JP2007025131A - 導電性エンドレスベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐折れ性等の他性能を満足しつつ、体積抵抗と表面抵抗の2種類の抵抗値をバランスよく備えた導電性エンドレスベルト、その製造方法およびそれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含む導電性エンドレスベルトである。シリカの添加量は、好適には基材100重量部に対し2〜10重量部であり、その粒径は、好適には12μm以下である。また、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂としては熱可塑性PBN樹脂が好ましく、エステル結合を有する熱可塑性樹脂としては熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート樹脂が好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、複写機、プリンター等の電子写真装置や静電記録装置等における静電記録プロセスにおいて、表面に静電潜像を保持した潜像保持体等の画像形成体表面に現像剤を供給して形成されたトナー像を、紙等の記録媒体へと転写する際に用いられる導電性エンドレスベルト(以下、単に「ベルト」とも称する)、その製造方法およびそれを用いた画像形成装置に関する。
従来から、複写機、プリンター等における静電記録プロセスでは、まず、感光体(潜像保持体)の表面を一様に帯電させ、この感光体に光学系から映像を投射して光の当たった部分の帯電を消去することによって静電潜像を形成し、次いで、この静電潜像にトナーを供給してトナーの静電的付着によりトナー像を形成し、これを紙、OHP、印画紙等の記録媒体へと転写することにより、プリントする方法が採られている。
この場合、カラープリンターやカラー複写機においても、基本的には前記プロセスに従ってプリントが行われるが、カラー印刷の場合には、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色のトナーを用いて色調を再現するもので、これらのトナーを所定割合で重ね合わせて必要な色調を得るための工程が必要であり、この工程を行うためにいくつかの方式が提案されている。
まず、第1には、モノクロ印刷を行う場合と同様に、感光体上にトナーを供給して静電潜像を可視化する際に、前記マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色のトナーを順次重ねていくことにより現像を行い、感光体上にカラーのトナー像を形成する多重現像方式がある。この方式によれば比較的コンパクトに装置を構成することが可能であるが、この方式では階調の制御が非常に難しく、高画質が得られないという問題点がある。
第2に、4つの感光ドラムを設け、各ドラムの潜像を夫々マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックのトナーで現像することにより、マゼンタによるトナー像、イエローによるトナー像、シアンによるトナー像およびブラックによるトナー像の4つのトナー像を形成し、これらトナー像が形成された感光ドラムを1列に並べて各トナー像を紙等の記録媒体に順次転写して記録媒体上に重ねることにより、カラー画像を再現するタンデム方式がある。この方式は、良好な画像が得られるものの、4つの感光ドラムと、各感光ドラムごとに設けられた帯電機構および現像機構が1列に並べられた状態となり、装置が大型化するとともに高価なものとなる。
図2にタンデム方式の画像形成装置の印字部構成例を示す。感光体ドラム1、帯電ロール2、現像ロール3、現像ブレード4、トナー供給ロール5およびクリーニングブレード6で構成する印字ユニットをイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの各トナーに対応して4個並べており、駆動ローラ(駆動部材)9により循環駆動されて転写搬送ベルト10で搬送した用紙上に、トナーを順次転写しカラー画像を形成する。転写搬送ベルトの帯電および除電は夫々帯電ロール7および除電ロール8で行う。また、用紙をベルトへ吸着させるための用紙帯電には吸着ローラ(図示せず)が使用される。これらの対応により、オゾンの発生を抑えることができる。吸着ローラでは、用紙を搬送路から転写搬送ベルトに乗せるとともに、転写搬送ベルトへの静電吸着を行う。また、転写後の用紙分離は、転写電圧を低くすることにより用紙と転写搬送ベルトの吸着力を弱くして、曲率分離のみで行うことができる。
転写搬送ベルト10の材料としては抵抗体と誘電体があり、夫々に長所、短所を持っている。抵抗体ベルトは電荷の保持が短時間であるため、タンデム型の転写に用いた場合、転写での電荷注入が少なく4色の連続する転写でも比較的電圧の上昇が少ない。また、次の用紙の転写に繰り返して使用されるときも電荷が放出されており、電気的なリセットは必要としない。しかし、環境変動により抵抗値が変化するため、転写効率に影響すること、用紙の厚さや幅の影響を受けやすいことなどが短所となっている。
一方、誘電体ベルトの場合は注入された電荷の自然放出はなく、電荷の注入、放出とも電気的にコントロールしなければならない。しかし、安定に電荷が保持されるので、用紙の吸着が確実で高精度な紙搬送が行える。誘電率は温湿度への依存性も低いため、環境に対しても比較的安定な転写プロセスとなる。欠点は、転写が繰り返されるごとにベルトに電荷が蓄積されるため、転写電圧が高くなることである。
第3に、紙等の記録媒体を転写ドラムに巻き付けてこれを4回転させ、周回ごとに感光体上のマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックを順次記録媒体に転写してカラー画像を再現する転写ドラム方式もある。この方式によれば比較的高画質が得られるが、記録媒体が葉書等の厚紙である場合には、これを前記転写ドラムに巻き付けることが困難であり、記録媒体種が制限されるという問題点がある。
前記多重現像方式、タンデム方式および転写ドラム方式に対して、良好な画質が得られ、かつ装置が特に大型化するようなこともなく、しかも記録媒体種が特に制限されるようなこともない方式として、中間転写方式が提案されている。
即ち、この中間転写方式は、感光体上のトナー像を一旦転写保持するドラムやベルトからなる中間転写部材を設け、この中間転写部材の周囲にマゼンタによるトナー像、イエローによるトナー像、シアンによるトナー像およびブラックによるトナー像を形成した4つの感光体を配置して4色のトナー像を中間転写部材上に順次転写することにより、この中間転写部材上にカラー画像を形成し、このカラー画像を紙等の記録媒体上に転写するものである。従って、4色のトナー像を重ね合わせて階調を調整するものであるから、高画質を得ることが可能であり、かつタンデム方式のように感光体を1列に並べる必要がないので装置が特に大型化することもなく、しかも記録媒体をドラムに巻き付ける必要もないので記録媒体種が制限されることもないものである。
中間転写方式によりカラー画像の形成を行う装置として、中間転写部材として無端ベルト状の中間転写部材を用いた画像形成装置を図3に例示する。
図3中、11はドラム状の感光体であり、図中矢印方向に回転するようになっている。この感光体11は、一次帯電器12によって帯電され、次いで画像露光13により露光部分の帯電が消去され、第1の色成分に対応した静電潜像がこの感光体11上に形成され、更に静電潜像が現像器41により第1色のマゼンタトナーMで現像され、第1色のマゼンタトナー画像が感光体11上に形成される。次いで、このトナー画像が、駆動ローラ(駆動部材)30により循環駆動されて感光体11と接触しながら循環回転する中間転写部材20に転写される。この場合、感光体11から中間転写部材20への転写は、感光体11と中間転写部材20とのニップ部において、中間転写部材20に電源61から印加される一次転写バイアスにより行われる。この中間転写部材20に第1色のマゼンタトナー画像が転写された後、前記感光体11はその表面がクリーニング装置14により清掃され、感光体11の1回転目の現像転写操作が完了する。以降、感光体が3回転し、各周回ごとに現像器42〜44を順次用いて第2色のシアントナー画像、第3色のイエロートナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次感光体11上に形成され、これが周回ごとに中間転写部材20に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が中間転写部材20上に形成される。なお、図3の装置にあっては、感光体11の周回ごとに現像器41〜44が順次入れ替わってマゼンタトナーM、シアントナーC、イエロートナーY、ブラックトナーBによる現像が順次行われるようになっている。
次に、前記合成カラートナー画像が形成された中間転写部材20に転写ローラ25が当接し、そのニップ部に給紙カセット19から紙等の記録媒体26が給送される。これと同時に二次転写バイアスが電源29から転写ローラ25に印加され、中間転写部材20から記録媒体26上に合成カラートナー画像が転写されて加熱定着され、最終画像となる。合成カラートナー画像を記録媒体26へと転写した後の中間転写部材20は、表面の転写残留トナーがクリーニング装置35により除去され、初期状態に戻り次の画像形成に備えるようになっている。
また、タンデム方式と中間転写方式とを組み合わせたタンデム中間転写方式もある。図4に、無端ベルト状のタンデム中間転写部材を用いてカラー画像の形成を行うタンデム中間転写方式の画像形成装置を例示する。
図示する装置においては、感光体ドラム52a〜52d上の静電潜像を夫々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックにより現像する第1現像部54a〜第4現像部54dが、タンデム中間転写部材50に沿って順次配置されており、このタンデム中間転写部材50を図中の矢印方向に循環駆動させて、各現像部54a〜54dの感光体ドラム52a〜52d上に形成された4色のトナー像を順次転写することにより、このタンデム中間転写部材50上にカラーのトナー像を形成し、このトナー像を紙等の記録媒体53上に転写することにより、プリントアウトを行う。ここで、上記いずれの装置においても、現像に用いるトナーの配列順は特に制限されるものではなく、任意に選択可能である。
なお、図中、符号55は、タンデム中間転写部材50を循環駆動するための駆動ローラ若しくはテンションローラを示し、符号56は記録媒体送りローラ、符号57は記録媒体送り装置、符号58は記録媒体上の画像を加熱等により定着させる定着装置を示す。また、符号59はタンデム中間転写部材50に電圧を印加する電源装置(電圧印加手段)を示し、この電源装置59は、トナー像を、感光ドラム52a〜52dから上記タンデム中間転写部材50に転写する場合と、タンデム中間転写部材50から記録媒体53上に転写する場合とで、印加する電圧の正負を反転させることができるようになっている。
上記各種画像形成装置において、転写搬送ベルト10や中間転写部材20、タンデム中間転写部材50等として使用される導電性エンドレスベルトとしては、従来、半導電性の樹脂フィルムベルトと、繊維補強体を有するゴムベルトとが主に用いられている。このうち樹脂フィルムベルトとしては、例えば、特許文献1に、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、または、これと他の熱可塑性樹脂とのポリマーアロイ若しくはポリマーブレンドを基材として用いた導電性エンドレスベルトが記載されている。
特開2002−132053号公報(特許請求の範囲等)
上記タンデム方式、中間転写方式、タンデム中間転写方式等の画像形成装置に適用される導電性エンドレスベルトに対する要求特性としては、(1)高強度、(2)耐クリープ性、(3)屈曲耐久性(耐折れ)、(4)種々の環境下での寸法安定性、および(5)良好な電気伝導性(電気抵抗)が挙げられる。
中でも、(5)ベルトの良好な電気伝導性、即ち電気抵抗に関しては、体積抵抗と表面抵抗の2種類の抵抗が存在し、これらをうまくバランスさせることが重要であることが新たに分かってきた。即ち、体積抵抗が所定の目標範囲内に調整されていても、表面抵抗が所定のバランス値よりも高すぎると、複写操作時に前もって行われる位置決め制御のためにベルトに付けられるマーキングトナーの飛散が起こり、また、逆に低すぎると、紙の搬送性が低下するという問題が発生していた。このため、上記(1)〜(4)の要求特性を満足しつつ、さらに体積抵抗と表面抵抗とが高度にバランスした導電性エンドレスベルトが求められていた。
そこで本発明の目的は、耐折れ性等の他性能を満足しつつ、体積抵抗と表面抵抗の2種類の抵抗値をバランスよく備えた導電性エンドレスベルト、その製造方法およびそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
導電性エンドレスベルトにおいて、体積抵抗のレベルは、基本的には配合する導電性材料の種類および量によりほぼ決定されるが、表面抵抗は非常にデリケートで大きく変動するため、両者の抵抗比を目標とするバランス領域に落ち着かせることは、従来、非常に困難を伴うことが多かった。このため、好適な体積抵抗レベルを維持しつつ、表面抵抗とのバランスがとれた導電性エンドレスベルトを安定的に製造することは、これまで困難であった。
本発明者はこの抵抗のバランス化について鋭意検討した結果、特定の添加剤、具体的にはシリカをベルト配合に少量添加することにより、この抵抗バランスを所定の範囲内に安定的に収めることができることを見出して、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の導電性エンドレスベルトは、静電吸着により保持した記録媒体を、駆動部材により循環駆動されて、4種の画像形成体に搬送し、各トナー像を該記録媒体に順次転写するタンデム方式の転写、搬送用導電性エンドレスベルトにおいて、
熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の他の導電性エンドレスベルトは、画像形成体と記録媒体との間に配設され、駆動部材により循環駆動されて、前記画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自己の表面に転写保持し、これを記録媒体へと転写する中間転写部材用の導電性エンドレスベルトにおいて、
熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とすることを特徴とするものである。
また、本発明のさらに他の導電性エンドレスベルトは、4種の画像形成体と記録媒体との間に配設され、駆動部材により循環駆動されて、前記4種の画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自己の表面に順次転写保持し、これを記録媒体へと転写するタンデム中間転写部材用の導電性エンドレスベルトにおいて、
熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とするものである。
前記シリカの添加量は、前記基材100重量部に対し、好適には2〜10重量部であり、前記シリカの粒径は、好適には12μm以下である。また、前記熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂としては、熱可塑性ポリブチレンナフタレート(PBN)樹脂、前記エステル結合を有する熱可塑性樹脂としては、熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート樹脂、中でも、温度270℃におけるMFR値が25〜80g/10minである熱可塑性ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を、夫々好ましく用いることができる。さらに、本発明のベルトは、前記導電性材料としてカーボンブラックを、前記基材100重量部に対し5〜30重量部の範囲内で含有することが好ましく、体積抵抗率は、好適には102Ωcm〜1013Ωcmの範囲内である。
また、本発明のベルトの製造方法は、上記本発明の導電性エンドレスベルトの製造方法であって、前記基材、導電性材料およびシリカを含む樹脂組成物を、押出し成形する工程を含むことを特徴とするものである。さらに、本発明の画像形成装置は、上記本発明の導電性エンドレスベルトを用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、上記構成としたことで、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂と所定のエステル結合を有する熱可塑性樹脂との組み合わせにより優れた屈曲耐久性と良好な相溶性に基づく高光沢度とを満足しつつ、シリカの添加により体積抵抗と表面抵抗との2種類の抵抗値がバランスした、高性能の導電性エンドレスベルトを得ることが可能となった。また、本発明のベルトは、導電性材料の配合により、安定した電気伝導性をも備えている。従って、かかる本発明のベルトを用いた画像形成装置によれば、長期にわたる使用においても不良を生ずることなく、良好な画像を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
導電性エンドレスベルトには、一般に、ジョイントありのものとジョイントなしのもの(いわゆるシームレスベルト)とがあるが、本発明においてはいずれのものであってもよい。好ましくはシームレスベルトである。本発明の導電性エンドレスベルトは、前述したように、タンデム方式、中間転写方式およびタンデム中間転写方式の転写部材等として用いることができるものである。
本発明の導電性エンドレスベルトが、例えば、図2に参照符号10で示す転写搬送ベルトの場合、駆動ローラ9等の駆動部材により駆動され、これに伴い搬送される記録媒体上にトナーが順次転写され、カラー画像が形成される。
また、本発明の導電性エンドレスベルトが、例えば、図3に参照符号20で示す中間転写部材の場合、これを駆動ローラ30等の駆動部材により循環駆動させ、感光体ドラム(潜像保持体)11と紙等の記録媒体26との間に配設することで、前記感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像を一旦転写保持し、次いでこれを記録媒体26へと転写する。なお、図3の装置は、上述したように、中間転写方式によりカラー印刷を行うものである。
さらに、本発明の導電性エンドレスベルトが、例えば、図4に参照符号50で示すタンデム中間転写部材の場合、感光体ドラム52a〜52dを備える現像部54a〜54dと紙等の記録媒体53との間に配設されて、駆動ローラ55等の駆動部材により循環駆動され、各感光体ドラム52a〜52dの表面に形成された4色のトナー像を一旦転写保持し、次いでこれを記録媒体53へと転写することで、カラー画像を形成する。
本発明の導電性エンドレスベルトは、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、それ以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含む点に特徴を有する。基材として、熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂とともに所定のエステル結合を有する熱可塑性樹脂を用いたことにより、相溶性を良好にすることができ、得られるベルトにおいて高光沢度を実現することが可能となる。
本発明に用いる熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂は、耐衝撃性、寸法安定性および耐侯性に優れ、かつ、弾性回復特性が良好なエンプラであり、市場で容易に入手することができる。具体的には例えば、熱可塑性ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂や熱可塑性ポリブチレンナフタレート(PBN)樹脂等を用いることができ、これらを併用することも好ましい。好適には、熱可塑性PBN樹脂を用いる。
また、本発明に係るエステル結合を有する熱可塑性樹脂は、温度270℃におけるMFR(メルトフローレート)値が3〜80g/10minであるものを用いることが好ましく、上記MFR値がこの範囲よりも高いと耐屈曲性が悪化し、一方、小さいと相溶性が悪くなるため、いずれも好ましくない。ここで、温度270℃におけるMFR値を基準とするのは、本発明のベルトの主材料となる上記熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂の融点を考慮すると、溶融混練およびベルト成形時における温度が270℃付近となるためである。かかるエステル結合を有する熱可塑性樹脂としては、例えば、熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート樹脂を好適に用いることができ、具体的には例えば、温度270℃におけるMFR値が3〜45g/10minである熱可塑性ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂や、温度270℃におけるMFR値が25〜80g/10minである熱可塑性ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を挙げることができ、好適には熱可塑性PBT樹脂である。
本発明において、上記熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂とエステル結合を有する熱可塑性樹脂との重量比率は、好適には95/5〜55/45の範囲内、好ましくは80/20〜60/40の範囲内である。上記エステル結合を有する熱可塑性樹脂の配合量が、上記範囲よりも少ないと耐屈曲性が悪化し、一方、多いと表面性が悪化するため、いずれも好ましくない。
また、本発明のベルトには、体積抵抗と表面抵抗とをバランスさせるための添加剤として、シリカを配合する。用いるシリカとしては、特に制限されるものではないが、粒径12μm以下、特には3〜12μmのものが好ましく、粒径が12μmを超えるものでは、屈曲耐久性が低下する傾向がある。また、その添加量は、基材100重量部に対し、好適には2〜10重量部であり、2重量部未満であると、表面抵抗と体積抵抗とのアンバランスが十分解消されず、一方、10重量部を超えると、屈曲耐久性が低下する傾向がある。
また、本発明のベルトに用いる導電性材料としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタデシルトリメチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸・ジメチルエチルアンモニウムの過塩素酸塩、塩素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸塩、エトサルフェート塩、ハロゲン化ベンジル塩(臭化ベルジル塩、塩化ベンジル塩等)等の第4級アンモニウムなどの陽イオン界面活性剤;脂肪族スルホン酸、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加硫酸塩、高級アルコール燐酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤;各種ベタイン等の両性イオン界面活性剤;高級アルコールエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル等の非イオン性帯電防止剤などの帯電防止剤、LiCF2SO2、NaClO4、LiBF4、NaCl等の周期律表第1族の金属塩;Ca(ClO42等の周期律表第2族の金属塩;ケッチェンブラック、アセチレンブラック等の導電性カーボン;SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、FT、MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施したカラーインク用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト等;酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛、ニッケル、銅等の金属および金属酸化物;ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性ポリマーなどを挙げることができる。本発明においては、特に、導電性材料としてカーボンブラックを用いることが好ましい。
これらの導電性材料の添加量は、基材100重量部に対して好ましくは0.01〜30重量部、より好ましくは0.1〜20重量部程度であるが、特に、カーボンブラックを5〜30重量部の範囲内で用いることが好適である。これにより、ベルトの体積抵抗率を102Ωcm〜1013Ωcmの範囲内程度とすることができる。
また、本発明の導電性エンドレスベルトには、本発明の効果を損なわない範囲で、上述の成分に加えて他の機能性成分を適宜添加することも可能であり、例えば、各種充填材、カップリング剤、酸化防止剤、滑剤、表面処理剤、顔料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤、中和剤、発泡剤、架橋剤等を適宜配合することができる。さらに、着色剤を添加して着色を施してもよい。
本発明の導電性エンドレスベルトの厚さは、転写搬送ベルトまたは中間転写部材等の形態に応じて適宜選定されるものであるが、好ましくは50〜200μmの範囲内である。また、その表面粗さとしては、好適には、JIS10点平均粗さRzで10μm以下、特に6μm以下、更には3μm以下とする。
また、駆動時における導電性エンドレスベルトの回転位置などの制御を光センサーにより行う場合には、ベルト表面の光沢度が重要となる。かかる光による位置制御を確実に行うためには、ベルト表面の光沢度が50〜90、特には、70〜80の範囲内であることが好ましい。さらに、ベルトを、例えば、タンデム方式の転写搬送ベルト10として用いる場合、印字ユニットをベルト上に吸着させて印字することから、繰り返し印刷時においては数万枚もの用紙をベルト上に通紙することになる。従って、繰り返し印刷後においても位置制御を確実に行うためには、用紙、例えば、タルク紙、タンカル紙、シリカ紙等の表面コート紙の繊維によるベルト表面の傷つきを防止して、光沢度の低下を防止することが重要となる。本発明のベルトに基材として用いるポリアルキレンナフタレートは高い硬度を有するため、かかる傷付きの防止に関しては有利であるが、特には、他のエステル結合を有する熱可塑性樹脂や導電性材料等の配合を調整することにより、通紙後における光沢度の低下を、赤外線反射率の割合で0.03〜0.05%、特には、0.04〜0.05%の範囲内とすることが好ましい。なお、光沢度は市販の光沢計で、赤外線反射率は市販の光反射率測定機で、それぞれ測定することが可能である。
また、本発明の導電性エンドレスベルトには、図1に一点鎖線で示すように、図2の画像形成装置における駆動ローラ9または図3の駆動ローラ30などの駆動部材と接触する側の面に、該駆動部材に形成した嵌合部(図示せず)と嵌合する嵌合部を形成してもよく、本発明の導電性エンドレスベルトは、このような嵌合部を設け、これを駆動部材に設けた嵌合部(図示せず)と嵌合させて走行させることにより、導電性エンドレスベルトの幅方向のずれを防止することができる。
この場合、前記嵌合部は、特に制限されるものではないが、図1に示すように、ベルトの周方向(回転方向)に沿って連続する凸条とし、これを駆動ローラ等の駆動部材の周面に周方向に沿って形成した溝に嵌合させるようにすることが好ましい。
なお、図1(a)では、1本の連続する凸条を嵌合部として設けた例を示したが、この嵌合部は多数の凸部をベルトの周方向(回転方向)に沿って一列に並べて突設してもよく、また嵌合部を2本以上設けたり(図1(b))、ベルトの幅方向中央部に設けてもよい。更に、嵌合部として図1に示した凸条ではなく、ベルトの周方向(回転方向)に沿った溝を設け、これを前記駆動ローラ等の駆動部材の周面に周方向に沿って形成した凸条と嵌合させるようにしてもよい。
また、本発明の導電性エンドレスベルトを用いた本発明の画像形成装置としては、図2に示すタンデム方式のものや図3に示す中間転写方式のもの、または、図4に示すタンデム中間転写方式のものを例示することができるが、これらには限定されない。尚、図3の装置の場合、本発明の中間転写部材20を回転させる23駆動ローラまたは駆動ギアには適宜電源61から電圧を印加することができ、この場合の電圧は直流のみの印加または直流に交流を重量する印加など、印加条件は適時選択することができる。
さらに、本発明の導電性エンドレスベルトの製造方法は、上記基材と導電性材料とを含む樹脂組成物を押出し成形する工程を含むものであればよく、押出し成形により作製された本発明のベルトは、特に、上記要求性能に優れたものとなる。具体的には、例えば、二軸混練機により基材と導電性材料等の機能性成分とからなる樹脂組成物を混練し、得られた混練物を環状ダイスを使って押出し成形することにより製造することができる。または、静電塗装等の粉体塗装法、ディップ法または遠心注型法も好適に採用することができる。
以下、本発明を、実施例により具体的に説明する。
実施例1〜5および比較例1,2
下記の表1中に示す配合にて、各実施例および比較例の導電性エンドレスベルトを作製した。具体的には、各配合成分を二軸混練機により溶融混練して、得られた混練物を環状ダイスを用いて押出し成形することにより、内径220mm、厚さ100μm、幅250mmの寸法を有する導電性エンドレスベルトを得た。得られた各実施例および比較例のベルトにつき、下記の手順に従い、評価を行った。これらの結果を下記の表1中に併せて示す。
<体積抵抗Rv>
温度23℃、相対湿度50%にて、測定装置としてアドバンテスト(ADVANTEST)社製の抵抗計R8340AにサンプルチャンバーR12704Aを接続したものを用いて、電圧500Vで測定した。
<表面抵抗Rs>
温度23℃、相対温度50%にて、測定装置として三菱化学(株)製の抵抗計MCP−HT450を使用し、電圧1000Vで測定した。
<耐折れ回数>
東洋精機(株)製の耐揉疲労試験機を使用して測定し、比較例1を100として指数表示した。数値が大なるほど結果が良好である。
<光沢度>
(株)掘場製作所製のハンディ光沢計IG−320を使用して測定した。
<外観>
目視による官能評価を行い、良好なものを「○」、ベルト表面にスジ状の欠陥が確認できる場合を「△」とした。
<マーキングトナー飛散の有無,紙搬送性>
市販のカラーレーザービームプリンター(LBP、中間転写方式)を用いて、目視による官能評価を行った。マーキングトナーの飛散が発生しなかったものを「○」、発生したものを「×」とした。また、紙搬送性については、市販の表面コート紙(タンカル紙)を用い、搬送性の良好なものを「○」、搬送性が低下したものを「×」とした。
Figure 2007025131
*1)PBN:帝人化成(株)製 TQB−OT
*2)PBT:ポリプラスチック(株)製 800FP(270℃でのMFR値 29〜33g/10min(JIS K 7210に準拠した、温度270℃、予熱10分、荷重5kgの条件下での測定結果))
*3)カーボンブラック:電気化学工業(株)製 デンカブラック
*4)シリカA:日本アエロジル(株)製 アエロジル300(粒径約7μm)
*5)シリカB:日本アエロジル(株)製 アエロジル200(粒径約12μm)
*6)通常、画像形成装置における導電性エンドレスベルトの体積抵抗Rvは約1×1010レベルに設定されており、Rs/Rvの比は、80〜500(〜1000)程度が好適である。
上記表1に示すように、所定の樹脂基材および導電性材料とともにシリカを配合してなる実施例のベルトにおいては、ベルトに対する各種要求特性を損なうことなく、かつ、体積抵抗Rvを約1×1010のレベルに維持しつつ、表面抵抗Rsと体積抵抗Rvとが良好にバランスされていることがわかる。
本発明の一実施の形態に係る導電性エンドレスベルトの幅方向断面図である。 本発明の画像形成装置の一例としての転写搬送ベルトを用いたタンデム方式の画像形成装置を示す概略図である。 本発明の画像形成装置の他の例としての中間転写部材を用いた中間転写装置を示す概略図である。 本発明の画像形成装置の他の例としてのタンデム中間転写部材を用いたタンデム中間転写装置を示す概略図である。
符号の説明
1、11、52a〜52d 感光体ドラム
2、7 帯電ロール
3 現像ロール
4 現像ブレード
5 トナー供給ロール
6 クリーニングブレード
8 除電ロール
9、30、55 駆動ローラ(駆動部材)
10 転写搬送ベルト
12 一次帯電器
13 画像露光
14、35 クリーニング装置
19 給紙カセット
20 中間転写部材
25 転写ローラ
26、53 記録媒体
29、61 電源
41、42、43、44 現像器
50 タンデム中間転写部材
54a〜54d 第1現像部〜第4現像部
56 記録媒体送りローラ
57 記録媒体送り装置
58 定着装置
59 電源装置(電圧印加手段)

Claims (12)

  1. 静電吸着により保持した記録媒体を、駆動部材により循環駆動されて、4種の画像形成体に搬送し、各トナー像を該記録媒体に順次転写するタンデム方式の転写、搬送用導電性エンドレスベルトにおいて、
    熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とする導電性エンドレスベルト。
  2. 画像形成体と記録媒体との間に配設され、駆動部材により循環駆動されて、前記画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自己の表面に転写保持し、これを記録媒体へと転写する中間転写部材用の導電性エンドレスベルトにおいて、
    熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とする導電性エンドレスベルト。
  3. 4種の画像形成体と記録媒体との間に配設され、駆動部材により循環駆動されて、前記4種の画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自己の表面に順次転写保持し、これを記録媒体へと転写するタンデム中間転写部材用の導電性エンドレスベルトにおいて、
    熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂、および、該熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂以外のエステル結合を有する熱可塑性樹脂からなる基材と、導電性材料と、シリカとを含むことを特徴とする導電性エンドレスベルト。
  4. 前記シリカの添加量が、前記基材100重量部に対し2〜10重量部である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  5. 前記シリカの粒径が12μm以下である請求項1〜4のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  6. 前記熱可塑性ポリアルキレンナフタレート樹脂が熱可塑性ポリブチレンナフタレート樹脂である請求項1〜5のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  7. 前記エステル結合を有する熱可塑性樹脂が熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート樹脂である請求項1〜6のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  8. 前記エステル結合を有する熱可塑性樹脂が、温度270℃におけるMFR値が25〜80g/10minである熱可塑性ポリブチレンテレフタレート樹脂である請求項7記載の導電性エンドレスベルト。
  9. 前記導電性材料としてカーボンブラックを、前記基材100重量部に対し5〜30重量部の範囲内で含有する請求項1〜8のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  10. 体積抵抗率が102Ωcm〜1013Ωcmの範囲内である請求項1〜9のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルト。
  11. 請求項1〜10のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルトの製造方法であって、前記基材、導電性材料およびシリカを含む樹脂組成物を、押出し成形する工程を含むことを特徴とする導電性エンドレスベルトの製造方法。
  12. 請求項1〜10のうちいずれか一項記載の導電性エンドレスベルトを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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