JP2007035489A - 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃料電池システムを再起動する際に必要な触媒の量を削減することにより小型化可能な燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供する
【解決手段】 燃料電池システムを起動する際、まず酸化剤供給手段の運転を開始し、次に所定の時間後に酸化剤の供給量を増加し、続いて燃料供給手段の運転を開始した後に起電部を負荷へ接続する。
【選択図】 図4

Description

本発明は燃料電池システム及びその運転方法に係り、特に燃料電池システムから排出される排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部を有する燃料電池システム及びその制御方法に関する。
近年は、直接型メタノール燃料電池のような液体燃料電池が注目を集めている。この直接型メタノール燃料電池の起電部単位は、アノード電極と、カソード電極と、アノード電極とカソード電極の間に配置されたプロトン導電性電解質膜(例えば、パーフルフルオロカーボンスルホン酸系イオン交換膜であり、デュポン社製Nafion(登録商標)などが好ましく用いられる)とを備える。この燃料電池を駆動するには、アノード電極側にメタノールと水、カソード電極に酸化剤、例えば酸素ガスあるいは空気を導入することにより、アノード電極及びカソード電極それぞれで化学反応を生じさせる。
化学反応が生じた結果、電子とプロトンと二酸化炭素が生成し、生成した二酸化炭素は大気中に放出される。電子は外部回路により取り出されて電気エネルギーとして用いられる。また、プロトンはプロトン導電性電解質膜を移動してカソード電極に到達する。カソード電極触媒層中では、電気エネルギーとして用いられた電子および酸素と反応して水が生成する。これによって発電が行われる。
このメタノールのアノードでの電極反応においては、水素をアノード電極側に供給するのとは別に、完全酸化されるまでの反応中間体と考えられているホルムアルデヒドや蟻酸などが、副生成物として未反応のまま電極から排出される可能性がある。また、アノード極側に供給された燃料中のメタノールが、拡散などによりプロトン導電性電解質膜や触媒層中を通過してカソード極側へ移動し、カソード極に供給されている酸化剤により酸化を受け、その過程においてもホルムアルデヒドや蟻酸などの副生成物を生成する可能性がある。
そこで、燃料電池システムから二酸化炭素や水、副生成物を排出する経路に、副生成物を無害化するための触媒を用いた燃料電池システムが開示されている。(特許文献1)
特開2005−183014 図19
しかし、燃料電池システムが停止する際には、カソード電極に供給される酸化剤の供給も停止するため、カソード電極に残存した副生成物の大部分は未反応の状態で燃料電池システムが再起動されるまでカソード電極付近に滞留する。
また、燃料電池システムが停止状態の際には、プロトン導電性電解質膜を通じてカソード電極へ向かって拡散したメタノールは、カソード電極への酸化剤の供給が停止しているため、その大部分が未反応の状態で燃料電池システムが再起動されるまでカソード電極付近に滞留する。
従って、燃料電池システムを再起動する際には、非常に高濃度の副生成物とメタノールが触媒に供給されるため、燃料電池システムの継続的な発電状態に必要な触媒の量に比べ、過大な量の触媒を設けなければならず、燃料電池システムの小型化、低コスト化が困難であった。
本発明は、このような事情を鑑みてされたもので、燃料電池システムを再起動する際に必要な触媒の量を削減することにより小型化可能な燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の燃料電池システムは、燃料が供給されるアノード電極と、空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、前記酸化剤を前記カソード電極に供給する量を制御するための制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記酸化剤供給手段の運転を開始する際、前記カソード電極に前記酸化剤を供給する量が徐々に増加する様に前記酸化剤供給手段を制御することを特徴とすることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の燃料電池システムは、燃料が供給されるアノード電極と、空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、を有する燃料電池システムの制御方法であって、前記酸化剤供給手段の運転を開始し、Q0<Qtとなる様に前記酸化剤供給手段を制御することを特徴とする。但し、Q0は前記酸化剤供給手段の運転開始直後における前記カソード電極への前記酸化剤の供給量、Qtは前記酸化剤供給手段の運転開始後あらかじめ定められた時間が経過した後における前記カソード電極への前記酸化剤の供給量である。
また、上記目的を達成するために、本発明の燃料電池システムは、燃料が供給されるアノード電極と、空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、前記燃料を前記アノード電極に供給するための燃料供給手段と、前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、を有する燃料電池システムの制御方法であって、前記燃料電池システムの運転開始の際に、前記酸化剤供給手段の運転を開始し、前記酸化剤供給手段の運転を開始した後あらかじめ定められた時間が経過した後に、前記酸化剤供給手段の前記カソード電極へ供給する前記酸化剤の供給量を増加し、前記酸化剤の供給量を増加した後に、前記燃料供給手段の運転を開始し、前記燃料供給手段の運転を開始した後に、前記アノード電極、前記カソード電極、前記電解質膜によって発電された電力を負荷へ供給することを特徴とする。
本発明は、燃料電池システムを再起動する際に必要な触媒の量を削減することにより小型化可能な燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(本発明の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムを示す図である。図中の実線矢印は、後述する燃料2や排出物等の流体の流れを示し、一点鎖線は出力信号や制御信号等の情報の流れを示す。
燃料電池システムには、起電部1が設けられている。起電部1は、例えば図2に示すような起電部単位セル21を複数積層したものを用いることができる。
起電部単位セル21には、アノード電極22と、カソード電極23と、プロトン導電性電解質の膜24(電解質膜)とが設けられている。プロトン導電性電解質の膜24はアノード電極22とカソード電極23の間に配置されている。プロトン導電性電解質の膜24には例えば、パーフルフルオロカーボンスルホン酸系イオン交換膜であり、デュポン社製Nafion(登録商標)などを用いることができる。
アノード電極22は、基板25と、基板25に積層されたアノード触媒層26とが設けられている。一方、カソード電極23は、基板27と、基板27に積層されたカソード触媒層28とが設けられている。アノード触媒層26とカソード触媒層28は、触媒とプロトン導電性電解質の樹脂とをそれぞれ含む。触媒は一般に貴金属触媒あるいはその合金で、カーボンブラックなどの担体に担持して用いられたり、あるいは担持しないで用いられたりする。アノード電極22の触媒としては、例えば、Pt−Ru合金を挙げることができる。また、カソード電極23の触媒としては、例えば、Ptを挙げることができる。
起電部単位セル21のカソード電極23側の面には、カソード電極用流路板(図示しない)が設けられている。一方、起電部単位セル21のアノード電極22側の面には、アノード電極用流路板(図示しない)が設けられている。さらに、起電部1には、起電部単位セル21の加熱を行うためのヒーター(図示せず)が設けられている。起電部単位セル21は、カソード電極用流路板に例えば空気などの酸素を含む気体(酸化剤)、アノード電極用流路板に例えばメタノール水溶液などの燃料2、が供給されることにより発電を行う。
燃料電池システムには混合タンク3が設けられている。混合タンク3には起電部1に供給するための燃料2が収容されている。混合タンク3と起電部1とは循環流路4にて接続されている。循環流路4は、燃料2を起電部1へ供給し、起電部1にて発電に用いられた燃料2を再度混合タンク3へと戻すために設けられている。燃料2は、燃料循環用ポンプ5(燃料供給手段)にて起電部1へ供給および混合タンク3へと戻される。
混合タンク3には、燃料濃度検知手段6と気液分離手段7が設けられている。燃料濃度検知手段6には、例えば燃料2の誘電率や屈折率を測定することにより、メタノール濃度を測定する濃度センサを用いることができる。
気液分離手段7には、例えばメタノール水溶液は透過することはできないが、起電部1にて発電の結果アノード電極22から排出される、排出物の気体成分は透過可能な気液分離膜を用いることができる。気液分離膜にはポリテトラフルオロエチレン膜の様に撥水性の膜を用いることができる。ポリテトラフルオロエチレン膜の様に撥水性の膜は、発電の際に生成される二酸化炭素のほか、排出物に含まれるホルムアルデヒド、蟻酸、一酸化炭素などの反応副生成物も透過可能であるため、気液分離手段に好適である。反応副生成物を燃料2から分離できることにより、燃料2の屈曲率の測定精度が向上する。
混合タンク3と後述するカソード側排出路9とは配管8にて接続されている。配管8は、気液分離手段7にて分離されたアノード電極22から排出される排出物の気体成分をカソード側排出路9へと排出するために設けられている。
混合タンク3は濃縮燃料タンク10と接続されている。濃縮燃料タンク10には濃度の高い燃料が収容されている。混合タンク3の燃料2は、起電部1の発電に伴い、濃度が減少する。燃料2にメタノール水溶液を用いた場合、起電部2にて発電が行われると、水とメタノールが消費される。この消費されたメタノールを補充するために、発電で用いられる燃料2よりも濃度の高いメタノールが濃縮燃料タンク10には収容されている。
混合タンク3と濃縮燃料タンク10との間には、濃縮燃料ポンプ11が設けられている。濃縮燃料ポンプ11は、混合タンクに濃度の高い燃料を供給するために設けられている。濃度検知手段6にて検出された燃料2の濃度に応じて、後述する制御手段19にて、燃料2の濃度が予め定められた濃度範囲となるように、濃縮燃料ポンプ11は制御される。
燃料電池システムには酸化剤供給手段12が設けられている。酸化剤供給手段12は起電部1に酸化剤を供給するために設けられている。酸化剤供給手段12には、例えば燃料電池システム外部の空気を起電部1に供給するための空気ポンプを用いることができる。具体的には、ベーン型、ブロワー型、コンプレッサー型のポンプや、電動ファン、自然対流の流量を制御するためのスリット等、起電部1に酸化剤を供給する量を制御するためのものを用いることができる。
起電部1に供給された酸化剤は、発電に用いられた後、起電部1からカソード側排出路9を通じて、後述する凝縮器13へと排出される。前述の通り、カソード側排出路9は配管8とが接続されているため、はカソード電極23から排出される排出物のほかに、アノード電極22から排出される排出物の気体成分も同時に、後述する凝縮器13に向かって排出される。
燃料電池システムには凝縮器13が設けられている。凝縮器13には例えば熱交換器を用いることができる。凝縮器13に向かって排出される排出物の一部は、凝縮器13にて凝縮される。ここで、凝縮される排出物は、例えば起電部1の発電に伴って生成された水蒸気や、プロトン導電性電解質の膜24を透過(クロスオーバー)したり、混合タンク3から蒸発したりしたメタノールの蒸気である。再び発電に用いるために、凝縮された排出物の一部は、回収ポンプ14にて配管15を通じて混合タンク3へ供給される。凝縮器13は凝縮器13に向かって排出された排出物のうち、液体成分を分離する。ここで、液体成分には凝縮されて液化した排出物を含む。
燃料電池システムには触媒部16が設けられている。凝縮器13にて液体成分が分離され、凝縮器13に向かって排出された排出物のうち残った気体成分は、触媒部16を通じて燃料電池システム外部へと排出される。触媒部16はカソード電極23からの排出物及び前記アノード電極22からの排出物の一部の化学反応を促進するための触媒が、その内部に設けられている。例えば、凝縮器13に向かって排出された排出物のうち残った気体成分の一部の酸化反応を促進するために、触媒は設けられている。ここで、酸化反応が促進される気体成分は、例えば一酸化炭素、ホルムアルデヒド、蟻酸、メタノールである。
触媒部16の凝縮器13側と燃料電池システム外部側のそれぞれには、温度センサ17、18を設けることができる。温度センサ17と18によって測定される温度の差を用いて、触媒部16にて促進される化学反応の度合いを検出することができる。例えば、温度センサ17と18によって測定される温度の差が、予め定められた値を超えた場合、触媒部16にて促進される化学反応の許容量を超える可能性があるとして、燃料電池システムの非常停止を促すアラームを発することができる。また、検出された化学反応の度合いから、触媒部16にて化学反応が促進される気体成分の量を推測することができる。
触媒部16の詳細について図3を用いて説明する。触媒部16には、排気管31内に配置される筒形の筐体32と、筐体32内に充填された触媒34が設けられている。促進する化学反応によって生じる熱が排気管31へと伝達することを抑制するために筐体32と触媒34との間に断熱材33を設けることができる。断熱材33を設けることにより、温度センサ17と18によって測定される温度の差の、排気管31へと伝達する熱による影響が減少され、促進される化学反応の度合いをより正確に検出することができる。
触媒34には、例えば活性炭、活性アルミナ等の担体に白金や白金とルテニウムの合金等の貴金属が担持された触媒を用いることができる。触媒34は、排気管31内を通過する排出物の一部の酸化反応を促進するために設けられている。触媒34が収納される容積は、例えば燃料電池システムの最大定格発電量が20Wの場合、10cc程度となる。ここで、定格とは燃料電池システムが安定して外部に電力を供給可能な発電量における状態を意味し、最大定格発電量とは、燃料電池システムが安定して外部に供給可能な発電量の最大値を意味する。
触媒34は、脱落防止部材35、36にて筐体32外部への脱落が防止される。脱落防止部材35、36は、例えば金属製の網を用いることができる。
制御部19(制御手段)の詳細について説明する。制御部19は燃料電池システムの運転を制御するために設けられている。制御部19は、例えば電圧値や電流値などの、起電部1の発電した電力に関する情報を取得する。制御部19は、起電部1の発電した電力に関する情報に基づいて、燃料電池システムが要求された電力を起電部1が発電できるように制御する。
アノード電極22に供給する燃料2の流量、カソード電極23に供給する酸化剤の流量、また必要に応じて起電部1の温度等を制御することにより、制御部19は燃料電池システムが要求された電力を起電部1が発電できるように制御する。制御部19は、燃料循環用ポンプ5を制御することにより、燃料2の流量を制御する。制御部19は、酸化剤供給手段12を制御することにより、酸化剤の流量を制御する。燃料2の流量は例えば1.2ml/min、酸化剤の流量は例えば100ml/min、起電部1の温度は例えば40℃〜60℃に制御することができる。
制御部19は、燃料濃度検知手段6によって検知された燃料濃度に関する情報を取得する。燃料2にメタノール水溶液を用いた場合、制御部19は燃料濃度検知手段6の出力、例えば燃料2の誘電率や屈折率に応じて変化する出力値を取得し、制御部19の内部に予め記憶された燃料濃度検知手段6の出力値とメタノール濃度との関係から、メタノール濃度に関する情報を算出する。
取得した燃料濃度に関する情報に基づいて、混合タンク3内部に収容された燃料2の濃度が、予め定められた濃度の範囲となるように、制御部19は濃縮燃料ポンプ11と回収ポンプ14を制御する。必要に応じて、混合タンク3内部に収容された燃料2の濃度が、予め定められた濃度の範囲となるように、さらに燃料循環用ポンプ5と酸化剤供給手段12を制御することができる。
燃料2にメタノール水溶液を用いる場合、制御部19は濃縮燃料ポンプ11を制御し、混合タンク3内部に供給する濃度の高いメタノールを供給する量を増加させ、燃料2のメタノール濃度をより高くする。また、制御部19は回収ポンプ14を制御し、混合タンク3内部に供給する凝縮された排出物の一部の量を増加させ、燃料2のメタノール濃度をより低くする。さらに、例えば凝縮器13を冷却する冷却手段(図示せず)の冷却能力を増加させることにより、凝縮器13が凝縮する水を主とした排出物の回収量を増加させることができる。
制御部19が、酸化剤供給手段12の運転を開始する際に行う制御の詳細について説明する。ここで、酸化剤供給手段12の運転の開始とは、酸化剤供給手段12がカソード電極23に対して、酸化剤の供給を停止した状態から酸化剤を供給する状態へと変化するように、酸化剤供給手段12の状態が変更されることを意味する。また、酸化剤の供給を停止した状態とは、カソード電極23に供給される酸化剤の流量がゼロ、または発電状態の流量に比べて非常に少ない状態を意味する。例えば、酸化剤供給手段12が電動ポンプや電動ファンの場合は、駆動のための電力の供給の開始、自然対流の流量を制御するためのスリットの場合は、スリットの略閉状態から開状態への開度の変更である。ここで略閉状態とは、スリットの開度が最も小さい状態、またはスリットの開度が最も小さい状態からスリットの開度調整の際の繰り返し誤差分開いた状態をいう。
制御部19は、酸化剤供給手段12の運転を開始する際、酸化剤供給手段12を以下の様に制御する。制御手段19は、カソード電極23に酸化剤を供給する量が徐々に増加する様に酸化剤供給手段12を制御する。ここで、徐々にとは酸化剤供給手段12の運転を開始した直後の酸化剤の供給量を、時間の経過と共に増加させる事を意味する。例えば、酸化剤供給手段12の運転を開始してから予め定められた時間経過後に、供給量を増加させる様な2段以上の段階的に増加、または時間経過と共に供給量を連続的に増加させる場合である。
酸化剤供給手段12の運転を開始する場合として、例えば燃料電池システムが外部に接された電力の供給対象や燃料電池システムに設けられた二次電池等の負荷へ、電力の供給を開始する場合が挙げられる。また、例えば燃料電池システムが何らかの原因によって非常停止された後、非常停止が解除される場合が挙げられる。
図4に、制御部19が酸化剤供給手段12の運転を開始する際の制御の一例を示す。
まず、制御部19は停止状態にある酸化剤供給手段12を、カソード電極23への酸化剤の供給量QがQ0となる条件となる様に制御する(S1)。酸化剤供給手段12が電動ポンプや電動ファンの場合、カソード電極23への酸化剤の供給量がQ0となる駆動条件の電力が、酸化剤供給手段12に供給されるように、制御部19は制御を行う。酸化剤供給手段12が自然対流の流量を制御するためのスリットの場合は、カソード電極23への酸化剤の供給量がQ0となるスリットの開度となるように、制御部19は制御を行う。
次に、カソード電極23への酸化剤の供給量QがQ0となる条件を予め定められた時間Tの間維持されるように、制御部19は酸化剤供給手段12を制御する(S2)。酸化剤供給手段12が電動ポンプや電動ファンの場合、S1にて酸化剤供給手段12へ供給された電力を、時間Tの間継続して供給し続けるように、制御部19は制御を行う。酸化剤供給手段12が自然対流の流量を制御するためのスリットの場合、S1にて制御されたスリットの開度を、時間Tの間継続して続けるように、制御部19は制御を行う。
時間Tの経過後、制御部19は酸化剤供給手段12を、カソード電極23への酸化剤の供給量QがQtとなる条件となる様に制御する(S3)。酸化剤供給手段12が電動ポンプや電動ファンの場合、カソード電極23への酸化剤の供給量がQtとなる駆動条件の電力が、酸化剤供給手段12に供給されるように、制御部19は制御を行う。酸化剤供給手段12が自然対流の流量を制御するためのスリットの場合は、カソード電極23への酸化剤の供給量がQtとなるスリットの開度となるように、制御部19は制御を行う。
Qtは、Q0に比べ多い量であって、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量である。例えば、QtとQ0の関係は、Q0≦Qt/10とすることができる。
続いて、制御部19は燃料循環用ポンプ5の運転を開始する(S4)。ここで、燃料循環用ポンプ5の運転の開始とは、燃料循環用ポンプ5がアノード電極22へ燃料2を供給する供給量を、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量に増加させることを意味する。
最後に、制御部19は、起電部1にて発電された電力を負荷に供給可能となるように、起電部1と負荷とを接続する(S5)。
この様に、制御部19によって燃料電池システムを制御した場合の、起電部1および触媒部16において起こる現象について説明する。
酸化剤供給手段12がカソード電極23へ供給する酸化剤の供給量がQtである場合(以下Aの場合)には、カソード電極23に供給される酸素の量が多いため、反応副生成物やクロスオーバーによるメタノールの、カソード触媒層にて酸化反応が促進される量も多い。従って、触媒部16に到達する酸化反応が促進される気体成分の量が抑制される。
一方、酸化剤供給手段12がカソード電極23への酸化剤の供給を停止した状態(以下Bの場合)では、カソード電極23に供給される酸素の量がAの場合に比べて極めて少ないため、反応副生成物やクロスオーバーによるメタノールの、カソード触媒層28における酸化反応がほとんど促進されない。
また、Bの場合は触媒部16における酸化剤の量も少ないため、カソード電極23付近の反応副生成物やクロスオーバーにより滞留したメタノールは、触媒部16による酸化反応が促進されず、カソード電極23付近の反応副生成物やクロスオーバーによるメタノール濃度は非常に高くなる。
Bの場合から直接Aの場合となる様に制御部19が制御する場合、高い濃度の反応副生成物やクロスオーバーによるメタノールが、急激に触媒部16に供給されてしまう。その後さらに、カソード電極23付近に滞留する液体状態のメタノールが蒸発し、滞留する液体状態のメタノールの量が許容範囲となるまで、大量のメタノールが触媒部16に供給され続けてしまう。
そこで、本実施の形態の様に、Bの場合から直接Aの場合でなく、まずBの場合から酸化剤供給手段12がカソード電極23へ供給する酸化剤の供給量がQ0である場合(以下Cの場合)となる様に制御部19が制御した場合、高い濃度の反応副生成物やクロスオーバーによるメタノールは、少ない流量にてに触媒部16に供給される。その後さらに、カソード電極23付近に滞留する液体状態のメタノールが蒸発し、滞留する液体状態のメタノールの量が許容範囲となるまで、少ない流量にてメタノールが触媒部16に供給される。従って、触媒部16に求められる反応副生成物やメタノールの単位時間あたりの促進される化学反応の能力が削減される。これは必要な触媒34の量の削減につながり、最終的に燃料電池システムの小型化に寄与する。
以下、本発明の実施の形態において実験をした結果について説明する。
まず、本発明の実施の形態における燃料電池システムを用いて、1時間発電を行った後に、燃料電池システムの運転を停止した。
次に、起電部1の表面に接続した温度計が室温となるまで燃料電池システムを放置した後、カソード電極23に供給される酸化剤の供給量が、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量の10%となる様に、本発明の実施の形態の酸化剤供給手段12に相当するベーン型ポンプを制御部19にて制御した。
続いて、ベーン型ポンプの運転開始後150秒後、カソード電極23に供給される酸化剤の供給量が、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量となる様に、ベーン型ポンプを制御部19にて制御した。
図5はこの時における触媒部16の前後におけるメタノール濃度を示す図である。図5中の実線は触媒部16に供給される前の、気体成分のメタノール濃度を示す。図5中の破線は触媒部16に供給された後に排出される、気体成分のメタノール濃度を示す。メタノール濃度は赤外吸収分光器にて測定した。
なお、触媒部16には、カソード電極23に供給される酸化剤の供給量が、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量の時、凝縮器13に向かって排出された排出物のうち残った気体成分のメタノール濃度が、最大2000ppmの場合に200ppm前後まで酸化反応を促進させることができるものを用いた。
図5に示す様に、触媒部16から排出される気体成分のメタノール濃度は略一定(平均約200ppm)になるまで、酸化反応が促進されていることが確認できた。
(比較例)
まず実施例と同様に、本発明の実施の形態における燃料電池システムを用いて、1時間発電を行った後に、燃料電池システムの運転を停止した。
次に、起電部1の表面に接続した温度計が室温となるまで燃料電池システムを放置した後、カソード電極23に供給される酸化剤の供給量が、燃料電池システムの定格とする出力にて起電部1が発電可能な酸化剤の供給量となる様に、本発明の実施の形態の酸化剤供給手段12に相当するベーン型ポンプを制御部19にて制御した。
図6はこの時における触媒部16の前後におけるメタノール濃度を示す図である。図6中の実線は触媒部16に供給される前の、気体成分のメタノール濃度を示す。図6中の破線は触媒部16に供給された後に排出される、気体成分のメタノール濃度を示す。メタノール濃度は赤外吸収分光器にて測定した。
図6に示す様に、酸化剤供給手段12が酸化剤をカソード電極23に開始してから1分を経過するまでの間、触媒部16から排出される気体成分のメタノール濃度は高い値で検出されている。これは、触媒部16が酸化反応を促進させることができる量を超えたメタノールが触媒部16に供給されてしまったためと思われる。
このようにしてできた燃料電池システムは、実施例にて実証されている通り、触媒部16に求められる反応副生成物やメタノールの単位時間あたりの促進される化学反応の能力を削減することができる。これは必要な触媒34の量の削減につながり、最終的に燃料電池システムの小型化に寄与する。
なお、このようにしてできた燃料電池システムは、酸化剤供給手段12の運転を開始する際、触媒部16にかかる温度ストレスをも低減することができる。
図7は、実施例と比較例における温度センサ18によって測定された温度の推移をプロットした図である。破線は実施例における温度センサ18の温度、実線は比較例における温度センサ18の温度である。
図7に示す通り、実施例における温度センサ18の温度の方が、酸化剤供給手段12の運転を開始した後の温度の上昇が急激となる。これは、触媒部16から放熱される量に対し、触媒部16にて促進される酸化反応の際の発熱が過大であるために生じた現象と考えられる。
燃料電池システムにおいては、起電部1への金属イオンの混入が、起電部1に対して致命的なダメージを与えることが知られている。従って、特に燃料および酸化剤の供給経路および排出経路の材質に、できるだけ非金属材料を用いることが好ましい。特に樹脂材料は安価で成形性に優れるため、筐体32や排気管31に好適である。
しかし、触媒部16にて促進される酸化反応の際の発熱が過大であると、筐体32や排気管31に歪を生じ、回復不可能なダメージが生じる可能性を高くしてしまう。これは、酸化剤供給手段12の運転を開始する際の触媒部16の温度が高ければ高いほど顕著である。実施例における燃料電池システムでは、触媒部16の温度上昇が緩和されるため、このような触媒34の回復不可能なダメージが生じる可能性を低減することができる。
また、このようにしてできた燃料電池システムは、長時間運転を停止した後に再起動を行い、再び負荷に電力が供給可能な状態となるまでの再起動時間をも短縮することができる。
図8は、実施例と比較例における起電部1の表面に接続した温度計によって測定された温度の推移をプロットした図である。破線は実施例における起電部1の温度、実線は比較例における起電部1の温度である。
図8に示す通り、比較例に比べ実施例の方が、より短時間で起電部1の温度が上昇する。これは、カソード電極23に流れる酸化剤の流量が小さいため、酸化剤によって起電部1から奪われる熱量が小さいためであると考えられる。また、これはカソード電極23に流れる酸化剤の流量が小さいため、カソード触媒層28によって酸化反応が促進されずに排出されるメタノールの量が少なく、カソード触媒層28によって酸化反応が促進されるメタノールの比率が高いためであると考えられる。
すなわち、起電部1の発電効率の高い温度まで、より短時間で起電部1の温度を上昇させることができる。すなわち、再び負荷に電力が供給可能な状態となるまでの再起動時間をも短縮することができる。
本発明の実施の形態に係る燃料電池システムを示す図 本発明の実施の形態に係る燃料電池システムの起電部の詳細を示す図 本発明の実施の形態に係る燃料電池システムの触媒部の詳細を示す図 本発明の実施の形態に係る燃料電池システムの制御を示す図 本発明の実施例に係るメタノール濃度を示す図 本発明の比較例に係るメタノール濃度を示す図 本発明の実施例に係る温度の推移を示す図 本発明の実施例に係る温度の推移を示す図
符号の説明
1 起電部
2 燃料
3 混合タンク
4 循環流路
5 燃料循環用ポンプ
6 燃料濃度検知手段
7 気液分離手段
8、15 配管
9 カソード側排出路
10 濃縮燃料タンク
11 濃縮燃料ポンプ
12 酸化剤供給手段
13 凝縮器
14 回収ポンプ
16 触媒部
17、18 温度センサ
21 起電部単位セル
22 アノード電極
23 カソード電極23
24 プロトン導電性電解質の膜
25、27 基板
26 アノード触媒層
28 カソード触媒層
31 排気管
32 筐体
33 断熱材
34 触媒
35、36 脱落防止部材

Claims (4)

  1. 燃料が供給されるアノード電極と、
    空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、
    前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、
    前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、
    前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、
    前記酸化剤を前記カソード電極に供給する量を制御するための制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記酸化剤供給手段の運転を開始する際、前記カソード電極に前記酸化剤を供給する量が徐々に増加する様に前記酸化剤供給手段を制御することを特徴とすることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記触媒部は、酸化反応を促進するための触媒を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 燃料が供給されるアノード電極と、
    空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、
    前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、
    前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、
    前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、
    を有する燃料電池システムの制御方法であって、
    前記酸化剤供給手段の運転を開始し、
    Q0<Qtとなる様に前記酸化剤供給手段を制御することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
    但し、Q0は前記酸化剤供給手段の運転開始直後における前記カソード電極への前記酸化剤の供給量、Qtは前記酸化剤供給手段の運転開始後あらかじめ定められた時間が経過した後における前記カソード電極への前記酸化剤の供給量である。
  4. 燃料が供給されるアノード電極と、
    空気もしくは酸素を含む酸化剤が供給されるカソード電極と、
    前記アノード電極及び前記カソード電極の間に配置される電解質膜と、
    前記カソード電極からの排出物及び前記アノード電極からの排出物の少なくとも一部の化学反応を促進するための触媒部と、
    前記燃料を前記アノード電極に供給するための燃料供給手段と、
    前記酸化剤を前記カソード電極に供給するための酸化剤供給手段と、
    を有する燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料電池システムの運転開始の際に、前記酸化剤供給手段の運転を開始し、
    前記酸化剤供給手段の運転を開始した後あらかじめ定められた時間が経過した後に、前記酸化剤供給手段の前記カソード電極へ供給する前記酸化剤の供給量を増加し、
    前記酸化剤の供給量を増加した後に、前記燃料供給手段の運転を開始し、
    前記燃料供給手段の運転を開始した後に、前記アノード電極、前記カソード電極、前記電解質膜によって発電された電力を負荷へ供給することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。

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