JP2007021300A - 液体の加温・減温装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 加温後の処理液1を蒸発器2に供給し、フラッシュ蒸発により蒸発させ、処理液1を減温する。蒸発器2で発生した処理液1の蒸気と被処理液4とを直接接触型熱交換器5に供給し、蒸気を凝縮して被処理液4に混入させ、被処理液4を加温する。
【選択図】 図1
Description
そこで本発明はこれらの問題を解決することを課題とする。
加温状態の前記処理液(1) が供給され、その処理液(1) の一部がフラッシュ蒸発されて、その蒸発に伴い処理液(1) が減温される蒸発器(2) と、
前記蒸発器(2) で発生された蒸気および、加温前の前記被処理液(4) が供給され、その被処理液(4) と前記蒸気とを直接接触させ、蒸気を凝縮して被処理液に混入させることにより、その凝縮に伴い被処理液(4) を加温する直接接触型熱交換器(5) と、
を具備することを特徴とする液体の加温・減温装置である。
上側に前記直接接触型熱交換器(5) が設けられ、下側に前記蒸発器(2) が設けられ、両者のケーシング(5a)(2a)が一体に連結された液体の加温・減温装置である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
低温側の前記加温・減温装置と、高温側のそれとが複数設けられ、
被処理液(4) が低温側の直接接触型熱交換器(6) を通過して高温側の前記直接接触型熱交換器(5) に導かれ、
処理液(1) が高温側の前記蒸発器(2) を通過して低温側の蒸発器(3) に導かれることを特徴とする液体の加温・減温装置である。
前記蒸発器(2) は、そのケーシング(2a)内が大気圧に対して減圧(負圧)状態に維持されると共に、前記処理液(1) がノズル(23)を介して下方から上方に噴射される液体の加温・減温装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記直接接触型熱交換器(5) は、多数の充填物が収納された充填層(34)を有し、その各充填物の隙間に、前記被処理液(4) および前記処理液(1) の蒸気が供給され、それらが直接接触するように構成された液体の加温・減温装置である。
前記直接接触型熱交換器(5) は、前記被処理液(4) が上方から下方に液膜状または多数の液柱状に流下し、それらと前記処理液(1) の蒸気とが直接接触するように構成された液体の加温・減温装置である。
請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、
前記被処理液(4) を加温により排水中の成分を固形化させ、その固形分を取り除いて前記処理液(1) とするものであって、
前記被処理液(4) を前記直接接触型熱交換器(5) で加温する上限温度は、前記成分の変成温度未満とし、その下流側の処理装置(39)で変成温度以上に再加温して、固形分を生成することとした液体の加温・減温装置である。
上記構成において、低温側と高温側とに複数の加温・減温装置を設け、被処理液4を低温側の直接接触型熱交換器6を通過して、高温側の直接接触型熱交換器5に導き、処理液1を高温側の蒸発器2を通過して、低温側の蒸発器3に導いた場合には、より効率のよい装置となる。即ち、被処理液4は段階的に暖められ、処理液1は段階的に減温され、各直接接触型熱交換器6、5における熱交換を効率よく促進するとともに、蒸発器2,3における熱交換も効率よく促進される。したがって、全体としてコンパクトで効率のよい装置となりうる。
上記構成において、直接接触型熱交換器5は多数の充填物が収納された充填層34を有し、その各充填物の隙間に被処理液4および処理液1の蒸気が供給され、それらが直接接触するように構成したものにおいては、接触部の表面積が大きく効率のよい直接接触型熱交換器5となりうる。
上記構成において、直接接触型熱交換器5内で被処理液4が上方から下方に液膜状又は多数の柱状に流下し、それと処理液1の蒸気とを直接接触するように構成したことにより、構造がより簡単で、故障し難い装置となりうる。
図1は本発明の液体の加温・減温装置のブロック図であり、図2はその直接接触型熱交換器5、蒸発器2の縦断面説明図である。
この例では対象とする被処理液4は、その一例としてセメントの未水和物その他を含む排水がある。また、被処理液4の他の例としては、たんぱく質成分を含む食品プラントの排水が適用される。更には被処理液4として、加温により変性する流動性の食品自体にも適用される。いずれにしても、被処理液4を加温して処理し、ついでその処理液1を減温する必要のある液体が対象とされる。
図1の例では、直接接触型熱交換器6,5を二つ配置するとともに、蒸発器2,3を二つ配置している。このようにすることにより、各機器で順次加温または減温できるので一つの装置の熱交換量が少なくなり、一つの装置の大きさを小さくすることができる。
そして、処理装置39の再加温装置40で変性温度以上に加温され、被除去物を変性して固形化させ、それをフィルタ41で取り除き、処理液1として蒸発器2に供給し、そこで減温して、その処理液1を蒸発器3に供給し、その蒸発器3でその一部を蒸発させ、さらに処理液1を減温する。充分低温に低下した処理液1は、水質検査の後、下水や河川へ排水が可能である。
上記充填層34の充填物は一例として2インチ以上4インチ程度の大きめの物を選択することができる。それにより圧力損失を十分低くすることができる。なお、この充填物の大
きさも被処理液4の量により各種選択することができる。また、充填層34の代わりに、ケーシング5a内部を多段式に形成し、被処理液4を多数の膜状に流下させ、あるいは、多数の液柱状に流下させることもできる。特に濃度の高い被処理液4を加温する場合にこの多段式が有効である。
たんぱく質を含む食品プラントの廃水処理につき述べると、被処理液4は一例として15℃程度であり、それが図1に示すごとく、第3ポンプ10を介して第1の直接接触型熱交換器6、第2の直接接触型熱交換器5から処理装置39に導かれ、処理装置39で処理され、第2の蒸発器2、第1の蒸発器3を介して外部に排出される。
排水中のたんぱく質が変性して固化する温度は60℃以上である。そこで、この例では被処理液4は直接接触型熱交換器6によって先ず36℃程度に加温され、ついで直接接触型熱交換器5で57℃程度に加温される。即ち、直接接触型熱交換器で加温される上限温度を除去対象物の変性温度未満としている。そして、処理装置39の再加温装置40で変性温度以上の80℃程度に加温され、たんぱく質を変性して固形化させ、それをフィルタ41で取り除く。
各装置は第1減圧弁13および第2減圧弁14を介し真空ポンプ7に連通し、蒸発が可能な負圧に減圧している。一例として、蒸発器2は19.9kPaとし、蒸発器3は4.7kPaとすることによって前述のような温度にすることができる。なお、これらの圧力は必要に応じて適宜変更できる。
2 蒸発器
2a ケーシング
3 蒸発器
4 被処理液
5 直接接触型熱交換器
5a ケーシング
6 直接接触型熱交換器
7 真空ポンプ
8 第1ポンプ
9 第2ポンプ
10 第3ポンプ
12 補助熱交換器
13 第1減圧弁
14 第2減圧弁
21 処理液入口パイプ
22 ヘッダ
23 ノズル
24 噴液
25 貯留部
26 処理液出口パイプ
32 ヘッダ
33 ノズル
34 充填層
35 液滴
36 液滴収集ロート
37 被処理液出口パイプ
38 非凝縮性ガス出口パイプ
39 処理装置
40 再加温装置
41 フィルタ
42 再加温用蒸気
43 非凝縮性ガス
Claims (7)
- 被処理液(4) を加温して処理し、次いでその処理液(1) を減温する液体の加温・減温装置において、
加温状態の前記処理液(1) が供給され、その処理液(1) の一部がフラッシュ蒸発されて、その蒸発に伴い処理液(1) が減温される蒸発器(2) と、
前記蒸発器(2) で発生された蒸気および、加温前の前記被処理液(4) が供給され、その被処理液(4) と前記蒸気とを直接接触させ、蒸気を凝縮して被処理液に混入させることにより、その凝縮に伴い被処理液(4) を加温する直接接触型熱交換器(5) と、
を具備することを特徴とする液体の加温・減温装置。 - 請求項1において、
上側に前記直接接触型熱交換器(5) が設けられ、下側に前記蒸発器(2) が設けられ、両者のケーシング(5a)(2a)が一体に連結された液体の加温・減温装置。 - 請求項1または請求項2において、
低温側の前記加温・減温装置と、高温側のそれとが複数設けられ、
被処理液(4) が低温側の直接接触型熱交換器(6) を通過して高温側の前記直接接触型熱交換器(5) に導かれ、
処理液(1) が高温側の前記蒸発器(2) を通過して低温側の蒸発器(3) に導かれることを特徴とする液体の加温・減温装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
前記蒸発器(2) は、そのケーシング(2a)内が大気圧に対して減圧(負圧)状態に維持されると共に、前記処理液(1) がノズル(23)を介して下方から上方に噴射される液体の加温・減温装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記直接接触型熱交換器(5) は、多数の充填物が収納された充填層(34)を有し、その各充填物の隙間に、前記被処理液(4) および前記処理液(1) の蒸気が供給され、それらが直接接触するように構成された液体の加温・減温装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
前記直接接触型熱交換器(5) は、前記被処理液(4) が上方から下方に液膜状または多数の液柱状に流下し、それらと前記処理液(1) の蒸気とが直接接触するように構成された液体の加温・減温装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、
前記被処理液(4) を加温により排水中の成分を固形化させ、その固形分を取り除いて前記処理液(1) とするものであって、
前記被処理液(4) を前記直接接触型熱交換器(5) で加温する上限温度は、前記成分の変成温度未満とし、その下流側の処理装置(39)で変成温度以上に再加温して、固形分を生成することとした液体の加温・減温装置。
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2005
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