JP2007016029A - エラストマー類を含む化粧品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚上に容易に広がり、粘度の高いテクスチャーを持ち適用時にクリーム状のままである、化粧品組成物またはケア組成物を提供する
【解決手段】本発明は、少なくとも2種の異なる乳化性シリコーンエラストマー類を含む油中水型エマルションの形態の化粧品組成物であって、乳化性エラストマー類の総含有量が本組成物の総重量に対して少なくとも3重量%を超える組成物に関する。本発明は、快適であり、かつ/あるいはべたつく感触がなく、かつ/あるいは容易に広がる化粧品を得るための、このような組成物の使用にも関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、乳化性シリコーンエラストマー類を含有する油中水(water-in-oil)型エマルションの形態の化粧品組成物に関する。本組成物は、皮膚、唇、または毛、特に皮膚などのケラチン物質のための化粧品組成物またはケア組成物となり得る。本発明は、ヒトのケラチン物質のメイクアップ方法またはケア方法にも関する。
メイクアップ組成物、特にファンデーションは、無水組成物のまたはエマルションの形態である可能性があり、液体から固体までに及ぶ様々なテクスチャーを持つ場合がある。
油性の連続的な相を有するエマルション、すなわち油中水型エマルションは、それらの表皮への優れた付着性、保護性、および水不透過性膜の形成能力の理由で好ましいことが多い。得られるその化粧品は、快適であり、皮膚を乾燥させない。
しかし、これらのエマルションは脂ぎった感触を与え、特に脂漏性皮膚の傾向がある消費者にとってあまり魅力的ではないものとなる。
粘度の高いテクスチャーを持つエマルションを得るために、非乳化性シリコーンエラストマー類を使用することは周知の慣用手段であり、欧州特許第813403号に記載されている。
しかし、これらの非乳化性エラストマーを大量に、特に3重量%を超えて使用すると、組成物は粘度が高くなりすぎ、堅く締まった外観になり、組成物が皮膚に広げにくく、適用した化粧品が均一ではない状態になる。
現在、消費者は、新規なテクスチャーを持つ新たなケア製品またはメイクアップ製品を求めている。
欧州特許出願公開第813403号
本発明の目的は、したがって、皮膚上に容易に広がり、粘度の高いテクスチャーを持ち適用時にクリーム状のままである、化粧品組成物またはケア組成物を提供することである。
このような組成物はクリーム状のテクスチャーを持ち、指に取った時に柔らかい感じがする。皮膚への適用時には、広げると本組成物が良好に伸び、ソフトで柔らかい感じを与える。
本発明者らは、油中水型エマルションにおいて、少なくとも2種の異なる乳化性シリコーンエラストマー類を組み合わせることによって、粘度の高い、クリーム状のテクスチャーを持ち、脂ぎった感触またはべたつく感触がなく皮膚上に容易に広がる組成物を得ることができることを実証した。
より具体的には、本発明の主題は、少なくとも2種の異なる乳化性シリコーンエラストマー類を含有する油中水型エマルションの形態の化粧品組成物であって、乳化性エラストマー類の総含有量が本組成物の総重量に対して少なくとも3重量%以上である組成物である。
本発明の主題は、ケラチン物質のメイクアップまたはケアを行うための(非治療的)美容方法であって、前記ケラチン物質に上述により定義したような組成物を適用することを含む方法でもある。
本発明の主題は、快適であり、かつ/あるいはべたつく感触がなく、かつ/あるいは容易に広がる化粧品を得るための、上述により定義したような組成物の使用でもある。
〔乳化性エラストマー類〕
本発明の組成物は、少なくとも2種の異なる乳化性シリコーンエラストマー類を含む。
用語「乳化性シリコーンエラストマー」は、少なくとも1個の親水性鎖を有するシリコーンエラストマーを意味する。
乳化性シリコーンエラストマーは、ポリオキシアルキレン化されたシリコーンエラストマー類から選択することができる。
ポリオキシアルキレン化されたシリコーンエラストマーは、架橋オルガノポリシロキサンであり、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも1個有するジオルガノポリシロキサンと、エチレン性不飽和基を少なくとも2個有するポリオキシアルキレンとの架橋付加反応によって得られる。
好ましくは、ポリオキシアルキレン化された架橋オルガノポリシロキサンは、(A1)それぞれケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンと、(B1)エチレン性不飽和基を少なくとも2個有するポリオキシアルキレンを、特に(C1)白金触媒の存在下で、例えば、米国特許第5236986号および米国特許第5412004号の記載に従って、架橋付加反応させることによって得ることができる。
特に、オルガノポリシロキサンは、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するポリオキシアルキレン(特にポリオキシエチレンおよび/またはポリオキシプロピレン)と、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサンを、白金触媒の存在下で、反応させることによって得ることができる。
化合物(A1)のケイ素原子に結合する有機基は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、デシル、ドデシル(もしくはラウリル)、ミリスチル、セチルまたはステアリルなどの炭素原子1個から18個を有するアルキル基;2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルまたは3,3,3−トリフルオロプロピルなどの置換アルキル基;フェニル、トリルまたはキシリルなどのアリール基;フェニルエチルなどの置換アリール基;およびエポキシ基、カルボン酸エステル基またはメルカプト基などの置換された一価の炭化水素系基であってよい。
したがって、化合物(A1)は、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサン類、トリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサンコポリマー類、ジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサン環状コポリマー類、またはトリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサン−ラウリルメチルシロキサンコポリマー類から選択することができる。
化合物(C1)は、架橋反応触媒であり、特に塩化白金酸、塩化白金酸−オレフィン錯体類、塩化白金酸−アルケニルシロキサン錯体類、塩化白金酸−ジケトン錯体類、白金黒および支持体に担持された白金である。
有利には、ポリオキシアルキレン化されたシリコーンエラストマーは、ジビニル化合物、特にビニル基を少なくとも2個有するポリオキシアルキレンから、ポリシロキサンのSi−H結合との反応により生成する。
本発明のポリオキシアルキレン化されたシリコーンエラストマーは、好ましくは、少なくとも1種の炭化水素系油および/または1種のシリコーン油と混合されてゲルを形成する。これらのゲル中では、ポリオキシアルキレン化されたエラストマーは、非球状粒子の形態である。
ポリオキシアルキレン化されたエラストマー類は、特に、米国特許第5236986号、第5412004号、第5837793号、および第5811487号に記載されており、その内容を参照して本明細書に取り込む。
使用できるポリオキシアルキレン化されたエラストマーとして、Shin-Etsu社によりKSG-21、KSG-20、KSG-30、KSG-31、KSG-32、KSG-33、KSG-210、KSG-310、KSG-320、KSG-330、KSG-340およびX-226146の名で、またはDow Corning社によりDC9010およびDC9011の名で販売されているエラストマーが挙げられる。
乳化性シリコーンエラストマーは、ポリグリセロール化されたシリコーンエラストマー類から選択することができる。
ポリグリセロール化されたシリコーンエラストマーは、架橋エラストマー性オルガノポリシロキサンであり、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも1個有するジオルガノポリシロキサンと、エチレン性不飽和基を有するポリグリセロール化化合物類との、特に白金触媒の存在下での架橋付加反応によって得られる。
好ましくは、架橋エラストマー性オルガノポリシロキサンは、(A)それぞれケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンと、(B)エチレン性不飽和基を少なくとも2個有するグリセロール化化合物類を、特に(C)白金触媒の存在下で、架橋付加反応させることによって得られる。
特に、オルガノポリシロキサンは、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するポリグリセロール化化合物と、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサンを、白金触媒の存在下で、反応させることによって得ることができる。
化合物(A)は、エラストマー性オルガノポリシロキサン形成のためのベース試薬であり、架橋は化合物(A)と化合物(B)を触媒(C)の存在下で付加反応させることによって行われる。
化合物(A)は、特に、各分子内の異なるケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサンである。
化合物(A)は、いかなる分子構造であってもよく、特に直鎖状もしくは分岐鎖状構造または環状構造であってよい。
化合物(A)の25℃における粘度は、特に化合物(A)が化合物(B)と充分混和性であるために、1から50000センチストークスの範囲であってよい。
化合物(A)のケイ素原子に結合する有機基は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、デシル、ドデシル(もしくはラウリル)、ミリスチル、セチルまたはステアリルなどの炭素原子1個から18個を有するアルキル基;2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルまたは3,3,3−トリフルオロプロピルなどの置換アルキル基;フェニル、トリルまたはキシリルなどのアリール基;フェニルエチルなどの置換アリール基;およびエポキシ基、カルボン酸エステル基またはメルカプト基などの置換された一価の炭化水素系基であってよい。上記有機基は、メチル、フェニルおよびラウリル基から選択されることが好ましい。
したがって、化合物(A)は、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサン類、トリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサンコポリマー類、ジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサン環状コポリマー類、またはトリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサン−ラウリルメチルシロキサンコポリマー類から選択することができる。
化合物(B)は、下記式(B’):
CmH2m-1-O-[Gly]n-CmH2m-1 (B’)
に相当するポリグリセロール化化合物であってよい。
式中、mは2から6の範囲の整数である。nは2から200の範囲の整数、好ましくは2から100の範囲の整数、好ましくは2から50の範囲の整数、好ましくは2から20の範囲の整数、好ましくは2から10の範囲の整数、優先的には2から5の範囲の整数、特に好ましくは3である。Glyは、
-CH2-CH(OH)-CH2-O-または-CH2-CH(CH2OH)-O-
を表す。
化合物(B)の1分子中のエチレン性基の数と、化合物(A)の1分子中のケイ素原子に結合した水素原子の数の和は、少なくとも4であることが有利である。
化合物(A)は、化合物(A)中のケイ素原子に結合した水素原子の総量と化合物(B)中の全てのエチレン性不飽和基の総量とのモル比が、1/1から20/1の範囲内となるような量で添加することが有利である。
化合物(C)は架橋反応触媒であり、特に塩化白金酸、塩化白金酸−オレフィン錯体類、塩化白金酸−アルケニルシロキサン錯体類、塩化白金酸−ジケトン錯体類、白金黒および支持体に担持された白金である。
触媒(C)は、汚染されていない白金金属として、化合物(A)および化合物(B)の総量1000重量部につき、好ましくは0.1から1000重量部、より好ましくは1から100重量部添加される。
本発明のポリグリセロール化されたシリコーンエラストマーは、概して、少なくとも1種の炭化水素系油および/または1種のシリコーン油と混合されてゲルを形成する。これらゲルにおいて、ポリグリセロール化されたエラストマーは非球状粒子の形をしていることが多い。
ポリグリセロール化エラストマーについては、特に国際公開第2004/024798号に記載されている。
使用できるポリグリセロール化シリコーンエラストマーとして、KSG-710、KSG-810、KSG-820、KSG-830およびKSG-840の名で販売されているShin-Etsu社のエラストマーが挙げられる。
1つの好ましい実施形態によれば、2種の乳化性シリコーンエラストマーの少なくとも1種は、ポリグリセロール化されたエラストマーである。
もう1つの好ましい実施形態によれば、本発明のエマルションは、少なくとも1種のポリオキシアルキレン化されたエラストマーと、1種のポリグリセロール化されたエラストマーを含む。
本発明の1つの態様によれば、乳化性シリコーンエラストマー類は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、少なくとも3重量%を超える総量、特に3重量%から15重量%の範囲の総量、好ましくは3.5重量%以上である総量、特に3.5重量%から10重量%の範囲の総量、より優先的には4重量%以上である総量、特に4重量%から7重量%の範囲の総量で存在していてもよい。
本発明のもう1つの態様によれば、各乳化性エラストマーは、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、少なくとも1.5重量%を超える含有量、好ましくは1.5重量%から5重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明のエマルションは、組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%を超える量、好ましくは1.5重量%から5重量%の範囲の量の、少なくとも1種のポリオキシアルキレン化されたエラストマーと、組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%を超える量、好ましくは1.5重量%から5重量%の範囲の量のポリグリセロール化されたエラストマーとを含むことができる。
さらに別の観点では、本発明は、油中水型エマルションの形態の化粧品組成物であって、
i)前記組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%のポリオキシアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマーと、
ii)前記組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%のポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマーと、
iii)前記組成物の総重量に対して少なくとも20重量%の水と、
iv)少なくとも1種の揮発性油と、
v)前記組成物の総重量に対して少なくとも5重量%の、グリコール類およびポリオール類から選択される少なくとも1種の水混和性有機溶媒と、
vi)前記組成物の総重量に対して少なくとも5重量%の、少なくとも1種の着色剤と、
を含み、
前記組成物が1s−1の剪断に対して10Pa・sから300Pa・sまでの範囲の粘度を有する、
組成物を対象とする。
〔追加的な非乳化性エラストマー類〕
乳化性エラストマー類に加えて、本発明の組成物は非乳化性エラストマー類を含んでいてもよい。
用語「非乳化性」シリコーンエラストマーは、ポリオキシアルキレン鎖またはポリオキシグリセロール化鎖などの親水性鎖を有さないオルガノポリシロキサンエラストマーを意味する。
非乳化性シリコーンエラストマーは、エラストマー性架橋オルガノポリシロキサンであり、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも1個有するジオルガノポリシロキサンと、ケイ素原子に結合したエチレン性不飽和基を有するジオルガノポリシロキサンとの、特に白金触媒の存在下での架橋付加反応;または、ヒドロキシ末端基を有するジオルガノポリシロキサンと、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも1個有するジオルガノポリシロキサンとの間の、特に有機スズ化合物の存在下での脱水素化架橋カップリング反応;または、ヒドロキシ末端基を有するジオルガノポリシロキサンと、加水分解可能なオルガノポリシランとの架橋カップリング反応;または、特に有機過酸化物触媒の存在下でのオルガノポリシロキサンの熱架橋;または、ガンマ線、紫外線、あるいは電子線などの高エネルギー放射線によるオルガノポリシロキサンの架橋によって得られる。
好ましくは、エラストマー性架橋オルガノポリシロキサンは、(A2)それぞれケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンと、(B2)ケイ素原子に結合したエチレン性不飽和基を少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンとの、特に(C2)白金触媒の存在下で、例えば、欧州特許出願公開第295886号の記載に従って、架橋付加反応によって得られる。
特に、オルガノポリシロキサンは、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサンと、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサンとを、白金触媒の存在下で反応させることによって得ることができる。
化合物(A2)は、エラストマー性オルガノポリシロキサン形成のためのベース試薬であり、架橋は化合物(A2)と化合物(B2)を触媒(C2)の存在下で付加反応させることによって行われる。
化合物(A2)は、有利には、少なくとも2個の低級(例えば、C2〜C4)アルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンであり、低級アルケニル基は、ビニル基、アリル基、およびプロペニル基から選択することができる。この低級アルケニル基は、オルガノポリシロキサン分子上のどこに位置していてもよいが、オルガノポリシロキサン分子の末端に位置していることが好ましい。オルガノポリシロキサン(A2)は、分岐鎖状、直鎖状、環状または網状の構造を有していてもよいが、直鎖状構造が好ましい。化合物(A2)は、液体状態からガム状態までの範囲の粘度であってよい。好ましくは、化合物(A2)は、25℃で少なくとも100センチストークスの粘度を有する。
オルガノポリシロキサン類(A2)は、メチルビニルシロキサン類、メチルビニルシロキサン−ジメチルシロキサンコポリマー類、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサン類、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルフェニルシロキサンコポリマー類、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−ジフェニルシロキサン−メチルビニルシロキサンコポリマー類、トリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサンコポリマー類、トリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルフェニルシロキサン−メチルビニルシロキサンコポリマー類、ジメチルビニルシロキシ末端基を有するメチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)ポリシロキサン類、およびジメチルビニルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサンコポリマー類から選択することができる。
化合物(B2)は、特に、各分子中にケイ素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有するオルガノポリシロキサンであり、したがって化合物(A2)の架橋剤である。
化合物(A2)の1分子中のエチレン性基の数と、化合物(B2)の1分子中のケイ素原子に結合した水素原子の数の和は、少なくとも4であることが有利である。
化合物(B2)は、いかなる分子構造であってもよく、特に直鎖状もしくは分岐鎖状の構造または環状構造であってよい。
化合物(B2)の25℃における粘度は、特に化合物(B2)が化合物(A)と充分混和性であるために、1から50000センチストークスの範囲であってよい。
化合物(B2)は、化合物(B2)中のケイ素原子に結合した水素原子の総量と化合物(A2)中の全てのエチレン性不飽和基の総量とのモル比が、1/1から20/1の範囲内となるような量で添加することが有利である。
化合物(B2)は、トリメチルシロキシ末端基を有するメチルヒドロゲノポリシロキサン類、トリメチルシロキシ末端基を有するジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサンコポリマー類、またはジメチルシロキサン−メチルヒドロゲノシロキサン環状コポリマー類から選択することができる
化合物(C2)は架橋反応触媒であり、特に塩化白金酸、塩化白金酸−オレフィン錯体類、塩化白金酸−アルケニルシロキサン錯体類、塩化白金酸−ジケトン錯体類、白金黒および支持体に担持された白金である。
触媒(C2)は、汚染されていない白金金属として、化合物(A2)および化合物(B2)の総量1000重量部につき、好ましくは0.1から1000重量部、より好ましくは1から100重量部添加される。
他の有機基が、上述したオルガノシロキサン(A2)および(B2)のケイ素原子に結合していてもよい。例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、またはオクチルなどのアルキル基;2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルまたは3,3,3−トリフルオロプロピルなどの置換アルキル基;フェニル、トリルまたはキシリルなどのアリール基;フェニルエチルなどの置換アリール基;およびエポキシ基、カルボン酸エステル基またはメルカプト基などの置換された一価の炭化水素系基が結合していてもよい。
本発明の非乳化性シリコーンエラストマーは、少なくとも1種の炭化水素系油および/または1種のシリコーン油と混合されてゲルを形成する。これらゲルにおいて、非乳化性エラストマーは非球状粒子の形をしている。
使用できる非乳化性エラストマーとして、Shin-Etsu社によりKSG-6、KSG-15、KSG-16、KSG-18、KSG-41、KSG-42、KSG-43、KSG-44、USG-105およびUSG-106の名で、Dow Corning社によりDC9040、DC9041、DC9509、DC9505、DC9506、DC5930、DC9350、DC9045およびDC9043の名で、Grant Industries社によりGransilの名で、ならびにGeneral Electric社によりSFE 839の名で販売されているエラストマーが挙げられる。
非乳化性エラストマーは、それが存在する場合には、組成物の総重量に対して、0.01重量%から10重量%の範囲の含有量、好ましくは0.5重量%から5重量%の範囲の含有量、有利には1重量%から3重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
〔油類〕
1つの好ましい実施形態によれば、本発明のシリコーンエラストマーは、少なくとも1種の油(もしくは油類の混合物)と混合されて、油性ゲルを形成することができる。
この油は、揮発性油および不揮発性油、ならびにこれらの混合物から選択することができる。
本発明の組成物は、少なくとも1種の揮発性油を含むことができる。
本明細書において用語「揮発性油」は、室温および大気圧下で、皮膚と接触した状態で蒸発しうる全ての油を意味する。本発明の揮発性油は、化粧品用揮発性油であって、室温で液体であり、室温および大気圧下で蒸気圧が0ではなく、特に蒸気圧が0.13Paから40000Pa(0.001から300mmHg)の範囲、好ましくは1.3Paから1300Pa(0.01から10mmHg)の範囲にある。
揮発性油は、揮発性の炭化水素系油、揮発性のシリコーン油および揮発性のフッ素油、ならびにこれらの混合物から選択することができる。
用語「炭化水素系油」は、主に水素原子および炭素原子を含み、場合によって酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を含んでいてもよい油である。
揮発性の炭化水素油は、炭素原子8個から16個を有する炭化水素油類、および特に分岐したC〜C16アルカン類、例えば石油由来のC〜C16イソアルカン類(イソパラフィンとしても公知である)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタンとしても公知である)、イソデカン、イソヘキサデカン、および例えばIsopar(登録商標)またはPermethyl(登録商標)の商品名で販売されている油類から選択することができる。
使用することができる揮発性油には、揮発性シリコーン油も含まれ、例えば、揮発性の直鎖または環状シリコーン油であって、特に粘度が5センチストークス(5×10−6/s)以下であり、特にケイ素原子2個から10個を有し、好ましくはケイ素原子2個から7個を有し、任意選択でこれらのケイ素原子が炭素原子1個から10個を有するアルキル基またはアルコキシ基を有していてもよい油が挙げられる。本発明において使用することができる揮発性シリコーン油として、特に、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンおよびドデカメチルペンタシロキサン、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
揮発性のフッ素油は、一般に引火点を有さない。
揮発性のフッ素油として、ノナフルオロエトキシブタン、ノナフルオロメトキシブタン、デカフルオロペンタン、テトラデカフルオロヘキサンおよびドデカフルオロペンタン、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
揮発性油は、組成物中に、組成物の総重量に対して1重量%から50重量%の範囲の含有量で、好ましくは、組成物の総重量に対して5重量%から30重量%の範囲、より優先的には7重量%から20重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
本発明の組成物は、少なくとも1種の不揮発性油を含むことができる。
本明細書において用語「不揮発性油」は、室温および大気圧下で少なくとも数時間皮膚上にとどまる油であって、0.13Pa(0.01mmHg)未満の蒸気圧を有する油を意味する。
これらの不揮発性油は、炭化水素系油、特に動物もしくは植物由来の炭化水素系油、またはシリコーン油、またはこれらの混合物であることができる。用語「炭化水素系油」は、主に水素原子および炭素原子を含み、場合によって酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を含んでいてもよい油である。
不揮発性の油は、特に、不揮発性の炭化水素系油(フッ素化されていてもよい)および/または不揮発性のシリコーン油から選択することができる。
不揮発性の炭化水素系油として、特に、以下のものを挙げることができる:
−動物由来の炭化水素系油;
−植物由来の炭化水素系油、例えば、グリセロールの脂肪酸エステルを含むトリグリセリド類であって、その脂肪酸はCからC24の様々な鎖長を持つことができ、これらの鎖は直鎖または分岐鎖、そして飽和または不飽和であることができるトリグリセリド類(これらの油は特にヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド類である)等、あるいは、小麦胚芽油、ヒマワリ油、ブドウ種油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプリコット油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、甘扁桃油、ヤシ油、菜種油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ケシ種油、カボチャ油、骨髄油(marrow oil)、クロフサスグリ油、マツヨイグサ油、キビ油、大麦油、キノア油、ライ麦油、ベニバナ油、クワイノキ油、トケイソウ油、またはマスクローズ油(シアバターまたはカプリル/カプリン酸のトリグリセリド)、例えば、Stearineries Dubois社によって販売されているもの、またはDynamit Novel社に よってMiglyol 810(登録商標)、812(登録商標)および818(登録商標)の名称で販売されているもの;
−炭素原子10個から40個を有する合成エーテル;
−鉱物または合成由来の直鎖または分岐の炭化水素類、例えば、石油ゼリー、ポリデセン、Parleam(登録商標)などの水素化ポリイソブテン、スクアラン、および流動パラフィン類、ならびにこれらの混合物;
−合成エステル類、例えば、式RCOORの油類(式中、Rは、炭素原子1個から40個を有する直鎖又は分岐脂肪酸残基を表し、Rは、炭素原子1個から40個を有する炭化水素系鎖、特に分岐した炭化水素鎖を表す。但し、R+R≧10である。)、例えば、パーセリンオイル(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12からC15のアルキルベンゾエート類、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナエート、イソデシルネオペンタノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、2−ヘキシルデシルラウレート、2−オクチルデシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、または、アルコールもしくはポリアルコールのヘプタノエート類、オクタノエート類、デカノエート類、もしくはリシノレート類、例えば、プロピレングリコールジオクタノエート(水酸化エステル類)、例えば、イソステアリルラクテート、ジイソステアリルマレートまたは2−オクチルドデシルラウレート(ポリオールエステル類)、およびペンタエリスリトールエステル類;
−炭素原子12個から26個の分岐炭素系鎖および/または不飽和炭素系鎖を有する、常温で液体の脂肪アルコール類、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−ブチルオクタノール、または2−ウンデシルペンタデカノール;
−オレイン酸、リノレン酸、およびこれらの混合物などの、高級脂肪酸。
本発明の組成物に使用することができる不揮発性のシリコーン油は、不揮発性のポリジメチルシロキサン類(PDMS)、アルキル基またはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン類であって、これらの基がペンダント状でありかつ/あるいはシリコン鎖の末端にあり、これらの基がそれぞれ炭素原子2個から24個を有するポリジメチルシロキサン類、フェニルシリコーン類、例えば、フェニルトリメチコン類、フェニルジメチコン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコン類、およびジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、ならびにこれらの混合物であることができる。
不揮発性油は、組成物中に、組成物の総重量に対して、1重量%から50重量%の範囲の含有量、好ましくは5重量%から40重量%の範囲の含有量、有利には10重量%から30重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、揮発性が異なる少なくとも2種のシリコーン油を含む。
もう1つの好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくとも1種の揮発性のシリコーン油と、1種の不揮発性の油を含む。
合計で、本組成物中に、油(もしくは油の混合物)は、組成物の総重量に対して、5重量%から70重量%の範囲の含有量、好ましくは10重量%から60重量%の範囲の含有量、有利には20重量%から50重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
〔水性相〕
本発明の組成物は、水性相を含む。
水性相は、水を含む。水は、ヤグルマソウ水などのフローラルウォータおよび/またはオーデヴィッテル、オーデルーカスもしくはオーデラロッシュポゼなどのミネラルウォータおよび/またはスプリングウォータであってよい。
水性相は、(25℃の室温で)水混和性の有機溶媒を含むこともできる。水混和性の有機溶媒は、例えば、炭素原子2個から6個を有するモノアルコール類(例えばエタノールまたはイソプロパノールなど);炭素原子2個から20個、好ましくは炭素原子2個から10個、優先的には炭素原子2個から6個を有するポリオール類(例えばグリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコールまたはジエチレングリコールなど);(特に炭素原子を3個から16個を含む)グリコールエーテル類(例えばモノ−、ジ−もしくはトリプロピレングリコール(C〜C)アルキルエーテル類またはモノ−、ジ−もしくはトリエチレングリコール(C〜C)アルキルエーテル類など);およびこれらの混合物などである。
1つの好ましい実施態様では、水混和性の有機溶媒は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、3重量%から15重量%の範囲の含有量、好ましくは5重量%から12重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
水性相は、例えば、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムおよび硫酸マグネシウムなどの安定剤を含むこともできる。
また、水性相は、ゲル化剤、被膜形成ポリマー、増粘剤および界面活性剤、ならびにこれらの混合物などの、水性相と相溶性の水溶性化合物または水分散性化合物を全て含むことができる。
好ましくは、水性相は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して25重量%以上である含有量で、さらに組成物の総重量に対して50重量%未満の含有量で存在していてよい。
好ましくは、水は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、25重量%から50重量%の範囲の含有量、好ましくは30重量%から50重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
1つの特有の実施態様では、水性相は、油相の水性相に対する重量比が0.5から2.5の間、好ましくは0.7から2の間、有利には1から2の間であるような含有量で存在する。
〔フィラー〕
本発明の組成物は、フィラーを含んでいてよい。
用語「フィラー」は、無色または白色の任意の形状をした鉱物または合成粒子であり、組成物の製造温度に関係無く、組成物の媒体に不溶である粒子を意味することを理解されたい。
フィラーは、鉱物質または有機質であって、その結晶形状(例えば、ラメラ、立方、六方、斜方など)に関係無く小さな板状形、球状形または長方形などの任意の形状であってよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミド(Nylon(登録商標))粉末、ポリ−β−アラニン粉末、ポリエチレン粉末、ポリウレタン粉末(例えば、Toshiki社によりPlastic powder D-400の名で販売されている、ヘキサメチレンジイソシアナートとトリメチロールヘキシルラクトンとのコポリマー粉末など)、テトラフルオロエチレンポリマー(Teflon(登録商標))粉末、ラウロイルリジン、デンプン、チッ化ホウ素、ポリマー中空ミクロスフェア(例えば、ポリ塩化ビニリデン/アクリロニトリルの中空ミクロスフェア、例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie社))、アクリル酸コポリマー、シリコーン樹脂粉末、特にシルセスキオキサン粉末(特に、欧州特許293795号に記載されたシリコーン樹脂粉末、例えばToshiba社のTospearls(登録商標))、ポリオルガノシロキサンエラストマー粒子、ポリメチルメタクリレート粒子、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカミクロスフェア、ガラスまたはセラミックマイクロカプセル、および炭素原子を8個から22個、好ましくは12個から18個含む有機カルボン酸から誘導された金属石鹸(例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛またはミリスチン酸マグネシウムなど)、硫酸バリウム、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、球状フィラーを含む。この球状フィラーは、ポリアミド粉末、およびヘキサメチレンジイソシアナートとトリメチロールヘキシルラクトンとのコポリマー粉末から選択することが好ましい。
本組成物に分散させるフィラーは、組成物の総重量に対して、0.5重量%から20重量%の範囲の含有量、好ましくは1重量%から15重量%の範囲の含有量、有利には2重量%から10重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
〔着色剤〕
本発明の1つの特有の実施形態によれば、本組成物は少なくとも1種の着色剤を含んでいてよい。
本明細書において用語「着色剤」は、適切な化粧品媒体中に十分な量で処方すると、彩色された視覚的効果を引き起こすことができる化合物を意味する。
着色剤は、特に、顔料類、真珠母剤類、フレーク類、脂溶性染料類および水溶性染料類、ならびにこれらの混合物から選択される。
用語「顔料」は、白色または有色の鉱物質または有機質粒子であり、これは液体有機相に不溶で、組成物を着色するおよび/または不透明にすることを意図したものを意味すると理解されたい。
用語「真珠母剤」は、特にある種の軟体動物により貝殻の中で産生されるか、さもなければ合成される真珠光沢の粒子であり、組成物の媒体に不溶な粒子を意味するものと理解されたい。
用語「染料」は、脂肪物質(例えば油類など)または水性相に可溶な有機化合物を一般的に意味するものと理解されたい。
着色剤は、組成物の総重量に対して、0.01重量%から40重量%の範囲の含有量、好ましくは5重量%から30重量%の範囲の含有量、有利には5重量%から20重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
本発明の1つの実施形態によれば、着色剤は少なくとも1種の顔料を含む。
顔料は、鉱物質顔料、有機顔料、および複合顔料(すなわち、鉱物質および/または有機質の顔料をベースとする顔料)から選択することができる。
用語「顔料」は、全ての形態の鉱物質または有機質の粒子であり、視覚的効果に寄与する粒子であって、組成物の製造温度に関係無く組成物の媒体に不溶である粒子を意味することを理解されたい。
顔料は、淡色の顔料類、レーキ類、真珠母剤、フレーク類、および視覚的効果を有する顔料類(例えば、反射顔料およびゴニオクロマティック(goniochromatic)顔料)から選択することができる。
鉱物質顔料として、金属酸化物顔料類、二酸化チタンコーティングマイカ、オキシ塩化ビスマスコーティングマイカ、酸化鉄コーティングチタンマイカ、鉄青コーティングチタンマイカ、および、酸化クロム、酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウムまたは酸化クロムでコーティングしたチタンマイカ;マンガンバイオレット、群青、紺青、コバルトブルー、鉄青、オキシ塩化ビスマス、着色真珠顔料、例えば、酸化鉄で着色したチタンマイカ、特に鉄青または酸化クロムで着色したチタンマイカ、前述した種類の有機顔料で着色したチタンマイカ、およびオキシ塩化ビスマス系真珠顔料、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
有機顔料は、例えば:
−コチニールカルミン;
−アゾ色素、アントラキノン色素、インジゴイド色素、キサンテン色素、ピレン色素、キノリン色素、トリフェニルメタン色素またはフルオラン色素の有機顔料;
−有機レーキ類、すなわち、ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、もしくはチタニウムの不溶性塩、または、例えばアゾ色素、アントラキノン色素、インジゴイド色素、キサンテン色素、ピレン色素、キノリン色素、トリフェニルメタン色素もしくはフルオラン色素などの酸性染料の不溶性塩(これらの色素は通常、少なくとも1個のカルボン酸またはスルホン酸基を含む);
−メラミン顔料、
などである。
有機顔料として、D&C Blue No 4、D&C Brown No 1、D&C Green No 5、D&C Green No 6、D&C Orange No 4、D&C Orange No 5、D&C 15 Orange No 10、D&C Orange No 11、D&C Red No 6、D&C Red No 7、D&C Red No 17、D&C Red No 21、D&C Red No 22、D&C Red No 27、D&C Red No 28、D&C Red No 30、D&C Red No 31、D&C Red No 33, D&C Red No 34、D&C Red No 36、D&C Violet No 2、D&C Yellow No 7、D&C Yellow No 8、D&C Yellow No 20 10、D&C Yellow No 11、FD&C Blue No 1、FD&C Green No 3、FD&C Red No 40、FD&C Yellow No 5、およびFD&C Yellow No 6の名を挙げることができる。
1つの好ましい実施形態として、本発明の組成物中に存在する顔料は、疎水性被覆顔料である。
用語「疎水性被覆顔料」は、エマルションの脂肪相と相溶性にし、特に脂肪層の油類と良好なぬれ性を示すようにするために、疎水剤で表面処理した顔料を意味する。したがって、これらの処理された顔料は脂肪相に良好に分散される。
被覆されるべき顔料は、鉱物質顔料であっても前述した有機顔料であってもよい。
酸化鉄顔料または二酸化チタン顔料が好ましく使用される。
疎水処理剤は、例えばメチコン、ジメチコンまたはペルフルオロアルキルシランなどのシリコーン類;例えばステアリン酸等の脂肪酸類;例えばジミリスチン酸アルミニウム、水添タローグルタミン酸のアルミニウム塩等の金属石鹸類、ペルフルオロアルキルホスフェート類、ペルフルオロアルキルシラン類、ペルフルオロアルキルシラザン類、ポリヘキサフルオロプロピレンオキシド類、ペルフルオロアルキルペルフルオロポリエーテル基を含むポリオルガノシロキサン類、およびアミノ酸類;N-アシルアミノ酸類またはそれらの塩;レシチン、チタン酸イソプロピルトリイソステアリル、ならびにこれらの混合物から選択することができる。
N-アシルアミノ酸は、例えば2−エチルヘキサノール基、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基またはココイル基等の、炭素原子8個から22個を有するアシル基を含むことができる。これら化合物の塩は、アルミニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、ジルコニウム塩、亜鉛塩、ナトリウム塩またはカリウム塩であってよい。アミノ酸は、例えばリシン、グルタミン酸またはアラニンであってよい。
前述の化合物において言及した「アルキル」は、特に炭素原子を1個から30個、好ましくは5個から16個有するアルキル基を示す。
疎水処理された顔料については、特に欧州特許出願公開第1086683に記載されている。
顔料は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、2重量%から40重量%の範囲の含有量、好ましくは5重量%から30重量%の範囲の含有量、有利には5重量%から20重量%の範囲の含有量で存在していてよい。
脂溶性染料は、例えば、スーダンレッド、D&Cレッド17、D&Cグリーン6、β-カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー11、D&Cバイオレット2、D&Cオレンジ5、キノリンイエロー、ベニノキおよびブロモ酸などである。
水溶性染料は、例えば、ビート根液、メチレンブルーおよびカラメルなどである。
〔添加剤〕
本発明の組成物は、その他の一般的な化粧品成分を少なくとも1種含有してもよい。この化粧品成分は、特に、親水性または親油性ゲル化剤および/または増粘剤、酸化防止剤、芳香剤、防腐剤、中和剤、サンスクリーン剤、ビタミン剤、保湿剤、セルフタンニング化合物、抗シワ活性剤、柔軟剤、親水性もしくは親油性活性剤、汚染防止剤またはフリーラジカル捕捉剤、金属イオン封鎖剤および被膜剤、非エラストマー性界面活性剤、皮膚弛緩活性剤、鎮静剤、真皮または表皮の高分子の合成の促進および/または分解の阻止のための薬剤、抗グリケーション剤、抗刺激剤、剥離剤、脱色剤、抗着色剤、着色促進剤、NO−シンターゼ阻害剤、線維芽細胞もしくはケラチン生成細胞の増殖および/またはケラチン生成細胞の分化の促進のための薬剤、毛細血管循環に作用する薬剤、細胞のエネルギー代謝に作用する薬剤、および瘢痕形成剤ならびにこれらの混合物から選択することができる、
1つの好ましい実施形態では、本発明の組成物は、1s−1の剪断に対して10から300Pa・sの間の粘度、好ましくは1s−1の剪断に対して15から200Pa・sの間の粘度を有する。
本組成物の粘度は、Thermo社のRheoStress RS 600 controlled-stress rheometerを用いて測定する。測定は、0.105mmのギャップを有する、やすりがけした角度2°の60mmプレートコーンを用いて25℃で行った。
本発明を以下の実施例でより詳細に説明する。
[実施例1]〔ファンデーション〕
下記の組成を有するファンデーションを調製した。
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(1) 13部
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(2) 10部
シクロペンタジメチルシロキサン(3) 11部
フェニルトリメチコン(4) 9部
顔料 8部
ナイロン12粉末(5) 3部
プロピレングリコール 1部
グリセロール 6部
硫酸マグネシウム 1部
防腐剤 適量
水 適量
(1)Shin-Etsu社のKSG-710
(2)Shin-Etsu社のKSG-210
(3)Dow Corning社のDow Corning 245 Fluid
(4)Dow Corning社のDow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid
(5)Arkema社のOrgasol 2002 Exd Nat Cos 204
〔調製法〕
ポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマー、ポリアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマー、ポリジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、フェニルトリメチコン、顔料、およびナイロン12粉末をともに混合する(A相)。
これとは別に、プロピレングリコール、グリセロール、硫酸マグネシウム、防腐剤、および水をともに混合する(B相)。
B相をA相に注いでエマルションを形成させる。
得られたファンデーションは、クリーミーなテクスチャーを有し、皮膚上に容易に広がり、ソフトで柔らかい感触を与える。
[実施例2]〔ファンデーション〕
下記の組成を有するファンデーションを調製した。
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(1) 13部
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(2) 9部
シクロペンタジメチルシロキサン(3) 13部
フェニルトリメチコン(4) 6部
顔料 12部
ナイロン12粉末(5) 3部
プロピレングリコール 2部
グリセロール 5部
硫酸マグネシウム 1部
防腐剤 適量
水 適量
(1)Shin-Etsu社のKSG-710
(2)Shin-Etsu社のKSG-210
(3)Dow Corning社のDow Corning 245 Fluid
(4)Dow Corning社のDow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid
(5)Arkema社のOrgasol 2002 Exd Nat Cos 204
調製法は、実施例1と同様である。
得られたファンデーションは、クリーミーなテクスチャーを有し、皮膚上に容易に広がり、ソフトで柔らかい感触を与える。
[実施例3]〔ファンデーション〕
下記の組成を有するファンデーションを調製した。
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(1) 8.5部
ポリジメチルシロキサン中25重量%の、ポリアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマー(6cSt)(2) 10部
オキシエチレン化されたポリジメチルシロキサン(3) 2部
シクロペンタジメチルシロキサン(4) 17部
ポリジメチルシロキサン(5cSt)(5) 5部
顔料 12部
ヘキサメチレンジイソシアナートとトリメチロールヘキシルラクトンとのコポリマーの粉末(6) 3部
プロピレングリコール 2部
グリセロール 5部
硫酸マグネシウム 1部
防腐剤 適量
水 適量
(1)Shin-Etsu社のKSG-710
(2)Shin-Etsu社のKSG-210
(3)Shin-Etsu社のKF-6017
(4)Dow Corning社のDow Corning 245 Fluid
(5)Dow Corning社のDow Corning Fluid 200 5 cs
(6)Toshiki社のPlastic Powder D-400
〔調製法〕
ポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマー、ポリアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマー、ポリジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、オキシエチレン化されたポリジメチルシロキサン、顔料、およびナイロン12粉末をともに混合する(A相)。
これとは別に、プロピレングリコール、グリセロール、硫酸マグネシウム、防腐剤、および水をともに混合する(B相)。
B相をA相に注いでエマルションを形成させる。
得られたファンデーションは、クリーミーなテクスチャーを有し、皮膚上に容易に広がり、ソフトで柔らかい感触を与える。

Claims (12)

  1. 少なくとも2種の異なる乳化性シリコーンエラストマー類を含む油中水型エマルションの形態の化粧品組成物であって、前記組成物中に存在する乳化性シリコーンエラストマー類の総含有量が前記組成物の総重量に対して少なくとも3重量%以上である、化粧品組成物。
  2. 前記乳化性シリコーンエラストマー類が、前記組成物の総重量に対して3重量%から15重量%までの範囲、好ましくは3.5重量%から10重量%までの範囲、より好ましくは4重量%から7重量%までの範囲の総含有量で存在することを特徴とする、請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 各乳化性シリコーンエラストマーが、前記組成物の総重量に対して1.5重量%より高い含有量で存在することを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧品組成物。
  4. ポリグリセロール化されたシリコーンエラストマーを少なくとも1種含み、かつ、ポリオキシアルキレン化されたシリコーンエラストマーを少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  5. 炭化水素系油類およびシリコーン油類から選択される少なくとも1種のオイルを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  6. ポリオール類およびグリコールエステル類から選択される少なくとも1種の水混和性有機溶媒を含むことを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 顔料類、真珠母剤類、フレーク類、脂溶性染料類および水溶性染料類、ならびにこれらの混合物から選択される少なくとも1種の着色剤を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 少なくとも1種の非乳化性エラストマーを含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 1s−1の剪断に対して10Pa・sから300Pa・sまで、好ましくは15Pa・sから200Pa・sまでの範囲の粘度を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 油中水型エマルションの形態の化粧品組成物であって、
    i)前記組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%のポリオキシアルキレン化された乳化性シリコーンエラストマーと、
    ii)前記組成物の総重量に対して少なくとも1.5重量%のポリグリセロール化された乳化性シリコーンエラストマーと、
    iii)前記組成物の総重量に対して少なくとも20重量%の水と、
    iv)少なくとも1種の揮発性油と、
    v)前記組成物の総重量に対して少なくとも5重量%の、グリコール類およびポリオール類から選択される少なくとも1種の水混和性有機溶媒と、
    vi)前記組成物の総重量に対して少なくとも5重量%の、少なくとも1種の着色剤と、
    を含み、前記組成物が1s−1の剪断に対して10Pa・sから300Pa・sまでの範囲の粘度を有する、化粧品組成物。
  11. ケラチン物質のメイクアップまたはケアを行うための(非治療的)美容方法であって、前記ケラチン物質に請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物を適用することを含む美容方法。
  12. 快適であり、かつ/あるいはみずみずしく、かつ/あるいはべたつく感触がなく、かつ/あるいは容易に広がる化粧品を得るための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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