JP2007033889A - 再生機能付記録媒体及び再生機能付記録媒体の再生方法 - Google Patents

再生機能付記録媒体及び再生機能付記録媒体の再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の再生機能付記録媒体は、広告の効果を向上させ得るようにする。
【解決手段】
本発明の再生機能付記録媒体においては、配布被対象者に対して広告のために配布される携帯型の再生機能付記録媒体であって、コンテンツデータCNが記録された記録手段と、当該コンテンツデータCNを再生する再生手段と、所定の再生条件に基づいて当該コンテンツの再生を制限することにより当該コンテンツを広告として機能させる再生制限手段とを設けるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、再生機能付記録媒体及び再生機能付記録媒体の再生方法に関し、例えば新曲のプロモーションに使用する音楽再生プレーヤに適用して好適なものである。
従来、カセットテープ、CD(Compact Disc)やMD(Mini Disc(ソニー株式会社の登録商標))等、音楽データが記録された記録媒体が多様化しており、これに伴って記録媒体を再生する音楽再生プレーヤも多様化している。また、音楽再生プレーヤとハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体とが一体化された一体型音楽再生プレーヤが増加している(例えば、特許文献1参照)。
一方で、例えば街頭において広告情報及び音楽等のコンテンツデータが記録されたCDを不特定多数の人々に配布する宣伝広告方法が広く行われている。
特開平9−17175号公報
ところでかかる宣伝広告方法においては、配布されたCDを受け取った広告被対象者に対して、CDの表面から広告内容を理解させることは不可能で、CDプレーヤにより当該CDを再生し、当該CDに記録されたコンテンツデータを広告対象者に聴かせて当該広告内容を確認させる必要があった。しかしながら、この宣伝広告方法では、必ずしも広告対象者全員がCDプレーヤを携帯しているわけではないため、CDプレーヤを携帯していない広告被対象者に対してその場で広告内容を伝達できず、広告の効果が低下するという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、広告の効果を向上させ得る再生機能付記録媒体を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の再生機能付記録媒体においては、配布被対象者に対して広告のために配布される携帯可能な再生機能付記録媒体であって、コンテンツが記録された記録手段と、コンテンツを再生する再生手段と、所定の再生条件に基づいてコンテンツの再生を制限することによりコンテンツを広告として機能させる再生制限手段とを設けるようにした。
これにより再生機能付記録媒体は、コンテンツを再生するに当たって特定の再生装置を必要としないため、一段と多くの配布被対象者に対してその場で当該コンテンツを再生させることによって当該コンテンツの内容を迅速に知得させ、当該コンテンツに興味を持たせると共に、当該コンテンツの再生を制限することによって、当該コンテンツに興味を持った配布被対象者に対して当該コンテンツの購入を検討させるきっかけを与え得るため、当該コンテンツを広告として機能させることができる。
さらに本発明の再生機能付記録媒体の再生方法においては、配布被対象者に対して広告のために配布される携帯可能な再生機能付記録媒体であって、予めコンテンツが記録された記録媒体から上記コンテンツを再生する再生ステップと、所定の再生条件に基づいてコンテンツの再生を制限することによりコンテンツを広告として機能させる再生制限ステップとを設けるようにした。
これにより再生機能付記録媒体は、コンテンツを再生するに当たって特定の再生装置を必要としないため、一段と多くの配布被対象者に対してその場で当該コンテンツを再生させることによって当該コンテンツの内容を迅速に知得させ、当該コンテンツに興味を持たせると共に、当該コンテンツの再生を制限することによって、当該コンテンツに興味を持った配布被対象者に対して当該コンテンツの購入を検討させるきっかけを与え得るため、当該コンテンツを広告として機能させることができる。
本発明によれば、再生手段を設けたことにより、当該コンテンツを再生するに当たって特定の再生装置を必要としないため、一段と多くの配布被対象者に対してその場で当該コンテンツを再生させることによって当該コンテンツの内容を迅速に知得させ、当該配布被対象者に対して当該コンテンツに興味を持たせると共に、再生制限手段を設け、当該コンテンツの再生を制限することによって、当該コンテンツに興味を持った配布被対象者に対して当該コンテンツの購入を検討させるきっかけを与え得るため、当該コンテンツを広告として機能させることができ、かくして広告の効果を向上させ得る再生機能付記録媒体を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)新曲プロモーションシステムの全体構成
図1において1は、全体として本実施の形態による新曲プロモーションシステムを示し、使い捨てROM(Read Only Memory)プレーヤ2と、ヘッドフォン3と、パーソナルコンピュータ(以下、これをPCと呼ぶ)4とによって構成されている。
この使い捨てROMプレーヤ2は、新曲NSのプロモーションのために例えば街頭で不特定多数の人々に無料(若しくは有料)で配布される携帯型のものである。この使い捨てROMプレーヤ2は、当該使い捨てROMプレーヤ2を受け取った人々(以下、これをユーザと呼ぶ)に対して記録済みのコンテンツデータCNを再生させ得るようになされている。
使い捨てROMプレーヤ2は、外部への出力端子として、ヘッドフォンジャック14及びUSBインターフェース13を有している。この使い捨てROMプレーヤ2は、ユーザが所有するヘッドフォン3のヘッドフォンプラグ3Aが当該ヘッドフォンジャック14に挿入されることによって接続されると、内蔵されている図示しないROMに記録されたコンテンツデータCNを、当該ヘッドフォン3を介してユーザに聴取させ得るようになされている。
また、この使い捨てROMプレーヤ2は、ユーザが所有するPC4のUSBポート4AにUSBインターフェース13が挿入されることによって接続されると、ROMに記録されている表示データを当該PC4に取得させると共に、この表示データを表示部4Bに表示させ得るようになされている。なお、図示しないが、このPC4はインターネットに接続されている。
(2)使い捨てROMプレーヤの回路構成
図2に示すように使い捨てROMプレーヤ2は、全体を統括制御するCPU(Central Processing Unit)10に対して、バス15を介してROM11と、コーデック12と、USBインターフェース13と、ヘッドフォンジャック14とが接続されることによって構成されている。
このROM11には、新曲広告プログラム、オートランプログラム及び再生禁止プログラムが格納されている。そしてCPU10は、ROM11から当該新曲広告プログラムを読み出して図示しないRAM(Random Access Memory)上で展開することによって、後述する新曲広告処理を実行すると共に、PC4にROM11から読み出された当該オートランプログラム及び再生禁止プログラムを実行させることにより、後述する新曲購入誘導処理を実行させるようになされている。
ヘッドフォンジャック14はヘッドフォン3(図1)とのインターフェースであると同時に、コンテンツデータCNの再生処理を開始するトリガーとなるスイッチの役割を兼ねている。従ってCPU10(図2)は、新曲広告処理において当該ヘッドフォンジャック14にヘッドフォンプラグ3Aが挿入されたことを認識すると、ROM11に格納された当該コンテンツデータCNの再生処理を開始するようになされている。
すなわちCPU10は、このコンテンツデータCNの再生処理として、ROM11に例えばMP3(MPEG audio layer3)やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)等の形式でなる圧縮データとして記録された当該コンテンツデータCNをコーデック12によって復号化するようになされている。
そしてCPU10は、この復号化されたコンテンツデータCNをオーディオ信号に変換すると共に、図示しないアンプを介してヘッドフォンジャック14に送出する。この結果CPU10は、ヘッドフォンジャック14に接続されているヘッドフォン3(図1)を介して当該コンテンツデータCNを音声としてユーザに聴取させ得るようになされている。
またCPU10(図2)は、新曲購入誘導処理においてPC4と接続された場合、当該PC4から供給される読取要求に従ってROM11から表示データを読み出し、USBインターフェース13を介して当該読み出した表示データを当該PC4(図1)に送出する。この結果CPU10は、当該読み出したデータを当該PC4の表示部4Bを介してユーザに目視確認させ得るようになされている。
(3)新曲広告処理
次に、街頭で配布された使い捨てROMプレーヤ2が、当該使い捨てROMプレーヤ2を受け取ったユーザに対してコンテンツデータCNを再生させる新曲広告処理について説明する。ここでは、当該ユーザが、携帯している音楽プレーヤに使用しているヘッドフォン3を当該使い捨てROMプレーヤ2に接続することによって新曲広告処理が開始される。
ここで図3(A)に示すように、広告対象である新曲NSは、全体として演奏時間が4分間の曲であり、サビに相当する演奏時間が30秒間のサビ部分SB1〜SB3を有している。そして図3(B)に示すように、使い捨てROMプレーヤ2のROM11には、1分間のコンテンツデータCNとしてサビ部分SB1と、当該新曲NSの演奏アーティストやエピソード等、当該新曲NSに関する種々の情報を紹介する新曲情報PRと、例えば「さらにこの新曲NSを聴きたい方は、このプレーヤをPCに接続してください。」等のアナウンス情報ANとが記録されている。
これにより、CPU10は、新曲NSのサビ部分SB1及び新曲情報PRをユーザに聴かせることによって新曲NS及び新曲情報PRをユーザに知得させ、新曲NSに対して興味を持たせると共に、この新曲NSに対して興味を持ったユーザに対して、アナウンス情報ANによって当該使い捨てROMプレーヤ2のPC4への接続を促すようになされている。
図3(C)に示すように、使い捨てROMプレーヤ2のCPU10は、ヘッドフォンジャック14にヘッドフォンプラグ3Aが挿入されたことを認識すると、新曲広告プログラムに従って予めROM11に記録されたコンテンツデータCNの始めから終わりまでを一通り再生する。
またCPU10は、再度ヘッドフォンプラグ3Aがヘッドフォンジャック14に挿入されたことを認識すると、再度コンテンツデータCNを一通り再生し、ユーザに再度当該コンテンツデータCNを聴取させ得るようになされている。
これによりCPU10は、コンテンツデータCNを再生するに当たって特定の音楽再生プレーヤを必要とせず、ヘッドフォン3のみを用いてユーザに当該コンテンツデータCNを聴かせることができるため、ヘッドフォン3を携帯する多くの人々に、当該コンテンツデータCNを迅速に聴取させ得るようになされている。
ここで、ヘッドフォン3を携帯するユーザは音楽再生プレーヤやラジオ等のあらゆる発音装置と共に当該ヘッドフォン3を携帯している場合が多く、概して音楽への関心が高く、新曲NSを購入する可能性が高い。この使い捨てROMプレーヤ2は、ユーザが当該使い捨てROMプレーヤ2を受け取ったその場で、当該ヘッドフォン3のみを用いて迅速に当該コンテンツデータCNを聴取させ得るため、特に新曲NSを購入する可能性が高いヘッドフォン3を携帯するユーザに対して、当該新曲NSを認知させる宣伝の効果を一段と向上させることができる。
かかる構成に加えて本発明の使い捨てROMプレーヤ2では、バッテリ電圧値に基づいてコンテンツデータCNの再生を制限するようになされている。
具体的には図4に示すように、使い捨てROMプレーヤ2は、未使用時に電圧値(V)がv1のバッテリを搭載している。そして使い捨てROMプレーヤ2のCPU10は、コンテンツデータCNを再生すると同時に、所定の監視周期でバッテリ電圧値を監視し、当該バッテリ電圧値が制限閾値(V)であるv2以上であった場合には、当該コンテンツデータCNの再生処理を継続する。
これに対してバッテリ電圧値が制限閾値であるv2以下となった場合には、CPU10は、コンテンツデータCNの再生位置に拘らず再生処理を中止し、ROM11からアナウンス情報ANを読み出して当該アナウンス情報ANだけを繰り返し再生する(図3(C))。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、バッテリ電圧値が制限閾値以下になると新曲NSのサビ部分SB1をユーザに聴かせないため、当該サビ部分SB1をもう一度聴きたいと思ったユーザに当該新曲NSの購入を検討させるきっかけを与え得、当該コンテンツデータCNを当該ユーザに聴かせることによって当該新曲NSを宣伝するのみに留まらず、当該コンテンツデータCNを当該新曲NSの販売促進に繋げることができ、広告として機能させ得るようになされている。
また、使い捨てROMプレーヤ2は、バッテリが無くなる前に確実にアナウンス情報ANをユーザに聴かせることができるため、当該使い捨てROMプレーヤ2のPC4への接続を促すアナウンス情報ANを確実に当該ユーザへ伝えることができる。
因みに、アナウンス情報ANとしてPC4への接続を促すだけでなく、例えば新曲NSの販売日等、特にユーザに印象付けたい特定広告情報を含めることができる。これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、当該ユーザに当該特定広告情報を確実に知得させることができ、一段と広告の効果を向上させることが可能となる。
そして、CPU10は、バッテリ電圧値(図4)が所定の禁止閾値(V)であるv3以下になると、一切の再生処理を禁止する。ここでは、再生処理に必要となる最低限の電圧値を当該所定の禁止閾値として設定しているため、当該CPU10は、自動的に再生処理を実行することができなくなり、新曲広告処理を終了するようになされている(図3(C))。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、再生処理を禁止するために特別な回路やプログラムを設ける必要がないため、簡易な構成で一切の再生処理を禁止し得るようになされている。
このようにして、使い捨てROMプレーヤ2では、コンテンツデータCNを再生することによってユーザに新曲NSへの興味を持たせると共に、この新曲NSに興味を持ったユーザに当該使い捨てROMプレーヤ2をPC4へ接続するように促すようになされている。さらに使い捨てROMプレーヤ2は、バッテリ電圧値に基づいて当該コンテンツデータCNの再生を制限することにより、当該新曲NSに興味を持ったユーザに当該新曲NSの購入を検討させるきっかけを与え得ると共に、再生を制限した以降はアナウンス情報ANのみを繰り返し再生するため、当該使い捨てROMプレーヤ2のPC4への接続をさらに促すようになされている。
(4)新曲購入誘導処理
次に、新曲広告処理によって新曲NSに興味を持ったユーザが、アナウンス情報ANに従って使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続した場合について説明する。
この場合、新曲NSに興味を持ったユーザは、使い捨てROMプレーヤ2のUSBインターフェース13(図1)をPC4のUSBポート4Aに挿入することによって当該使い捨てROMプレーヤ2を当該PC4に接続する。
そしてPC4は、使い捨てROMプレーヤ2が接続されたことを認識すると、当該使い捨てROMプレーヤ2のROM11(図2)から読み出したオートランプログラムに従って、当該ROM11に格納された表示データを自動的に読み出すと共に、表示部4B(図1)に表示する。
この結果PC4は、図5に示すように、この表示データに基づいて、表示部4Bにアイコン選択ウィンドウ25を表示する。このアイコン選択ウィンドウ25は、その右上端部にウィンドウ閉ボタン25Aを有すると共に、当該アイコン選択ウィンドウ25の内部に、リンクアイコン26と、データアイコン27とを表示するようになされている。
このリンクアイコン26は、指定されたURL(Uniform resource locator)へのリンクを表している。そしてPC4は、ユーザの当該リンクアイコン26へのクリック操作の結果として、ウェブブラウザを起動させてインターネットへ接続すると共に、当該指定されたURLのウェブページへジャンプする。ここでPC4は、当該ウェブページとして新曲NSの購入ページ(図示せず)へジャンプし、当該購入ページを表示部4Bに表示する。この購入ページでは、購入品目として当該新曲NSが既に指定されているため、ユーザは購入条件として例えば購入情報を確認するためのメールアドレスと、支払いのためのクレジットカード番号とを入力するだけの簡単な操作のみで当該新曲NSを購入し得るようになされている。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、当該使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続したユーザに対して、表示されたリンクアイコン26をクリックさせ、購入条件を入力させるだけの簡単な操作によって新曲NSを購入させることができるため、当該新曲NSに興味を持った段階で、ユーザに迷う時間を持たせずに当該新曲NSの購入を決断させるように当該ユーザを誘導し得るようになされている。
一方で、ユーザのデータアイコン27のクリック操作の結果として、PC4は、使い捨てROMプレーヤ2からコンテンツデータCNを読み出すと共に、このコンテンツデータCNを再生することによってユーザに当該コンテンツデータCNを聴取させ得るようになされている。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、バッテリを使い切って再生処理が不能な状態であっても、新曲NSに興味を持ったユーザに対して、PC4を介して再び新曲NSのサビ部分SB1を聴かせ、当該ユーザに当該新曲NSを忘れさせないようにすることによって、当該新曲NSへの興味を持続させることができ、結果として当該新曲NSを購入させるように当該ユーザを誘導し得るようになされている。
また、使い捨てROMプレーヤ2は、PC4を介してユーザにコンテンツデータCNを聴取させ得るようにしたことにより、新曲NSに興味を持ったユーザに対して当該使い捨てROMプレーヤ2を当該PC4へ接続させる原動力を与えることができる。この結果、新曲NSを購入する意思はないが、もう一度コンテンツデータCNを聴きたいユーザに、当該使い捨てROMプレーヤ2を当該PC4へ接続させることができ、延いては新曲購入ページへ接続するきっかけを与え得るため、当該新曲NSを購入させるように当該ユーザを誘導し得るようになされている。
因みに、使い捨てROMプレーヤ2のCPU10は、PC4によるコンテンツデータCNの再生回数をカウントし、当該再生回数をRAMに記録すると共に、所定の再生回数に渡って当該コンテンツデータCNが再生された場合には、再生禁止プログラムに基づいて再生処理を禁止するようになされている。これにより、CPU10は、再びコンテンツデータCNを聴きたいユーザに当該新曲NSを購入するきっかけを与え得、当該新曲NSを購入させるように誘導し得るようになされている。
他方、ユーザによってウィンドウ閉ボタン25Aがクリックされると、PC4は、アイコン選択ウィンドウ25を閉じると共に、新曲購入誘導処理を終了するようになされている。
このようにして使い捨てROMプレーヤ2は、当該使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続したユーザに対して、簡単な操作によって新曲NSの購入をさせ得るため、当該新曲NSを購入するように当該ユーザを誘導し、広告の効果を一段と向上し得るようになされている。
(5)広告処理手順
次に、新曲NSのプロモーションシステム1(図1)において街頭でユーザに配布された使い捨てROMプレーヤ2にヘッドフォン3が接続された場合に実行される広告処理手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。
使い捨てROMプレーヤ2のCPU10は、広告処理手順RT1の開始ステップから入り、当該ユーザによってヘッドフォン3が接続されるのを待ち受け、次のステップSP1へ移る。
ステップSP1においてCPU10は、ヘッドフォンジャック14にヘッドフォン3のヘッドフォンプラグ3A(図1)が挿入されたことを認識すると、新曲広告プログラムを起動し、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において、CPU10は、コンテンツデータCNの再生処理を開始すると、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3において、CPU10は、バッテリ電圧値(図4)を監視し、当該バッテリ電圧値が制限閾値(v2)以上であるか否かを判別する。
ここで肯定結果が場合には、このことはバッテリの残量が十分にあることを意味しており、このときCPU10は、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4において、CPU10は、コンテンツデータCNの再生処理を継続すると、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において、CPU10は、コンテンツデータCNを始めから終わりまで一通り再生したか否かを判別する。
ここで否定結果が得られた場合には、このことはコンテンツデータCNを一通りユーザに聴取させていないことを意味しており、このときCPU10は、ステップSP3へ戻り、当該コンテンツデータCNの再生処理及びバッテリ電圧値の監視処理を継続する。
これに対してステップSP5において、肯定結果が得られた場合には、このことはコンテンツデータCNを一通りユーザに聴取させたことを意味しており、このときCPU10は、ステップSP6へ移って当該コンテンツデータCNの再生処理を終了する。そしてCPU10は、ステップSP1へ戻り、ユーザによって再度ヘッドフォン3が接続されるのを待ち受ける。
一方、ステップSP3において否定結果が得られ、バッテリ電圧値(図4)が制限閾値(v2)以下であった場合には、このことはバッテリの残量が残りわずかであることを意味しており、このときCPU10は、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において、CPU10は、コンテンツデータCNの再生処理を中止すると、次のステップSP8へ移り、当該コンテンツデータCNの中から使い捨てROMプレーヤ2をPC4へ接続するように促すアナウンス情報ANのみを繰り返し再生する(図3(C))。そしてCPU10は、バッテリ電圧値(図4)が禁止閾値以下になると、一切の再生処理が不能となり、次のステップSP10へ移って、広告処理手順RT1を終了する。
(6)購入誘導処理手順
次に、新曲NSのプロモーションシステム1(図1)において、使い捨てROMプレーヤ2がPC4に接続された場合に実行される購入誘導処理手順RT2について、図7のフローチャートを用いて説明する。
起動状態にあるPC4は、購入誘導処理手順RT2の開始ステップにおいて、ユーザによる操作指示を待ち受け、次のステップSP11へ移る。
ステップSP11において、PC4は、USBポート4A(図1)に使い捨てROMプレーヤ2が接続されたことを認識すると、使い捨てROMプレーヤ2のROM11(図2)からオートランプログラムを読み出し、次のステップSP12へ移る。
ステップSP12において、PC4は、オートランプログラムに従って使い捨てROMプレーヤ2のROM11から表示データを読み出し、アイコン選択ウィンドウ25(図5)を表示部4Bに表示すると、次のステップSP13へ移る。
ステップSP13において、PC4は、ユーザによる操作部4C(図1)へのクリック操作を認識すると、次のステップSP14へ移る。
ステップSP14において、PC4は、ステップSP13におけるユーザのクリック操作によって、アイコン選択ウィンドウ25内に表示されたリンクアイコン26(図5)がクリックされたか否かを判別する。
ここで肯定結果が得られた場合には、このことはユーザが新曲NSを購入する意思があることを意味しており、このときPC4は、次のステップSP15へ移る。
ステップSP15において、PC4は、新曲NSを購入するための購入ページへ接続し、購入品目として当該新曲NSが指定された購入ページを表示部4Bに表示する。この結果PC4は、ユーザに購入条件であるクレジットカード番号及びメールアドレスを入力させるだけの簡単な操作によって当該新曲NSを購入させることができる。そしてこの購入手続が終了すると、PC4は、次のステップSP12へ戻り、アイコン選択ウィンドウ25(図5)を表示させる。
これによりPC4は、例えば通信トラブルや入力ミス等によって購入に至らない状態で誤って購入手続が終了された場合であっても、当該ユーザに対してアイコン選択ウィンドウ25に表示されたリンクアイコン26から再度購入ページに簡単に接続させることができるため、当該ユーザにもう一度購入ページに接続させて新曲NSを購入させ得るようになされている。
これに対してステップSP14において否定結果が得られた場合には、このことはユーザが新曲NSを購入する意思がないことを意味しており、このときPC4は、次のステップSP17へ移る。
ステップ17において、PC4は、ステップSP13のユーザによるクリック操作によって、アイコン選択ウィンドウ25内に表示されたデータアイコン27(図5)がクリックされたか否かを判別する。
ここで肯定結果が得られた場合には、このことはユーザがコンテンツデータCNをもう一度聴取する意思があることを意味しており、このときPC4は、次のステップSP18へ移る。
ステップSP18において、PC4は、使い捨てROMプレーヤ2からコンテンツデータCNを読み出して再生することによって、ユーザに当該コンテンツデータCNを聴かせるようになされている。そしてPC4は、当該コンテンツデータCNの再生が終了すると、ステップSP12へ戻り、アイコン選択ウィンドウ25を再び表示する。
これに対して、ステップ17において否定結果が得られた場合には、このことはユーザによってウィンドウ閉ボタン25A(図5)がクリック操作され、ユーザに新曲NSを購入する意思及びコンテンツデータCNを聴取する意思がないことを意味しており、このときPC4は、次のステップSP19へ移る。
ステップSP19において、PC4は、アイコン選択ウィンドウ25を閉じると、次のステップSP20へ移って、購入誘導処理手順RT2を終了する。
(7)動作及び効果
以上の構成において、本発明の使い捨てROMプレーヤ2では、サビ部分SB1、新曲情報PR及びアナウンス情報ANからなるコンテンツデータCNを再生し、ヘッドフォン3を介して当該コンテンツデータCNをユーザに聴かせることによって新曲NSを宣伝すると共に、再生条件であるバッテリ電圧値の制限閾値に基づいて、当該コンテンツデータCNの再生を制限し、当該コンテンツデータCNを当該新曲NSの購入に繋げる広告として機能させるようになされている。
使い捨てROMプレーヤ2は、ヘッドフォン3を介してユーザに新曲NS及び新曲情報PRを聴取させ得ることにより、テレビやラジオ等で当該新曲NSを聴かせた場合のようにバックグラウンドミュージックとして聞き流されることがなく、ユーザに注意深く当該新曲NS及び当該新曲情報PRを聴かせることができるため、当該新曲NSとその演奏アーティストの存在等をユーザに知得させ、当該新曲NSを効果的に宣伝することができる。
さらに、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNの再生を制限したことにより、バッテリが消耗するまでの所定時間に限ってユーザにコンテンツデータCNを聴かせ得るようにしたため、当該ユーザに一段と注意深く当該コンテンツデータCNを聴かせ、当該新曲NSを効果的に宣伝することができる。
また、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNの再生を制限したことにより、ユーザが繰り返しコンテンツデータCNを聴いて飽きてしまうことによって、新曲NSに対する興味を失うことを防止することができ、ユーザが当該新曲NSに興味を持っている間に当該新曲NSの購入意欲を駆り立てると共に、当該使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続させて当該新曲NSの購入に繋げることができるため、広告の効果を一段と向上し得ることができる。
使い捨てROMプレーヤ2は、このコンテンツデータCNの再生処理の際、CPU10によってバッテリ電圧値を監視し、当該バッテリ電圧値が所定の制限閾値以下になった場合、コンテンツデータCNの再生位置に拘らず当該コンテンツデータCNの再生処理を中止する。そして使い捨てROMプレーヤ2は、特定広告情報であるアナウンス情報ANのみを繰り返し再生し、当該バッテリ電圧値が所定の禁止閾値以下になった時点で、当該アナウンス情報ANの再生処理を中止し、新曲広告処理を完了する。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、新曲NSに対して興味を持ち、バッテリの残量が制限閾値以下になるまで繰り返しコンテンツデータCNを聴いたユーザに対して、当該コンテンツデータの一部分の再生を禁止し、PC4への接続を促すアナウンス情報ANのみを繰り返し聴かせることができ、当該アナウンス情報ANをユーザに印象付けることができるため、PC4への接続を一段と促進し得るようになされている。
また使い捨てROMプレーヤ2は、搭載するバッテリの電力を新曲広告処理に必要となる最低限のレベルに設定している。これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、当該バッテリの容量を小さくでき、構成を簡易にすることができる。さらに使い捨てROMプレーヤ2は、禁止閾値を再生処理に必要となる最低レベルの電圧値に設定したことにより、再生処理が不能になるぎりぎりまで新曲広告処理を実行することができるため、バッテリを無駄なく有効活用することができる。
また使い捨てROMプレーヤ2は、ヘッドフォンジャック14に外部出力装置であるヘッドフォン3を接続させるだけの簡単な操作によってユーザにコンテンツデータCNを聴取させ得るため、音楽再生プレーヤの使用経験の有無や電子機器に関する知識及び得手不得手に拘らず、当該使い捨てROMプレーヤ2を受け取ったその場で、誰でもが、操作方法を考えることなく当該コンテンツデータCNを再生できるため、当該使い捨てROMプレーヤ2を受け取った老若男女を問わない多くのユーザに、かつ迅速にコンテンツデータCNを聴取させることができる。
これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、幅広い層の人々をターゲットに広告し得、これまで広告被対象者として考えにくかった音楽に関心の低いユーザや、電気機器の苦手な老人等に対しても広告できるため、広告被対象者を自由に設定して当該新曲NSを広告することができる。
さらに、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNに加えて新曲NSに関するウェブページである購入ページのURLが指定されたリンクアイコン26を表示させる表示データを記録している。そして当該使い捨てROMプレーヤ2は、PC4に接続されると、当該PC4に当該表示データを読み出させると共に、当該表示データに基づいて当該リンクアイコン26を表示部4Bに表示させる。
この結果、使い捨てROMプレーヤ2は、ユーザのリンクアイコン26へのクリック操作に応じてPC4に購入ページへ接続させると共に、ユーザに購入手続を実行させ得る。これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、ユーザに簡単な操作をさせるのみで新曲NSを購入させることができるため、当該ユーザが当該新曲NSに興味を持って当該使い捨てROMプレーヤ2を当該PC4に接続した時に、当該ユーザに迷う時間を与えることなく衝動的に当該新曲NSを購入させることができる。
以上の構成によれば、本発明の使い捨てROMプレーヤ2では、コンテンツデータCNを再生してユーザに聴かせることによって新曲NSを宣伝すると共に、バッテリ電圧値に基づいて当該コンテンツデータCNの再生を制限することによって、当該コンテンツデータCNを当該新曲NSの購入に繋げる広告として機能させ、かくして広告の効果を向上させることができる。
(8)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNとして新曲NSの広告情報であるサビ部分SB1及び新曲情報PRと、アナウンス情報ANとを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一つの広告情報と他の広告対象に関する広告情報とを組み合わせてコンテンツデータCNとするようにしても良く、例えば新曲NSのプロモーションのための広告情報と、当該新曲NSとは無関係となる他の商品の広告情報とを組み合わせてコンテンツデータCNとするようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNを書き換え不能なROM11に記録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、書き換え可能なRAMに記録するようにしても良い。これにより、使い捨てROMプレーヤ2のコンテンツデータCNを書き換えることが可能となるため、当該使い捨てROMプレーヤ2を回収し再利用することが可能となる。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、音声のコンテンツデータCNを記録し、ヘッドフォンジャック14に接続されたヘッドフォン3を介してこの音声を再生した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音声のコンテンツデータとして落語や漫才、トーク番組等を記録するようにしても良く、さらに、他のコンテンツデータCNとしてゲーム、プログラム、動画等を記録し、携帯電話機、携帯型のゲーム機やPC等の映像表示装置に接続することによって再生するようにしても良い。この場合、USBインターフェース13の代わりとなる当該映像表示装置への接続手段として、ビデオ端子スロットや各種スロット等、種々の接続手段を使用することができる。
また、使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNの再生のためにインターネットに接続されたインターネット端末に接続されても良く、この場合、当該インターネット端末に当該コンテンツデータCNの再生終了後、自動的に購入ページへ接続させるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、街頭において無料で配布されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、有料で配布されても良く、さらに申し込みに応じて配布する等、種々の配布方法を使用することができる。これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、購入対象に付随する状態にして配布される場合と比較して、広告被対象者を当該購入対象に限定されることなく、広告対象に応じて自由に広告被対象者を設定することができるため、一段と広告の効果を向上させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータCNとしてROM11に広告対象となる新曲NSの一部であるサビ部分SB1を記録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータCNとして当該新曲NSの全部を記録するようにし、再生部分、再生時間及び再生回数等の再生条件に基づいて再生を制限することによって当該コンテンツデータCNを広告として機能させるようにしても良い。
このとき、再生制限の後にユーザが使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続し、購入ページを介して新曲NSを購入する場合、ROM11に新曲NSのデータが記録されているため、ユーザは当該再生制限を解除する解除プログラムをダウンロードするだけで当該新曲NSの購入を実行することができる。これにより、当該使い捨てROMプレーヤ2は、当該新曲NS全部をダウンロードする場合と比較して、ダウンロードに要する時間を短縮させることができ、当該ユーザに一段と短い時間で簡易に当該新曲NSを購入させることができるため、一段と効果的に当該ユーザに対して新曲NSを購入するよう誘導することが可能となる。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、ヘッドフォンプラグ3Aがヘッドフォンジャック14に挿入された場合、再生処理を開始してコンテンツデータCNを始めから終わりまで一通り再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該コンテンツデータCNの途中部分を再生している時にヘッドフォンジャック14からヘッドフォンプラグ3Aが抜き取られた場合には、当該途中部分で再生処理を中止すると共に、当該再生処理を中止した時点におけるコンテンツデータCNの再生位置をRAMに記録し、再度ヘッドフォンプラグ3Aが挿入された際に、当該RAMに記録された当該再生位置から再生処理を開始するようにしてもよい。
これにより、CPU10は、サビ部分SB1が再生される度に確実に新曲情報PR及びアナウンス情報ANをユーザに聴取させ得るため、当該サビ部分SB1に加えて当該新曲情報PR及び当該アナウンス情報ANを当該ユーザに繰り返し聴かせることができ、宣伝の効果を一段と向上させ得ると共に、一段と効果的に使い捨てROMプレーヤ2のPC4への接続を促すようになされている。
同様に使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNの再生処理中にヘッドフォン3が抜かれたことによって再生処理を中止し、次にヘッドフォン3が挿入された場合、コンテンツデータCNのどの部分から再生を開始しても良く、例えば常に当該コンテンツデータCNの初めから再生処理を開始するようにしても良い。
これにより、この使い捨てROMプレーヤ2は、RAMに当該再生処理の中止位置を記録させる必要がないため、CPU10の処理負担を軽減できると共に、ヘッドフォン3が接続されていない状態であってもコンテンツデータCNを一通り再生するまで再生処理を継続した場合と比較して、再生処理に要する時間を短くでき、電力を節約することができる。
また同様に使い捨てROMプレーヤ2は、コンテンツデータCNの再生処理中にヘッドフォン3が抜かれた場合、再生処理を中止することなく当該コンテンツデータCNを一通り再生し終わるまで再生処理を継続するようにしても良い。この場合使い捨てROMプレーヤ2は、RAMに当該再生処理の中止位置を記録させる必要がないため、CPU10の処理負担を軽減することができる。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、CPU10によってバッテリ電圧値を監視し、当該バッテリ電圧値が所定の制限閾値になった時に再生を制限するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCPU10によって再生時間や再生回数等の再生条件を監視し、所定の再生条件以後に再生を制限するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、所定の再生条件をバッテリ電圧値とし、制限閾値になった時点でアナウンス情報ANを繰り返し再生し、さらに禁止閾値になった時点で一切の再生処理を禁止するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、禁止閾値のみを設け、当該禁止閾値になった時点で一切の再生処理を禁止するようにしてもよい。これにより、使い捨てROMプレーヤ2は、CPU10によってバッテリ電圧値を監視する必要がないため、CPU10の処理負担を軽減することができる。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、バッテリ電圧値が禁止閾値以下となった時点で一切の再生処理を禁止した後、USBインターフェースを介してPC4と接続されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線及び有線の各種方式による種々の接続手段を介して携帯電話やノート型PC等のインターネットに接続できるインターネット端末に対して接続されれば良い。
ここで、使い捨てROMプレーヤ2は、電源の供給を受けられないタイプの接続手段を介してインターネット端末に接続される場合、CPU10は、再生を禁止する禁止閾値を表示データの読み出し処理及びPC4への送信処理に必要となる所定のバッテリ電圧値に設定すると共に、バッテリ電圧値を監視し、禁止閾値以下になった時点で一切の再生処理を禁止するようにする。これにより、バッテリ電圧値が禁止閾値以下となり、再生処理が禁止された場合であっても、CPU10は、PC4に接続された時に当該バッテリに残されている電力を使用して表示データを読み出し、当該表示データをPC4に送信することができる。
さらに上述の実施の形態においては、使い捨てROMプレーヤ2は、PC4へ接続された際、当該使い捨てROMプレーヤ2のオートランプログラムに従ってPC4にアイコン選択ウィンドウ25を自動的に表示させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オートランプログラムに従って、当該PC4にウェブブラウザを起動させ、そのまま購入ページのURLへジャンプさせることによって、PC4への接続と同時に表示部4Bに当該購入ページを自動表示させるようにしてもよい。
また使い捨てROMプレーヤ2は、新曲NSに関するウェブページとして購入ページのURLをROM11に記録し、ユーザの操作によってリンクアイコン26がクリックされた場合にPC4に当該購入ページへジャンプさせるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば新曲NSに関する情報や、演奏アーティストの情報等が掲載されたファンサイトのページや、図8に示すように、新曲NSを購入する購入ページのURLへのリンクを表した購入リンク32と、当該新曲NSに関する情報を掲載しているPRページへURLのリンクを表したPRリンク33とが貼り付けられたリンクページ31等へジャンプさせるようにしても良い。
このとき、リンクアイコンが指定するURLとしてこの使い捨てROMプレーヤ2をPC4に接続した場合のみにアクセス可能な特別ページへジャンプさせるようにすることができる。これにより、例えばおまけを付随させたり、当該使い捨てROMプレーヤ2が有料で配布された場合に、支払い金額分だけ割引いた料金で新曲NSを販売する等、この使い捨てROMプレーヤ2からの接続に対して特別の特典を付加することができ、当該使い捨てROMプレーヤ2のユーザに対して当該新曲NSをより魅力的な商品に感じさせ、広告の効果を向上させることが可能となる。
さらに上述の実施の形態においては、記録手段としてのROM11と、再生手段としてのデコーダ12と、再生制限手段としてのCPU10とによって再生機能付記録媒体としての使い捨てROMプレーヤ2を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる記録手段と、再生手段と、再生制限手段とによって再生機能付記録媒体を構成するようにしてもよい。
本発明の再生機能付記録媒体及び再生機能付記録媒体の再生方法は、例えば音楽やゲーム、映画等の各種商品や、テレビやラジオ番組等の各種広告に適用することができる。
新曲プロモーションシステムの全体構成を示す略線的斜視図である。 使い捨てROMプレーヤの回路構成を示す略線的ブロック図である。 新曲広告処理の説明に供する略線図である。 バッテリ電圧値の説明に供する略線図である。 ウィンドウ表示画面の説明に供する略線図である。 広告処理手順を示すフローチャートである。 購入誘導処理手順を示すフローチャートである。 ページ選択画面を示す略線図である。
符号の説明
1……新曲プロモーションシステム、2……使い捨てROMプレーヤ、3……ヘッドフォン、4……PC、10……CPU、11……ROM、12……コーデック、13……USBインターフェース、14……ヘッドフォンジャック、25……アイコン選択ウィンドウ、26……リンクアイコン、27……データアイコン。

Claims (7)

  1. 配布被対象者に対して広告のために配布される携帯可能な再生機能付記録媒体であって、
    コンテンツが記録された記録手段と、
    上記コンテンツを再生する再生手段と、
    所定の再生条件に基づいて上記コンテンツの再生を制限することにより上記コンテンツを広告として機能させる再生制限手段と
    を具えることを特徴とする再生機能付記録媒体。
  2. 上記再生機能付記録媒体は、
    上記コンテンツを出力する外部出力装置との接続手段を
    具え、
    上記再生手段は、
    上記接続手段によって外部出力装置と接続されると、上記コンテンツを自動的に再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生機能付記録媒体。
  3. 上記再生制限手段は、
    上記再生条件のうち第1の再生条件に基づいて、上記コンテンツの再生を制限すると共に、上記再生手段によって所定の特定広告情報のみを再生させ、
    上記再生条件のうち第2の再生条件に基づいて、上記再生手段による上記特定広告情報の再生を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生機能付記録媒体。
  4. 上記記録手段は、
    上記コンテンツに加え、広告対象に関するウェブページのURL(Uniform resource locator)情報が記録されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生機能付記録媒体。
  5. 上記記録手段は、
    上記コンテンツに加え、広告対象に関するウェブページのURL(Uniform resource locator)情報が記録され、
    上記特定広告情報は、
    上記URL情報への接続を促すアナウンス情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の再生機能付記録媒体。
  6. 上記再生機能付記録媒体は、
    電源供給手段
    を具え、
    上記再生制限手段は、
    上記再生条件として上記電源供給手段の電圧値が所定の制限閾値以下になったときに、上記コンテンツの再生を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生機能付記録媒体。
  7. 配布被対象者に対して広告のために配布される携帯可能な再生機能付記録媒体の再生方法であって、
    予めコンテンツが記録された記録媒体から上記コンテンツを再生する再生ステップと、
    所定の再生条件に基づいて上記コンテンツの再生を制限することにより上記コンテンツを広告として機能させる再生制限ステップと
    を具えることを特徴とする再生機能付記録媒体の再生方法。
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