JP2007020741A - 芳香・消臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファン等の送風手段を設けることなく、低コストで十分な芳香・消臭効果を得ることができる芳香・消臭装置を提供する。
【解決手段】 支持受部44、および空気を出入りさせる空気開口部45・46を有し、芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納する容器本体40と、容器本体40の支持受部44と点接触して容器本体40を回転可能に支持する支持部60と、容器本体40を回転させるための回転操作部10とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、事務所、店舗、家庭内の部屋・トイレ等で用いられる芳香・消臭装置に関するものである。
従来、事務所、家庭内の部屋・トイレ等で用いられる芳香・消臭容器が種々提案されている。例えば、芳香剤・消臭剤が入ったビンなどの容器の蓋を開けて、容器内に収納した固体あるいは液体の芳香剤・消臭剤を自然気化させて室内を芳香・消臭するものがある。しかし、このタイプのものは自然に気化した芳香剤・消臭剤を自然の空気の対流にまかせて拡散させる方法であり、その気化する量が少ないためトイレなどの密室では効果があるが、事務所や大きな部屋では十分な効果が得られない。
そこで、芳香・消臭効果を増大させる方法として、ファン等の送風手段を用いた芳香・消臭容器が提案されている。この芳香・消臭容器は、送風手段により強制的に空気を対流させて芳香・消臭成分を発散させるものである。このファンを用いた芳香・消臭容器の多くは、ファンを電動モータ等を用いて回転駆動させるものである。このように、電動モータ等の電気的手段を用いているため、芳香・消臭容器の構成が複雑化し製造コストが高くなり、容器全体の重量が増大してしまう。
そこで、電動モータ等の電気的手段を用いずにファン等の送風手段を駆動させる構成としたファン駆動式芳香剤容器100が特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、図12に示すように、芳香剤を収納する芳香剤収納部101とファン104を収納するファン収納部102とを有する容器本体103に、スプリング材105を連結した操作部材106を配設している。そして、ユーザが手動で操作部材106を押し込むことにより、スプリング力を介してファン104を回転駆動させるものである。
実開平5−48945号公報(1993年6月29日公開)
ところが、上記従来の構成では、電気的手段を用いなくてもファン等の送風手段を必要とするため、装置の増大化およびコストアップという問題が生ずる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ファン等の送風手段を設けることなく、低コストで十分な芳香・消臭効果を得ることができる芳香・消臭装置を提供することにある。
本発明の芳香・消臭装置は、上記の課題を解決するために、支持受部と、空気を出入りさせる空気開口部とを有し、芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納する容器本体と、上記容器本体の上記支持受部と点接触して上記容器本体を回転可能に支持する支持手段と、上記容器本体を回転させるための回転操作手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、芳香剤・消臭剤を収納する容器本体は、容器本体の支持受部に支持手段が点接触して回転可能に支持される。そして、回転操作手段を操作することにより、容器本体を回転させることができる。
これにより、容器本体の回転から生じる遠心力により、空気開口部を有する容器本体から芳香・消臭成分を一定時間、強制的に発散させることができる。つまり、ユーザは必要なときに回転操作手段を操作することにより、芳香・消臭効果を増大させることができる。また、ファン等の送風手段を設ける必要がないため、構成部材を大幅に減少させることができるので製造コストを低く抑えることができる。さらに、装置全体を軽量化することができるため、必要となる部屋へ容易に持ち運ぶことがでできる。
なお、この芳香・消臭装置は、空気を出入りさせる空気開口部を有しているので、単に設置している場合でも自然な空気の流れを利用して芳香・消臭効果を得ることができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記記載の芳香・消臭装置において、上記回転操作手段は、長方形断面を有する四角柱、多角形断面を有する多角柱または円断面を有する円柱のいずれかに捻りを加えて螺旋形状とした回転棒と、長方形の開口部、多角形の開口部または円形の開口部のいずれかを有して、上記回転棒に遊嵌状態に螺合し上記回転棒を該開口部に押し込むことにより上記回転棒の進出移動を回転移動に変換すべく容器本体に載置された回転子と、上記回転子に設けられた脚部を係止すべく容器本体から突出して設けられた突起部と、上記回転子を覆って容器本体に固定され、かつ頭部に回転棒を貫通させる開口を有するキャップ部とからなっていることが好ましい。
これにより、回転棒を、容器本体に載置された回転子の開口部に押し込むことにより、回転棒と回転子とは遊嵌状態に螺合し、回転子は回転棒の進出移動に応じて螺旋状の回転棒に沿って回転移動することになる。そして、回転子が回転すると、回転子に設けられた脚部が容器本体に設けられた突起部に選択的に接触する。
そして、回転子は容器本体に接触してもなお回転棒に沿って回転移動するため、回転棒の押し込む力に応じて容器本体は回転子と一体的に回転することになる。
また、回転棒を貫通させる開口を有するキャップ部が回転子を覆って容器本体に固定されているため、回転子はキャップ部の内部で遊動することなく、回転子の回転軸を固定することができる。
このように、ユーザが回転棒を押し込むという簡単な操作によって、容器本体自体を一定時間回転させることができる。そして、容器本体を回転させることにより、容器本体から芳香・消臭成分を強制的に発散させることができ、芳香・消臭効果を増大させることができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記記載の芳香・消臭装置において、上記キャップ部は、容器本体に形成された溝部に嵌合されることにより、容器本体に固定されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成でキャップ部と容器本体とを固定することができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記記載の芳香・消臭装置において、上記回転操作手段は、上記容器本体の回転軸に設けられてユーザが掴み持てる掴持部からなっていることが好ましい。
これにより、ユーザは掴持部を掴み持ち、手で独楽を回すように回転力を加えることにより容器本体を回転させることができる。そして、空気を出入りさせる空気開口部を有する容器本体から芳香・消臭成分を一定時間、強制的に発散させることができる。このように、容器本体を直接手で回すことができるため、構成部材をさらに減少させることができる。そのため、製造コストを低く抑えることができる。また、装置全体をより軽量化することができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記記載の芳香・消臭装置において、上記回転棒の下側には、上記回転棒を押し込む力に抗した付勢力を上記回転棒の先端部に与える付勢手段が設けられていることことが好ましい。
これにより、回転棒は、例えば、回転棒を押し込む力が加えられていない場合には、付勢手段によって、引き上げられた状態で静止しており、また、回転棒を押し込む力が加えられた場合には、回転棒は、押し込む力に抗した不勢力を受けながら、容器本体の内部を移動することになる。すなわち、回転棒は、回転棒を押し込む力に応じて、容器本体の内部で進退することができる構成である。これにより、ユーザは回転棒を押し込む動作のみで容器本体を回転させることができる。したがって、ユーザは回転棒を引き上げる動作をする必要がないため、さらに簡単な操作で芳香・消臭装置を作動させることができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記記載の芳香・消臭装置において、上記容器本体と一体的に回転し、かつ上記容器本体の回転時に上記容器本体内部の空気を外部へ放出させる力を増大させるための複数の羽根部材が、上記容器本体内部の回転軸周りに設けられていることが好ましい。
これにより、回転操作手段を操作することにより複数の羽根部材を備えた容器本体が回転する。そして、羽根部材により容器本体内部の空気を外部へ放出させる力が増大されるため、容器本体内部の芳香剤・消臭剤の成分を含んだ空気を、容器本体からより遠くへ発散させることができる。したがって、芳香・消臭効果をさらに増大させることができる。また、広い室内等でも芳香・消臭効果を得ることができる。
さらに、通常では、電動式のファン等の送風手段や加熱手段を用いなければ発散させることができにくい分子量が重い、または蒸気圧が低い香料でも芳香・消臭効果を得ることができる。
また、本発明の芳香・消臭装置は、上記容器本体の上記支持受部は、上記容器本体における高さ方向の半分の位置よりも高い位置に設けられていることが好ましい。
これにより、容器本体を安定して一定時間回転させ続けることができる。
本発明の芳香・消臭装置は、以上のように、支持受部、および空気を出入りさせる空気開口部を有し、芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納する容器本体と、上記容器本体の上記支持受部と点接触して上記容器本体を回転可能に支持する支持手段と、上記容器本体を回転させるための回転操作手段とを備えた構成である。
それゆえ、回転操作手段を操作することにより、容器本体を回転させることができる。
これにより、容器本体の回転から生じる遠心力により、空気開口部を有する容器本体から芳香・消臭成分を一定時間、強制的に発散させることができる。また、ファン等の送風手段を設ける必要がないため、構成部材を大幅に減少させることができるので製造コストを低く抑えることができる。さらに、装置全体を軽量化することができるため、必要となる部屋へ容易に持ち運ぶことがでできる。
したがって、ファン等の送風手段を設けることなく、低コストで十分な芳香・消臭効果を得ることができる芳香・消臭装置を提供することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
まず、本発明の一実施形態における芳香・消臭装置1の構成について図1および図2を用いて説明する。
芳香・消臭装置1は、回転操作部(回転操作手段)10と容器本体40と下部キャップ50と支持部(支持手段)60とを備えている。
回転操作部10は、容器本体40を回転させるためのものである。回転操作部10は、回転棒12と上部キャップ(キャップ部、掴持部)20と回転子30と容器本体40から突出した突起部43とから構成されている。
回転棒12の一方の端部には、ユーザが把持する球体状の把持部11が設けられている。回転棒12は、断面が長方形の四角柱の部材であり、螺旋形状を形成している。この回転棒12の螺旋形状は、回転棒12において把持部11が設けられていない端部から見て、把持部11を固定して、時計回りに捻りを加えることにより形成されている。なお、回転棒12の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、多角形断面を有する多角柱または円断面を有する円柱のいずれかに捻りを加えて螺旋形状としたものであっても良い。
なお、把持部11の形状は、ユーザが手で持ち易いものであれば良く、球体状に限定されるものではない。また、後述する実施例1に記載の実験結果から、回転棒12に加えられる捻りの回数は、1回から4回が好ましい。さらに、捻り回数を2回とすることが最適である。また、回転棒12の長さは、41mmから52mmまでの間が好ましい。さらに、回転棒12の長さは、41mmとすることが最適である。なお、回転棒の長さと捻り回数との関係については、実施例1で詳述する。
上部キャップ20は、後述の回転子30を収納する蓋である。上部キャップ20は、円筒型の形状であり、その下端は開口されているが、上端は上部壁により覆われている。ただし、上部壁の中央部には、回転棒12を貫通させるための、回転棒12断面の長方形の長手方向の長さよりも大きな直径を有する開口21が設けられている。上部キャップ20は、下端の開口部が後述の上部容器41の溝部47に嵌合する構成である。
回転子30は、ユーザが回転棒12を押し込む力を容器本体40に伝達する動力伝達部品であり、後述の上部容器41の頂部に載置され、上部キャップ20により覆われている。回転子30は、中央に円筒型のガイド31を備え、ガイド31の周囲に4本の脚部32を設けた構成である。なお、回転子30の詳細については後述する。
容器本体40は、上部容器41と、粒子状の芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納する下部容器42とから構成されている。また、容器本体40には、空気を出入りさせる空気開口部45・46が設けられている。さらに、容器本体40は支持受部44を備えており、支持受部44において、後述する先の尖った支持部60と点接触することにより回転可能に支持される構成である。なお、上部容器41と下部容器42との詳細については後述する。
下部キャップ50は、下部容器42と嵌合する蓋であり、後述の支持棒61が貫通する小孔を有している。下部キャップ50に設けられる上記小孔は、後述の支持棒61の円断面よりも僅かに大きな直径である。これにより、容器本体40の傾きを抑え、安定した回転を保持することができる。
支持部60は、容器本体40を回転可能に支持する支持部材であり、支持棒61と台座62とから構成されている。支持棒61は、円柱型の形状であるが、その先端部(鉛直上端部)は容器本体40の支持受部44と点接触し、容器本体40を回転可能に支持するために先が尖った円錐型の形状を有している。なお、容器本体40との回転摩擦による摩耗を最小限にするため、支持部60の材質は容器本体40の支持受部44と同じであることが好ましい。本実施の形態では、樹脂製を用いているが、鉄製の円柱に樹脂製の円錐型キャップを装着する構成としても良い。
台座62は、容器本体40を支持する支持棒61を鉛直に保ち、容器本体40の回転を安定的に保持する部材である。台座62は、円盤状の平面部から鉛直上向きに延びる円筒部を備えている。円筒部に支持棒61を挿入することにより、支持棒61を鉛直方向に固定することができる。なお、台座62の形状は、容器本体40の回転を安定して支えることができれば良く、円盤状に限定されるものではない。したがって、例えば、三角形状あるいは放射状に延びた十字型であっても良い。また、本実施の形態では、支持棒61と台座62を別部材としているが、両者を一体的に成形したものであっても良い。
芳香・消臭装置1は、上述の支持部60、下部キャップ50、容器本体40、回転子30、上部キャップ20、回転棒12の順に備えられている。このとき、各構成部材の鉛直方向の中心軸(回転軸)は、それぞれ一致している構成である。
次に、回転子30と容器本体40との構成について図2を用いてさらに詳細に説明する。
まず、回転子30は、上述のように回転棒12を押し込む力を容器本体40に伝達する動力伝達部品である。
円筒型のガイド31を有する回転子30の下端部は開口されているが、上端部はガイド31の断面よりも大きな上部壁により覆われている。ただし、上部壁の中央部には、回転棒12の長方形断面よりも僅かに大きな長方形断面を有する長方形開口部33(開口部)が設けられている。また、回転子30のガイド31内部の開口円の直径は、回転棒12が進退する際に係合することが無いように、回転棒12断面の長方形の長手方向の長さよりも大きい構成となっている。そして、回転棒12はガイド31により鉛直方向に直線的に進退可能となる。
これにより、回転棒12が回転子30の上部壁の長方形開口部33に進入すると、回転棒12の螺旋部分と回転子30の上部壁の長方形開口部33とが遊嵌状態に螺合することになる。そして、さらに回転棒12を進入させることにより、回転棒12の螺旋形状に沿って回転子30を回転させることができる。このように、回転子30は、回転棒12の鉛直方向の進入移動を、回転軸を中心とした回転移動に変換することができる。
なお、回転子30の長方形開口部33の形状はこれに限定されるものではなく、回転棒12の螺旋部分と遊嵌状態に螺合できる形状であれば良い。したがって、回転子30の開口部の形状は、例えば、回転棒12の断面が多角形である場合には多角形を有し、また、回転棒12の断面が円である場合には円形を有するものである。
また、回転子30には、回転子30のガイド31の円断面に直行する軸に対して平行に、回転子30の上部壁の外周縁から4本の脚部32が設けられている。この4本の脚部32は、ガイド31の周囲に等間隔に、すなわち、向い合う2本づつの脚部32が円筒の中心軸を対称とした位置に備えられている。また、脚部32の長さは、ガイド31の長さと等しいか、それよりも長い構成である。なお、上記脚部32の本数は、4本に限定されるものではなく、回転子30が上部容器41の頂部で自立できれば良く、2本以上であれば良い。
次に、容器本体40は、上述のように上部容器41と下部容器42とから構成される回転可能な部材である。
上部容器41は、お椀をひっくり返した形状であり、その外周には空気を出入りさせるための複数の空気開口部45が設けられている。また、上部容器41の頂部には、回転操作部10の回転棒12が進退するための貫通穴が設けられている。なお、この貫通穴は、回転棒12断面の長方形の長手方向の長さよりも大きな直径を有する丸穴である。また、貫通穴の中心点は、芳香・消臭装置1の回転軸上に位置する構成である。
また、上部容器41の貫通穴の周囲には、回転子30に設けられた脚部32を係止すべく突起部43が上部容器41から突出して設けられている。突起部43は、貫通穴の中心を回転軸として上部容器41を上方から見て時計回りの回転方向に対して鉛直方向に側壁を有し、また、反時計回りの回転方向に対して傾斜面を有する構成となっている。なお、突起部43の数量は、2個に限定されるものではなく、回転子30の脚部32を係止するために1個以上であれば良い。また、突起部43が配置される位置は、回転子30の脚部32と接触する位置、つまり、回転子30の複数の脚部32を結ぶ円の直径と等しい直径を有する、上部容器41の頂部の貫通穴を中心点とする円上であれば良い。
さらに、上部容器41の突起部43の周囲には、上部キャップ20と嵌合するための、回転軸を中心とした円状の溝部47が形成されている。この溝部47に上部キャップ20を嵌合することにより、上部キャップ20は上部容器41に固定される構成である。このように、簡単な構成で上部キャップ20と上部容器41とを固定することができる。
次に、下部容器42は、上部容器41と同様、お椀型の形状であり、その外周には外部の空気を出入りさせるための複数の空気開口部46が設けられている。また、下部容器42の内部中央には、下部容器42の底部から鉛直方向上方に立ち上がる円筒部が形成されている。そして、円筒部の上端は、鉛直方向上向きに先の尖った円錐型の支持受部44を有する上部壁により覆われている。なお、支持受部44は、下部容器42と一体成形されていなくても良く、両者が固定された構成であれば良い。また、支持受部44の円錐の頂部は、下部容器42の中心を通る回転軸上に位置している。さらに、上記円筒部の周囲には、円筒部を囲む壁が備えられている。下部容器42内部の当該壁の下側周囲には、粒子状の芳香剤・消臭剤が収納される。
また、支持受部44の鉛直方向の位置は、後述する実施例2に記載の実験結果から、台座62の底面から36mm以上で47.5mm以下の範囲が好ましい。さらに、支持受部44の鉛直方向の位置は、台座62の底面から47.5mmとすることが最適である。この支持受部44の鉛直方向に位置については、実施例2で詳述する。
上述した上部容器41と下部容器42とは互いに係合し、一体的に回転する構成である。
なお、上部容器41と下部容器42とに設けられる空気開口部45・46は、粒子状の芳香剤・消臭剤がすり抜けない程度の大きさを有している。また、本実施の形態では、容器本体40に設けられる空気開口部45・46の形状を回転軸を中心として放射状に形成しているが、特に限定されるものではなく、容器本体の内外の空気を出入りさせることができれば良く、例えば、回転軸を中心として円環状としても良い。
また、容器本体40の材質は、特に限定されるものではないが、装置の軽量化を考慮すると樹脂製であることが好ましい。
また、本実施の形態では、容器本体40を上部容器41と下部容器42とに分割している構成であるが、両者を一体構造としても良く、その場合には、芳香剤・消臭剤を出入りさせるための小窓を設ける構成とすることが好ましい。
さらに、本実施の形態の容器本体40は、お椀型を向い合わせにした形状としているが、これに限定されるものではなく、中心軸を支点として回転する構造であれば良い。例えば、独楽のように三角錐型としても良く、また、円盤型としても良い。
また、本実施の形態の容器本体40は、鉛直軸を中心軸として横方向に回転する構成としているが、中心軸を横にして縦方向に回転する構成としても良い。
次に、上述した容器本体40と回転子30と上部キャップ20との関係について説明する。
4本の脚部32を有する回転子30は、上部容器41の頂部に載置される。ただし、回転子30と上部容器41とは固定されておらず、相対的に動作可能に載置される。このとき、上部容器41の頂部に設けられる2つの突起部43を通る回転軸を中心とした円の直径と、回転子30に設けられている4本の脚を通る回転軸を中心とした円の直径とは一致している構成である。
そして、上部キャップ20が、上部容器41に載置された回転子30を覆って、上部容器41の溝部に嵌合されることにより上部容器41に固定される。このように、回転棒12を貫通させる開口21を有する上部キャップ20が回転子30を覆って容器本体40に固定されているため、回転子30は上部キャップ20の内部で遊動することなく、回転子30の回転軸を固定することができる。このとき、上部キャップ20内部の鉛直方向の高さは、上部容器41に備えられる突起部43の高さと回転子30の高さとを足した高さよりも高い構成となっている。
次に、上記構成の芳香・消臭装置1の使用方法について図1ないし図4を用いて説明する。
まず初めに、ユーザが芳香・消臭装置1を作動させるべく、容器本体40内に収容された回転棒12を鉛直方向に引き上げる作用について説明する。
芳香・消臭装置1が任意の場所に設置され静止している状態では、回転棒12は容器本体40の内部に収容された構成となっている。このとき、回転棒12は上部キャップ20の内部の回転子30と遊嵌状態に螺合している。
ユーザが回転棒12を引き上げると、回転子30は上部キャップ20の内部において、引き上げられるようにして螺旋状の回転棒12に沿って、容器本体40を上方から見て反時計回りに回転する。回転子30が上部キャップ20の内部で回転すると、回転子30に設けられている脚部32が、選択的に上部容器41の頂部に突出して設けられている突起部43に接触する。
ここで、突起部43は、上述したように、時計回りの方向に対して鉛直方向に側壁を有している。一方、回転子30が反時計回りに回転して接触する部分は、突起部43の傾斜面である。
これにより、回転子30は、突起部43の傾斜面に乗り上げながら反時計回りに回転することになる。回転棒12をさらに引き上げると、突起部43に乗り上げた回転子30の脚部32が突起部43から外れ落ちる。さらに、回転棒12の引き上げ動作を続けると、再び回転子30の脚部32が選択的に突起部43に接触し乗り上げる動作を行う。この動作を繰り返しながら、回転棒12は所望の位置まで引き上げられる。
なお、上述したように、回転子30の脚部32が突起部43に乗り上げ、突起部43の頂点に到達したとき、回転子30の上部と上部キャップ20の内部上面とは接触しない構成となっている。これにより、ユーザが回転棒12を引き上げる際に、回転子30が上部キャップ20と接触することにより容器本体40が反時計回りに回転することを防ぐことができる。したがって、ユーザは容器本体40を回転させることなく回転棒12を引き上げ、あるいは、抜き取ることができる。
次に、引き上げた、あるいは、抜き取った回転棒12を容器本体40に押し込んで容器本体40を回転させる方法について説明する。
まず、図3に示すように、ユーザは回転棒12を容器本体40に押し込む。これにより、回転棒12は上部キャップ20の開口21を通過し、上部キャップ20の内部の回転子30上部に設けられている長方形開口部33に進入する。ユーザが回転棒12をさらに押し込むと、長方形断面を有する螺旋状の回転棒12と長方形開口部33を有する回転子30とは遊嵌状態に螺合する。そして、回転子30は、押し下げられるようにして、捻りが加えられている螺旋状の回転棒12に沿って、容器本体40を上方から見て時計回りに回転する。
回転子30が上部容器41の頂部において時計回りに回転すると、回転子30に設けられている脚部32が、選択的に、上部容器41の頂部に突出して設けられている突起部43の鉛直方向の側壁に接触する。このように、回転子30が時計回りに回転して接触する部分は突起部43の側壁となるので、回転子30は突起部43に乗り上げることはない。
そして、回転棒12をさらに押し込むことによって、回転子30の時計回りの回転力が、接触する突起部43を介して容器本体40に伝達される。これにより、回転子30と容器本体40とは、回転棒12を押し込む動作に応じて、一体的に回転することになる。このように、ユーザが回転棒12を押し込むことにより、容器本体40を回転させることができる。
また、容器本体40は、上述の支持部60により保持されているため、ユーザが押し込んだ回転棒12から手を離すと、図4に示すように、慣性力により所定の時間回転し続けることになる。
このように、ユーザが回転棒12を一押しするという簡単な操作によって、容器本体40自体を一定時間回転させ続けることができる。そして、容器本体40に芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納することによって、容器本体40の回転に伴う遠心力により、容器本体40に設けられた空気開口部45・46から芳香・消臭成分を一定時間、強制的に発散させることができる。これにより、芳香・消臭装置1を単に設置している場合の芳香・消臭効果を、必要なときに増大させることができる。
また、発散による消臭効果だけでなく臭気の吸着作用がある活性炭または接触により悪臭を包括および分解するフラボノイド系や糖類の消臭剤を容器本体40に収納することで、周囲の空気取り入れるときに消臭効果を得ることができる。
また、本実施の形態の芳香・消臭装置1は、ファン等の送風手段を設けておらず、構成部材を大幅に減少させることができるので製造コストを低く抑えることができる。さらに、装置全体の重量を軽量化することができるため、必要となる部屋へ容易に持ち運ぶことがでできる。
なお、本実施の形態における回転操作部10は、回転棒12を備えた構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、容器本体40に固定された上部キャップ(掴持部)20のみで構成されていても良い。この場合、上部キャップ20は、回転軸に設けられているため、ユーザは、上部キャップ20を掴み持ち、手で独楽を回すように回転力を加えることにより容器本体40を回転させることができる。この構成によれば、構成部材をさらに減らすことができるため、製造コストをさらに低く抑えることができる。また、装置全体をより軽量化することができる。
また、回転操作部10は、容器本体40の内部に歯車を設け、回転棒12に歯を刻設した構成としても良い。これによれば、容器本体40の内部の歯車と回転棒12の歯とが噛合することにより、容器本体40を回転させることができる。さらに、容器本体40内部に容器本体40と独立してゼンマイ機構を設け、回転操作部10を回転させることによりゼンマイ機構を駆動させ、ゼンマイ機構から生じる駆動力を容器本体40に設けられた歯車を介して容器本体40を回転させる構成としても良い。
さらに、本実施の形態の芳香・消臭装置1は、容器本体40が回転動作をする際、回転棒12は容器本体40の内部に収容された状態となる。そして、回転動作が終了し静止した状態においても、回転棒12は容器本体40の内部に収容された状態のままである。したがって、再度、容器本体40を回転させるためには、ユーザは回転棒12を引き上げる動作を必要とする。
そこで、図5に示すように、回転棒12を押し込む力に応じて、回転棒12が容器本体40の内部で進退するように、回転棒12を押し込む力に抗した付勢力を、回転棒12の先端部に与えるバネ(付勢手段)80を設けた構成としても良い。この構成によれば、回転棒12は常に引き上げられた状態となるため、ユーザは回転棒12を押し込む動作のみで容器本体40を回転させることができる。したがって、ユーザは回転棒12を引き上げる動作をする必要がないため、さらに簡単な操作で芳香・消臭装置1を作動させることができる。なお、上記構成では、バネ80を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、ゴム等の弾性材料を用いた構成としても良い。
なお、本実施の形態では、芳香・消臭装置1を上方から見て、容器本体40が時計回りに回転する構成としているが、反時計回りに回転する構成としても良い。この場合には、回転棒12に形成される螺旋を、回転棒12において把持部11を備えていない端部から見て、把持部11を固定して、反時計回りに捻りを加えることにより形成し、かつ、回転子30の脚部32が接触する上部容器41に設けられる突起部43を、貫通穴の中心を回転軸として上部容器41を上方から見て反時計回りの回転方向に対して鉛直方向に側壁を有し、また、時計回りの回転方向に対して傾斜面を有する構成とすれば良い。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について図6ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態の芳香・消臭装置2は、図6に示すように、実施の形態1の芳香・消臭装置1にターボファン型の羽根部70を設けた構成である。
羽根部70は、ドーナツ型の取付部71と複数の羽根部材72とから構成されている。取付部71と羽根部材72とは、ともに同じ薄板の材料で構成されている。取付部71には複数のスリットが設けられており、このスリットは、取付部71の円中心点を通る円上の直線に対して、斜め方向に設けられている。また、羽根部材72は台形型の形状であり、この台形の一辺にはスリットが設けられている。そして、取付部71のスリットと羽根部材72のスリットとが係合し一体構造を形成している。なお、羽根部70の材質を薄板としているが、これに限定されるものではなく、ゴム等の弾性部材であっても良い。ただし、軽量部材であることが好ましい。
また、ドーナツ型の取付部71の内円の直径は、容器本体40の内部円筒部の直径より僅かに大きい構成である。そのため、取付部71を容器本体40の内部円筒部に嵌合させることにより、一体構造を形成することができる。なお、羽根部70は、容器本体40の上部容器41に取り付ける構成としているが、下部容器42に取り付けても良い。また、羽根部70は、容器本体40の回転時に容器本体40内部の空気を外部へ放出させる力を増大させるために、図7に示すように、容器本体40の時計回り方向の回転に対して取付部71のスリットの外縁部が反時計回り方向に傾斜しているように取り付けられる。
本実施の形態の構成によれば、回転棒12を操作することにより羽根部70を備えた容器本体40を回転させることができる。そして、容器本体40内部の芳香剤・消臭剤の成分を含んだ空気を、容器本体40からより遠くへ発散させることができる。したがって、芳香・消臭効果をさらに増大させることができる。また、広い室内等でも芳香・消臭効果を得ることができる。
また、通常では、電動式のファン等の送風手段や加熱手段を用いなければ発散させることができにくい分子量が重い、または蒸気圧が低い香料、例えば、Olibanum Oil、Rose Absoluteなどでも、容器本体40外部へ発散させることができ、芳香・消臭効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、容器本体40と羽根部70とを別部材としているが、上部容器41あるいは下部容器42の内部に羽根部材72を設けた一体構造としても良い。また、羽根部材72の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すようにプロペラファン型の羽根部材でも良い。さらに、図9に示すように、いわゆるシロッコファン(商品名)型の羽根部材でも良い。なお、シロッコファン型の羽根部材を用いた場合は、上部容器41に設けられる空気を出入りさせるための空気開口部45を、回転軸を中心として放射状に直線的に形成することが好ましい。
〔実施例1〕
上記実施の形態の芳香・消臭装置1・2について、回転操作部10を構成する回転棒12の長さと捻り回数との関係について最適条件を求めるための実験を行った。
実験は、回転操作部10を構成する回転棒12の長さと捻り回数とを変化させた場合の容器本体40の回転時間を測定したものである。
Figure 2007020741
表1は、回転操作部10を構成する回転棒12の長さと捻り回数とを変化させた場合の容器本体40の回転時間を測定した結果である。なお、本実験に用いる芳香・消臭装置は、容器本体40に最大の負荷を与えるために、芳香剤を収納し、羽根部70を設けた構成としている。また、回転棒12を押し込む力は常に一定としている。
上述したように、回転棒12は、螺旋形状となっており回転子30と遊嵌状態に螺合しているため、回転棒12を押し込む力ことにより、容器本体40に回転力を付与するものである。
ここで、回転棒12に形成される螺旋形状は捻り回数により異なる。そして、この捻り回数により、回転棒12から容器本体40に伝わる回転力が変化する。また、回転棒12部分の長さを変えることによっても回転力が変化する。このように、容器本体40に付与される回転力が変化するため、容器本体40の回転時間も回転力に応じて変化する。
本実験結果の表1から、捻り回数が2回であるB・Cタイプが好ましいことが分かる。ここで、回転棒12の長さが51mmであるBタイプを採用する場合、回転棒12を容器本体40の内部に全て押し込むためには、容器本体40内部の支持受部44の鉛直位置を低くする必要がある。しかし、後述するように、支持受部44の鉛直位置を低くすると容器本体40の安定した回転が得られず回転時間も短くなってしまう。したがって、回転棒12の長さが41mmであるCタイプがより好ましいと言える。
以上の実験結果より、回転棒12は、回転棒12の長さを41mmとし2回の捻りを加えた構成であることが最適条件であることが分かる。
〔実施例2〕
上記実施の形態の芳香・消臭装置1・2について、支持部60が容器本体40を支持する鉛直方向の支点位置について最適条件を求めるための実験を行った。
実験は、容器本体40に備えられる支持受部44の鉛直位置を変化させた場合、すなわち、図10(a)に示すように支持受部44の鉛直位置を台座底面から36mmとし、羽根部70を設けていないXタイプと、図10(b)に示すように支持受部44の鉛直位置を台座底面から47.5mmとし、羽根部70を設けたYタイプと、図10(c)に示すように上記芳香・消臭装置において容器本体40に備えられる支持受部44の鉛直位置を台座底面から47.5mmとし、羽根部70を設けていないZタイプとの3タイプについて容器本体40の回転時間を測定したものである。
Figure 2007020741
表2は、支持部60が容器本体40を支持する支点位置、すなわち、容器本体40に備えられる支持受部44の鉛直位置を変化させた場合の容器本体40の回転時間を測定した結果である。なお、本実験に用いる芳香・消臭装置は、実施例1で最適条件とされたCタイプの回転棒12を用いる。また、容器本体40には芳香剤を収納し、さらに羽根部70を設けたタイプと羽根部70を設けないタイプとで測定している。
上述したように、容器本体40は、容器本体40に設けられる支持受部44において、先の尖った支持部60と点接触することにより回転可能に支持されている。
本実験結果の表2から、支点位置が低いXタイプよりも、支点位置が高いY、Zタイプの方が回転時間が長いことが分かる。
なお、図11(a)に示すように、支持受部44が台座62底面から36mmの位置よりも支点が低い場合には、支持部60が容器本体40を支えきれず傾いてしまう。したがって、支持受部44の位置は、図11(c)に示すように、台座62底面から36mm以上である必要があることが分かる。
また、本実験結果によれば、支持受部44を台座62底面から47.5mmの位置(Y、Zタイプ)よりも高い位置、例えば図11(b)に示すように60mmの位置に設ければ、容器本体40はより安定し、回転時間も長くなることが考えられる。なお、台座62底面から47.5mmの位置は、容器本体40における高さ方向の半分の位置に相当する。したがって、容器本体40の支持受部44は、容器本体40における高さ方向の半分の位置よりも高い位置に設けられていることが好ましい。
ところで、支点位置を高くすることにより、回転棒12の長さを短くする必要がある。回転棒12の長さを短くすると、実施例1に記載の実験結果から考察されるように回転棒12の捻り回数を減らす、もしくは、捻り回数を減らさずに螺旋のピッチを小さくする必要がある。そして、捻り回数を減らす、もしくは、捻り回数を減らさずに螺旋のピッチを小さくすることにより、容器本体40に十分な回転力を伝えることができないため回転時間が短くなってしまう。したがって、回転棒12の長さを変えることなく、支点位置を高くする必要がある。
この点、Y、Zタイプの支持受部は、Cタイプの回転棒12を用いて押し込んだ場合に、回転棒12の先端部が容器本体40の支持受部44に接触することのない最大高さである。
以上の実験結果より、容器本体40を支える支持受部44は、台座62底面からの鉛直方向に47.5mmの位置に設けられることが最適条件であることが分かる。
そして、上記構成によれば、表2のYタイプのように容器本体40に芳香剤を収納し、羽根部70を設けた場合でも1分以上回転し続けることができる。このように、ユーザが回転棒12を一押しするという簡単な操作により、芳香剤を収納した容器本体40を1分以上回転させ続けることができる。したがって、芳香効果を十分得ることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
瞬間的な芳香・消臭効果を得ることができるため、事務所内や室内で喫煙する際に、悪臭を脱臭する用途にも適用できる。
本発明の一実施形態を示すものであり、芳香・消臭装置の全体構成を示す断面図である。 上記芳香・消臭装置の全体構成を示す分解斜視図である。 上記芳香・消臭装置の回転操作を示す組立斜視図である。 上記芳香・消臭装置の回転動作を示す組立斜視図である。 上記芳香・消臭装置に付勢手段を備えた場合の全体構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、芳香・消臭装置の全体構成を示す断面図である。 上記芳香・消臭装置の全体構成を示す分解斜視図である。 (a)は上記芳香・消臭装置に設けられるプロペラファン型の羽根部材を示す平面図であり、(b)は上記芳香・消臭装置に設けられるプロペラファン型の羽根部材を示す側面図であり、(c)は上記芳香・消臭装置に設けられるプロペラファン型の羽根部材を示す断面図である。 (a)は上記芳香・消臭装置に設けられるシロッコファン型の羽根部材を設けた上部容器を示す平面図であり、(b)は上記芳香・消臭装置に設けられるシロッコファン型の羽根部材を設けた上部容器を示す断面図である。 (a)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から36mmとし、羽根部材を設けていない場合の断面図であり、(b)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から47.5mmとし、羽根部材を設けた場合の断面図であり、(c)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から47.5mmとし、羽根部材を設けていない場合の断面図である。 (a)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から27.5mmとした場合の断面図であり、(b)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から60mmとした場合の断面図であり、(c)は上記芳香・消臭装置において容器本体に備えられる支持受部の鉛直位置を台座底面から36mmとした場合の断面図である。 従来のファン駆動式芳香剤容器の全体構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 芳香・消臭装置
10 回転操作部(回転操作手段)
12 回転棒
20 上部キャップ(キャップ部、掴持部)
21 開口
30 回転子
33 長方形開口部(開口部)
40 容器本体
43 突起部
44 支持受部
45、46 空気開口部
47 溝部
60 支持部(支持手段)
72 羽根部材
80 バネ(付勢手段)

Claims (7)

  1. 支持受部、および空気を出入りさせる空気開口部を有し、芳香剤もしくは消臭剤のいずれか一方、または芳香剤および消臭剤の両方を収納する容器本体と、
    上記容器本体の上記支持受部と点接触して上記容器本体を回転可能に支持する支持手段と、
    上記容器本体を回転させるための回転操作手段とを備えていることを特徴とする芳香・消臭装置。
  2. 上記回転操作手段は、
    長方形断面を有する四角柱、多角形断面を有する多角柱または円断面を有する円柱のいずれかに捻りを加えて螺旋形状とした回転棒と、
    長方形の開口部、多角形の開口部または円形の開口部のいずれかを有して、上記回転棒に遊嵌状態に螺合し上記回転棒を該開口部に押し込むことにより上記回転棒の進出移動を回転移動に変換すべく容器本体に載置された回転子と、
    上記回転子に設けられた脚部を係止すべく容器本体から突出して設けられた突起部と、
    上記回転子を覆って容器本体に固定され、かつ頭部に回転棒を貫通させる開口を有するキャップ部とからなっていることを特徴とする請求項1に記載の芳香・消臭装置。
  3. 上記キャップ部は、容器本体に形成された溝部に嵌合されることにより、容器本体に固定されていることを特徴とする請求項2記載の芳香・消臭装置。
  4. 上記回転操作手段は、
    上記容器本体の回転軸に設けられてユーザが掴み持てる掴持部からなっていることを特徴とする請求項1に記載の芳香・消臭装置。
  5. 上記回転棒の下側には、上記回転棒を押し込む力に抗した付勢力を上記回転棒の先端部に与える付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の芳香・消臭装置
  6. 上記容器本体と一体的に回転し、かつ上記容器本体の回転時に上記容器本体内部の空気を外部へ放出させる力を増大させるための複数の羽根部材が、上記容器本体内部の回転軸周りに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の芳香・消臭装置
  7. 上記容器本体の上記支持受部は、上記容器本体における高さ方向の半分の位置よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の芳香・消臭装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018166945A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 富士工業株式会社 消臭システム

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