JP2007014681A - 飲料抽出機 - Google Patents

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健 佐藤
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Abstract

【課題】原料滓除去用の動力源や複雑な連動機構を必要とすることなく、確実にシリンダ内の原料滓を除去することのできる飲料抽出機を提供する。
【解決手段】各シリンダ30,40内の原料滓A′を各シリンダ30,40の上面に押出して駆動シャフト20の回転と共にシリンダユニット50を回動させることにより、各シリンダ30,40の上面に押出された原料滓A′を各スクレーパ11c,11dによって各原料滓排出口12a,12bに払出すようにしたので、他の動力源や複雑な連動機構を必要とすることなく、シリンダユニット50を回動させることにより、各スクレーパ11c,11dによって各シリンダ30,40の上面に押出された原料滓A′を確実に払出すことができ、製造コストの低減を図ることができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、粉末状に挽いたコーヒー豆等の原料から飲料を抽出する飲料抽出機に関するものである。
従来、この種の飲料抽出機としては、上面に開口部を有し、原料を収容するシリンダと、シリンダの開口部から挿入可能に設けられ、シリンダに収容した原料を圧縮する原料圧縮ピストンと、シリンダに螺合するように連結し、シリンダに対して回転することにより、シリンダを軸方向に移動させる正逆回転可能な駆動シャフトと、駆動シャフトの回転によるシリンダの回動を規制するとともに、シリンダに対して原料圧縮ピストンを挿抜する方向にシリンダを案内するシリンダ案内部とを備え、シリンダ内に収容した原料を原料圧縮ピストンによって圧縮し、シリンダ内に湯を供給することにより、飲料を抽出するようにしたものが知られている。また、飲料を抽出した後の原料滓をシリンダ内から除去するために、原料滓をシリンダ内部から上面に押出すための原料滓押出手段と、原料滓押出手段と連動するように設けられ、原料滓押出手段によってシリンダの上面に押出される原料滓を除去するための原料滓除去機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−49021号公報
しかしながら、従来の飲料抽出機おいて、原料滓除去機構は、シリンダの中心軸に対して直交する軸に回動自在に支持され、シリンダの上面を移動することにより原料滓を除去するための原料滓除去部材を、原料滓押出手段による原料滓の押出動作に連動させるようにしているため、原料滓除去部材を動作させるために複雑な連動機構が必要となり、製造コストが高くなるという問題点があった。
また、原料滓除去部材は、シリンダの中心軸に対して直交する軸を中心に回動することによりシリンダの上面を移動するようになっているため、シリンダの上面を原料滓除去部材の回転半径と同じ複雑な曲面に形成しなければならず、製造コストが高くなるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原料滓除去用の動力源や複雑な連動機構を必要とすることなく、確実にシリンダ内の原料滓を除去することのできる飲料抽出機を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、上面に開口部を有し、原料を収容するシリンダと、シリンダの開口部から挿入可能に設けられ、シリンダに収容した原料を圧縮する原料圧縮ピストンと、シリンダを支持し、シリンダに対して回転することにより、シリンダを軸方向に移動させる正逆回転可能な駆動シャフトと、駆動シャフトの回転によるシリンダの回動を規制するとともに、シリンダに対して原料圧縮ピストンを挿抜する方向にシリンダを案内するシリンダ案内部とを備え、シリンダ内に収容した原料を原料圧縮ピストンによって圧縮し、シリンダ内に湯を供給することにより、飲料を抽出する飲料抽出機において、飲料を抽出した後の原料滓をシリンダの内部から上面に押出す原料滓押出手段と、シリンダ案内部によるシリンダの回動の規制を解除することにより、駆動シャフトの回転と共にシリンダを回動可能なシリンダ回動手段と、原料滓押出手段によってシリンダの上面に押出された原料滓を、シリンダ回動手段によってシリンダを駆動シャフトと共に回動させることにより、シリンダの上面から払出す原料滓払出部材とを備えている。
これにより、シリンダを上下方向に移動させる駆動シャフトと共にシリンダが回動することにより、原料滓払出部材によってシリンダの上面に押出された原料滓がシリンダの上面から払出されることから、他の動力源や複雑な連動機構を必要とすることはない。
本発明によれば、他の動力源や複雑な連動機構を必要とすることなく、シリンダの上面に押出された原料滓をシリンダの上面から確実に払出すことができるので、製造コストの低減を図ることができる。
図1乃至図14は本発明の一実施形態を示すもので、図1は飲料抽出システムの概略構成図、図2は飲料抽出機の斜視図、図3は飲料抽出機の平面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図4のB−B断面図、図6は図4のC−C断面図、図7は図4のD−D断面図、図8乃至図14は抽出動作を示す動作説明図である。
図1に示す飲料抽出システムに接続された飲料抽出機1は、コーヒー豆を粉末状に挽いた原料Aとしての挽き豆から飲料としてのコーヒーを抽出するものであり、レギュラーコーヒー用の第1の飲料抽出部1aとエスプレッソコーヒー用の第2の飲料抽出部1bとを備えている。また、各飲料抽出部1a,1bの上流側には、給湯配管2によって貯湯タンク3及びポンプ4が開閉弁5a,5bを介して並列に接続され、各飲料抽出部1a,1bの下流側は、飲料をカップに吐出するためのノズル6にそれぞれ並列に接続されている。また、各飲料抽出部1a,1bに湯を供給するときの給湯圧力は、第1の飲料抽出部1aが0.1〜0.3MPaに設定され、第2の飲料抽出部1bが0.9MPaに設定されている。これらの給湯圧力は、各飲料抽出部1a,1bの上流側にそれぞれ設けられた圧力調整弁7a,7bによってそれぞれ調整されるようになっている。また、給湯配管2には、飲料抽出後の各飲料抽出部1a,1b内を減圧するための開閉弁8a,8bが設けられている。
本発明の飲料抽出機1は、上下方向に延びる中空円筒状に形成された抽出機本体10と、抽出機本体10内に回動自在に設けられた駆動シャフト20と、駆動シャフト20と共に回動可能に設けられるとともに、上下方向に移動可能に設けられ、それぞれ上端を開口した第1及び第2のシリンダ30,40を有するシリンダユニット50と、抽出機本体10内の上部に設けられ、ポンプ4によって圧送される湯が流通する原料圧縮ピストンとしての第1及び第2の給湯ピストン60,70と、第1及び第2のシリンダ30,40内に設けられ、抽出された飲料が流通する原料滓押出ピストンとしての第1及び第2の抽出ピストン80,90とを備えている。ここで、前記第1の飲料抽出部1aは第1のシリンダ30、第1の給湯ピストン60及び第1の抽出ピストン80からなり、前記第2の飲料抽出部1bは第2のシリンダ40、第2の給湯ピストン70及び第2の抽出ピストン90からなる。
抽出機本体10は、上部ハウジング11と下部ハウジング12とからなり、取付ネジ13によって下部ハウジング11に上部ハウジング12が固定されている。
上部ハウジング11の上面側には、第1及び第2のシリンダ30,40内に原料Aを投入するための第1及び第2の原料投入口11a,11bがそれぞれ中心軸から径方向に所定の間隔をおいて設けられ、それぞれ中心軸を通る直線上に配置されている。上部ハウジング11内の上面には、第1及び第2の原料投入口11a,11bからそれぞれ周方向一方に所定の間隔をおいて第1及び第2の給湯ピストン60,70が設けられている。また、上部ハウジング11内の上面には、第1及び第2の原料投入口11a,11bからそれぞれ周方向他方に所定の間隔をおいて各シリンダ30,40と略同一の内径を有する断面半円形状の板状部材からなる原料滓払出部材としての第1及び第2のスクレーパ11c,11dが下方に延びるように設けられている。第1及び第2のスクレーパ11c,11dは、シリンダユニット50の回動によって移動する第1及び第2のシリンダ30,40の移動経路に設けられ、第1及び第2のシリンダ30,40が第1及び第2のスクレーパ11c,11dの直下をそれぞれ水平に通過することにより、原料滓A′が側方に払出されるようになっている。上部ハウジング11の第1の原料投入口11a側の側面下部には、シリンダユニット50に設けられた後述する延出部を受容可能な第1の受容部11eが周方向一方に延びるように設けられ、シリンダユニット50が第1の受容部11eの範囲内で回動可能となっている。第1の受容部11eは、上部ハウジング11の内径を大きく形成することにより設けられ、その周方向一端部及び他端部には、延出部が当接することによりシリンダユニット50の回動を規制するとともに、シリンダユニット50を上下方向に案内するためのユニット案内部11f,11gが設けられている。第1の受容部11eのユニット案内部11f側には、上方に延びる溝状のユニット案内部としての第2の受容部11hが設けられ、シリンダユニット50を上下方向に案内するようになっている。
下部ハウジング12には、第1及び第2のスクレーパ11c,11dの下方に位置する底面をそれぞれ開口することにより第1及び第2の原料滓排出口12a,12bが設けられている。また、第1及び第2の原料投入口11a,11bの下方に位置する下部ハウジング12内の底面には、それぞれ第1及び第2の抽出ピストン80,90に設けられた後述する円板状のピストンフック85,95と上下方向に係合し、第1及び第2のシリンダ30,40に対して第1及び第2の抽出ピストン80,90を下方に移動させるための第1及び第2の係合部12c,12dが設けられている。第1及び第2の係合部12c,12dは、ピストンフックの移動する軌道の径方向両側を上方に延びるとともに、互いに内側に突出するように形成されている。即ち、シリンダユニット50の上方への移動によってピストンフックが第1及び第2の係合部12c,12dと係合するようになっている。更に、第1及び第2の給湯ピストン60,70の下方に位置する下部ハウジング12内の底面には、それぞれ抽出された飲料を流通させるための第1及び第2の飲料抽出管14,15が上下方向に伸縮自在に設けられている。第1及び第2の飲料抽出管14,15の上端側には、抽出された飲料を受容するための漏斗14a,15aと、シリンダユニット50に設けられた後述する抽出管係止部に係止するための係止片14b,15bとが設けられている。上部ハウジング11の第1の受容部11eのユニット案内部11g側に位置する下部ハウジング12の側面には、シリンダユニット50の延出部を受容可能な第3の受容部12eが周方向他方に延びるように設けられ、シリンダユニット50が第3の受容部12eの範囲内で回動可能となっている。第3の受容部12eは、下部ハウジング12の内径を大きく形成することにより設けられ、その周方向一端部及び他端部には、延出部が当接することによりシリンダユニット50の回動を規制するとともに、シリンダユニット50を上下方向に案内するためのユニット案内部12f,12gが設けられている。
駆動シャフト20は、外周面に螺旋状のネジ山21が形成された棒状部材からなり、上端が上部ハウジング11の上面の中心部にボールベアリング22を介して正逆回転自在に支持され、下端側が下部ハウジング12の下面の中心部にボールベアリング23を介して正逆回転自在に支持されている。また、駆動シャフト20の下端には、図示しない歯車や無端状のベルト等の動力伝達機構を介して図示しない正逆回転可能なモータが連結されている。
シリンダユニット50は、互いに間隔をおいて設けられた第1及び第2のシリンダ30,40と、第1のシリンダ30と第2のシリンダ40との間に設けられ、駆動シャフト20に対して回動自在に連結する連結部51とから構成されている。
第1及び第2のシリンダ30,40は、それぞれの上端開口部から第1及び第2の給湯ピストン60,70を同時に挿入可能に設けられている。また、第1及び第2のシリンダ30,40内には、それぞれ第1及び第2の抽出ピストン80,90が上下方向に移動可能に設けられ、第1及び第2のシリンダ30,40の底面側には、各抽出ピストン80,90を上下方向に移動させるための後述するピストンシャフトを挿通可能な挿通孔31,41と、第1及び第2のシリンダ30,40内の抽出液をそれぞれ第1及び第2の飲料抽出管14,15に流通させるための飲料流通孔32,42がそれぞれ設けられている。更に、第1のシリンダ30の外周面には、上下方向に亘って抽出機本体10の径方向外側に延びる延出部52が設けられ、延出部52は第1、第2及び第3の受容部11e,11h,12eを移動するようになっている。即ち、シリンダユニット50は、延出部52の移動する範囲内で回動可能に設けられるとともに、上下方向に移動可能に設けられている。第1及び第2のシリンダ30,40の上下方向の寸法は、それぞれ同じ大きさに形成され、第1のシリンダ30の内径は、第2のシリンダの内径よりも大きく形成されている。即ち、各シリンダ30,40は、飲料の抽出量に応じて互いに異なる内径寸法となるように形成されている。
連結部51の上端側及び下端側には、内周面に駆動シャフト20のネジ山21に螺合する溝が形成された一対の連結部材51a,51bが設けられている。また、各連結部材51a,51bの間には、駆動シャフト20の外周面に巻き付けるように設けられ、上下方向に圧縮されたコイルバネ51cが設けられている。即ち、各連結部材51a,51bは、コイルバネ51cによってそれぞれ上下方向に付勢されることにより、駆動シャフト20のネジ山21の側面に溝の側面が当接し、駆動シャフト20の回転と供にシリンダユニット50を回動させることが可能となる。また、駆動シャフト20が回転している状態でシリンダユニット50の回動を規制すると、シリンダユニット50は駆動シャフト20の回転方向により上方または下方に移動するようになっている。更に、連結部51の下部の外周面には、周方向に亘って溝状に形成された抽出管係止部53が設けられ、第1及び第2の飲料抽出管14,15の係止片14b,15bと係合するようになっている。即ち、シリンダユニット50が回動すると、第1及び第2の飲料抽出管14,15の係止片14b,15bに対して抽出管係止部53が空回りし、シリンダユニット50が上下方向に移動すると、第1及び第2の飲料抽出管14,15が上下方向に伸縮するようになっている。
第1及び第2の給湯ピストン60,70は、それぞれ第1及び第2のシリンダ30,40に嵌合可能なように上部ハウジング11内の上面側に固定され、下部の外周面には周方向に亘って各シリンダ30,40内の気密を保持するためのピストンリング61,71が設けられている。第1及び第2の給湯ピストン60,70には、上下方向に延びる給湯通路62,72が形成されるとともに、上端側に給湯配管2が接続され、給湯配管2を流通する湯を下端側から吐出させるようになっている。また、第1及び第2の給湯ピストン60,70の下端には複数の孔が設けられた給湯板63,73が設けられ、第1及び第2の給湯ピストン60,70の下面全体から均一に湯を吐出するようになっている。
第1及び第2の抽出ピストン80,90は、それぞれ外周部にピストンリング81,91が設けられた円板状の部材からなり、抽出した飲料を上方から下方に向かって流通させることが可能な複数の飲料流通孔82,92が周方向に間隔をおいて設けられている。また、第1及び第2の抽出ピストン80,90の上面側は、複数の飲料流出孔83a,93aが設けられた金属製の板状部材からなるフィルタ83,93によって覆われ、抽出液を濾過するようになっている。各フィルタ83,93は、各飲料抽出部1a,1bにおいて抽出される飲料の種類や給湯圧力に応じた開口率及び各飲料流出孔83a,93aの直径や形状となるように設けられている。本実施形態おいて、第1の飲料抽出部1aでは、給湯圧力が低く、原料滓A′の混入量の少ないレギュラーコーヒーを抽出するため、開口率が大きく、各飲料流出孔83aの直径の小さいフィルタ83が用いられる。また、第2の飲料抽出部1bでは、給湯圧力が高いエスプレッソコーヒーを抽出するため、開口率の小さいフィルタ93が用いられる。更に、各抽出ピストン80,90の下面側には、径方向中心部から各シリンダ30,40の挿通孔31,41を介して下方に延びるピストンシャフト84,94が設けられ、各ピストンシャフト84,94の下端には円板状の係合片としてのピストンフック85,95が設けられている。
以上のように構成された飲料抽出機において、飲料の抽出動作について説明する。ここでは、例としてレギュラーコーヒーを抽出する場合を示す。シリンダユニット50の第1及び第2のシリンダ30,40は、待機位置としてそれぞれ第1及び第2の原料投入口11a,11bの下方に位置するとともに、第1及び第2の抽出ピストン80,90は、各シリンダ30,40の下部に位置している。
まず、図8に示すように、第1の原料投入口11aから原料Aとしてレギュラーコーヒー用の挽き豆を第1のシリンダ30に投入した後、駆動シャフト20を周方向一方に駆動する。これにより、シリンダユニット50は、駆動シャフト20と共に回動し、延出部52が第1の受容部11eの一端部に位置するユニット案内部11fに当接することにより、第1及び第2のシリンダ30,40がそれぞれ第1及び第2の給湯ピストン60,70の真下の位置で回動が規制される。回動が規制されたシリンダユニット50は、図9に示すように、駆動シャフト20のネジ山21が連結部51に螺合することことにより上方に移動する。このとき、延出部52はユニット案内部11fから第2の受容部11hに移動する。シリンダユニット50の上方への移動によって、第1及び第2のシリンダ30,40内には、それぞれ第1及び第2の給湯ピストン60,70が挿入され、第1のシリンダ30と第1の給湯ピストン60によって原料Aが圧縮される。原料Aを所定の圧力で圧縮した後に駆動シャフト20の駆動を停止する。
駆動シャフト20の駆動を停止した後、ポンプ4によって少量の湯を第1のシリンダ30内に供給することにより原料Aを蒸らし、所定時間の経過後に湯を第1のシリンダ30内に所定の給湯圧力(ここでは、0.1MPa〜0.3MPa)で圧送することにより飲料の抽出を開始する。第1の抽出ピストン80のフィルタ83によって濾過された抽出液は、図10に示すように、第1の抽出ピストン80の飲料流通孔82及び第1のシリンダ30の飲料流通孔32を介して第1の飲料抽出管14を流通し、ノズル6からカップに飲料が注入される。
飲料の抽出後、駆動シャフト20を更に周方向一方に駆動してシリンダユニット50を上方へ所定距離移動させることにより、レギュラーコーヒーの原料滓A′を圧縮して固め、第1のシリンダ30内の圧力を開閉弁8aを開放することによって減圧する。
第1のシリンダ30内を減圧した後に、駆動シャフト20を周方向他方に駆動させる。このとき、延出部52は第2の受容部11hに位置していることから、シリンダユニット50は、図11に示すように、回動が規制されて下方に移動する。延出部52が第2の受容部11hから第1の受容部11eまで移動すると、シリンダユニット50は、駆動シャフト20と共に周方向他方に回動し、延出部52が第1の受容部11eの他端側に位置するユニット案内部11gに当接することにより回動が規制される。回動が規制されたシリンダユニット50は、図12に示すように、駆動シャフト20の駆動によって再び下方に移動し、第1及び第2の抽出ピストン80,90のピストンフック85,95を下部ハウジング12の底面に当接させる。これにより、第1及び第2の抽出ピストン80,90は第1及び第2のシリンダ30,40に対して上方に移動し、第1のシリンダ30の上端から原料滓A′を露出させる。延出部52が第1の受容部11eから第3の受容部12eまで下方に移動すると、シリンダユニット50は、図13に示すように、延出部52が第3の受容部12eの他端側に位置するユニット案内部12gに当接する位置まで駆動シャフト20と共に周方向他方に回動する。そのとき、駆動シャフト20と共にシリンダユニット50が回動することにより、第1及び第2のシリンダ30,40の上面はそれぞれ第1及び第2のスクレーパ11c,11dの直下を水平に通過する。これにより、第1のシリンダ30の上面に露出している原料滓A′は第1のスクレーパ11cによって側方に払出され、払出された原料滓A′は第1の原料滓排出口12aから落下して図示しない原料滓回収部に回収される。
原料滓A′を第1の原料滓排出口12aから排出した後に、駆動シャフト20を周方向一方に駆動させる。このとき、延出部52は第3の受容部12eに位置していることから、シリンダユニット50は、駆動シャフト20と共に周方向一方に回動し、延出部52が第3の受容部12eの一端側に位置するユニット案内部12fに当接することにより回動が規制される。回動が規制されたシリンダユニット50は、駆動シャフト20の駆動によって上方に移動する。このとき、第1及び第2の抽出ピストン80,90のピストンフック85,95は、図14に示すように、下部ハウジング12の第1及び第2の係合部12c,12dと上下方向に係合した状態となっていることから、シリンダユニット50が上方に移動すると、第1及び第2のシリンダ30,40に対して第1及び第2の抽出ピストン80,90が下方に移動する。第1及び第2のシリンダ30,40に対して第1及び第2の抽出ピストン80,90を下方に移動した後に、駆動シャフト20の駆動を停止することにより、シリンダユニット50は待機位置に停止する。
また、エスプレッソコーヒーを抽出する場合には、第2のシリンダ30にエスプレッソコーヒー用の挽き豆を投入し、第2のシリンダ30に湯を所定の給湯圧力(例えば、0.9MPa)で圧送する以外は前記抽出動作と同様の動作を行なうことにより、エスプレッソコーヒーを抽出することが可能となる。
このように、本実施形態の飲料抽出機によれば、各シリンダ30,40内の原料滓A′を各シリンダ30,40の上面に押出して駆動シャフト20の回転と共にシリンダユニット50を回動させることにより、各シリンダ30,40の上面に押出された原料滓A′を各スクレーパ11c,11dによって各原料滓排出口12a,12bに払出すようにしたので、他の動力源や複雑な連動機構を必要とすることなく、シリンダユニット50を回動させることにより、各スクレーパ11c,11dによって各シリンダ30,40の上面に押出された原料滓A′を確実に払出すことができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、各スクレーパ11c,11dをそれぞれ各シリンダ30,40と略同一の内径を有する断面半円形の板状部材によって形成したので、各シリンダ30,40の上面に押出された原料滓A′の側面をそれぞれ各スクレーパ11c,11dの内周面全体に当接させることができ、押し固められた原料滓A′がスクレーパ11c,11dに当接することにより崩れることはなく、確実に各原料排出口12a,12bから排出される。
また、駆動シャフト20の回転によるシリンダユニット50の回動を規制するとともに、シリンダユニット50を下方に案内するユニット案内部11gと、各シリンダ30,40内を上下方向に移動自在に設けられ、各シリンダ30,40内の原料滓A′を各シリンダ30,40の上面に押出可能な各抽出ピストン80,90と、各抽出ピストン80,90の下端から各シリンダ30,40の下方に延びるように設けられ、シリンダユニット50の下方への移動によって下部ハウジング12内の底面に当接させることにより、各シリンダ30,40に対して各抽出ピストン80,90を上方へ移動可能なピストンシャフト84,94とによって各シリンダ30,40内の原料滓A′を各シリンダ30,40の上面に押出すようにしたので、他の動力源を必要とすることなくシリンダユニット50を下方に移動させることにより、各抽出ピストン80,90によって原料滓A′を各シリンダ30,40の上面に押出すことができ、高価なモータ等の動力源を複数用いる必要はなく、製造コストの低減を図ることができる。
また、各シリンダ30,40の上部に移動した各抽出ピストン80,90を、シリンダユニット50を上方に移動させることにより、各シリンダ30,40に対して下方に移動するようにしたので、他の動力源を必要とすることなくシリンダユニット50を上方に移動させることにより、各シリンダ30,40に対して各抽出ピストン80,90を下方に移動させることができ、高価なモータ等の動力源を複数用いる必要はなく、製造コストの低減を図ることができる。
また、駆動シャフト20の回転によるシリンダユニット50の回動を規制するとともに、シリンダユニット50を上方に案内するユニット案内部12fと、ユニット案内部12fによって上方に移動する各シリンダ30,40の下方にそれぞれ設けられ、各ピストンシャフト84,94の下端側が係合することにより各抽出ピストン80,90の上方への移動を規制する係合部12c,12dと、各ピストンシャフト84,94の下端側に設けられ、係合部12c,12dと係合可能なピストンフック85,95とからシリンダユニット50の上方への移動によって各抽出ピストン80,90を各シリンダ30,40に対して下方に移動させるようにしたので、簡単な構造によって各シリンダ30,40に対して各抽出ピストン80,90を下方に移動させることができ、製造コストの低減を図ることができる。
尚、前記実施形態では、第1の飲料抽出部1aと第2の飲料抽出部1bを備えたものを示したが、飲料抽出部が1つのものについても前記実施形態と同様の抽出動作を行なうことが可能となる。
また、前記実施形態では、レギュラーコーヒーを抽出するための第1の飲料抽出部1aと、エスプレッソコーヒーを抽出するための第2の飲料抽出部1bを備えたものを示したが、同じ種類の飲料について抽出量が異なる場合に用いることも可能である。例えば、同じ開口率及び孔径のフィルタが取付けられた多量抽出用の第1の飲料抽出部と少量抽出用の第2の飲料抽出部を備え、抽出量に応じて第1の飲料抽出部または第2の飲料抽出部を選択して飲料を抽出するようにしてもよい。また、第1の飲料抽出部及び第2の飲料抽出部から同時に飲料を抽出することにより、一度に抽出可能な抽出量を更に多くすることが可能となる。
また、前記実施形態では、一対の第1及び第2の飲料抽出部1a,1bを備えたものを示したが、飲料抽出部を三箇所以上備えた飲料抽出機を構成することも可能である。例えば、飲料抽出部を3箇所とする場合には、駆動シャフトを中心にして各シリンダを互いに周方向に間隔をおいて配置するとともに、120°の中心角の範囲内で抽出ピストン、原料投入口及び原料排出口を配置することにより、飲料抽出部を3箇所備えることが可能となる。また、飲料抽出部を4箇所とする場合には、90°の中心角の範囲内で抽出ピストン、原料投入口及び原料排出口を配置すればよい。これにより、飲料の種類及び飲料の抽出量に応じた複数の組み合わせが可能となる。
また、前記実施形態では、上部に位置する各給湯ピストン60,70からそれぞれ各シリンダ30,40に湯を供給し、各シリンダ30,40の下方に伸縮自在に設けられた第1及び第2の飲料抽出管14,15から飲料を流出させるようにしたものを示したが、図15に示すように、各シリンダ30,40の下部から上方に飲料を流通させる飲料流通孔32,42をシリンダユニット50に形成し、シリンダユニット50の上方への移動によってシリンダユニット50の上方に設けられた第1及び第2の飲料抽出管14,15に飲料流通孔32,42をそれぞれ接続するようにして飲料を流通させるようにしてもよい。この場合、第1及び第2の飲料抽出管14,15の構造を簡素化することが可能となる。また、図16に示すように、各シリンダ30,40の上部側に位置するピストンにフィルタを設け、湯を各シリンダ30,40の下部側から供給し、上部側のピストンから飲料を流出させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態をしめす飲料抽出機を備えた飲料抽出システムの概略構成図 飲料抽出機の斜視図 飲料抽出機の平面図 図3のA−A断面図 図4のB−B断面図 図4のC−C断面図 図4のD−D断面図 抽出動作を示す図3のE−E断面図 抽出動作を示す図3のA−A断面図 抽出動作を示す図3のA−A断面図 抽出動作を示す図3のA−A断面図 抽出動作を示す図3のF−F断面図 抽出動作を示す図3のG−G断面図 抽出動作を示す図3のE−E断面図 その他の例を示す飲料抽出機の側面断面図 その他の例を示す飲料抽出機の側面断面図
符号の説明
11…上部ハウジング、11c…第1のスクレーパ、11d…第2のスクレーパ、11e…第1の受容部、11f…ユニット案内部、11g…ユニット案内部、11h…第2の受容部、12…下部ハウジング、12a…第1の原料滓排出口、12b…第2の原料滓排出口、12c…第1の係合部、12d…第2の係合部、12e…第3の受容部、12f…ユニット案内部、20…駆動シャフト、21…ネジ山、30…第1のシリンダ、40…第2のシリンダ、50…シリンダユニット、51…連結部、51a…連結部材、51b…連結部材、51c…コイルバネ、52…延出部、60…第1の給湯ピストン、70…第2の給湯ピストン、80…第1の抽出ピストン、83…フィルタ、83a…飲料流出孔、84…ピストンシャフト、85…ピストンフック、90…第2の抽出ピストン、93…フィルタ、93a…飲料流出孔、94…ピストンシャフト、95…ピストンフック、A…原料、A′…原料滓。

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有し、原料を収容するシリンダと、シリンダの開口部から挿入可能に設けられ、シリンダに収容した原料を圧縮する原料圧縮ピストンと、シリンダを支持し、シリンダに対して回転することにより、シリンダを軸方向に移動させる正逆回転可能な駆動シャフトと、駆動シャフトの回転によるシリンダの回動を規制するとともに、シリンダに対して原料圧縮ピストンを挿抜する方向にシリンダを案内するシリンダ案内部とを備え、シリンダ内に収容した原料を原料圧縮ピストンによって圧縮し、シリンダ内に湯を供給することにより、飲料を抽出する飲料抽出機において、
    飲料を抽出した後の原料滓をシリンダの内部から上面に押出す原料滓押出手段と、
    シリンダ案内部によるシリンダの回動の規制を解除することにより、駆動シャフトの回転と共にシリンダを回動可能なシリンダ回動手段と、
    原料滓押出手段によってシリンダの上面に押出された原料滓を、シリンダ回動手段によってシリンダを駆動シャフトと共に回動させることにより、シリンダの上面から払出す原料滓払出部材とを備えた
    ことを特徴とする飲料抽出機。
  2. 前記原料滓払出部材をシリンダと略同一の内径を有する断面半円形の板状部材よって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出機。
  3. 前記原料滓押出手段を、駆動シャフトの回転によるシリンダの回動を規制するとともに、シリンダを下方に案内するシリンダ案内部と、シリンダ内を上下方向に移動自在に設けられ、各シリンダ内の原料滓を各シリンダの上面に押出す原料滓押出ピストンと、原料滓押出ピストンの下端からシリンダの下方に延びるように設けられ、シリンダの下方への移動によって下端を所定の部材に当接させることにより、シリンダに対して原料滓押出ピストンを上方へ移動させるピストンシャフトとから構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出機。
  4. 前記シリンダの上部に位置する原料滓押出ピストンを、シリンダを上方に移動させることにより、シリンダに対して下方に移動させる原料滓押出ピストン移動手段を備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の飲料抽出機。
  5. 前記原料滓押出ピストン移動手段を、駆動シャフトの回転によるシリンダの回動を規制するとともに、シリンダを上方へ案内するシリンダ案内部と、シリンダ案内部によって上方に移動するシリンダの下方に設けられ、ピストンシャフトの下端側が係合することにより押出ピストンの上方への移動を規制する係合部と、ピストンシャフトの下端側に設けられ、係合部と係合可能な係合片とから構成した
    ことを特徴とする請求項4記載の飲料抽出機。
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