JP2007010966A - 光スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光損失が低減された安価で小型な光スイッチ装置を提供すること。
【解決手段】入力光ファイバ102と出力光ファイバ103と、光信号を波長の異なる複数の光信号に分波するグレーティング107と、分波された光信号を各々反射し出力光ファイバ103に対し適宜方向付ける、各々傾斜可能な複数の可動ミラー108a等と、各可動ミラー108a等の傾斜角度を各々検出するミラー角度検出器109a等と、複数の波長の光信号を識別する波長番号λno及び入力光ファイバ102または出力光ファイバ103を識別する出力先番号103を各可動ミラー108a等の傾斜角度に関連付けるテーブル111と、テーブル111から出力される傾斜角度ADとミラー角度検出器109a等からの出力とが一致するように可動ミラー108a等をフィードバック制御する制御回路110とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光スイッチ装置、特に多重されている複数の波長の光信号を波長ごとに出力する光スイッチ装置に関するものである。
従来、光ファイバ通信においては波長の異なる複数の光を用いて独立した信号を多重伝送し、光ファイバ1本あたりの伝送容量を増大させる波長多重(WDM)通信が広く行われている。波長多重通信においては、各ノードにて各信号ごとに、即ち波長ごとに、次の伝送先ノードを選択するためのスイッチが必要となる。
例えば、特許文献1には、このような目的で使用される光スイッチが開示されている。入力ファイバから入射した波長多重光は、グレーティングで分波される。分波された光は、それぞれ波長ごとにMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー上に結像する。そして、MEMSミラーの傾斜角度を変化させる。これにより、波長ごとに出力ファイバを切り替える(選択する)ことができる。このような光スイッチにより、光−電気変換を行うことなしに、各光信号ごとに、即ち波長ごとに出力先の光ファイバを選択することが可能となる。
米国特許第6,625,346号明細書
特許文献1に記載された光スイッチにおけるミラーの角度制御は、まず、タップで一部の光量を取り出している。そして、スペクトル・モニター(Spectral Monitor)で取り出した光をモニタする。これにより、波長ごとに、即ちミラーごとに角度制御が行われている。
このように従来技術の光スイッチでは、ミラーの傾斜角度を制御するために、外部にタップやスペクトル・モニターが必要とされる。このため、タップによる光損失の増大を招いてしまう。さらに、スペクトル・モニターの設置のために装置の大型化やコストアップを生じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光損失が低減された安価で小型な光スイッチ装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、複数の波長の光信号が多重されて入力される少なくとも一つの入力光ファイバと、少なくとも一つの出力光ファイバと、入力光ファイバからの光信号を波長の異なる複数の光信号に分波する分光器と、分光器からの分波された光信号を各々反射し出力光ファイバに対し適宜方向付ける、各々傾斜可能な複数の可動ミラーと、各可動ミラーの傾斜角度を各々検出するミラー角度検出器と、複数の波長の光信号を識別する第一の値及び入力光ファイバまたは出力光ファイバを識別する第二の値を各可動ミラーの傾斜角度に関連付ける第一の演算器と、第一の演算器から出力される可動ミラーの傾斜角度値とミラー角度検出器からの出力とが一致するように可動ミラーをフィードバック制御する制御回路と、を有することを特徴とする光スイッチ装置を提供できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、第一の値及び第二の値を各可動ミラーの駆動電圧または駆動電流に関連付ける第二の演算器をさらに有し、第二の演算器の出力は、制御回路に対して加算されることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、第一の演算器は、更に、光信号に与える減衰量に相当する第三の値を各可動ミラーの傾斜角度に関連付けることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、可動ミラーは、ミラーが形成された可動部と、固定部と、可動部を固定部に対し傾斜可能に支持する弾性支持部と、固定部に接続され可動部と対向するよう設けられたベース基板と、ベース基板に設けられた固定電極と、可動部に設けられた可動電極とを有し、ミラー角度検出器は、固定電極と可動電極の間の静電容量に基づいて可動ミラーの傾斜角を検出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定電極及び可動電極のうちのいずれか一方は、可動部の傾斜軸を挟んで略対称に設けられた第一の独立電極及び第二の独立電極の2つの電極から成り、固定電極及び可動電極のうちの他方は、同電位となる1つの共通電極から成り、ミラー角度検出器は、第一の独立電極と共通電極により構成される第一の容量と、第二の独立電極と共通電極により構成される第二の容量と、の差分に基づいて可動ミラーの傾斜角度を検出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定電極は第一の独立電極と第二の独立電極とを構成しており、可動電極は共通電極を構成していることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、第一の独立電極に第一のリファレンス信号を印加し、
第二の独立電極に第一のリファレンス信号とは位相が約180度異なる第二のリファレンス信号を印加し、共通電極に現れる信号を検出することによって第一の容量と第二の容量の差分を検出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定部またはベース基板に、第一のリファレンス信号及び第二のリファレンス信号を発生するとともに共通電極から取り出した信号を増幅するアンプ回路が設けられていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、弾性支持部は可動部を挟んで略対称に第一弾性支持部と第二弾性支持部が設けられ、第一弾性支持部と第二弾性支持部を結ぶ直線は可動ミラーが複数設けられている方向と略直交しており、可動電極からの配線の取出しが、第一弾性支持部または第二弾性支持部に沿って行なわれていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、所定の側から順に数えて奇数番目に配置されている可動ミラーにおいては可動電極からの配線の取出しが第一弾性支持部に沿って行われ、偶数番目に配置されている可動ミラーにおいては可動電極からの配線の取出しが第二弾性支持部に沿って行われていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定部とベース基板を電気的に接続するための複数の金属柱を有し、可動電極からの配線は金属柱を介してベース基板へ各々接続されることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定部上に設けられた固定駆動電極と、可動部上に固定駆動電極と対向して設けられた可動駆動電極と、を有し、固定駆動電極と可動駆動電極との間の静電引力によって可動部を傾斜させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、固定電極と固定駆動電極、及び可動電極と可動駆動電極が電気的に分離して設けられていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、可動駆動電極からの配線の引き出しと、可動電極からの配線の引き出しとが、可動ミラーを挟んで逆側へ行われることが望ましい。
本発明に係る光スイッチ装置では、第一の演算器は、複数の波長の光信号を識別する第一の値、及び入力光ファイバまたは出力光ファイバを識別する第二の値を各可動ミラーの傾斜角度に関連付ける。そして、制御回路は、第一の演算器から出力される可動ミラーの傾斜角度値とミラー角度検出器からの出力とが一致するように可動ミラーをフィードバック制御する。これにより、タップで一部の光量を取り出すことが不要となる。このため、光損失を低減できる。また、スペクトル・モニターを別途配置する必要がない。このため、装置の大型化やコストアップを生じない。この結果、本発明によれば、光損失が低減された安価で小型な光スイッチ装置を提供できる。
以下に、本発明の実施例に係る光スイッチ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1の光スイッチ装置100の概略構成を示す。光スイッチ装置100は、多重されている複数の波長の光信号を波長ごとに出力する波長選択型の光スイッチ装置である。光スイッチ装置100は、入力光ファイバ102、出力光ファイバ103、コリメータレンズアレイ104、レンズ105、レンズ106、グレーティング107、可動ミラーアレイ108、角度センサアレイ109、制御回路110、テーブル111から構成される。
光スイッチ装置100は、入力光ファイバ102から入力される波長多重された光信号を、出力光ファイバ103のいずれかに対し、波長ごとに出力先を選択して出力することができる。出力光ファイバ103は、複数の光ファイバ103a、103b、103c、103dから構成されている。これにより、波長多重された個別の信号を電気信号に戻すことなく、光のままで波長ごとにルーティングすることができる。
(基本動作)
まず、スイッチ装置100の基本動作を説明する。異なる波長を有する独立した光信号は、多重された状態で入力光ファイバ102へ入力される。入力された光は、入力光ファイバ102から出射して、コリメータレンズ104cに入射する。コリメータレンズ104cは、入射した光を平行光に変換して射出する。コリメータレンズ104cを出射した光は、正の屈折力を有するレンズ105と、正の屈折力を有するレンズ106を透過して、グレーティング107に入射する。レンズ105とレンズ106とは、例えば、それぞれ両凸形状を有している。
分光器に対応するグレーティング107は、入射した光を波長ごとに異なる角度で反射する。反射された光は、再びレンズ106を透過する。レンズ106を透過した光は、波長ごとに異なった位置に集光、照射される。
可動ミラーアレイ108は、複数の独立した可動ミラー108a、108b、108c・・・・(以下、適宜、「可動ミラー108a等」という。)を有している。各可動ミラー108a等は、それぞれの波長の光が照射される位置に設けられている。
各可動ミラー108a等の傾斜角度は、独立して変化させることができる。傾斜角度を変化させることで、反射光の角度を変えることができる。可動ミラーアレイ108により、入射光とは異なった方向に反射された光は、入射光とは逆の経路を進行する。
可動ミラー108a等で反射された光は、例えば、コリメータレンズ104aを透過して、出力光ファイバ103aに入射する。このように、可動ミラー108a等の角度を適宜変化させることによって、可動ミラーごとに、即ち波長ごとに、出力先の光ファイバを選択することが可能となる。
(制御系の説明)
可動ミラー108a等は、制御回路110により制御される。可動ミラー108a等は、ミラーの傾斜角を検出する角度センサアレイ109と一体的に構成されている。角度センサアレイ109は、各可動ミラー108a等に対応して設けられている角度センサ109a、109b・・・(以下、適宜、「角度センサ109a等」という。)から構成されている。制御回路110は、角度センサ109a等により検出された各可動ミラー108a等の現在の傾斜角度(検出値)と、テーブル111から出力されるミラー角度の目標値とが一致するよう、フィードバック制御を行う。フィードバック制御の詳細については後述する。
テーブル111は、複数の波長の光信号を識別する波長番号λno(第一の値)と入力光ファイバ102または出力光ファイバ103を識別する出力先番号OUTno(第二の値)とを各可動ミラー108a等の傾斜角度に関連付ける。テーブル111の詳細な構成、機能については後述する。
図示しない上位のコントローラは、n番目の波長の光をm番の出力光ファイバに向ける、という指示情報を出力する(n、mは任意の整数)。テーブル111は、コントローラからの指示情報に基づいて、必要な各可動ミラー108a等の傾斜角度の値を出力する。これらの動作は、可動ミラーアレイ108に設けられた個々の各可動ミラー108a等すべてについて行われる。
(可動ミラー周辺の構造)
可動ミラーアレイ108、角度センサアレイ109の周辺の構成を図2に示す。可動ミラーアレイ108は、ミラー基板121と、ベース基板122から構成される。ミラー基板121とベース基板122は、バンプ123により所定の間隔をもって接続されている。ミラー基板121およびベース基板122には複数の電極が設けられており、電極間の容量を検出することにより可動ミラー108a等の傾斜角度が検出される。
このように、ミラー基板121、ベース基板122は、可動ミラーアレイ108を形成するとともに、角度センサアレイ109の機能も兼用している。また、ベース基板122の上には、容量変化を電圧に変換するため、即ち傾斜角度に対応する信号を電圧として出力するためのアンプ124が設けられている。これらの詳細については後述する。
(可動ミラーの詳細)
可動ミラーアレイ108および角度センサアレイ109の細部を図3に示す。図3では、可動ミラーアレイ108または角度センサアレイ109を構成するアレイ状の複数の可動ミラー108a等または角度センサ109a等のうち、1つのみの構成を示している。
ミラー基板121には、可動板131、ヒンジ132、フレーム133が設けられている。フレーム133は、バンプ123を介してベース基板122に固定されている。可動板131は、一対のヒンジ132により回転可能に支持されている。一対のヒンジ132は、第一弾性指示部、第二弾性指示部に対応する。これにより、可動板131はその傾斜角度を変更することができる。また、可動板131の表面(図3での上方)は、光を反射するため金等の反射膜が形成されている。
ベース基板122には、固定電極群134が設けられている。可動板131の裏面(図3での下方)には、可動電極群135が設けられている。可動板131の傾斜角度は、固定電極群134と可動電極群135の間で作用する静電力に対応して決定される。同時に、可動板131の傾斜角度の検出が、固定電極群134と可動電極群135の間で形成される静電容量の変化により行われる。
(電極構成の詳細)
固定電極群134、可動電極群135は、各々ベース基板122、ミラー基板121の上に、図4、図5に示すように構成されている。図4は可動電極群135の上面図、図5は固定電極群134の上面図である。可動板131には、可動電極として可動側センサ電極141a、141bと、可動側駆動電極142が設けられている。可動側センサ電極141a、141bは結線されており、電気的にはひとつの電極と考えることができる。可動側センサ電極141a、141bからの可動部側センサ電極配線144と、可動側駆動電極142からの可動側駆動電極配線145とは、それぞれ逆側のヒンジ132に沿って引き出されている。
例えば、可動側センサ電極141a、141bからの配線は、可動側バンプ用電極143から、図示しないバンプを介してベース基板122側へと接続される。隣接する可動板131も同様に可動側駆動電極と可動側センサ電極が設けられている。そして、それぞれの配線は上述の配線とは逆向きに引き出されている。このように、駆動電極またはセンサ電極からの配線の引き出し方向が、所定側から数えて奇数番目に配置されている可動板131(ミラー)と、偶数番目に配置されている可動板131とは、逆向きとなっている。
可動板131と対向するベース基板122には、それぞれ2つの固定側センサ電極151a、151b、固定側駆動電極152a、152bが設けられている。また、図示しないバンプを介して可動側バンプ用電極143と接続されている固定側バンプ用電極153が設けられている。固定側センサ電極151a、151bからの固定側センサ電極配線154は、固定側バンプ用電極153の側に引き出され、固定側駆動電極152a、152bからの固定側駆動電極配線155は、これとは逆側に引き出されている。また、ベース基板122においても、ミラー基板121と同様に、隣接する電極群では駆動電極またはセンサ電極からの配線の引き出し方向が逆方向となっている。
なお図4、図5は、いずれもミラー面側から見た構成を示す図である。ミラー基板121とベース基板122は、互いにこの位置関係のまま図3のように上下に接合される。即ち、図4のミラー基板121の図は下面側に設けられた電極を上面側からみて描いたものである。
(駆動の原理)
上述したように、可動ミラー108a等の傾斜、即ち可動板131の傾斜は、静電力によって行われる。これは、可動側駆動電極142を一定電位(例えば、GND電位)とし、固定側駆動電極152a、152bに異なった電圧を与えることにより実現できる。例えば、固定側駆動電極152aに固定側駆動電極152bよりも高い(絶対値が大きい)電圧を与えると、可動側駆動電極142との間でより強く静電引力が発生する。このため、可動板131は固定側駆動電極152aの側がベース基板122に近づくように傾斜する。
(傾斜角度検出の原理)
一方、可動ミラー108a等の傾斜角度の検出は、静電容量の変化を検出することによって行われる。これは、可動側センサ電極141a、141bと固定側センサ電極151a、151bとの間の容量に基づいて行われる。両電極間の距離が小さければ静電容量が大きくなる。これに対して、両電極間の距離が大きくなると静電容量は小さくなる。このため、静電容量を検出することで、可動ミラー108a等の傾斜角度の検出を行うことができる。
具体的には、固定側センサ電極151aと可動側センサ電極141aの間の容量(第一の容量)と、固定側センサ電極151bと可動側センサ電極141bの間の容量(第二の容量)との差分を求める。これにより、可動部131の傾斜角度を、傾斜方向を含めて(符号付きで)検出できる。例えば、可動部131の可動部側センサ電極141aがベース基板122に近づくように傾斜するとき、第一の容量は第二の容量よりも大きくなる。第一の容量と第二の容量との差分を求めることで、差分の正負の符号と量とにより可動板131、即ち可動ミラー108a等の傾斜角度を検出できる。
本実施例においては、第一の容量と第二の容量の差分の検出は図6に示す方式で行われる。一般的に容量の検出は、正弦波や矩形波を容量に印加し、そのインピーダンスをアンプで電圧に変換すること、または容量にチャージされた電荷をアンプで検出することによって行われる。
本実施例の場合は、第一の容量と第二の容量との差分を求める。上述したように可動側センサ電極141aと可動側センサ電極141bを可動側センサ電極配線144により結線した状態で、固定側センサ電極151a、151bに逆極性の位相が180度異なる矩形波を印加している。これにより、共通電極である可動部側センサ電極141a、141bには、容量の差分に応じた信号が現れる。例えば、可動板131がベース基板122に対して水平であれば、第一の容量と第二の容量とは同じである。このため、可動部側センサ電極141a、141bには信号は現れない。
具体的には、パルス発生回路157は、所定周期の矩形パルス信号S2を発生する。矩形パルス信号S2を固定側センサ電極151bに与える。また、反転回路158を通して極性を反転させた矩形パルス信号S3を固定側センサ電極151aに与える。これにより、容量差に相当するパルス信号が共通電極である可動側センサ電極141a、141bに現れる。この信号S1を可動部側センサ電極配線144やバンプ123を介して取り出す。そして、C−V変換回路156により、パルス発生回路157からの同期信号にあわせて振幅検出を行う。この結果、容量差即ち可動部131の傾斜角度を電圧信号として求めることができる。
(フィードバック系の説明)
このようにして得られた可動ミラー108a等の傾斜角度の情報は、図7に詳細構成を示す制御回路110によって可動ミラー108aの駆動信号へとフィードバックされる。不図示のコントローラからテーブル111に対して、切り替えトリガTRGと波長番号λnoと出力先番号OUTnoとが入力される。なお、制御回路110は、各可動ミラー108a等の数量に応じて設けられている。例えば、k個の可動ミラー108a等のとき、制御回路110もk個設けられている(kは任意の整数)。
図7に戻って説明を続ける。アンプ124からの出力は、角度検出値ADとして減算回路161に入力される。減算回路161にはテーブル111から出力される角度目標値ATも入力されている。そして、減算回路161は、角度検出値ADと角度目標値ATとの差分を求める。差分信号は周波数特性を安定化させるための位相補償回路162にて増幅される。増幅された信号は、駆動電圧を生成するための駆動電圧生成回路163に入力される。
駆動電圧生成回路163は、一対の固定側駆動電極152a、152bにそれぞれ印加されるべき電圧を演算する。具体的には、所定のバイアス電圧に対して位相補償回路162の出力を加算または減算する演算が行われ、各固定側駆動電極152a、152bに出力される電圧が決まる。この電圧はドライバ164a、164bを介して増幅され、固定側駆動電極152a、152bへと印加される。
ここで、減算回路161により求められる誤差信号の極性とドライバ164a、164bによって駆動される可動部131の回転の極性との関係が、誤差が減る方向に可動部131が駆動されるように制御を行なう。これにより、常に誤差を略ゼロにできる。換言すると、角度目標値ATに対して角度検出値ADを一致させるためのフィードバック制御を行なうことができる。
(テーブルの動作)
制御回路110へ与えられる角度目標値ATは、テーブル111により求められる。本実施例の光スイッチ装置100では、独立した複数の波長の光を、それぞれいずれかの出力光ファイバ103a等へと低損失で結合させる必要がある。このため、テーブル111は、上述したように、波長ごとに、換言すると個々の可動ミラー108a等ごとに、出力先の光ファイバに応じたミラー角度の値を保持している。
テーブル111は、波長番号λnoと出力先番号OUTnoとミラーの角度目標値ATとが対応付けられて格納されている。切り替えトリガTRGは、選択する波長番号λnoと出力先番号OUTnoとを切り替えるための信号である。切り替えトリガTRGにより選択された波長番号λnoと出力先番号OUTnoとに対応するミラー角度目標値ATが出力される。
テーブル111は、波長、即ち可動ミラー108a等の番号と、出力ファイバ103に付されている番号とを入力とし、可動ミラー108aの角度目標値ATを出力としている。テーブル111は、例えば、ROMのアドレスに可動ミラー108a等の番号と出力光ファイバ103の番号とを与えて対応するデータを読み出すといった方法で実現することができる。なお、読み出された値は必要に応じてラッチされても良い。
図8は、テーブル111の構成を示す。ここで、波長番号λnoは、多重されている各波長に付された番号1〜Nである。また、出力先番号OUTnoは、出力光ファイバ103a、103b、103c、103dに対応する番号1〜4である。出力するミラー角度目標値ATは、角度の値そのものではなく、それに所定の係数、例えば角度センサアレイ109やアンプ124のゲインに相当する値を乗じた値であっても良い。
なお、波長番号λnoと出力先番号OUTnoとを可動ミラー108a等の角度目標値ATに関連付けることができれば、このような機能はテーブルとは異なる手段で実現することも可能である。例えば、上述した関係の理論式からプロセッサを用いて計算する手段、実験的な結果から近似式を導出して計算する手段、いくつかの実験的結果から内挿・外挿して求める手段等である。
以上説明したように本実施例の光スイッチ装置100では、可動ミラーアレイ108の各可動ミラー108a等に角度センサ109a等を設けている。そして、各可動ミラー108a等ごとに独立にフィードバック制御を行う。同時に、フィードバック制御の目標値を波長番号λnoと出力光ファイバの番号OUTnoとを入力とするテーブル111により求めるように構成されている。このため、可動ミラーアレイ108の制御を光スイッチ装置100の内部のみで行うことが可能となる。
本実施例では、出力光ファイバ103に結合した光を再度タップして可動ミラー制御のためのモニタを行う必要がなくなる。また、モニタ用のスペクトル・モニター等も不要となる。このため、タップによる光損失の増大や、スペクトル・モニターの設置によるコストやスペースの増大を避けることができる。
また、常に可動ミラー108a等の傾斜角度を所定角度に保つ制御が行われている。このため、各種の外乱、例えば温度の変動や振動・衝撃に対しても安定に動作する光スイッチ装置100を提供できる。
また、本実施例は、静電力によって可動ミラー108a等を駆動し、かつ静電容量の変化により可動ミラー108a等の傾斜角度を検出する構成である。このため、駆動部や角度センサ部分の構成を簡素化、単純にできる。この結果、可動ミラー108a等の周辺構造の大型化を避けることができる。従って、個々の可動ミラー108aをアレイ方向、即ち波長が分離される方向に密に整列させたフィルファクターの高い可動ミラーアレイ108を実現することができる。波長変動が生ずると各可動ミラー108a等における光スポットの位置がシフトしてしまう。ここで、密に整列させたフィルファクターの高い可動ミラーアレイ108は、ミラーとして機能する部分の領域が多い。このため、波長変動が生じたときでも、入射光を所定の方向へ反射させることができる。この結果、光損失を低減し、光学特性の変動が小さい光スイッチ装置100を実現できる。
また、可動ミラー108a等の傾斜角度を傾斜軸を挟んだ左右の2つの電極間容量の差分により求める構成としている。このため、各々の電極の周辺や電極へ至る配線などに浮遊容量が発生したときでも、浮遊容量の影響を受けずに可動ミラー108a等の傾斜角度を検出することが可能となる。これにより、より高精度な可動ミラー108a等の制御が可能となる。この結果、光スイッチ装置100の信頼性をより高めることができる。
また、この容量の差分の検出を、ベース基板122側の左右の電極に各々位相が180度異なるリファレンス信号を印加し、対向するミラー基板121側で結線して取り出すことにより行っている。このため、非常に単純な構成で容量の差分を検出することが可能となっている。
更に、本実施例では、このような結線を可動板131側で行っている。即ち、可動板131側に共通電極を設けている。このため、ミラー基板121側からベース基板122側へと渡す配線を少なくすることができる。この結果、光スイッチ装置100の製造が容易になる。
また、この共通電極からの配線の引出し方向を各可動ミラー108a等において所定の側から数えて偶数番目と奇数番目とのひとつおきに交互に行っている。このため、配線ピッチが広がり、かつミラー基板121の両側にバランスよくバンプ123を配置できる。これにより、配線の取り回しを容易に、かつ高い信頼性で行うことができる。
また、配線を可動ミラー108a等のアレイ方向とは略直交する方向に延びるヒンジ132に沿って取り出している。このため、可動ミラー108a等を密に配置することができる。この結果、上述したようにフィルファクターの高い可動ミラーアレイ108を実現することができる。このため、波長変動があったとき、光損失が低減され、光学特性の変動が小さい光スイッチ装置100を実現することができる。
また、ミラー基板121とベース基板122との接続をバンプ123により行っている。このため、複数点での基板間接続を一括して行うと同時に、ミラー基板121とベース基板122との間隔を静電駆動に適当な値に設定することができる。
また、アンプ124をベース基板122上の可動ミラー121の近くに配置することにより、電極間容量の差分を精度よく検出することができる。従って、可動ミラー108a等の傾斜角度を高精度で検出できる。
また、可動板131を駆動するための駆動電極を可動板131の傾斜角度を検出するためのセンサ電極とは独立して設けている。このため、可動ミラー108a等の駆動を行う経路とその角度の検出を行う経路との分離ができる。これにより、傾斜角度検出の精度が向上する。この結果、可動ミラー108a等の角度制御の精度を向上できる。更に一対のヒンジ132のそれぞれに沿って可動側駆動電極配線145と可動側センサ電極配線144を取り出している。このため、二つのヒンジ132に通る配線を各々1本にすることができ、ヒンジ132の特性を両側で揃えることができる。可動ミラーの機械的な駆動特性が向上するため、これによっても可動ミラー108a等の角度制御の精度は向上される。
(第一の変形例)
実施例1の光スイッチ装置100では図7に示したように角度検出値ADが角度目標値ATと一致するようなフィードバック制御を行っている。換言すると、可動ミラー108a等の駆動電圧は、角度検出値ADと角度目標値ATとの差分を増幅することによって生成されている。しかしながら、これに限られず、本変形例のように、図9に示す構成によるフィードフォワードを併用するようにしてもよい。
図9に示す制御回路110aは、テーブル111aにより、波長番号λnoと出力先光ファイバの番号OUTnoから、可動ミラー108a等の角度目標値ATに加えて、標準駆動電圧値SDを出力する。標準駆動電圧値SDは、加算回路171にて、位相補償回路162の出力に加算される。加算結果は、駆動電圧生成回路163へと入力される。このように、本変形例は、上記実施例1の制御回路110に比較して、テーブル111aと加算回路171が設けられている点が相違している。
図9の制御回路110aでは、標準駆動電圧値SDがフィードフォワードされる。そして、この信号が元になって可動ミラー108a等の駆動電圧が生成される。角度検出値ADと角度目標値ATとの差分によるフィードバック制御は、フィードフォワードの誤差(パラメータずれ)を修正するために動作する。このため、フィードバック制御系の負担が小さくなる。結果的に、可動ミラー108a等の傾斜角度制御の精度が向上する。また、フィードフォワード制御は動作が高速である。このため、可動ミラー108a等の動作を高速化できる。
従って、図9の制御回路110aを図7の制御回路110の代わりに使用すれば、さらに特性が安定で、かつスイッチ速度が高速な光スイッチ装置100を実現できる。ここで、テーブルの大型化や加算回路の追加が必要となる。このため、制御回路110aの設計に関しては、装置の全体設計のバランスにより判断することが望ましい。
(第二の変形例)
また、実施例1の光スイッチ装置では、出力される光量が大きくなるよう、損失が十分小さくなるよう動作するものとして説明している。ここで、テーブルを変更することにより、波長ごとに独立動作可能なアッテネーション機能を実現することもできる。これを実現するための構成を図10に示す。
第二の変形例は、実施例1に比較して、テーブル111bの構成が相違している。テーブル111bは、波長番号λno、出力先番号OUTnoに加えて、減衰量Bの指定を入力として有している。減衰量Bの指定値に応じて、可動ミラー108aの角度目標値ATを少しオフセットさせる。これにより、可動ミラー108a等は、オフセット量に応じて傾斜する。このため、出力ファイバへのカップリング効率が低下する。この結果、出力信号に所望の減衰を与えることができる。
テーブル111bに記憶させるデータは、実際に発生する減衰量と可動ミラー108a等の傾斜角度の関係を予め計算すること、またはキャリブレーションにより求めればよい。
このように、図10に示した制御回路210およびテーブル111bを用いることにより、わずかな変更によってアッテネーション機能を光スイッチ装置100に付加することが可能となる。
本変形例では、テーブルの変更のみなので部品点数の増加などは発生しない。また、実施例1と同様に、外部にモニタ用のスペクトル・モニター等を設ける必要がない。
(その他の変形例)
なお、以上の説明では入力光ファイバが1本、出力光ファイバが4本の場合について説明しているが、出力光ファイバの本数が増減可能なのは言うまでもない。また、図1とは逆向きに光を通すことにより、複数の入力光ファイバからの光を選択して1本の出力光ファイバへと出力することも可能である。いずれの場合においても、本発明によれば出力光ファイバ側にタップやスペクトル・モニターを設けることなく、可動ミラー108a等の制御を行うことができる。
また、光スイッチ装置を実現するための具体的な光学系、例えばレンズの具体的配置や分波用光学素子の選択は、適宜変更することができる。さらに、可動ミラー108a等を傾斜させる方向も、上述の説明と直交する方向(または中間的方向)とし、光ファイバもその方向に整列させる構成のような変形ができる。
また、上述の説明では容量変化により可動ミラー108の傾斜角度を検出する場合について述べたが、これは他の方式であってもよい。例えば、ヒンジ132部分に設けた歪みゲージで可動板131の傾斜を求める方法、またはミラー裏面側に光源と受光素子を設け、ミラー裏面での反射角の変化から傾斜角を検出する方法も考えられる。
また、容量変化で可動ミラー108a等の傾斜角度を検出する場合においても、第一の容量と第二の容量との差分として傾斜角度を検出するのではなく、ひとつの容量の絶対値変化から検出することも可能である。
さらに、第一の容量と第二の容量との差分を求める場合にも、独立電極を固定側・可動側いずれに設けるかは適宜最適に判断することができる。加えて、容量の差分を求める方法も、各々の容量の絶対値を求めてから差分を演算する方式でも良い。
また、複数の電極を分割して設ける方向は、上述した説明と直交する方向とすることも可能である。さらに、複数の電極を分割して設ける方向を、上述した説明と同じ方向に分割する場合においても、駆動電極とセンサ電極とを内外逆にする構成も可能である。
このように、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
以上のように、本発明に係る光スイッチ装置は、光損失が低減された安価で小型な光スイッチ装置に有用である。
本発明の実施例1に係る光スイッチ装置の概略構成を示す図である。 実施例1の可動板近傍の構成を示す図である。 実施例1の可動板の近傍の構成を拡大して示す図である。 実施例1の可動側の電極の構成を示す図である。 実施例1の固定側の電極の構成を示す図である。 実施例1の容量検出のための構成を示す図である。 実施例1の制御回路の構成を示す図である。 実施例1のテーブルの構成を示す図である。 実施例1の第一の変形例の制御回路の構成を示す図である。 実施例1の第二の変形例の制御回路の構成を示す図である。
符号の説明
100 光スイッチ装置
102 入力光ファイバ
103 出力光ファイバ
103a、103b、103c、103d 出力光ファイバ
104 コリメータレンズアレイ
105、106 レンズ
107 グレーティング
108 可動ミラーアレイ
108a、108b 可動ミラー
109 角度センサアレイ
109a、109b 角度センサ
110 制御回路
111、111a、111b テーブル
121 ミラー基板
122 ベース基板
123 バンプ
124 アンプ
131 可動板
132 ヒンジ
133 フレーム
134 固定電極
135 可動電極
136 バンプ用電極
141a、141b 可動側センサ電極
142 可動側駆動電極
143 可動側駆動電極
144 可動側センサ電極配線
151a、151b 固定側センサ電極
152a、152b 固定側駆動電極
153 固定側バンプ用電極
155 固定側駆動電極配線
156 C−V変換回路
157 パルス発生回路
158 反転回路
161 減算回路
162 位相補償回路
163 駆動電圧生成回路
162a、164b ドライバ
171 加算回路
λno 波長番号
OUTno 出力先番号
AT 角度目標値
AD 角度検出値

Claims (14)

  1. 複数の波長の光信号が多重されて入力される少なくとも一つの入力光ファイバと、
    少なくとも一つの出力光ファイバと、
    前記入力光ファイバからの光信号を波長の異なる複数の光信号に分波する分光器と、
    前記分光器からの分波された光信号を各々反射し前記出力光ファイバに対し適宜方向付ける、各々傾斜可能な複数の可動ミラーと、
    前記各可動ミラーの傾斜角度を各々検出するミラー角度検出器と、
    前記複数の波長の光信号を識別する第一の値及び前記入力光ファイバまたは前記出力光ファイバを識別する第二の値を前記各可動ミラーの傾斜角度に関連付ける第一の演算器と、
    前記第一の演算器から出力される可動ミラーの傾斜角度値と前記ミラー角度検出器からの出力とが一致するように前記可動ミラーをフィードバック制御する制御回路と、
    を有することを特徴とする光スイッチ装置。
  2. 前記第一の値及び前記第二の値を前記各可動ミラーの駆動電圧または駆動電流に関連付ける第二の演算器をさらに有し、
    前記第二の演算器の出力は、前記制御回路に対して加算されることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ装置。
  3. 前記第一の演算器は、更に、前記光信号に与える減衰量に相当する第三の値を前記各可動ミラーの傾斜角度に関連付けることを特徴とする請求項1または2に記載の光スイッチ装置。
  4. 前記可動ミラーは、ミラーが形成された可動部と、
    固定部と、
    前記可動部を前記固定部に対し傾斜可能に支持する弾性支持部と、
    前記固定部に接続され前記可動部と対向するよう設けられたベース基板と、
    前記ベース基板に設けられた固定電極と、
    前記可動部に設けられた可動電極とを有し、
    前記ミラー角度検出器は、前記固定電極と前記可動電極の間の静電容量に基づいて前記可動ミラーの傾斜角を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光スイッチ装置。
  5. 前記固定電極及び前記可動電極のうちのいずれか一方は、前記可動部の傾斜軸を挟んで略対称に設けられた第一の独立電極及び第二の独立電極の2つの電極から成り、
    前記固定電極及び前記可動電極のうちの他方は、同電位となる1つの共通電極から成り、
    前記ミラー角度検出器は、前記第一の独立電極と前記共通電極により構成される第一の容量と、前記第二の独立電極と前記共通電極により構成される第二の容量と、の差分に基づいて前記可動ミラーの傾斜角度を検出することを特徴とする請求項4に記載の光スイッチ装置。
  6. 前記固定電極は前記第一の独立電極と前記第二の独立電極とを構成しており、
    前記可動電極は前記共通電極を構成していることを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
  7. 前記第一の独立電極に第一のリファレンス信号を印加し、
    前記第二の独立電極に前記第一のリファレンス信号とは位相が約180度異なる第二のリファレンス信号を印加し、
    前記共通電極に現れる信号を検出することによって前記第一の容量と前記第二の容量の差分を検出することを特徴とする請求項5に記載の光スイッチ装置。
  8. 前記固定部または前記ベース基板に、前記第一のリファレンス信号及び前記第二のリファレンス信号を発生するとともに前記共通電極から取り出した信号を増幅するアンプ回路が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の光スイッチ装置。
  9. 前記弾性支持部は前記可動部を挟んで略対称に第一弾性支持部と第二弾性支持部が設けられ、
    前記第一弾性支持部と前記第二弾性支持部を結ぶ直線は前記可動ミラーが複数設けられている方向と略直交しており、
    前記可動電極からの配線の取出しが、前記第一弾性支持部または前記第二弾性支持部に沿って行なわれていることを特徴とする請求項7に記載の光スイッチ装置。
  10. 所定の側から順に数えて奇数番目に配置されている前記可動ミラーにおいては前記可動電極からの配線の取出しが前記第一弾性支持部に沿って行われ、
    偶数番目に配置されている前記可動ミラーにおいては前記可動電極からの配線の取出しが前記第二弾性支持部に沿って行われていること特徴とする請求項9に記載の光スイッチ装置。
  11. 前記固定部と前記ベース基板を電気的に接続するための複数の金属柱を有し、
    前記可動電極からの配線は前記金属柱を介して前記ベース基板へ各々接続されることを特徴とする請求項9に記載の光スイッチ装置。
  12. 前記固定部上に設けられた固定駆動電極と、
    前記可動部上に前記固定駆動電極と対向して設けられた可動駆動電極と、を有し、
    前記固定駆動電極と前記可動駆動電極との間の静電引力によって前記可動部を傾斜させることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一項に記載の光スイッチ装置。
  13. 前記固定電極と前記固定駆動電極、及び前記可動電極と前記可動駆動電極が電気的に分離して設けられていることを特徴とする請求項12に記載の光スイッチ装置。
  14. 前記可動駆動電極からの配線の引き出しと、前記可動電極からの配線の引き出しとが、前記可動ミラーを挟んで逆側へ行われることを特徴とする請求項12に記載の光スイッチ装置。
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