号を消去するために新たな画面を表示させるなどの操作を入力する必要がない。さらに、ユーザが消去する放送信号を決定することができるので、優先度が低くてもユーザが必要とする放送信号が消去されることがない。このため、録画予約の操作を容易にすることができる。
さらに、既に録画予約情報が記憶されている場合には、新たに入力された録画予約情報と、既に記憶されている録画予約情報のすべてで定まる録画時間分の映像信号を、記録装置121に記録するのに必要な記録容量を算出するので、既に記憶されている録画予約情報に従って録画される予定の放送信号が、残容量が不足して録画されなくなるのを回避することができる。
さらに、録画予約情報に従って放送信号が録画されている最中に、残容量が所定の容量を下回った場合、録画している放送信号に対応する録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を消去するので、録画予約された放送信号をより確実に録画することが可能となる。
さらに、録画された放送信号に付加された優先度が変更可能なので、録画しておく価値の変化に対応することができる。
なお、上述した実施の形態においては、テレビジョン受像機100について説明したが、図7または図8に示した予約設定処理および図9に示した録画処理をコンピュータに実行させる方法、またはコンピュータに実行させるプログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記録画情報記憶手段は、前記消去手段により消去された後に比較手段により残容量が多い比較結果が得られることを条件に、前記入力された録画予約情報を記憶する、請求項1または3に記載の録画装置。
(2)前記優先度は、第1レベル優先度と第2レベル優先度とを含み、
前記第1レベル優先度は、前記第2レベル優先度よりも優先度が高く、
前記第2レベル優先度は、録画時刻が新しいほど高い優先度を含む、請求項1または3に記載の録画装置。
(3) 前記記録手段に録画された映像信号の再生指示を受付ける再生指示受付手段をさらに含み、
前記優先度変更手段は、前記再生指示に従って再生された映像信号に付加されている優先度を低くする、請求項6に記載の録画装置。
(4) 録画された放送信号に関連する録画情報を表示する録画情報表示手段をさらに備え、
前記録画情報表示手段は、同じ前記優先度が付加された放送信号に関連する録画情報を、他の優先度が付加された放送信号に関連する録画情報と分けて表示する分離表示手段を含む、請求項1または3に記載の録画装置。
(5) (4)において、前記分離表示手段は、優先度ごとに異なる色で前記録画情報を表示する色分表示手段を含む。
(6) (4)において、前記分離表示手段は、同じ優先度が付加された放送信号に関連する録画情報を並べて表示するグループ分表示手段を含む。
本発明の実施の形態の一つにおけるテレビジョン受像機の構成の概略を示す図である。 録画予約設定画面の一例を示す図である。 優先度の一例を示す図である。 システムコントローラの機能の概略を示す機能ブロック図である。 録画予約情報のデータフォーマットの一例を示す図である。 録画情報のデータフォーマットの一例を示す図である。 本実施の形態におけるテレビジョン受像機で実行される録画予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形された予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるテレビジョン受像機で実行される録画処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 予約設定部、13 比較部、14 記録容量算出部、15 放送信号消去部、16 録画情報表示部、17 録画予約情報記憶部、19 番組指示入力部、21 録画制御部、23 優先度変更部、100 テレビジョン受像機、101 システムコントローラ、102 アンテナ、103 チューナ、107 AVデコーダ、109 映像処理回路、110 加算器、111 音声処理回路、113 映像出力回路、115 音声出力回路、117 AVエンコーダ、118 マルチプレクサ、119 切換部、121 記録装置、121A 放送信号、123 OSD表示回路、127 電源回路、129 リモコン受光器、131 リモコン送信機、133 不揮発性メモリ、133A 録画予約情報、133B 録画情報、135 操作部。

Claims (9)

  1. 放送信号が入力される放送信号入力手段と、
    少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するための録画予約情報設定手段と、
    前記録画予約情報を前記優先度と関連付けて記憶する録画予約情報記憶手段と、
    前記記憶された録画予約情報に従って、前記優先度を付加して、前記入力された放送信号を録画する放送信号記録手段と、
    前記録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、前記放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する算出手段と、
    前記算出された記録容量と前記放送信号記録手段に残された残容量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を、前記放送信号記録手段から消去する設定時消去手段と、を備えた録画装置。
  2. 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示する表示手段と、
    前記表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付ける指定受付け手段と、をさらに備え、
    前記設定時消去手段は、前記指定された番組情報の放送信号を前記放送信号記録手段から消去する、請求項1に記載の録画装置。
  3. 放送信号が入力される放送信号入力手段と、
    少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するための録画予約情報設定手段と、
    前記録画予約情報を前記優先度と関連付けて記憶する録画予約情報記憶手段と、
    前記記憶された録画予約情報に従って、前記優先度を付加して、前記入力された放送信号を録画する放送信号記録手段と、
    前記録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、前記放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する算出手段と、
    前記算出された記録容量と前記放送信号記録手段に残された残容量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示する表示手段と、
    前記表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付ける指定受付け手段と、
    前記指定された番組情報の放送信号を前記放送信号記録手段から消去する設定時消去手段と、を備えた録画装置。
  4. 前記算出手段は、前記録画予約情報記憶手段に録画予約情報が記憶されている場合、前記録画予約情報設定手段に入力された録画予約情報および前記録画予約情報記憶手段に記憶された録画予約情報のすべてで定まる録画時間分の放送信号を、前記放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出する、請求項1または3に記載の録画装置。
  5. 前記録画予約情報に従って前記放送信号記録手段に放送信号を録画している最中に、前記放送信号記録手段に残された残容量が所定の容量を下回った場合、前記録画している放送信号に対応する録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて前記放送信号記録手段に録画されている放送信号を、前記放送信号記録手段から消去する録画中消去手段をさらに備えた、請求項1または3に記載の録画装置。
  6. 前記録画された放送信号に付加された優先度を変更する優先度変更手段をさらに備えた、請求項1または3に記載の録画装置。
  7. 前記優先度は、第1レベル優先度と第2レベル優先度とを含み、
    前記第1レベル優先度は、前記第2レベル優先度よりも優先度が高く、
    前記第2レベル優先度は、録画時刻が新しいほど高い優先度を含み、
    前記表示手段は、前記第1レベル優先度が低い順で、かつ、前記第2レベル優先度が低い順に並べて表示するソート表示手段を含む、請求項2または3に記載の録画装置。
  8. 放送信号を入力するステップと、
    少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するステップと、
    前記録画予約情報を前記優先度と関連付けて記憶するステップと、
    前記記憶された録画予約情報に従って、前記優先度を付加して、前記入力された放送信号を録画するステップと、
    前記録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、前記放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出するステップと、
    前記算出された記録容量と放送信号を録画するために残された残容量とを比較するステップと、
    前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を消去するステップと、をコンピュータに実行させる録画予約設定プログラム。
  9. 放送信号を入力するステップと、
    少なくとも録画時間と優先度とを含む録画予約情報を入力するステップと、
    前記録画予約情報を前記優先度と関連付けて記憶するステップと、
    前記記憶された録画予約情報に従って、前記優先度を付加して、前記入力された放送信号を録画するステップと、
    前記録画予約情報で定まる録画時間分の放送信号を、前記放送信号記録手段に記録するのに必要な記録容量を算出するステップと、
    前記算出された記録容量と放送信号を録画するために残された残容量とを比較するステップと、
    前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記録画予約情報に含まれる優先度よりも低い優先度が付加されて録画されている放送信号を優先度の低い順に並べて、該放送信号を識別するための番組情報を表示するステップと、
    前記表示された番組情報のうちから少なくとも1つの指定を受付けるステップと、
    前記指定された番組情報の放送信号を消去するステップと、をコンピュータに実行させる録画予約設定プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008278245A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Ntt Docomo Inc サーバデバイス、モバイルデバイス及び通信方法
CN113596375A (zh) * 2021-07-15 2021-11-02 深圳昌恩智能股份有限公司 一种具有循环录像功能的汽车行驶记录系统

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