JP2007019873A - Dsl自動接続装置、dsl接続用モデム及びdsl自動接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 DSLサービスについての、申し込みから開通までの期間を短縮する。
【解決手段】 ユーザ側に設置されるモデム13のハンドシェーク信号に、ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を含める。このモデム13と加入者線3を介して接続される電話局2にはDSLモデム検出装置24を設け、これにより、ハンドシェーク信号を受信し、それに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得する。かかる情報に基づいて、DSLサービスに対応したDSL装置26及び、インターネットサービスプロバイダ5を特定して、接続装置25,27により、自動的にDSL接続を行うよう構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ユーザ側に設置されるモデム13のハンドシェーク信号に、ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を含める。このモデム13と加入者線3を介して接続される電話局2にはDSLモデム検出装置24を設け、これにより、ハンドシェーク信号を受信し、それに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得する。かかる情報に基づいて、DSLサービスに対応したDSL装置26及び、インターネットサービスプロバイダ5を特定して、接続装置25,27により、自動的にDSL接続を行うよう構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電話回線を利用したxDSL伝送方式のディジタルデータ通信における、電話局内のDSL自動接続に関する。
電話の加入者線(銅線)を利用したxDSL伝送方式のディジタルデータ通信により、インターネットへの高速ブロードバンドアクセスを可能とするDSLサービスが、複数の事業者によって既に提供されている。ユーザが新規にDSLサービスを受けるには、電話局内での回線接続の変更、及び、ユーザ宅内での通信機器(モデム、スプリッタ)の設置が必要である(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、電話局内の回線接続に係る装置それ自体には、新たなDSLサービスの提供に対応する機能が無く、また、DSLサービスやインターネットサービスプロバイダの変更に対応する機能が無かった。従って、電話局内の装置間で配線ケーブル等の接続形態を変更することでしか回線接続の変更に対応できなかった。そのため、ユーザがDSLサービスの申し込みをしてから実際に開通するまでに、2〜3週間もかかっているのが実情であり、迅速化が望まれている。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、DSLサービスについての、申し込みから開通までの期間を短縮することを目的とする。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、DSLサービスについての、申し込みから開通までの期間を短縮することを目的とする。
本発明のDSL自動接続装置は、電話局に、DSLサービスに対応して各種設けられたDSL装置と、前記電話局に設けられ、加入者線を介して接続されたユーザ側のモデムから送信されるハンドシェーク信号を受信し、これに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得して、接続すべきDSL装置及びインターネットサービスプロバイダを特定するDSLモデム検出装置と、前記電話局に設けられ、前記モデムを、前記DSLモデム検出装置が特定したDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続する接続装置とを備えたものである。
上記のように構成されたDSL自動接続装置では、ユーザが加入者線に接続したモデムから送信されるハンドシェーク信号(ユーザ情報及びインターネット接続情報を含む)を、電話局のDSLモデム検出装置が受信する。DSLモデム検出装置は、ハンドシェーク信号に含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得して、接続すべきDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを特定する。そして、接続装置は、モデムを、特定されたDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続する。このようにして、モデムから送信されるハンドシェーク信号に基づいて、自動的に、電話局内でDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダの接続が行われる。
また、上記のDSL自動接続装置において、DSLモデム検出装置は、加入者線におけるDSL信号の有無を検出し、DSL信号が所定時間検出されないときは接続装置による接続を解除するようにしてもよい。
この場合、ユーザがモデムの電源を切るか又はモデムを加入者線から外したとき、DSLモデム検出装置は、DSL信号がなくなったことを検出する。また、DSLモデム検出装置は、DSL信号が検出されない時間が所定時間に達すると、電話局内の接続を解除し、DSLサービスを解除するとともに、インターネットサービスプロバイダへの接続も解除する。このように、ユーザがモデムの電源を切るか又はモデムを加入者線から外すことによって、自動的に、電話局内のDSL接続が解除される。DSL接続が解除された電話局のDSL装置は直ちに「空き」の状態となるので、他のユーザへのDSLサービス提供に回すことが可能となる。これにより、DSL装置を遊ばせることが少なくなるので、1つの電話局内で用意すべきDSL装置の数を低減することができる。また、ユーザは、他の加入者線にモデムを接続することにより、他の場所でDSLサービスを受けることができる。
また、本発明のDSL接続用モデムは、ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を、記憶する手段を有し、加入者線を介して接続装置に対してこれら情報を含めたハンドシェーク信号を送信することにより、当該接続装置に対して、特定のDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダへの接続を要求するものである。
上記のように構成されたDSL接続用モデムでは、ユーザが加入者線に当該モデムを接続することによってユーザ情報及びインターネット接続情報を含むハンドシェーク信号が送信される。これを受信した電話局では、ハンドシェーク信号に含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報から、接続すべきDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを特定して、モデムを、特定されたDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続することができる。このようにして、ユーザがモデムを加入者線に接続するだけで、接続に必要な情報が送信され、電話局内でDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダの接続を行うことが可能となる。
また、上記DSL接続用モデムにおいて、さらに、ユーザの接続解除操作により、接続装置による接続を解除するハンドシェーク信号を送信するようにしてもよい。
この場合、ユーザが接続解除操作をすることにより、接続解除情報を含むハンドシェーク信号が送信される。電話局側ではこの信号を受けて、DSL接続を解除することができる。ユーザは、加入者線からモデムを外して他の加入者線に接続することにより、他の場所でDSLサービスを受けることができる。
この場合、ユーザが接続解除操作をすることにより、接続解除情報を含むハンドシェーク信号が送信される。電話局側ではこの信号を受けて、DSL接続を解除することができる。ユーザは、加入者線からモデムを外して他の加入者線に接続することにより、他の場所でDSLサービスを受けることができる。
一方、本発明のDSL自動接続方法は、(1)ユーザ側で加入者線にモデムを接続し、(2)前記モデムから、ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を、ハンドシェーク信号に含めて送信し、(3)前記モデムと加入者線を介して接続される電話局で前記ハンドシェーク信号を受信し、これに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得して、当該電話局においてDSLサービスに対応して各種設けられたDSL装置から接続すべきDSL装置を特定し、かつ、インターネットサービスプロバイダを特定し、(4)前記モデムを、特定されたDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続するものである。
上記のようなDSL自動接続方法では、ユーザがモデムを加入者線に接続するだけで、自動的に、電話局内でDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダの接続が行われる。
上記のようなDSL自動接続方法では、ユーザがモデムを加入者線に接続するだけで、自動的に、電話局内でDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダの接続が行われる。
本発明のDSL自動接続装置、DSL接続用モデム及びDSL自動接続方法によれば、ユーザがモデムを加入者線に接続するだけで、自動的に、電話局内でDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダの接続が行われ、DSLサービスが開始されるので、DSLサービスについての申し込みから開通までの期間を短縮することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるDSL自動接続装置及びDSL接続用モデムを示す接続図である。この図は、ユーザがまだDSLサービスを受けていない状態を示している。図において、個人又は法人であるユーザ宅1内には、電話機11のみが設置されている。一方、電話局2内には、回線接続板21が設けられ、これに、多数の加入者線3が接続される。回線接続板21の端子21a,21bには、加入者線3ごとにスプリッタ22が接続されており、電話信号は、端子21a,21b間にスプリッタ22を介して伝送される。回線接続板21の端子21bは電話交換機23と接続され、ここからさらに、電話公衆網4へと接続される。
一方、上記スプリッタ22のDSL信号線は、DSLモデム検出装置24及び接続装置25と接続されている。DSLモデム検出装置24は、DSL接続用モデムから送信されるハンドシェーク信号受信及び解析の機能を有する。また、電話局2内には、予め、DSLサービスの内容(DSL方式、DSL事業者及びDSLサービスメニュー)に対応した各種の複数のDSL装置26が設けられている。接続装置25は、DSLサービスに対応したDSL装置26への接続を行うが、ユーザ宅1内に電話機11のみが設置されている図示の状態では、当該接続を行わない。さらに、電話局2内には、複数のインターネットサービスプロバイダ5のうち特定のものへの接続を行う接続装置27が設けられ、この接続装置27から1つのインターネットサービスプロバイダ5を介してインターネット6への接続が可能となっている。ここで、DSLモデム検出装置24、接続装置25,27及びDSL装置26は、電話局側のDSL自動接続装置を構成している。
なお、上記の構成において、スプリッタ22の他、DSLモデム検出装置24も、全ての加入者線3ごとに設けられる。他方、接続装置25,27及びDSL装置26についても、これらを全ての加入者線3ごとに設けることは可能であるが、実際には全ての電話ユーザがDSLサービスを希望することはないので、実際に使用されるDSL通信の回線数を想定して、その回線数の接続処理が可能な範囲で数量を抑えることが合理的である。
ユーザがDSLサービスの申し込みをすると、DSLサービスを提供するDSL事業者から、モデム及びスプリッタが提供される(但し、スプリッタ一体型のモデムもある。)。xDSLでは、モデムと電話局の装置との通信確立の最初に、「ハンドシェーク」が行われる。ハンドシェークについては、ITU−T勧告G.994.1(1999年6月初版制定)に規定されており、DSLの方式に依存せず、単一のトーンによるDPSK変調信号を用いて、電話局内のDSL装置と、ユーザ側のモデムとの間で、やりとりを行うものである。
図3は、このモデムのハンドシェーク信号におけるメッセージ情報フィールドの構成を示す図である。メッセージ情報フィールドは、大別して、識別フィールドF1、標準情報フィールドF2及び非標準情報フィールドF3の3フィールドからなる。このモデムがサポートしているDSL方式(ADSL,VDSL,SHDSL等)については、標準情報フィールドF2にその情報が記録されている。そして、本実施形態では、オプションフィールドである非標準情報フィールドF3に、追加の情報として、DSL事業者、DSLサービスメニュー(例えば、24Mサービス、40Mサービス)、インターネットサービスプロバイダ、及び、ユーザ情報(名前、申し込み番号、アカウント名等)を記録させてある。モデムとの間で伝送を行うのはDSL装置26であるが、DSLモデム検出装置24も、ハンドシェーク信号を受信してその内容を解析することができる。
図2は、モデム13の設置後、電話局2内の自動接続が完了した状態を示す接続図である。この状態に至るには、まず、ユーザが、ユーザ宅1内にモデム13(DSL接続用モデム)及びスプリッタ12を設置する。モデム13にはパソコン14が接続され、パソコン14側で、モデム13のインストールや必要な設定が行われる。モデム13は、DSL装置26との通信確立のため、ハンドシェーク信号を送信する。このハンドシェーク信号は電話局2内のDSLモデム検出装置24によって検出される。DSLモデム検出装置24は、ハンドシェーク信号を受信し、かつ、これを解析してDSL方式、DSL事業者、DSLサービスメニュー、インターネットサービスプロバイダ、及び、ユーザ情報を読み取る。
DSLモデム検出装置24は、読みとったDSL方式、DSL事業者及びDSLサービスメニューに基づいて、モデム13と接続すべきDSL装置26を特定する。そして、DSLモデム検出装置24は接続装置25を制御し、特定のDSL装置26への接続を自動的に実行する。また、DSLモデム検出装置24は、読みとったインターネットサービスプロバイダ及びユーザ情報に基づいて、モデム13と接続すべきインターネットサービスプロバイダ5を特定する。そして、DSLモデム検出装置24は接続装置27を制御し、特定のインターネットサービスプロバイダ5への接続を自動的に実行する。
以上のようにして、電話局2内で自動的に、DSLサービスに対応したDSL装置26と、インターネットサービスプロバイダ5とに接続が行われ、インターネット接続が完成される。すなわち、ユーザが、宅内の加入者線3にモデム13等を接続しただけで、直ちに、申し込みをしたDSLサービスの提供を受けることができる。従って、この場合、DSLサービスについての申し込みから開通までの期間とは、申し込み時点から、モデム13等が届き、これを接続完了するまでの期間となり、従来のDSL接続に比べて大幅に期間短縮することができる。
次に、一旦DSLサービスが開通してから、必要に応じて、電話局2内の接続を解除するための構成例について説明する。
(1)第1の構成
モデム13に接続解除ボタン(図示せず。)を設けておく。また、この接続解除ボタンが操作されると、DSL通信が切断され、その後、接続解除情報(接続解除のメッセージ)を持ったハンドシェーク信号が送信されるように、モデム13のファームウェア等を構成しておく。
(1)第1の構成
モデム13に接続解除ボタン(図示せず。)を設けておく。また、この接続解除ボタンが操作されると、DSL通信が切断され、その後、接続解除情報(接続解除のメッセージ)を持ったハンドシェーク信号が送信されるように、モデム13のファームウェア等を構成しておく。
この場合、ユーザがモデム13の接続解除操作をすることにより、まずDSL通信が切断される。続いて、モデム13から、接続解除情報を含むハンドシェーク信号が送信される。DSLモデム検出装置24は、ハンドシェーク信号を受信して接続解除情報を取得すると、接続装置25,27による接続を解除し、DSL装置26を解放するとともに、インターネットサービスプロバイダ5への接続も解除する。すなわち、電話局2内の接続はモデム設置前の状態に戻る。このようにして、ユーザが接続解除操作することによって、自動的に、電話局2内のDSL接続が解除される。接続が解除された電話局2のDSL装置26は直ちに「空き」の状態となる。
(2)第2の構成
ハンドシェーク信号は単一周波数のトーン信号であるのに対して、DSL通信では広帯域を用いた信号を送受信する。そこで、DSLモデム検出装置24には、DSL信号の有無を検出する機能を持たせる。これにより、DSLモデム検出装置24は、モデム13とDSL装置26との間で、DSL通信が行われているか否かをモニタすることができる。また、DSLモデム検出装置24に、DSL信号が検出されなくなってからの時間をカウントするタイマ機能と、この時間が所定時間に達したとき、接続装置25,27による接続を解除する機能とを持たせる。
ハンドシェーク信号は単一周波数のトーン信号であるのに対して、DSL通信では広帯域を用いた信号を送受信する。そこで、DSLモデム検出装置24には、DSL信号の有無を検出する機能を持たせる。これにより、DSLモデム検出装置24は、モデム13とDSL装置26との間で、DSL通信が行われているか否かをモニタすることができる。また、DSLモデム検出装置24に、DSL信号が検出されなくなってからの時間をカウントするタイマ機能と、この時間が所定時間に達したとき、接続装置25,27による接続を解除する機能とを持たせる。
ユーザがモデム13の電源を切るか又はモデム13を加入者線3から外したとき、加入者線3上にDSL信号はなくなり、このことは、DSLモデム検出装置24によって検出される。また、DSLモデム検出装置24は、DSL信号が検出されなくなってからの時間をカウントする。この時間が所定時間に達すると、DSLモデム検出装置24は、接続装置25,27による接続を解除し、DSL装置26を解放するとともに、インターネットサービスプロバイダ5への接続も解除する。このようにすれば、モデム13に接続解除ボタン等を設けることなく、DSLモデム検出装置24のみの機能で、DSL接続を解除することができる。
以上の(1)、(2)その他同様な構成により電話局2内のDSL接続を解除すれば、ユーザはモデム13を取り外して、これを他の場所へ移動し、他の加入者線に接続することができる。これにより、どこの加入者線経由でも、ユーザはDSLサービスを受けることができる。例えば、自宅のモデムをノートパソコン等と共に出張先に持ち込み、そこでDSLサービスを受ける、ということが簡単に行えるようになる。すなわち、電話機とサービスとが固定的に対応していた従来の構成とは異なり、ユーザとサービスとを対応させることができるので、ポータビリティ(モデムを持ち歩ける。)が増す。また、DSL接続が解除された電話局2のDSL装置26は直ちに「空き」の状態となるので、他のユーザへのDSLサービス提供に回すことが可能となる。これにより、DSL装置26を遊ばせることが少なくなるので、1つの電話局2内で用意すべきDSL装置26の数を低減することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態によるDSL自動接続装置及びDSL接続用モデムを示す接続図である。第1の実施形態とは接続装置28、DSLモデム検出装置24の機能、及び、電話局2内の接続構成が異なるが、それ以外の各部の固有の機能は、同様である。
この図は、ユーザがまだDSLサービスを受けていない状態を示しており、ユーザ宅1内には、電話機11のみが設置されている。一方、電話局2内に設けられた接続装置28の端子28aには加入者線3が、端子28bには電話交換機23が、それぞれ接続される。端子28aと端子28bとの間には、外部信号により開閉可能な接点28cが存在している。接点28cは、この状態では閉じている。
この図は、ユーザがまだDSLサービスを受けていない状態を示しており、ユーザ宅1内には、電話機11のみが設置されている。一方、電話局2内に設けられた接続装置28の端子28aには加入者線3が、端子28bには電話交換機23が、それぞれ接続される。端子28aと端子28bとの間には、外部信号により開閉可能な接点28cが存在している。接点28cは、この状態では閉じている。
一方、接続装置28の端子28aには、DSLモデム検出装置24及び接続装置25が接続されている。ここで、DSLモデム検出装置24は、加入者線3ごとに図示のように接続されている。また、電話局2内には、予め、DSLサービスの内容に対応し、かつ、スプリッタ22を前置した各種の複数のDSL装置26が設けられている。但し、この状態では、スプリッタ22とDSL装置26とは互いに接続されているが、接続装置25はスプリッタ22と接続されていない。さらに、インターネットサービスプロバイダ5との接続を行う接続装置27は、この状態では、DSL装置26と接続されていない。スプリッタ22の電話信号の出力線は接続装置28の端子28bのいずれかと接続可能であるが、この状態では接続されていない。接続装置28は、接点28cを閉じた状態では単なる中継的機能を有するだけであるが、DSLモデム検出装置24から開閉制御信号を受けると、接点28cを開き、その接点28cの端子28bに、スプリッタ22からの電話信号を取り込む機能を有する。
なお、図4の構成において、上述のように、DSLモデム検出装置24は全ての加入者線3ごとに設けられる。他方、接続装置25、スプリッタ22、DSL装置26及び接続装置27についても、全ての加入者線3ごとに設けることは可能であるが、実際には全ての電話ユーザがDSLサービスを希望することはないので、実際に使用されるDSL通信の回線数を想定して、その回線数の接続処理が可能な範囲で数量を抑えることが合理的である。
次に、図5に示すように、ユーザが、ユーザ宅1内にモデム13及びスプリッタ12を設置し、モデム13にパソコン14を接続する。モデム13は、DSL装置26との通信確立のため、ハンドシェーク信号を送信する。このハンドシェーク信号は電話局2内のDSLモデム検出装置24によって検出される。DSLモデム検出装置24は、ハンドシェーク信号を受信し、かつ、これを解析してDSL方式、DSL事業者、DSLサービスメニュー、インターネットサービスプロバイダ、及び、ユーザ情報を読み取る。
DSLモデム検出装置24は、読みとったDSL方式、DSL事業者及びDSLサービスメニューに基づいて、モデム13と接続すべきDSL装置26を特定する。そして、DSLモデム検出装置24は接続装置25を制御し、スプリッタ22を介して特定のDSL装置26への接続を自動的に実行する。また、DSLモデム検出装置24は、読みとったインターネットサービスプロバイダ及びユーザ情報に基づいて、モデム13と接続すべきインターネットサービスプロバイダ5を特定する。そして、DSLモデム検出装置24は接続装置27を制御し、特定のインターネットサービスプロバイダ5への接続を自動的に実行する。
また、DSLモデム検出装置24は、接続装置28に制御信号を送り、接点28cを開かせ、かつ、その加入者線3に接続されたスプリッタ22からの電話信号の出力線を端子28bに接続する。これにより、DSLサービスを受けるユーザの加入者線3は、電話信号に関しては、接続装置25からスプリッタ22を介して、電話交換機23につながる構成となる。
以上のようにして、電話局2内では自動的に、DSLサービスに対応したDSL装置26と、インターネットサービスプロバイダ5とに接続が行われ、インターネット接続が完成される。すなわち、第1の実施形態と同様に、ユーザは、ユーザ宅1内の加入者線3にモデム13を接続しただけで、直ちに、申し込みをしたDSLサービスの提供を受けることができる。また、第2の実施形態では、電話局2内においてスプリッタ22を加入者線3ごとに同数設ける必要がないため、その分、簡素で安価な構成とすることができる。
なお、上記各実施形態においては2つの接続装置25,27によりDSL自動接続を行っているが、これらは物理的に必ずしも2つの装置として存在しなくてもよく、1つの接続装置に多機能を搭載した構成であってもよい。要するに、ハンドシェーク信号に基づいてDSLモデム検出装置24が特定したDSL装置26及びインターネットサービスプロバイダ5に、モデム13を接続するDSL通信路を形成する機能を有していればよい。また、かかる接続装置25,27を、見かけ上、DSLモデム検出装置24と一体化することも可能である。
1 ユーザ宅
2 電話局
3 加入者線
5 インターネットサービスプロバイダ
13 モデム(DSL接続用モデム)
24 DSLモデム検出装置
25,27 接続装置
26 DSL装置
2 電話局
3 加入者線
5 インターネットサービスプロバイダ
13 モデム(DSL接続用モデム)
24 DSLモデム検出装置
25,27 接続装置
26 DSL装置
Claims (5)
- 電話局に、DSLサービスに対応して各種設けられたDSL装置と、
前記電話局に設けられ、加入者線を介して接続されたユーザ側のモデムから送信されるハンドシェーク信号を受信し、これに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得して、接続すべきDSL装置及びインターネットサービスプロバイダを特定するDSLモデム検出装置と、
前記電話局に設けられ、前記モデムを、前記DSLモデム検出装置が特定したDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続する接続装置と
を備えたことを特徴とするDSL自動接続装置。 - 前記DSLモデム検出装置は、前記加入者線におけるDSL信号の有無を検出し、DSL信号が所定時間検出されないときは前記接続装置による接続を解除する請求項1記載のDSL自動接続装置。
- ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を、記憶する手段を有し、加入者線を介して接続装置に対してこれら情報を含めたハンドシェーク信号を送信することにより、当該接続装置に対して、特定のDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダへの接続を要求することを特徴とするDSL接続用モデム。
- さらに、ユーザの接続解除操作により、前記接続装置による接続を解除するハンドシェーク信号を送信する請求項3記載のDSL接続用モデム。
- ユーザ側で加入者線にモデムを接続し、
前記モデムから、ユーザ情報並びに、ユーザが利用するDSLサービス及びインターネットサービスプロバイダを示すインターネット接続情報を、ハンドシェーク信号に含めて送信し、
前記モデムと加入者線を介して接続される電話局で前記ハンドシェーク信号を受信し、これに含まれているユーザ情報及びインターネット接続情報を取得して、当該電話局においてDSLサービスに対応して各種設けられたDSL装置から接続すべきDSL装置を特定し、かつ、インターネットサービスプロバイダを特定し、
前記モデムを、特定されたDSL装置及びインターネットサービスプロバイダへ接続する
ことを特徴とするDSL自動接続方法。
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JP2005199254A JP2007019873A (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | Dsl自動接続装置、dsl接続用モデム及びdsl自動接続方法 |
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US9232073B2 (en) | 2011-09-13 | 2016-01-05 | Thomson Licensing | Method for initiating a non-standard mode for an xDSL transmission system and residential gateway using the method |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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