JP2007013753A - ネットワーク経路選択装置およびゲートウエイ装置 - Google Patents

ネットワーク経路選択装置およびゲートウエイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスを自動的に選択するネットワーク経路選択装置を提供する。
【解決手段】情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部16と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部17と、同要求条件に対して付与したユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部18と、ネットワークサービス情報記憶部16に記憶されたネットワークサービスに関する情報と、要求条件記憶部17に記憶された要求条件と、ユーザ嗜好情報記憶部18に記憶されたユーザの重み付け情報とに基づいてユーザが要求するネットワークサービスを選択する経路選択処理部15とを備え、ユーザ嗜好に合ったネットワークサービスを自動的に選択することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のネットワークに接続されたイーサネット(登録商標)などのフレームを送受信処理する装置であって、ユーザ嗜好に応じて、インターネットサービスの経路を自動的に選択するネットワーク経路選択装置およびゲートウエイ装置に関するものである。
従来のインターネットサービスの経路選択装置としては、通信事業者などの情報提供者が提供するサービス名とその品質を規定するサービスメニューを設定する手段と、利用者がネットワークを利用するにあたりどのような利用形態で利用するかを、ネットワーク利用の前提条件(利用時間帯、接続形態、帯域など)を入力設定する手段と、利用者の利用したいサービス名(VoIP、FTP、ストリーミングなど)とその品質を規定するサービス利用条件(料金、時間、品質など)を入力設定する手段と、入力情報に基づいてサービス利用条件を満たすサービス項目、あるいはサービス品質を抽出する手段と、抽出結果をサービス利用条件に近い順に表示する手段を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−69638号公報
上記した従来のインターネットサービスの経路選択装置においては、通信事業者が提供するサービスメニューのなかから、利用者の要求するサービス利用条件を満たすインターネットサービスを検索し、検索結果が表示されるようになっている。
しかしながら、このような従来の装置では、検索の結果、利用者の要求するサービス利用条件を満たすインターネットサービスの経路が複数存在する場合があり、したがって利用者はその中から何れかのインターネットサービスの経路を選択する必要があり、ネットワークに関する知識の乏しい一般の利用者がインターネットサービスの経路を選択するのは困難である。
また、検索の結果、利用者の要求するサービス利用条件を満たすインターネットサービスの経路がない場合は、利用者はサービス毎のサービス利用条件を変更し、再度、利用者の要求するサービス利用条件を満たすインターネットサービスを検索する必要があり、検索の繰り返しで多くの手間と時間を要することになる。
また、従来の経路選択装置に基づく方法をゲートウエイ装置に適用した場合は、LAN側に複数の端末装置が接続されることになり、WAN側出力の帯域管理が行えず、トラフィックが発生し、優先パケットが廃棄される可能性がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、サービス品質、コストなどのパラメータにユーザ嗜好の重み付け情報を付与したことにより、利用者の要求するサービス利用条件を満たす複数のインターネットサービスがある場合は、ユーザの重視する度合いに応じて最適なネットワークサービスを自動的に選択でき、利用者の要求するサービス利用条件を満たすインターネットサービスがない場合は、ユーザの嗜好を満たさなくてよい度合いに応じてネットワークサービスを自動的に選択できるネットワーク経路選択装置およびゲートウエイ装置を提供することを目的としたものである。
本発明のネットワーク経路選択装置は、情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件に対して付与したユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部と、ネットワークサービス情報記憶部に記憶されたネットワークサービスに関する情報と、要求条件記憶部に記憶された要求条件と、ユーザ嗜好情報記憶部に記憶されたユーザの重み付け情報とに基づいてユーザが要求するネットワークサービスを選択する経路選択処理部とを備えた構成を有している。
この構成により、ユーザ嗜好に合ったネットワークサービスを自動的に選択することができる。
また、本発明のネットワーク経路選択装置は、ユーザの重み付け情報は、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件に対する、ユーザが重視する度合を示す優先度、またはユーザが重視しない度合を示す許容度に応じて付与された構成を有している。
この構成により、サービス品質、コストなどのユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を満たす複数のネットワークサービスがある場合とない場合とで、ユーザ嗜好を考慮した別々の重み付け情報に基づいて、ユーザ嗜好に合ったネットワークサービスを自動的に選択することができる。
また、本発明のネットワーク経路選択装置は、経路選択処理部は、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件に対してユーザの重み付け情報を考慮して付与された品質係数を記憶し、優先度または許容度と、品質係数とに基づいて品質関数を算出する品質関数処理部を備えた構成を有している。
この構成により、サービス品質、コストなどのユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を満たす複数のネットワークサービスがある場合は、ユーザの重視する度合いに応じてより適切なネットワークサービスを自動的に選択でき、また、上記要求条件を満たすネットワークサービスがない場合は、ユーザの満たさなくてよい度合いに応じてより適切なネットワークサービスを自動的に選択できる。
また、本発明のネットワーク経路選択装置は、ユーザの重み付け情報は、ユーザが要求するネットワークサービスに関する複数の要求条件に対して、ユーザが重視する順位を示す優先順位、またはユーザが重視しない順位を示す許容順位に応じて付与された構成を有している。
この構成により、サービス品質、コストなどのユーザが要求するネットワークサービスに関する複数の要求条件を満たす複数のネットワークサービスがある場合と、ない場合とで、ユーザ嗜好を考慮した別々の重み付け情報を付与して適切なネットワークサービスを自動的に選択できる。
また、本発明のネットワーク経路選択装置は、経路選択処理部は、ユーザの要求条件を満たす複数のネットワークサービスが存在する場合は、優先度を用いてネットワークサービスを選択する構成を有している。
この構成により、サービス品質、コストなどのユーザの要求条件を満たす複数のネットワークサービスが存在する場合は、ユーザの重視する優先度に応じて適切なネットワークサービスを自動的に選択できる。
また、本発明のネットワーク経路選択装置は、経路選択処理部は、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが存在しない場合は、許容度を用いてネットワークサービスを選択する構成を有している。
この構成により、サービス品質、コストなどのユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが存在しない場合は、ユーザの満たさなくてよい許容度に応じて適切なネットワークサービスを自動的に選択できる。
さらに、本発明のゲートウエイ装置は、情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件に対して付与したユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部と、ネットワークサービス情報記憶部に記憶されたネットワークサービスに関する情報と、要求条件記憶部に記憶された要求条件と、ユーザ嗜好情報記憶部に記憶されたユーザの重み付け情報とに基づいてユーザが要求するネットワークサービスを選択する経路選択処理部と、経路選択処理部からの出力帯域を監視することによって経路選択処理部での経路選択を制限する帯域監視部を備えた構成を有している。
この構成により、経路選択処理部からの出力帯域を監視することにより、経路選択処理部のWAN出力で輻輳が発生しても、優先パケットを廃棄しないなどして、適切なネットワークサービスを選択することができる。
本発明のネットワーク経路選択装置は、情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部と、ユーザが要求するネットワークサービスに関する要求条件に対して付与したユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部と、ネットワークサービス情報記憶部に記憶されたネットワークサービスに関する情報と、要求条件記憶部に記憶された要求条件と、ユーザ嗜好情報記憶部に記憶されたユーザの重み付け情報とに基づいてユーザが要求するネットワークサービスを選択する経路選択処理部とを備えた構成を有することにより、ユーザ嗜好に合ったネットワークサービスを自動的に選択することができる。
以下、本発明の実施の形態のネットワーク経路選択装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のインターネットサービスの経路を選択する場合のネットワーク経路選択装置を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態のネットワーク経路選択装置は、ユーザが、ユーザIDやアプリケーション毎の要求条件や送信要求をする際のアプリケーションの種別を入力したりする入力部11と、入力された情報や検索されたネットワーク経路の内容などが表示される表示部12と、通信事業者などの情報提供者が提供するネットワークサービス情報を取得するネットワークサービス情報取得部13と、選択されたネットワークで通信を行うネットワーク通信部14と、入力部11から入力された情報やネットワークサービス情報取得部13で取得された情報に基づいてネットワーク経路を選択し、またその結果を表示部12やネットワーク通信部14に出力する経路選択処理部15とを有する。
経路選択処理部15は、ネットワークサービス情報取得部13で取得した情報がアプリケーション毎に格納されたネットワークサービス情報テーブルを記憶するネットワークサービス情報記憶部16と、入力部11から入力されたアプリケーション毎の要求条件を格納した要求条件テーブルを記憶する要求条件記憶部17と、ユーザの要求条件に基づいて複数のネットワークサービスの中から最適なネットワークサービスを選択する場合に、ユーザが何を重視するかの情報である優先度や許容度をアプリケーション毎に格納したユーザ嗜好テーブルを記憶するユーザ嗜好情報記憶部18と、ユーザの要求条件に基づいて複数のネットワークサービスの中から最適なネットワークサービスを検索する検索部19と、検索部19で複数のネットワークサービスが検索された場合に、ユーザ嗜好情報記憶部18に記憶された情報をアプリケーション毎に定められた品質係数を用いて品質関数を算出する品質関数処理部20と、これら各部間の制御を行う制御部21とを有する。
ネットワークサービス情報記憶部16には、図2に示すように、キャリア毎にネットワークサービス情報テーブル21が記憶されており、各ネットワークサービス情報テーブル21は、通信事業者が提供する、IP電話、IP_TV電話などのアプリケーション毎に、通信品質やセキュリティなどのサービス品質やコストなどに関するネットワークサービス情報を格納している。
要求条件記憶部17には、図3に示すように、ユーザ毎の要求条件テーブル31が記憶されており、各要求条件テーブル31は、それぞれのユーザが要求する通信品質やセキュリティなどのサービス品質やコストなどに関する要求条件をアプリケーション毎に格納している。
ユーザ嗜好情報記憶部18には、図4に示すように、ユーザ毎のユーザ嗜好テーブル41が記憶されており、各ユーザ嗜好テーブル41は、ユーザ要求条件を満たす複数のネットワークサービスの中から最適なネットワークサービスを選択する場合に、どのような要素を一番重要視するかという優先度や、どのような要素を一番重要視しないかという許容度を、それぞれのユーザが各アプリケーション毎に格納している。
すなわち、上記要素は、本実施の形態では、図4に示すように、通信品質の代表的な遅延、音質、映像品質、速度に関するQoSパラメータ、セキュリティ、およびコストを採用しており、ユーザ要求条件を満たす複数のネットワークサービスの中から最適なネットワークサービスを選択する場合に、その要素の中でユーザが重要視するパラメータをユーザが重み付け情報としての優先度(1〜10の範囲)で指示している。また、ユーザ要求条件を満たすネットワークサービスがない場合に、上記要素の中で満たさなくてよいパラメータをユーザが重み付け情報としての許容度(1〜10の範囲)で指示している。
例えば、IP電話のアプリケーションに対しては、遅延のパラメータの優先度が3、セキュリティが5、コストが10でこの順に優先度が低くなる。一方、許容度は、遅延が5、セキュリティが8で、考慮しなくてよい程度がこの順に低くなる。
なお、図4において、優先度や許容度の値が無い場合は、中間値としての5を採用することにしている。
品質関数処理部20は、アプリケーション毎に、遅延、音質、映像品質、速度に関するQoSパラメータ、およびセキュリティ、コストのパラメータを考慮して、優先度または許容度に関して、次の品質関数f(x)を算出してその結果を格納する。
QoSに関する品質関数は、
f(x)=(遅延優先度または遅延許容度×遅延品質係数+音質優先度×音質品質係数+映像品質優先度×映像品質品質係数+速度優先度×速度品質係数)÷4
セキュリティに関する品質関数は、
f(x)=セキュリティ優先度またはセキュリティ許容度×セキュリティ品質係数
コストに関する品質関数は
f(x)=コスト優先度またはコスト許容度×コスト品質係数
品質関数処理部20は、図5に示すように、アプリケーション毎の品質係数を示す品質係数テーブル51を有しており、この品質係数はアプリケーションとしての重要な条件を確保しつつ、ユーザ嗜好テーブル41の優先度および許容度を考慮するような係数であって、例えば、IP電話の場合には、遅延が重要なパラメータとなるので、ユーザ嗜好の重み付けをそのまま反映させて1.0倍し、あまり重要でない映像品質については0.1倍とするなどして、音質は0.7倍、速度は0.6倍、セキュリティは0.5倍、コストは0.6倍としている。
したがって、品質関数処理部20はこの品質係数テーブル51に基づいて、例えば、IP電話の優先度の場合には、
f(x)=(遅延優先度×1.0+音質優先度×0.8+映像品質優先度×0.1+速度優先度×0.3)÷4+セキュリティ優先度×0.6+コスト優先度×0.7
IP_TV電話の優先度の場合には、
f(x)=(遅延優先度×0.8+音質優先度×0.7+映像品質優先度×1.0+速度優先度×0.6)÷4+セキュリティ優先度×0.5+コスト優先度×0.6
の演算を行って品質関数を求め、その結果を格納する。
以上のように構成された本実施の形態のネットワーク経路選択装置について、図6のフローチャートを用いてその動作を説明する。
まず、ユーザ名と、要求条件が格納されたIP電話、IP−TV電話、ストリームなどのアプリケーション種別を入力部11から入力し、経路選択処理部15にユーザ送信要求する(S61)。
ユーザ送信要求を受けた経路選択処理部15は、制御部21の制御により、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないか、ネットワークサービス情報取得部13で取得して得たネットワークサービス情報テーブル21を記憶してあるネットワーク情報記憶部16内を検索する(S62)。検索の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S63)。
ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが1つのみ検索された場合(S63のA)は、検索されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
S63で、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが複数ある場合(S63のB)は、どのネットワークサービスを採用するかを決定するため、予めユーザ嗜好情報記憶部18に記憶されたユーザ嗜好テーブル41の優先度と、品質関数処理部20に記憶された品質係数テーブル51の品質係数を用いて、ユーザの重視する品質関数を品質関数処理部20で算出する(S65)。
算出の結果、品質関数が最大の項目を優先パラメータとし(S66)、優先パラメータがコストの場合(S66のB)は、コストパラメータでユーザの要求条件を満たすネットワークサービスを選択する。選択の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S67)。
コストパラメータでユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S67のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
S67でコストパラメータでユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが2つ以上選択された場合(S67のB)は、コストの面で最も有利なネットワークサービスを選択し(S68)、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
同様に、S66で、優先パラメータがQoSの場合(S66のA)は、QoSパラメータでユーザの要求条件を満たすネットワークサービスを選択し(S69)、また優先パラメータがセキュリティの場合(S66のC)は、セキュリティパラメータでユーザの要求条件を満たすネットワークサービスを選択する(S70)。
それぞれのステップ(S69、S70)で選択したネットワークサービスが1つのみの場合または2つ以上の場合(S69のA、S70のA、およびS69のB、S70のB)の動作は、それぞれ前述と同様に、そのまま選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)、あるいはQoSの面またはセキュリティの面で最も有利なネットワークサービスを選択し(S71、S72)、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
S63でユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがない場合(S63のC)は、どのネットワークサービスを採用するかを決定するため、ユーザ嗜好テーブル41の許容度と品質係数テーブル51の品質係数を用いて、まずユーザの許容する品質関数f(x)を品質関数処理部20で算出する(S73)。算出の結果、ユーザの要求条件から品質関数f(x)が最大の項目、すなわち許容順位第1位の項目を省いた要求条件で、再度、ネットワークサービス情報テーブル21を検索して、この要求条件を満たすサービスを選択する(S74)。選択の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S75)。
判定の結果、許容順位第1位の項目を省いたユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S75のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
許容順位第1位の項目を省いたユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがない場合は(S75のB)、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスからさらに品質関数f(x)が許容順位第2位の項目を省いた要求条件で、再度、ネットワークサービス情報テーブル21を検索して、この要求条件を満たすサービスを選択する(S76)。選択の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S77)。
その結果、許容順位第2位の項目をさらに省いたユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S77のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
許容順位第2位の項目を省いたユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがない場合は(S77のB)、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスからさらに品質関数f(x)が許容順位第3位の項目を省いた要求条件で、再度、ネットワークサービス情報テーブル21を検索して(S78)選択する。
以下の選択動作は、順次許容順位を下げながらS75、S77と同様の手順を繰り返して行う。
S75およびS77で、それぞれのユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが2つ以上ある場合は(S75のCおよびS77のC)、いずれの場合も、まず、これらのネットワークサービスの内、最も良いサービスは幾つあるか判定し(S79およびS80)、最も良いサービスが1つのみが選択された場合(S79のA、S80のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S64)。
S79およびS80で、最も良いサービスが2つ以上選択された場合(S79のB、S80のB)は、S65に進んで優先度による品質関数を算出し、上記で説明した手順を行う。
以上の具体的な例として、ユーザよりIP電話の要求があったとき(S61)の経路選択動作ついて説明する。
IP電話に対するユーザの要求条件は、要求条件記憶部17に記憶された、図3に示すアプリケーション毎の要求条件テーブル31より、「通信品質は普通品質(PSTN品質)、セキュリティは要求条件なし、コストは20円/分以下」である。
次に、経路選択処理部15で、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかを、ネットワークサービス情報記憶部16に記憶された、図2に示すネットワークサービス情報テーブル21の中を検索する(S62)。
検索の結果、IP電話では「高品質(オーディオ品質)でコスト20円/分」のネットワークサービスと、「普通品質(PSTN品質)でコストは8円/分」のネットワークサービスの2つが検索される(S63のB)。
ユーザにとってどちらのネットワークサービスが良いかを判断するため、ユーザ嗜好情報記憶部18に記憶された、図4に示すユーザ嗜好テーブル41の優先度と、品質関数処理部20に記憶された、図5に示す品質係数テーブル51の品質係数を用いて、品質関数を品質関数処理部20で算出する(S65)。
QoSに関する品質関数は、
(1.0×遅延+0.8×音質+0.1×映像品質+0.3×速度)÷4=
(1.0×3+0.8×5+0.1×5+0.3×5)=2.25となる。
セキュリティに関する品質関数は
(0.6×セキュリティ)=0.6×5=3となる。
コストに関する品質関数は
(0.7×コスト)=0.7×10=7となる。
この結果、コストに関する品質関数が最大で、優先パラメータはコストとなる(S66のB)。
前述の「高品質(オーディオ品質)で20円/分」のネットワークサービスと、「普通品質(PSTN品質)で8円/分」のネットワークサービスを優先パラメータのコストで選択すると(S67)、どちらもユーザ要求のコスト20円/分の条件を満たすことになる(S67のB)。
次に、コストの面で最も有利な経路を選択すると(S68)、「普通品質(PSTN品質)で8円/分」のネットワークサービスが選択でき、この経路を選択して通信を開始することになる(S64)。
別の具体的な例として、ユーザよりIP−TV電話の要求があったとき(S61)の経路選択動作について説明する。
IP−TV電話に対するユーザの要求条件は、アプリケーション毎の要求条件テーブル31より、「通信品質はDVD画質(MPEG2)、セキュリティは要求条件はなし、コストは80円/分以下」である。
次に、経路選択処理部15で、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかどうかをネットワークサービス情報テーブル21の中を検索する(S62)。
検索の結果、ネットワークサービス情報テーブル21の中は、「DVD画質無し」、「VHS画質」、「MPEG4品質」の3種類があるだけであるので、該当するネットワークサービスはないことが判る(S63のC)。
このように、検索の結果、該当するネットワークサービスがない場合は、ユーザにとってどのネットワークサービスが良いかを判断するために、ユーザ嗜好テーブル41の許容度と品質係数テーブル51の品質係数を用いて品質関数を品質関数処理部20で算出する(S73)。
QoSに関する品質関数は
(0.8×遅延+m0.7×音質+1.0×映像品質+0.6×速度)÷4=
(0.8×7+0.7×5+1.0×8+0.6×2)=4.58となる。
セキュリティに関する品質関数は
(0.5×セキュリティ)=0.5×10=5となる。
コストに関する品質関数は
(0.6×コスト)=0.6×5=3となる。
この結果、セキュリティに関する品質関数が最大で、許容パラメータはセキュリティとなる。すなわち、セキュリティ、Qos、コストの順に許容できる(要求条件からはずせる)。したがって、まず、要求条件テーブル31からセキュリティの項目を無視して、他の条件、「DVD画質(MPEG2)でコストが80円/分以下」、に合うサービスがあるかどうかを、再度、経路選択処理部15で、ネットワークサービス情報テーブル21を検索する(S74)。
検索の結果、ネットワークサービス情報テーブル21の中は、「DVD画質無し」、「VHS画質」、「MPEG4品質」であるので、やはり該当するネットワークサービスはないことが判る(S75のB)。
したがって、次に、要求条件テーブル31から、2番目に品質関数の大きい許容パラメータであるQosの項目をさらに無視して、他の条件、「コストが80円/分以下」、に合うサービスがあるかどうかを、再度、経路選択処理部15で、ネットワークサービス情報テーブル21を検索する(S76)。
その結果、いずれのサービスもコストが80円/分以下であるから(S77のB)、これらの内で、最もコストの安いサービス、「MPEG4品質でコストは無料」を選択し(S80)、この経路で通信を開始する(S64)。
以上のように本実施の形態のネットワーク経路選択装置によれば、アプリケーション毎にユーザの重視するパラメータを重み付け情報で指示する優先度と、満たさなくて良い度合(要求条件から除外できる度合)に応じた重み付け情報で指示する許容度を格納したアプリケーション毎のユーザ嗜好テーブル41を記憶したユーザ嗜好情報記憶部18と、アプリケーション毎のサービス品質、コストなどのパラメータに対しユーザ嗜好の重み付け情報を考慮して付与した品質係数テーブル51に基づいて算出される品質関数を記憶した品質関数処理部20とを備えたことにより、ユーザの要求条件を満足する最適なネットワークサービス、または、ユーザの要求条件を満足するネットワークサービスがない場合には、ユーザの満たさなくてよい度合いに応じてネットワークサービスを自動的に選択することができる。
ところで、本実施の形態では、各ネットワークサービスに対する品質関数f(x)は、装置メーカやインターネットサービスプロバイダ、通信事業者などが設定する。ユーザはアプリケーションにとってどんな品質が重要なのかはわからないので、ユーザ嗜好はアプリケーションを考えずに設定される可能性があり、したがってユーザ嗜好をそのまま設定していたのではアプリケーションが動作しなくなるという可能性がある。そのため、品質関数f(x)は、アプリケーションが最低限動作する範囲で設定されている。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2のインターネットサービスの経路を選択するネットワーク経路選択装置を示すブロック図である。
本実施の形態の構成は、図7に示すように、図1に示す実施の形態1の構成の品質関数処理部20を有していない。
また、本実施の形態では、ユーザ嗜好情報記憶部18に記憶されるユーザ嗜好テーブル81は、ユーザ毎に、図8に示すような情報が格納されている。
すなわち、ユーザ要求条件を満たす複数のネットワークサービスの中から最適なネットワークサービスを選択する場合に、QoS(遅延、遅延変動、廃棄率、帯域)、セキュリティ、コストなどのパラメータに重視する順位で指示した優先順位と、ユーザ要求条件を満たすネットワークサービスがない場合に、QoS(遅延、遅延変動、廃棄率、帯域)、セキュリティ、コストなどパラメータに満たさなくて良い度合に応じて順位で指示した許容順位がユーザ嗜好テーブル81に格納されている。
本実施の形態においては、要求条件記憶部17には、図9に示すように、ユーザが要求するアプリケーション毎のQoS、セキュリティ、コストなどの要求条件を格納する要求条件テーブル91がユーザ毎に記憶されている。
なお、本実施の形態においては、ネットワークサービス情報記憶部16には、図10に示すように、通信事業者が提供するQoS、セキュリティ、コストなどのネットワークサービス情報を格納するネットワークサービス情報テーブル101がキャリア毎に記憶されている。
以上のように構成された本実施の形態のネットワーク経路選択装置について、図7〜10および図11のフローチャートを用いてその動作を説明する。
まず、ユーザ名と、要求条件が格納されたIP電話、IP−TV電話、ストリームなどのアプリケーション種別を入力部11から入力し、経路選択処理部15にユーザ送信要求する(S1101)。
ユーザ送信要求をうけた経路選択処理部15は、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかをネットワークサービス情報テーブル101の中を検索する(S1102)。検索の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S1103)。
ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが1つのみ検索された場合(S1103のA)は、検索されたネットワークサービスで通信を開始する(S1104)。
S1103で、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが複数ある場合(S1103のB)は、どのネットワークサービスを採用するかを決定するため、ユーザ嗜好テーブル81の優先順位を用いる。
まず、優先順位第1位の項目のみで選択し(S1105)、選択の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S1106)。
判定の結果、ネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S1106のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S1104)。
S1106で判定の結果、ネットワークサービスが2つ以上選択された場合(S1106のB)は、更に、ユーザ嗜好テーブル81の優先順位第2位の項目で選択し(S1107)、選択の結果、該当するネットワークサービスが幾つあるか判定する(S1108)。
S1108での判定の結果、ネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S1108のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S1104)。
S1108での判定の結果、ネットワークサービスが2つ以上選択された場合(S1108のB)は、更に、ユーザ嗜好テーブル81の優先順位第3位の項目で比較する(S1109)。
以下の選択動作は、順次優先順位を下げながら、S1106、S1107と同様の手順を繰り返し行う。
S1103でユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがない場合(S1103のC)は、どのネットワークサービスを採用するかを決定するため、ユーザ嗜好テーブル81の許容順位を用いる。
まず、許容順位第1位の項目を要求条件から省いて残りの項目だけで選択し(S1110)、選択の結果、該当するネットワークサービスがいくつあるか判定する(S1111)。
判定の結果、ネットワークサービスが1つのみ選択された場合(S1111のA)は、選択されたネットワークサービスで通信を開始する(S1104)。
S1111での判定の結果、ネットワークサービスが2つ以上選択された場合(S1111のC)は、S1105に進み、上記の手順を行う。
S1111での判定の結果、ネットワークサービスがない場合(S1111のB)は、ユーザ嗜好テーブル81の許容順位第1位と第2位の項目を要求条件から省いて残りの項目だけで比較する(S1112)。
以下の選択動作は、順次許容順位を下げながらS1111、S1112と同様の手順を繰り返して行う。
本実施の形態の具体的な例として、ユーザよりIP_TV電話の要求があったときの経路選択動作について説明する。
IP_TV電話に対するユーザの基準となる要求条件は、図9に示すアプリケーション毎の要求条件テーブル91より、「遅延400ms、遅延変動50ms、廃棄率1×10-3 、帯域(上り)2Mbps、帯域(下り)2Mbps、セキュリティ5、コスト100円/分」である(S1101)。
次に、経路選択処理部23で、制御部21の制御により、上記ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかをネットワークサービス情報テーブル101の中を検索する(S1102)。その結果、該当するネットワークサービス3、4、5の3つが検索される(S1103のB)。
次に、ユーザにとってどのネットワークサービスが良いか判断するため、ユーザ嗜好テーブル81の優先順位を見ると、IP−TV電話の優先順位第1位はコストであるので、ネットワークサービス3、4、5からユーザにとって良いネットワークサービスをコストの面で選択する(S1105)。
その結果、ネットワークサービス3、4、5のなかでコストが最も安いネットワークサービスは、ネットワークサービス3だけである(S1106のA)ので、選択したネットワークサービス3で通信を開始する(S1104)。
本実施の形態の他の例として、ユーザよりストリーミングの要求があったときの経路選択について説明する。
ストリーミングに対するユーザの基準となる要求条件は、アプリケーション毎の要求条件テーブル91より、「廃棄率1×10-3 、帯域(上り)512kbps、帯域(下り)30Mbps、セキュリティ5、コスト30円/分」である(S1101)。
次に、経路選択処理部15で、ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかをネットワークサービス情報テーブル101の中を検索する(S1102)。
検索の結果、該当するネットワークサービスがないことが判る(S1103のC)。
次に、ユーザにとってどのネットワークサービスが良いかを判断するため、ユーザ嗜好テーブル81の許容順位を用いる。
ユーザ嗜好テーブル81によれば、ストリーミングの許容順位第1位はセキュリティであるので(S1110)、要求条件テーブル91からセキュリティ条件を省いて、再度、要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかをネットワークサービス情報テーブル101の中を検索する(S1111)。検索の結果、該当するネットワークサービスはまだないことが判る(S1111のB)。
次に、ユーザ嗜好テーブル81によれば、ストリーミングの許容順位第2位は、コストであるので、要求条件テーブル91からさらにコスト条件を省いて、再度、要求条件を満たすネットワークサービスがあるかないかをネットワークサービス情報テーブル101の中を検索する(S1112)。
検索の結果、ネットワークサービス6のみが該当する(S1113のA)ので、選択したネットワークサービス3で通信を開始する(S1104)。
以上のように本実施の形態のネットワーク経路選択装置によれば、アプリケーション毎にユーザの重視するパラメータを重み付け情報で指示する優先順位と、満たさなくて良い度合に応じた重み付け情報で指示する許容順位とを格納したユーザ嗜好テーブルを備えたことにより、ユーザの要求条件を満足する最適なネットワークサービス、または、ユーザの要求条件を満足するネットワークサービスがない場合には、ユーザの満たさなくてよい度合いに応じてネットワークサービスを自動的に選択することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態のネットワーク経路選択装置は、図7に示す実施の形態2と同様の構成を有しているが、本実施の形態においては、要求条件記憶部17に記憶される要求条件記憶テーブルは、図12に示すように、アプリケーションが正常に動作する最低動作条件を格納するアプリケーションの品質保証条件テーブル121を、各ユーザ毎に備えている。
アプリケーションの品質保証条件テーブル121は、ネットワーク端末装置の出荷時に保持またはWebサイトから容易にダウンロードできるもので、ユーザの設定が必要ないテーブルである。
なお、ユーザ嗜好情報記憶部18に記憶されるユーザ嗜好テーブル81およびネットワークサービス情報記憶部16に記憶されるネットワークサービス情報テーブル101は、それぞれ、図8、図10に示したものと同じである。
以上のように構成されたネットワーク経路選択装置におけるインターネットサービスの経路選択動作は、図11に示す実施の形態2と同様であって、説明は省略する。
以上のように本実施の形態のネットワーク経路選択装置によれば、要求条件記憶部が品質保証条件テーブルを備えているため、各アプリケーションが正常に動作する最低動作条件をネットワーク経路選択装置の出荷時に保持、または、Webサイトから容易にダウンロードできるので、ユーザの要求条件設定に対する負荷を皆無または大幅に低減することができる。
(実施の形態4)
図13は、本実施の形態のインターネットサービスの最適経路を選択するゲートウエイ装置を示すブロック図である。
本実施の形態におけるゲートウエイ装置は、図10に示す、通信事業者が提供するネットワークサービス情報テーブル101の中から、複数のユーザが要求する、図9に示す、アプリケーション毎の要求条件テーブル91の要求条件を満たすネットワークサービスを検索する経路選択処理部131と、出力側の帯域133を常時監視し、他のユーザよりの送信要求に基づいて新しいネットワークサービスが選択される場合に、実際にその帯域133が確保できるかどうかを監視し、帯域133が確保できない場合は、新たな送信要求を受け付けなかったり、または現在流れているパケットや端末装置の優先、非優先を確認し、非優先パケットは、バッファに格納したり、廃棄したりする機能を有する帯域監視部132とを備えている。
経路選択処理部131を構成するユーザ嗜好情報記憶部18には、図8に示す、ユーザ嗜好テーブル81が記憶されており、その他の構成は、図7に示す実施の形態2と同様である。
以上のように構成されたインターネットサービスの最適経路を選択するゲートウエイ装置について、図13のブロック図を用いて、インターネットサービスの最適経路選択およびゲートウエイ動作について説明する。
現在、ユーザAとユーザBが95Mbpsの帯域(下り)133を使用してインターネットサービス通信を接続している状態において、新たにユーザCがユーザ名と、要求条件が格納されたIP電話、IP−TV電話、ストリームなどのアプリケーション種別を経路選択処理部15にユーザ送信要求し、ユーザCからユーザ送信要求を受けた経路選択処理部15は、実施の形態2で説明したような経路選択動作で、通信事業者が提供するネットワークサービス情報テーブル101中からネットワークサービス4「遅延100ms、遅延変動50ms、廃棄率1×10-3 、帯域(上り)2Mbps、帯域(下り)10Mbps、セキュリティ5、コスト30円/分」を最適経路として選択した場合を考えると、ゲートウエイ装置の出力側の帯域133を常時監視している帯域監視部132は既にユーザAとユーザBによって下り帯域は95Mbpsを使用されており、ユーザCの送信要求を許可すると、下り帯域133が溢れる可能性があるので、ユーザCの送信要求を許可しないことができる。
または、許可する場合は、接続中のユーザAおよびユーザBとの優先、非優先を確認し、非優先パケットは、バッファに格納したり、廃棄したりすることができる。
以上のように本実施の形態のインターネットサービスの最適経路を選択するゲートウエイ装置によれば、出力側の帯域を常時監視し、他のユーザよりの送信要求に基づいて新しいネットワークサービスが選択される場合に、実際にその帯域が確保できるかどうかを監視し、帯域が確保できない場合は、新たな送信要求を受け付けなかったり、または現在流れているパケットや端末の優先、非優先を確認し、非優先パケットは、バッファに格納したり、廃棄したりすることができる。
なお、本発明は、以上の実施の形態で説明したように、サービス品質としては、オーディオ、アナログ電話、携帯電話などの音声品質、DVD、VHS、MPEGなどの映像品質などの項目を少なくとも1つ以上含むアプリケーションの品質であって、これらを規定したパラメータを用いてネットワークサービスを選択することができるが、サービス品質などはこれらに限られるものではない。
また、本発明は、各実施の形態で説明したように、これらサービス品質を規定したパラメータとしては、遅延、遅延変動、廃棄率、帯域などを少なくとも1つ以上を含むQoSパラメータを用い、このQoSパラメータより、ネットワークサービスを選択したが、パラメータはこれらに限られることはない。
以上のように、本発明のネットワーク経路選択装置は、ユーザの要求条件を満足するインターネットサービスの経路を自動的に選択するもので、今後、多様な新しいサービスが実施されても対応できるものである。
本発明の実施の形態1におけるネットワーク経路選択装置を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるネットワークサービス情報テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるアプリケーション毎の要求条件テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるユーザ嗜好テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1における品質係数テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるネットワーク経路選択装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるネットワーク経路選択装置を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるユーザ嗜好テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるアプリケーション毎の要求条件テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるネットワークサービス情報テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるネットワーク経路選択装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるアプリケーション毎の品質保証条件テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態4におけるゲートウエイ装置を示すブロック図
符号の説明
11 入力部
12 表示部
13 ネットワークサービス情報取得部
14 ネットワーク通信部
15,131 経路選択処理部
16 ネットワークサービス情報記憶部
17 要求条件記憶部
18 ユーザ嗜好情報記憶部
19 検索部
20 品質関数処理部
21,101 ネットワークサービス情報テーブル
31,91,121 要求条件テーブル
41,81 ユーザ嗜好テーブル
51 品質係数テーブル
132 帯域監視部
133 帯域


Claims (7)

  1. 情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部と、ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部と、前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する前記要求条件に対して付与した前記ユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部と、ネットワークサービス情報記憶部に記憶された前記ネットワークサービスに関する情報と、前記要求条件記憶部に記憶された前記要求条件と、前記ユーザ嗜好情報記憶部に記憶された前記ユーザの重み付け情報とに基づいて前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスを選択する経路選択処理部とを備えたことを特徴とするネットワーク経路選択装置。
  2. 前記ユーザの重み付け情報は、前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する要求条件に対する、前記ユーザが重視する度合を示す優先度、または前記ユーザが重視しない度合を示す許容度に応じて付与されたことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク経路選択装置。
  3. 前記経路選択処理部は、前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する前記要求条件に対して前記ユーザの重み付け情報を考慮して付与された品質係数を記憶し、前記優先度または前記許容度と、前記品質係数とに基づいて品質関数を算出する品質関数処理部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク経路選択装置。
  4. 前記ユーザの重み付け情報は、前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する複数の前記要求条件に対して、前記ユーザが重視する順位を示す優先順位、または前記ユーザが重視しない順位を示す許容順位に応じて付与されたことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク経路選択装置。
  5. 前記経路選択処理部は、前記ユーザの要求条件を満たす複数のネットワークサービスが存在する場合は、前記優先度を用いて前記ネットワークサービスを選択することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク経路選択装置。
  6. 前記経路選択処理部は、前記ユーザの要求条件を満たすネットワークサービスが存在しない場合は、前記許容度を用いて前記ネットワークサービスを選択することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク経路選択装置。
  7. 情報提供者が提供するネットワークサービスに関する情報を記憶するネットワークサービス情報記憶部と、ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する要求条件を記憶する要求条件記憶部と、前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスに関する前記要求条件に対して付与した前記ユーザの重み付け情報を記憶するユーザ嗜好情報記憶部と、ネットワークサービス情報記憶部に記憶された前記ネットワークサービスに関する情報と、前記要求条件記憶部に記憶された前記要求条件と、前記ユーザ嗜好情報記憶部に記憶された前記ユーザの重み付け情報とに基づいて前記ユーザが要求する前記ネットワークサービスを選択する経路選択処理部と、前記経路選択処理部からの出力帯域を監視することによって前記経路選択処理部での経路選択を制限する帯域監視部を備えたことを特徴とするゲートウエイ装置。



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