JP2007016920A - ドラムブレーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドラムブレーキ部品のブレーキレバーやストラットのがたつきを簡単な構成で防止し、装置を安価に提供する。
【解決手段】 両端部に形成された切欠40a、40b内にその第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24、34を嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の間に架け渡されたストラット40と、その一対のブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18を縮径するように張設されたリターンスプリング42を含むドラムブレーキ11において、前記ストラット40は、前記リターンスプリング42との干渉によってその長手方向の中心線Cまわりの一回動方向に付勢させられるため、ストラット40の切欠40a、40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18とが常時接触してそのがたつきが抑制される。
【選択図】 図4
【解決手段】 両端部に形成された切欠40a、40b内にその第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24、34を嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の間に架け渡されたストラット40と、その一対のブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18を縮径するように張設されたリターンスプリング42を含むドラムブレーキ11において、前記ストラット40は、前記リターンスプリング42との干渉によってその長手方向の中心線Cまわりの一回動方向に付勢させられるため、ストラット40の切欠40a、40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18とが常時接触してそのがたつきが抑制される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ドラムブレーキに係り、ストラットのがたつきを防止する技術に関するものである。
ディスクブレーキの内部にパーキングブレーキ用のドラムブレーキを組み込んだドラムブレーキが知られており、その場合ドラムブレーキは、(a)バッキングプレートに配設された一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューと、(b)両端部に形成された切欠内にその一対の前記第1ブレーキシューおよび前記第2ブレーキシューのシューウェブを嵌め入れた状態でその一対の前記第1ブレーキシューおよび前記第2ブレーキシューの間に架け渡されたストラットを備え、前記第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューが拡開させられ、車輪と共に回転するブレーキドラムの円筒部内周面に押圧されて制動力を発生するように構成されている。このようなドラムブレーキのストラットは、その両端に形成された切欠内に、一対のブレーキシューのシューウェブが嵌め入れられた状態で、一対のブレーキシューの間に架け渡されている一対のシューウェブが円滑に相対移動可能なように切欠はシューウェブの厚みよりも大きめの寸法に設定されているため、車両走行時には振動などでストラットががたついて異音を生じる。
これに対し、特許文献1では、その防止方法として、ストラットには、ストラットをシューウェブ側へ強制的に押し付けるアンチラトルスプリングが設けてある。しかしながら、このようながたつき防止方法は、それを実施するための部品を新たに追加するものであるため、部品点数が多くなって組付が面倒であるとともに製造コストが高くなる。
また、特許文献2では、ブレーキ解除時にブレーキシューを内側へ戻すシューリターンスプリングに掛止部を設け、その掛止部をストラットに掛止させることにより、そのストラットの少なくとも一端部側と係合させられる側の端部をバッキングプレートから離間する方向へ付勢することにより、ストラットとブレーキシューとの間のがたつきを防止している。
実開平5−66344号公報
特開平8−284988号公報
しかしながら、上記解決方法は、通常使用されるリターンスプリングとは異なる特別な形状を使用しなければならないため、その解決方法を実施するには新しくリターンスプリングを製造しなければならなくなり、部品点数が多くなるとともに製造コストが高くなる。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするところは、パーキングレバーやストラットのがたつきを簡単な構成で防止し、装置を安価に提供することにある。
すなわち、請求項1に係る発明の要旨とするところは、バッキングプレートにおいて拡開可能に配設された一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューと、両端部に形成された切欠内にその第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューのシューウェブを嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューの間に架け渡されたストラットと、その一対のブレーキシューおよび第2ブレーキシューを縮径するように張設されたリターンスプリングとを含むドラムブレーキであって、前記ストラットは、前記リターンスプリングとの干渉によってその長手方向の中心線まわりの一回動方向に付勢させられる特徴を有する。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、請求項1に記載のストラットは、前記リターンスプリングの押圧によりそのストラットの長手方向の中心線に直角な断面において前記シューウェブとの成す角が鋭角となるような傾斜状態にされる特徴を有する。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、請求項1または2のドラムブレーキは、前記バッキングプレートに固設されたアンカー部材と、前記バッキングプレート面側に略垂直なピンまわりに回転可能にその第一ブレーキシューに取り付けられたブレーキレバーとを含み、そのブレーキレバーがそのピンまわりに回動させられることにより、前記ストラットを介して前記第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューが互いに離間させられ、車輪と共に回転する回転体の円筒部内周面に押圧されて制動力を発生する特徴を有する。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、請求項1または2に記載のリターンスプリングは、前記第1ブレーキシューと第2ブレーキシューとの間に張設された特徴を有する。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、請求項3に記載のリターンスプリングは、前記アンカー部材と前記第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューとの間にそれぞれ張設された特徴を有する。
請求項1に係る発明によれば、バッキングプレートにおいて拡開可能に配設された一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューと、両端部に形成された切欠内にその第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューのシューウェブを嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューの間に架け渡されたストラットと、その一対のブレーキシューおよび第2ブレーキシューを縮径するように張設されたリターンスプリングとを含むドラムブレーキであって、前記ストラットは、前記リターンスプリングの干渉によってその長手方向の中心線まわりの一回動方向に付勢させられるため、ストラットの切欠と第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューとが常時接触してそのがたつきが抑制される。
さらに、請求項1に係る発明のリターンスプリングは、通常使用されるリターンスプリングと同様な形状でよいため、リターンスプリングを新しく製造する必要がなく装置を安価に構成することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、ストラットは、前記リターンスプリングの押圧によりそのストラットの長手方向の中心線に直角な断面において前記シューウェブとの成す角が鋭角となるような傾斜状態のため、ストラットの切欠と第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューとの接触点が増え好適にがたつきを抑える。
また、請求項3に係る発明によれば、ドラムブレーキは、前記バッキングプレートに固設されたアンカー部材と、前記バッキングプレート面側に略垂直なピンまわりに回転可能にその第一ブレーキシューに取り付けられたブレーキレバーとを含み、そのブレーキレバーが前記ピンまわりに回動させられることにより、前記ストラットを介して前記第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューが互いに離間させられ、車輪と共に回転する回転体の円筒部内周面に押圧されて制動力を発生するため、ストラットの切欠がブレーキレバーとシューウェブとに常時接触し、ブレーキレバーとシューウェブは押圧され、ブレーキレバーとシューウェブとの間のがたつきも抑制される。
また、請求項4に係る発明によれば、リターンスプリングは、前記第1ブレーキシューと第2ブレーキシューとの間に張設されたものであるため、ストラットの切欠と第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューとが常時接触してそのがたつきが抑制される。
また、請求項5に係る発明によれば、リターンスプリングは、前記アンカー部材と前記第1ブレーキシュー、および前記アンカー部材と第2ブレーキシューとの間にそれぞれ張設されたものであるため、アンカー部材を有するドラムブレーキにおいてストラットの切欠と第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューとが常時接触してそのがたつきが抑制される。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例のパーキングブレーキ用ドラムブレーキ(以下、ドラムブレーキという)11を中央部に備えたデュオサーボ型のドラムインディスクブレーキ10のハット型デイスクおよびキャリパ等を取り外した正面図である。ハット型デイスクは、円板状外周部と有底円筒状中央部とを備え、その円板状外周部がディスクブレーキの摩擦板として機能し、その有底円筒状中央部がブレーキドラムとして機能するように構成されている。図1の1点鎖線で示す円は上記有底円筒状中央部の外周面13を示している。
上記パーキングブレーキ用ドラムブレーキ11は、略円板形状を成し、たとえば図示しない車軸管、アクスルハウジング、サスペンション装置などの車体側部材(非回転部材)に一体的に固設されたバッキングプレート12を備えている。このバッキングプレート12の外周部には、前記ハット型デイスクの円板状外周部を保護するためのディスクカバー15が固定されている。
上記パーキングブレーキ用ドラムブレーキ11は、バッキングプレート12の左右の外周部に凸側が外側になる姿勢で互いに接近離間可能に略対称的に配設される円弧形状の一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18と、その第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の一端部すなわち図1の下端部間に介在させられたアジャストホイール20aの回転に伴って伸長させられることによりシュー間隙を調節する間隙調節装置20と、それら下端部を互いに接近する方向に常時付勢して間隙調節装置20を挟圧するための中間部分がコイル状に巻回されたスプリング21と、第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の他端部すなわち図1の上端部間においてバッキングプレート12に位置固定に設けられたアンカ部材14と、それら第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の上端部間に張設されてそれらを互いに接近する方向に常時付勢してアンカ部材14に当接させるためのリターンスプリング42と、その第1ブレーキシュー16にバッキングプレート12面側に略垂直なピン46まわりに回転可能に取り付けられたパーキングブレーキレバー19と、そのパーキングブレーキレバー19且つ第1ブレーキシュー16と第2ブレーキシュー18との間に架設されたストラット40とを備えている。
上記第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18は、何れもバッキングプレート12の板面と略平行な平板状を成し且つ図1に示す正面図において全体が円弧形状に湾曲したシューウェブ24および34と、それらの円弧形状を成す外周側端縁に沿って断面が略T字状を成すように一体的に固設された円弧形状のシューリム26および36と、それらシューリム26および36の外周面に接着剤などで一体的に固着された摩擦材から成るライニング28および38とを備えてそれぞれ構成されている。第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18は、シューウェブ24および34にそれぞれ配設されたシューホールドダウン装置29および39によってバッキングプレート12側へ押圧されることによりそのバッキングプレート12に対して面方向の相対移動可能に保持されている。上記バッキングプレート12、シューウェブ24および34、シューリム26および36は、いずれも鋼板から打ち抜かれかつ所定の曲げ成形が施されたプレス部品である。
上記ストラット40は、パーキングブレーキレバー19およびシューウェブ24とシューウェブ34が円滑に相対移動可能とするため図2に示すような、第2ブレーキシュー18のシューウェブ34の厚みより大きい幅寸法の切欠40bと図3に示すような第1ブレーキシュー16のシューウェブ24と前記ブレーキレバー19を合わせた厚みより大きい幅寸法の切欠40aを備え、図4に示すようにパーキングブレーキレバー19、シューウェブ24および34から内周側へ脱落しないようにパーキングブレーキレバー19、シューウェブ24および34から突設された支持突起19a、24a、34aに支持されている。この状態では、ストラット40はその長手方向の中心線Cまわりに所定角度範囲で回動可能となっている。
図1において、上記リターンスプリング42は、その両端を掛止するための一対の掛止部42bとそれらの間に巻回されたコイル状の引張コイル部42aを有し、その引張コイル部42aをストラット40に接触させてストラットを押圧する状態で張設されている。またシューウェブ24および34上部に設けられたリターンスプリング42の両端の掛止部42b、42bを掛止するための切欠24bおよび34bは、前記ストラット40をブレーキシュー長手方向に常時押圧する位置に配設されている。
図4に示すように上記リターンスプリング42は、シューリム26および36よりもブレーキドラム側においてストラット40の側部を外周側から内周側へ向かって押圧することにより、ストラット40は支持突起24a、34aに接触し、それによりストラット40の長手方向の中心線Cまわりに回転し、図2、図3に詳しく示すようにストラット40がパーキングブレーキレバー19及びシューウェブ34に常時接触するようにストラット40は傾斜させられているので、がたつきが抑制されている。
以上のように構成された本実施例のパーキング用ドラムブレーキ11においては、パーキングブレーキ制動時には、図示されていないパーキングブレーキ操作レバーの操作でパーキングブレーキケーブル35が図1の右方向へ移動させられることによりパーキングブレーキレバー19が図1においてピン46の左回りに回動させられることにより、リターンスプリング42の付勢力に抗して第1ブレーキシュー16と第2ブレーキシュー18とが互いに離間させられ、図示しない回転体の円筒部の内周面に押し付けられて制動力が発生させられる。パーキングブレーキの解除時においては、リターンスプリング42の付勢力に従って第1ブレーキシュー16と第2ブレーキシュー18とが互いに接近させられ、それぞれの一端部がアンカ部材14に当接する位置まで戻される。本実施例のドラムインディスクブレーキ10は、パーキングブレーキ専用のデュオサーボ型ドラムブレーキを備えており、第1ブレーキシュー、第2ブレーキシューに生じた制動トルクは第1ブレーキシュー、第2ブレーキシューの何れか一方からアンカ部材14に受けられる。
ここで、本実施例のドラムインディスクブレーキ10においては、バッキングプレート12において拡開可能に配設された一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18と、両端部に形成された切欠40aおよび40b内にその第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24および34を嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の間に架け渡されたストラット40と、その一対のブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18間にそれらを縮径するように張設されたリターンスプリング42とを含むドラムブレーキ11であって、前記ストラット40は、前記リターンスプリング42の干渉によってその長手方向の中心線Cまわりの一回動方向に付勢させられるため、ストラット40の切欠40aおよび40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24および34とが常時接触してそのがたつきが抑制される。
また、前記実施例のドラムインディスクブレーキ10においては、ストラット40は、リターンスプリング42の押圧によりそのストラット40の長手方向の中心線Cに直角な断面においてシューウェブ24および34との成す角が鋭角となるような傾斜状態なため、ストラット40の切欠40aおよび40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24および34との接触点が増え好適にがたつきを抑える。
また、前記実施例のドラムインディスクブレーキ10においては、ドラムブレーキ11は、バッキングプレート12に固設されたアンカー部材14と、バッキングプレート12面側に略垂直なピン46まわりに回転可能にその第1ブレーキシュー16に取り付けられたパーキングブレーキレバー(ブレーキレバー)19とを含み、そのパーキングブレーキレバー19がピン46まわりに回動させられることにより、ストラット40を介して第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18が互いに離間させられ、図示されていない車輪と共に回転する回転体の円筒部内周面に押圧されて制動力を発生するため、ストラット40の切欠40aおよび40bがパーキングブレーキレバー19とシューウェブ24および34とに常時接触し、パーキングブレーキレバー19とシューウェブ24は押圧され、パーキングブレーキレバー19とシューウェブ24との間のがたつきも抑制される。
また、前記実施例のドラムインディスクブレーキ10においては、シューリターンスプリング42は、第1ブレーキシュー16と第2ブレーキシュー18の間に張設されたものであるため、ストラット40の切欠40aおよび40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24および34とが常時接触してそのがたつきが抑制される。
本実施例のリターンスプリング42は、通常使用される引張コイル部42aを有するリターンスプリング42と同様な形状でよいため、リターンスプリング42を新しく製造する必要がなくドラムインディスクブレーキ11を安価に構成することができる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では切欠40a内にパーキングブレーキレバー19と共に第1ブレーキシュー16のシューウェブ24が挿入されるようになっていたが、パーキングブレーキレバー19のみが切欠内に挿入されるようになっても良い。
また、前述の実施例では、ストラット40を支持するための支持突起24a、34a、19aがシューウェブ24、34、パーキングブレーキレバー19に設けあったが、シューウェブ24、34にストラット40の端部を受け入れる切欠を設けるなどのストラットが脱落しない構造であれば支持突起24a、34a、19aをなくしても良い。
また、前述の実施例のドラムインディスクブレーキ10はデュオサーボ型ドラムブレーキを有して構成されているが、それ以外の型式のドラムブレーキを有するものであっても差し支えない。
また、前述の実施例のドラムインディスクブレーキ10は、パーキングブレーキレバー19を有していたが、パーキングブレーキレバー19を有さない型式のドラムブレーキでも差し支えない。
また、前述の実施例のドラムインディスクブレーキ10のリターンスプリング42は、第1ブレーキシュー16と第2ブレーキシュー18との間に張設されていたが、ストラット40と干渉しその長手方向の中心線まわりの一回動方向に付勢させられていれば、アンカー部材14と第1ブレーキシュー16、或いはアンカー部材14と第2ブレーキシュー18との間に張設されても良い。さらに、リターンスプリングは2本以上使用されても良い。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:ドラムインディスクブレーキ
11:ドラムブレーキ(パーキングブレーキ用ドラムブレーキ)
12:バッキングプレート
14:アンカ部材
16:第1ブレーキシュー
18:第2ブレーキシュー
19:ブレーキレバー(パーキングブレーキレバー)
40:ストラット
40a、40b:切欠
42:リターンスプリング
46:ピン
11:ドラムブレーキ(パーキングブレーキ用ドラムブレーキ)
12:バッキングプレート
14:アンカ部材
16:第1ブレーキシュー
18:第2ブレーキシュー
19:ブレーキレバー(パーキングブレーキレバー)
40:ストラット
40a、40b:切欠
42:リターンスプリング
46:ピン
Claims (5)
- バッキングプレートにおいて拡開可能に配設された一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューと、両端部に形成された切欠内に該第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューのシューウェブを嵌め入れた状態で該一対の第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューの間に架け渡されたストラットと、該一対のブレーキシューおよび第2ブレーキシューを縮径するように張設されたリターンスプリングとを含むドラムブレーキであって、
前記ストラットは、前記リターンスプリングとの干渉によってその長手方向の中心線まわりの一回動方向に付勢させていることを特徴とするドラムブレーキ。 - 前記ストラットは、前記リターンスプリングの押圧により該ストラットの長手方向の中心線に直角な断面において前記シューウェブとの成す角が鋭角となるような傾斜状態とされている請求項1のドラムブレーキ。
- 請求項1または2のドラムブレーキは、
前記バッキングプレートに固設されたアンカー部材と、
前記バッキングプレート面に対して略垂直なピンまわりに回転可能に該第一ブレーキシューに取り付けられたブレーキレバーとを含み、
該ブレーキレバーが該ピンまわりに回動させられることにより、前記ストラットを介して前記第1ブレーキシューおよび第2ブレーキシューが互いに離間させられ、車輪と共に回転する回転体の円筒部内周面に押圧されて制動力を発生するものである。 - 前記リターンスプリングは、前記第1ブレーキシューと第2ブレーキシューとの間に張設されたものである請求項1または2のドラムブレーキ。
- 前記リターンスプリングは、前記アンカー部材と前記第1ブレーキシュー、および前記アンカー部材と第2ブレーキシューとの間にそれぞれ張設されたものである請求項3のドラムブレーキ。
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Publication Number | Publication Date |
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