JP2007028301A - 光信号処理装置 - Google Patents

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康郊 佐藤
Taminori Den
民権 田
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博之 三津
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Abstract

【課題】 高ビットレートの信号光から低ビットレートの信号光を分配する時に用いる制御光を、信号光に正確に同期させる。
【解決手段】 光信号処理装置10では、信号光Sから抽出したクロック信号に基づいた制御光Csを、信号光と共に、タイミング検出器32に入力して、同期ずれを検出し、検出結果に基づいて制御光を遅延する。これにより、正確に同期した信号光と制御光を、直並列変換光スイッチ14に入力して、信号光から、複数の並列信号光を、確実に分配して出力できるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光情報処理、光通信システムなどに用いられ、光で制御される超高速の光スイッチに係り、詳細には、時分割多重信号の光を分配する光レシーバなどの光信号処理装置に関する。
光時分割多重方式(OTDM:Optical Time Division Multiplexing)では、例えば、160Gbpsなどの高ビットレートの時分割多重光信号を、複数チャンネル(例えば16チャンネルなど)の低ビットレート(例えば10Gbps)の光信号に分配することが行われる。このような光信号の分配には、光スイッチなどを用いた光分配器が用いられる。
光時分割多重方式を用いた光信号の分配実験を行うときには、トランスミッタとレシーバを接近して配置することができるために同一光源を用いることが多く、これにより、レシーバ側での光分配器の制御光を、トランスミッタから送られる信号光と容易に同期させることが可能となる。
一方、光時分割多重信号を用いた実際の光通信システムでは、レシーバで光時分割多重信号を分配するときに、光時分割多重信号とレシーバの間でのクロックの同期を取るようにしている。
ところで、同期信号は、レシーバに入力される光信号から取得するのが一般的となっており、このための提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1では、光スイッチを用いて入力光パケットのシリアル−パラレル変換を行うときに、光入力パケットから単一の光パルス又は光パルス列を発生させ、この光パルスを用いるように提案している。
しかし、特許文献1の提案では、信号光パルスと制御光パルスの同期を取ることが困難であり、また、光時分割多重信号のような連続的な光信号から、制御光パルスを発生させることが困難である。
また、高ビットレートの光信号から、そのビットレートの整数分の1の周波数のクロック信号を取得する方法が提案されている(特許文献2参照。)。
この特許文献2の提案を用いることにより、取得したクロック信号から光信号と同期した光パルスを得る事ができる。
しかしながら、特許文献2の提案では、信号光の特定のパルスと、制御光パルスのタイミングを合わせる必要が生じるという問題がある。
特開2002−148574号公報 特開平9−55699号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、高ビットレートの光信号から低ビットレートの光信号を分配するときに用いる制御光のタイミングを、信号光に的確に合わせ、正確な信号光の分配を可能とする光信号処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光時分割多重信号の信号光を分周してクロック信号を抽出するクロック抽出手段と、前記クロック抽出手段によって抽出された前記クロック信号に応じた周期のパルスを制御光として発する光パルス発生手段と、前記信号光と前記制御光が入力されることにより、該入力された信号光を、該入力された制御光のクロックに応じたビットレートの複数の並列信号光に分配する直並列変換光スイッチと、前記信号光のパルスと前記制御光のパルスの同期ずれを検出するタイミング検出手段と、前記タイミング検出手段の検出結果に基づいて、前記直並列変換光スイッチに入力する前記信号光のパルスと前記制御光のパルスを同期させる同期調整手段と、からなることを特徴とする。
この発明によれば、信号光から分周して抽出したクロック信号に基づいて発生させた制御光を直並列変換光スイッチへ入力することにより、信号光を複数の並列信号光に分配する。
このとき、信号光と制御光のパルスのタイミングのずれをタイミング検出手段によって検出し、パルスが同期するように同期調整手段によって調整する。
これにより、直並列変換光スイッチに入力される信号光と制御光の同期を確実に取ることができ、正確な並列信号光の分配が可能となる。なお、タイミング検出手段は、信号光と制御光のずれに応じた値を同期ずれとして検出するものであってもよく、また、同期ずれの時間や距離などを検出するものであっても良い。
このような本発明においては、前記同期調整手段が、前記制御光の光路長と前記信号光の光路長の少なくとも一方を変更するものであってよい。
また、本発明は、入力される前記信号光を前記クロック抽出手段、前記タイミング検出手段及び、前記直並列変換スイッチのそれぞれに分岐する第一の分岐手段と、前記光パルス発生手段によって発せられた前記制御信号を、前記タイミング検出手段及び前記直並列変換光スイッチへ分岐する第二の分岐手段と、を含むことを特徴とし、前記直並列変換光スイッチへ入力される前記信号光を増幅する光増幅手段を含むことを特徴とする。
この発明によれば、第一の分岐手段によって信号光をクロック抽出手段、タイミング検出手段及び、直並列変換光スイッチに分岐し、第二の分岐手段によって制御光をタイミング検出手段と直並列変換光スイッチへ分岐して入力する。
このとき、光増幅手段を設けて信号光を分岐することにより、直並列変換光スイッチに入力される信号光が減衰してしまうのを防止することができる。
また、本発明は、前記第一の分岐手段から前記タイミング検出手段と第一の分岐手段から前記直並列変換光スイッチとの光路長の差が、前記第二の分岐手段から前記タイミング検出手段と第二の分岐手段から前記直並列変換光スイッチとの光路長の差に等しい、ことを特徴とする。
この発明によれば、第一の分岐手段からタイミング検出手段と第一の分岐手段から直並列変換光スイッチとの光路長の差を、第二の分岐手段からタイミング検出手段と第二の分岐手段から直並列変換光スイッチとの光路長の差に等しくする。
これにより、タイミング検出手段で信号光と制御光の同期を取ったときに、直並列変換光スイッチに入力される信号光と制御光の同期が取られる。
さらに、本発明は、前記タイミング検出手段と前記直並列変換光スイッチとが、一体に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、タイミング検出手段と直並列変換光スイッチを一体とすることにより、第一の分岐手段からタイミング検出手段及び直並列変換光スイッチまでの信号光の光路長と、第二の分岐手段からタイミング検出手段及び直並列変換光スイッチまでの制御光の光路長のそれぞれを短くすることができるので、特に、制御信号の揺らぎによる同期ずれの発生を確実に抑えることができる。
このような本発明では、前記直並列変換光スイッチ及び、前記タイミング検出手段に、時空間変換光スイッチを含むことができる。
また、本発明においては、前記直並列変換光スイッチによって前記信号光から分配された前記並列信号光が、光信号として出力されてもよく、前記直並列変換光スイッチによって前記信号光から分配された前記並列信号光を、電気信号に変換する光電変換手段を、含むものであってよい。
本発明によれば、信号光に基づいた制御光を用いて、信号光から並列信号光を分配するときに、信号光と制御光のパルスのタイミングのずれをタイミング検出手段によって検出し、パルスが同期するように同期調整手段によって調整するので、直並列変換光スイッチに入力される信号光と制御光の同期を確実に取ることができ、正確な並列信号光の分配が可能となるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、第1の実施の形態に適用した光信号処理装置10の概略構成を示している。この光信号処理装置10には、光ファイバーなどの光導波路12が接続されており、この光導波路12を介して、信号光Sが入力される。
この信号光Sは、複数チャネルの信号光が時間的にシリアルに多重化された光時分割多重信号となっており、図示しない光信号送信装置から発せられ、光導波路12を介して光信号処理装置10に入力される。この信号光Sは、例えば、チャンネル数が16チャンネルで、ビットレートが160Gbps(bit/second)などの高ビットレートとなっており、光信号処理装置10は、この光信号Sを、例えば、10Gbpsなどの低ビットレートの16チャンネル分の並列光信号に分配する。
光信号処理装置10には、直並列変換光スイッチ14が設けられ、光路16によって、光導波路12と直並列変換光スイッチ14が接続されている。これにより、信号光Sが、光路16を介して直並列変換光スイッチ14に入力されるようになっている。
また、光路16には、所定位置に、ハーフミラー18、光アンプ20、光信号遅延器22及び、ハーフミラー24が、順に配置されており、信号光Sは、ハーフミラー18によって反射又は透過し、光アンプ20、光信号遅延器22を通過した後、ハーフミラー24によって反射又は透過して直並列変換光スイッチ14に入力される。
直並列変換光スイッチ14は、信号光Sを、所定チャンネル分(ここでは、一例として16チャンネル分)の並列光信号である並列信号光Spに分配する。
また、光信号処理装置10には、直並列変換光スイッチ14の出力側に対向して、光ファイバーアレイ26が設けられている。光ファイバーアレイ26には、光導波路として多数本の光ファイバー(図1では図示省略)が接続されており、直並列変換光スイッチ14によって分配された並列信号光Spが、別々の光ファイバーに入射される。
これにより、信号光Sから分配された並列光信号が、並列信号光Spとして出力される。
一方、光信号処理装置10では、クロック抽出器28、光パルス発生器30及びタイミング検出器32が設けられている。光信号処理装置10に入力された信号光Sは、ハーフミラー18によって分岐されて、光路34を介して、クロック抽出器28に入力される。また、信号光Sは、ハーフミラー24によって分岐され、光路36を介して、タイミング検出器32に入力されるようになっている。
クロック抽出器28は、入力される信号光Sを受光すると、この信号光Sから得られる入力信号を分周して電気的クロック信号を取得する。このとき、例えば、160Gbpsの信号光を1/16に分周するのであれば、10Gbpsのクロック信号が得られる。
このようなクロック抽出器28としては、特開平9−55699号公報などに開示される任意の構成を適用することができる。例えば、所定のロッキングバンド幅のモード同期レーザを用い、モード同期レーザの周回周波数の前後ロッキングバンド幅以内の近傍周波数に含まれる周波数の整数分の1の周波数を含む変調信号をモード同期レーザに入力し、モード同期レーザから発する光と光信号Sを結合することにより、変調信号の高調波成分と信号光Sの差の周波数で発生するビート信号を検出する。
この後、検出したビート信号を分周して、ビート信号の整数分の1の分周ビート信号を取得し、この分周ビート信号と基準信号の和周波数を得る。この和周波数が、信号光Sを整数分の1に分周した電気的クロック信号となる。
クロック抽出器28は、抽出した電気的クロック信号を、光パルス発生器30に入力する。
図2に示すように、光パルス発生器30には、例えば、モード同期レーザ38が設けられている。このモード同期レーザ38は、10Gbpsの繰り返し周波数をロッキングバンド内に含んでおり、クロック抽出器28で抽出した電気的クロック信号が変調信号として入力されることにより、この電気的クロック信号に同期した光(クロック同期光)を発する。
これにより、光信号処理装置10では、クロック抽出器28と光パルス発生器30によって、信号光Sを整数分の1に分周した周期で、パルス幅が信号光Sのパルス幅と同じオーダーのクロック同期光が得られる。なお、光信号処理装置10では、光信号Sを16分割するので、光信号Sのビットレートに対する1/16のビットレートのクロック同期光が得られる。
図1に示されるように、光パルス発生器30から出力されるクロック同期光は、光路40を介して光パルス遅延器42に入力され、この光パルス遅延器42から光路44を介して直並列変換光スイッチ14へ、制御光Csとして入力される。
この光路44には、所定位置にハーフミラー46が設けられており、制御光Csは、このハーフミラー46によって分割され、光路48を介して、タイミング検出器32に入力される。また、タイミング検出器32には、光路16に設けているハーフミラー24によって分岐された信号光Sが入力されるようになっている。
タイミング検出器32は、信号光Sと制御光Csが入力されることより、信号光Sと制御光Csのタイミングのずれを検出し、検出したずれに応じた電気信号をフィードバック信号として、光パルス遅延器42へ出力する。
光パルス遅延器42は、制御光Csの光路長が可変可能となっており、光パルス遅延器42は、タイミング検出器32から入力されたフィードバック信号に応じて、制御光Csの光路長を変更ないし補正し、タイミング検出器32で検出される信号光Sと制御光Csが同期されるようにしている。
図3(A)に示すように、タイミング検出器32は、時空間変換スイッチである光スイッチ(光−光スイッチ)50、光検出器52及びタイミング演算器54を含んで形成されている。このときの光スイッチ50は、任意の構成を適用することができる。
図3(C)には、光スイッチ50の一例を示している。なお、図3(C)の矢印Y方向は、図3(B)の矢印Y方向に対応しており、矢印Z方向は、図3(B)では紙面垂直方向となっている。
光スイッチ50は、例えば、石英基板56上にフェムト秒オーダーで可飽和吸収を示す機能性薄膜58を形成し、その上に、アルミニウム蒸着及びエッチングにより遮光層60を形成する。このとき、遮光層60で覆われない部分を設けることにより、該当部分が互いに独立の光シャッタ部として機能する。なお、ここでは、チャンネルA、チャンネルBとする2つの光シャッタ部62A、62Bを形成している。
機能性薄膜58としては、AlPo−F(フルオロ−アルミニウムフタロシアニン)、ポリジアセチレン、ポリチオフェンなどのπ共役系高分子、スクエアリリウムなどの色素会合体、C60薄膜などを用いることができ、機能性薄膜58をこれら有機材料で構成することにより、膜厚の制御が容易になり、光スイッチの大面積化が可能となる。これらの中でも、スクエアリリウム色素の色素分子膜が好ましい。スクエアリリウム色素の色素分子膜は、そのJ−会合体を用いることで効率良くスイッチング動作を行うことができる。
なお、このような光スイッチの製造方法は、特開平11−15031号公報に記載されている。
また、図3(B)に示すように、光検出器52は、光スイッチ50に対向して配置され、光スイッチ50の光シャッタ部62A、62Bを透過した光が照射されるようになっている。
この光検出器52は、多数の画素が1次元アレイ状または2次元アレイ上に配列されたCCDエリアセンサや、フォトディテクタアレイ、フォトダイオードの表面抵抗を利用したスポット光の位置センサ(ポジション・センシティブ・ダイオード)などの光検出素子で構成されており、各画素が前記した光スイッチ50の光シャッタ部62A、62Bを通過した光(パルス光)のパルス位置を検出できるようになっている。
このタイミング検出器32では、光スイッチ50の光シャッタ部62A(チャンネルA)に信号光Sが入射される。また、制御光Csは、光スイッチ50の光シャッタ部62B(チャンネルB)に入射される。また、制御光Csは、ハーフミラー64によって分岐され、光スイッチ50の制御光(ここでは、符号無しとする)として用いられる。
光シャッタ部62A、62Bは、制御光の照射部分のみがオン状態となって、信号光S又は制御光Csが透過する。光検出器52では、このときのチャンネルA、チャンネルBのそれぞれに対応する光の照射位置を読み取る。
図4には、このときの光検出器52の出力例を示している。ここで、表示範囲を信号光Sの10ps分とすると、光検出器52のチャンネルAには、160Gbpsの信号周期である6.25ps(ピコ秒)間隔でパルスが表示され、チャンネルBには、10Gbpsの制御光Csの1パルスが表示される。なお、制御光Csのパルス間隔は、100psとなる。
ここで、光パルス遅延器42によって、制御光Csの光路長を変化させると、チャンネルAのパルス位置が移動する。例えば、制御光Csの光路長を長くすると、制御光Csに対して光信号Sのタイミングが相対的に早くなり、チャンネルAに表示されるパルス位置が図4の紙面左側にずれる。また、制御光Csの光路長を短くすると、制御光Csに対して光信号Sのタイミングが相対的に遅くなり、チャンネルAに表示されるパルス位置が図4の紙面右側にずれる(図4で二点鎖線で示す)。
このとき、160Gbpsの信号光Sの1パルス分に相当する6.25psのずれを設けるために必要な光路長Lは、光速cを、3×104(km/sec)とすると、
L=c×6.25(ps)
=1.875(mm)
となる。
図3(A)に示すタイミング検出器32のタイミング演算器54は、光検出器52の検出結果に基づいて、チャンネルAのパルス位置と、チャンネルBのパルス位置の位置情報を取得して、チャンネルAのパルス位置とチャンネルBのパルス位置が一致するようにフィードバック信号を出力している。
これにより、タイミング検出器32で、信号光Sと制御光Csの同期が取られる。
また、制御光Csを信号光Sに対して相対的に移動する光パルス遅延器42は、光路長Lを、1.875(mm)ステップで段階的に変更可能となっていることが好ましい。これ
により、
L=M×1.875(mm)
として、信号光Sが、160Gbpsで16チャンネルの時分割多重信号であるときに、Mを−8〜+8の範囲の整数又は、0〜16までの整数として変化させることにより、信号光Sの任意のチャンネルを選んで制御光Csを同期させることができる。
なお、ここでは、光パルス遅延器42を用いて、信号光Sと制御光Csの同期と取るように説明するが、図1に示すように、光信号処理装置10では、信号光Sに対する光信号遅延器22を設けることができ、ここから、タイミング検出器32の検出結果を、光路16に設けている光信号遅延器22に出力し、信号光Sの光路長を変更するようにしてもよく、また、制御光Csの光路長と信号光Sの光路長を変更するようにしても良い。
一方、光信号処理装置10では、ハーフミラー24とタイミング検出器32の間の信号光Sの光路長をL1、ハーフミラー24と直並列変換光スイッチ14の間の信号光Sの光路長をL2、ハーフミラー46とタイミング検出器32の間の制御光Csの光路長をL3、ハーフミラー46と直並列変換光スイッチ14の間の制御光Csの光路長をL4、としたとき、
1−L2=L3ーL4
としている。
これにより、光信号処理装置10では、信号光Sの16チャンネルのうちの何れか1つのチャンネルのパルスと制御光Csのパルスがタイミング検出器32に入力されるタイミングと、前記信号光Sのパルスと前記制御光Csのパルスが直並列変換光スイッチ14に入力されるタイミングとが同じになるように信号光Sの光路長がと制御光Csの光路長が設定されている。
なお、信号光Sに対しては、ハーフミラー24からタイミング検出器32までの光路長と、ハーフミラー24から直並列変換光スイッチまでの光路長が同じ(差が0)になるようにし、また、制御光Csに対しては、ハーフミラー46からタイミング検出器32までの光路長と、ハーフミラー46から直並列変換光スイッチ14までの光路長が同じ(差が0)になるようにしても良い。
これにより、タイミング検出器32で、信号光Sと制御光Csが同期したときに、直並列変換光スイッチ14に入力される信号光Sと制御光Csが同期するようにしている。
図5には、直並列変換光スイッチ14と光ファイバーアレイ26の概略構成を示している。
この直並列変換光スイッチ14は、光スイッチ膜を用いた光スイッチ66が設けられた時空間変換光スイッチとなっている。この光スイッチ66には、光路16から射出される信号光Sが、光学系68によって拡大され、略平行光となって照射され、光路44から射出される制御光Csが、光学系70によって拡大され、略平行光となって照射される。なお、光スイッチ66上の信号光Sの照射範囲は、制御光Csの照射範囲に含まれている。
光スイッチ66は、信号光Sの照射される領域内で、制御光Csのパルスが照射される部位がオンして、信号光Sの光パルスを透過させる。
このとき、信号光Sが、光スイッチ66の照射面に略垂直に照射されるのに対して、制御光Csが、光スイッチ66の照射面に対して所定角度(例えば45°)で傾斜されていることにより、光スイッチ66のオン部位が連続的に移動するようになっている。
ここで、16チャンネルで160Gbpsの信号光Sのパルスと、10Gbpsの制御光Csのパルスを用いることにより、制御光Csの1パルス分が光スイッチ66に照射される間に、16パルス(16チャンネル)の信号光Sが、光スイッチ66に照射される。
このとき、信号光Sの第1のパルスが、第1のチャンネルch1として出力され、第2のパルスが、第2のチャンネルch2として出力される。また、第16のパルスが、第16のチャンネルch16として出力され、さらに、光信号Sの第17のパルスは、第1のパルスと同様に、第1のチャンネルch1として出力される。
すなわち、信号光Sは、16個の周期で、各チャンネルchから並列光信号Spとして出力される。
このとき、制御光Csのパルスが、信号光Sのいずれかのチャンネルchのパルスと同期されていることにより、制御光Csのパルスと同期されているパルスのチャンネルchが、第1のチャンネルch1から出力される。
一方、光ファイバーアレイ26には、直並列変換光スイッチ14から出力される各チャンネルch(並列信号光Sp)に対応するレンズ72を備えたレンズアレイ74と、レンズ72のそれぞれに対応する光ファイバー76が設けられている。
これにより、光スイッチ66を透過した各チャンネルchの並列信号光Spが、対応するレンズ72を介して光ファイバー76に入射されるようになっている。
このように構成されている光信号処理装置10では、光時分割多重信号である信号光Sが入力されると、この信号光Sが、クロック抽出器28、タイミング検出器32及び、直並列変換光スイッチ14に入力される。
クロック抽出器28では、入力された信号光Sを分周した電気的クロック信号を出力する。この分周は、16チャンネルの信号光Sに対して1/16となるようにしている。
光パルス発生器30には、クロック抽出器28からクロック信号が入力されることにより、入力されたクロック信号に応じた制御光Csを発する。この制御光Csは、光パルス遅延器42を介して、タイミング検出器32及び直並列変換光スイッチ14に入力される。
タイミング検出器42は、信号光Sと制御光Csが入力されることにより、制御光Csのパルスと信号光Sのパルスのタイミングのずれに応じたフィードバック信号を、光パルス遅延器42に出力する。
光パルス遅延器42では、フィードバック信号が入力されることにより、このフィードバック信号に基づいて、制御光Csの光路長を変更する。
これにより、タイミング検出器32に入力される信号光Sのパルスと、制御光Csのパルスとが同期される。
一方、直並列変換光スイッチ14には、信号光Sと共に、光パルス遅延器42を通過した制御光Csが入力される。このとき、タイミング検出器32で信号光Sと制御光Csの同期が取られることにより、直並列変換光スイッチ14に入力される信号光Sと制御光Csとが同期される。
これにより、直並列変換光スイッチ14は、光時分割多重信号である信号光Sから、各チャンネルchの並列信号光Spを分配して出力する。
このように、光信号処理装置10では、入力される信号光Sからクロック信号を抽出して、抽出したクロック信号に応じた制御光Csを出力する。このとき、信号光Sのパルスと制御光Csのパルスのタイミングのずれを、タイミング検出器32で検出し、検出したずれに基づいて、光パルス遅延器42が、制御光Csの光路長(ないし信号光Sの光路長)を変更することにより、直並列変換光スイッチ14に入力される信号光Sに対して正確に同期した制御光Csを入力することができる。
これにより、直並列変換光スイッチ14は、信号光Sに含まれる各チャンネルchの並列信号光Spを、的確に分配して出力することができる。
また、光信号処理装置10に設けている光パルス遅延器42は、信号光Sのパルス間隔で、制御光Csの光路長を変更することができるので、信号光S内の任意のチャンネルchを選択して、第1のチャンネルch1として出力することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
図6には、第2の実施の形態に係る光信号処理装置80の要部の概略構成を示している。
この光信号処理装置80では、直並列変換光スイッチ14とタイミング検出器32を一体にした直並列変換部82を設けている。また、光信号処理装置80では、信号光Sを分岐するハーフミラー24と、制御光Csを分岐するハーフミラー46が、直並列変換部82の近傍に配置して、ハーフミラー24と直並列変換光スイッチ14及びタイミング検出器32の間の信号光Sの光路長と共に、ハーフミラー46と直並列変換光スイッチ14及びタイミング検出器32の間の制御光Csの光路長を短くしている。
また、光信号処理装置80では、ハーフミラー46の近傍に光パルス遅延器42を配置しており、これにより、信号光Sの光路長L1、L2と共に、制御光Csの光路長L3、L4のそれぞれが短くなるようにしている。
このように構成した光信号処理装置80では、直並列変換光スイッチ14とタイミング検出器32を一体にした直並列変換部82を設け、さらに、光パルス遅延器42を直並列変換部82の近傍に配置するようにしているので、光パルス遅延器42と直並列変換光スイッチ14及びタイミング検出器32との間の制御光Csの光路長を短くすることができ、信号光Sに対して、適正に同期された制御光Csを直並列変換光スイッチ14へ入力させることができる。
すなわち、光通信を行う場合、光路長が長くなることにより揺らぎが発生しやすくなる。信号光Sに対して同期させているはずの制御光Csに揺らぎが生じていると、制御光Csを直並列変換光スイッチ14に入力したときに、信号光Sのパルスと制御光Csのパルスにタイミングのずれ(同期ずれ)が発生し、適切な並列信号光Csの分配が困難となる。
これに対して、光信号処理装置80では、光パルス遅延器42を通過した制御光Csの光路長を短くできるので、直並列変換光スイッチ14に入力される制御光Csに揺らぎが生じるのを確実に防止して、並列信号光Spの的確な分配が可能となる。
一方、以上説明した本実施の形態では、光ファイバーアレイ26を設け、直並列変換光スイッチ14で分配した並列信号光Spのそれぞれを、光ファイバー76へ入射することにより、信号光として出力するようにしたが、分配した信号光の処理はこれに限るものではない。
図7には、分配した信号光の処理の他の一例とする光信号処理装置90の概略構成を示している。
この光信号処理装置90では、光ファイバーアレイ26に換えて、受光素子アレイ92を設けている。この受光素子アレイ92は、直並列変換光スイッチ14から出力される各並列信号光Spに対応して、図示しない受光素子が設けられており、この受光素子を用いて、光信号を電気信号に変える光電変換を行うようになっている。
これにより、光信号処理装置90では、信号光Sから分配することにより得られる各並列信号光Spを、電気信号として出力可能となっている。
また、光信号処理装置90には、受光素子アレイ92からの電気信号の出力先として、処理回路94を設けることができる。
これにより、光信号処理装置90では、信号光Sから得られる各チャンネルの電気信号に対して、所望の信号処理が可能となっている。
このように、本発明は、高ビットレートの光時分割多重信号として入力される光信号から、低ビットレートの並列光信号を分配する所謂分配装置として適用できるのみならず、分配した並列光信号を電気信号に変換する光電変換装置や、さらに、電気信号に対して所定の信号処理を行う信号処理装置と適用することができる。
第1の実施の形態に係る光信号処理装置の概略構成図である。 クロック抽出器と光パルス発生器の要部の一例を示す概略図である。 (A)はタイミング検出器の一例を示す概略図、(B)や光スイッチの動作を示す概略図、(C)は光スイッチの一例を示す概略図である。 タイミング検出器の光検出器で検出される信号の一例を示す概略図である。 直並列変換光スイッチの動作を示す要部の概略図である。 第2の実施の形態に係る光信号処理装置の要部の概略構成図である。 本発明が適用される光信号処理装置の他の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
10、80、90 光信号処理装置
14 直並列変換光スイッチ
18、24 ハーフミラー
20 光アンプ
22 光信号遅延器
26 光ファイバーアレイ
28 クロック抽出器
30 光パルス発生器
32 タイミング検出器
42 光パルス遅延器
46 ハーフミラー
50、66 光スイッチ
82 直並列変換部

Claims (10)

  1. 光時分割多重信号の信号光を分周してクロック信号を抽出するクロック抽出手段と、
    前記クロック抽出手段によって抽出された前記クロック信号に応じた周期のパルスを制御光として発する光パルス発生手段と、
    前記信号光と前記制御光が入力されることにより、該入力された信号光を、該入力された制御光のクロックに応じたビットレートの複数の並列信号光に分配する直並列変換光スイッチと、
    前記信号光のパルスと前記制御光のパルスの同期ずれを検出するタイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段の検出結果に基づいて、前記直並列変換光スイッチに入力する前記信号光のパルスと前記制御光のパルスを同期させる同期調整手段と、
    からなることを特徴とする光信号処理装置。
  2. 前記同期調整手段が、前記制御光の光路長と前記信号光の光路長の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  3. 入力される前記信号光を前記クロック抽出手段、前記タイミング検出手段及び、前記直並列変換スイッチのそれぞれに分岐する第一の分岐手段と、
    前記光パルス発生手段によって発せられた前記制御信号を、前記タイミング検出手段及び前記直並列変換光スイッチ分岐する第二の分岐手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光信号処理装置。
  4. 前記直並列変換光スイッチへ入力される前記信号光を増幅する光増幅手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の光信号処理装置。
  5. 前記第一の分岐手段から前記タイミング検出手段と第一の分岐手段から前記直並列変換光スイッチとの光路長の差が、前記第二の分岐手段から前記タイミング検出手段と第二の分岐手段から前記直並列変換光スイッチとの光路長の差に等しい、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光信号処理装置。
  6. 前記タイミング検出手段と前記直並列変換光スイッチとが、一体に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光信号処理装置。
  7. 前記直並列変換光スイッチが、時空間変換光スイッチを含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光信号処理装置。
  8. 前記タイミング検出手段が、時空間変換光スイッチを含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光信号処理装置。
  9. 前記直並列変換光スイッチによって前記信号光から分配された前記並列信号光が、光信号として出力されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光信号処理装置。
  10. 前記直並列変換光スイッチによって前記信号光から分配された前記並列信号光を、電気信号に変換する光電変換手段を、含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光信号処理装置。
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