JP2007033032A - 超音波流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の超音波流量計では、両端が密閉された管体で流量を計測する場合は、管体の側部に計測液体流入口及び流出口を設けるために、流量が変更されるという問題がある。
【解決手段】 ケース7の対向する側壁7a、7bにそれぞれ音響レンズ8、9が装着され、これらの音響レンズ8、9の背部に超音波振動子10、11が装着され、音響レンズ8、9の間のケース7内に配管12の直線流通部12aが装着され、この直線流通部12aの端部で互いに反対方向に傾斜した傾斜部12b、12cが形成され、又、ケース7内に音響伝播媒体13が充填され、さらに、超音波振動子10、11に流量計測回路14が接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】 ケース7の対向する側壁7a、7bにそれぞれ音響レンズ8、9が装着され、これらの音響レンズ8、9の背部に超音波振動子10、11が装着され、音響レンズ8、9の間のケース7内に配管12の直線流通部12aが装着され、この直線流通部12aの端部で互いに反対方向に傾斜した傾斜部12b、12cが形成され、又、ケース7内に音響伝播媒体13が充填され、さらに、超音波振動子10、11に流量計測回路14が接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、計測液体を流す配管の直線流通部を超音波振動子が装着されたレンズの間に装着して、計測流体の流量を計測するようにした超音波流量計に関するものである。
従来のこの種の超音波流量計としては、図2に示すように、管体1の密閉された両端部にそれぞれ圧電体振動子2、3が装着され、計測装置4の端子に圧電体振動子2、3が接続され、管体1の側部に計測液体流入口5及び計測液体流出口6を設け、計測液体流入口5から入れた計測液体が管体1を通って計測液体流出口6から流出し、管体1を流れる計測液体の流量を計測するように構成された装置が提案されている。
このように構成された図2の超音波流量計では、計測液体は計測液体流入口5から計測液体流出口6に流れるために、流量が変更され、又、計測液体が計測液体流入口5から管体1に流入され、計測液体流出口6から流出されるために、圧力損失が生じ、計測液体の正確な流量が計測できないという問題がある。
特願2003−16972
解決しようとする問題点は、従来の超音波流量計では、両端が密閉された管体で流量を計測する場合は、管体の側部に計測液体流入口及び流出口を設けるために、流量が変更されるという問題がある。
本発明では、ケースは対向する側壁を持ち、音響レンズは対向する側壁にそれぞれ装着され、超音波振動子は音響レンズの背部に装着され、配管は対向する音響レンズの間で計測流体が一方向に流れる直線流通部及びこの直線流通部の端部で前記ケースの外部に流される傾斜部とを設け、音響伝播媒体とケース内に充填され、流量計測回路は超音波振動子と電気的に接続されるものである。
本発明の超音波流量計では、超音波振動子が装着された音響レンズの間に計測流量が一方向に流れる直線流通部を持つ配管を装着し、この直線流通部を流れる計測流体を傾斜部で斜めに流通するように構成することにより、計測流体が直線流通部で流通損失を生じないように構成し、流速及び流量を精度良く計測することができるという利点がある。
本発明では、超音波振動子を装着した音響レンズの間に計測流体を流す配管の直線流通部を装着し、直線流通部の端部から斜めに傾斜部を装着して、計測流体が直線流通部で流通損失が生じないように構成し、ケース内に音響伝播媒体を充填して、超音波振動子から照射された超音波を有効に送受信することができ、流量計測回路により計測流体の流量を正確に計測することができる。
図1は本発明の実施例の超音波流量計の側面断面図で、ケース7の対向する側壁7a、7bにそれぞれ音響レンズ8、9が装着され、これらの音響レンズ8、9の背部に超音波振動子10、11が装着され、音響レンズ8、9の間のケース7内に配管12の直線流通部12aが装着され、この直線流通部12aの端部で互いに反対方向に傾斜した傾斜部12b、12cが形成され、又、ケース7内に音響伝播媒体13が充填され、さらに、超音波振動子10、11に流量計測回路14が接続されている。
このように構成された本実施例の超音波流量計では、配管12に計測液体が流されているときに、一方の超音波振動子10に流量計測回路14から発振信号が入力されると、超音波振動子10から照射された超音波は、音響レンズ8によって収束され、配管12の直線流通部12aを通って他方の音響レンズ9で収束され、超音波振動子11で受信するとともに、他方の超音波振動子11に流量計測回路から発振信号が入力されることにより超音波振動子11から超音波が照射され、この超音波は音響レンズ9で収束されて配管12の直線流通部12aを通って一方の音響レンズ8で収束されて超音波振動子10に入力されることを交互に繰り返すことにより、一方の超音波振動子10から発生した超音波が他方の超音波振動子11に到達する時間と他方の超音波振動子から発生した超音波が一方の超音波振動子に到達する時間との時間差により、配管12の直線流通部12aを流れる計測流体の流量及び流速を流量計測回路14で計測することができる。
なお、上記実施例において、配管12の傾斜部12b、12cを互いに反対方向に流れるように形成しているが、傾斜部12b、12cの角度が開くようにして同じ方向にケース7から突出するように構成してもよい。
7 ケース
8、9 音響レンズ
10、11 超音波振動子
12 配管
13 音響伝播媒体
14 流量計測回路
8、9 音響レンズ
10、11 超音波振動子
12 配管
13 音響伝播媒体
14 流量計測回路
Claims (3)
- 対向する側壁を持つケースと、該対向する側壁にそれぞれ装着された対向する音響レンズと、該音響レンズの背部に装着された超音波振動子と、対向する音響レンズの間で計測流体が一方向に流れる直線流通部及び該直線流通部の端部で前記ケースの外部に流される傾斜部とを設けた配管と、前記ケース内に充填した音響伝播媒体と、前記超音波振動子と電気的に接続された流量計測回路とからなることを特徴とする超音波流量計。
- 前記配管の傾斜部は前記ケースの対向する側に突出していることを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
- 前記配管の傾斜部は前記ケースの同じ側に突出していることを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212040A JP2007033032A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 超音波流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212040A JP2007033032A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 超音波流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007033032A true JP2007033032A (ja) | 2007-02-08 |
Family
ID=37792503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005212040A Pending JP2007033032A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 超音波流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007033032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014833A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toshiba Corp | 超音波流量計 |
-
2005
- 2005-07-22 JP JP2005212040A patent/JP2007033032A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008014833A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toshiba Corp | 超音波流量計 |
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