JP2007028210A - 無線lan基地局及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優先順位に応じた無線端末のクラス分けと低い優先クラスに属する無線端末からの送信を規制することができる無線LAN基地局を提供する。
【解決手段】 端末局のMACアドレス、無線通信の優先クラス及び優先クラス毎のSSIDの関係を記憶する管理テーブルと、端末局のMACアドレスにより管理テーブルを検索してその無線通信における優先クラスを判定する優先クラス判定部6と、端末局と通信同期をとるためのビーコン信号に優先クラス毎のSSIDを特定するための情報を含めるビーコンデータ生成部15と、端末局からの上り方向の通信トラフィックを優先クラス毎のSSIDによるアソシエーションにより優先制御し、端末局への下り方向の通信トラフィックを判定結果の優先クラスに応じて優先制御する優先区間算出部8や下りデュレーション算出部9などのトラフィック制御手段を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、無線LANシステムにおける無線LAN基地局に係り、特に無線LAN端末から無線LAN基地局への上り方向のデータフローに対する優先制御を行う無線LAN基地局及びこのシステムに用いる無線端末に関するものである。
無線LANシステムにおけるデータトラフィックの優先制御の実現方法として、例えば特許文献1に開示される技術がある。この文献1では、優先度判定テーブルと優先度に応じてバッファリングするバッファ、キューを無線LAN基地局に設ける。当該基地局は、優先度判定テーブルを用いて優先度を判定し、優先度に応じて送信順序、送信期間、バックオフ時間を変更して送信することにより優先制御を実現している。
特開2003−298593号公報
特許文献1のような従来の無線LANシステムでは、無線LAN基地局に保持された優先度判定テーブルに基づいて優先制御を行うため、無線LAN基地局から無線端末への下り方向のデータフローに対しての優先制御は可能であるが、無線端末から無線LAN基地局への上り方向のデータフローに対する優先制御を行うことができないという課題があった。これにより、従来では、上り方向の送信規制を無線LAN基地局側から制御できないため、優先端末用の専用帯域を確保することができない場合がある。
また、IEEE802.11bをはじめとする従来の無線LANシステムにおいては、無線LAN基地局であるアクセスポイント(AP)や無線端末(STA;Station)といった無線局単位で、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式により送信権制御を行うDCF(Distributed Coordination Function)が規定されている。
さらに、リアルタイムサービスを提供するために無線局単位で公平なアクセスを提供するPCF(Point Coordination Function)がIEEE802.11で規定されている。
しかしながら、本発明の出願時において一般的にDCFのみが実装されている無線端末がほとんどであり、後者のPCFは実装されておらず、リアルタイムサービスに適する無線端末は普及していない。
また、従来の無線LAN規格では、同一端末(同一無線局)内において音声やビデオといったアプリケーション種別に応じた優先制御については考慮されていない。
そこで、IEEE802.11に準拠する無線LANシステムにおいて、同一無線局内で優先制御を実現する技術として、IEEE802.11eは標準化作業が進められている。このIEEE802.11eでは、無線区間における優先制御を実現するために2つの方法を規定している。
(1)帯域保証型(HCCA:HCF Controlled Channel Access)方式
QOS(Quality of Service:サービス品質)を考慮して、APによりリソースの集中管理を行い、優先すべき端末に対して一定時間のパケット送信権を割り当てる。
(2)優先制御型(EDCA:Enhanced Distributed Channel Access)方式
QOSに応じた4つのアクセスカテゴリ(AC)にクラス分けし、ある端末の中のACの間でアクセス制御を独立に動作させる。AC間におけるデータ送信の衝突時には、優先度の高いACからのデータを優先して送信する。
これらのIEEE802.11e仕様は標準化作業が進められているが、無線LAN端末(STA)が必ずしも上述したような機能を実装しているとは限らない。また、この仕様を満足しない従来の無線LAN端末では、音声やビデオといったアプリケーション種別に応じた優先制御を行うことができない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、優先順位に応じた無線端末のクラス分けと低い優先クラスに属する無線端末からの送信を規制することにより、リアルタイムサービスの実現や、IEEE802.11eをサポートしない無線端末を収容する無線LANシステムにおいても音声やビデオデータトラフィックを優先する優先制御を実現することができる無線LAN基地局及びこの無線LANシステムに用いる無線端末を得ることを目的とする。
この発明に係る無線LAN基地局は、無線端末のMACアドレス、無線通信の優先クラス及び優先クラス毎のSSIDの関係を記憶する管理テーブルと、無線端末のMACアドレスにより管理テーブルを検索して当該無線端末との無線通信における優先クラスを判定する判定手段と、無線端末と通信同期をとるためのビーコン信号に優先クラス毎のSSIDを特定するための情報を含めて送信するビーコン手段と、無線端末からの上り方向の通信トラフィックを優先クラス毎のSSIDによるアソシエーションにより優先制御し、無線端末への下り方向の通信トラフィックを判定結果の優先クラスに応じて優先制御するトラフィック制御手段とを備えるものである。
この発明によれば、無線端末のMACアドレス、無線通信の優先クラス及び優先クラス毎のSSIDの関係を記憶する管理テーブルと、無線端末のMACアドレスにより管理テーブルを検索して当該無線端末との無線通信における優先クラスを判定する判定手段と、無線端末と通信同期をとるためのビーコン信号に優先クラス毎のSSIDを特定するための情報を含めて送信するビーコン手段と、無線端末からの上り方向の通信トラフィックを優先クラス毎のSSIDによるアソシエーションにより優先制御し、無線端末への下り方向の通信トラフィックを判定結果の優先クラスに応じて優先制御するトラフィック制御手段とを備えるので、優先クラス毎のSSIDにアソシエーションすることにより無線端末から無線LAN基地局への上り方向トラフィックを優先制御でき、リアルタイムサービスの実現やIEEE802.11eをサポートしない無線端末を収容する無線LANシステムにおいても音声やビデオデータトラフィックに設定した優先クラスで優先制御することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による無線LANアクセスポイントの構成を示すブロック図であり、下り方向のデータ送信に係る構成部を示している。実施の形態1によるアクセスポイント(無線LAN基地局)(以下、APと呼ぶ)1は、無線端末(以下、端末局と呼ぶ)が接続すべきAPを識別するための識別子であるSSIDを自己を識別するものとして複数個登録したマルチSSIDにより優先クラス(QOSクラス)毎にグルーピングする。
下り方向のデータ送信に係る構成としては、下りデータ受信部2、ヘッダ変換部3、データ長算出部4、宛先判定部5、優先クラス判定部6、SSID決定部7、優先区間算出部8、下りデュレーション算出部9、下りデータ伝送レート制御部10、無線メディア占有時間算出部11、CWパラメータ決定部12、及び下りデータ送信部13を備える。
下りデータ受信部2は、有線側から端末局へのデータを受信する。ヘッダ変換部3は、下りデータ受信部2で受信されたIEEE802.3の有線LAN側のヘッダからIEEE802.11に準拠する無線LAN側のヘッダに変換する。データ長算出部4は、下りデータ受信部2で受信されたデータのデータ長を算出する。宛先判定部5は、下りデータ受信部2で受信されたデータフレームのヘッダ部から宛先MACアドレスを抽出し、当該データの宛先を判定する。
優先クラス判定部(判定手段)6は、端末局のMACアドレスと優先クラスとの対応関係を設定したテーブル(管理テーブル)に基づいて、下りデータ受信部2で受信されたデータの宛先MACアドレスから優先クラスを判定する。SSID決定部7は、優先クラスとこれに応じたSSIDとの対応関係を設定したテーブル(管理テーブル)に基づいて、優先クラス判定部6で判定された優先クラスに応じたSSID(Service Set ID)を決定する。
優先区間算出部(トラフィック制御手段)8は、優先クラス判定部6で判定された優先クラスに応じた下りデータの優先伝送区間を確保するためのデュレーション値を算出する。下りデュレーション算出部(トラフィック制御手段)9は、無線メディア占有時間算出部11から入力した下りデータの無線メディア占有時間と優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値とを基に下りデータのデュレーション値を算出する。
下りデータ伝送レート制御部(トラフィック制御手段)10は、端末局側へ伝送する下りデータの伝送レートを制御すると共に、下りデータ伝送レートを無線メディア占有時間算出部11に出力する。無線メディア占有時間算出部11は、データ長算出部4からのデータ長に関する情報と下りデータ伝送レート制御部10からの伝送レートに関する情報に基づいて下りデータの無線メディア占有時間を算出する。
CWパラメータ決定部(トラフィック制御手段)12は、CW(コンテンションウィンドウ)パラメータであるCWmin値、CWmax値及びこれらの双方を決定する。下りデータ送信部13は、下りデータ受信部2で受信されたデータのペイロード、ヘッダ変換部3により変換されたヘッダ、CWパラメータ決定部12により決定されたCWパラメータ及び下りデュレーション算出部9が算出したデュレーション値に基づいて、下りデータを端末局側へ送信する。
図2は、実施の形態1によるAPのビーコン送信に関する処理を行う構成を示すブロック図である。図2において、ビーコン送出タイミング生成部(ビーコン手段)14は、端末局と通信同期をとるためのビーコン信号を生成するにあたり、優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値に基づき、これを考慮したビーコン送出タイミングを決定する。ビーコンデータ生成部(ビーコン手段)15は、ビーコン送出タイミング生成部14が決定したビーコン送出タイミングで、優先クラスとSSIDとの対応テーブルを参照して各優先クラスに応じたSSIDをのせたビーコンデータを生成し、下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。なお、図1と同一又はそれに相当する構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
次に動作について説明する。
図3は、実施の形態1のAPによる処理を説明するための図であり、図示の例に沿ってAPによる優先制御を説明する。図3において、AP1には、IEEE802.11e規格と同様にVoIPデータ用のキュー、リアルタイムビデオ通信用のキュー、一般データ用のキューを、例えば下りデータ送信部13内のハードウェアキューとして設け、それぞれに対応するSSIDを定義する。
つまり、AP1には、前記各データに対応する優先クラスが設定されており、それぞれの優先クラスに対応するSSIDが定義されている。具体的には、これらSSIDと前記各データを送受信する端末局のMACアドレスとの対応関係、及び優先クラスとSSIDとの対応関係がそれぞれAP1内部のメモリ上にテーブルとして設定され、優先クラス判定部6及びSSID決定部7により適宜読み出し可能になっている。
先ず、下り方向のデータ送信について説明する。
下りデータ受信部2は、有線側から端末局へのデータを受信すると、当該データフレームのヘッダ部の情報をヘッダ変換部3及び宛先判定部5に出力する。ヘッダ変換部3では、IEEE802.3の有線LANからIEEE802.11に準拠する無線LANのヘッダに変換する。データ長算出部4は、ヘッダ変換部3からのヘッダ情報により下りデータ受信部2で受信されたデータのデータ長を算出し、無線メディア占有時間算出部11に出力する。宛先判定部5では、下りデータ受信部2から入力したヘッダ情報から当該データの宛先MACアドレスを抽出し、優先クラス判定部6に出力する。
優先クラス判定部6は、宛先判定部5から入力した宛先MACアドレスをキーとして、端末局のMACアドレスと優先クラスとの対応テーブルを検索し、送信データの優先クラスを判定する。図3の例では、VoIPデータ、リアルタイムビデオデータ、一般データに対応して3段階の優先クラス1〜3がAP1に設定されており、これに対応してそれぞれSSID=”sample_A_1”(SSID_VoIP),”sample_A_2”(SSID_TV会議),”sample_A_3”(SSID_一般)が対応テーブルに設定される。無線側では、アソシエーションするSSIDとしてsample_A_1〜A_3が端末設定されている端末局19a〜19cが、AP1に接続することができる。
但し、端末局19a〜19cでは、優先クラス1〜3に応じてデータ送受信が制御される。例えば、VoIPデータに関する優先クラスA1が一般データの優先クラス3より優先度が高ければ、SSID=”sample_A_1”で接続する端末局19aはいつでもデータ送信可能であるが、SSID=”sample_A_3”で接続する端末局19cは優先クラスの高いデータが送信されていない特定の区間にのみデータ送信が許可される。
このようにして、優先クラス判定部6により優先クラスが判定されると、SSID決定部7では、優先クラス判定部6から入力した優先クラスをキーとして、優先クラスとSSIDとの対応テーブルを検索し、当該優先クラスに応じたSSIDを決定する。
また、優先区間算出部8は、優先クラス判定部6から優先クラスを入力すると、この優先クラスに応じた下りデータの優先伝送区間を確保するためのデュレーション値を算出し、下りデュレーション算出部9に出力する。また、下りデータ伝送レート制御部10は、端末局側へ伝送する下りデータの伝送レートを無線メディア占有時間算出部11に出力する。無線メディア占有時間算出部11では、データ長算出部4から入力したデータ長と、下りデータ伝送レート制御部10から入力した下りデータ伝送レートとに基づいて、下りデータの無線メディア占有時間を算出し、下りデュレーション算出部9に出力する。
下りデュレーション算出部9は、無線メディア占有時間算出部11から入力した下りデータの無線メディア占有時間と優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値とを基に下りデータのデュレーション値を算出する。また、CWパラメータ決定部12は、CWパラメータであるCWmin値、CWmax値及びこれらの双方を決定する。
図3の例では、SSID決定部7によりSSIDが決定されると、決定されたSSIDに対応するユーザバッファ16a〜16cに対して、下りデータ受信部2により抽出された下りデータフレームのペイロードのデータ、ヘッダ変換部3により変換された下りデータヘッダ、下りデュレーション算出部9により算出された下りデータのデュレーション値、CWパラメータ決定部12により決定された下りデータのCWパラメータがエンキューされる。
そして、上記構成部により下りデータの情報が全て決定されて無線側に送信すべき下り送信データがユーザバッファ16a〜16cにそろうと、例えば下りデータ送信部13内にIEEE802.11e規格と同様のデータをそれぞれキューイングするハードウェアキュー17a〜17cにエンキューされる。
また、SSIDに対応する優先クラスに応じた下りデータのハードウェアキュー17a〜17cへの割り振りは、優先クラスに応じた重み付けによるラウンドロビン制御で行ってもよい。例えば、VoIPの優先度がTV会議より高い場合、ユーザバッファ16aからVoIPデータをハードウェアキュー17aに2回キューイングする間、TV会議用データはユーザバッファ16bからハードウェアキュー17bに1回だけキューイングする、というような優先クラスに応じたラウンドロビン制御を行っても良い。
下りデータ送信部13は、ハードウェアキュー17a〜17cの下り送信データをデキューしてCSMA/CA方式で無線LAN18を介して端末局19a〜19c側へ送信する。また、AP1からは、端末局と通信同期をとるために、優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値を考慮したビーコン送出タイミングで、ビーコンデータ生成部15により各優先クラスに応じたSSIDをのせたビーコン信号が端末局側に送信される。
これらのビーコン信号を受信した端末局は、送信するデータの優先クラスに従って適切なSSIDにアソシエーションしてAP1と接続し、下りデータを受信する。このようにして、本実施の形態1では、下り方向のデータ送信における優先制御が可能である。
次に上り方向のデータ送信について説明する。
AP1内のビーコンデータ生成部15は、ビーコン送出タイミング生成部14が決定したビーコン送出タイミングで、優先クラスとSSIDとの対応テーブルを参照して各優先クラスに応じたSSIDをのせたビーコンデータを生成し、下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。つまり、AP1が端末局と通信同期をとるために、マルチSSIDとして設定された複数のSSIDにそれぞれ対応するビーコン信号を、各々独立に下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。これにより、AP1は、これらSSIDに対応する複数のAPとして端末局側に認識される。
これらのビーコン信号を受信した端末局19a〜19cは、AP1側に送信する上りデータの優先クラスに従って適切なSSIDにアソシエーションすることで、データを送信することができる。例えば、VoIPデータを上り方向へ送信したい端末局19aであれば、AP1からVoIPデータの優先クラスに対応するSSID=sample_A_1をのせたビーコン信号を受信すると、SSID=sample_A_1にアソシエーションしてAP1に接続し、VoIPデータを送信する。
端末局からその優先クラスに対応したSSIDで送信された上りデータフレームは、AP1に受信され、有線側に伝送される。このように、本実施の形態1では、従来の無線LANシステムと異なり、上り方向のデータ送信においても優先制御が可能である。
図4は、実施の形態1のAPの他の構成例による処理を説明するための図であり、ワイヤレスコントローラ(以下、WCと呼ぶ)を持つThin−AP構成を示している。図示のThin−APでは、AP1をIEEE802.11の無線LANと有線ネットワークとの間での物理層変換に特化した構成とし、その他の無線設定やセキュリティ、認証、暗号化、ハンドオーバ、フレームのブリッジング等の機能をWC20上で実現する。
例えば、図1中の宛先判定部5、優先クラス判定部6、SSID決定部7などの無線設定に関わる構成部はWC20上に構成し、無線LAN側と有線側との物理層変換に特化した構成である下りデュレーション算出部9などはAP1上に構成する。
また、WC20とAP1との間は、従来のL2/L3ネットワークによって、制御信号を伝搬する制御パス21に加え、各ユーザバッファ16a〜16cに対応し、そのデータをハードウェアキュー17a〜17cへそれぞれエンキューするユーザデータパス22a〜22cを構成する。L2/L3ネットワークは、WC20とAP1との間のフレーム転送やAP1の制御において、本発明の出願時に既存のトンネリング/カプセリング技術を用いることができる。このため、有線ネットワーク上の他の端末から見ると、AP1配下の各端末局は、WC20に所属するように認識される。
以上のように、この実施の形態1によれば、端末局のMACアドレスとSSIDとの対応関係、優先クラスとSSIDとの対応関係をAP1側で管理することで、上りトラヒックはSSIDで優先クラスを決定でき、下りトラヒックは宛先MACアドレスをキーとして優先クラスを決定することができる。また、AP1における処理負荷が小さい優先制御機構を実現できることもできる。
実施の形態2.
本実施の形態2は、所定のSSIDに対して一定の規則に従い、各優先クラスに対応するSSIDを導出する共通の導出アルゴリズムをAPと端末局との間で保持し、AP側から前記所定のSSIDをのせたビーコン信号が送信されると、前記導出アルゴリズムにより端末局側で優先クラスに対応したSSIDを導出し、導出したSSIDでAPと接続して優先クラスに応じたデータ送受信を行うものである。
実施の形態2によるAPの基本的な構成は、上記実施の形態1と同様であるが、図2に示したビーコンデータ生成部15の機能が異なる。また、端末局が、所定のSSID(例えば、最低優先クラスの一般用SSID)を載せたビーコン信号から優先クラスに応じたSSIDを導出するアルゴリズムを備えている点も異なる。以降では、APの内部構成を上記実施の形態1で示した図1〜図3を用いて説明する。
次に動作について説明する。
AP1は、IEEE802.11e規格と同様にVoIPデータ用のキュー、リアルタイムビデオ通信用のキュー、一般データ用のキューを、例えば下りデータ送信部13内のハードウェアキューとして設け、それぞれに対応するSSIDを定義する。
先ず、上り方向のデータ送信ついて説明する。
本実施の形態2によるビーコンデータ生成部15は、所定のSSIDに対して一定の規則に従って各優先クラスに対応するSSIDを導出する共通の導出アルゴリズムを端末局との間で保持している。例えば、VoIPデータ、リアルタイムビデオ通信データ、一般データに対する優先クラスとして、それぞれ優先クラス1、優先クラス2、一般(非優先)があるものとし、優先クラス1、優先クラス2、一般(非優先)に対応するSSIDとして、それぞれSSID=”sample_A_1”、SSID=”sample_A_2”、SSID=”sample_A”があるものとする。
ここで、前記所定のSSIDとして最低優先クラスの一般用のSSID=”sample_A”を用いた場合、優先クラスに対応するSSIDの導出アルゴリズムとしては、例えば下記のようなものが考えられる。
(1)優先クラス1のデータ(VoIP)について
SSID=”sample_A”に対して”_1”を加えて優先クラス1に対応するSSID=”sample_A_1”を導出する。
(2)優先クラス2のデータ(TV会議)について
SSID=”sample_A”に対して”_1”を加えて優先クラス1に対応するSSID=”sample_A”に対して”_2”を加えて優先クラス2に対応するSSID=”sample_A_2”を導出する。
このようなSSID導出アルゴリズムをAP1と端末局とに設定しておき、AP1側からは一般用のSSIDをのせたビーコン信号を送信するのみで、端末局側が当該ビーコン信号から読み出した一般用SSIDから優先クラスに応じたSSIDを導出する。
AP1内のビーコンデータ生成部15には、上述のようなSSID導出アルゴリズムが設定される。そして、ビーコンデータ生成部15は、端末局と通信同期をとるためのビーコン信号として一般用のSSIDをのせたビーコンデータを生成し、ビーコン送出タイミング生成部14が決定したビーコン送出タイミングで下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。これにより、端末局側からは、一般用のSSIDに対応するAP1として認識される。
このビーコン信号を受信した端末局では、上述したSSID導出アルゴリズムが設定されていれば、これに従って優先クラスに対応したSSIDを導出する。例えば、優先クラス1に対応するVoIPデータを上り方向へ送信したい端末局19aに上記SSID導出アルゴリズムが設定されていれば、AP1からの一般用SSIDを受信すると、当該アルゴリズムに従ってSSID=”sample_A”+”_1”を実行して優先クラス1に対応するSSID=”sample_A_1”を導出する。
次に、端末局19aは、優先クラス1に対応するSSID=sample_A_1でアソシエーションしてAP1に接続し、VoIPデータを送信すればよい。端末局からその優先クラスに対応したSSIDで送信された上りデータフレームは、AP1に受信され、有線側に伝送される。
このように、本実施の形態2においても、上り方向のデータ送信においても優先制御が可能である。これに対して、優先クラスに対応するSSIDの導出アルゴリズムを知らない一般の端末局では一般クラスで収容されることになる。
一方、下り方向のデータ送信におけるAP1内の優先制御は、上記実施の形態1と同様である。この場合、ビーコン信号からSSIDを導出するアルゴリズムが設定された端末局であれば、導出したSSIDにアソシエーションすることでAP1からの下りデータの受信が可能であり、前記アルゴリズムが設定されていない端末局であると、一般クラスとして収容される。
また、上述の説明では、図1〜図3に示した構成を例に挙げたが、本実施の形態2によるビーコンデータ生成部15の機能を備えた図4のような構成でAPを実現してもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、所定のSSIDに対して一定の規則に従い、各優先クラスに対応するSSIDを導出する共通の導出アルゴリズムをAPと端末局との間で保持し、AP側から送信された前記所定のSSIDをのせたビーコン信号を受信した端末局が、前記導出アルゴリズムに従って優先クラスに対応したSSIDを導出するので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態2では、所定のSSIDに一定の規則に従う処理を施すことにより優先クラスに応じたSSIDを求める例を示したが、優先クラスに応じたSSIDを所定のSSIDのビーコンデータの拡張領域にのせたものに対して、その拡張領域を特定しその格納データからSSIDを導出するアルゴリズムをAP1及び端末局に設定するものであってもよい。
例えば、上記実施の形態2と同様に、AP1は一般用のSSIDのビーコン信号を送信するが、ビーコンデータ生成部15は、当該ビーコンデータの拡張領域に各優先クラスに対応するSSIDをのせておく。また、AP1と端末局には、当該拡張領域を特定してその拡張領域のデータから各優先クラスに対応するSSIDを導出する共通の導出アルゴリズムを設定しておく。
これにより、AP1からの一般用SSIDのビーコンを受信した端末局に上記SSID導出アルゴリズムが設定されていれば、これに従って当該ビーコンデータの拡張領域を特定してそのデータから優先クラスに対応したSSIDを導出する。例えば、優先クラス1に対応するVoIPデータを上り方向へ送信したい端末局19aに上記SSID導出アルゴリズムが設定されていれば、AP1からの一般用SSIDのビーコンを受信すると、当該アルゴリズムに従って拡張領域からSSID=”sample_A_1”を導出する。
この場合、ビーコンデータの拡張領域から優先度に対応したSSIDを読み取れる端末局では適切な優先クラスで収容可能であるが、当該SSID導出アルゴリズムを知らない一般の端末局は一般クラスで収容されることになる。
実施の形態3.
本実施の形態3は、端末局のMACアドレスとマルチキャストグループとの対応関係をAP1側で管理することで、上りトラヒックを送信元MACアドレスをキーとして優先クラスを決定し、下りトラヒックを宛先MACアドレスをキーとして優先クラスを決定するものである。なお、マルチキャストグループとは、マルチキャストアドレスにより分類した端末局のグループである。
本実施の形態3によるAPの基本的な構成は、上記実施の形態1と同様であるが、SSID決定部7の代わりに、マルチキャストグループを決定するマルチキャストグループ決定部を備える。以降では、この違いを考慮しつつ上記実施の形態1で示した図1、図2を用いてAPの内部構成を説明する。
次に動作について説明する。
図5は、実施の形態3のAPによる処理を説明するための図であり、図示の例に沿ってAPによる優先制御を説明する。図5において、AP1には、IEEE802.11e規格と同様にVoIPデータ用のキュー、リアルタイムビデオ通信用のキュー、一般データ用のキューを、例えば下りデータ送信部13内のハードウェアキューとして設け、それぞれに対応するマルチキャストグループIDを定義する。
つまり、AP1には、前記各データに対応する優先クラスが設定されており、それぞれの優先クラスに対応するマルチキャストグループIDが定義されている。具体的には、これらマルチキャストグループIDと前記各データを送受信する端末局のMACアドレスとの対応関係、及び優先クラスとマルチキャストグループIDとの対応関係がそれぞれAP1内部のメモリ上にテーブルとして設定され、優先クラス判定部6及びマルチキャストグループID決定部により適宜読み出し可能になっている。
先ず、下り方向のデータ送信について説明する。
下りデータ受信部2は、有線側から端末局へのデータを受信すると、当該データフレームのヘッダ部の情報をヘッダ変換部3及び宛先判定部5に出力する。ヘッダ変換部3では、IEEE802.3の有線LANからIEEE802.11に準拠する無線LANのヘッダに変換する。データ長算出部4は、ヘッダ変換部3からのヘッダ情報により下りデータ受信部2で受信されたデータのデータ長を算出し、無線メディア占有時間算出部11に出力する。宛先判定部5では、下りデータ受信部2から入力したヘッダ情報から当該データの宛先MACアドレスを抽出し、優先クラス判定部6に出力する。
優先クラス判定部6は、宛先判定部5から入力した宛先MACアドレスをキーとして、端末局のMACアドレスと優先クラスとの対応テーブルを検索し、送信データの優先クラスを判定する。図5では、例えばVoIPデータ、リアルタイムビデオデータ、一般データに対応して3段階の優先クラス1〜3がAP1に設定されているものとし、マルチキャストアドレス”224.1.1.1”、マルチキャストアドレス”224.1.1.2”、マルチキャストアドレス”224.1.1.3”に含まれる各マルチキャストグループIDが優先クラス1〜3にそれぞれ対応するものとして前記対応テーブルに設定される。
無線側において、優先クラス1に属する端末局は、マルチキャストアドレス”224.1.1.1”のマルチキャスト下りデータを自身宛の下りデータとして受信する。同様に、優先クラス2に属する端末局は、マルチキャストアドレス”224.1.1.2”のマルチキャスト下りデータを受信し、優先クラス3に属する端末局は、マルチキャストアドレス”224.1.1.3”のマルチキャスト下りデータを受信する。
優先クラス判定部6により優先クラスが判定されると、マルチキャストグループID決定部は、優先クラス判定部6から入力した優先クラスをキーとして、優先クラスとマルチキャストグループIDとの対応テーブルを検索し、当該優先クラスに応じたマルチキャストグループIDを決定する。
また、優先区間算出部8は、優先クラス判定部6から優先クラスを入力すると、この優先クラスに応じた下りデータの優先伝送区間を確保するためのデュレーション値を算出し、下りデュレーション算出部9に出力する。また、下りデータ伝送レート制御部10は、端末局側へ伝送する下りデータの伝送レートを無線メディア占有時間算出部11に出力する。無線メディア占有時間算出部11では、データ長算出部4から入力したデータ長と、下りデータ伝送レート制御部10から入力した下りデータ伝送レートとに基づいて、下りデータの無線メディア占有時間を算出し、下りデュレーション算出部9に出力する。
下りデュレーション算出部9は、無線メディア占有時間算出部11から入力した下りデータの無線メディア占有時間と優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値とを基に下りデータのデュレーション値を算出する。また、CWパラメータ決定部12は、CWパラメータであるCWmin値、CWmax値及びこれらの双方を決定する。
図5の例では、マルチキャストグループID決定部によりマルチキャストグループIDが決定されると、決定されたマルチキャストグループに対応するユーザバッファ23a〜23cに対して、下りデータ受信部2により抽出された下りデータフレームのペイロードのデータ、ヘッダ変換部3により変換された下りデータヘッダ、下りデュレーション算出部9により算出された下りデータのデュレーション値、CWパラメータ決定部12により決定された下りデータのCWパラメータがエンキューされる。
そして、上記構成部により下りデータの情報が全て決定されて無線側に送信すべき下り送信データがユーザバッファ23a〜23cにそろうと、例えば下りデータ送信部13内にIEEE802.11e規格と同様のデータをそれぞれキューイングするハードウェアキュー17a〜17cにエンキューされる。
また、マルチキャストグループIDに対応する優先クラスに応じた下りデータのハードウェアキュー17a〜17cへの割り振りは、優先クラスに応じた重み付けによるラウンドロビン制御で行ってもよい。例えば、VoIPの優先度がTV会議より高い場合、ユーザバッファ23aからVoIPデータをハードウェアキュー17aに2回キューイングする間、TV会議用データはユーザバッファ23bからハードウェアキュー17bに1回だけキューイングする、というような優先クラスに応じたラウンドロビン制御を行っても良い。
下りデータ送信部13は、ハードウェアキュー17a〜17cの下り送信データをデキューして、各優先クラスのマルチキャストアドレス宛てにCSMA/CA方式で無線LAN18を介して端末局19a〜19c側へ送信する。
図5の例では、優先クラス1に対応する各マルチキャストグループに所属する端末局19aは、マルチキャストアドレス”224.1.1.1”のマルチキャスト下りデータ(VoIP)を自身宛の下りデータとして受信する。優先クラス2に属する端末局19bは、マルチキャストアドレス”224.1.1.2”のマルチキャスト下りデータ(TV会議)を受信し、優先クラス3に属する端末局19cは、マルチキャストアドレス”224.1.1.3”のマルチキャスト下りデータ(一般)を受信する。
また、AP1からは、端末局と通信同期をとるために、優先区間算出部8が算出した追加のデュレーション値を考慮したビーコン送出タイミングで、ビーコンデータ生成部15によりマルチキャストグループ情報をのせたビーコン信号が端末局側に送信される。
端末局は、このビーコン信号からマルチキャストグループ情報を導出するアルゴリズムが設定されていれば、データの優先クラスに従って適切なマルチキャストグループに参加登録することで、優先クラスに応じた下りデータの受信が可能となる。この参加登録では、端末局側は、自局のMACアドレスをAP1側に登録し、AP1側では、上述のようにして当該端末局が参加希望したマルチキャストグループのグループIDとそのMACアドレスとを対応付けて管理する。
次に上り方向のデータ送信について説明する。
AP1及び優先クラスに所属する端末局には、各優先クラスに応じたマルチキャストグループIDを特定するためのマルチキャストグループ情報をビーコンデータの拡張領域にのせたものに対して、その拡張領域を特定しその格納データからマルチキャストグループ情報を導出するアルゴリズムを設定しておく。
実施の形態4によるビーコンデータ生成部15では、ビーコン送出タイミング生成部14が決定したビーコン送出タイミングで、マルチキャストグループ情報を拡張領域にのせたビーコンデータを生成して、下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。
AP1からのビーコンを受信した端末局は、上記導出アルゴリズムが設定されていれば、これに従ってビーコンデータの拡張領域を特定してそのデータから優先クラスに対応したマルチキャストグループ情報を導出する。これにより、端末局は、優先クラスに応じたマルチキャストグループIDを認識することができ、AP1側へ送信したいデータの優先クラスに応じた適切なマルチキャストグループに参加登録することで、優先クラスに応じた上りデータの送信が可能となる。この参加登録では、上述したように、AP1側で、当該端末局が参加希望したマルチキャストグループのグループIDとそのMACアドレスとが対応付けられて管理される。
例えば、優先クラス1に対応するVoIPデータを上り方向へ送信したい端末局19aが、優先クラス1に対応するマルチキャストグループに参加登録していれば、AP1に接続してVoIPデータを送信すればよい。これにより、AP1では、端末局19aのMACアドレス(送信元MACアドレス)から優先クラス1のデータであることが認識されて有線側に伝送される。このように、本実施の形態4では、従来の無線LANシステムと異なり、上り方向のデータ送信においても優先制御が可能である。なお、ビーコンからマルチキャストグループ情報を導出するアルゴリズムが設定されていない端末局は、上述したような優先クラスマルチキャストに参加できない。
図6は、実施の形態4のAPの他の構成例による処理を説明するための図であり、ワイヤレスコントローラ(以下、WCと呼ぶ)を持つThin−AP構成を示している。図示のThin−APでは、AP1をIEEE802.11の無線LANと有線ネットワークとの間での物理層変換に特化した構成とし、その他の無線設定やセキュリティ、認証、暗号化、ハンドオーバ、フレームのブリッジング等の機能をWC20上で実現する。
例えば、図1中の宛先判定部5、優先クラス判定部6、マルチキャストグループID決定部などの無線設定に関わる構成部はWC20上に構成し、無線LAN側と有線側との物理層変換に特化した構成である下りデュレーション算出部9などはAP1上に構成する。
また、WC20とAP1との間は、従来のL2/L3ネットワークによって、制御信号を伝搬する制御パス21に加え、各ユーザバッファ23a〜23cに対応し、そのデータをハードウェアキュー17a〜17cへそれぞれエンキューするユーザデータパス22a〜22cを構成する。L2/L3ネットワークは、WC20とAP1との間のフレーム転送やAP1の制御において、本発明の出願時に既存のトンネリング/カプセリング技術を用いることができる。このため、有線ネットワーク上の他の端末から見ると、AP1配下の各端末局は、WC20に所属するように認識される。
以上のように、この実施の形態3によれば、端末局のMACアドレスとマルチキャストグループIDとの対応関係、優先クラスとマルチキャストグループIDとの対応関係をAP1側で管理することで、上りトラヒックは送信元MACアドレスをキーとして優先クラスを決定でき、下りトラヒックは宛先MACアドレスをキーとして優先クラスを決定することができる。また、AP1における処理負荷が小さい優先制御機構を実現することもできる。
実施の形態4.
本実施の形態4は、上記実施の形態1又は2で示した構成において、SSID単位のNAV(Network Allocation Vector)制御により非優先クラスの上りデータフレームの送信を抑制するものである。
上記実施の形態1又は2で示したようなQOSクラス(優先クラス)に応じて独立したSSIDを使用するAPにおいて、非優先クラス(例えば、一般データ用SSID)に対するAPからの送信フレームのデュレーション設定でNAV制御することにより、非優先クラスにアソシエーションしている端末局からAPへの上り方向無線フレーム送信を抑制し、優先クラスのデータを送受信できる優先区間を確保して、優先クラス(例えば、VoIP用SSID)における無線フレーム送信を優先させる。
分散制御の一つの方式であるCSMA/CAでは、各端末局が自分勝手にデータ送信すると、無線メディア競合が起こり、自身が送信したデータのみならず、通信中のデータも破壊されてしまう。これを回避する手段として、無線メディアの使用状況をチェックするキャリアセンスが用いられる。
キャリアセンスの一つの方法として、送信されるデータフレーム内に無線メディアの使用予約情報であるNAV(Network Allocation Vector)を載せておく仮想キャリアセンスがある。NAVは、データフレーム中のデュレーション情報により決定される。また、NAVは一種のカウンタであり、一定間隔でゼロまでデクリメントすることができる。ここで、仮想キャリアセンスでカウンタがゼロになることが意味するのは、無線メディアが空いていることである(非ゼロは無線メディア使用中を意味し、使用中とはいずれかの端末局がデータ送信を行なっていることを意味している)。
NAVによる無線データ送信抑制は、IEEE802.11に規定されており、データ衝突回避を目的としている。つまり、無線リソースを使用している(データ送受信している)端末局が存在する期間中にデータ送信すると、データ衝突が発生してしまうので、無線リソース使用期間を予めデータフレーム中に組み込んでおいて衝突を回避するものである。
本実施の形態4では、このNAVを予めデータ送受信の優先区間を確保するために使用する。例えば、AP1内の下りデュレーション算出部9が、非優先クラスの端末局へ送信するデータの無線メディア占有予定時間(μs)に優先送受信用の期間としてα(μs)を加えた期間を、NAVを決定するデュレーションとして設定する。このように、本実施の形態4によるAP1は、優先送受信用区間も含めてデュレーション設定する機能を有する。
非優先クラスの端末局は、AP1からの送信データを受信すると、そのデータフレームのデュレーションを読み、NAVを設定する。これにより、AP1と非優先の端末局との間では、NAV制御により優先送受信用の期間においてデータ送受信が禁止される。
図7は、この発明の実施の形態4によるAPのSSID単位のNAV制御による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。図7の例において、NAV制御を行わない通常の衝突区間では、非優先クラスの端末局(SSID(一般))と優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))とがAP1にデータ送信することにより、無線メディア競合が起こり、無線メディアを使用しているアクティブな端末局数とトラフィックメータの情報から輻輳が検知される。
そこで、下りデュレーション算出部9は、非優先クラスの端末局(SSID(一般))へ送信するデータの無線メディア占有予定時間に優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))における優先送受信用の期間を加えた期間を、NAVを決定するデュレーションとして設定する。
AP1との間で、優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))の上りVoIPデータと、非優先クラスの端末局(SSID(一般))の上り一般データとが送受信される衝突区間T2,T4では、CSMA/CA方式で送受信する。
また、優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))の優先区間T1、T3、T5においては、AP1と非優先クラスの端末局(SSID(一般))との間でのデータ送受信が禁止される。一方、VoIP優先区間T1、T3、T5では、AP1と優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))との間でのデータ送受信は禁止されない。このようにすることで、例えばVoIP優先区間T5において、非優先クラスの端末局(SSID(一般))と優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))とによる輻輳回避が検知される。
以上のように、この実施の形態4によれば、SSID単位のNAV(Network Allocation Vector)制御により非優先クラスの上りデータフレームの送信を抑制するので、優先クラスに応じてデータの送受信の優先区間を予め確保することもでき、またFTPやTCPなどの遅延を許容するデータストリームに対しては積極的に送受信を抑制することができる。
実施の形態5.
本実施の形態5は、上記実施の形態3で示した構成において、マルチキャストグループ単位のNAV制御により上りフレーム送信の優先制御を行うものである。
上記実施の形態3で示したようなQOSクラス(優先クラス)に応じて独立したマルチキャストグループを使用するAPにおいて、優先クラスマルチキャストグループに対するAPからの送信フレームのデュレーション設定でNAV制御することで、非優先クラスにアソシエーションしている端末局からAPへの上り方向無線フレーム送信を抑制し、優先クラスのデータを送受信できる優先区間を確保し、優先クラスにおける無線フレーム送信を優先させるものである。
本実施の形態5では、AP1内の下りデュレーション算出部9が、非優先クラスの端末局へのマルチキャストアドレス宛データの無線メディア占有予定時間(μs)に優先送受信用の期間としてα(μs)を加えた期間を、NAVを決定するデュレーションとして設定する。
非優先クラスの端末局は、AP1からの送信データを受信すると、そのデータフレームのデュレーションを読み、NAVを設定する。これにより、AP1と非優先の端末局との間では、NAV制御により優先送受信用の期間においてデータ送受信が禁止される。
図8は、この発明の実施の形態5によるAPのマルチキャストグループ単位のNAV制御による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。図8の例において、NAV制御を行わない通常の衝突区間では、非優先クラスの端末局(マルチキャスト2(一般))と優先クラス1の端末局(マルチキャスト1(VoIP))とがAP1にデータ送信することにより、無線メディア競合が起こり、無線メディアを使用しているアクティブな端末局数とトラフィックメータの情報から輻輳が検知される。
そこで、下りデュレーション算出部9は、非優先クラスの端末局(マルチキャスト2(一般))へ送信するマルチキャストグループ(マルチキャスト2)のマルチキャストアドレス宛データの無線メディア占有予定時間に優先クラス1の端末局(マルチキャスト1(VoIP))における優先送受信用の期間を加えた期間を、NAVを決定するデュレーションとして設定する。
AP1との間で、優先クラス1の端末局(マルチキャスト1(VoIP))の下り又は上りのVoIPデータと、非優先クラスの端末局(マルチキャスト2(一般))の下り又は上りの一般データとが送受信される衝突区間T2,T4では、CSMA/CA方式で送受信することで衝突を回避する。
また、優先クラス1の端末局(マルチキャスト1(VoIP))の優先区間T1、T3、T5においては、AP1と非優先クラスの端末局(マルチキャスト2(一般))との間でのデータ送受信が禁止される。一方、VoIP優先区間T1、T3、T5では、AP1と優先クラス1の端末局(マルチキャスト1(VoIP))との間でのデータ送受信が禁止されない。このようにすることで、VoIP優先区間T5は、輻輳回避が検知される。
以上のように、この実施の形態5によれば、マルチキャストグループ単位のNAV(Network Allocation Vector)制御により非優先クラスの上りデータフレームの送信を抑制するので、優先クラスに応じてデータの送受信の優先区間を予め確保することもでき、またFTPやTCPなどの遅延を許容するデータストリームに対しては積極的に送受信を抑制することができる。
実施の形態6.
本実施の形態6は、上記実施の形態1又は2で示した構成において、CFパラメータにより非優先クラスの上りフレーム送信を抑制するものである。
上記実施の形態1又は2で示したようなQOSクラス(優先クラス)に応じて独立したSSIDを使用するAPにおいて、非優先クラス(例えば、一般データ用SSID)に対するAPからのビーコンフレームのCFパラメータ設定でNAV制御することにより、非優先クラスにアソシエーションしている端末局からAPへの上り方向無線フレーム送信を抑制し、優先クラスのデータを送受信できる優先区間を確保して、優先クラス(例えば、VoIP用SSID)における無線フレーム送信を優先させる。
具体的には、AP1内のビーコンデータ生成部15が、非優先クラス(例えば、一般データ用SSID)に対するビーコンフレームのCFパラメータとして無線メディア占有予定時間に優先送受信用期間を加えた期間を設定し、下りデータ送信部13を介して無線側に送信する。当該ビーコン信号を受信した非優先クラスの端末局は、そのCFパラメータからNAVを設定する。これにより、AP1と非優先の端末局との間では、NAV制御により優先送受信用の期間においてデータ送受信が禁止される。
図9は、この発明の実施の形態6によるAPの非優先クラス宛ビーコン信号のCFパラメータ設定による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。図9の例において、NAV制御を行わない通常の衝突区間では、非優先クラスの端末局(SSID(一般))と優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))とがAP1にデータ送信することにより、無線メディア競合が起こり、無線メディアを使用しているアクティブな端末局数とトラフィックメータの情報から輻輳が検知される。
そこで、ビーコンデータ生成部15は、非優先クラスの端末局(SSID(一般))へ送信するデータの無線メディア占有予定時間に優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))における優先送受信用の期間を加えた期間を、SSID(一般)向けのビーコンフレームのCFパラメータとして設定する。そして、このビーコン信号を受信した非優先クラスの端末局は、そのCFパラメータからNAVを設定する。
AP1との間で、優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))の上りVoIPデータと、非優先クラスの端末局(SSID(一般))の上り一般データとが送受信される衝突区間T2,T4では、CSMA/CA方式で送受信する。
また、優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))の優先区間T1、T3、T5においては、AP1と非優先クラスの端末局(SSID(一般))との間でのデータ送受信が禁止される。一方、VoIP優先区間T1、T3、T5では、AP1と優先クラス1の端末局(SSID1(VoIP))との間でのデータ送受信は禁止されない。このようにすることで、例えばVoIP優先区間T5において輻輳回避が検知される。
以上のように、この実施の形態6によれば、非優先クラス向けのビーコン信号のCFパラメータによるNAV(Network Allocation Vector)制御により非優先クラスの上りデータフレームの送信を抑制するので、優先クラスに応じてデータの送受信の優先区間を予め確保することもでき、またFTPやTCPなどの遅延を許容するデータストリームに対しては積極的に送受信を抑制することができる。
実施の形態7.
本実施の形態7は、上記実施の形態1から3までに示した構成において、衝突区間の出現周期性を緩和する処理を実行するものである。
実施の形態7では、上記実施の形態1から3までに示したようにQOSクラス(優先クラス)に応じて独立したSSID又はマルチキャストグループを使用するAPにおいて、非優先クラス(例えば、一般データ用SSID)に対するAPからの送信フレームのデュレーション設定でNAV制御するにあたり、このデュレーション設定の値をランダム生成する。具体的には、優先区間算出部8が、優先区間確保用の追加デュレーション値をランダムな値に算出する。
これにより、定周期間隔で送信される固定サイズのパケットであるVoIPパケットの衝突区間の発生偏りを分散させることができ、衝突区間の出現周期性が緩和されて特定のVoIPパケットフローに品質劣化が偏在することを防止することができる。
実施の形態8.
本実施の形態8は、上記実施の形態1から3までに示した構成において、CWパラメータ設定によりVoIPのフレーム送信を優先制御するものである。
実施の形態8では、上記実施の形態1から3までに示したようにQOSクラス(優先クラス)に応じて独立したSSID又はマルチキャストグループを使用するAPにおいて、非優先クラス(例えば一般データ用SSID)に対するAPからの送信フレームのデュレーション設定でNAV制御するにあたり、端末局のCWパラメータ決定部(不図示)が、NAV制御が行われていない衝突区間においてVoIPデータの優先クラスに応じてそのCWパラメータ(CWmin値、CWmax値又はその両方)をデフォルト値より小さい値に設定する。若しくは、APのCWパラメータ決定部12が、NAV制御が行われていない衝突区間においてVoIPデータを送信する端末局のCWパラメータ(CWmin値、CWmax値又はその両方)をデフォルト値より小さい値に設定する。
これにより、当該端末局からのVoIPデータ送信におけるバックオフ時間が短くなり、VoIPフレーム送信を優先させることができる。
この発明の実施の形態1による無線LANアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるAPのビーコン送信に関する処理を行う構成を示すブロック図である。 実施の形態1のAPによる処理を説明するための図である。 実施の形態1のAPの他の構成例による処理を説明するための図である。 この発明の実施の形態3によるAPの処理を説明するための図である。 実施の形態3のAPの他の構成例による処理を説明するための図である。 この発明の実施の形態4によるAPのSSID単位のNAV制御による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。 この発明の実施の形態5によるAPのマルチキャストグループ単位のNAV制御による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。 この発明の実施の形態6によるAPのビーコンのCFパラメータ設定による上り無線フレーム送信の抑制処理を説明するための図である。
符号の説明
1 アクセスポイント(無線LAN基地局)、2 下りデータ受信部、3 ヘッダ変換部、4 データ長算出部、5 宛先判定部、6 優先クラス判定部(判定手段)、7 SSID決定部、8 優先区間算出部(トラフィック制御手段)、9 下りデュレーション算出部(トラフィック制御手段)、10 下りデータ伝送レート制御部(トラフィック制御手段)、11 無線メディア占有時間算出部(トラフィック制御手段)、12 CWパラメータ決定部(トラフィック制御手段)、13 下りデータ送信部、14 ビーコン送出タイミング生成部(ビーコン手段)、15 ビーコンデータ生成部(ビーコン手段)、16a〜16c,23a〜23c ユーザバッファ、17a〜17c ハードウェアキュー、18 無線LAN、19a〜19c 端末局(無線端末)、20 ワイヤレスコントローラ、21 制御パス、22a〜22c ユーザデータパス。

Claims (12)

  1. 無線端末のMACアドレス、無線通信の優先クラス及び優先クラス毎のSSIDの関係を記憶する管理テーブルと、
    無線端末のMACアドレスにより前記管理テーブルを検索して当該無線端末との無線通信における優先クラスを判定する判定手段と、
    無線端末と通信同期をとるためのビーコン信号に前記優先クラス毎のSSIDを特定するための情報を含めて送信するビーコン手段と、
    前記無線端末からの上り方向の通信トラフィックを前記優先クラス毎のSSIDによるアソシエーションにより優先制御し、前記無線端末への下り方向の通信トラフィックを前記判定結果の優先クラスに応じて優先制御するトラフィック制御手段とを備えた無線LAN基地局。
  2. ビーコン手段は、優先クラスのSSID毎にビーコン信号をそれぞれ生成して送信することを特徴とする請求項1記載の無線LAN基地局。
  3. ビーコン手段は、所定の導出アルゴリズムに従う処理を施すことで各優先クラスのSSIDの導出が可能な所定のSSIDを含めたビーコン信号を生成して送信することを特徴とする請求項1記載の無線LAN基地局。
  4. ビーコン手段は、各優先クラスのSSIDを特定する情報を拡張領域に含むビーコン信号を生成して送信するビーコン手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線LAN基地局。
  5. トラフィック制御手段は、通信データフレームのデュレーション値を制御して優先クラスに応じたNAVを無線端末に設定して通信トラフィックを制御することを特徴とする請求項1記載の無線LAN基地局。
  6. トラフィック制御手段は、ビーコン手段が設定するビーコン信号のCFパラメータ値を制御して優先クラスに応じたNAVを無線端末に設定することを特徴とする請求項5記載の無線LAN基地局。
  7. 無線通信の優先クラス、優先クラス毎にマルチキャストアドレスを分類したマルチキャストグループ、及びこれに属する無線端末のMACアドレスの関係を記憶する管理テーブルと、
    無線端末のMACアドレスにより前記管理テーブルを検索して前記無線端末との無線通信における優先クラスを判定する判定手段と、
    前記優先クラスに応じて無線端末との無線通信における通信トラフィックを優先制御するトラフィック制御手段とを備えた無線LAN基地局。
  8. 無線端末と通信同期をとるためのビーコン信号にマルチキャストグループを特定する情報を含めて無線端末に送信するビーコン手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の無線LAN基地局。
  9. トラフィック制御手段は、マルチキャストアドレス宛ての送信フレームのデュレーション値を制御して優先クラスに応じたNAVを無線端末に設定して通信トラフィックを制御することを特徴とする請求項7記載の無線LAN基地局。
  10. トラフィック制御手段は、通信データフレームのデュレーション値を制御してNAVを無線端末に設定する際、デュレーションの設定値をランダム生成することを特徴とする請求項5又は請求項9記載の無線LAN基地局。
  11. トラフィック制御手段は、通信データフレームのデュレーション値を制御してNAVを無線端末に設定する際、NAVによる制御がされない衝突区間において優先クラスに応じてCWパラメータ値の設定を変更することを特徴とする請求項5又は請求項9記載の無線LAN基地局。
  12. 無線LAN基地局への上り方向の通信データの優先クラスに応じてそのCWパラメータ値の設定を変更する無線端末。
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