JP2007032905A - 冷却器 - Google Patents

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Takahiro Murakami
高広 村上
Hiroyuki Otsuka
裕之 大塚
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Abstract

【課題】 携帯可能な大きさの冷却器において、種々の形状のものを短時間で冷却可能とする。
【解決手段】 液化ガスを噴出する液化ガス噴出部1と、該液化ガス噴出部1及び冷却対象物Xの少なくとも一部を覆う可撓性を有する袋部材2とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却器に関するものである。
所定の物を短時間で冷却したい状況は、通常の生活の様々な場面に存在している。例えば冷蔵庫等の冷却装置が設置されていない海や山へのレジャーの場面では、飲み物や食べ物を急速に冷却したい状況が良く生まれる。
一般的に、所定の物を短時間で冷却する場合には、氷が用いられるが、冷却装置のない場所で氷を維持することは難しく、持続性の点で問題がある。また、クーラ等の大型の冷却装置を持ち運ぶことは容易ではない。そのため小型で携帯可能な冷却器として、保冷材やペルチェ素子を利用した冷却器が提案されているが、保冷材は持続性の点で優れているものの短時間での冷却には向いていないという問題を有し、ペルチェ素子は現状においては短時間での冷却を実現するために相当数が必要となり冷却のためのコストが大幅に増大するという問題を有している。
そこで、特許文献1には、液化ガスを利用した冷却器が提案されている。このような特許文献1によれば、液化ガスの気化吸熱によって短時間での冷却を実現しているため、携帯性に優れかつコストの低い冷却器を提供することが可能となる。
特開2000−258011号公報
しかしながら、特許文献1においては、二重管構造を採用しており、内缶と外缶との間に液化ガスを供給することによって内缶を冷却し、内缶の内部に収納されたものを間接的に冷却している。このため、冷却可能なものの形状が内缶の形状に制約を受けることとなる。すなわち、特許文献1に開示された技術においては、規定形状の内缶のみしか冷却することができない。
このような携帯可能な冷却器を使用する場面は、上述のように冷却装置が存在しない状況が多いため、使用者は、必ずしも規定形状のものを短時間に冷却したいとは限らない。むしろ、レジャー等で用いる場合には、規定形状以外の形状のものを短時間に冷却したい場合の方が多く考えられる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、携帯可能な大きさの冷却器において、種々の形状のものを短時間で冷却可能な冷却器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、液化ガスを噴出する液化ガス噴出部と、該液化ガス噴出部及び冷却対象物の少なくとも一部を覆う可撓性を有する袋部材とを備えるという構成を採用する。
なお、ここで言う冷却対象物とは、本発明の使用者が冷却したい対象物であるとは限らず、液化ガスによって直接冷却されるものである。
第2の手段として、上記第1の手段において、上記冷却対象物が一体成形されているという構成を採用する。
第3の手段として、上記第2の手段においては、上記冷却対象物がアルミニウム、銅あるいは鉄製容器であるという構成を採用する。
第4の手段として、上記第1〜第3いずれかの手段において、上記袋部材は発泡ポリエチレンあるいはポリプロピレンによって形成されているという構成を採用する。
本発明の冷却器によれば、液化ガスを噴出する液化ガス噴出部が、可撓性を有する袋部材によって覆われているため、液化ガスが噴出されることによって、袋部材の内部に冷却空間を形成することができる。そして、袋部材が少なくとも冷却対象物の一部を覆い、さらには可撓性を有している。このため、様々な形状の冷却対象物を冷却することが可能となる。よって、本発明の冷却器によれば、種々の形状のものを短時間で冷却することが可能となる。
また、袋部材が可撓性を有しているため、袋部材の内部に液化ガスの気化ガスを十分に貯留することが可能であるため、冷却対象物を十分に冷却することが可能となる。
また、本発明の冷却器は、使用しない場合には、袋部材をコンパクトに畳むことができるため、従来の携帯可能な冷却器よりもさらに携帯性に優れたものとなる。
以下、図面を参照して、本発明に係る冷却器の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における冷却器R1の構成を示した斜視図である。この図に示すように、本実施形態における冷却器R1は、液化ガス噴出部1と、袋部材2とを備えて構成されている。
液化ガス噴出部1は、液化ガスが内部に高圧状態で封入された缶状部材であり、例えばスイッチを押すことによってノズルから液化ガスを噴出するものである。なお、液化ガス噴出部1が液化ガスを噴出する構造は、特に限定されるものではなく、液化ガスが液化ガス噴出部1の外部に噴出される構造であれば良い。
袋部材2は、図1に示すように、液化ガス噴出部1を覆う部材であり、可撓性を有している。具体的には、この袋部材2としては、発泡ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることが好ましい。それらは断熱性に優れているため、効率的に冷却対象物Xを冷却することが可能な冷却器とすることができる。なお、袋部材2の一部にはゴムや紐等によって開閉自在とされる開口部21が形成されており、その開口部21を介して冷却対象物Xを袋部材2の内部に取り込むことが可能な構造とされている。また、袋部材2の内側面の一部に液化ガス噴出部1が取り付けられている。
なお、ここで言う冷却対象物Xとは、本実施形態の冷却器R1によって直接冷却されるものであり、本実施形態の冷却器R1の使用者が冷却したいものとは異なる場合がある。例えば、本実施形態の冷却器R1の使用者が、容器に入れられた飲み物を冷却する場合には、使用者が冷却したいものは、飲み物であるが、本実施形態の冷却器R1にとっての冷却対象物Xは容器である。
そして、このような構成を有する本実施形態の冷却器R1を用いて冷却対象物Xを冷却する場合には、図2に示すように、まず冷却対象物Xを袋部材2の内部に収納する。すなわち、液化ガス噴出部1と冷却対象物Xとが袋部材2によって覆われる。そして、この状態において、袋部材2の上から液化ガス噴出部1を操作し、液化ガス噴出部1から液化ガスを噴出させることによって、袋部材2の内部に液化ガスを噴出される。この液化ガスは、高圧状態で液化ガス噴出部1の内部に封入されているため、大気中すなわち袋部材2の内部に噴出されることによって気化する。そして、液化ガスが気化する際には、冷却対象物Xの熱を吸熱するため、冷却対象物Xが短時間で冷却される。
このように本実施形態の冷却器R1は可撓性を有する袋部材2を有して構成されており、この袋部材2の内部に冷却対象物Xを入れた状態において液化ガス噴出部1から液化ガスを袋部材2の内部に噴出することによって冷却対象物Xを冷却する。このため、冷却対象物Xが袋部材2の内部に入る大きさであれば、どのような形状であっても冷却可能となる。すなわち、本実施形態の冷却器R1によれば、種々の形状のものを短時間で冷却することが可能となる。
また、本実施形態の冷却器R1においては、袋部材2が可撓性を有しているため、袋部材2の内部に液化ガスの気化ガスを十分に貯留することが可能であるため、冷却対象物Xを十分に冷却することが可能となる。
また、本実施形態の冷却器R1においては、冷却対象物Xを冷却しない場合には、袋部材2をコンパクトに畳み込んで持ち運びすることができるため、従来の冷却器よりもさらに携帯性が向上する。
なお、冷却対象物Xを全て袋部材2の内部にいれる必要はない。例えば、図3に示すように、冷却対象物Xの一部のみを袋部材2の内部にいれる場合、すなわち、袋部材2によって冷却対象物Xの一部のみを覆う場合であっても、冷却対象物Xを冷却することが可能である。このような場合には、冷却対象物Xは必ずしも袋部材2に入る大きさでなくても構わない。
また、本実施形態においては、袋部材2の内側面の一部に液化ガス噴出部1を取り付けることによって、液化ガス噴出部1と袋部材2袋とがばらばらとなることを防止しているが、必ずしも液化ガス噴出部1を袋部材2に取り付ける必要なく、液化ガス噴出部1と袋部材2とが別体であっても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本第2実施形態の冷却器R2の構成を示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の冷却器R2は、上記実施形態と同様に、液化ガス噴出部1と袋部材2とを備えており、さらには冷却対象物Xである容器も備えて構成されている。すなわち、本実施形態の冷却器R2は、上記第1実施形態の冷却対象物Xが一体形成された構造を有している。そして、本実施形態においては、図4に示すように、液化ガス噴出部1が袋部材2の内部において容器(冷却対象物X)の一部に固定されている。
冷却対象物Xである容器は、本実施形態の冷却器R2の使用者が冷却したいものを入れることによって、この使用者が冷却したいものを容器内部において間接的に冷却するものである。このため、容器は、伝熱性に優れた部材によって形成されていることが好ましく、例えば、アルミニウム、銅あるいは鉄製容器であることが好ましい。
このように、伝熱性に優れた部材によって容器を形成することによって、より短時間で効率的に使用者が冷却したいものを間接冷却することが可能となる。
また、このような容器に入れるものは、固体のみに限られず、液体であっても良い。このため、種々のものを間接的に冷却することが可能となる。
なお、本実施形態においては、冷却対象物Xである容器の形状を図4に示すようにコップ状にしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷却対象物Xである容器の形状は任意である。
また、本実施形態の冷却器R2においては、液化ガス噴出部1を袋部材2の内部において容器(冷却対象物X)の一部に固定することによって、液化ガス噴出部1を安定配置しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、液化ガス噴出部1を袋部材2の内側面の一部に取り付けても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る冷却器の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、断熱効果を高めるために、袋部材を発泡エチレンやポリプロピレンによって形成するという構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、一般的な袋を作る際の全ての材料を用いて袋部材を形成することが可能である。
また、上記実施形態において、例えば、スイッチを押している間のみ液化ガス噴出部1から液化ガスが噴出される構成とすることもできる。このような構成を採用することによって、使用者の好みの温度に冷却対象物Xを冷却することができるとともに、無駄な液化ガスの噴出を抑止することができ、資源の有効利用に繋がる。
また、上記実施形態において、例えば、スイッチを押して数秒後に液化ガス噴出部1から液化ガスが噴出される構成とすることもできる。このような構成を採用することによって、例えば、袋部材2が断熱性の低い部材から形成されているような場合であっても、手等を冷やすことなく冷却対象物Xを冷却することが可能となる。
本発明の第1実施形態である冷却器の構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態である冷却器の使用方法の一例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態である冷却器の使用方法の変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態である冷却器の構成を示した断面図である。
符号の説明
R1,R2……冷却器
1……液化ガス噴出部
2……袋部材
X……冷却対象物



Claims (4)

  1. 液化ガスを噴出する液化ガス噴出部と、
    該液化ガス噴出部及び冷却対象物の少なくとも一部を覆う可撓性を有する袋部材と
    を備えることを特徴とする冷却器。
  2. 前記冷却対象物が一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の冷却器。
  3. 前記冷却対象物がアルミニウム、銅あるいは鉄製容器であることを特徴とする請求項2記載の冷却器。
  4. 前記袋部材は発泡ポリエチレンあるいはポリプロピレンによって形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の冷却器。



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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56118373U (ja) * 1980-02-09 1981-09-09
JPH03110879A (ja) * 1989-09-26 1991-05-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ジョセフソン接合素子の作製方法
JPH04340078A (ja) * 1989-08-02 1992-11-26 Iwao Yamaji 電気と氷を用いない携帯用冷却ボックス

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