JP2007026872A - 電池室構造およびカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】バネ等の弾性部材のレイアウトの容易さと、電池の取り出しやすさとを両立しうる電池室構造を提供する。
【解決手段】電池室構造10は、電池室11と、蓋体12と、移動部材13と、弾性部材とを有する。電池室は、電池を挿抜するための開口部を備えるとともに、電池底面を奥に向けた状態で電池を収納する。蓋体は開口部を閉塞する。移動部材は、電池室の内側で電池底面に対向する電池押圧部20を備え、電池の挿抜方向に沿って移動可能に構成されてなる。弾性部材は、一端が移動部材に接続されるとともに、他端が電池室の外側に設置された反力受け部に固定され、かつ移動部材を開口部に向けて付勢する。
【選択図】図1
【解決手段】電池室構造10は、電池室11と、蓋体12と、移動部材13と、弾性部材とを有する。電池室は、電池を挿抜するための開口部を備えるとともに、電池底面を奥に向けた状態で電池を収納する。蓋体は開口部を閉塞する。移動部材は、電池室の内側で電池底面に対向する電池押圧部20を備え、電池の挿抜方向に沿って移動可能に構成されてなる。弾性部材は、一端が移動部材に接続されるとともに、他端が電池室の外側に設置された反力受け部に固定され、かつ移動部材を開口部に向けて付勢する。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラ等の電子機器に適用される電池室構造に関する。
カメラ等の電子機器では、電池を収納する電池室内にバネを配置した構成が従来から公知である(特許文献1参照)。かかるバネは、電池の取り出しの容易化を目的の一つとして電池室内に配置される。なお、電池を取り出しやすくするためにはバネを長尺化する必要があった。
特開2004−14126号公報
しかし、バネを長尺化すると、バネのよたりを防止するためにコイル径も大径化することになりバネが大型化する。そのため、電池室の内部形状によっては大型化したバネの配置が非常に困難になるなどの不都合が指摘されていた。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためのものであって、バネ等の弾性部材のレイアウトの容易さと、電池の取り出しやすさとを両立しうる電池室構造を提供することである。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためのものであって、バネ等の弾性部材のレイアウトの容易さと、電池の取り出しやすさとを両立しうる電池室構造を提供することである。
第1の発明に係る電池室構造は、電池室と、蓋体と、移動部材と、弾性部材とを有する。電池室は、電池を挿抜するための開口部を備えるとともに、電池底面を奥に向けた状態で電池を収納する。蓋体は開口部を閉塞する。移動部材は、電池室の内側で電池底面に対向する電池押圧部を備え、電池の挿抜方向に沿って移動可能に構成されてなる。弾性部材は、一端が移動部材に接続されるとともに、他端が電池室の外側に設置された反力受け部に固定され、かつ移動部材を開口部に向けて付勢する。
第2の発明では、第1の発明において、電池押圧部には電池底面に対向する電池切片が形成されてなる。
第3の発明では、第2の発明において、電池切片を電池に押し当てるための付勢力よりも弾性部材の付勢力が大きく設定されてなる。
第4の発明では、第1から第3のいずれかの発明において、弾性部材が引張バネで構成されてなる。
第3の発明では、第2の発明において、電池切片を電池に押し当てるための付勢力よりも弾性部材の付勢力が大きく設定されてなる。
第4の発明では、第1から第3のいずれかの発明において、弾性部材が引張バネで構成されてなる。
第5の発明では、第1から第3のいずれかの発明において、弾性部材が圧縮バネで構成されてなる。
なお、上記発明の電池室構造を用いた各種電子機器、特に上記発明の電池室構造を用いたカメラも本発明の具体的態様として有効である。
なお、上記発明の電池室構造を用いた各種電子機器、特に上記発明の電池室構造を用いたカメラも本発明の具体的態様として有効である。
本発明の電池室構造によれば、電池室の形状による制約を受けずに弾性部材をレイアウトできる。
(第1実施形態の説明)
図1から図7は第1実施形態の電池室構造を示す図である。この第1実施形態では本発明がカメラの電池室に適用される例を説明する。
電池室構造10は、電池室ユニット11と、蓋体12と、移動部材13と、引張バネ14とを有している。
図1から図7は第1実施形態の電池室構造を示す図である。この第1実施形態では本発明がカメラの電池室に適用される例を説明する。
電池室構造10は、電池室ユニット11と、蓋体12と、移動部材13と、引張バネ14とを有している。
電池室ユニット11は、本体部11aとフランジ部11bとを有している。本体部11aの全体形状は直方体状に形成されている。この本体部11aの内側は薄箱状の電池15を収納可能な電池室を構成している。
本体部11aの一端(図1の上側)にはフランジ部11bが形成されている。なお、第1実施形態では、カメラ底面にフランジ部11bが位置するように電池室構造10がカメラに組み込まれる(図7参照)。
本体部11aの一端(図1の上側)にはフランジ部11bが形成されている。なお、第1実施形態では、カメラ底面にフランジ部11bが位置するように電池室構造10がカメラに組み込まれる(図7参照)。
フランジ部11bには、電池挿入口16とメモリスロット17とが並列に開口されている。電池挿入口は本体部11a(電池室)の対応位置に開口されている。すなわち、電池室は電池挿入口16によって外部と連絡している。メモリスロット17は不図示の外部記憶メディア(半導体メモリなど)をカメラ内に挿入するための開口である。
また、フランジ部11bの周縁部は外向きに折り曲げられている。そして、電池挿入口16の側方(図1の右側)において、フランジ部11bの上記折曲部分には2つの長穴11cが開口されている。この長穴11cは本体部11aを隔てて互いに対向する位置に形成されている。
また、フランジ部11bの周縁部は外向きに折り曲げられている。そして、電池挿入口16の側方(図1の右側)において、フランジ部11bの上記折曲部分には2つの長穴11cが開口されている。この長穴11cは本体部11aを隔てて互いに対向する位置に形成されている。
一方、本体部11aの他端側(図1の下側)は電池室の底面部分をなす。この本体部11aの他端側では、本体部11aの底面部分および側壁部分の一部が矩形状に連続して切り欠かれている。なお、図3に示すように、本体部11aの側壁部分の切り欠き幅は底面部分の切り欠き幅よりも若干幅狭に設定されている。
また、本体部11aにおいて、切り欠きのある側壁部分の外側面には引掛爪18が形成されている。この引掛爪18の先端は本体部11aの一端側に向けて屈曲している。
また、本体部11aにおいて、切り欠きのある側壁部分の外側面には引掛爪18が形成されている。この引掛爪18の先端は本体部11aの一端側に向けて屈曲している。
蓋体12は、閉止状態において電池挿入口16およびメモリスロット17を覆う。また、蓋体12は閉止状態においてカメラ底面の一部を構成する。
蓋体12の全体形状はフランジ部11bの形状に略合致するように形成されている。蓋体12の側端部近傍には円筒状のピン12aがそれぞれ両側面に形成されている。各ピン12aはフランジ部11bの長穴11cに係合する。すなわち、蓋体12はピン12aの位置を中心として電池室ユニット11に回動可能に取り付けられる。そして、ピン12aを回転軸として蓋体12の開閉が行われる。また、蓋体12は、蓋を閉めた後に図1の右方向にスライド可能となっている。なお、蓋体12は公知のロック機構によって閉止状態を保持できるように構成されている(上記のロック機構の詳細な説明および図示は省略する)。
蓋体12の全体形状はフランジ部11bの形状に略合致するように形成されている。蓋体12の側端部近傍には円筒状のピン12aがそれぞれ両側面に形成されている。各ピン12aはフランジ部11bの長穴11cに係合する。すなわち、蓋体12はピン12aの位置を中心として電池室ユニット11に回動可能に取り付けられる。そして、ピン12aを回転軸として蓋体12の開閉が行われる。また、蓋体12は、蓋を閉めた後に図1の右方向にスライド可能となっている。なお、蓋体12は公知のロック機構によって閉止状態を保持できるように構成されている(上記のロック機構の詳細な説明および図示は省略する)。
移動部材13は本体部11aの切り欠きの位置に配置される。この移動部材13は本体部11aの延長方向に沿って移動可能に構成されている。また、移動部材13はそれぞれ平板状の取付基部19および電池押圧部20がL字状に接続されて形成されている。
取付基部19は本体部11aの側壁部分と平行に配置されている。この取付基部19の電池室外側面には引掛爪21が形成されている。この引掛爪21の先端は本体部11aの他端側に向けて屈曲している。また、取付基部19の電池室外側面には、3つの電池切片金具22がそれぞれネジ23で固定されている。電池切片金具22は、可撓性を有するリード線24を介して回路基板(不図示)に接続されている。なお、電池切片金具22の先端(切片部22a)は取付基部19の開口を通って本体部11aの内側に配置されている。
取付基部19は本体部11aの側壁部分と平行に配置されている。この取付基部19の電池室外側面には引掛爪21が形成されている。この引掛爪21の先端は本体部11aの他端側に向けて屈曲している。また、取付基部19の電池室外側面には、3つの電池切片金具22がそれぞれネジ23で固定されている。電池切片金具22は、可撓性を有するリード線24を介して回路基板(不図示)に接続されている。なお、電池切片金具22の先端(切片部22a)は取付基部19の開口を通って本体部11aの内側に配置されている。
一方、電池押圧部20は本体部11aの底面と平行に配置される。この電池押圧部20は本体部11aの底面切り欠きと合致する形状に形成されている。電池押圧部20の電池室内側面には、上記の切片部22aが配置されている。また、図3に示すように、電池押圧部20の基端側は側壁部分の突起に合わせて切り欠かれている。そして、電池押圧部20の上記切り欠きはそれぞれ本体部11aの突起と係合している。したがって、移動部材13の動きは本体部11aの切り欠きに沿ってガイドされることとなる。
引張バネ14の一端は、電池室ユニット11の引掛爪18に係止されている。また、引張バネ14の他端は移動部材13の引掛爪21に係止される。したがって、移動部材13は引張バネ14によって電池挿入口の方向に付勢される。図2に引張バネ14の圧縮状態における電池室構造10の斜視図を示す。この引張バネ14の力は、各切片部22aに要求されるバネ力よりも大きく設定されている(理由は後述する)。
なお、第1実施形態における引張バネ14、電池切片金具22およびリード線24は、不図示の外部記憶メディア用のインターフェース等と干渉しないように配置されている。
以下、第1実施形態の作用を説明する。
まず、電池室構造に電池を収納する動作を説明する。電池挿入時にはユーザーは電池底面を奥に向けた状態で電池挿入口16から本体部11aに電池15を挿入する。このとき、移動部材13の電池押圧部20が電池底面に押圧される。そして移動部材13は本体部11aの底面の位置まで押し込まれる。その後にユーザーは本体部11aに電池を押し込んだ状態で蓋体12を閉止する。なお、図4は電池室構造の電池挿入時の状態を示す断面図である。
以下、第1実施形態の作用を説明する。
まず、電池室構造に電池を収納する動作を説明する。電池挿入時にはユーザーは電池底面を奥に向けた状態で電池挿入口16から本体部11aに電池15を挿入する。このとき、移動部材13の電池押圧部20が電池底面に押圧される。そして移動部材13は本体部11aの底面の位置まで押し込まれる。その後にユーザーは本体部11aに電池を押し込んだ状態で蓋体12を閉止する。なお、図4は電池室構造の電池挿入時の状態を示す断面図である。
移動部材13が本体部11aの他端側に移動すると引張バネ14が伸長する。そのため、電池押圧部20は引張バネ14の復元力で本体部11aの一端側に向けて付勢される。そして、電池押圧部20に押圧された電池15は蓋体12によって押さえ込まれた状態となる。また、電池挿入時には引張バネ14の復元力によって電池切片金具22の切片部22aが電池15の接点に押し当てられる。これにより電池15と電池切片金具22との電気的接続が確立する。
図5は、電池室構造10での引張バネ14および各切片部22aのバネ作用の説明図である。通常、電池室内の切片部22aは接触不良を回避するためにそれぞれバネ性を有している。そのため、電池15は切片部22aによっても電池排出方向に付勢されることとなる。
図5(b)に示す従来例のように、電池室内に電池排出用の圧縮バネを切片部22aと並列配置した場合、電池底面は圧縮バネで強く付勢される。また、十分な電気的接触を得るため、電池底面は各切片部22aによっても付勢される。すなわち、図5(b)の場合には、電池収納時の電池底面には圧縮バネの付勢力P1’と切片部22aのバネの合力P2’との両者の合力が直接的に作用することとなる。したがって、電池底面の反力を受ける部分(蓋体12)には電池収納時において非常に大きな荷重(P1’+P2’)がかかる。
図5(b)に示す従来例のように、電池室内に電池排出用の圧縮バネを切片部22aと並列配置した場合、電池底面は圧縮バネで強く付勢される。また、十分な電気的接触を得るため、電池底面は各切片部22aによっても付勢される。すなわち、図5(b)の場合には、電池収納時の電池底面には圧縮バネの付勢力P1’と切片部22aのバネの合力P2’との両者の合力が直接的に作用することとなる。したがって、電池底面の反力を受ける部分(蓋体12)には電池収納時において非常に大きな荷重(P1’+P2’)がかかる。
一方、第1実施形態の構成(図5(a))では、電池収納時には引張バネ14の復元力P1で電池押圧部20が電池底面に押し当てられる。また、切片部22aは電池押圧部20を付勢する引張バネ14の力(P1)で電池底面と接触する。そのため、第1実施形態では、引張バネ14の復元力(P1)を切片部22aのバネの合力P2よりも大きくすることで(P1>P2)、各切片部22aが電池15の接点に接触不良をおこすことなく接触する。
また、第1実施形態の構成では、図5(b)の構成と違って各切片部22aの付勢力を大きくする必要がない。よって、第1実施形態の構成における切片部22aのバネの付勢力は、図5(b)の構成における切片部22aのバネの付勢力よりも小さい値とすることが可能である(すなわち、P2’>P2)。
そして、第1実施形態の構成では、電池底面は、切片部22aのバネの合力P2と、引張バネ14の復元力P1から切片部22aのバネの合力P2を差し引いた力(P1−P2)との合力により押圧される。そのため、切片部22aのバネの合力P2はキャンセルされ、電池収納時に蓋体12にかかる荷重は引張バネ14の復元力(P1)のみとなる。以上から、第1実施形態の装置では、電池収納時に蓋体12にかかる荷重が図5(b)の構成の装置と比べて大幅に減少する。
そして、第1実施形態の構成では、電池底面は、切片部22aのバネの合力P2と、引張バネ14の復元力P1から切片部22aのバネの合力P2を差し引いた力(P1−P2)との合力により押圧される。そのため、切片部22aのバネの合力P2はキャンセルされ、電池収納時に蓋体12にかかる荷重は引張バネ14の復元力(P1)のみとなる。以上から、第1実施形態の装置では、電池収納時に蓋体12にかかる荷重が図5(b)の構成の装置と比べて大幅に減少する。
次に、電池室構造から電池を取り出す動作を説明する。ユーザーが蓋体12の閉止状態を解除すると、引張バネ14の復元力で移動部材13が本体部11aの一端側に向けて移動する。したがって、電池押圧部20の押圧によって電池15が電池室の外に排出される。なお、図6は電池室構造の電池取出時の状態を示す断面図である。
以下、第1実施形態の効果を説明する。
以下、第1実施形態の効果を説明する。
第1実施形態では電池室の外側に引張バネ14が配置されている。したがって、第1実施形態では、電池室構造の設計において、電池室形状の制約を受けずに大径のバネまたはストロークの長いバネを使用することができる。
また、第1実施形態では、電池押圧部20に作用する引張バネ14の復元力によって複数の切片部22aが電池底面に強く押し当てられる。すなわち、第1実施形態の構成では、接触不良回避のために各切片部22aに要求されるバネ力を著しく小さくできる。したがって、蓋体12に要求される強度が小さくなるので、電池室構造の小型化、簡素化を図ることができる。
また、第1実施形態では、電池押圧部20に作用する引張バネ14の復元力によって複数の切片部22aが電池底面に強く押し当てられる。すなわち、第1実施形態の構成では、接触不良回避のために各切片部22aに要求されるバネ力を著しく小さくできる。したがって、蓋体12に要求される強度が小さくなるので、電池室構造の小型化、簡素化を図ることができる。
さらに、第1実施形態では引張バネ14が用いられている。したがって、電池非挿入時にはバネが圧縮状態となるので、バネの倒れ、よたりが発生するおそれも少なくなる。
(第2実施形態の説明)
図8、図9は第2実施形態の電池室構造を示す斜視図である。なお、以後の実施形態の説明で第1実施形態と共通の構成には同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態の説明)
図8、図9は第2実施形態の電池室構造を示す斜視図である。なお、以後の実施形態の説明で第1実施形態と共通の構成には同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では本体部11aの底面部分がすべて切り欠かれている。そして、移動部材13の電池押圧部20が電池室の底面部分を構成している。第2実施形態では、電池室を隔てて2つの引張バネ14が本体部11aの外側に配置されている。各引張バネ14は本体部11aの引掛爪18および移動部材13の引掛爪21にそれぞれ係合されている。
この第2実施形態の構成によっても上記第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
この第2実施形態の構成によっても上記第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態の説明)
図10は第3実施形態の電池室構造を示す断面図である。第3実施形態では、電池室の外側に圧縮バネ25が配置されている点で第1実施形態と相違する。圧縮バネ25は本体部11aの延長方向に沿って配置されている。圧縮バネ25の一端は電池押圧部20の電池室外側面に固定されている。一方、圧縮バネ25の他端はカメラ内に設けられた反力受け部26に固定されている。そして、電池挿入時には、圧縮状態の圧縮バネ25が電池押圧部20を押圧することとなる。
図10は第3実施形態の電池室構造を示す断面図である。第3実施形態では、電池室の外側に圧縮バネ25が配置されている点で第1実施形態と相違する。圧縮バネ25は本体部11aの延長方向に沿って配置されている。圧縮バネ25の一端は電池押圧部20の電池室外側面に固定されている。一方、圧縮バネ25の他端はカメラ内に設けられた反力受け部26に固定されている。そして、電池挿入時には、圧縮状態の圧縮バネ25が電池押圧部20を押圧することとなる。
この第3実施形態の構成によっても、電池室構造の設計において、電池室形状の制約を受けずに大径のバネまたはストロークの長いバネを使用することができる。特に第3実施形態の構成は、電池室の側壁部分の周囲にバネを配置するスペースを確保できない場合に有効である。
また、第3実施形態では、電池押圧部20に作用する圧縮バネ25の復元力によって複数の切片部22aが電池底面に強く押し当てられる。すなわち、第3実施形態の構成によっても、接触不良回避のために各切片部22aに要求されるバネ力をそれぞれ小さくできる。したがって、電池収納時に蓋体12にかかるバネ力を減少できるので、電池室構造の小型化、簡素化を図ることができる。
また、第3実施形態では、電池押圧部20に作用する圧縮バネ25の復元力によって複数の切片部22aが電池底面に強く押し当てられる。すなわち、第3実施形態の構成によっても、接触不良回避のために各切片部22aに要求されるバネ力をそれぞれ小さくできる。したがって、電池収納時に蓋体12にかかるバネ力を減少できるので、電池室構造の小型化、簡素化を図ることができる。
(第4実施形態の説明)
図11は第4実施形態の電池室構造を示す斜視図である。第4実施形態は本体部11aの底面部分に切片部22が配置されている。そして、移動部材13の電池押圧部20は切片部22aと独立して電池挿入方向に移動可能となっている。
第4実施形態では、移動部材13によって電池を電池室の外側に押し出すことができる。そして、第4実施形態の構成でも、電池室構造の設計において、電池室形状の制約を受けずに大径のバネまたはストロークの長いバネを使用することができる。
図11は第4実施形態の電池室構造を示す斜視図である。第4実施形態は本体部11aの底面部分に切片部22が配置されている。そして、移動部材13の電池押圧部20は切片部22aと独立して電池挿入方向に移動可能となっている。
第4実施形態では、移動部材13によって電池を電池室の外側に押し出すことができる。そして、第4実施形態の構成でも、電池室構造の設計において、電池室形状の制約を受けずに大径のバネまたはストロークの長いバネを使用することができる。
10…電池室構造、11…電池室ユニット、12…蓋体、13…移動部材、14…引張バネ、15…電池、18…引掛爪、20…電池押圧部、22a…切片部、25…圧縮バネ、26…反力受け部
Claims (6)
- 電池を挿抜するための開口部を備えるとともに、電池底面を奥に向けた状態で前記電池を収納する電池室と、
前記開口部を閉塞する蓋体と、
前記電池室の内側で前記電池底面に対向する電池押圧部を備え、前記電池の挿抜方向に沿って移動可能に構成されてなる移動部材と、
一端が前記移動部材に接続されるとともに、他端が前記電池室の外側に設置された反力受け部に固定され、かつ前記移動部材を前記開口部に向けて付勢する弾性部材と、
を有することを特徴とする電池室構造。 - 請求項1に記載の電池室構造において、前記電池押圧部には前記電池底面に対向する電池切片が形成されてなる電池室構造。
- 請求項2に記載の電池室構造において、前記電池切片を前記電池に押し当てるための付勢力よりも前記弾性部材の付勢力が大きく設定されてなる電池室構造。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電池室構造において、前記弾性部材が引張バネで構成されてなる電池室構造。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電池室構造において、前記弾性部材が圧縮バネで構成されてなる電池室構造。
- 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電池室構造を有するカメラ。
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JP2008117610A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Ricoh Co Ltd | 電池収納筐体および電子機器 |
JP2013054988A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Ricoh Co Ltd | 電池収納筐体 |
-
2005
- 2005-07-15 JP JP2005207027A patent/JP2007026872A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008117610A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Ricoh Co Ltd | 電池収納筐体および電子機器 |
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