JP2007021600A - スピンドル - Google Patents

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敦司 水上
Yukio Oura
大浦  行雄
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Abstract

【課題】 軸受の内外輪温度差を容易に低減できるようにすること。
【解決手段】 リア側の内輪間座4inの外径面及び外輪間座4outの内径面に伝熱フィン5in、5outを形成した。そのため、内輪間座4in及び外輪間座4outの表面積を大きくすることができるため、リア側のアンギュラ玉軸受2bの内輪の熱を内輪間座4in及び外輪間座4outを介して効率よく外輪へと伝達することができる。また、本発明のスピンドルは、従来のスピンドルの内輪間座及び外輪間座に代えて、伝熱フィン5in、5outが形成された内輪間座4in及び外輪間座4outを用いるだけで製造することができ、その結果、アンギュラ玉軸受4outの内外輪温度差を容易に小さくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マシニングセンタ等の工作機械等に用いられるスピンドルに関する。
従来、この種のスピンドルとしては、例えば、複数のアンギュラ玉軸受で回転自在に支持された主軸を高速で回転駆動するものがある(特許文献1参照)。
このようなスピンドルにあっては、一般に、主軸の高速回転に伴う熱変位を防止するために、アンギュラ玉軸受で支持された主軸が取り付けられたハウジングを冷却している。
しかしながら、ハウジングが冷却されると、アンギュラ玉軸受の外輪の温度が低下し、内外輪温度差が増大する。そのため、内輪の径の変化が外輪の径の変化より大きくなり、軸受の予圧が増大して、最悪の場合は焼き付きが生じる恐れがあった。
そのため、例えば、特許文献2に記載のスピンドルにあっては、主軸と内輪との間に溝を設け、溝内にメタノール等の伝熱媒体を封入してヒートパイプを形成し、内輪の温度を低下させることで、内外輪温度差を低減するようになっている。
特開2004−322223号公報 特開平10−113845号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、伝熱媒体の封入溝を主軸に設ける加工工程が増えるため、多くの手間がかかり、コストが増大するという問題点があった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを課題とするものであって、軸受の内外輪温度差を容易に低減可能なスピンドルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のスピンドルは、軸受で回転自在に支持された主軸を回転駆動するスピンドルであって、前記軸受の内輪端面又は外輪端面に一端面が当接され且つ互いに対向して配された内輪間座及び外輪間座を備え、前記内輪間座の外径面及び前記外輪間座の内径面のそれぞれに伝熱フィンが形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、内輪間座及び外輪間座の表面積を大きくすることができるため、軸受の内輪の熱を内輪間座の伝熱フィンと外輪間座の伝熱フィンとを介して効率よく外輪へと伝達することができる。また、本発明のスピンドルは、従来のスピンドルの内輪間座及び外輪間座に代えて、伝熱フィンが形成された内輪間座及び外輪間座を用いるだけで製造でき、その結果、軸受の内外輪温度差を容易に小さくすることができる。
また、前記内輪間座の伝熱フィンと前記外輪間座の伝熱フィンとは、前記主軸の軸方向に隙間をもって重なるように形成されるようにしてもよい。
さらに、前記内輪間座の伝熱フィンと前記外輪間座の伝熱フィンとは、複数形成され、前記主軸の軸方向に交互に隙間を持って重なるように形成されるようにしてもよい。
このような構成によれば、内輪間座の伝熱フィンと外輪間座の伝熱フィンとの間の隙間を小さくすることができ、内輪の熱を効率よく外輪に伝達することができる。
以下、本発明のスピンドルの一実施形態を図面に基づいて説明する。
このスピンドルは、主軸に連結されたロータ及び当該ロータ外周に設けられたステータにより、軸受で回転自在に支持された主軸を回転駆動させるものである。
<軸受の構成>
図1は、本実施形態のスピンドルの主軸1を支持する軸受を破断して示す断面図である。この図1に示すように、軸受は、一対のアンギュラ玉軸受2a、2bが内輪間座3in及び外輪間座3outを挟んで背面組み合わせされている。
また、リア側(図1中右側)のアンギュラ玉軸受2bのリア側端には、伝熱フィン5in、5outが形成されている内輪間座4in及び外輪間座4outの一端面が当接している。
具体的には、リア側の内輪間座4inは、リア側のアンギュラ玉軸受2bの内輪2binと内径が等しく、当該アンギュラ玉軸受2bの外輪2boutより外径が小さい(当該外輪2boutの内径より外形が大きい)薄い第1円盤部材4in1と、リア側のアンギュラ玉軸受2bの内輪2binと内径及び外径が等しく、第1円盤部材4in1より厚い第2円盤部材4in2とが、フロント側(図1中左側)から交互に重ね合わされて形成される。そして、リア側の内輪間座4inには、外径が大きい第1円盤部材4in1と、外径が小さい第2円盤部材4in2とが交互に重ね合わされることで、第2円盤部材4in2と等しい外径を有する内輪間座4aの外径面には、第1円盤部材4in1と第2円盤部材4in2との外径の差の高さをもつ伝熱フィン5inが形成される。
また、リア側の外輪間座4outは、リア側のアンギュラ玉軸受2bの外輪2boutと外径が等しく、第1円盤部材4in1の外径より内径が大きい厚い(第2円盤部材4in2と厚みが等しい)第3円盤部材4out1と、リア側のアンギュラ玉軸受2bの外輪2boutと外径が等しく、第2円盤部材4in2の外径より内径が大きい薄い(第1円盤部材4in1と厚みが等しい)第4円盤部材4out2とが、フロント側から交互に重ね合わされて形成される。そして、内径が大きい第3円盤部材4out1と、内径が小さい第4円盤部材4out2とが交互に重ね合わされることで、第3円盤部材4out1と等しい内径を有する外輪間座4bの内径面には、第3円盤部材4out1と第4円盤部材4out2との外径の差の高さをもつ伝熱フィン5outが形成される。
さらに、リア側の内輪間座4inにあっては、外径を形成する第1円盤部材4in1と伝熱フィン5inを形成する第2円盤部材4in2とが交互に重ね合わされ、リア側の外輪間座4outにあっては、伝熱フィン5outを形成する第3円盤部材4out1と内径を形成する第4円盤部材4out2とが交互に重ね合わされることで、内輪間座4inの外径面と外輪間座4outの内径面とが対向し、内輪間座4inの伝熱フィン5inと外輪間座4outの伝熱フィン5outとが、主軸1の軸方向に対して交互に隙間をもって重なる。
このように、本実施形態のスピンドルにあっては、リア側の内輪間座4inの外径面及び外輪間座4outの内径面に伝熱フィン5in、5outを形成した。そのため、内輪間座4in及び外輪間座4outの表面積を大きくし、また、内輪間座4inと外輪間座5inとを近づけることができるため、リア側のアンギュラ玉軸受2bの内輪2binの熱を内輪間座4in及び外輪間座4outを介して効率よく外輪2boutへと伝達することができる。そのため、アンギュラ玉軸受2bの内外輪2bout間の温度差を小さくすることができ、予圧の増加を抑制することができ、その結果、スピンドルを高速回転することができる。
また、本実施形態のスピンドルは、従来のスピンドルの内輪間座及び外輪間座に代えて、伝熱フィン5in、5outが形成された内輪間座4in及び外輪間座4outを用いるだけで製造でき、アンギュラ玉軸受4outの内外輪温度差を容易に小さくすることができる。
また、リア側の内輪間座4inの伝熱フィン5inと外輪間座4outの伝熱フィン5outとを、複数形成し、主軸1の軸方向に対して隙間をもって重なるように形成した。そのため、内輪間座4inの伝熱フィン5inと外輪間座5inの伝熱フィン5outとの間の隙間を小さくすることができ、その結果、アンギュラ玉軸受2bの内輪2binの熱をより効率よく外輪2boutに伝達することができる。
さらに、伝熱フィン5in、5outの間隔を狭くしたり、伝熱フィン5in、5outの数を増やしたり、伝熱フィン5in、5outを熱伝導率のよい材質で制作したりすることで、内輪2binの熱を外輪2boutに伝達する際の効率を容易に向上することができる。
なお、本発明のスピンドルは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、リア側の内輪間座4in及び外輪間座4outに伝熱フィン5in、5outを形成する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図2に示すように、フロント側の内輪間座3in及び外輪間座3outに伝熱フィン5in’、5out’を形成してもよい。そのようにすれば、多くの伝熱フィン5in’、5out’を設けることができる。
ちなみに、リア側の内輪間座4in及び外輪間座4outに伝熱フィン5in、5outを形成する方法によれば、アンギュラ玉軸受2a、2bの予圧調整を容易に行うことができる。
また、図3に示すように、フロント側及びリア側両方の内輪間座3in、4in及び外輪間座3out、4outに伝熱フィン5in、5out、5in’、5out’を形成してもよい。
また、伝熱フィン5in、5outの幅、形状、間隔はどのようなものであってもよい。伝熱フィン5in、5outを径方向に分割する例を示したが、軸方向に分割してもよい。
<実施例>
図4は、本発明の効果を検証するために用いたスピンドルを破断して示す断面図である。このスピンドルの主軸には、図4に示すように、フロント側に2つのアンギュラ玉軸受6a、6bが配され、リア側に円筒ころ軸受6cが配されている。
本実施例では、フロント側のアンギュラ玉軸受6a、6bのうち、リア側のアンギュラ玉軸受6bのリア側端に当接する内輪間座及び外輪間座に本発明における伝熱フィンを形成したものを用いた。また、比較例としては、当該内輪間座及び外輪間座として伝熱フィンのない通常の形状の内輪間座及び外輪間座を有するスピンドルを用いた。
なお、アンギュラ玉軸受6bとしては、内径φ:70mm、外径φ110mm、幅20mm、定位置予圧、背面組み合わせ、組み込み時予圧荷重40Nのものを用いた。また、伝熱フィンとしては、厚さ0.5mm、フィン間の間隔0.5mm、材質黄銅のものを用いた。さらに、比較例の内輪間座及び外輪間座は、材質SUJ2のものを用いた。
図5は、本実施例の検証結果として、スピンドルの回転速度とアンギュラ玉軸受6bの内外輪温度差との関係を示すグラフである。図6は、スピンドルの回転速度と前記内外輪温度差に基づいて計算されたアンギュラ玉軸受6bの予圧との関係を示すグラフである。
この図5から理解されるように、本実施例にあっては、どの回転速度にあっても比較例より内外輪温度差を小さくすることができた。即ち、本実施例にあっては、アンギュラ玉軸受6bの内輪2binの熱を外輪2boutに効率よく逃がすことができることが分かる。
また、図6から理解されるように、本実施例にあっては、いずれの回転速度にあっても比較例より予圧の増加量を小さくすることができる。即ち、アンギュラ玉軸受6bの内外輪温度差を小さくすることができ、予圧の増加を抑制できることが分かる。
本発明のスピンドルの一実施形態を軸方向に破断して示す断面図である。 本発明の変形例を説明するための説明図である。 本発明の変形例を説明するための説明図である。 本発明の実施例のスピンドルを破断して示す断面図である。 実施例の回転速度と内外輪温度差との関係を示すグラフである。 実施例の回転速度と予圧との関係を示すグラフである。
符号の説明
1は主軸、2a、2b、6a、6bはアンギュラ玉軸受、6cは円筒ころ軸受、3in、4inは内輪間座、3out、4outは外輪間座、5in、5outは伝熱フィン

Claims (3)

  1. 軸受で回転自在に支持された主軸を回転駆動するスピンドルであって、
    前記軸受の内輪端面又は外輪端面に一端面が当接され且つ互いに対向して配された内輪間座及び外輪間座を備え、前記内輪間座の外径面及び前記外輪間座の内径面のそれぞれに伝熱フィンが形成されていることを特徴とするスピンドル。
  2. 前記内輪間座の伝熱フィンと前記外輪間座の伝熱フィンとは、前記主軸の軸方向に隙間をもって重なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピンドル。
  3. 前記内輪間座の伝熱フィンと前記外輪間座の伝熱フィンとは、それぞれ複数形成され、前記主軸の軸方向に交互に隙間をもって重なるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスピンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113294431A (zh) * 2021-04-27 2021-08-24 洛阳轴承研究所有限公司 一种串联组配的推力轴承组
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