JP2007010546A - 車両台上試験装置及び車両台上試験装置用回転制御パッド - Google Patents

車両台上試験装置及び車両台上試験装置用回転制御パッド Download PDF

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Abstract

【課題】より実走行に近いトルク伝達を再現可能な車両台上試験装置を提供する。
【解決手段】車両台上試験装置10は、ホイールハブ12に固定されたブレーキロータ28を、車両駆動方向には回転を許し、車両制動方向には回転を止める回転制限手段を備える。回転制限手段は、保持部24に固定されたブレーキキャリパ26に装着され、ブレーキロータ28の摺接面29を押圧してブレーキロータ28の回転を止める回転制限パッド50であり、車両駆動方向にはブレーキロータ28の回転を許すことで、ホイールハブ12に入力されたトルクは、これと係合する動力伝達系に伝達され、エンジンマウント48に力が作用する。一方、車両制動方向にはブレーキロータ28の回転を止めることで、ホイールハブ12に入力されたトルクは、保持部24に伝達され、保持部24に接続される懸架系に力が作用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に路面反力を模擬した振動を入力して台上試験を行う装置に関し、詳細には、車輪が装着されるホイールハブに力やトルクを入力して試験車両を加振する台上試験装置の改良に関する。
従来から、車両構成部品の耐久性等を評価するために、台上において実際の車両走行状態(以下、実走行と記す)を模擬した振動を車両に入力して試験を行う台上試験装置がある。試験の対象となる車両(以下、試験車両と記す)は、ホイールハブから車輪が外された状態で台上試験装置に固定される。台上試験装置は、試験車両にある全てのホイールハブに対して、それぞれ独立して多軸振動、すなわち車両左右方向、車両前後方向、車両上下方向の振動を入力することができる。これら振動を細かく制御して入力することで、台上試験装置は、実走行で車輪が路面から受ける反力(以下、路面反力と記す)を、台上で精度良く再現して入力することができる。
また、台上試験装置は、車軸まわりのモーメントであるトルクを、ホイールハブから車両に入力することもできる。従来例では、試験車両のブレーキを常にロックさせた状態とし、台上試験装置から実走行の車両制動時を模擬したトルクを、試験車両のホイールハブに入力することで、車両制動時におけるホイールハブから懸架系への制動トルクの伝達を再現している。これにより、懸架系の構成部品について、耐久性等の評価を行うことができる。
しかし、従来の台上試験装置においては、ホイールハブに係合している動力伝達系や、エンジン、及びエンジンマウント等の評価を行うことができなかった。実走行の車両駆動時においては、ドライブシャフト等の動力伝達系には、自らの駆動力の反力を路面より受ける。一方、台上試験においては、この路面反力により生じるトルクを再現してホイールハブから入力することにより、動力伝達系にトルクを伝達させて評価を行うことができる。しかしながら、従来の台上試験装置では、常にブレーキをロックさせた状態で試験を行っているため、ホイールハブに入力されたトルクを、懸架系が受けてしまい、動力伝達系には、トルクをほとんど伝達させることができなかった。当然、動力伝達系に係合するエンジンにもトルクを伝達させることはできず、トルクの伝達によりエンジンが揺動する力を、エンジンマウントに伝達させることができなかった。実走行の車両駆動時においては、動力伝達系に車両駆動方向のトルクが作用しているが、従来の台上試験装置においては、これを再現することができなかった。
そこで本発明は、より実走行に近いトルク伝達を再現可能な車両台上試験装置を提供する。
本発明の車両台上試験装置は、ホイールハブに固定されたブレーキロータを、車両駆動方向には回転を許し、車両制動方向には回転を止める回転制限手段を備える。車両駆動方向にはブレーキロータの回転を許すことで、ホイールハブに入力された駆動トルクは、これと係合する動力伝達系に伝達される。一方、車両制動方向にはブレーキロータの回転を止めることで、ホイールハブに入力された制動トルクは、保持部に伝達される。
ここで、試験車両のブレーキ機構は、ディスク式であり、回転制限手段は、保持部に固定されたブレーキキャリパに装着され、ブレーキロータの摺接面を押圧してブレーキロータの回転を止める回転制限パッドであることが好ましい。
また、回転制限パッドは、ブレーキロータの摺接面に対向して底面が形成されたキャビティと、ブレーキロータの摺接面と、キャビティ底面との間に設けられた移動体とを備え、キャビティは、前記摺接面からキャビティ底面までの距離が、移動体より小さい浅底部を有することが好ましい。ブレーキロータが車両制動方向に回転すると、移動体は、浅底部に向けて移動し、浅底部底面と摺接面との間に挟まれて摺接面を押圧することで、ブレーキロータの回転を止めることができる。一方、ブレーキロータが車両駆動方向に回転すると、移動体は、浅底部から抜け出て、摺接面を押圧することなく、ブレーキロータを回転自在にすることができる。
さらに、前記移動体は、ブレーキロータの摺接面及びキャビティ底面のうち少なくとも一方に接して転動する転動体であり、キャビティは、前記摺接面とキャビティ底面の距離が、転動体の直径より小さい浅底部を有することが好ましい。
また、回転制限手段は、ハブの回転方向に応じて試験車両のブレーキペダルを操作する、アクチュエータであることも好ましい。
また、本発明の車両台上試験装置用回転制御パッドは、ブレーキロータの摺接面に対向して底面が形成されたキャビティと、ブレーキロータの摺接面と、キャビティ底面との間に設けられた移動体とを備え、キャビティは、前記摺接面からキャビティ底面までの距離が、移動体より小さい浅底部を有する。ブレーキロータが車両制動方向に回転すると、移動体は、浅底部に向けて移動し、浅底部底面と摺接面との間に挟まれて摺接面を押圧することで、ブレーキロータの回転を止める。一方、ブレーキロータが車両駆動方向に回転すると、移動体は、浅底部から抜け出て、摺接面を押圧することなく、ブレーキロータを回転自在にする。
ここで、移動体は、ブレーキロータの摺接面及びキャビティ底面のうち少なくとも一方に接して転動する転動体であり、キャビティは、前記摺接面とキャビティ底面の距離が、転動体の直径より小さい浅底部を有することが好ましい。
本発明の台上試験装置によれば、ホイールハブに入力された車両駆動方向のトルクを、動力伝達系に伝達させて、より実走行に近いトルクの伝達を再現することができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。例として、6自由度の多軸振動(車両前後方向、車両左右方向、車両上下方向)を、試験車両1に入力して試験を行う台上試験装置10について説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、台上試験装置10から、試験車両1のホイールハブに車軸まわりのトルクを入力できる台上試験装置10であれば、本発明を適用することができる。
〔第1実施形態〕
本実施形態の車両台上試験について、図1〜図4を用いて説明する。図1には、試験車両が搭載された台上試験装置の側面を模式的に示し、図2には、試験車両の懸架装置の一例として、マクファーソン・ストラット式懸架装置の構成を示し、図3には、台上試験装置がホイールハブにトルクを入力する様子を模式的に示し、図4には、試験車両1の部品構成の一例を模式的に示す。
本実施形態の台上試験において、試験車両1(試験の対象となる車両)は、図1に示すように、実際の路面を走行する車両から、通常タイヤとホイールで構成される車輪が外された状態で試験装置10に搭載される。
まず、試験車両1の懸架装置22について、図2及び図4を用いて説明する。懸架装置22は、車輪が装着されるホイールハブ12と、これを回転可能に保持する保持部24と、車体30に対して保持部24を支持する懸架アーム32及び緩衝器34と、ホイールハブ12と係合するブレーキロータ28と、ブレーキロータ28を挟むように保持部24に固定されるブレーキキャリパ26とを有しており、以下に詳細を説明する。
ホイールハブ12は、植え込みボルトであるハブボルト12aを有しており、このハブボルト12aを用いて、ブレーキロータ28と、実走行においては車輪が、台上試験においてはアダプタ14が、それぞれホイールハブ12と一体に回転するよう、これに固定される。さらに、ホイールハブ12は、車両1の駆動軸であるドライブシャフト36と係合しており、ホイールハブ12とドライブシャフト36は、一体に回転する。
保持部24は、このホイールハブ12を回転可能に保持する部品であり、且つ懸架アーム32、緩衝器34、及びブレーキキャリパ26が固定される部品である。保持部24は、一般的にホイールハブ12と併せて、アクスルハブと呼ばれる。前輪の場合は、ナックルと一体に形成されており、後輪の場合は、緩衝器34と共にストラットの一部を構成する。図2に示す例では、保持部24の車両上方側には、緩衝器34が固定され、一方、車両下方側は懸架アーム32に固定されている。
懸架アーム32は、その一端がブッシュを介して車体30に装着されており、もう一端は、ボールジョイント33を介して保持部24に装着されている。この構造により、懸架アーム32は、車体30に対して保持部24を車両上下方向に移動可能に支持している。緩衝器34は、車両上方側が車体30に固定され、一方、車両下方側が保持部24に固定されている。緩衝器34は、ホイールハブ12から保持部24に伝達された車両上下方向の路面反力について車体30への入力を緩衝する。
さらに、保持部24には、内部にブレーキパッド27(図4を参照)を有するブレーキキャリパ26が固定されている。実際の車両においては、ブレーキキャリパ26は、車室内にあるブレーキペダル(図示せず)と連動しており、ブレーキペダルを操作すると、ブレーキパッド27がブレーキロータ28の摺接面を押圧し、ブレーキロータ28の回転を止めることができる。本実施形態の台上試験装置10においては、ブレーキキャリパ26に、当該試験装置10の構成部品である試験用ブレーキパッドが装着されている。この試験用ブレーキパッドは、ブレーキペダルの操作にかかわらず、ブレーキロータ28の所定方向(車両駆動方向)の回転を止めることができる回転制限パッドであり、以下、この試験用パッドを回転制限パッド50と記す。回転制限パッド50の構成については、後述する。
ブレーキロータ28は、ホイールハブ12と係合しており、ドライブシャフト36や、車輪又はアダプタ14と一体に回転する。ブレーキパッド27や、本実施形態の台上試験で用いられる回転制限パッド50が、ブレーキロータ28の両側にある摺接面29を押圧し、ブレーキロータ28の回転を止めることで、ブレーキロータ28に係合するホイールハブ12、ドライブシャフト36、車輪又はアダプタ14の回転が止まることとなる。
次に、本実施形態の台上試験装置10の構成について、図1及び図4を用いて説明する。台上試験装置10は、図1に示すように、試験車両1のホイールハブ12に装着されるアダプタ14と、アダプタ14に接続され、所定方向の加振力をアダプタ14に伝達させるロッド16と、このロッド16を駆動するアクチュエータ18と、アクチュエータ18を制御する制御装置20とを有している。なお、試験車両1の左右前後輪のホイールハブ12には、アダプタ14、ロッド16、及びアクチュエータ18が、それぞれ同様に接続されており、右後輪を例として、以下に詳細を説明する。
アダプタ14は、図4に示すように、ホイールを模した形状を呈しており、試験車両1のホイールハブ12に、ハブボルト12aを介してブレーキロータ28を中に挟んで固定される。図1に示すようにアダプタ14の車両前側と車両後側には、それぞれジョイント15a,15bを介して車両上下方向に延びるロッド16a,16bが接続されている。これらロッド16a,16bには、図示しないアクチュエータの一端に接続されており、アクチュエータの他端は、台上試験装置10に固定されている。アクチュエータが収縮・伸長を断続的に繰り返すよう駆動し、ロッド16a,16bを車両上下方向に加振することで、ロッド16a,16bからアダプタ14を介してホイールハブ12に、車両上下方向の振動を入力することができる。
さらに、ロッド16aとロッド16bには、車両前後方向に延びるロッド16dがジョイント15c,15dを介して接続されており、ロッド16aには、ジョイント15eを介して車両前後方向に延びるロッド16cが接続されている。ロッド16cのもう一端(車両後側)は、ジョイント15fを介して、部材17aに接続されている。部材17aには、ジョイント15f以外にも、その頂点に、ジョイント15g,15hが設けられている。ジョイント15gは、台上試験装置10に固定されており、一方ジョイント15hは、アクチュエータ18aの一端に固定されている。アクチュエータ18aのもう一端は、ジョイント15iで台上試験装置10に固定されている。
アクチュエータ18aを伸長させると、部材17は、ジョイント15gを支点として回動し、ジョイント15fは、車両後方(矢印Yで示す)に移動する。すると、ジョイント15fに接続しているロッド16cが車両後方に引かれ、さらに車両上下方向に延びるロッド16a、16bが、それぞれジョイント15j,15kを支点として車両後方に回動する。ロッド16a、16bに接続されたアダプタ14には、車両後方への力が入力される。
このようにアクチュエータ18aを伸長させることで、アダプタ14を介してホイールハブ12に車両後方への力を入力することができ、一方、アクチュエータ18aを収縮させることで、ホイールハブ12に車両前方への力を入力することができる。よって、アクチュエータ18aを、伸長・収縮を断続的に繰り返すよう駆動することで、ホイールハブ12に車両前後方向の振動を入力することができる。
台上試験装置10には、上述のようなアクチュエータ18、及びロッド16が、車両上下方向、車両前後方向だけでなく、車両左右方向にも設けられている。これにより、台上試験装置10は、試験車両1のホイールハブ12ごとに6自由度の多軸振動を入力することができる。さらに、これら各方向の振動を入力するアクチュエータ18、ロッド16、及びアダプタ14は、左右前後輪のホイールハブ12ごとに設けられている。
以上に説明したアクチュエータ18は、全て制御装置20に電気的に接続されている。制御装置20には、各方向の振動データが予め入力されており、上述のアクチュエータ18の駆動を、それぞれ協調して制御する。制御装置20で各ホイールハブ12に加える多軸振動の全てを制御することにより、台上試験装置10は、実走行を再現した路面反力を、台上で精度良く再現して、試験車両1の各ホイールハブ12に入力することができる。
また、台上試験装置10は、上述の加振力だけでなく、車軸まわりのトルクを、ホイールハブ12に対して入力することもできる。例えば、図3に示すように、アクチュエータ18bを矢印Aで示すように伸長させることで、部材17bのジョイント15lに車両後方への力が作用し、部材17bは、ジョイント15mを支点として回動する。部材17bにジョイント15jで接続されたロッド16aは、車両上方(矢印Zで示す)に駆動され、一方、部材17bにジョイント15kで接続されたロッド16bは、車両下方に駆動される。
ロッド16aは、ジョイント15aで、アダプタ14を車両上方に押し上げ、一方ロッド16bは、ジョイント15bで、アダプタ14を車両下方に引き下げる。ここで、ジョイント15aとジョイント15bは、図3に点Cで示す車軸を中心に、それぞれ車両後方、車両前方に等しい距離をもってアダプタ14に設定されている。
したがって、アダプタ14には、図に点Cで示す車軸まわりに、矢印Bで示すように車両1を前進させる車輪回転方向(以下、車両駆動方向と記す)に回転させようとするモーメントが作用することとなり、このモーメントは、アダプタ14が固定されるホイールハブ12に、車軸Cまわりのトルクとして伝達される。以上のようにして、台上試験装置10は、ホイールハブ12にトルクを入力することができる。
ここで、上述の方法で、台上試験装置10がホイールハブ12からトルクを入力し、試験車両1に作用させるためには、試験車両1側で、入力されたトルクの反力を受ける必要がある。そして、トルクが入力されるホイールハブ12から、反力を受ける部位に到るまでのトルク伝達経路は、試験車両1のブレーキの作動状態に依存する。例えば、試験車両1のブレーキをロックさせた状態とブレーキをかけていない状態とでは、トルク伝達経路は全く異なり、以下、これらトルク伝達係路について図4を用いて説明する。図4には、ホイールハブ12に、台上試験装置10のアダプタ14が装着された状態を示している。なお、本図においては、前輪及び左側後輪を省略して記載し、記載を明瞭にするため、車体と、ホイールハブ12については斜線で示している。
ブレーキをロックさせた状態、すなわち、ブレーキロータ28の回転が止められた状態においては、アダプタ14からホイールハブ12に入力されたトルクは、ホイールハブ12に係合するブレーキロータ28に、さらにブレーキロータ28を押圧し回転を止めているブレーキパッド27を介してブレーキキャリパ26に伝達される。さらに、ブレーキキャリパ26から、これを固定している保持部24に伝達される。
保持部24に伝達されたトルクは、保持部24に接続されている懸架系部品である懸架アーム32や緩衝器34に作用する力に分解される。この分解された力は、それぞれ懸架アーム32や緩衝器34を介して車体30d,30eに伝達される。このようにブレーキロータ28の回転を止めることで、ホイールハブ12から入力されたトルクが保持部24に伝達されることで、このトルクを分解した力が、懸架アーム32や緩衝器34等の懸架系に作用することとなる。
一方、ブレーキをかけていない状態、すなわち、ブレーキロータ28の回転が許された状態においては、ホイールハブ12に入力されたトルクは、ブレーキキャリパ26とブレーキロータ28との間で力の伝達が行われないため、保持部24にトルクは伝達されず、ホイールハブ12に係合するドライブシャフト36に伝達される。さらに、ドライブシャフト36に伝達されたトルクは、これに係合している終減速装置40や、変速機44等を介してエンジン46に伝達される。
エンジン46に伝達されたトルクは、車体30bに対してエンジン46を支持するエンジンマウント48に作用する力に分解される。この分解された力は、エンジンマウント48を介して車体30bに伝達される。このようにブレーキロータ28の回転を許すことで、ホイールハブ12から入力されたトルクが、エンジン46を含む動力伝達系に伝達されて、このトルクを分解した力が、エンジンマウント48に作用することとなる。
以上に説明したように、台上試験装置10がホイールハブ12に入力したトルクと、これが分解された力は、ブレーキロータ28の回転を止めた場合、保持部24を含む懸架系に作用し、一方、回転を許した場合は、エンジン46を含む動力伝達系や、エンジンマウント48に作用する。
ここで、台上試験装置10に再現が求められている、実走行における車輪と車両(車体30)との間に作用するトルク伝達経路は、車両制動時と車両駆動時で異なる。
実走行において車両を減速させる場合、すなわち車両制動時においては、ブレーキのロックを含めブレーキが作用している状態であるため、主に、車輪とホイールハブ12の保持部24との間に、車両制動方向(車両駆動方向と逆の回転方向)のモーメントである制動トルクが作用し、さらに、制動トルクが分解された力が緩衝器34やアーム等の懸架系に作用している。
一方、実走行において車両を加速させる場合、すなわち車両駆動時においては、当然ブレーキはかけていない状態であるため、車輪とエンジン46を含む動力伝達系との間に、車両駆動方向のモーメントである駆動トルクが作用し、さらに、駆動トルクが分解された力によりエンジン46が揺動し、このエンジン46を揺動させる力がエンジンマウント48に作用している。車両駆動時において、保持部24を含む懸架系には、駆動トルクや、駆動トルクが分解された力は作用しない。
したがって、台上試験装置10は、実走行の車両駆動時を再現する場合には、ホイールハブ12に車両駆動方向のトルクを入力し、且つこのトルクをドライブシャフト36に伝達させる必要がある。
しかし、従来の台上試験においては、図5にブレーキ機構100を示すように、試験車両1の車室内にあるブレーキペダル120をジャッキ124により固定し、ブレーキ122を常にロックさせた状態で試験を行っている。このため、従来の台上試験が図3に示すようにロッド16a,16bを駆動し、ホイールハブ12に車両駆動方向のトルクを入力しても、ブレーキロータ28の回転は止められた状態であるため、ホイールハブ12に入力されたトルクは、保持部24から懸架系へと伝達されてしまい、エンジン46を含む動力伝達系に伝達させることができなかった。このため、従来の台上試験では、実走行の車両駆動時における動力伝達系部品やエンジンマウント48へのトルクや力の作用を再現することができず、これら部品について耐久性等の評価を行うことができなかった。
そこで、本発明に係る車両台上試験装置10は、ホイールハブ12に固定されたブレーキロータ28を、車両駆動方向には回転を許し、車両制動方向には回転を止める回転制限手段を備える。本実施形態においては、試験車両1のブレーキ機構100はディスク式であり、回転制限手段は、試験車両1の保持部24に固定されるブレーキキャリパ26に装着された、回転制限機能を有する試験用ブレーキパッド(以下、回転制限パッド50と記す)である。回転制限パッド50は、車両駆動方向にはブレーキロータ28の回転を許し、車両制動方向にはブレーキロータ28の摺接面29を押圧して回転を止める。
本実施形態の回転制限パッド50について、図6及び図7を用いて説明する。図6には、ブレーキロータ28を挟んで装着された回転制限パッド50の断面であり、図4にE−E線で示す断面を示す。図7には、図6に二点鎖線Fで囲う拡大図を示し、図7(a)には、ブレーキロータ28が車両制動方向に回転しようとして止められた様子を、図7(b)には、ブレーキロータ28が車両駆動方向に回転する様子を示す。なお、図6及び図7において、ブレーキロータ28の車両駆動方向(車両が前進する車輪の回転方向)を矢印Jで、これと反対方向である車両制動方向を矢印Kで示す。
回転制限パッド50は、図6に示すように、ブレーキロータ28の両側に形成された摺接面29を挟みこむように設けられている。これら2つの回転制限パッド50は、一点鎖線Gで示すブレーキロータ28の中心面に対して対象な形状に構成されている。回転制限パッド50には、パッド本体51に対して、複数のキャビティ52が形成されており、各キャビティ52の底面54は、ロータの摺接面29に対向するよう形成されている。パッド本体51とロータの摺接面29とが接触しないよう所定の隙間をあけた状態で、2つの回転制限パッド50は、ブレーキキャリパ26に固定されている。
各キャビティ52内において、ロータの摺接面29とキャビティ底面54との間には、転動体60と、これを回転可能に保持し、車両制動方向Kに転動体に力を加えるバネ62が設けられている。バネ62のもう一端は、キャビティ52の側面56に装着されており、転動体60は、バネ62を伸縮させながら、キャビティ52内を転動することができる。なお、転動体60は、転動することが可能であれば、ころ形状でも、球状でも構わない。
また、キャビティ52は、摺接面29からキャビティ底面54までの距離が、転動体60の直径(図6に寸法Hで示す)より小さい浅底部52aと、摺接面29からキャビティ底面54までの距離が転動体60の直径より大きい深底部52bから構成されている。浅底部52aの底面54aと深底部52bの底面54bは、なだらかに連続しており、浅底部52aは、矢印Kで示す車両制動方向ほど、浅くなるよう形成されている。
試験車両1のホイールハブ12に制動トルクが入力されると、ハブ12に係合するブレーキロータ28が車両制動方向Kに回転する。このとき転動体60は、バネ62の伸長する力により浅底部52aに移動し、図7(a)に示すように、ロータの摺接面29とは接触部位64で、浅底部底面54aとは接触部位66で接する。
この状態から、さらにブレーキロータ28が車両制動方向Kに回転すると、転動体60は、図に矢印Lで示す方向に極僅かに回転し、ロータの摺接面29と浅底部底面54aとの間に、さらにしっかりと挟まれる。すると転動体60は、ロータの摺接面29を、ロータ摺接面29に垂直な方向に接触部位64で押圧する。これにより、接触部位64には、強い摩擦力が生じることとなり、回転制限パッド50は、この摩擦力をもってブレーキロータ28の車両制動方向の回転を止めることができる。
そして、試験車両1のホイールハブ12に駆動トルクが入力されると、ブレーキロータ28が車両駆動方向Jに回転する。このとき、図7(b)に破線で示す位置にある転動体60は、接触部位64で摺接面29との間に作用する摩擦力により、破線矢印Mに示す方向に回転させられる。これにより、転動体60は、バネ62を収縮させながら回転し、浅底部52aから抜け出て深底部52bに移動する。
深底部52bに移動した転動体60(図中、実線で示す)と、ロータの摺接面29との間には、僅かに隙間が生じる。この状態において、転動体60は、ロータの摺接面29を押圧することがなく、回転制限パッド50は、ブレーキロータ28を、車両駆動方向の回転を許すこととなる。
以上のようにして、本実施形態の車両台上試験装置10は、回転制限手段として、試験車両1のブレーキキャリパ26に、台上試験装置10の構成部品であり、試験車両1のブレーキロータ28を車両駆動方向には回転を許し車両制動方向には回転を止める、回転制限パッド50が装着される。
回転制限パッド50が、車両駆動方向にはブレーキロータ28の回転を許すことで、台上試験装置10がホイールハブ12に入力した駆動トルクは、ホイールハブ12に係合するドライブシャフト36から動力伝達系に伝達され、さらにエンジンマウント48にも力が作用する。したがって、台上試験においても、エンジン46を含む動力伝達系部品やエンジンマウント48等についても耐久性等の評価を行うことができる。
一方、回転制限パッド50が、車両制動方向にはブレーキロータ28の回転を止めることで、台上試験装置10がホイールハブ12に入力した制動トルクは、回転制限パッド50からブレーキを介して保持部24に伝達され、さらに保持部24に接続された懸架系に力が作用する。
したがって、従来の台上試験と異なり、台上試験装置10が再現した駆動トルクによる力を懸架系に作用させることなく、制動トルクによる力のみを懸架系に作用させることができる。これにより、本来、実走行ではほとんど生じない駆動トルクによる懸架系への力の作用をなくすことができ、台上試験において、懸架系が、実走行に比べて過剰に厳しく評価されてしまうことを防止することができる。
以上から、本実施形態の車両台上試験装置10は、実走行における、駆動トルク及び制動トルクの車両への伝達を、より忠実に再現し、エンジンを含む動力伝達系部品やエンジンマウント、及び懸架系部品について、より高い精度で評価することができる。
なお、本実施形態の回転制限パッド50は、そのキャビティ52内に、バネ62を伸縮させながら回転して移動する転動体60を設ける構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、転動体60に替えて楔形をした移動体を設ける構成としても良い。移動体が、キャビティ52内を摺動しながら浅底部52aに移動し、キャビティ52の浅底部底面54aとロータの摺接面29との間に挟まれて、摺接面29を押圧し、ブレーキロータ28の回転を止める回転制限パッド50を実現することができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態の車両台上試験装置70の構成について、図8を用いて説明する。図8には、試験車両1が搭載された台上試験装置70を模式的に示す。本実施形態では、回転制限手段として、ホールハブの回転方向に応じて試験車両1のブレーキペダル120を操作するアクチュエータ72を、台上試験装置70に備える点で、第1実施形態と異なり以下に詳細を説明する。なお、第1実施形態の台上試験装置10と略共通の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
台上試験装置70は、試験車両1のブレーキペダル120を操作するペダル用アクチュエータ72を有している。このペダル用アクチュエータ72は、制御装置20bに電気的に接続されている。この制御装置20bは、ペダル用アクチュエータ72と、ロッド16aを駆動してホイールハブ12にトルクを入力するロッド用アクチュエータ18bとを連動させて制御することができる。
具体的には、制御装置20bは、ホイールハブ12にトルクを入力するアクチュエータ18bを制御すると同時に、ペダル用アクチュエータ72を制御して、試験車両1のブレーキを操作することができる。なお、本実施形態の台上試験装置70では、ブレーキの作動の有無だけでなく、ブレーキの効き具合、すなわちブレーキの強弱をも制御することができる。
次に、本実施形態の車両台上試験装置70の動作について、車両駆動時のトルクを再現する場合と、車両制動時のトルクを再現する場合に分けて説明する。
台上試験装置70が車両駆動時を再現する場合、制御装置20bは、ペダル用アクチュエータ72を、ブレーキを解除する方向に制御する。ペダル用アクチュエータ72は、ブレーキパッド27がブレーキロータ28の摺接面29を押圧しないようにブレーキペダル120を操作する。これにより、ブレーキロータ28は、回転自在な状態となり、ブレーキロータ28に係合するホイールハブ12は、保持部24に対して回転することができる。
これと同時又は直後に、制御装置20bは、ロッド用アクチュエータ18bを制御し、ロッド用アクチュエータ18bは、ロッド16a,16bを駆動して、車両駆動方向のトルク(駆動トルク)を、試験車両1のホイールハブ12に入力する。
ブレーキロータ28が回転自在な状態にあるため、台上試験装置70がホイールハブ12に入力した駆動トルクは、ほとんどホイールハブ12に係合するドライブシャフト36から動力伝達系に伝達され、さらにエンジンマウント48に力が作用する。
一方、車両制動時を再現する場合、制御装置20bは、ペダル用アクチュエータ72を、ブレーキを作動させる方向に制御する。ペダル用アクチュエータ72は、ブレーキパッド27がブレーキロータ28の摺接面29を所望の力で押圧するように、ブレーキペダル120を操作する。このようにして、制御装置20bは、所望の制動力をもって、ブレーキロータ28を制動することができる。
これと同時又は直後に、制御装置20bは、ロッド用アクチュエータ18bを制御して、車両制動方向のトルク(制動トルク)をホイールハブ12に入力する。
ブレーキロータ28には、所望の制動力が作用した状態であるため、台上試験装置70がホイールハブ12に入力した制動トルクは、ブレーキキャリパ26を介して保持部24に伝達され、懸架系に力が作用するだけでなく、ドライブシャフト36から動力伝達系にも伝達される。台上試験装置70からホイールハブ12に入力された制動トルクは、ブレーキロータ28を制動する制動力が大きいほど、保持部24に伝達され、懸架系に作用する割合が高くなり、一方、ブレーキロータ28の制動力が小さいほど、動力伝達系に伝達される割合が高くなる。
以上のように本実施形態の台上試験装置70においては、ホイールハブに入力された車両駆動方向のトルクを、動力伝達系に伝達させることができるだけでなく、車両制動方向のトルクを、ブレーキロータに作用する制動力に応じて、懸架系が接続される保持部と動力伝達系とに、それぞれ分担させて入力することができる。これにより、本実施形態の台上試験装置70は、第1実施形態の台上試験装置10に比べて、より実走行に近い車両制動時のトルク伝達を再現することができる。
本実施形態の車両台上試験装置を模式的に示す側面図である。 試験車両の懸架装置と、これに接続する周辺部品の一例を示す図である。 本実施形態の台上試験装置がホイールハブにトルクを入力する様子を模式的に示す図である。 試験車両の部品構成の一例を模式的に示した図であり、ホイールハブに、本実施形態の台上試験装置のアダプタが装着された状態を示す図である。 従来の台上試験において、試験車両のブレーキを固定した様子を示す図である。 本実施形態の回転制限パッドが、ブレーキロータを挟んで設けられた状態を示す断面図である。 本実施形態の回転制限パッドにおける転動体の動作を示す図であり、(a)には、ブレーキロータが車両制動方向に回転しようとして止められた様子を、(b)には、ブレーキロータが車両駆動方向に回転する様子を示す。 第2実施形態の車両台上試験装置の構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1 試験車両、10,70 車両台上試験装置、12 ホイールハブ、14 アダプタ、16 ロッド、18 アクチュエータ、20 制御装置、22 懸架装置、24 保持部、26 ブレーキキャリパ、27 ブレーキパッド、28 ブレーキロータ、29 摺接面、30 車体、50 回転制限パッド、52 キャビティ、54 キャビティ底面、60 転動体、62 バネ、64 ブレーキロータとの接触部位、66 キャビティ底面との接触部位、72 ペダル用アクチュエータ、120 ブレーキペダル。

Claims (7)

  1. 保持部に回転可能に保持されたホイールハブから、力とトルクの少なくとも一方を、試験車両に対して入力して試験する、車両台上試験装置であって、
    ホイールハブに固定されたブレーキロータを、車両駆動方向には回転を許し、車両制動方向には回転を止める回転制限手段、を備える車両台上試験装置。
  2. 請求項1に記載の車両台上試験装置であって、
    試験車両のブレーキ機構は、ディスク式であり、
    回転制限手段は、前記保持部に固定されたブレーキキャリパに装着され、ブレーキロータの摺接面を押圧してブレーキロータの回転を止める、回転制限パッドである、
    車両台上試験装置。
  3. 請求項2に記載の車両台上試験装置であって、
    回転制限パッドは、
    ブレーキロータの摺接面に対向して底面が形成されたキャビティと、
    ブレーキロータの摺接面と、キャビティ底面との間に設けられた移動体と、
    を備え、
    キャビティは、前記摺接面からキャビティ底面までの距離が、移動体より小さい浅底部を有し、
    ブレーキロータが車両制動方向に回転すると、移動体は、浅底部に向けて移動し、浅底部底面と摺接面との間に挟まれて摺接面を押圧することで、ブレーキロータの回転を止め、
    ブレーキロータが車両駆動方向に回転すると、移動体は、浅底部から抜け出て、摺接面を押圧することなく、ブレーキロータを回転自在にする、
    車両台上試験装置。
  4. 請求項3に記載の車両台上試験装置であって、
    前記移動体は、ブレーキロータの摺接面及びキャビティ底面のうち少なくとも一方に接して転動する転動体であり、
    キャビティは、前記摺接面とキャビティ底面の距離が、転動体の直径より小さい浅底部を有する、
    車両台上試験装置。
  5. 請求項1に記載の車両台上試験装置であって、
    回転制限手段は、ホイールハブの回転方向に応じて試験車両のブレーキペダルを操作する、アクチュエータである、
    車両台上試験装置。
  6. 車両台上試験装置からホイールハブにトルクが入力されて試験される試験車両の、ホイールハブを回転可能に保持する保持部に固定されたブレーキキャリパに装着され、ブレーキロータの摺接面を押圧して回転を止める、車両台上試験装置用回転制御パッドであって、
    ブレーキロータの摺接面に対向して底面が形成されたキャビティと、
    ブレーキロータの摺接面と、キャビティ底面との間に設けられた移動体と、
    を備え、
    キャビティは、前記摺接面からキャビティ底面までの距離が、移動体より小さい浅底部を有し、
    ブレーキロータが車両制動方向に回転すると、移動体は、浅底部に向けて移動し、浅底部底面と摺接面との間に挟まれて摺接面を押圧することで、ブレーキロータの回転を止め、
    ブレーキロータが車両駆動方向に回転すると、移動体は、浅底部から抜け出て、摺接面を押圧することなく、ブレーキロータを回転自在にする、
    車両台上試験装置用回転制御パッド。
  7. 請求項6に記載の車両台上試験装置用回転制御パッドであって、
    前記移動体は、ブレーキロータの摺接面及びキャビティ底面のうち少なくとも一方に接して転動する転動体であり、
    キャビティは、前記摺接面とキャビティ底面の距離が、転動体の直径より小さい浅底部を有する、
    車両台上試験装置用回転制御パッド。

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