JP2007019620A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の管理が簡単な撮像装置を提供する。
【解決手段】電源がONされてからOFFされるまでの間に撮影された画像を1グループとして同じフォルダに格納する。電源がONされてからOFFされるまでに撮影された画像がひとまとまりとなり、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
【選択図】 図4
【解決手段】電源がONされてからOFFされるまでの間に撮影された画像を1グループとして同じフォルダに格納する。電源がONされてからOFFされるまでに撮影された画像がひとまとまりとなり、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
【選択図】 図4
Description
本発明は撮像装置に係り、特に撮影した画像をグループ分けして記憶メディアに記録する撮像装置に関する。
一般にデジタルカメラで撮影された画像は、所定フォーマットの画像ファイルとしてメモリカード等の交換可能な記憶メディアに記録される。この際、従来のデジタルカメラは、撮影順に所定のファイル名を付け、単一のフォルダに画像ファイルを格納して記録していた。
しかし、記憶メディアの記憶容量が増えると、記録可能な画像ファイルの数が増え、撮影後の管理が面倒になるという問題があった。
そこで、特許文献1、2では、連写のたびにフォルダを作成し、そのフォルダに一回の連写で得られた一連の画像ファイルを格納することにより、撮影後の画像ファイルの取り扱いを容易にしている。
また、特許文献3では、連写により得られた個々の画像ファイルのヘッダ部分に連写の分類情報を記録することにより、撮影後の画像ファイルの分類を容易にしている。
また、特許文献4では、ブラケッティング撮影により得られた個々の画像ファイルにブラケッティング撮影により得られた一連の画像ファイルであることを示す情報を付加して記録することにより、撮影後の画像ファイルの識別を容易にしている。
特開2001−94927号公報
特開平11−312237号公報
特開2001−257926号公報
特開2004−247807号公報
ところで、デジタルカメラの場合、フィルムカメラのように消耗品が発生することがないため、枚数を気にしながら撮影するということが少ない。このため、連写やブラケッティング撮影とは別に同じ被写体を念押しの意味で複数回撮影することがよく行われる。
しかし、従来のデジタルカメラでは、連写やブラケッティング撮影でなければ、同種の画像のグループ分けができず、撮影後の閲覧、整理に手間がかかるという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、画像の管理が簡単な撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、撮影指示に応じて撮像素子から得られた画像信号を処理して、所定の画像ファイルとして記憶メディアに記録する撮像装置において、メイングループの切り換えを指示するメイングループ切換指示手段と、前記メイングループ切換指示手段によるメイングループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じメイングループの画像ファイルとして識別可能に前記記憶メディアに記録する記録制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
請求項1に係る発明によれば、メイングループの切り換え指示が与えられるまでに得られた画像ファイルを一つのグループとして記憶メディアに記録する。すなわち、メイングループの切り換えが指示されると、それ以後に撮影された画像は新たなメイングループとしてグループ分けされて記録される。これにより、撮影後の管理が容易になる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、同じメイングループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加して記録することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
請求項2に係る発明によれば、同じメイングループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、同じメイングループの画像ファイルを同じフォルダに格納して記録することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
請求項3に係る発明によれば、同じメイングループの画像ファイルを同じフォルダに格納することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、各画像ファイルが属するメイングループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
請求項4に係る発明によれば、各画像ファイルが属するメイングループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記撮像装置の電源をON/OFFする電源スイッチを備え、前記メイングループ切換指示手段は、前記電源スイッチがONされると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置を提供する。
請求項5に係る発明によれば、電源スイッチがONされると、メイングループの切り換えが指示され、それ以後に撮影された画像が新たなメイングループとしてグループ分けされて記録される。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、画像を撮影する撮影モードに切り換えるモード切換手段を備え、前記メイングループ切換指示手段は、前記モード切換手段で前記撮影モードに設定されると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置を提供する。
請求項6に係る発明によれば、撮影モードに設定されると、メイングループの切り換えが指示され、それ以後に撮影された画像が新たなメイングループとしてグループ分けされて記録される。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の撮像装置を提供する。
請求項7に係る発明によれば、メイングループ内で更に画像ファイルがサブグループにグループ分けされて記録される。この際、サブグループのグループ分けは、サブグループの切り換えが指示されるまでを一つのグループとして記録する。すなわち、サブグループの切り換えが指示されると、それ以後に撮影された画像を新たなサブグループとしてグループ分けして記録する。これにより更に詳細に画像ファイルをグループ分けでき、撮影後の画像管理が更に容易になる。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置の動きを検出する動き検出手段を備え、前記メイングループ切換指示手段は、前記動き検出手段で一定以上の動きを検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置を提供する。
請求項8に係る発明によれば、撮像装置本体に一定以上の動きが検出されると、メイングループの切り換えが指示される。すなわち、撮像装置本体を一定以上動かした場合は、撮影対象が変更されたもと判断して、以後撮影された画像を新たなメイングループにグループ分けして記録する。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供する。
請求項9に係る発明によれば、メイングループ内で更に画像ファイルがサブグループにグループ分けされて記録される。これにより更に詳細に画像ファイルをグループ分けでき、撮影後の画像管理が更に容易になる。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置に備えられたグリップ部へのグリップを検出するグリップ検出手段を備え、前記メイングループ切換指示手段は、前記グリップ検出手段で新たなグリップを検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置を提供する。
請求項10に係る発明によれば、撮像装置に備えられたグリップ部が、新たにグリップされると、メイングループの切り換えが指示される。すなわち、グリップ部が離されると、そこで一旦撮影が終了し、撮影対象が変更されたものと判断し、以後撮影された画像を新たなメイングループにグループ分けして記録する。
請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置を提供する。
請求項11に係る発明によれば、メイングループ内で更に画像ファイルがサブグループにグループ分けされて記録される。これにより更に詳細に画像ファイルをグループ分けでき、撮影後の画像管理が更に容易になる。
請求項12に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置に備えられたレリーズボタンへの接触を検出する接触検出手段を備え、前記メイングループ切換指示手段は、前記接触検出手段で新たな接触を検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置を提供する。
請求項12に係る発明によれば、撮像装置に備えられたレリーズボタンが新たに接触されると、メイングループの切り換えが指示される。すなわち、レリーズボタンに指が置かれている間は同じ被写体を撮影しているものと判断し、離されたら被写体が変更されたものと判断して、以後撮影された画像を新たなメイングループにグループ分けして記録する。
請求項13に係る発明は、前記目的を達成するために、サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置を提供する。
請求項13に係る発明によれば、メイングループ内で更に画像ファイルがサブグループにグループ分けされて記録される。これにより更に詳細に画像ファイルをグループ分けでき、撮影後の画像管理が更に容易になる。
請求項14に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置の動きを検出する動き検出手段を備え、前記サブグループ切換指示手段は、前記動き検出手段で一定以上の動きを検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、11又は13に記載の撮像装置を提供する。
請求項14に係る発明によれば、撮像装置本体に一定以上の動きが検出されると、サブグループの切り換えが指示される。すなわち、撮像装置本体を一定以上動かした場合は、撮影対象が変更されたもと判断して、以後撮影された画像をメイングループ内で新たなサブグループにグループ分けして記録する。
請求項15に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置に備えられたグリップ部へのグリップを検出するグリップ検出手段を備え、前記サブグループ切換指示手段は、前記グリップ検出手段で新たなグリップを検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、9又は13に記載の撮像装置を提供する。
請求項15に係る発明によれば、撮像装置に備えられたグリップ部が、新たにグリップされると、サブグループの切り換えが指示される。すなわち、グリップ部が離されると、そこで一旦撮影が終了し、撮影対象が変更されたものと判断し、以後撮影された画像をメイングループ内で新たなサブグループにグループ分けして記録する。
請求項16に係る発明は、前記目的を達成するために、撮像装置に備えられたレリーズボタンへの接触を検出する接触検出手段を備え、前記サブグループ切換指示手段は、前記接触検出手段で新たな接触を検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、9又は11に記載の撮像装置を提供する。
請求項16に係る発明によれば、撮像装置に備えられたレリーズボタンが新たに接触されると、サブグループの切り換えが指示される。すなわち、レリーズボタンに指が置かれている間は同じ被写体を撮影しているものと判断し、離されたら被写体が変更されたものと判断して、以後撮影された画像をメイングループ内で新たなサブグループにグループ分けして記録する。
請求項17に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、同じサブグループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加して記録することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置を提供する。
請求項17に係る発明によれば、同じサブグループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項18に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、同じサブグループの画像ファイルを同じフォルダに格納して記録することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置を提供する。
請求項18に係る発明によれば、同じサブグループの画像ファイルを同じフォルダに格納することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項19に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記録制御手段は、各画像ファイルが属するサブグループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置を提供する。
請求項19に係る発明によれば、各画像ファイルが属するサブグループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に記録する。
請求項20に係る発明は、前記目的を達成するために、前記動き検出手段の検出結果に基づいて撮影光学系の一部又は前記撮像素子を移動させて手ブレを補正する手ブレ補正手段を備えたことを特徴とする請求項8又は14に記載の撮像装置を提供する。
請求項20に係る発明によれば、動き検出手段の検出結果を利用して手ブレ補正を行う。これにより、動き検出手段を兼用でき、手ブレ補正機能を備えた撮像装置において、構成を簡略化できる。
請求項21に係る発明は、前記目的を達成するために、撮影された画像の成功/失敗を判定する判定手段を備え、前記記録制御手段は、前記判定手段で失敗判定された画像の画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1〜20のいずれか一に記載の撮像装置を提供する。
請求項21に係る発明によれば、失敗画像を識別でき、画像ファイルの管理が更に容易になる。
本発明に係る撮像装置によれば、画像の管理を簡単にすることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。
同図に示すように、このデジタルカメラ10は、レンズユニット12とカメラ本体14とで構成されている。
レンズユニット12は、円筒状に形成されており、その基端部にレンズマウント12Aを備えている。一方、カメラ本体14は、箱状に形成されており、その正面ほぼ中央に本体マウント14Aを備えている。レンズユニット12は、レンズマウント12Aをカメラ本体14の本体マウント14Aに装着することにより、カメラ本体14に着脱自在に取り付けられる。
なお、レンズマウント12Aと本体マウント14Aには、それぞれレンズマウント接点12aと本体マウント接点14aとが設けられており(本体マウント接点14aのみ図示)、レンズマウント12Aを本体マウント14Aに装着すると、互いの接点が接触して導通する。
また、本体マウント14Aには、図示しないレンズ検出端子が設けられており、このレンズ検出端子により、レンズマウント12Aが本体マウント14Aに装着されたことが検出できるようにされている。
レンズユニット12は、手ブレ補正機能を備えたズーレンズで構成されており、後述するように、撮像素子を内蔵している。
カメラ本体14の正面には、グリップ部16、ストロボ18等が設けられており、上面には、レリーズボタン20、電源スイッチ22、モードダイヤル24等が設けられている。また、カメラ本体14の背面には、モニタ26、ズームボタン28、十字ボタン30、MENU/OKボタン32、キャンセルボタン34等が設けられている。また、図示しないカメラ本体14の底面には、バッテリカバーが設けられており、このバッテリカバーを開くと、バッテリを装着するためのバッテリ収納室と、メモリカードを装着するためのメモリカードスロットが設けられている。
グリップ部16には、タッチセンサが設けられており、撮影者がグリップ部16をグリップして構えたことを検出できるようにされている。
レリーズボタン20は、撮影指示を入力するボタンとして機能し、いわゆる「半押し」と「全押し」の二段式で構成されている。デジタルカメラ10は、このレリーズボタン20の半押しでAE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)が機能し、全押しで撮影が実行される。
電源スイッチ22は、スライド式のスイッチで構成されており、この電源スイッチ22のスライド操作でデジタルカメラ10の電源がON/OFFされる。
モードダイヤル24は、回転式のダイヤルで構成されており、デジタルカメラ10のモードを切り換える手段として機能する。デジタルカメラ10は、このモードダイヤル24を回転操作することにより、「撮影モード」と「再生モード」に切り換えられる。
モニタ26は、カラーLCDで構成されている。このモニタ26は、再生モード時に撮影済み画像の再生に使用されるとともに、撮影モード時にスルー画像が表示されて電子ファインダとして使用される。また、各種設定操作時にメニュー画面が表示されてユーザインターフェイスとしても使用される。
ズームボタン28は、撮影時にズームを指示するボタンとして機能し、テレ方向のズームを指示するズームテレボタン28Tと、ワイド方向のズームを指示するズームワイドボタン28Wとで構成されている。なお、再生時には、画像の拡大/縮小を指示するボタンとして機能し、ズームテレボタン28Tで画像が拡大され、ズームワイドボタン28Wで画像が縮小される。
十字ボタン30は、上下左右四方向に押下可能に構成されており、デジタルカメラ10の状況に応じた機能が割り当てられる。たとえば、撮影モード時には、右ボタンがマクロモードの切り換えを指示するマクロボタンとして機能し、左ボタンがストロボモードの切り換えを指示するストロボボタンとして機能する。また、再生モード時には、右ボタンが画像のコマ送りを指示するボタンとして機能し、左ボタンが画像のコマ戻しを指示するコマ戻しボタンとして機能する。また、モニタ26を利用した各種設定時には、モニタ26に表示されるカーソルの移動を指示するボタンとして機能する。
MENU/OKボタン32は、モニタ26へのメニュー画面の表示を指示するボタンとして機能するとともに、各種操作の実行を指示するボタンとして機能し、キャンセルボタン34は、各種操作のキャンセルを指示するボタンとして機能する。
図3は、デジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、レンズユニット12は、撮影光学系100、撮影光学系駆動部102、撮影光学系制御部104、手ブレ検出用角加速度センサ106、撮像素子(CCD)108、アナログ信号処理部110、A/D変換器112、積算回路114、タイミングジェネレータ(TG)116、レンズCPU118、ROM、RAMからなるレンズシステムメモリ120、レンズ不揮発性メモリ122、レンズ通信部124、電源制御部126、DC/DC変換器128、レンズマウント接点12a等で構成されている。
一方、カメラ本体14は、本体CPU200、操作部(レリーズボタン20、電源スイッチ22、モードダイヤル24、ズームボタン28、十字ボタン30、MENU/OKボタン32、キャンセルボタン34等)202、ROM、RAMからなる本体システムメモリ204、本体不揮発性メモリ206、タイマ208、カレンダ時計210、本体通信部212、デジタル信号処理部214、カードインターフェイス(I/F)216、メモリカードスロット218、メモリカード220、フレームメモリ222、OSD部224、LCD制御部226、モニタ26、USBドライバ228、USBコネクタ230、タッチセンサ232、ストロボ制御部234、ストロボ18、電源制御部236、バッテリ238、DC/DC変換器240、本体マウント接点14a等で構成されている。
デジタルカメラ全体の動作は、本体CPU200によって統括制御されており、本体CPU200は、操作部202からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ10の各部を制御する。本体システムメモリ204のROMには、この本体CPU200が、実行する制御プログラム、制御に必要な各種データが記録されている。本体CPU200は、この本体システムメモリ204のROMに格納された制御プログラムに従い、本体システムメモリ204のRAMを作業領域としながらデジタルカメラの各部を制御する。
なお、レンズCPU118は、本体CPU200からの指令に従いレンズユニット12の動作を統括制御する。レンズシステムメモリ120のROMには、このレンズCPU118が、実行する制御プログラム、制御に必要な各種データが記録されている。レンズCPU118は、このレンズシステムメモリ120のROMに格納された制御プログラムに従い、レンズシステムメモリ120のRAMを作業領域としながらレンズユニット12の各部を制御する。
撮影光学系100は、手ブレ補正機能を備えたズームレンズで構成されており、フォーカスレンズ、ズームレンズ、手ブレ補正レンズ、メカシャッタ、絞り等を備えている。撮影光学系駆動部102は、この撮影光学系100のフォーカスレンズ、ズームレンズ、手ブレ補正レンズ、メカシャッタ、絞り等の駆動部を構成し、撮影光学系制御部104は、レンズCPU118を介して入力される指令に応じて撮影光学系駆動部102の駆動を制御する。
手ブレ検出用角加速度センサ106は、手ブレ補正を行うために、デジタルカメラ10に生じている動きを検出し、レンズCPU118に出力する。レンズCPU118は、この手ブレ検出用角加速度センサ106の出力に基づいて手ブレ補正レンズの動作量を演算し、手ブレを相殺するように手ブレ補正レンズを動作させる。
撮像素子108は、たとえば原色カラーCCDで構成されており、撮影光学系100によって、その受光面に結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。
アナログ信号処理部110は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等を含み、CCD108から出力された画像信号に対して相関二重サンプリング(CDS)処理、色分離処理、プリホワイトバランス処理等の所要のアナログ信号処理を施す。
A/D変換器112は、アナログ信号処理部110から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
積算回路114は、A/D変換後の画像信号を得て、AE/AF制御に必要な物理量を算出する。すなわち、AE制御に必要な物理量として、1フレームにおけるR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。レンズCPU118は、この積算回路114から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を算出し、所定のプログラム線図から絞り値とシャッタスピードを決定する。また、AF制御に必要な物理量として、所定のAFエリア内におけるG信号の高周波成分の積算値(焦点評価値)を算出する。レンズCPU118は、この焦点評価値が極大となる位置にフォーカスレンズを移動させる(いわゆるコントラストAF)。
タイミングジェネレータ(TG)116は、CCD108、アナログ信号処理部110、A/D変換器112、積算回路114にタイミング信号を与え、各部は、このTGから与えられるタイミング信号によって同期がとられている。
レンズ通信部124は、レンズCPU118の制御の下、レンズマウント接点130及び本体マウント接点242を介して接続されたカメラ本体側の本体通信部212との間でデータの送受信を行う。一方、本体通信部212は、本体CPU200の制御の下、レンズマウント接点130及び本体マウント接点242を介して接続されたレンズユニット側のレンズ通信部124との間でデータの送受信を行う。
電源制御部126は、レンズCPU118の制御の下、DC/DC変換器128を制御し、レンズマウント接点130及び本体マウント接点242を介してカメラ本体側のDC/DC変換器240から供給される電力をレンズユニット12の各部に供給する。
さて、レンズユニット12のA/D変換器112でデジタル信号に変換された画像信号は、レンズ通信部124及び本体通信部212を介してカメラ本体14に送信される。カメラ本体14に送信された画像信号は、一旦本体システムメモリ204のRAMに格納され、デジタル信号処理部214に加えられる。
デジタル信号処理部214は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、圧縮・伸張処理回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成され、入力された画像信号に所要の信号処理を施して、輝度信号(Y信号)と色差信号(Cr,Cb 信号)とからなるYUV信号を生成する。また、YUV信号に圧縮処理を施して、圧縮画像データを生成するとともに、圧縮画像データに伸張処理を施してYUV信号を生成する。
モニタ26にスルー画像を表示させる場合は、デジタル信号処理部214で連続的に生成されたYUV信号が順次フレームメモリ222に加えられる。LCD制御部226は、このフレームメモリ222に加えられたYUV信号を表示用の信号形式に変換して順次モニタ26に出力する。これにより、モニタ26にスルー画像が表示され、モニタ26をファインダとして使用しながらの撮影が可能になる。
OSD部224は、キャクタジェネレータを含み、本体CPU200の制御の下、モニタ26に表示するための文字、記号等をLCD制御部226に出力する。LCD制御部226は、このOSD部224から出力された文字等を画像に重ねてモニタ26に出力する。
画像を記録する場合は、デジタル信号処理部214において、YUV信号が所定の圧縮フォーマット(たとえば、JPEG)で圧縮される。圧縮された画像データは、撮影日時や撮影条件(絞り値、シャッタースピード、感度等)等の所要の付属情報が付加された画像ファイルとされた後、カードI/F216を介してメモリカードスロット218に装着されたメモリカード220に格納される。この際、画像ファイルは、所定の規則に従ってメモリカード220の記憶領域に格納される。
なお、タイマ208は、本体CPU200からの指令に基づいて時間を計測し、カレンダ時計210は、本体CPU200からの指令に基づいて現在の年月日及び時刻を計測する。
また、USBドライバ228は、本体CPU200の指令に基づいてUSBコネクタ230に接続された外部機器との間でUSB規格に基づいたデータの送受信を行う。
タッチセンサ232は、グリップ部16への手の接触を検出し、その検出結果を本体CPU200に出力する。本体CPU200は、このタッチセンサ232の出力に基づいてグリップ部16がグリップされているか否かを判定する。
ストロボ制御部234は、本体CPU200の制御の下、ストロボ18の発光を制御する。
電源制御部236は、本体CPU200の制御の下、DC/DC変換器240を制御し、バッテリ238から供給される電力をカメラ本体14の各部及びレンズユニット12に供給する。
本実施の形態のデジタルカメラ10は以上のように構成される。
次に、本実施の形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。まず、基本的な撮影時の動作について説明する。
レンズユニット12をカメラ本体14に装着し、電源スイッチ22でデジタルカメラ10の電源をONする。このとき、カメラのモードが撮影モードに設定されてない場合は、モードダイヤル24で撮影モードに設定する。
この状態で被写体に撮影レンズを向け、レリーズボタン20を半押しすると、操作部202から本体CPU200にS1ON信号が出力され、AE/AF処理が実行される。すなわち、主要被写体にピントが合わせられるとともに露出が決定される。
この後、レリーズボタン20が全押しされると、操作部202から本体CPU200にS2ON信号が出力され、撮影処理が実行される。すなわち、決定された露出でCCD108が露光され、露光により得られた画像信号が、アナログ信号処理部110、A/D変換器112を介してレンズ通信部124からカメラ本体14に出力される。
レンズユニット12からカメラ本体14に出力された画像信号は、本体通信部212から本体システムメモリ204に取り込まれ、デジタル信号処理部214で所要の信号処理が施されてYUV信号に変換される。生成されたYUV信号は、更にデジタル信号処理部214で圧縮処理が施されて圧縮画像データとされた後、所要の付属情報が付加された画像ファイルとしてメモリカード220に記録される。
このようにしてメモリカード220に記録された画像ファイルは、モードダイヤル24にてカメラのモードを再生モードに設定することにより、メモリカード220から読み出され、モニタ26に再生表示される。
すなわち、モードダイヤル24を再生モードに設定すると、最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データがメモリカード220から読み出され、デジタル信号処理部214に加えられる。デジタル信号処理部214は、入力された圧縮画像データに所要の伸張処理を施して非圧縮のYUVデータを生成する。生成されたYUVデータは、フレームメモリ222に加えられ、LCD制御部226で表示用の信号形式に変換されて、モニタ226に出力される。これにより、撮影済み画像がモニタ26に再生表示される。
なお、コマ送りの操作を行うと、次の画像がメモリカード220から読み出され、コマ戻しの操作を行うと、一つ前の画像がメモリカード220から読み出されて、モニタ26に再生表示される。
さて、上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ10では、撮影により得られた画像ファイルをメモリカード220に記録する際、所定の規則に従ってメモリカード220の記憶領域に格納される。以下、この撮影により得られた画像ファイルのメモリカード220への記録方法について説明する。
1.第1の方法
図4に示すように、第1の方法では、電源ONから電源OFFまでを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
図4に示すように、第1の方法では、電源ONから電源OFFまでを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
画像ファイルを格納するメインフォルダは、ルートディレクトリの直下に「DCIM」というフォルダ名のフォルダ(以下「DCIMフォルダ」という)を作成し、そのDCIMフォルダの中に作成する。メインフォルダのフォルダ名は、たとえば、「***GROUP」とし、***の部分に100から始まる通し番号を付与する。したがって、最初に作成されるメインフォルダのフォルダ名は「100GROUP」となり、以下順に「101GROUP」、「102GROUP」、…というフォルダ名のメインフォルダが作成される。各メインフォルダに格納する画像ファイルのファイル名は、たとえば、「DCF****」とし、****の部分に0001から始まる通し番号が撮影順に付与される。
図5は、第1の方法で画像ファイルを格納する場合のデジタルカメラの撮影時の動作処理の手順を示すフローチャートである。
まず、本体CPU200は、電源スイッチ22からの出力に基づいてデジタルカメラ10の電源がONされたか否かを判定する(ステップS10)。
デジタルカメラ10の電源がONされると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダが存在するか否か判定する(ステップS11)。この判定の結果、メモリカード内にメインフォルダが無いと判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダを新規作成する(ステップS13)。
一方、メモリカード内にメインフォルダが存在すると判定すると、本体CPU200は、最新のメインフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否かを判定する(ステップS12)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダを新規作成する(ステップS13)。
一方、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されていない場合は、そのメインフォルダを使って、以後撮影された画像ファイルを格納する。
このように、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されている場合は、メインフォルダを新規作成し、格納されていない場合は、そのまま最新のメインフォルダを画像ファイルの格納先に使用する。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定し(ステップS14)、撮影が実行されると、撮影により得られた画像ファイルを最新のメインフォルダに格納する(ステップS15)。そして、電源がOFFされたか否か判定し(ステップS16)、OFFされたと判定すると、処理を終了する。
このように第1の方法では、電源ONから電源OFFまでを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。これにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。すなわち、電源がONされてからOFFされるまでに撮影された画像は、相互に関連する一群の画像と考えられるので、これをひとまとまりのグループとして保存することにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
2.第2の方法
図6に示すように、第2の方法では、モードの切り替わりを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
図6に示すように、第2の方法では、モードの切り替わりを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
第1の方法と同様に、画像ファイルを格納するメインフォルダは、ルートディレクトリの直下にDCIMフォルダを作成し、そのDCIMフォルダの中に作成する。フォルダ名の付け方も同じである。
図7は、第2の方法で画像ファイルを格納する場合のデジタルカメラの撮影時の動作処理の手順を示すフローチャートである。
デジタルカメラ10の電源がONされると(ステップS20)、本体CPU200は、モードダイヤル24からの出力に基づいて、デジタルカメラ10のモードが撮影モードに設定されているか否か判定する(ステップS21)。そして、撮影モードに設定されていると判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダが存在するか否か判定する(ステップS22)。この判定の結果、メモリカード内にメインフォルダが無いと判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダを新規作成する(ステップS24)。
一方、メモリカード内にメインフォルダが存在すると判定すると、本体CPU200は、最新のメインフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否かを判定する(ステップS23)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダを新規作成する(ステップS24)。
一方、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されていない場合は、そのメインフォルダを使って、以後撮影された画像ファイルを格納する。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定し(ステップS25)、撮影が実行されると、撮影により得られた画像ファイルを最新のメインフォルダに格納する(ステップS26)。そして、モードが再生モードに切り換えられたか、若しくは電源がOFFされたかを判定し(ステップS27)、モードが再生モードに切り換えられたか、若しくは電源がOFFされた判定すると、処理を終了する。
このように第2の方法では、モードの切り替わりを一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。これにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。すなわち、モードが切り換えられるまでに撮影された画像は、相互に関連する一群の画像と考えられるので、これをひとまとまりのグループとして保存することにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
なお、上記の例では、一度電源がOFFされると、撮影モードも終了したものとして取り扱っているが、一度電源をOFFしても、再度電源をONした時に撮影モードに設定されている場合は、新規にメインフォルダを作成せず、電源OFF時に使用していたメインフォルダに画像を格納するようにしてもよい。すなわち、電源のON/OFFにかかわらず、モードの切り替わりのみを基準にグループ分けするようにしてもよい。
また、上記の例では、撮影モードと再生モードとの切り替わりに応じてグループ分けするようにしているが、撮影モードに複数のモードが用意されている場合には、その撮影モードの切り替わりによってもグループ分けするようにしてもよい。たとえば、撮影モードとして「オート撮影モード」、「プログラム撮影モード」、「絞り優先撮影モード」、「シャッタ速度優先撮影モード」、「マニュアル撮影モード」を備えている場合には、各モードの切り替わりに応じてグループ分けするようにしてもよい。また、たとえば上記各モードに加えて、あるいは単独で「人物撮影モード」、「風景撮影モード」、「スポーツ撮影モード」等のシーンごとの撮影モードを備えている場合には、その撮影モードの切り替わりに応じてグループ分けするようにしてもよい。
なお、この場合グループ分けされた各メインフォルダの属性が明確になるようにフォルダ名を付けることが好ましい。たとえば、オート撮影モード時は「***_AUTO」、プログラム撮影モード時は「***_PROG」等のフォルダ名を付けるようにする。
3.第3の方法
図8に示すように、第3の方法では、グリップ部16がグリップされている期間を一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
図8に示すように、第3の方法では、グリップ部16がグリップされている期間を一つの区切りとして、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
第1の方法と同様に、画像ファイルを格納するメインフォルダは、ルートディレクトリの直下にDCIMフォルダを作成し、そのDCIMフォルダの中に作成する。フォルダ名の付け方も同じである。
図9は、第3の方法で画像ファイルを格納する場合のデジタルカメラの撮影時の動作処理の手順を示すフローチャートである。
デジタルカメラ10の電源がONされると(ステップS30)、本体CPU200は、タッチセンサ232の出力に基づいて、グリップ部16がグリップされたか否か判定する(ステップS31)。すなわち、カメラ本体14に設けられたグリップ部16が、撮影者によってグリップされると、タッチセンサ232がONになるので、タッチセンサ232がONされたか否かを判定して、グリップ部16がグリップされたか否か判定する。
タッチセンサ232がONされ、グリップ部16がグリップされたと判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダが存在するか否か判定する(ステップS32)。この判定の結果、メモリカード内にメインフォルダが無いと判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダを新規作成する(ステップS34)。
一方、メモリカード内にメインフォルダが存在すると判定すると、本体CPU200は、最新のメインフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否かを判定する(ステップS33)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダを新規作成する(ステップS34)。
一方、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されていない場合は、そのメインフォルダを使って、以後撮影された画像ファイルを格納する。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定し(ステップS35)、撮影が実行されると、撮影により得られた画像ファイルを最新のメインフォルダに格納する(ステップS36)。そして、タッチセンサ若しくは電源がOFFされたか否かを判定し(ステップS37)、タッチセンサ若しくは電源がOFFされた判定すると、処理を終了する。
このように第3の方法では、グリップ部16がグリップされてから離されるまでを一つの区切りとし、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。これにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。すなわち、グリップ部16がグリップされてから離されるまでに撮影された画像は、相互に関連する一群の画像と考えられるので、これをひとまとまりのグループとして保存することにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
なお、上記の例では、一度電源がOFFされると、グリップ部16が離されたものとして取り扱っているが、一度電源をOFFしても、再度電源をONした時にタッチセンサ232がONになっている場合は、新規にメインフォルダを作成せず、電源OFF時に使用していたメインフォルダに画像を格納するようにしてもよい。すなわち、電源のON/OFFにかかわらず、タッチセンサ232のON/OFFの切り替わりのみを基準にグループ分けするようにしてもよい。
また、上記の例ではグリップ部16にタッチセンサ232を設け、グリップ部16のグリップを基準に撮影した画像ファイルのグループ分けを行うようにしているが、レリーズボタン20にタッチセンサを設け、レリーズボタン20への指の接触を基準にグループ分けするようにしてもよい。すなわち、レリーズボタン20に指が置かれたとき(タッチセンサON)から、離される(タッチセンサOFF)までを一つの区切りとし、その間撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納するようにしてもよい。
4.第4の方法
図10に示すように、第4の方法では、カメラ本体の向きが変えられるまで、すなわち、カメラ本体14に一定以上の動きが検出されるまでを一つの区切りとし、それまでに撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
図10に示すように、第4の方法では、カメラ本体の向きが変えられるまで、すなわち、カメラ本体14に一定以上の動きが検出されるまでを一つの区切りとし、それまでに撮影された画像を一つのフォルダ(メインフォルダ)に格納する。
ここで、カメラ本体14に生じる動きは、手ブレ補正に使用する手ブレ検出用角加速度センサ106の出力に基づいて検出する。すなわち、手ブレ検出用角加速度センサ106の出力は、積分することにより、カメラ本体14の角速度、さらにそれを積分することにより、カメラ本体14の(角度的な)変位を求めることができるので、求めた変位がしきい値を超えると、カメラ本体14に一定以上の動き、すなわちカメラ本体14の向きが変えられたものと判断する。
なお、画像ファイルを格納するメインフォルダは、上記第1の方法と同様にルートディレクトリの直下にDCIMフォルダを作成し、そのDCIMフォルダの中に作成する。フォルダ名の付け方も同じである。
図11は、第4の方法で画像ファイルを格納する場合のデジタルカメラの撮影時の動作処理の手順を示すフローチャートである。
デジタルカメラ10の電源がONされると(ステップS40)、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダが存在するか否か判定する(ステップS41)。この判定の結果、メモリカード内にメインフォルダが無いと判定すると、本体CPU200は、メモリカード内にメインフォルダを新規作成する(ステップS43)。
一方、メモリカード内にメインフォルダが存在すると判定すると、本体CPU200は、最新のメインフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否かを判定する(ステップS42)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダを新規作成する(ステップS43)。
一方、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されていない場合は、そのメインフォルダを使って、以後撮影された画像ファイルを格納する。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定する(ステップS44)。撮影が実行されていないと判定すると、電源がOFFされたか否か判定し(ステップS46)、電源がOFFされたと判定すると、処理を終了する。また、電源がOFFされていないと判定すると、ステップS44の処理に戻り、撮影が実行されたか否か判定する。そして、ステップS44で撮影が実行されたと判定すると、撮影により得られた画像ファイルを最新のメインフォルダに格納する(ステップS45)。
画像ファイルが最新のメインフォルダに格納されると、本体CPU200は、手ブレ検出用角加速度センサ106の出力に基づいてカメラ本体14の向きが変えられたか否か、すなわち、カメラ本体14に一定以上の動きが生じたか否かを判定する(ステップS47)。そして、カメラ本体14に一定以上の動きが生じたと判定すると、本体CPU200は、最新のメインフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否かを判定する(ステップS48)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダを新規作成する(ステップS49)。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定し(ステップS50)、撮影が実行されていないと判定すると、電源がOFFされたか否か判定する(ステップS52)。そして、電源がOFFされたと判定すると、処理を終了する。一方、撮影が実行されたと判定すると、撮影により得られた画像ファイルを最新のメインフォルダに格納する(ステップS51)。そして、電源がOFFされたか否かを判定し(ステップS52)、電源がOFFされた判定すると、処理を終了する。
このように第4の方法では、カメラ本体14が一定以上動くと、カメラ本体14の向きが変えられたものと判断し、以後撮影される画像を別のフォルダ(メインフォルダ)に格納する。これにより、撮影後の閲覧、管理が容易になる。すなわち、カメラ本体14の向きが変えられると、被写体が変わったものと判断できるので、被写体ごとに画像をグループ化することができ、撮影後の閲覧、管理が容易になる。
なお、本実施の形態では、手ブレ検出用角加速度センサ106を流用してカメラ本体14の動きを検出するようにしているが、カメラ本体14の動き(向き)を検出する手段は、これに限定されるものではない。他の検出手段を用いるようにしてもよい。たとえば、加速度センサやジャイロ等を用いてカメラ本体14の動き(向き)を検出するようにしてもよい。また、手ブレ補正用の検出手段を流用するのではなく、別途、動き検出用の検出手段を設けるようにしてもよい。なお、手ブレ補正用の検出手段を流用することにより、装置構成を簡略化することができ、製造コストの削減も図ることができる。
5.第5の方法
第5の方法は、上記第1〜4の方法において、撮影に失敗した画像を別フォルダに格納する。以下、上記第1の方法で撮影に失敗した画像を別フォルダに格納する場合を例に説明する。
第5の方法は、上記第1〜4の方法において、撮影に失敗した画像を別フォルダに格納する。以下、上記第1の方法で撮影に失敗した画像を別フォルダに格納する場合を例に説明する。
図12に示すように、たとえばメインフォルダである「100GROUP」フォルダへの格納期間中に画像ファイル「DSCF0002」の撮影に失敗した場合、その画像ファイル「DSCF0002」を失敗画像専用の「FAILURE」フォルダに格納する。
「FAILURE」フォルダは、「DCIM」フォルダと同じ階層、すなわちルートディレクトリの直下に作成する。失敗画像ファイルは、その「FAILURE」フォルダの直下に撮影成功画像を格納するメインフォルダと同じフォルダ名のメインフォルダを作成して格納する。したがって、この場合、「FAILURE」フォルダの直下にメインフォルダとして「100GROUP」フォルダを作成し、この「100GROUP」フォルダに失敗画像ファイル「DSCF0002」を格納する。
また、たとえばメインフォルダである「102GROUP」フォルダへの格納期間中に画像ファイル「DSCF0002」の撮影に失敗した場合は、「FAILURE」フォルダの直下にメインフォルダとして「102GROUP」フォルダを作成し、この「102GROUP」フォルダに失敗画像ファイル「DSCF0002」を格納する。
なお、失敗画像ファイルが「FAILURE」フォルダに移されると、撮影成功画像を格納するメインフォルダの該当ファイル番号が欠番になる。
このように失敗画像を別フォルダに移すことにより、撮影後の画像ファイルの閲覧、管理が更に容易になる。
なお、撮影に失敗したか否かの判定は、たとえば撮影された画像を画像解析することにより行い、手ブレ、ピンぼけ、アンダー露出、オーバー露出等が生じていれば、失敗画像と判断し、別フォルダに移すようにする。この他、手ブレ検出用角加速度センサ106の出力やAE/AFの結果から撮影に失敗したか否かを判定するようにしてもよい。すなわち、たとえば撮影時の手ブレ検出用角加速度センサ106の出力が、撮影時のレンズ焦点距離から決まる所定の値と比較して大きい場合は、手ブレが生じているものと判断し、撮影に失敗した画像として取り扱うようにする。また、たとえばAE又はAFエラーが生じている状態で撮影した画像は、撮影に失敗した画像として取り扱うようにする。
また、上記例では第1の方法において、撮影に失敗した画像を別フォルダに格納する場合を例に説明したが、第2〜第4の方法においても、同様に撮影に失敗した画像を別フォルダに格納することができる。
6.第6の方法
第6の方法は、上記第1〜第5の方法において、各メインフォルダに見出し画像ファイルを付加して記録する。
第6の方法は、上記第1〜第5の方法において、各メインフォルダに見出し画像ファイルを付加して記録する。
以下、上記第1の方法で各メインフォルダに見出し画像ファイルを付加して記録する場合を例に説明する。
図13に示すように、各メインフォルダと同じ階層(DCIMフォルダの直下)に各メインフォルダの見出し画像ファイルを記録する。
見出し画像ファイルは、たとえば各メインフォルダに格納された画像ファイルの中で最初に撮影された画像とする。なお、この他、ユーザが選んだ画像や、各メインフォルダに撮影された画像の中で最もコントラストAFのピークが高い画像を見出し画像ファイルとするようにしてもよい。
選択された見出し画像ファイルは、メインフォルダに関連付けられてDCIMフォルダに格納される。ここでは、メインフォルダのフォルダ名と同じファイル名を付与してDCIMフォルダに記録するものとする。たとえば、メインフォルダのフォルダ名が「100GROUP」であれば、その見出し画像ファイルは「100GROUP」となる。
なお、この見出し画像ファイルは、VGAサイズなどにリサイズして記録することが好ましい。
メインフォルダの一覧表示時(パソコンで表示させる場合を含む)には、この見出し画像ファイルをフォルダの見出し画像として表示させる。これにより、各メインフォルダの内容を一目で把握でき、管理が容易になる。
上記の例では第1の方法において、各メインフォルダに見出し画像ファイルを付加して記録する場合を例に説明したが、第2〜第5の方法においても、同様に各メインフォルダに見出し画像ファイルを付加して記録することもできる。
7.第7の方法
上記第1〜第5の方法では、所定の分類規則に従って画像ファイルをフォルダに格納することにより、画像ファイルをグループ分けしているが、本方法では、各画像ファイルにグループの属性情報を記録することで画像ファイルをグループ分けする。なお、グループ分けの基準は、上記第1〜第5の方法と同じである。
上記第1〜第5の方法では、所定の分類規則に従って画像ファイルをフォルダに格納することにより、画像ファイルをグループ分けしているが、本方法では、各画像ファイルにグループの属性情報を記録することで画像ファイルをグループ分けする。なお、グループ分けの基準は、上記第1〜第5の方法と同じである。
図14は、画像ファイルのファイル構造を示している。同図に示すように、撮影された画像の画像データ(主画像データ)は、Exif形式に従った画像ファイルとしてメモリカード220に記録される。
Exif形式の画像ファイルは、撮影した画像に関する情報を付属情報として画像ファイルヘッダ部にタグ形式で記録することができ、付属情報タグには、図14に示すように、メーカ名や製品名、Exifバージョン情報、撮影年月日等の撮影した画像に関する撮影データがタグ形式で記録される。
ここで、この付属情報には、ユーザがキーワードやコメントを自由に書き込むことができる領域(ユーザコメント)が用意されており、この領域にGROUP情報として、当該画像ファイルが属するグループの情報が記録される。たとえば、上記第1の方法で100GROUPフォルダに格納されていた画像ファイルであれば、GROUP情報として「100」が記録される。
なお、サムネイルは、主画像を規定のサイズにリサイズした画像であり、付属情報と共に画像ファイルのファイルヘッダ部に記録される。
以上のように各画像ファイルにグループの属性の情報を記録することによっても、撮影した画像ファイルをグループ分けすることができる。
なお、本例のように、各画像ファイルにグループの情報を記録する場合、必ずしも上記第1〜第5の方法のように各画像ファイルをフォルダごとに分けて格納する必要はなく、単一のフォルダで管理するようにしてもよい。
しかし、上記第1〜第6の方法と組み合わせて使用することにより、より撮影後の閲覧、管理が容易になる。
8.第8の方法
第8の方法では、上記第1〜第7の方法において、グループ分けの基準の情報を別途用意した管理ファイルに記録する。
第8の方法では、上記第1〜第7の方法において、グループ分けの基準の情報を別途用意した管理ファイルに記録する。
たとえば、上記第1の方法において、図15に示すように、DCIMフォルダと同じ階層(ルートディレクトリの直下)に管理ファイルを格納して用意する。管理ファイルのファイル名は、たとえば「INFO」とする。
図16は、管理ファイルの一例を示しており、画像ファイルが格納されているフォルダの構造をXMLで記載している。各フォルダの情報には、グループ分けの基準が、<ACTION>××××</ACTION>…<ACTION>○○○○</ACTION>で示されている(「××××」、「○○○○」の部分がグループ分けの基準)。たとえば、<ACTION>POWER_ON</ACTION>…<ACTION>POWER_OFF</ACTION>であれば、電源ONから電源OFFまででグループ分けされていることが確認できる。
このように、管理ファイルを別途用意して記録することにより、グループ分けの基準となる情報も記録することができるようになり、撮影後の閲覧、管理が更に容易になる。上記第2〜第7の方法においても、各管理ファイルを別途用意することにより、撮影後の閲覧、管理が更に容易になる。
なお、管理ファイルは、撮影のたびに随時更新される。ここで、<HEADER>…</HEADER>に記録される<MODIFIED>…</MODIFIED>の欄には、最終編集日時が記録され、この最終編集日時は、最後に撮影された画像ファイルの撮影日時と一致する。したがって、この最終編集日時と最後に撮影された画像ファイルの撮影日時とを比較すれば、管理ファイルの正常/異常を判定することができる。
また、本例では、管理ファイルとして、画像ファイルが格納されているフォルダの構造をXMLで記載するようにしているが、記載する言語は、これに限定されるものではない。単なるテキストデータとして記録するようにしてもよい。
また、管理ファイルは、フォルダ構造を記載するのではなく、たとえば図17に示すように、各画像ファイルに対して、その画像ファイルが属するグループの情報を記録するようにしてもよい。この場合、画像ファイルは、グループごとにフォルダを格納する必要がなくなる。
9.第9の方法
第9の方法では、上記第1〜第5の方法でグループ分けされた画像ファイルを更に一定の規則に従ってグループ分けする。すなわち、メイングループで大分類し、更にそのメイングループ内でサブグループに小分類する。
第9の方法では、上記第1〜第5の方法でグループ分けされた画像ファイルを更に一定の規則に従ってグループ分けする。すなわち、メイングループで大分類し、更にそのメイングループ内でサブグループに小分類する。
たとえば、図18に示すように、電源のON/OFFで大分類(メイングループにグループ分け)し、カメラ本体の向きが変えられること(一定以上の動きが検出されること)で小分類(サブグループにグループ分け)するものとする。
この場合、各画像ファイルは、サブグループ単位でサブフォルダに格納され、サブフォルダは、そのサブフォルダの属するメイングループごとにメインフォルダに格納される。すなわち、電源がONされてからカメラ本体の向きが変えられるまでの間(一定以上の動きが検出されるまでの間)撮影された画像を1グループとし、一つのサブフォルダに格納する。カメラ本体の向きが変えられると、新規サブフォルダを作成し、以後、カメラ本体の向きが変えられるまでの間撮影された画像を新規作成したサブフォルダに格納する。これを電源がOFFされるまで繰り返す。そして、電源がOFFされ、新たに電源がONされると、メインフォルダを新規に作成し、その新規作成したメインフォルダの中にサブフォルダを作成して、カメラ本体の向きが変えられるまでの間撮影された画像を格納する。
図19は、第9の方法で画像ファイルを格納する場合のデジタルカメラの撮影時の動作処理の手順を示すフローチャートである。
まず、本体CPU200は、電源スイッチ22からの出力に基づいてデジタルカメラ10の電源がONされたか否かを判定する(ステップS60)。
デジタルカメラ10の電源がONされると、本体CPU200は、最新のメインフォルダ内に画像ファイルが存在するか否か判定する(ステップS61)。この判定の結果、最新のメインフォルダの中に画像ファイルがあると判定すると、以後に撮影された画像ファイルを格納するためのメインフォルダとサブフォルダを新規作成する(ステップS62)。
一方、最新のメインフォルダに画像ファイルが格納されていない場合は、そのメインフォルダ及びサブフォルダを画像ファイルの格納先に使用する。
この後、本体CPU200は、撮影の実行の有無を判定し(ステップS63)、撮影が実行されたと判定すると、撮影により得られた画像ファイルを最新のサブフォルダに格納する(ステップS64)。
一方、撮影が実行されないと判定すると、電源がOFFされたか否か判定し(ステップS71)、電源がOFFされたと判定すると、処理を終了する。また、電源がOFFされていないと判定すると、再度ステップS63の処理に戻り、撮影が実行されたか否か判定する。
ステップS64で撮影した画像ファイルを最新のサブフォルダに格納すると、本体CPU200は、手ブレ検出用角加速度センサ106の出力に基づいてカメラ本体14の向きが変えられたか否か、すなわち、カメラ本体14に一定以上の動きが生じたか否かを判定する(ステップS65)。
ここで、一定以上の動きが生じていないと判定すると、撮影実行の有無を判定する(ステップS68)。そして、撮影が実行されたと判定すると、撮影された画像を最新のサブフォルダに格納する(ステップS69)。この後、本体CPU200は、電源がOFFされたか否か判定し(ステップS70)、電源がOFFされたと判定すると、処理を終了する。また、電源がOFFされていないと判定すると、ステップS65の処理に戻り、再度、カメラ本体に一定以上の動きが生じているか否か判定する(ステップS65)。
また、ステップS65でカメラ本体14に一定以上の動きが生じていると判定すると、本体CPU200は、最新のサブフォルダの中に画像ファイルが格納されているか否か判定する(ステップS66)。そして、最新のサブフォルダの中に画像ファイルが格納されていると判定すると、以後撮影された画像を別のサブフォルダに格納するため、同じ階層(同じメインフォルダ内)にサブフォルダを新規作成する(ステップS67)。一方、最新のサブフォルダの中に画像ファイルが格納されていないと判定すると(最新のサブフォルダの中身が空である場合)、その最新のサブフォルダを画像ファイルの格納先とする。
この後、本体CPU200は、撮影実行の有無を判定する(ステップS68)。そして、撮影が実行されたと判定すると、撮影された画像を最新のサブフォルダに格納する(ステップS69)。この後、本体CPU200は、電源がOFFされたか否か判定し(ステップS70)、電源がOFFされたと判定すると、処理を終了する。また、電源がOFFされていないと判定すると、ステップS65の処理に戻り、再度、カメラ本体に一定以上の動きが生じているか否か判定する(ステップS65)。
このように、電源がONされてからOFFされるまでをメイングループとしてグループ分けし、その中で更にカメラの方向が変えられるまでをサブグループとしてグループ分けする。このように階層的にグループ分けすることにより、撮影後の閲覧、管理を更に容易にすることができる。
なお、上記の例では、電源のON/OFFでメイングループのグループ分けを行い、カメラ本体の向きが変えられたことによる検出でサブグループのグループ分けを行うようにしているが、グループ分けの態様は、これに限定されるものではない。図20は、メインフォルダとサブフォルダのグループ分けの条件の組み合わせの一例を示している。同図に示すように、電源のON/OFFでメイングループのグループ分けを行い、モードの切り換えでサブグループのグループ分けを行うようにしてもよい。また、電源のON/OFFでメイングループのグループ分けを行い、グリップ部16が新たにグリップされたことでサブグループのグループ分けを行うようにしてもよい。また、電源のON/OFFでメイングループのグループ分けを行い、レリーズボタン20に新たに指が接触したことでサブグループのグループ分けを行うようにしてもよい。更に、サブフォルダに関して複数の条件でグループ分けするようにしてもよい(図21参照)。
また、上記例では、グループごとにフォルダに格納してグループ分けする場合を例に説明したが、上記第7の方法のように、画像ファイルにグループ分けの情報を記録するようにしてもよいし(図22参照)、また、上記第8の方法のように、別途用意した管理ファイルのグループ分けの情報を記録するようにしてもよい(図23参照)。
なお、本実施の形態では、カメラ本体に対してレンズユニットが着脱自在に設けられ、そのレンズユニットに撮像素子が組み込まれたデジタルカメラに本発明を適用した場合を例に説明したが、デジタルカメラの構成は、これに限定されるものではない。カメラ本体に対してレンズユニットが着脱自在に設けられ、そのカメラ本体に撮像素子が組み込まれたデジタルカメラにも本発明は適用できるし、また、レンズユニットとカメラ本体とが一体的に構成されたデジタルカメラにも本発明は適用することができる。
また、上記一連の実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。カメラ付き携帯電話機やビデオカメラ等、撮影により得られた画像ファイルを記憶メディアに記録するすべての撮像装置に適用することができる。
10…デジタルカメラ、12…レンズユニット、14…カメラ本体、16…グリップ部、18…ストロボ、20…レリーズボタン、22…電源スイッチ、24…モードダイヤル、26…モニタ、28…ズームボタン、30…十字ボタン、32…MENU/OKボタン、34…キャンセルボタン、100…撮影光学系、102…撮影光学系駆動部、104…撮影光学系制御部、106…手ブレ検出用角加速度センサ、108…撮像素子(CCD)、110…アナログ信号処理部、112…A/D変換器、114…積算回路、116…タイミングジェネレータ(TG)、118…レンズCPU、120…レンズシステムメモリ、122…レンズ不揮発性メモリ、124…レンズ通信部、126…電源制御部、128…DC/DC変換器、200…本体CPU、202操作部、204…本体システムメモリ、206…本体不揮発性メモリ、208…タイマ、210…カレンダ時計、212…本体通信部、214…デジタル信号処理部、216…カードインターフェイス(I/F)、218…メモリカードスロット、220…メモリカード、222…フレームメモリ、224…OSD部、226…LCD制御部、228…USBドライバ、230…USBコネクタ、232…タッチセンサ、234…ストロボ制御部、236…電源制御部、238…バッテリ、240…DC/DC変換器
Claims (21)
- 撮影指示に応じて撮像素子から得られた画像信号を処理して、所定の画像ファイルとして記憶メディアに記録する撮像装置において、
メイングループの切り換えを指示するメイングループ切換指示手段と、
前記メイングループ切換指示手段によるメイングループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じメイングループの画像ファイルとして識別可能に前記記憶メディアに記録する記録制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、同じメイングループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加して記録することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、同じメイングループの画像ファイルを同じフォルダに格納して記録することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、各画像ファイルが属するメイングループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じメイングループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置の電源をON/OFFする電源スイッチを備え、
前記メイングループ切換指示手段は、前記電源スイッチがONされると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置。 - 画像を撮影する撮影モードに切り換えるモード切換手段を備え、
前記メイングループ切換指示手段は、前記モード切換手段で前記撮影モードに設定されると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置。 - サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、
前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の撮像装置。 - 撮像装置の動きを検出する動き検出手段を備え、
前記メイングループ切換指示手段は、前記動き検出手段で一定以上の動きを検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置。 - サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、
前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 撮像装置に備えられたグリップ部へのグリップを検出するグリップ検出手段を備え、
前記メイングループ切換指示手段は、前記グリップ検出手段で新たなグリップを検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置。 - サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、
前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 撮像装置に備えられたレリーズボタンへの接触を検出する接触検出手段を備え、
前記メイングループ切換指示手段は、前記接触検出手段で新たな接触を検出すると、メイングループの切り換えを指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の撮像装置。 - サブグループの切り換えを指示するサブグループ切換指示手段を備え、
前記記録制御手段は、前記サブグループ切換指示手段によるサブグループの切り換え指示までに得られた画像ファイルを同じサブグループの画像ファイルとして前記メイングループ内で識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。 - 撮像装置の動きを検出する動き検出手段を備え、
前記サブグループ切換指示手段は、前記動き検出手段で一定以上の動きを検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、11又は13に記載の撮像装置。 - 撮像装置に備えられたグリップ部へのグリップを検出するグリップ検出手段を備え、
前記サブグループ切換指示手段は、前記グリップ検出手段で新たなグリップを検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、9又は13に記載の撮像装置。 - 撮像装置に備えられたレリーズボタンへの接触を検出する接触検出手段を備え、
前記サブグループ切換指示手段は、前記接触検出手段で新たな接触を検出すると、サブグループの切り換えを指示することを特徴とする請求項7、9又は11に記載の撮像装置。 - 前記記録制御手段は、同じサブグループの画像ファイルに対して同じ識別情報を付加して記録することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、同じサブグループの画像ファイルを同じフォルダに格納して記録することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、各画像ファイルが属するサブグループの情報が記録された管理ファイルを別途生成することにより、同じサブグループの画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項7、9、11、13、14、15又は16に記載の撮像装置。
- 前記動き検出手段の検出結果に基づいて撮影光学系の一部又は前記撮像素子を移動させて手ブレを補正する手ブレ補正手段を備えたことを特徴とする請求項8又は14に記載の撮像装置。
- 撮影された画像の成功/失敗を判定する判定手段を備え、
前記記録制御手段は、前記判定手段で失敗判定された画像の画像ファイルを識別可能に前記記憶メディアに記録することを特徴とする請求項1〜20のいずれか一に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005196370A JP2007019620A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005196370A JP2007019620A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 撮像装置 |
Publications (1)
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JP2007019620A true JP2007019620A (ja) | 2007-01-25 |
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ID=37756417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005196370A Pending JP2007019620A (ja) | 2005-07-05 | 2005-07-05 | 撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007019620A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019095871A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 日本光電工業株式会社 | 生体情報モニタ、生体情報管理システム、及びプログラム |
-
2005
- 2005-07-05 JP JP2005196370A patent/JP2007019620A/ja active Pending
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JP2019095871A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 日本光電工業株式会社 | 生体情報モニタ、生体情報管理システム、及びプログラム |
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