JP2007011864A - ファイル管理方法、ファイル管理装置、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ショートカットから参照されるファイルの内容を、ショートカットがリンクされたリンク先ファイルや別のショートカットから参照されるファイルの内容と別個独立に変更可能とするファイル管理方法、ファイル管理装置、プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】 ファイル群格納部104に格納されているファイル308に関する情報とこのファイルにリンクされたショートカット302、305、311に関する情報とがデータベース部105に格納される。ショートカット302を介して格納済みファイルに対してファイル内容変更を伴うアクセスが行われたことがファイルアクセス監視部により判別されると、そのファイルのコピー331がファイル制御部によりショートカットのフォルダ301に作成されて内容変更作業に供され、また、データベース制御部によりショートカット302に関する情報がデータベース部から削除される。
【選択図】 図3
【解決手段】 ファイル群格納部104に格納されているファイル308に関する情報とこのファイルにリンクされたショートカット302、305、311に関する情報とがデータベース部105に格納される。ショートカット302を介して格納済みファイルに対してファイル内容変更を伴うアクセスが行われたことがファイルアクセス監視部により判別されると、そのファイルのコピー331がファイル制御部によりショートカットのフォルダ301に作成されて内容変更作業に供され、また、データベース制御部によりショートカット302に関する情報がデータベース部から削除される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ショートカットがリンクされているファイルを管理するファイル管理方法およびファイル管理装置に関し、また、同方法および装置を実現するために用いられるプログラムおよびこれを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
オペレータやアプリケーションによるファイル操作により、記憶装置内の複数の記憶位置のそれぞれに同一内容のファイルをコピーしてバックアップをとることがある。この場合、各バックアップファイルの内容はその後変更可能であるが、内容変更が行われるまでは同一内容のバックアップファイルが記憶装置内に複数個存在するので、記憶装置の記憶容量がその分消費されてしまう。そこで、オリジナルファイルへのリンク情報のみでバックアップファイルを構成するショートカット手法が提案されている。
しかしながら、ショートカット手法を採用した場合、記憶装置内でオリジナルファイルなどのリンク先ファイルの格納場所(ロケーション)が変更されると、ショートカットからリンク先ファイルへのリンクが切れてショートカットが機能しなくなる。
このような不都合を解消するため、リンク先ファイルのロケーションが変更された場合に新たなリンク先をリンク元ファイルに通知してリンク元ファイルにおけるリンク情報を自動的に変更するファイル管理方法およびファイル管理システムが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
この様なファイル管理方法およびファイル管理システムによれば、リンク先ファイルのロケーションが変更された場合にもショートカット機能が維持され、これによりリンク元ファイル(ショートカット)からリンク先ファイルを支障なく参照することができる。
特開平8−161210号公報
複数のファイルを複数の記憶位置にそれぞれコピーしてバックアップをとる場合と同様、ショートカット手法を採用したファイル管理においても、複数のファイルの内容を互いに別個独立に変更可能にしたいとの要請がある。
しかしながら、特許文献1記載のファイル管理方法およびファイル管理システムでは、リンク元ファイルの内容を変更した場合、この内容変更がリンク先ファイルにも反映されてしまう。すなわち、特許文献1のファイル管理手法は、ショートカットから参照されるファイルの内容変更に伴い、リンク先ファイルや別のショートカットから参照されるファイルに対しても同一の内容変更を加えるものとなっており、従って、上記の要請には応えることができない。
本発明の目的は、ショートカットから参照されるファイルの内容を、格納済みファイル(リンク先ファイル)や別のショートカットから参照されるファイルの内容と別個独立に変更可能とするファイル管理方法、ファイル管理装置、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明のファイル管理方法は、格納済みファイルにリンクされたショートカットが有ることを判別したとき前記格納済みファイルに関する情報および前記ショートカットに関する情報を格納する格納工程と、前記ショートカットを介して前記格納済みファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルをコピーするコピー工程と、前記内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットに関する情報を削除する削除工程とを備えることを特徴とする。
本発明のファイル管理装置は、入力されたファイルを格納するファイル群格納部と、前記ファイル群格納部に格納済みのファイルに関する情報と前記格納済みのファイルにリンクされたショートカットに関する情報とを格納するデータベース部と、前記ショートカットを介して前記格納済みのファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われたか否かを監視するファイルアクセス監視部と、前記内容変更を伴うアクセスが行われたことが前記ファイルアクセス監視部により判別された場合、前記格納済みのファイルを前記ショートカットの場所にコピーするファイル制御部と、前記内容変更を伴うアクセスが行われたことが前記ファイルアクセス監視部により判別された場合、前記ショートカットに関する情報を前記データベース部から削除するデータベース制御部とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、格納済みファイルにリンクされたショートカットが有ることを判別したとき前記格納済みファイルに関する情報および前記ショートカットに関する情報を格納する格納モジュールと、前記ショートカットを介して前記格納済みファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルをコピーするコピーモジュールと、前記内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットに関する情報を削除する削除モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は上記のプログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、ショートカットを介して格納済みファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われたとき、格納済みファイルをショートカットの場所にコピーすると共にショートカットに関連する情報を削除するようにしたので、格納済みファイルのコピーを利用することにより、ショートカットから参照されるファイルの内容を格納済みファイルや別のショートカットから参照されるファイルの内容と別個独立に変更することができる。
以下、本発明の一実施形態によるファイル管理方法を実施するファイル管理装置を説明する。
基本的には、このファイル管理装置は、同装置に入力されたファイルにリンクされた複数のショートカットについての情報を格納したデータベースを予め作成するものになっている。そして、ファイル管理装置は、オペレータが、格納済みファイルにショートカットからアクセスしてファイル内容を変更した際、データベースを参照して内容変更に関与したショートカットの格納されたフォルダを判別し、そのフォルダに格納済みファイルをコピーすると共に、内容変更に関与したショートカットの情報をデータベースから削除するようにしている。これにより、オペレータは、ショートカットから参照されるファイルの内容を、格納済みファイルのコピーを利用して変更することができる。しかも、格納済みファイル(リンク先ファイル、一般にはオリジナルファイル)や別のショートカットから参照されるファイルの内容は変更せずに済む。すなわち、格納済みファイルと別個独立に且つショートカット毎にファイル内容を変更できることになる。
以下、図面を参照して、本実施形態のファイル管理装置を詳細に説明する。
図1は、本実施形態によるファイル管理装置の要部構成を示すブロック図である。
ファイル管理装置は、例えばコンピュータにより構成され、図1に示すように、入出力インタフェース部101と、入出力インタフェース部101から入力されたファイルを格納する記憶部102と、記憶部102の動作を制御する制御部103とを備えている。
入出力インタフェース部101には、図示しない入出力装置、たとえば、ファイル操作(ファイルの作成、削除、コピー、移動、変更やショートカットの作成、削除)を行う際にオペレータが操作する入力操作部などの入力装置や、ファイルおよびショートカットを表示する表示部などの出力装置が接続されている。
記憶部102は、入出力インタフェース部101から入力されたファイルを格納するファイル群格納部104と、このファイル群格納部104に格納されたファイルのうち、ショートカットがリンクされているファイルに関する情報をショートカットに関する情報と共にデータベース化して格納するデータベース部105とを有している。
制御部103は、データベース部105に対する制御(データベースの参照及び更新ならびにファイルの参照)を行うデータベース制御部106と、ファイル群格納部104に格納された各ファイルへのアクセスを監視すると共に、そのアクセスがアクセスされたファイルに対する内容変更を伴うアクセスであるか否かを監視するファイルアクセス監視部107と、ファイル群格納部104に対する制御(ファイルの更新)を行うファイル制御部108とを有している。
図2は、記憶部102のデータベース部105の構成を詳細に示す。図2(a)に示すように、データベース部105にはデータベースレコード群201が設けられ、このデータベースレコード群201は、例えば第1ないし第nのデータベースレコードからなる。各データベースレコードは、ファイル群格納部104に格納されたファイルのうち、1つ以上のショートカットがリンクされたファイルの一つに対応している。すなわち、データベースレコード群201には、1つ以上のショートカットがリンクされたファイル1個あたり1個のデータベースレコードが設けられている。
図2(b)に示すように、各データベースレコード(たとえば第1のデータベースレコード)202には、リンク先ファイルの格納場所(記憶装置内の記憶位置)を表す情報を格納するファイルパス格納部203と、ファイルパス格納部203に格納場所を表す情報が格納されたファイルにリンク付けられたショートカットの格納場所を表す情報を格納するショートカットパス格納部204とが設けられている。
次に、図3を参照して、記憶部102の構成の具体例を説明する。図3(a)には、記憶部102のファイル群格納部104に格納されたファイルのうち1組のファイル(フォルダ)の内容が例示されている。また、図3(b)には、同1組のファイルに対応して記憶部102のデータベース部105に格納された1つのデータベースレコード320を構成するファイルパス格納部321およびショートカットパス格納部322のそれぞれの内容が例示されている。図3(c)および図3(d)はファイル内容が変更される際の1組のファイルの内容およびデータベースレコードの内容をそれぞれ示す。
ファイル群格納部104には、ファイル管理装置に入力されたファイルにそれぞれ対応する複数組のフォルダが格納されている。図3(a)に示すように、そのうちの1組のフォルダは、例えば、Aフォルダ301、Bフォルダ304、Cフォルダ307およびDフォルダ310から構成されている。Cフォルダ307にはZファイル308が格納され、また、Aフォルダ301、Bフォルダ304およびDフォルダ310には、Cフォルダ307内のZファイル308にリンクされたショートカットファイル(以下、「Zへのショートカット」と称する)302、305、311が格納されている。この様に、Zファイル308はショートカット302、305、311からリンクされており、従って、複数のショートカットからリンクされたファイルであり、本実施形態のファイル管理装置における管理対象ファイルになる。
次に、図3を参照して、1管理対象ファイルに対応するデータベースレコード320を作成する過程を説明する。
まず、制御部103は、ファイル群格納部104を参照して、複数のショートカットからリンクされるファイル(管理対象ファイル)の有無を検索する。そして、管理対象ファイルが検索される度に、データベース部105に管理対象ファイルに対応するデータベースレコードを新たに作成する。図3(b)の例では、Zファイル308に対応するデータベースレコード320が作成される。
この際、制御部103は、データベースレコード320のファイルパス格納部321にZファイル308の位置を示す情報「Cフォルダ¥Zファイル」を格納する。また、ショートカットパス格納部322に、Zファイル308にリンクされたショートカットの位置を示す情報「Aフォルダ¥Zへのショートカット」、「Bフォルダ¥Zへのショートカット」および「Dフォルダ¥Zへのショートカット」を格納する。
以下、図3(c)および図3(d)を参照して、オペレータが、ショートカットを介して管理対象ファイルに内容変更を伴うアクセスを行った際に制御部103が実行する処理について説明する。
この処理では、記憶部102のファイル群格納部104に格納されているファイルに対してショートカットを介して内容変更を伴うアクセスが行われた際、制御部103は、そのファイルが管理対象ファイルであるか否かをデータベース部105のデータベースレコードに基づき判別する。
例えば、Aフォルダ301にある「Zへのショートカット」302からリンク先であるCフォルダ307内のZファイル308に内容変更を伴うアクセスが行われた場合、制御部103は、Zファイル308のパスの有無をデータベース部105より検索する。ここでは、データベースレコード320のファイルパス格納部321からZファイル308のパス「Cフォルダ¥Zファイル」が検索されるので、Zファイル308が管理対象ファイルであることが判別される。
以上のように、管理対象ファイルに対してショートカットを介して内容変更を伴うアクセスがあった場合、制御部103は、そのショートカットのあるフォルダに管理対象ファイルのコピーを作成する。本説明例では、図3(c)に示すように、Zファイル308のコピーであるZ’ファイル331がAフォルダ301に作成される。
そして、制御部103は、Aフォルダ301にある「Zへのショートカット」302からCフォルダ307のZファイル308へのアクセスを切断し、次に、新たに作成されたZ’ファイル331にアクセスする。オペレータは、Z’ファイル331に対して変更作業を行うことになる。次いで、制御部103は、不要になったAフォルダ301の「Zへのショートカット」302を削除する。また、図3(d)に示すように、データベースレコード320のショートカットパス格納部322から「Zへのショートカット」302に関する情報「Aフォルダ¥Zへのショートカット」を削除する。
このような手順によれば、管理対象ファイル(リンク先ファイル)のコピーを利用して、複数のショートカットから参照されるファイルのそれぞれの内容をショートカット毎に別個独立に変更することができる。変更作業は、管理対象ファイルや他のショートカットから参照されるファイルの内容に対して影響を及ぼさない。
データベースレコード作成については先に略述したが、以下、図4を参照して、制御部103が初期化処理として実行するデータベースレコード作成処理について説明する。
図4に示すデータベースレコード作成ルーチンにおいて、先ず、制御部103のデータベース制御部106は、ファイル群格納部104にそれぞれ格納されているファイルの内容を、同格納部104の例えば先頭部分から順次参照し、同一のファイルにリンクされた2つ以上のショートカットがあるか否かを検索する(ステップS401)。次に、検索結果に基づき、リンク先が同一のショートカットが検索されたか否かを判別する(ステップS402)。
この判別結果が肯定(YES)であれば、データベース制御部106は、2つ以上のショートカットからリンクされた1つのファイル(管理対象ファイル)に対応する1つのデータベースレコード202をデータベース部105に作成する(ステップS403)。次に、データベースレコード202のファイルパス格納部203に管理対象ファイルのパスを格納し(ステップS404)、また、ショートカットパス格納部204に前記ショートカットのパスを格納する(ステップS405)。
ステップS405に続く或いはステップS402からのNO分岐に続くステップS406では、ファイル群格納部104の最終部分までの検索すなわちファイル群格納部104に格納されている全てのファイルについての検索が終了したか否かを判別する。そして、ステップS406での判別結果が否定(NO)すなわち全てのファイルについての検索が終了していないと判別すると、ステップS401に移行して検索を続行する。そして、ステップS402での判別結果に応じてデータベースレコード作成などや検索終了の可否を判別する(ステップS403〜S406)。検索が全て終了した場合には図4のルーチンの実行を終了する。
次に、初期化処理後に実施されるデータベースレコード訂正処理について図5を参照して説明する。
図5のデータベースレコード訂正ルーチンにおいて、ファイルアクセス監視部107は、ファイル群格納部104に格納されているショートカットファイルへのアクセスの有無を監視し(ステップS501)、監視結果に基づいて、ショートカットに対するアクセスがあったか否かを判別する(ステップS502)。そして、ショートカットへのアクセスがないことをステップS502で判別した場合には、ステップS501に戻ってアクセスの有無を再度監視する。
入出力インタフェース部101を介してショートカットにアクセスする操作が例えばオペレータにより行われると、ステップS502での判別結果が肯定(YES)になる。この場合、ショートカットのリンク先であるファイルに対して内容変更を伴うアクセスであるか否かが判別される(ステップS503)。そして、ファイルに対する内容変更を伴うアクセスではないと判別された場合には、ステップS501に戻って再びアクセス監視が行われる。
一方、リンク先ファイルに対する内容変更を伴うアクセスであることをステップS503で判別した場合、ファイルアクセス監視部107は、そのファイルのパスをデータベース制御部106に送信する。これに応じて、データベース制御部106は、データベース部105のいずれかのデータベースレコード202のファイルパス格納部203に前記リンク先ファイルのパスが存在するか否かを判別する(ステップS504)。そのようなファイルパスがどのデータベースレコード202にも存在しないことが判別された場合には、ステップS501に戻ってアクセス監視を行う。
ステップS504での判別結果が肯定、すなわち内容変更を伴うアクセスが行われたファイルのパスがデータベース部105のデータベースレコード202のいずれかに存在した場合、そのファイルは複数のショートカットのリンク先ファイル(管理対象ファイル)であるから、同ファイルのコピーを作成する処理に入る。
すなわち、データベース制御部106は、このファイルのパスと前記ショートカットのパスとをデータベース部105のデータベースレコード202から読み出して、両方のパスをファイル制御部108に送信する。これに応じて、ファイル制御部108は、前記リンク先ファイルを前記ショートカットのあるフォルダにコピーする(ステップS505)。
そして、前記ショートカットから前記リンク先ファイルへのアクセスを切断し、新たに作成したコピーファイルにアクセスしてその内容を変更する(ステップS506)。オペレータは、コピーファイルに対して引き続き変更作業を行うことができる。また、不要になった前記ショートカットが削除される(ステップS507)。
次いで、データベース制御部106は、削除したショートカットのパスをデータベースレコード202のショートカットパス格納部204から削除する(ステップS508)。次に、本処理の終了が選択されているか判断し(ステップS509)、処理終了が選択されている場合は図5のルーチンの実行を終了する。処理終了が選択されていなければステップS501へ戻る。
ところで、ショートカットが新たに作成されることがあり、この場合、データベースレコード202の内容が変更される。これに関連して、制御部103は、図6に示すデータベースレコード操作ルーチンを実行する。
データベースレコード操作ルーチンにおいて、ファイルアクセス監視部107は、ファイル群格納部104に格納されているファイルへのアクセスの有無を監視し(ステップS601)、この監視結果に基づいてファイルへのアクセスが行われたか否かを判別する(ステップS602)。ステップS602での判別結果が否定(NO)すなわちファイルへのアクセスがない場合には、ステップS601に戻って再びアクセス監視を行う。
入出力インタフェース部101を介してファイルにアクセスする操作がオペレータにより行われると、ステップS602の判別結果が肯定(YES)になる。この場合、前記アクセスされたファイルにリンクしたショートカットが作成されたか否かが判別される(ステップS603)。この判別結果が否定(NO)すなわちショートカットが作成されていない場合には、ステップS601に戻って再びアクセス監視が行なわれる。一方、上記のようなショートカットが作成されたことがステップS603で判別された場合、データベース制御部106にそのショートカットのパスおよびリンク先ファイルのパスが送信される。これに応じて、データベース制御部106は、データベース部105にあるデータベースレコード202のファイルパス格納部203に前記リンク先ファイルのパスが存在するか否かを判別する(ステップS604)。
ステップS604での判別結果が否定すなわちデータベース部105の、どのデータベースレコード202のファイルパス格納部203にも、その様なリンク先ファイルのパスが存在しない場合は、今回新たに作成されたショートカットに対応するデータベースレコード202を新たに作成する(ステップS605)。そして、データベースレコード202のファイルパス格納部203に前記リンク先ファイルのパスを格納し(ステップS606)、また、データベースレコード202のショートカットパス格納部204に前記ショートカットのパスを格納する(ステップS607)。
一方、ステップS604での判別結果が肯定すなわちデータベース部105のいずれかのデータベースレコード202のファイルパス格納部203に前記リンク先ファイルのパスが存在していることが判別された場合、そのリンク先ファイルに対するデータベースレコード202が既に作成されているので、既にあるデータベースレコード202のショートカットパス格納部204に前記ショートカットのパスを格納する(ステップS607)。
そして、ステップS608において、データベースレコード操作処理の終了が選択されているか否かが判別され、この判別結果が肯定であれば図6のデータベースレコード操作ルーチンの実行を終了する一方、判別結果が否定であればステップS601に戻る。
以上で本発明の一実施形態によるファイル管理装置の説明を終了するが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、複数のショートカットがリンクされているファイルを管理対象ファイルとし、管理対象ファイルおよびショートカットについての情報を予めデータベース化したが、一つのショートカットのみがリンクされているファイルをも管理対象ファイルとして同様のデータベースを作成するようにしてもよい。この変形例では、図4のステップS401での判別条件が「ショートカットの有無」に変更される。また、一つのショートカットのみがリンクされているファイルに対して同ショートカットから内容変更を伴うアクセスがあった場合に、同ファイルに対応するデータベースレコードを作成すると共に同ファイルのコピーを作成するようにしてもよい。
上記実施形態では、ファイル群格納部に格納済みのファイルにリンクする一つ目のショートカットが新たに作成されたときにデータベースレコードを新たに作成するようにしたが(図6のステップS603〜S606を参照)、2つ目のショートカットが作成されてから新たなデータベースレコードを作成するようにしてもよい。この場合、ステップS603での判別条件を「2つ目のショートカットが作成されたか」に変更する。
また、リンク先ファイルに対してショートカットからファイルの内容変更を伴うアクセスがあったとき、内容変更作業に利用するコピーファイルを作成するばかりでなく、リンク先ファイルにリンクされた別のショートカットを新たに自動作成して、バックアップとなる変更前ファイルにアクセスする手段を必ず残すようにしてもよい。
上記実施形態ではファイル管理装置をマイクロコンピュータ等によって構成するようにしたが、ファイル管理装置の各部をハードウェアにより構成して上記実施形態の機能を実現するようにしてもよい。
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
101 入出力インタフェース部
102 記憶部
103 制御部
104 ファイル群格納部
105 データベース部
106 データベース制御部
107 ファイルアクセス監視部
108 ファイル制御部
201 データベースレコード群
202、320 データベースレコード
203 ファイルパス格納部
204 ショートカットパス格納部
302、305、311 Zファイルへのショートカット
308 Zファイル
Claims (12)
- 格納済みファイルにリンクされたショートカットが有ることを判別したとき前記格納済みファイルに関する情報および前記ショートカットに関する情報を格納する格納工程と、
前記ショートカットを介して前記格納済みファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルをコピーするコピー工程と、
前記内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットに関する情報を削除する削除工程と
を備えることを特徴とするファイル管理方法。 - 前記格納工程において、同一の格納済みファイルにリンクされたショートカットがあるか否かを判別し、そのようなショートカットがあることを判別したとき前記同一の格納済みファイルに関する情報および該ファイルにリンクされたショートカットに関する情報を格納することを特徴とする請求項1に記載のファイル管理方法。
- 前記格納工程において、前記同一の格納済みファイルにリンクされたショートカットがあることを判別した場合、該ファイルに対応した情報を格納するデータベースレコードを設け、前記格納済みファイルに関する情報および該ファイルにリンクされたショートカットに関する情報を前記データベースレコードに格納することを特徴とする請求項2に記載のファイル管理方法。
- 前記内容変更を伴うアクセスが行われて前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルがコピーされたとき、該格納済みファイルのコピーに対して前記内容変更を施すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のファイル管理方法。
- 前記格納済みファイルにリンクされた新たなショートカットが作成されたとき前記新たなショートカットに関する情報を格納することを特徴とする請求項1に記載のファイル管理方法。
- 新たなショートカットが作成されたとき該新たなショートカットがリンクされた格納済みファイルに対応するデータベースレコードが設けられているか否かを判別し、データベースレコードが設けられていなければ新たなデータベースレコードを作成して前記新たなショートカットがリンクされた格納済みファイルに関する情報および前記新たなショートカットに関する情報を前記新たなデータベースレコードに格納する一方、そのようなデータベースレコードが設けられていれば該データベースレコードに前記新たなショートカットに関する情報を格納することを特徴とする請求項3に記載のファイル管理方法。
- 入力されたファイルを格納するファイル群格納部と、
前記ファイル群格納部に格納済みのファイルに関する情報と前記格納済みのファイルにリンクされたショートカットに関する情報とを格納するデータベース部と、
前記ショートカットを介して前記格納済みのファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われたか否かを監視するファイルアクセス監視部と、
前記内容変更を伴うアクセスが行われたことが前記ファイルアクセス監視部により判別された場合、前記格納済みのファイルを前記ショートカットの場所にコピーするファイル制御部と、
前記内容変更を伴うアクセスが行われたことが前記ファイルアクセス監視部により判別された場合、前記ショートカットに関する情報を前記データベース部から削除するデータベース制御部と
を備えることを特徴とするファイル管理装置。 - 前記データベース制御部は、同一の格納済みファイルにリンクされたショートカットがあるか否かを判別し、そのようなショートカットがあることを判別したとき前記同一の格納済みファイルに対応する一つのデータベースレコードを前記データベース部に設け、前記同一の格納済みファイルに関する情報および該ファイルにリンクされたショートカットに関する情報を前記データベースレコードに格納することを特徴とする請求項7に記載のファイル管理装置。
- 前記内容変更を伴うアクセスが行われて前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルがコピーされたとき、前記ファイル制御部は、該格納済みファイルのコピーに対して前記内容変更を施すことを特徴とする請求項8に記載のファイル管理装置。
- 前記格納済みファイルにリンクされた新たなショートカットが作成されたことが前記ファイルアクセス監視部により判別されたとき、前記ファイルアクセス監視部から送信される前記新たなショートカットに関する情報および該新たなショートカットがリンクされた格納済みファイルに関する情報に基づき、前記データベース制御部は、前記新たなショートカットがリンクされた格納済みファイルに対応するデータベースレコードが設けられているか否かを更に判別し、データベースレコードが設けられていなければ新たなデータベースレコードを作成して前記新たなショートカットがリンクされた格納済みファイルに関する情報および前記新たなショートカットに関する情報を前記新たなデータベースレコードに格納する一方、そのようなデータベースレコードが設けられていれば該データベースレコードに前記新たなショートカットに関する情報を格納することを特徴とする請求項8に記載のファイル管理装置。
- 格納済みファイルにリンクされたショートカットが有ることを判別したとき前記格納済みファイルに関する情報および前記ショートカットに関する情報を格納する格納モジュールと、
前記ショートカットを介して前記格納済みファイルに対して内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットの場所に前記格納済みファイルをコピーするコピーモジュールと、
前記内容変更を伴うアクセスが行われた場合、前記ショートカットに関する情報を削除する削除モジュールと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018173714A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 日本電気株式会社 | 共有装置、共有システム、共有方法、および共有プログラム |
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2005
- 2005-07-01 JP JP2005193826A patent/JP2007011864A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018173714A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 日本電気株式会社 | 共有装置、共有システム、共有方法、および共有プログラム |
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