JP2007034758A - 駆動制御装置における直線補間方法 - Google Patents

駆動制御装置における直線補間方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補間処理に要するハードウェアを簡素化できて補間処理を速やかに行うことができると共に、基準軸に対して他軸を精度良く追従させることができる駆動制御装置の直線補間方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基準軸設定部30によって、駆動量の指令値Xp、Yp、Zp、Wpに基づいて、基準軸を選択して基準軸の速度を設定し、次いで、他軸速度演算部31によって、基準軸の速度と他軸の速度との比が夫々の駆動量の指令値の比になるように他軸の速度を設定し、次いで、駆動パルス生成部3〜6を介して、設定された速度に基づいて基準軸及び他軸を駆動させ、次いで、所定の周期毎に、理論値演算部32によって他軸の駆動量の理論値を演算して、実際に移動した移動量と理論値との差を検出し、速度補正判定部33によってこの差を打ち消すように補正の増減を判定し、他軸の速度を定量毎に増減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動制御装置における、基準軸の駆動に追従させて他の搬送軸を補間動作させる直線補間方法に関する。
従来、例えばNCマシン等の工作機械において、被搬送物を所定の位置に移動させるために、互いに直交する複数の搬送軸とこれらの搬送軸を駆動する複数の駆動モータとを有し、基準の搬送軸(以下、基準軸という。)の駆動に追従するように他の搬送軸(以下、他軸という。)を駆動させ、夫々の搬送軸に沿って被搬送物を駆動させる駆動制御装置を備えているものがある。
また、基準軸の駆動に他軸を追従させる際に、基準軸及び他軸の駆動量を表す指令信号と基準軸の速度を表す指令信号に基づき、先ず基準軸を駆動させ、次いで、基準軸の駆動量に応じて他軸を駆動させる補間方法が知られている。この際、基準軸及び他軸の駆動量の指令値に基づいて、基準軸の駆動量に対する他軸の駆動量の勾配を予め設定し、次いで、基準軸を所定の速度で駆動させ、次いで、所定の周期毎に、各搬送軸の実際の駆動量を検出して実際に駆動した基準軸と他軸との駆動量の勾配を演算し、次いで、実際に駆動した駆動量の勾配が予め設定された駆動量の勾配に合うように、他軸の速度を演算して設定する補間方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−215212
しかしながら、従来の補間方法によれば、所定の周期毎に、基準軸に対する他軸の駆動量の勾配を演算し、予め設定された勾配に合うように他軸の駆動速度を演算して設定するので、補間処理を行うための処理時間が長くなって、処理時間を短縮するためには高速演算プロセッサ集積回路が必要になり、延いては、補間処理に要するハードウェア全体が複雑になり、生産性を損なう虞があった。
そこで、本発明は、補間処理に要するハードウェアを簡素化できて補間処理を速やかに行うことができると共に、基準軸に対して他軸を精度良く追従させることができる駆動制御装置の直線補間方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、互いに直交する複数の搬送軸を駆動させる駆動制御装置において、基準となる搬送軸の駆動に関連付けて他の搬送軸を駆動させる直線補間方法であって、前記複数の搬送軸の駆動量の指令値に基づいて、該搬送軸の中から基準軸を選択し該基準軸の速度を設定する第一ステップと、前記基準軸の速度に基づいて、該基準軸の速度と前記他の搬送軸の速度との比が夫々の駆動量の指令値の比になるように、前記他の搬送軸の速度を設定する第二ステップと、前記設定された速度に基づいて前記基準軸及び他の搬送軸を駆動させ、所定の周期毎に、該基準軸及び前記他の搬送軸の累積の移動量を検出する第三ステップと、前記基準軸の移動量に対して前記比率を掛け算して前記他の搬送軸の移動量の理論値を演算する第四ステップと、前記他の搬送軸の実際に移動した移動量と前記理論値との差を検出し、算出された差を打ち消すように、該他の搬送軸の速度を、予め定められた所定量毎に増減する第五ステップと、
を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の駆動制御装置における直線補間方法によれば、各搬送軸の駆動量の指令値に基づいて、基準軸を選択し該基準軸の速度を設定する第一ステップと、基準軸の速度に基づいて、基準軸の速度と他の搬送軸(以下、他軸という。)の速度との比が夫々の駆動量の指令値の比になるように、他軸の速度を設定する第二ステップと、設定された速度に基づいて基準軸及び他軸を駆動させ、所定の周期毎に、基準軸及び他軸の累積の移動量を検出する第三ステップと、基準軸の移動量に対して比率を掛け算して他軸の移動量の理論値を演算する第四ステップと、他軸の実際に移動した移動量と理論値との差を検出し、算出された差を打ち消すように、他軸の速度を、予め定められた所定量毎に増減する第五ステップと、を備えているので、従来例の補間方法に比べ、補間処理に要する演算時間を短縮できると共に生産性を向上できる。
つまり、請求項1に記載の駆動制御装置における直線補間方法によれば、所定の周期毎に、累積の移動量を検出し、他軸の実際に移動した移動量が理論値に合うように、予め定められた所定量を増減して他軸の速度を補正するので、所定の周期毎に基準軸に対する他軸の駆動量の勾配を演算して他軸の駆動速度を演算して設定する従来の方法に較べ、補間処理に要する演算時間を短縮でき、延いては、従来例に記述した高速演算プロセッサが不要になり、補間処理のためのハードウェアを簡素化できる。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動制御装置における直線補間方法において、前記基準軸と前記他の搬送軸との加速び減速の際の速度比が該基準軸と該他の搬送軸との駆動量の指令値の比になるように、該他の搬送軸の速度を設定することを特徴とする。
請求項2に記載の駆動制御装置における直線補間方法によれば、基準軸と他の搬送軸(以下、他軸という。)との加速及び減速の際の速度比が基準軸と他軸との駆動量の指令値の比になるように、他軸の速度を設定するので、基準軸及び他軸が目的の速度に達するまでの時間を合わせることができ、目標位置に至る移動径路のずれを低減できる。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の駆動制御装置において、前記基準軸が、前記駆動量の指令値の最も大きい搬送軸が選択され、駆動量の指令値毎に選択される、ことを特徴とする。
請求項3に記載の駆動制御装置における直線補間方法によれば、前記基準軸が、前記駆動量の指令値の最も大きい搬送軸が選択され、駆動量の指令値毎に選択されるので、常に、駆動量の最も大きい搬送軸の駆動に対して他の搬送軸を追従させることができ、精度良く補間を行うことができる。
本発明の駆動制御装置における直線補間方法は、所定の周期毎に、基準軸及び他軸の累積の移動量を検出し、他軸の実際に移動した移動量が理論値に合うように、予め定められた所定量を増減して他軸の速度を補正するので、従来例に記述した高速演算プロセッサが不要になり、補間処理に要するハードウェアを簡素化できて補間処理を速やかに行うことができると共に、基準軸に対して他軸を精度良く追従させることができる。
また、本発明の駆動制御装置における直線補間方法は、基準軸と他軸との加速率及び減速率の比が、基準軸と他軸との駆動量の指令値の比になるように、他軸の速度を設定するので、基準軸及び他軸が一定の速度に達するまでの時間を合わせることができ、移動径路のずれを低減できる。
また、本発明の駆動制御装置における直線補間方法は、前記基準軸が、前記駆動量の指令値の最も大きい搬送軸が選択され、駆動量の指令値毎選択されるので、常に、駆動量の最も大きい搬送軸の駆動に対して他の搬送軸を追従させることができ、精度良く補間を行うことができる。
次に、本発明の一実施例の駆動制御装置における直線補間方法を図を用いて説明する。本実施例の駆動制御装置は、被搬送物を互いに直交する3方向に搬送させるためのX軸、Y軸、Z軸と、被搬送物を回転させるW軸とを、基準軸に関連付けて駆動制御する。図1は、本実施例の駆動制御装置の制御系を表すブロック図、図2から図5は、本実施例の駆動制御装置における直線補間方法の手順を表すフローチャート、図6は、本実施例の駆動制御装置の直線補間方法における、原点POから目標位置P1まで駆動する際のX軸及びY軸の補間動作例を表す説明図である。
図1に表したように、本実施例における高速パルスの生成装置1は、オペレータからの操作信号をMPU(Micro Processing Unit)1に入力するインターフェース2、インターフェース2から入力された操作信号に基づきROM及びRAMと協働して各機能部の実行を処理するMPU1、X軸を駆動するX軸駆動パルス生成部3、Y軸を駆動するY軸駆動パルス生成部4、Z軸を駆動するZ軸駆動パルス生成部5、W軸を駆動するW軸駆動パルス生成部6等を備えている。
MPU1は、インターフェース2を介して入力されたX、Y、Z、W軸の駆動量の指令値Xp、Yp、Zp、Wpに基づいて、駆動量の値が最も大きい軸を基準軸として設定する基準軸設定部30、基準軸の速度Vと他軸(X軸、Y軸、Z軸、W軸の内、基準軸を除く軸である。)の速度が基準軸の駆動量と他軸の駆動量との比に合うように、他軸の速度を演算する他軸速度演算部31、パルス計数回路19〜22を介して検出した基準軸の駆動量を表すパルス数に基づいて、他軸の駆動量を表すパルス数の理論値を演算する他軸駆動量の理論値演算部32、パルス計数回路19〜22を介して検出した他軸の駆動量を表すパルス数と理論値演算部32で算出した理論値とを比較し、他軸に対する速度補正の要否を判定する他軸速度補正判定部33、等によって構成されている。
また、MPU1は、インターフェース2を介して入力されたX、Y、Z、W軸の夫々の駆動量Xp、Yp、Zp、Wpに基づいて、パルス出力回路15〜18に、駆動量に応じたパルス数の出力を指令する。
次に、駆動パルス生成部3〜6は、所定の周波数でクロック信号を連続して発振する原発振器7〜10、原発振器7〜10から出力されたクロック信号をMPU1から入力された速度指令信号に基づき所定のパルス電圧及びデューティ比に設定してパルス出力回路15〜18に出力する速度制御回路11〜14、MPU1から入力されたパルス数指令信号に基づき駆動モータの駆動量に応じたパルス数の駆動パルス列をモータ駆動回路23〜26に出力するパルス出力回路15〜18、パルス出力回路15〜18から出力されたパルス列のパルス数を計数するパルス計数回路19〜22等を備えている。本実施例では、原発振器の発振周波数が4MHzである。
速度制御回路11〜14は、分周器とマルチプライア(掛算器)で構成され、原発振器7〜10から入力されたパルス列を、MPU1からの速度指令信号Vx、Vy、Vz、Vwに基づいて分周及び掛け算して速度変化させ、速度変化させたパルス列をパルス出力回路15〜18に出力する。本実施例では、マルチプライアの設定範囲が、(1/4096)×(0〜4096)、分周器の設定範囲が、(1/1)〜(1/65535)、指令パルス数設定範囲が1〜99999999、各軸の速度設定範囲が1〜2MHzである。
また、パルス出力回路15〜18は、MPU1からの指令に基づいて、駆動モータの回転方向をCW(時計回り)及びCCW(反時計回り)の何れかを設定し、モータ駆動回路23〜26に、駆動モータを駆動させる駆動パルス列を出力する。
また、パルス計数回路19〜22は、パルス出力回路19〜22を介して入力されたパルス数を計数してMPU1に入力し、MPU1からの指令に基づき、計数したパルス数が駆動量Xp、Yp、Zp、Wpのパルス数(駆動量の指令値である)と等しくなった際に、パルス出力回路15〜18にパルス出力の停止を指令する信号を入力する。詳しくは、パルス計数回路19〜22には、パルス出力回路15〜18のパルスの出力及び停止と関連付けられた起動フラグが備えられ、この起動フラグが、MPU1からの指令に基づいて、パルス出力回路15〜18がパルスを出力すると同時にONし、パルス計数回路19〜22を介して検出したパルス数が所定の駆動量に達した際にOFFされ、このOFF信号がパルス出力回路15〜18に入力され、パルス出力回路15〜18のパルス出力を停止させる。
次に、MPU1がインターフェース2から入力されたオペレータの操作信号を受けて、モータ駆動回路23〜26に駆動パルス列を出力するまでの手順を、図2から図5に基づき説明する。この処理手順は、図示されないROMにそのプログラムが備えられ、MPU1がそのプログラムを使用して各処理を実行する。
この手順は、インターフェース2を介して、起動信号がMPU1に入力された際にスタートする。
次いで、S101(Sはステップを表す)において、ROM及びRAMに記憶されている過去の位置決めデータ(所謂、各搬送軸の駆動量を表すデータである。)及び各搬送軸の速度データを初期化し、その後S102に移る。
次いで、S102において、インターフェース2を介して入力された搬送軸(X軸、Y軸、Z軸、W軸)の位置決めデータXp、Yp、Zp、Wpを読み込み、その後S103に移る。
次いで、103において、基準軸設定部30を介して、位置決めデータの最も大きい搬送軸を基準軸に設定する。尚、本発明における第一ステップは、S103によってその機能が発現される。
次いで、S104において、基準軸の速度V、基準軸が停止状態から駆動する際の加速率α、基準軸が一定の速度での駆動状態から停止する際の減速率β等を、ROMから取得する。基準軸の速度V及び加速率α、減速率βは、オペレータによって予め設定され、ROMに記憶されている。本実施例では、基準軸をX軸とし、基準軸の速度VをX軸の速度Vxに置き換え、以下の説明をする。
次いで、S105において、ROMに記憶されている演算式を用い、他軸(Y軸、Z軸W軸)の速度Snを算出する。他軸の速度Snの演算式は、Sn=Vx・(他軸の位置決データ)/基準軸の位置決データ)、であって、Y軸の速度Sny=Vx・Yp/Xpで算出し、Z軸の速度Snz=Vx・Zp/Xpで算出し、W軸の速度Snw=Vx・Wp/Xpで算出する。尚、本発明の第二ステップは、S105によってその機能が発現される。
次いで、S106において、速度制御回路11〜14における分周器の分周比Dnを、Dn=(原発振器の発振周波数)/(各軸の速度)、の演算式を用いて算出する。
次いで、S107において、S105で算出された他軸(Y軸、Z軸、W軸)の速度Sn(Sny、Snz、Snw)を予め定められた所定値65535より大きいか否かを判定し、Snが所定値より小さい(No)場合にはS109に移る。一方、S107において、Snが所定値より大きい(Yes)の場合には、S108に移り、S108において、その軸のSnを所定値65535に置き換える。本実施例では、速度制御回路11〜14における分周器を16ビット構成のハードウェアで構成しているので、その分周比の最大値を、(2の16乗)ー1=65535にしている。
次いで、S109において、S102で読み込みした各軸の位置決めデータXp、Yp、Zp、Wp毎の駆動量を表すパルス数を、パルス計数回路19〜22に入力する。
次いで、S110において、S109で設定された駆動量の指令パルス数Xp、Yp、Zp、Wpが0より大きいか否か(所謂、正であるか負であるか)を判定し、0より小さい(No)の場合には、S112に移り、パルス出力回路15、16、17、18における駆動モータの回転方向をCCW(反時計回り)に設定し、その後S113に移る。一方、S110において、0より大きい(Yes)の場合には、S111に移り、パルス出力回路15、16、17、18における駆動モータの回転方向をCW(時計回り)に設定し、その後S113に移る。
次いで、S113において、速度制御回路11〜14におけるマルチプライア(掛け算器)を1に設定して(所謂、前述したマルチプライアの設定範囲(1/4096)×(0〜4096)において、(1/4096)×(1)が設定される)S114に移り、S114において、X軸(基準軸)の駆動パルス列をパルス出力回路15から出力させる。
次いで、S115において、パルス出力回路15からの駆動パルス列の出力と同時に、パルス計数回路19〜22における起動フラグをONする。
次いで、S116に移り、1msec.毎の周期で割り込み処理を行う。次に、図4、図5を用いて、割り込み処理の手順を説明する。まず、S201において起動フラグがONされているか否かを判定し、起動フラグがONされていない(No)場合には、S202に移り割り込み処理を終了する。一方、S201において起動フラグがONされている場合にはS203に移る。
次いで、S203において、X軸(基準軸)の駆動量が減速ポイントを過ぎたか否か判定し、減速ポイントを過ぎた(Yes)場合には、S204に移り、S104で取得した減速率βでX軸の速度を減算し、その後S207に移る。一方、S203において、減速ポイントを過ぎていない(No)場合には、S205に移る。この際、減速ポイントは、一定の速度での駆動から停止に移る際の減速位置を表すものであって、基準軸の駆動量Xpに関連付けて予め定められている。
次いで、S205において、X軸(基準軸)の速度値が上限速度値(S104で取得した速度Vである。)より小さいか否かを判定し、小さい(Yes)場合には、S206に移り、S104で取得した加速率αでX軸の速度を加算し、その後S207に移る。一方S205において、X軸(基準軸)の速度値が上限速度値(S104で取得した速度Vである。)より大きい(No)場合には、S207に移る。
次いで、S207において、X軸(基準軸)の速度値が上限速度値(S104で取得した速度Vである。)より大きい又は等しいか否かを判定し、大きい又は等しい(Yes)場合には、S208に移り、X軸の速度をS104で取得した速度Vとし、その後S209に移る。一方、S207において、X軸の速度値が上限速度値より小さい(No)場合には、S209に移る。
次いで、S209において、X軸(基準軸)の速度値が0より小さい又は等しいか否かを判定し、小さい又は等しい(Yes)場合には、S210に移り、X軸の速度を1(1は、速度制御できる最小値である。)にする。一方、S209において、X軸(基準軸)の速度値が0より大きい場合には、S211に移る。
次いで、S211において、X軸(基準軸)の速度制御回路11に、S204、S206、S208、S210で設定したX軸の速度値を速度指令信号として入力し、その後S212に移る。
次いで、S212において、パルス出力回路15〜18から出力された各軸の駆動量を表す出力パルス数をパルス計数回路19〜22を介して検出し、その後、S213に移る。尚、本発明における第三ステップは、S212によってその機能が発現される。
次いで、S213において、検出したX軸(基準軸)の駆動量のパルス数(Xpf)に基づいて、他軸(Y軸、Z軸、W軸)のフィードバックされるべく理論値を、理論値演算部32を用いて算出する。この際、Y軸の理論値(Ypf)を、(Ypf)=(Xpf)・(Yp/Xp)の演算式で算出し、Z軸の理論値(Zpf)を、(Zpf)=(Xpf)・(Zp/Xp)の演算式で算出し、W軸の理論値(Wpf)を、(Wpf)=(Xpf)・(Wp/Xp)の演算式で算出する。尚、本発明における第四ステップは、S213によってその機能が発現される。
次いで、S214において、他軸(Y軸、Z軸、W軸)の速度を、X軸の位置決めデータと他軸の位置決めデータとの比率と、S211で設定したX軸(基準軸)の速度(Vxf)とより算出する。この際、Y軸の速度(Vyf)を、(Vyf)=(Vxf)・(Yp/Xp)の演算式で算出し、Y軸の速度(Vyf)を、(Vyf)=(Vxf)・(Yp/Xp)の演算式で算出し、Z軸の速度(Vzf)を、(Vzf)=(Vxf)・(Zp/Xp)の演算式で算出し、W軸の速度(Vwf)を、(Vwf)=(Vxf)・(Wp/Xp)の演算式で算出する。
次いで、S215において、S213で算出した他軸の駆動量の理論値がS212でフィードバックした駆動量に対して小さいか否かを判定し、小さい(Yes)場合には、S216に移り、他軸の速度をS214で算出された速度(Vyf)、(Vzf)、(Vwf)に、速度補正値1を減算し、その後S217に移る。一方、S215において、大きい(No)場合には、S217に移る。
次いで、S217において、S213で算出した他軸の駆動量の理論値がS212でフィードバックした駆動量に対して等しいか否かを判定し、等しい(Yes)場合には、S218に移り、他軸の速度をS214で算出された速度(Vyf)、(Vzf)、(Vwf)の速度補正値を0とし、その後S219に移る。一方、S217において、等しくない(No)場合には、S219に移る。
次いで、S221において、S213で算出した他軸の駆動量の理論値がS212でフィードバックした駆動量に対して大きいか否かを判定し、大きい(Yes)場合には、S220に移り、他軸の速度をS214で算出された速度(Vyf)、(Vzf)、(Vwf)に速度補正値1を加算し、その後S221に移る。一方、S219において、小さい(No)場合には、S221に移る。
次いで、S221において、他軸(Y軸、Z軸、W軸)の速度制御回路12、13、14に、S216、S218、S220で設定した速度値を速度指令信号として入力し、その後RETURNし、図3のS117に移る。尚、本発明における第五ステップは、S215からS221によってその機能が発現される。
次いで、S117において、全軸(X軸、Y軸、Z軸、W軸)が、パルス計数回路を介して検出した駆動量が、S102で読み込みした駆動量の指令値に対して一致したか否かを判定し、一致していない場合にはS116に移り、一致するまで1msec.毎にS201からS221の割り込み処理を繰り返す。一方、S117において、全軸が一致した場合には、駆動フラグをOFFし、本手順を終了する。
そして、前述の手順により、本実施例の駆動制御装置における補間方法は、例えば図6に表したように、X軸及びY軸の目標位置P1へ被搬送物を駆動させる際に、S101において、X軸の駆動量を表すデータXp(6000)と、Y軸の駆動量を表すデータYpが読み込まれ、S103において、X軸が基準軸に設定され、S104からS109において、所定周期(1msec.)毎に、X軸の駆動に合わせてY軸が追従するように補間する。また、S105において、X軸の駆動量(6000)とY軸の駆動量(2000)の比率が、X軸の速度とY軸の速度の比になるように、Y軸の速度を設定し、S116において、所定の周期毎にX軸及びY軸の実際の駆動量を検出してY軸の速度を補正し、実際の移動曲線が理想の移動曲線に合うように、Y軸の駆動を補間する。
以下に、前記の構成を有する実施例の、駆動制御装置における直線補間方法の
作用効果を記載する。
実施例に記載した駆動制御装置の直線補間方法によれば、各軸の駆動量の指令値Xp、Yp、Zp、Wpに基づいて、基準軸を選択し基準軸の速度を設定する第一ステップ(S103)と、基準軸の速度に基づいて、基準軸の速度と他軸の速度との比が夫々の駆動量の指令値の比になるように、他軸の速度Snを設定する第二ステップ(S105)と、設定された速度に基づいて基準軸及び他軸を駆動させ、所定の周期毎に、基準軸及び他軸の累積の移動量を検出する第三ステップ(S212)と、基準軸の移動量に対して比率を掛け算して他軸の移動量の理論値を演算する第四ステップ(S213)と、他軸の実際に移動した移動量と理論値との差を検出し、算出された差を打ち消すように、他軸の速度を、予め定められた所定量毎に増減する第五ステップ(S215からS221)と、を備えているので、従来の補間方法に比べ、補間処理に要する演算時間を短縮できると共に、補間処理に要するハードウェアを簡素化でき、生産性を向上できる。
つまり、本実施例の駆動制御装置における直線補間方法によれば、S116のように、所定の周期1msec.毎に、累積の移動量を検出し、他軸の実際に移動した移動量が理論値に合うように、予め定められた所定量を増減して他軸の速度を補正するので、従来例に記述した高速演算プロセッサが不要になり、補間処理に要するハードウェアを簡素化できて補間処理を速やかに行うことができると共に、基準軸に対して他軸を精度良く追従させることができる。
また、本実施例の駆動制御装置における直線補間方法によれば、S214のように、基準軸と他軸との加速及び減速の際の速度比が、基準軸と他軸との駆動量の指令値の比になるように、他軸の速度を設定するので、基準軸及び他軸が目的の速度に達するまでの時間を合わせることができ、移動径路のずれを低減できる。また、本発明の駆動制御装置における直線補間方法は、基準軸が、駆動量の指令値の最も大きい搬送軸が選択され、駆動量の指令値毎選択されるので、常に、駆動量の最も大きい搬送軸の駆動に対して他の搬送軸を追従させることができ、精度良く補間を行うことができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。例えば、本実施例では、S216及びS220における速度補正値を1としたが、1に限定されるものでなく他の数値でもよく、更には、各軸が減速範囲及び加速範囲にある際に小さな数値を設定し、各軸が一定の速度範囲にある際には大きな数値を設定してもよい。また、本実施例において、S116の割り込み処理の周期を1msecとしたが、周期を他の数値にしたり、各軸の駆動範囲に応じて周期を変えてもよい。
本発明の一実施例の、駆動制御装置の制御系を表すブロック図である。 同実施例の駆動制御装置における直線補間方法の手順の一部を表すフローチャートである。 同実施例の駆動制御装置における直線補間方法の手順の一部を表すフローチャートである。 図3中の割り込み処理の手順の一部を表すフローチャートである。 図3中の割り込み処理の手順の一部を表すフローチャートである。 本実施例の駆動制御装置の直線補間方法における、原点POから目標位置P1まで駆動する際のX軸及びY軸の補間動作を表す説明図である。
符号の説明
1…MPU(中央演算処理ユニット)、2…インターフェース、3…X軸駆動パルス生成部、4…Y軸駆動パルス生成部、5…Z軸駆動パルス生成部、6…W軸駆動パルス生成部、7,8,9,10…原発振器、11,12,13,14…速度制御回路、15,16,17,18…パルス出力回路、19,20,21,22…パルス計数回路、23…X軸モータ駆動回路、24…Y軸モータ駆動回路、25…Z軸モータ駆動回路、26…W軸モータ駆動回路。

Claims (3)

  1. 互いに直交する複数の搬送軸を駆動させる駆動制御装置において、基準となる搬送軸の駆動に関連付けて他の搬送軸を駆動させる直線補間方法であって、
    前記複数の搬送軸の駆動量の指令値に基づいて、該搬送軸の中から基準軸を選択し該基準軸の速度を設定する第一ステップと、
    前記基準軸の速度に基づいて、該基準軸の速度と前記他の搬送軸の速度との比が夫々の駆動量の指令値の比になるように、前記他の搬送軸の速度を設定する第二ステップと、
    前記設定された速度に基づいて前記基準軸及び他の搬送軸を駆動させ、所定の周期毎に、該基準軸及び前記他の搬送軸の累積の移動量を検出する第三ステップと、
    前記基準軸の移動量に対して前記比率を掛け算して前記他の搬送軸の移動量の理論値を演算する第四ステップと、
    前記他の搬送軸の実際に移動した移動量と前記理論値との差を検出し、算出された差を打ち消すように、該他の搬送軸の速度を、予め定められた所定量毎に増減する第五ステップと、
    を備えていることを特徴とする駆動制御装置における直線補間方法。
  2. 前記基準軸と前記他の搬送軸との加速び減速の際の速度比が該基準軸と該他の搬送軸との駆動量の指令値の比になるように、該他の搬送軸の速度を設定することを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置における直線補間方法。
  3. 前記基準軸は、前記駆動量の指令値の最も大きい搬送軸が選択され、該駆動量の指令値毎に選択される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動制御装置における直線補間方法。
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