JP2007028327A - 無線通信装置及びアンテナ選択方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のアンテナを有する無線通信装置におけるアンテナ選択において、消費電力及び受信効率を最適化すると共に、送信効率を最適化する。
【解決手段】 無線通信装置10は、複数のアンテナ11,12を有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定されており、各アンテナ11,12を用いたときの当該各アンテナに係る受信及び送信品質を示す情報を取得して、取得された情報に基づき、複数のアンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択して、いずれのアンテナが選択されたかという情報及び取得された情報に基づき、複数のアンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線通信装置10は、複数のアンテナ11,12を有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定されており、各アンテナ11,12を用いたときの当該各アンテナに係る受信及び送信品質を示す情報を取得して、取得された情報に基づき、複数のアンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択して、いずれのアンテナが選択されたかという情報及び取得された情報に基づき、複数のアンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線通信装置及び当該無線通信装置におけるアンテナ選択方法に関する。
従来から、複数のアンテナを有する無線通信装置において、各アンテナに係る受信品質に基づいて、受信に用いるアンテナを選択することが提案されている。また、選択したアンテナを送信にも用いることが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2004−7145号公報
しかしながら、上記の特許文献1には、例えば、ダイバシチ方式等により受信に2系統を用いる場合、送信に用いるアンテナをどのように選択すればよいか示されていない。送信に用いるアンテナが適切に選ばれていない場合は、消費電力や送信効率の点で適切でないことがある。
本発明は、上記の問題点を解決するために成されたものであり、複数のアンテナ有する無線通信装置でのアンテナ選択において、消費電力及び受信効率を最適化すると共に、送信効率を最適化することができる無線通信装置及びアンテナ選択方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明に係る無線通信装置は、複数のアンテナを有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定される無線通信装置であって、各アンテナを受信に用いるときの当該各アンテナに係る受信品質を示す情報を取得する受信品質取得手段と、各アンテナを送信に用いるときの当該各アンテナに係る送信品質を示す情報を取得する送信品質取得手段と、受信品質取得手段により取得された情報に基づき、複数のアンテナから、設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択する受信アンテナ選択手段と、受信アンテナ選択手段により受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報、及び送信品質取得手段により取得された情報に基づき、複数のアンテナから、設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する送信アンテナ選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置では、受信品質に基づいて受信に用いる受信アンテナを最適に選択した上で、送信品質に基づいて送信に用いる送信アンテナを選択することができる。従って、本発明に係る無線通信装置によれば、消費電力及び受信効率を最適化すると共に、送信効率を最適化することができる。
受信品質取得手段による受信品質を示す情報の取得は、予め保持されている受信品質を示す情報を受信することにより、又は測定することにより行われることが好ましい。この構成によれば、受信品質を示す情報を確実に受信することができ、また、容易に本発明を実施することができる。
送信品質取得手段による送信品質を示す情報の取得は、予め保持されている送信品質を示す情報を受信することにより、又は測定することにより行われることが好ましい。この構成によれば、送信品質を示す情報を確実に受信することができ、また、容易に本発明を実施することができる。
受信品質を示す情報は受信利得であることが好ましい。この構成によれば、受信品質を示す情報を容易に取得することができ、本発明を容易に実施することができる。
送信品質を示す情報はVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)であることが好ましい。この構成によれば、送信品質を示す情報を容易に取得することができ、本発明を容易に実施することができる。
受信品質取得手段により取得される各アンテナに係る受信品質を示す情報は、受信される電波の周波数帯に応じたものであることが好ましい。この構成によれば、より適切に受信アンテナの選択を行うことができる。
送信品質取得手段により取得される各アンテナに係る送信品質を示す情報は、送信される電波の周波数帯に応じたものであることが好ましい。この構成によれば、より適切に送信アンテナの選択を行うことができる。
ところで、本発明は、上記のように無線通信装置の発明として記述できる他に、以下のようにアンテナ選択方法の発明としても記述することができる。これらはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
本発明に係るアンテナ選択方法は、複数のアンテナを有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定される無線通信装置におけるアンテナ選択方法であって、各アンテナを受信に用いるときの当該各アンテナに係る受信品質を示す情報を取得する受信品質取得ステップと、各アンテナを送信に用いるときの当該各アンテナに係る送信品質を示す情報を取得する送信品質取得ステップと、受信品質取得ステップにおいて取得された情報に基づき、複数のアンテナから、設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択する受信アンテナ選択ステップと、受信アンテナ選択ステップにおいて受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報、及び送信品質取得ステップにおいて取得された情報に基づき、複数のアンテナから、設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する送信アンテナ選択ステップと、を有することを特徴とする。
本発明では、受信品質に基づいて受信に用いるアンテナを最適に選択した上で、送信品質に基づいて送信に用いるアンテナを選択することができる。従って、本発明によれば、消費電力及び受信効率を最適化すると共に、送信効率を最適化することができる。
以下、図面とともに本発明に係る無線通信装置及びアンテナ選択方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に、本発明に係る無線通信装置10の実施形態の構成を示す。無線通信装置10は、移動体通信網に接続する等して、無線通信を行うことができる。無線通信装置10はハードウェアとして、通信用モジュール、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を備えて構成され、具体的には例えば、携帯電話機や無線通信機能付きのPDA(Personal Digital Assistance)等が該当する。無線通信装置10は、複数のアンテナを有しており、この複数のアンテナから、無線通信信号の受信及び送信を行うものを選択する。また、無線通信装置10は、外付けのアンテナ(外部アンテナ)を装着することができ、それを受信及び送信に用いることができる。但し、外部アンテナを装着できないものであってもよい。
以下、無線通信装置10の構成について、図1を参照しながら説明する。図1に示すように、無線通信装置10は、3つの内蔵アンテナ11a,11b,11cと、外部アンテナ12と、IF(interface)コネクタ13と、アンテナ切換部14と、1つの送信部15と、2つの受信部16a,16bと、アンテナ切換制御部17と、VSWR測定部18と、ダイプレクサ19と、受信波合成部20とを備えて構成される。
内蔵アンテナ11(各内蔵アンテナ11a,11b,11cの総称)は、予め無線通信装置10内に内蔵されているアンテナである。外部アンテナ12は、着脱可能なアンテナである。これらのアンテナ11,12は、電波の受信及び送信の何れか、又は両方が可能である性能を有している。また、アンテナ11,12は、周波数帯毎に送受信の性能が異なることがある。アンテナの送受信が可能であるか否かという情報は、例えば図2に示すようなテーブルに情報を保持させることにより、アンテナの切換の制御を行うアンテナ切換制御部17により管理される。即ち、“アンテナ1”である内蔵アンテナ11a、“アンテナ3”である外部アンテナ12、及び“アンテナ4”である内蔵アンテナ11cは、送受信に用いられることができる。“アンテナ2”である内蔵アンテナ11bは、受信のみに用いられることができる。また、各アンテナは、2GHz帯域の周波数の電波を送受信することができる。
IFコネクタ13は、外部アンテナ12が無線通信装置10に装着されるためのコネクタである。IFコネクタ13には、アンテナ識別回路が設けられており、外部アンテナ12が装着されたことを検出して、また外部アンテナ12から必要な情報の取得等を行う。
アンテナ切換部14は、無線通信装置10が有する複数のアンテナ11,12送受信に用いるアンテナを切り換えるためのものである。アンテナの切換とは、送信部15及び受信部16が電波の送受信を行えるように、送信及び受信アンテナを設定して、送信部15及び受信部16に対して設定されたアンテナ11,12を接続する動作である。アンテナ切換部14は、具体的には、例えば、RF(Radio Frequency)スイッチを含んで構成される。アンテナの切換は、アンテナ切換制御部17からの制御を受けて行われる。
送信部15は、無線通信信号の送信をおこなうための送信手段である。具体的には、送信波の生成及び送出を行う。送信部15から送信される送信波は、アンテナ切換部14を介して、当該アンテナ切換部14により、送信アンテナとして設定されたアンテナ11,12に送出され、そのアンテナ11,12から送信される。本実施形態では、送信部15は1つであるため、送信に用いるアンテナの数はそれに対応して1である。ここで、送信に用いられるアンテナは、送信の性能を有しているアンテナ11,12のみである。本実施形態では、送信に用いるアンテナの数は1であるが、送信部15の数を複数にして、その数に対応した複数のアンテナを送信に用いることとしてもよい。このように、無線通信装置10においては、送信に用いるアンテナの数が送信部15の数により予め設定されている。なお、送信に用いるアンテナの数は上記のように必ずしも予め設定されている必要はなく、移動体通信網からの無線通信装置10への通知やユーザの操作等で、通信時又は非通信時に適宜設定されることとしてもよい。この数は、アンテナ切換の制御を行うアンテナ切換制御部17にも記憶されている。また、必ずしも、送信に用いるアンテナの数は、無線通信装置10が備える送信部15の数と一致している必要はなく、アンテナ切換制御部17でその数を管理することとしてもよい。
受信部16(受信部16a,16bの総称)は、無線通信信号の受信をおこなうための受信である。具体的には、アンテナ切換部14により、受信アンテナとして設定されたアンテナ11,12により受信波の受信を行い、受信波から無線通信信号を取り出す。本実施形態では、受信部16は2つであるため、受信に用いるアンテナの数はそれに対応して2である。ここで、受信に用いられるアンテナは、受信の性能を有しているアンテナ11,12のみである。受信部16の数は、必ずしも2つである必要はなく、1つあるいは3つ以上としてもよい。このように送信に用いるアンテナと同様に、無線通信装置10においては、受信に用いるアンテナの数が、受信部16の数により予め設定されている。なお、受信に用いるアンテナの数は上記のように必ずしも予め設定されている必要はなく、移動体通信網からの無線通信装置10への通知やユーザの操作等で、通信時又は非通信時に適宜設定されることとしてもよい。この数は、アンテナ切換の制御を行うアンテナ切換制御部17にも記憶されている。また、必ずしも、受信に用いるアンテナの数は、無線通信装置10が備える受信部16の数と一致している必要はなく、アンテナ切換制御部17でその数を管理することとしてもよい。
アンテナ切換制御部17は、アンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択する受信アンテナ選択手段である。アンテナ切換制御部17は、選択されたアンテナの情報に基づいて制御信号をアンテナ切換部14に送信する。アンテナ切換制御部17は、各アンテナ11,12に係る受信品質を示す情報を取得し、上記受信アンテナの選択はその受信品質に基づいて行われる。即ち、アンテナ切換制御部17は、受信品質取得手段としての機能も有している。受信品質を示す情報は、具体的には、受信利得であることが好ましい。受信品質を示す情報の取得は、例えば、予め無線通信装置10のメモリに各内蔵アンテナ11に対応させて記憶させておき、その情報を受信することにより行われる。また、外部アンテナ12から読み取られる受信品質を示す情報を受信してもよい。また、予め記憶されていない場合や通信環境に応じた値を取得したい場合等には、測定値を用いることにより行われてもよい。例えば、アンテナ切換部14を制御して、各アンテナ11,12をそれぞれ一旦受信部16に接続して、受信部16における各アンテナ11,12に係る受信電力等を測定して、その測定値に基づいて受信利得を計算して取得する。受信品質を示す情報は、受信利得以外でも、SIR(Signal-to-Interference Ratio)、BER(Bit Error Rate)、RSCP(ReceivedSignal Code Power)及び受信電力自体等、受信品質を示しているものであればよい。
また、アンテナ切換制御部17は、アンテナ11,12から、設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する送信アンテナ選択手段でもある。アンテナ切換制御部17は、選択されたアンテナの情報に基づいて制御信号をアンテナ切換部14に送信する。アンテナ切換制御部17は、各アンテナ11,12に係る送信品質を示す情報を取得し、上記送信アンテナの選択は、受信アンテナの選択が行われた後に行われ、上記のように受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報、及びその受信品質に基づいて行われる。即ち、アンテナ切換制御部17は、送信品質取得手段としての機能も有している。送信品質を示す情報は、具体的には、VSWRであることが好ましい。送信品質を示す情報の取得は、例えば、予め無線通信装置10のメモリに各内蔵アンテナ11に対応させて記憶させておき、その情報を受信することにより行われる。また、外部アンテナ12から読み取られる送信品質を示す情報を受信してもよい。また、予め記憶されていない場合や通信環境に応じた値を取得したい場合等には、測定することにより行われてもよい。測定は、例えばVSWR測定部18により行われる。送信品質を示す情報は、VSWR以外でも、送信電力自体等、送信品質を示しているものであればよい。
上記の受信アンテナ及び送信アンテナの選択は、消費電力、受信効率、及び送信効率を最適化するような所定の基準に従って行われる。この基準については、無線通信装置10における処理の説明において、より詳細に述べる。なお、アンテナ切換制御部17は、具体的には、無線通信装置10が備えるCPU及びメモリ等により実現される。
VSWR測定部18は、各アンテナ11,12に係る送信品質を示す情報であるVSWRを測定する、即ち送信品質取得手段である。VSWR測定部18は、具体的には、例えば電力検出素子を含んで構成される。VSWRの測定(取得)は、アンテナ切換部14を制御して、一旦各アンテナ11,12をそれぞれ送信部15に接続させて、送信部15から送信される送信波の電力と無線通信装置10内で反射する反射波の電力とを測定して、それらの値を演算することにより行われる。取得されたVSWRの情報は、送信アンテナの選択に用いられるため、アンテナ切換制御部17に送信される。
ダイプレクサ19は、アンテナ切換部14により、送信部15と受信部16aとが1つのアンテナ11,12に接続された場合に、送信波と受信波とを分波するためのものである。受信波合成部20は、2つの受信部16により受信された受信波を合成して、無線通信信号として取り出すためのものである。具体的には、RAKE受信処理装置等に相当する。
引き続いて、図3のフローチャートを用いて、本実施形態に係る無線通信装置10により実行される処理を説明する。本処理は、無線通信装置10が有する複数のアンテナ11,12から、無線通信信号の受信及び送信に用いられるものが選択される処理である。本処理は、例えば、ユーザにより無線通信装置10の電源が入れられて、無線通信装置10において無線通信を開始される前に行われる。また、例えば、外部アンテナ12が装着されるタイミングで行われてもよい。また、無線通信装置10により通信環境の変化を検知し、通信環境の変化が検知された場合に行われることとしてもよい。それ以外でも、ユーザからの任意のタイミングでのトリガにより行われてもよい。本実施形態では、2GHz帯域の周波数帯における無線通信でのアンテナの選択であるとする。
無線通信装置10では、各アンテナ11,12に係る受信品質を示す情報を取得する(S01、受信品質取得ステップ)。受信品質を示す情報の取得は、上述したように、例えば、アンテナ切換制御部17により行われ、予め無線通信装置10のメモリに記憶される情報から、又は外部アンテナ12が予め保持している情報から行われる。また、この時点で、測定して取得してもよい。なお、受信品質を示す情報の取得は、必ずしも、アンテナ切換制御部17により行われる必要は無く、無線通信装置10に別途設けられた受信品質取得手段により行われてもよい。ここで取得される受信品質を示す情報は周波数帯に応じたものである。取得された情報は、図2に示すようなかたちで、アンテナ切換制御部17に保持される。例えば、図2に示すように、2GHz帯域の周波数帯において各アンテナ11,12の受信利得は、“アンテナ1”では10dBi、“アンテナ2”では8dBi、“アンテナ3”では11dBi、“アンテナ4”では7dBiである。
続いて、アンテナ切換制御部17が、上記取得された各アンテナ11,12に係る受信品質を示す情報、及び無線通信装置10において受信に用いるアンテナの数の受信アンテナを選択する。無線通信装置10において受信に用いるアンテナの数は、上述したように2である。受信品質(受信利得)に関しては、より高い受信効率で受信が行えるように、その値がより好ましいもの(受信利得では値が高いもの)から選択していく。上記の受信利得の値から、本実施形態では、受信アンテナとして、“アンテナ1”である内蔵アンテナ11a及び“アンテナ3”である外部アンテナ12の2つが選択される。受信アンテナが選択されると、アンテナ切換制御部17が、それらのアンテナ11a,12が受信に用いられるようにアンテナ切換部14に対して制御を行う。アンテナ切換部14は、その制御を受けて受信アンテナに関する切換を行う(S02、受信アンテナ選択ステップ)。なお、受信アンテナとして選択された2つのアンテナ11a,12は、何れの受信部16a,16bに割り当てられてもよい。
続いて、各アンテナ11,12に係る送信品質を示す情報を取得する(S03、送信品質取得ステップ)。送信品質を示す情報の取得は、上述したように、例えば、アンテナ切換制御部17により行われ、予め無線通信装置10のメモリに記憶される情報から、又は外部アンテナ12が予め保持している情報から行われる。また、この時点で、VSWR測定部18により測定して取得してもよい。また、取得される送信品質を示す情報は周波数帯に応じたものである。取得された情報は、図2に示すようなかたちで、アンテナ切換制御部17に保持される。例えば、図2に示すように、2GHz帯域の周波数帯において各アンテナ11,12のVSWRは、“アンテナ1”では2、“アンテナ3”では1.5、“アンテナ4”では1.3である。なお、“アンテナ2”に関しては、送信性能を有していないので送信品質を示す情報は取得されない。
続いて、アンテナ切換制御部17が、上記取得された各アンテナ11,12に係る送信品質を示す情報に基づいて、無線通信装置10において送信に用いるアンテナの数の送信アンテナを選択する。無線通信装置10において送信に用いるアンテナの数は、上述したように1である。また、この選択は、受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報にも基づいて行われる。即ち、この選択は、“アンテナ1”及び“アンテナ3”が、受信アンテナとして選択されたことを踏まえて行われる。
まず、送信アンテナの選択は、受信アンテナとして選択されたものの中から行われる。これは、消費電力の観点から、送信アンテナと受信アンテナとを共通化させて、用いるアンテナの数をなるべく少なくするのが好ましいためである。また、送信品質(VSWR)に関しては、より高い送信効率で送信が行えるように、その値がより好ましいもの(VSWRでは値が低いもの)から選択していく。従って、上記のVSWRの値から、本実施形態では、送信アンテナとして、“アンテナ3”である外部アンテナ12の2つが選択される。送信アンテナが選択されると、アンテナ切換制御部17が、それらのアンテナ12が送信に用いられるようにアンテナ切換部14に対して制御を行う。アンテナ切換部14は、その制御を受けて送信アンテナに関する切換を行う(S04、送信アンテナ選択ステップ)。無線通信装置10では、このように選択及び切換されたアンテナ11,12で、電波の送受信を実行する。
なお、本実施形態では、送信に用いるアンテナの数が受信に用いるアンテナの数を下回っていたため上記のような送信アンテナの選択となったが、送信に用いるアンテナの数が受信に用いるアンテナの数と同数、又は受信に用いるアンテナの数を上回っていた場合、次のように送信アンテナの選択を行う。まず、受信アンテナとして選択されたアンテナは、全て送信アンテナとして選択する(送信に用いるアンテナの数と受信に用いるアンテナの数とが同数である場合はここで選択は終了する)。その後、残ったアンテナの中から、送信品質がよいアンテナを選択する。このように送信品質が参照されるのは、受信アンテナとして選択されたアンテナか受信アンテナとして選択されていないアンテナの何れかであるので、送信品質が参照されるアンテナのみに関して送信品質を示す情報を取得することとしてもよい。
上記の本実施形態よれば、まず受信品質に基づいて受信に用いるアンテナを最適に選択した上で、送信品質に基づいて送信に用いるアンテナを選択することとしているので、消費電力及び受信効率を最適化すると共に、送信効率を最適化することができる。特に外部アンテナ12を装着する無線通信装置10において、顕著な効果がある。即ち、従来からの無線通信装置では、通常、外部アンテナを装着した場合、(例えば特定のベアラで)必ずその外部アンテナが用いられる機構となっている。しかし、外部アンテナの性能が必ずしも内蔵アンテナよりも性能がよい保証がなく、十分な送受信効率が達成されないことがある。
また、本実施形態のように、受信及び送信品質を示す情報の取得は、無線通信装置10又はアンテナ11,12自体に予め保持されている受信及び送信品質を示す情報を受信することにより、又は測定することにより行われることとすれば、受信及び送信品質を示す情報を確実に受信することができ、また、容易に本発明を実施することができる。
また、本実施形態のように、受信品質を示す情報を受信利得とすれば、受信品質を示す情報を容易に取得することができ、本発明を容易に実施することができる。また、送信品質を示す情報をVSWRとすれば、送信品質を示す情報を容易に取得することができ、本発明を容易に実施することができる。
また、受信及び送信品質を示す情報は、受信及び送信される電波の周波数帯に応じたものとすれば、例えば複数の周波数帯に対応した無線通信装置10等においても、より適切に受信及び送信アンテナの選択を行うことができる。
10…無線通信装置、11,12…アンテナ、13…IFコネクタ、14…アンテナ切換部、15…送信部、16…受信部、17…アンテナ切換制御部、18…VSWR測定部、19…ダイプレクサ、20…受信波合成部。
Claims (8)
- 複数のアンテナを有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定される無線通信装置であって、
前記各アンテナを受信に用いるときの当該各アンテナに係る受信品質を示す情報を取得する受信品質取得手段と、
前記各アンテナを送信に用いるときの当該各アンテナに係る送信品質を示す情報を取得する送信品質取得手段と、
前記受信品質取得手段により取得された情報に基づき、前記複数のアンテナから、前記設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択する受信アンテナ選択手段と、
前記受信アンテナ選択手段により受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報、及び前記送信品質取得手段により取得された情報に基づき、前記複数のアンテナから、前記設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する送信アンテナ選択手段と、
を備える無線通信装置。 - 前記受信品質取得手段による受信品質を示す情報の取得は、予め保持されている受信品質を示す情報を受信することにより、又は測定することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記送信品質取得手段による送信品質を示す情報の取得は、予め保持されている送信品質を示す情報を受信することにより、又は測定することにより行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
- 前記受信品質を示す情報は受信利得であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の無線通信装置。
- 前記送信品質を示す情報はVSWRであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の無線通信装置。
- 前記受信品質取得手段により取得される前記各アンテナに係る受信品質を示す情報は、受信される電波の周波数帯に応じたものであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の無線通信装置。
- 前記送信品質取得手段により取得される前記各アンテナに係る送信品質を示す情報は、送信される電波の周波数帯に応じたものであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の無線通信装置。
- 複数のアンテナを有し、電波の受信及び送信に用いるアンテナの数が設定される無線通信装置におけるアンテナ選択方法であって、
前記各アンテナを受信に用いるときの当該各アンテナに係る受信品質を示す情報を取得する受信品質取得ステップと、
前記各アンテナを送信に用いるときの当該各アンテナに係る送信品質を示す情報を取得する送信品質取得ステップと、
前記受信品質取得ステップにおいて取得された情報に基づき、前記複数のアンテナから、前記設定されるアンテナの数の受信に用いる受信アンテナを選択する受信アンテナ選択ステップと、
前記受信アンテナ選択ステップにおいて受信アンテナとしていずれのアンテナが選択されたかという情報、及び前記送信品質取得ステップにおいて取得された情報に基づき、前記複数のアンテナから、前記設定されるアンテナの数の送信に用いる送信アンテナを選択する送信アンテナ選択ステップと、
を有するアンテナ選択方法。
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WO2015045737A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | 横河電機株式会社 | 無線モジュール、無線機器、及びフィールド機器制御システム |
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