JP2007028367A - 遅延プロファイル測定方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地上デジタル放送波の遅延プロファイルの測定に関し、遅延プロファイルの解像度を上げることにより、電波受信状況や電波伝搬状況の解析精度を向上させることが可能な遅延プロファイル測定方法及び装置を提供する。
【解決手段】 遅延プロファイル測定装置は、受信アンテナ部100により連続した複数チャンネルの地上デジタル放送波を取り込み、SPキャリア情報抽出部500が復調データから各チャンネルのSPキャリア情報を抽出し、遅延プロファイル算出部800が当該各チャンネルのSPキャリア情報を用いて、従来よりも多数のFFT点数によって遅延プロファイルを算出する。これにより、従来技術よりも遅延プロファイルの解像度(Δt)の値が小さくなり、すなわち遅延プロファイルの解像度を上げることができるから、上記課題を解決することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号の遅延プロファイルを測定する技術に関する。
日本の地上デジタル放送は、UHFのテレビ帯(13chから62chまで)の電波を用いており、1チャンネルの帯域幅は6MHzに定められている。図6は、関東エリアにおける地上デジタル放送波のチャンネル配置を示す図である。図6に示すように、20chから27chまでの8チャンネルが周波数軸上に連続しており、このようなチャンネル配置により各放送局の番組が放送されている。他のエリアにおいても、このような複数の連続するチャンネル配置により、各放送局の番組が放送される場合が多い。なお、各チャンネルは6MHzの間隔で割り当てられているが、日本の地上デジタル放送の方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)の信号帯域幅は、約5.6MHz(6/14×13MHz)である。隣同士のチャンネルの放送波の間には、約430kHz(6/14MHz)のガードバンドがある。
各チャンネルの放送波は、ISDB−T方式に従った変調方式で送信される。ISDB−T方式では、数千本からなるOFDMキャリアがあり、各キャリアはQPSK(Quatenary Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMなどのようにQAM変調される。QAM変調された信号を復調するための基準位相と基準レベルを得るために、図7に示すように、キャリア方向に3キャリアに1回、シンボル方向に4シンボルにl回の割合でスキャッタードパイロット(SP)キャリアが挿入されている。図7において、黒丸がSPキャリア、白丸がデータキャリアである。このSPキャリアは、振幅と位相が予め規定によって定められた既知信号である。また、ISDB−Tの帯域右端(最も高い周波数のキャリア)には、CPキャリア(Continual Pilot Carrier)が1本追加されている。なお、地上デジタル放送におけるISDB−T伝送方式の規格の詳細については、非特許文献1のARIB標準規格STD B−31を参照されたい。
地上デジタル放送受信機や従来の遅延プロファイル測定装置では、図7及び図9(b)に示すように、受信したSPキャリアを抽出する。図7において、最下段の黒丸が、シンボル番号n−3からnまでのキャリア番号0,3,6,・・・から抽出されたSPキャリアである。また、図9(b)において、シンボル番号nの黒丸のうちキャリア番号3,6,9,・・・の黒丸が、シンボル番号n−3からn−1までのキャリア番号3,6,9,・・・から抽出されたSPキャリアである。
そして、地上デジタル放送受信機などは、図8の上図に示すように、SPキャリアの位置にSPの振幅及び位相データを、SPキャリア間のデータキャリアの位置に振幅及び位相=0のデータを代入(0補完)する。
なお、図9(b)は、抽出対象シンボル(シンボル番号n)の前のシンボルを用いてSPキャリアを抽出し、内挿する手法の例であるが、図9(a)に示すように、抽出対象シンボル(シンボル番号n)の前後のシンボルからSPキャリアを抽出し、内挿する手法もある。一般に、受信したSP信号は、直交復調のために、I(In-phase)及びQ(Quadrature)の複素ベクトルに表記され、I軸及びQ軸でそれぞれ独立して演算が行われる。ここでは、SP信号を振幅及び位相で表現し、振幅のみに着目して遅延プロファイル測定の原理を述べる。
そして、地上デジタル放送受信機などは、データキャリアに0補完を施したデータを高速フーリエ逆変換(IFFT)し、遅延プロファイルを求める。図8を参照して、IFFT後のデータは、時間軸で△t×FFT点数分の範囲で得られるが、3キャリアに1個のSPキャリア以外のデータキャリアを0補完しているため、同じ波形が3回折り返した波形が観測される。したがって、有効な遅延プロファイルのデータ範囲は、△t×FFT点数のうちの1/3となる。なお、図8では、振幅データのイメージのみを表したが、実際には位相データも用いた複素演算によるIFFTを行い、△t毎に振幅データ及び位相データから遅延プロファイルを得る。これにより、マルチパスのDU比(OFDM信号の希望波と遅延波の強度の比)と位相を知ることができる。このような遅延プロファイル測定装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
一例として、ISDB−T方式のモード3と呼ばれる伝送パラメータでは、キャリア間隔△fは125/126=0.992・・・[kHz]、FFTサンプル速度は512/63=8.1269・・・[MHz]、1シンボルのFFT点数は213=8192であり、遅延プロファイルの解像度(分解能)△t、及び遅延プロファイルの時間幅Tは、(1)、(2)式のようになる。
Figure 2007028367
"標準規格の概要及び改訂の概要 ARIB STD−B31 地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式"、[online]、平成13年5月31日、[平成17年5月26日検索]、インターネット、<URL:http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b031.html> 特開2000−115087号公報
従来、遅延プロファイル測定装置を用いて測定した信号を分析することにより、受信機などの性能を向上させるための研究が行われている。また、電波伝搬状況を詳細に分析することも行われている。しかしながら、従来技術では、(1)式で表される遅延プロファイルの解像度(Δt)よりも短い遅延時間で到達する超近接マルチパスの成分を検出することや、(1)式で表される遅延プロファイルの解像度(Δt)よりも短い遅延時間の差で到達する異なる複数のマルチパスの成分を分離することが不可能であった。
また、この遅延プロファイルの解像度(Δt)の限界値は、通常の地上デジタル放送受信機が受信機内部で行う波形等化処理の解像度と同じである。したがって、遅延プロファイルの測定により、前述の性能を向上させるための研究や電波伝搬状況の分析を行うことには、自ずと限界があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、地上デジタル放送波の遅延プロファイルの測定に関し、遅延プロファイルの解像度を上げることにより、電波受信状況や電波伝搬状況の解析精度を向上させることが可能な遅延プロファイル測定方法及び装置を提供することにある。
一般に、遅延プロファイルの解像度△tは、測定帯域幅をW[MHz]とすると、(3)式で表される。
Figure 2007028367

したがって、測定帯域幅を広くし、FFT点数を多くすることにより、遅延プロファイルの解像度Δtの値は小さくなり、すなわち遅延プロファイルの解像度を上げることができる。前述のように、多くの地上デジタル放送の放送エリアでは、連続する複数のチャンネルで送信される予定である。
そこで、本発明による遅延プロファイル測定方法及び装置では、これら連続する複数のチャンネルの信号を同時に取り込み、より多くのFFT点数を用いて遅延プロファイルを算出する。これにより、従来技術よりも遅延プロファイルの解像度(Δt)の値が小さくなり、すなわち遅延プロファイルの解像度を上げることができるから、上記課題を解決することが可能になる。
例えば、関東エリアでは、図6に示したように、8つのチャンネルの信号が連続して送信されているので、本発明による遅延プロファイル測定方法及び装置では、8チャンネル分の信号を同時に取り込み、従来の1チャンネル分の8倍のFFT点数を用いて遅延プロファイルを算出する。これにより、遅延プロファイルの解像度(Δt)の値は従来の1/8となるから、遅延プロファイルの解像度を8倍に上げることができる。
本発明によれば、受信した地上デジタル放送波のマルチパス成分を検出する遅延プロファイル測定において、遅延プロファイルの解像度の値を小さくすることができ、すなわち遅延プロファイルの解像度を上げることができる。したがって、マルチパスの遅延時間の検出分解能が上がり、従来検出できなかった遅延時間の非常に短いマルチパスの検出や、非常に短い遅延時間の差で到達する複数のマルチパスを分離して検出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明の実施の形態における実施例1は、連続した複数チャンネルの地上デジタル放送波を取り込み、SP信号から各チャンネルの周波数特性を算出し、当該各チャンネルの周波数特性を用いて、従来よりも多数のFFT点数によって遅延プロファイルを算出するものである。また、実施例2は、特定のチャンネルが他のチャンネルと異なる受信状況になり、遅延プロファイルを正しく算出することができない場合に、その特定のチャンネルの周波数特性を除外して遅延プロファイルを算出するものである。
実施例1及び2は、共に、ISDB−T伝送方式の地上デジタル放送において、遅延プロファイルを測定する例である。これらの実施例では、チャンネルの数をnとして表したが、例えば、図8に示した関東エリアの例では、8チャンネルが連続しているから、n=8として実施される。なお、FFTは2のべき乗で行う必要があるため、nとして、2のべき乗(2,4,8・・・)を選択することができる。
まず、実施例1の遅延プロファイル測定装置について説明する。図1は、本発明による実施例1の遅延プロファイル測定装置を示す構成図である。この遅延プロファイル測定装置は、受信アンテナ部100、分配部200、チャンネルにそれぞれ対応するn個のチューナー部300−1〜n、n個のOFDM復調部400−1〜n、n個のモード・ガードインターバル比検出部450−1〜n、n個のSPキャリア情報抽出部500−1〜n、n個のバッファ部600−1〜n、合成部700、合成制御部750、遅延プロファイル算出部800、及び測定トリガー部1100を備えている。遅延プロファイル測定装置は、受信アンテナ部100により連続した複数チャンネルの地上デジタル放送波を取り込み、OFDM復調部400−1〜nにより各チャンネルの復調データを出力し、SPキャリア情報抽出部500により各チャンネルのSPキャリア情報を抽出し、遅延プロファイル算出部800により当該各チャンネルのSPキャリア情報を用いて従来よりも多数のFFT点数によって遅延プロファイルを算出する。図1に示すように、チューナー部300−1〜n、OFDM復調部400−1〜n、モード・ガードインターバル比検出部450−1〜n、SPキャリア情報抽出部500−1〜n、及びバッファ部600−1〜nは、地上デジタル放送波において連続したチャンネル毎に設けられている。
受信アンテナ部100は、地上デジタル放送信号を受信し、信号101を出力する。分配部200は、受信アンテナ100により受信された地上デジタル放送信号101を入力し、当該地上デジタル放送信号101をチャンネル数分に分配し、信号201−1〜nを出力する。なお、この分配器200は、地上デジタル放送信号101を分配する前に、信号増幅を行うようにしてもよい。
チューナー部300−1〜nは、分配部200により分配された信号201〜nをそれぞれ入力し、当該チューナー部が処理するチャンネルの周波数帯域以外の信号をカットし、所望のチャンネルの信号を得て、RF信号からIF信号に周波数変換し、IF信号301−1〜nをそれぞれ出力する。
OFDM復調部400−1〜nは、チューナー部300−1〜nにより変換されたIF信号301−1〜nをそれぞれ入力し、A/D変換処理、シンボル及びフレームなどの各種同期処理、FFT復調処理などにより、一連のISDB−T伝送方式によるOFDM復調を行い、受信信号の復調データ401−1〜n,402−1〜nをそれぞれ出力する。
モード・ガードインターバル比検出部450−1〜nは、OFDM復調部400−1〜nにより復調された復調データ402−1〜nをそれぞれ入力し、当該復調データのうちのTMCC情報から、各チャンネルの伝送モード(モード1,2,3)を検出すると共に、ガードインターバル比(1/4,1/8,1/16,l/32)を検出し、これらの検出結果情報をそれぞれ出力する。
SPキャリア情報抽出部500−1〜nは、OFDM復調部400−1〜nにより復調された復調データ401−1〜nを入力し、当該復調データ401−1〜nから、図7に示したように、4シンボル分のSPデータを抽出し、シンボル毎の周波数特性情報(SPキャリアの振幅位相情報またはI,Qデータ)を算出し、当該周波数特性情報をSPキャリア情報501−1〜nとしてそれぞれ出力する。
バッファ部600−1〜nは、SPキャリア情報抽出部500−1〜nにより出力されたSPキャリア情報501−1〜nをそれぞれ入力すると共に、測定トリガー部1100により出力された測定トリガー信号1101を入力する。そして、測定トリガー信号1101に合わせてSPキャリア情報601−1〜nを出力する。
この場合、バッファ部600−1〜nは、測定トリガー信号1101によりSPキャリア情報501−1〜nを出力するタイミングを図る。これにより、各チャンネルのOFDM復調におけるタイミングのずれや、モード・ガードインターバル比の違いを調整することができる。なお、バッファ部600−1〜nは、OFDM復調部400−1〜nから復調データ401−1〜n,402−1〜nを入力し、当該復調データ401−1〜n,402−1〜nを用いて出力タイミングを図り、各チャンネルのOFDM復調におけるタイミングのずれを調整するようにしてもよい。また、バッファ部600−1〜nは、出力するタイミングを図ることにより、SPキャリア情報601−1〜nを同期させて合成部700に出力するようにしたが、入力するタイミングを同時にすることにより、同期させるようにしてもよい。要するに、合成部700への出力のタイミングを同期させ、結果的に、合成部700及び遅延プロファイル算出部800において、一定のタイミングで処理できればよい。
合成部700は、バッファ部600−1〜nにより出力されたSPキャリア情報601−1〜nを入力すると共に、合成制御部750により生成された制御信号を入力し、当該制御信号に基づいて、SPキャリア情報601−1〜nを周波数の順番に並べ、測定対象となる複数チャンネル分のSPキャリアデータ701に合成し、当該SPキャリアデータ701を出力する。また、データキャリアの周波数位置やチャンネルとチャンネルとの間の周波数位置など、SPキャリアが存在しない周波数位置のデータには、0を代入する(0補完する)。また、合成制御部750から入力した制御信号に基づいて、受信及び解析する連続チャンネルの数がn未満であると判断した場合は、存在しないチャンネルまたは解析に加えたくないチャンネルのデータを全て0補完する。ここで、合成部700が合成制御部750から入力する制御信号は、存在しないチャンネルまたは解析に加えたくないチャンネルが設定された情報である。そして、出力するSPキャリアデータと0補完したデータの総数は、M=2とする。Mは、K(1つのチャンネルのFFT点数)にn(測定する連続のチャンネル数)を乗算した値である。
合成部700の処理について具体例を挙げて説明する。地上デジタル放送の伝送モードが各チャンネルにおいてモード3の場合に、1つのチャンネルの1シンボルあたりのキャリア数は、SPキャリア、データキャリア及びCPキャリアを合わせて5617本であり、FFT点数は213=8192点である。測定するチャンネル数が1つの場合は、M=213=8192となる。送信信号が全てQAM変調されている場合は、5617本のキャリアのうち、1/3である1872本のキャリアがSPキャリアであり、最右端の1本がCPキャリアである。この場合、合成部700は、合成制御部750から制御信号を入力し、SPキャリア間、及びSPキャリアとCPキャリアとの間の5617−1873=3744本のデータキャリアに相当する部分をデータ0に0補完し、また、8192−5617=2575本の帯域外のキャリアに相当する部分もデータ0に0補完する。
なお、帯域外のキャリアは、一般に、下(周波数の低い)側に1288本、上(周波数の高い)側に1287本存在するが、合計のキャリア数が2575本であれば、下側及び上側とも何本であってもよい。また、図2に示すように、帯域外のキャリアには、複数本のSPキャリアを外挿するようにしてもよい。
また、測定するチャンネルを連続する2つのチャンネルとし、前述と同様、地上デジタル放送の伝送モードが2つのチャンネルにおいてモード3とし、全てQAM変調されている場合を想定する。この場合、M=214=16384、1チャンネル分のキャリア数が5617本であり、チャンネル間のキャリア数は431本となる。また、帯域外のキャリアは、16384−(5617×2)=4719本であり、これが連続する2チャンネルの外側のキャリアとなる。合成部700は、合成制御部750から制御信号を入力し、チャンネル間のキャリアに相当する431本のデータを0補完し、連続する2チャンネルの外側のキャリアに相当する4719本のデータも0補完する。
なお、前述と同様、帯域外のキャリアについては、連続する2チャンネルの外側のキャリアが下側に2360本、上側に2359本存在するようにしてもよく、合計のキャリア数が4719本であれば、下側及び上側とも何本であってもよい。また、図2に示すように、帯域外のキャリア(2つのチャンネル間のキャリアを含む)には、複数本のSPキャリアを外挿するようにしてもよい。
合成制御部750は、モード・ガードインターバル比検出部450−1〜nにより検出されたモード・ガードインターバル比情報を入力し、各チャンネルのモード及びガードインターバル比を認識し、当該各チャンネルのモード及びガードインターバル比を用いて、合成部700、測定トリガー部1100及びバッファ部600−1〜nを制御する。この場合、合成制御部750は、受信及び解析する連続チャンネル数がn未満のときは、存在しないチャンネルまたは解析に加えたくないチャンネルを設定した制御信号を生成し、当該制御信号を合成部700に出力する。
また、合成制御部750は、入力したモード・ガードインターバル比情報により、nチャンネルのうちの測定する複数チャンネルのモードまたはガード比が異なると判断した場合、測定トリガー部1100に、測定トリガー信号1101として、測定する複数のチャンネルのうち最もシンボル長の長いチャンネルのシンボルクロック、または最もシンボル長の短いチャンネルのシンボルクロックを出力させる。つまり、合成制御部750が、モードまたはガード比が異なると判断した場合、測定トリガー部1100は、合成制御部750からの指示に従い、測定トリガー信号1101として前記シンボルクロックを出力する。また、合成制御部750は、合成部700に、バッファ部600−1〜nから入力したSPキャリア情報600−1〜nを適切に合成させるために、合成部700に制御信号を出力する。なお、この場合も、測定トリガー部1100がシンボルクロックの整数倍の周期で測定トリガー信号1101を出力するように、測定トリガー部1100に指示するようにしてもよい。
図3は、モード及びガードインターバルが異なる場合の測定を説明する図であり、モード3、ガード比1/8の第1のチャンネルと、モード2、ガード比1/4の第2のチャンネルとから成る2つのチャンネルを用いる場合の例である。図3では、前述のように、測定トリガー部1100が、最もシンボル長の長い第1のチャンネルのシンボルクロックにて測定トリガー信号1101を与える場合を想定している。具体的には、合成制御部750は、測定トリガー部1100に、シンボル長の長いモード3、ガード比1/8の第1のチャンネルのシンボルクロックとして測定トリガー信号1101を出力するように、指示を与える。測定トリガー部1100は、この指示に従い、測定トリガー信号1101を出力する。また、図3では、チャンネルが異なる場合シンボルタイミングも異なるので、そのような場合におけるキャリア方向のサンプルとシンボルクロックが示されている。キャリア方向のサンプルは、第1のチャンネルのモード3を基準にしているため、モード3の場合は3キャリアサンプルに1つの割合でSPキャリアが存在するが、第2のチャンネルのモード2の場合は、モード3のキャリアサンプルにおいて、6キャリアサンプルに1つの割合でSPキャリアが存在していることがわかる。
一般に、ガードインターバルを除いた有効シンボル長は、モード3では1008μ秒、モード2では504μ秒、モード1では252μ秒であり、1シンボルの長さは、この有効シンボル長の1/4〜1/32の時間のガードインターバルを有効シンボル長に加算した時間となる。モード比またはガードインターバル比が異なる場合、シンボル長が異なるから、OFDM復調部400による復調のタイミングも異なるため、いずれかのタイミングに合わせる必要がある。図3に示した例では、シンボル長は、第1のチャンネルでは1134μ秒、第2のチャンネルでは576μ秒であることから、第1のチャンネルの信号について1シンボルが復調される間に、第2のチャンネルの信号は2シンボルが復調されることになる。SPデータは1シンボル毎に算出されるから、第1のチャンネルのSPデータ1つが算出される間に、第2のチャンネルのSPデータは2つ算出される。
図3では、測定トリガー部1100は、最もシンボル長の長い第1のチャンネルのシンボルクロックを測定トリガー信号1101として出力する。この場合、測定トリガー信号1101が出力されるタイミングの間に、第1のチャンネルのバッファ部600には、1シンボル分のSPキャリア情報501が入力され、第2のチャンネルのバッファ部600には、2シンボル分のSPキャリア情報501が入力される。つまり、第1のチャンネルのバッファ部600は、前記入力した1シンボル分のSPキャリア情報を出力し、第2のチャンネルのバッファ部600は、前記入力した2シンボル分のSPキャリア情報のうちの一方を捨て、他方を出力する。具体的には、第2のチャンネルのバッファ部600は、測定トリガー信号1101を入力する前に、先に入力したSPキャリア情報501を捨て、次に入力したSPキャリア情報501を保持し、測定トリガー信号1101を入力したときにその保持したSPキャリア情報501をSPキャリア情報601として出力する。なお、第2のチャンネルのバッファ600は、一方を捨て他方を出力するのではなく、2シンボル分のSPキャリア情報を平均化し、その平均のSPキャリア情報を出力するようにしてもよい。具体的には、第2のチャンネルのバッファ部600は、測定トリガー信号1101を入力する前に、SPキャリア情報501を入力する毎にその平均値を算出し、測定トリガー信号1101を入力したときにその平均値をSPキャリア情報601として出力するようにしてもよい。
また、測定トリガー部1100は、最もシンボル長の短い第2のチャンネルのシンボルクロックを測定トリガー信号1101として出力するようにしてもよい。また、複数のチャンネルにおいて、シンボル長が、最も短いシンボル長の整数倍でない場合であっても、前述したように、測定トリガー部1100は、最もシンボル長が長いチャンネルのシンボルクロック、または最もシンボル長が短いチャンネルのシンボルクロックを測定トリガー信号1101として出力することにより、合成部700において合成のタイミングを図ることができる。
なお、図3では、測定トリガー部1100は、モード・ガードインターバル比が異なる場合に、バッファ部600−1〜nからSPキャリア情報601−1〜nを同期して出力させるための測定トリガー信号1101を出力するようにしたが、OFDM復調部400−1〜nにおいてOFDM復調を行う際の同期タイミングから得られる遅延情報に基づいて、測定トリガー信号1101を出力するようにしてもよい。ここで、OFDM復調部400−1〜nでは、シンボル同期を行うことによりシンボル先頭タイミングが決定されるから、遅延情報は、このタイミングがOFDM復調部400−1〜nの間でどの程度ずれているかの相対値となる。例えば、遅延情報は、特定の一つのOFDM復調部400のフレーム先頭タイミングに対する他のOFDM復調部400の遅延量、または、フレーム先頭タイミングの一番早いものまたは一番遅いものに対しての遅れ時間(クロック数)や進み時間(クロック数)とすることができ、正負の符号を有する情報とすることができる。
遅延プロファイル算出部800は、合成部700により合成された複数チャンネルのSPキャリアデータ701を入力し、IFFT演算を行う。合成部700からの出力データ点数(SPキャリアデータ数)、つまりmのデータ点数は2=Mである。例えば、受信信号が、モード3、n=8(チャンネル数)の場合は、216=65536となる。
この場合、遅延プロファイルの解像度Δtは、(1)式で表される従来技術の1/nとなり、例えば、受信信号がモード3、n=8の場合は、
Figure 2007028367

となる。従来技術で説明したように、その出力波形は、SPキャリアデータ701の配置から同じ波形が3回折り返した波形となるので、遅延プロファイル算出部800は、このうちの1/3の区間を抽出し遅延プロファイルデータを得る。
ところで、前述した実施例1の遅延プロファイル測定装置を、各チャンネルで送信アンテナが異なる場合に適用すると、電波伝搬経路が異なるため遅延プロファイルを正確に測定することができないという問題が想定される。実施例1の遅延プロファイル測定装置を、各チャンネルの放送波が全く異なる場所から送信される場合に適用することは困難であると考えられる。しかしながら、例えば、同一の鉄塔で異なる送信アンテナから各チャンネルの放送波が送信される場合、送信アンテナの位置の違いによる電波伝搬時間の差が、遅延プロファイルの解像度に比べて小さいときには、実施例1の遅延プロファイル測定装置を適用することが可能となる。
例えば、鉄塔から10km離れた場所に遅延プロファイル測定装置を設置し、遅延プロファイル測定装置が受信した信号を解析する場合を想定する。各チャンネルの送信アンテナの高さが250mと260mの位置にあり、10mの差があるとする。送信アンテナの位置の差による電波伝搬経路の距離の差は、約0.255mとなり、これを伝搬時間の差に換算すると、約0.85nsecとなる。これに対し、遅延プロファイルの解像度Δtは、前述のように、解析するチャンネル数を8としても、約15.4nsecである。これにより、送信アンテナの位置が若干異なることによる電波伝搬時間の差は、遅延プロファイルの解像度に比べて1/10以上小さくなる。したがって、実施例1の遅延プロファイル測定装置により遅延プロファイルを算出することは、実用上問題がない範囲であると考えられる。
このように、例えば、関東エリアにおいて東京タワーから送信される地上デジタル放送波などのように、同一の鉄塔に設置された異なる送信アンテナで送信される複数の放送波に対しても、実施例1に示した遅延プロファイル測定装置を適用することが可能となる。
以上にように、実施例1の遅延プロファイル測定装置によれば、連続した複数チャンネルの地上デジタル放送波を取り込み、SPキャリア情報抽出部500−1〜nが、チャンネル毎のSPキャリア情報を抽出し、合成部700が、各チャンネルのSPキャリア情報を合成し、遅延プロファイル算出部800が、合成されたSPキャリア情報を用いて、従来よりも多数のFFT点数によって遅延プロファイルを算出するようにした。これにより、測定帯域幅が広くなるから、前述した(3)式において、遅延プロファイルの解像度Δtの値を小さくすることができる。したがって、遅延プロファイルの解像度を上げることが可能となる。
また、実施例1の遅延プロファイル測定装置によれば、バッファ部600−1〜nが、SPキャリア情報501−1〜nを入力し、測定トリガー部1100からの測定トリガー信号1101により、SPキャリア情報601−1〜nを出力するようにした。測定トリガー信号1101は、モード・ガードインターバル比情報から生成された信号であり、合成部700が各チャンネルのSPキャリア情報601−1〜nを適切に合成することができるように、バッファ部600−1〜nの出力タイミングを図る信号である。これにより、OFDM復調におけるタイミングのずれや、モード・ガードインターバル比の違いを調整することが可能となる。したがって、OFDM復調の際に各チャンネルにタイミングのずれが生じた場合や、チャンネル間でモードやガードインターバル比が異なる場合であっても、合成部700が適切に各チャンネルの周波数特性を合成し、遅延プロファイル算出部800が適切に遅延プロファイルを算出することができるから、遅延プロファイルの解像度を上げることが可能となる。
次に、実施例2の遅延プロファイル測定装置について説明する。前述の実施例1は、適用の前提として、測定する各チャンネルで共用の送信アンテナを用いて送信パターンが同じであることが条件となる。このような条件の場合、同一受信点における遅延プロファイルは、位相項を考えなければほぼ同様になると考えられる。
しかし、例外的に、妨害波や異常伝搬、その他の影響により特定のチャンネルのみが異なる受信状況となることも考えられる。そのようなチャンネルを、遅延プロファイルの測定のための解析に加えてしまうと、正しい遅延プロファイルを算出することができない。そのような場合を考慮し、実施例2は、妨害波などの影響を受ける特定のチャンネルを、遅延プロファイルの測定のための解析に加えるデータから削除することを特徴とする。
図4は、本発明による実施例2の遅延プロファイル測定装置を示す構成図である。この遅延プロファイル測定装置は、実施例1に示した構成に加えて、チャンネルにそれぞれ対応するn個のチャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nを備えている。図4に示すように、チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nは、チューナー部300−1〜n、OFDM復調部400−1〜n、モード・ガードインターバル比検出部450−1〜n、SPキャリア情報抽出部500−1〜n、及びバッファ部600−1〜nと同様に、地上デジタル放送波において連続したチャンネル毎に設けられている。この遅延プロファイル測定装置は、受信アンテナ部100により連続した複数チャンネルの地上デジタル放送波を取り込み、OFDM復調部400−1〜nにより各チャンネルの復調データを出力し、SPキャリア情報抽出部500により各チャンネルのSPキャリア情報を抽出し、遅延プロファイル算出部800により当該各チャンネルのSPキャリア情報を用いて従来よりも多数のFFT点数によって遅延プロファイルを算出する点で、図1に示した実施例1を同様である。これに対し、実施例2の合成部700が、妨害波などにより影響を受けたチャンネルの周波数特性を除外してSPキャリア情報を合成し、遅延プロファイル算出部800がその合成されたSPキャリア情報を用いて遅延プロファイルを算出する点で、実施例1と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
図4を参照して、SPキャリア情報抽出部500−1〜nは、OFDM復調部400−1〜nによりOFDM復調された復調データ401−1〜nを入力し、当該復調データ401−1〜nからSPキャリア情報を抽出し、当該SPキャリア情報501−1〜nをバッファ部600−1〜n及びチャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nにそれぞれ出力する。
チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nは、SPキャリア情報抽出部500−1〜nにより抽出されたSPキャリア情報をそれぞれ入力し、当該SPキャリア情報に基づいて各チャンネルの遅延プロファイルを算出する。図5は、チャンネル毎の遅延プロファイルを示す図である。チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nは、図5に示すように、チャンネル毎に遅延波の遅延時間とその遅延時間で到達する遅延波の振幅の大きさを算出する。そして、算出した各チャンネルの遅延プロファイルを比較し、特定のチャンネルの特定の遅延時間の遅延波の振幅が、他のチャンネルの同一遅延時間の遅延波の振幅と大きく異なる特異点が存在するか否かを判断する。例えば、図5のようにN+2チャンネルに特異点があるものと判断した場合、当該特異点情報を合成制御部750にそれぞれ出力する。
合成制御部750は、チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nにより出力された特異点情報をそれぞれ入力し、当該特異点情報を用いて、合成部700が、バッファ部600から入力したSPキャリア情報600−1〜nを合成する際に、特異点を有するチャンネルのSPキャリア情報を除外し、それ以外のSPキャリア情報を合成するように、合成部700に制御信号を出力する。
ここで、特異点が存在するか否かの基準について、この基準を小さく設定した場合、チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nは、算出する遅延プロファイルがチャンネル毎に加わる無相関な装置熱雑音の影響などに支配されてしまうため、ほとんどの点で特異点が存在すると判断してしまう。これに対し、基準を大きく設定した場合、チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nは、ほとんどの点で特異点が存在しないと判断してしまう。このような基準を設定した場合は、妨害波などの影響を受ける特定のチャンネルを除外し、遅延プロファイルを算出するという前述の機能を実現することが不可能となる。このため、例えば、特異点が存在すると判断する基準を、あるチャンネルの特定の遅延時間の遅延波の振幅と、他のチャンネルの同一の遅延時間の遅延波の振幅の平均値との差分が6dB以上の場合などとする。または、平均値の代わりに中央値を用いるようにしてもよい。さらに、前記平均値との差分、または中央値との差分の値は、遅延プロファイル測定装置や受信状況その他様々な測定要因によって可変としてもよい。
以上にように、実施例2の遅延プロファイル測定装置によれば、チャンネル遅延プロファイル算出部510−1〜nが、チャンネル毎の遅延プロファイルを算出し、当該遅延プロファイルを比較して特異点が存在するか否かを判断し、合成制御部750が、特異点が存在するチャンネルのSPキャリア情報を除外することを示す制御信号を出力するようにした。これにより、合成部700は、特異点が存在するチャンネルを除外してSPキャリア情報を合成し、遅延プロファイル算出部800は、前記合成を反映して遅延プロファイルを算出することができる。したがって、実施例1の効果に加えて、遅延プロファイルの測定精度を向上させることが可能となる。
本発明による実施例1の遅延プロファイル測定装置を示す構成図である。 周波数軸上における振幅位相基準の補完を説明する図である。 モード及びガードインターバルが異なる場合の測定を説明する図である。 本発明による実施例2の遅延プロファイル測定装置を示す構成図である。 実施例2におけるチャンネル毎の遅延プロファイルを示す図である。 関東エリアにおける地上デジタル放送波のチャンネル配置を示す図である。 ISDB−T方式のSPキャリアの配置及びその抽出を説明する図である。 SPキャリアの信号データをIFFTした場合における遅延プロファイルの算出を説明する図である。 SPキャリアの抽出及びデータの0補完を説明する図である。
符号の説明
100 受信アンテナ部
200 分配部
300 チューナー部
400 OFDM復調部
450 モード・ガードインターバル比検出部
500 SPキャリア情報抽出部
510 チャンネル遅延プロファイル算出部
600 バッファ部
700 合成部
750 合成制御部
800 遅延プロファイル算出部
1100 測定トリガー部

Claims (4)

  1. 受信アンテナにより連続する複数チャンネルのOFDM信号を受信し、
    該OFDM信号に対しチャンネル毎にOFDM復調を行い、
    該復調した信号からSPキャリア情報を抽出し、該SPキャリア情報をチャンネル毎に記憶し、該記憶したSPキャリア情報を読み出し、
    該読み出したSPキャリア情報と、データキャリアを0補完した情報とを、測定対象となる複数チャンネル分合成し、
    該合成した複数チャンネルのSPキャリア情報及び0補完した情報にIFFT演算を施し、遅延プロファイルを算出することを特徴とする遅延プロファイル測定方法。
  2. 受信アンテナにより連続する複数チャンネルのOFDM信号を受信し、該OFDM信号を復調し、周波数特性を算出し、遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル測定装置において、
    前記連続する複数チャンネルのOFDM信号に対し、チャンネル毎にOFDM復調を行う復調部と、
    前記復調された信号からSPキャリア情報をチャンネル毎に抽出するSPキャリア情報抽出部と、
    前記抽出されたSPキャリア情報を入力し、該SPキャリア情報をチャンネル毎に記憶し、該記憶したSPキャリア情報を読み出して出力するバッファ部と、
    前記出力されたSPキャリア情報をキャリアの順に並べ、データキャリアを0補完し、前記SPキャリア情報と0補完した情報とを、測定対象となる複数チャンネル分合成する合成部と、
    前記合成された複数チャンネルのSPキャリア情報及び0補完した情報にIFFT演算を施し、遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出部とを備えたことを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  3. 請求項2に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    さらに、前記連続する複数チャンネルのOFDM信号について、チャンネル毎にモード及びガードインターバル比を検出するモード・ガードインターバル比検出部を備え、
    前記バッファ部が、検出されたチャンネル毎のモード及びガードインターバル比のうち、少なくとも一つのチャンネルのモードまたはガードインターバル比が他のチャンネルと異なる場合に、最もシンボル長の長いチャンネルまたは最もシンボル長の短いチャンネルのシンボルクロックに応じて、前記SPキャリア情報を出力することを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
  4. 請求項2または3に記載の遅延プロファイル測定装置において、
    さらに、前記SPキャリア情報抽出部により抽出されたSPキャリア情報に基づいて、チャンネル毎に遅延プロファイルを算出するチャンネル遅延プロファイル算出部を備え、
    前記合成部が、チャンネル毎の遅延プロファイルに他のチャンネルと異なる特異点が存在する場合、前記バッファ部により出力されたSPキャリア情報のうち、前記特異点が存在するチャンネルのSPキャリア情報を除外して、測定対象となる複数チャンネル分合成することを特徴とする遅延プロファイル測定装置。

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