JP2007009594A - 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 - Google Patents
加熱装置を用いた構造物の基礎構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007009594A JP2007009594A JP2005193731A JP2005193731A JP2007009594A JP 2007009594 A JP2007009594 A JP 2007009594A JP 2005193731 A JP2005193731 A JP 2005193731A JP 2005193731 A JP2005193731 A JP 2005193731A JP 2007009594 A JP2007009594 A JP 2007009594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection box
- end connection
- foundation
- conductive tube
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 103
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 12
- 238000009933 burial Methods 0.000 abstract 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 12
- 238000005485 electric heating Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 7
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 6
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 4
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 4
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 2
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000003949 liquefied natural gas Substances 0.000 description 2
- 239000003915 liquefied petroleum gas Substances 0.000 description 2
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 206010052428 Wound Diseases 0.000 description 1
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D3/00—Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
- E02D3/11—Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil by thermal, electrical or electro-chemical means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Foundations (AREA)
Abstract
【解決手段】 基礎部分より露出され、導電管の一端部の隣接する端部同士を接続する第1の端部接続ボックスと、基礎部分より露出され、導電管の他端部の隣接する端部同士を
接続する第2の端部接続ボックスとからなり、導電管内部と、第1の端部接続ボックスと
、第2の端部接続ボックスを通り、電源に直列接続されたケーブルまたは絶縁電線からなる一次回路と、一次回路の電流とは逆向きの誘導電流を、導電管と、第1の端部接続ボッ
クスと、第2の端部接続ボックスを介して発生させ、これによって導電管を発熱させる二次回路とから構成される加熱装置を備えた。
【選択図】 図1
Description
に関する。
このような低温液体と高粘性重油などの流体とは、加熱保温の目的が異なる。
一方、高粘性重油等の貯蔵タンクは、内容物の温度降下で固化又は高粘性化しないよう内容物をある温度に加熱保温するものである。
さらに地下方式の場合には、底部基礎部と側面コンクリート壁又は周辺大地を冷熱防止のために加熱保温することがある。
しかしながら、この方式では温水等を作る付帯設備が必要であり、その保守管理が必要で維持コストもかかるという問題があった。
すなわち、この表皮電流加熱管装置100は、図8に示したように、複数の並列に配置した高磁性管102、104の両端を、電気的に相互に接続線101、108を介して接続するとともに、この高磁性管102、104の内部に、絶縁電線110を直列に配置し、絶縁電線110の両端を交流電源112に接続している。
このような表皮電流加熱管装置は、地下タンクの場合にはタンク周辺の大地を加熱するため、例えば上記特許文献1に開示された表皮電流加熱管装置を構造物である貯蔵タンクの周りを囲うように配置してタンク周辺の土壌を加熱し、冷熱が隣接する構造物に障害を及ぼすのを防止しており、この方法が特許文献2(特公昭56−678号公報)に開示さ
れている。
そして、絶縁電線216が、この保護管212内に挿通されて、引込箱213から、接続管214、接続箱210、U字形の強磁性管202の内部を介して、直列に交流電源218に接続されている。
そして、この一次回路を流れる電流の作用によって、図9(a)の矢印220方向に、強磁性管202と接続箱210にループ状に逆向きの誘導電流が生じて、これにより強磁性管202が発熱する二次回路が形成されており、これによって、タンクの表面201の外周側の大地206を加熱することができるようになっている。
これにより、電源より絶縁電線に電流を流すと、絶縁電線を覆う電熱管302に誘導電流が生じて、電熱管302が発熱して、タンク306の下方の地面308を加熱すること
ができるように構成されている。
この構造物の基礎構造400は、図11に示したように、いわゆる誘導式の加熱装置402を備えており、構造物の基礎401部分に複数の導電管404が平行に設置されている。そして、導電管404の両端部には、それぞれ開閉蓋406付きのプルボックス408が接続されている。
基礎側の底面412と底面412とを、ジャンパー線413、底面412に設けた端子415を介して接続することにより、電気的に接続されている。
なお、加熱装置402は、図12に示したように、構造物であるタンク418の基礎401内に配設されており、プルボックス408と接続配管410の部分が、基礎401の基礎壁面420より外方となるように設置されている。
この構造物の基礎構造400の加熱装置402では、図13に示したように、絶縁電線416の一端部を、交流電源414に接続するとともに、絶縁電線416の他端部416aを、終端側のプルボックス408の底面412に接続している。
このような状態で、交流電源414より電流を流すと、導電管404と、プルボックス408と、接続配管410内の絶縁電線416を通り、終端側のプルボックス408の底面412まで電流が内部回路Cとして流れる。
なお、上記いずれの場合でも、接続配管410内においては、絶縁電線416とともにジャンパー線413が配設されており、接続配管410内を通る電流とジャンパー線413を通る電流とは、相互に反対方向に流れているので、接続配管410では誘導電流は発生しない。そのため接続配管410では発熱せず、接続配管410でのオーバーヒートによる絶縁電線416とジャンパー線413の破損損傷を防止するように構成されている。
構造物の基礎部分に埋設され、一定間隔離間して並設配置された2本の導電管と、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の一端部の隣接する端部同士を接続する第1の
端部接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の他端部の隣接する端部同士を接続する第2の端部接続ボックスと、
からなり、ループ状に接続された発熱ユニットを備え、
前記導電管内部と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続ボックスを通り、電源
に直列接続されたケーブルまたは絶縁電線からなる一次回路と、
前記電源から一次回路を介して電流を流した際に、一次回路の電流とは逆向きの誘導電流を、導電管と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続ボックスを介して、それら
の内表面付近に発生させ、
これによって導電管を発熱させる、導電管と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部
接続ボックスからなる二次回路と、
から構成される加熱装置を備えたことを特徴とする。
従って、構造物の基礎部分を確実に加熱保温することができるとともに、複雑な構成でなく、部品点数も少なく、加熱装置の敷設作業が簡単で、加熱装置が故障の際に交換される導電管内の絶縁電線の交換コストを抑えることができるとともに、汎用性の極めて高い加熱装置を用いた構造物の基礎構造を提供することができる。
続ボックスの間を接続し、基礎部分より露出する第1の接続配管を介して連結されている
ことを特徴とする。
続ボックスの基礎側の壁面を介して流れるように構成されていることを特徴とする。
このように誘導電流が、第1の端部接続ボックス、第2の端部接続ボックスの基礎側の
壁面を介して流れるので、これらの端部接続ボックスの外側へ漏れ出ることがなく安全である。
このように構成することによって、タンクの基礎部分より外側にプルボックスが露出しているので、万が一の故障の際にも、この露出するプルボックスを介して、導電管内の絶縁電線の交換の際に、作業性が極めて良好であり、しかも、加熱装置のメンテナンスが極めて容易である。
このように構成することによって、プルボックスを強固に保持することができるとともに、基礎構造の端部から飛び出すプルボックスの飛び出し量を調整することにより、プルボックスが邪魔にならず、どのような施工現場にも対応して設置することができる。
このように構成することによって、加熱装置が一段の時よりもよりも、効率良く構造物の基礎部分を加熱することができるとともに、部分的に必要な熱量が異なる場合にも容易に対応できる。
このように発熱ユニットの位置がずれるように、基礎部分に複数段に上下に重ねて埋設されているので、さらに効率良く構造物の基礎部分を均一に加熱することができるとともに、部分的に必要な熱量が異なる場合にも容易に対応できる。
また、構造物の基礎底面に対して平行に設置することによって、構造物全体の基礎部分を効率良く加熱することができる。
このように構成することによって、三つの回路に対して、設置される電源の数を一つとすることができるため、電源設置にかかるコストを抑えることができる。また、電源の数を抑えることができるため、電源管理が容易である。
このように構成することによって、万が一加熱装置が故障しても構造物の基礎構造の一部分のみを修理すればよいため、故障による影響を最小限とすることができる。
このように構成することによって、特に冷凍液体の貯蔵タンク周辺の大地が凍結して盛り上がる凍上現象を確実に防止することができ、タンクが破損損傷して、タンクの内容物が漏洩することがない。
前記導電管の電源側始端に接続された始端接続ボックスと、
前記導電管の最終端に接続された終端接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の一端部の隣接する端部同士を接続する第1の
端部接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の他端部の隣接する端部同士を接続する第2の端部接続ボックスとを備えるとともに、
前記第1の端部接続ボックスと第2の端部接続ボックスとが、前記導電管を介して相互
に接続され、
前記始端接続ボックスと、導電管内部と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続
ボックスと、終端接続ボックスの内部を通るケーブルまたは絶縁電線からなる内部回路と、
前記内部回路末端から、終端接続ボックスと、導電管と、第1の端部接続ボックスと、
第2の端部接続ボックスと、始端接続ボックスを介して、内部回路とは逆向きに電流が流れるように電源に直列的に接続された外部回路と、
からなる電流印加回路とを備え、
前記電源から電流印加回路の内部回路および外部回路を介して電流を流した際に、導電管を発熱させるよう構成した加熱装置を備えたことを特徴とする。
従って、構造物の基礎部分を確実に加熱保温することができるとともに、複雑な構成でなく、部品点数も少なく、加熱装置の敷設作業が簡単で、加熱装置が故障の際に交換される導電管内の絶縁電線の交換コストを抑えることができるとともに、汎用性の極めて高い加熱装置を用いた構造物の基礎構造を提供することができる。
従って、構造物の基礎部分を確実に加熱保温することができるとともに、複雑な構成でなく、部品点数も少なく、加熱装置の敷設作業が簡単で、加熱装置が故障の際に交換される導電管内の絶縁電線の交換コストを抑えることができるとともに、汎用性の極めて高い加熱装置を用いた構造物の基礎構造を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施例である加熱装置を備えた構造物の基礎構造の構成図、図2は、図1のX−X線の要部拡大断面図、図3は、図1のY−Y線の要部拡大断面図、図4は、本発明の第1の実施例である加熱装置を備えた構造物の基礎構造に三相電源を用いた場合の構成図である。
この基礎構造10は、例えば、低温液体の貯蔵タンクなどの構造物の基礎部分14に適用されるものであり、この基礎部分14に本発明の加熱装置12が埋設されている。
この発熱ユニット16は、構造物の基礎部分14に埋設された直線状の第1の導電管18と、この第1の導電管18と一定間隔離間して略平行に埋設された第2の導電管20とを備えている。
これらの第1の導電管18の一端部18aと、第2の導電管20の一端部20aは、第1の端部接続ボックス(プルボックス)28に接続されている。
接続するためのノズル30が設けられており、このノズル30と第1の導電管18の一端部18aとが、溶接により接続されている。
4の端部24aと接続するためのノズル32が設けられており、このノズル32と第2の導電管20の一端部20aの屈曲部24の端部24aとが、溶接により接続されている。
すなわち、この第2の端部接続ボックス34には、第1の導電管18の他端部18bと接続するためのノズル36が設けられており、このノズル36と第1の導電管18の他端部18bとが、溶接により接続されている。
ぞれ、プルボックスに取付けられた開閉自在な開閉蓋29、31を備えている。
従って、発熱ユニット16は、第1の導電管18と、第2の導電管20と、第1の端部
接続ボックス28と、第2の端部接続ボックス34とが、ループ状に接続されている。
続し、基礎部分14より露出する接続配管40を介して連結されている。
なお、この場合、図1に示したように、終端側の発熱ユニット16cの第1の端部接続
ボックス28には、接続配管40が一つだけ接続されているが、中間の発熱ユニット16bの第1の端部接続ボックス28には、接続配管40が両側に位置する発熱ユニット16
a、16cの接続のために、2つの接続配管40が接続されている。
このように構成される発熱ユニット16の第1の導電管18と、第2の導電管20と、第1の端部接続ボックス28と、第2の端部接続ボックス34の内部には、交流電源42
に直列に接続された絶縁電線44が配設されている。
すなわち、図1に示したように、交流電源42に接続された絶縁電線44は、先ず、始端側の発熱ユニット16aの第1の端部接続ボックス28に導入され、第1の導電管18
を通って、第2の端部接続ボックス34に導入される。
このように始端側の発熱ユニット16aの第1の端部接続ボックス28に戻った絶縁電
線44は、接続配管40を通って、隣接する中間の発熱ユニット16bの第1の端部接続
ボックス28に導入される。
導電管20を通り、再び、第1の端部接続ボックス28に導入され、接続配管40を通っ
て、隣接する終端側の発熱ユニット16cの第1の端部接続ボックス28に導入される。
入された絶縁電線44は、接続配管40を介して、中間の発熱ユニット16bの第1の端
部接続ボックス28、始端側の発熱ユニット16aを通り、交流電源42に直列に接続されている。
さらに、予め標準長を有する汎用炭素鋼鋼管を、長尺方向に複数本溶接にて接続することにより、所望の長さの導電管18、20とすることができる。
型、箱型などの形状からなり、炭素鋼またはステンレスまたはこれらの組み合わせからなることが好ましい。
取り外して、不良な絶縁電線44を引き抜き、良好な絶縁電線44を再度プルボックス28、34に接続された導電管18、20内へ挿通し、電気的に接続するだけで対応できるため、作業効率が極めて高い。
部接続ボックス28と、第2の端部接続ボックス34と、接続配管40の部分が基礎48の基礎壁面50より外方となるように設置されている。
本実施例においては、第1の端部接続ボックス28と、第2の端部接続ボックス34は
、基礎48の基礎壁面50に取付けられているが、これに限定されるものではなく、基礎48内部に端部接続ボックス28、34を、一部埋め込んだ状態(図示せず)で取り付けてもよい。
続ボックス34、第2の導電管20を通り、再び、第1の端部接続ボックス28にループ
状に流れる。
電線44内を、接続配管40を通って、隣接する中間の発熱ユニット16bの第1の端部
接続ボックス28に流れる。
電管18、第2の端部接続ボックス34、第2の導電管20を通り、再び、第1の端部接
続ボックス28にループ状に流れる。
線44内を、接続配管40を通って、隣接する終端側の発熱ユニット16cの第1の端部
接続ボックス28に流れる。
導電管18、第2の端部接続ボックス34、第2の導電管20を通り、再び、第1の端部
接続ボックス28にループ状に流れる。
の端部接続ボックス28、始端側の発熱ユニット16aを通り、交流電源42に至るように流れる。
電管18、第2の端部接続ボックス34、第2の導電管20内を通るように、直列に接続された絶縁電線44内を、図1に示した一次回路Aのように電流が流れることとなる。
すなわち、発熱ユニット16では、第1の端部接続ボックス28の底部、基礎側の壁面
28aから、第2の導電管20を通り、第2の端部接続ボックス34の底部、基礎側の壁面34aから、第1の導電管18に至るループ状の誘導電流がこれらの内表面部分に生じるようになっている。
なお二次回路Bは、発熱ユニット16にそれぞれ生じるようになっており、図1に示した第1の実施例においては、発熱ユニット16a〜16cによって、三つの二次回路Bが形成されていることとなる。
続ボックス34の基礎側の壁面28a、34aを介して流れるので、これらの端部接続ボックス28、34の外側へ漏れ出ることがなく安全である。
S=5030SQRT(ρ/μf)
但しt=2S、L>d
S(cm)・・・表皮深さ
ρ(Ωcm)・・導電管の抵抗率
μ・・・・・・導電管の比透磁率
f(Hz)・・・電源周波数
SQRT(ρ/μf)・・・(ρ/μf)の平方根
t(cm)・・・導電管の肉厚
d(cm)・・・導電管の内径
L(cm)・・・導電管の長さ
上記関係式を満たすことにより、導電管18、20の外表面を低インピーダンスの電線で短絡しても電流は殆ど流れず、被加熱物である基礎48と接触させても安全であり、加熱装置12として利用することができる。
このような原理を用いた本発明の加熱装置12を備えた基礎構造10によれば、基礎48内に配設された導電管18、20の内表面部分を流れる誘導電流によって、導電管18、20のみを加熱することができ、タンク46の基礎48部分のみを加熱することができる。
このように三相電源54を用いれば、一回路につき一電源とした場合に比べ、電源の数を少なくできコストを抑えることができるとともに、電源管理が極めて容易となる。
タンク46の大きさに応じて、この数は、適宜変更可能である。
また、加熱装置12は、タンク46の基礎48部分に複数配置すると良い。
このように構成することによって、加熱装置12が一段の時よりもよりも、効率良く構造物の基礎部分を加熱することができる。
また、加熱装置12は、構造物の底部に対して平行に設置するのが望ましい。
さらに、この実施例では、隣接する第1の端部接続ボックス28同士を、接続配管40
を介して接続するようにしたが、図示しないが、第2の端部接続ボックス34同士を接続配管40を介して接続することも可能である。
従って、構造物の基礎部分を確実に保温することができるとともに、複雑な構成でなく、部品点数も少なく、加熱装置の敷設作業が簡単で、加熱装置が故障の際に交換される導電管内の絶縁電線の交換コストを抑えることができるとともに、汎用性の極めて高い加熱装置を用いた構造物の基礎構造を提供することができる。
図6の加熱装置を備えた構造物の基礎構造は、基本的には、図1に示した実施例の加熱装置を備えた構造物の基礎構造と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
8と第2の端部接続ボックス34とが、第1の導電管18を介して相互に接続されている。そして、対向して位置がずれた第1の端部接続ボックス28と第2の端部接続ボックス
34とが、斜めに配置された第2の導電管20を介して相互に接続されている。
このような基礎構造10は、始端接続ボックス21、第1の導電管18、第2の導電管20、第1の端部接続ボックス28、第2の端部接続ボックス34、終端接続ボックス2
3内に絶縁電線44が挿通されており、これにより内部回路Cが形成されている。
8を介して、第1の端部接続ボックス28と対向して位置がずれた第2の端部接続ボック
ス34に流れる。
続ボックス34との間を、第1の導電管18、第2の導電管20を介して、終端接続ボックス23内まで流れる。
また、このような基礎構造10は、終端接続ボックス23、第1の導電管18、第2の導電管20、第1の端部接続ボックス28、第2の端部接続ボックス34、始端接続ボッ
クス21の内表面を電流が流れるように、内部回路Cとは逆向きに外部回路Dが形成されている。
て、第1の端部接続ボックス28に対向して位置がずれた第2の端部接続ボックス34に
至る。次いで、第1の導電管18を介して、第2の端部接続ボックス34に対向するように配置された第1の端部接続ボックス28に至る。
第1の導電管18、第2の導電管20を介して、始端接続ボックス21に至る。
そして、始端接続ボックス21の基礎側の壁面21aに備えられた端子25から、絶縁電線44を介して、電流が交流電源42に至るようになっている。
このような内部回路Cと外部回路Dによって、電流印加回路が形成されており、この電流印加回路に電流を上記にように流すことによって、導電管18、20が発熱して、加熱対象であるタンクの基礎が加熱されるようになっている。
省略できるので、接続配管40とその中に配線した絶縁電線44の量は、図1の実施例と比べ少なくすることができるため、コストを大幅に削減することができる。
このように三相電源54を用いれば、一回路につき一電源とした場合に比べ、電源の数を少なくできコストを抑えることができるとともに、電源管理が極めて容易となる。
さらに三相電源に接続される回路は、実施例1と実施例2の回路を混在しても良いなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
12 加熱装置
14 基礎部分
16 発熱ユニット
16a〜16c 発熱ユニット
18 導電管
20 導電管
21 始端接続ボックス
23 終端接続ボックス
24 屈曲部
25 端子
26 屈曲部
27 端子
28 端部接続ボックス
28a 壁面
29、31 開閉蓋
30 ノズル
32 ノズル
34 端部接続ボックス
34a 壁面
36 ノズル
38 ノズル
40 接続配管
42 交流電源
44 絶縁電線
46 タンク
48 基礎
50 基礎壁面
52 断熱層
54 三相電源
100 表皮電流加熱管装置
101 接続線
102 高磁性管
104 絶縁電線
110 絶縁電線
112 交流電源
200 タンクの基礎部分の構造
201 表面
202 強磁性管
204 絶縁電線
206 大地
208 地表面
210 接続箱
212 保護管
213 引込箱
214 接続管
216 絶縁電線
218 交流電源
300 基礎構造
302 電熱管
304 端部箱
306 タンク
308 地面
400 基礎構造
401 基礎
402 加熱装置
404 導電管
406 開閉蓋
408 プルボックス
410 接続配管
412 底面
413 ジャンパー線
414 交流電源
415 端子
416 絶縁電線
418 タンク
420 基礎壁面
A 一次回路
B 二次回路
C 内部回路
D 外部回路
Claims (23)
- 構造物の基礎部分に埋設され、一定間隔離間して並設配置された2本の導電管と、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の一端部の隣接する端部同士を接続する第1の
端部接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の他端部の隣接する端部同士を接続する第2の端部接続ボックスと、
からなり、ループ状に接続された発熱ユニットを備え、
前記導電管内部と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続ボックスを通り、電源
に直列接続されたケーブルまたは絶縁電線からなる一次回路と、
前記電源から一次回路を介して電流を流した際に、一次回路の電流とは逆向きの誘導電流を、導電管と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続ボックスを介して、それら
の内表面付近に発生させ、
これによって導電管を発熱させる、導電管と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部
接続ボックスからなる二次回路と、
から構成される加熱装置を備えたことを特徴とする基礎構造。 - 前記発熱ユニットが複数組備えられ、これらの発熱ユニット同士が、隣接する端部接続ボックスの間を接続し、基礎部分より露出する接続配管を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造。
- 前記複数組の発熱ユニット同士が、隣接する第1の端部接続ボックスの間を接続し、基
礎部分より露出する第1の接続配管を介して連結されていることを特徴とする請求項2に
記載の基礎構造。 - 前記複数組の発熱ユニット同士が、隣接する第2の端部接続ボックスの間を接続し、基礎部分より露出する第2の接続配管を介して連結されていることを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記誘導電流が、第1の端部接続ボックス、第2の端部接続ボックスの基礎側の壁面を
介して流れるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基礎構造。 - 前記端部接続ボックスが、基礎部分の外側に取付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記端部接続ボックスが、基礎部分に一部埋設状態で取付けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、基礎部分に複数段に上下に重ねて埋設されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、発熱ユニットの位置がずれるように、基礎部分に複数段に上下に重ねて埋設されていることを特徴とする請求項8に記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、前記構造物の基礎底面に対して平行に設置されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の基礎構造。
- 三つの前記加熱装置が、並列に三相電源に接続されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記基礎部分に、複数の前記加熱装置を配置して構成したことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記構造物が、低温液体の貯蔵タンクであることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の基礎構造。
- 構造物の基礎部分に埋設され、一定間隔離間して並設配置された複数の導電管と、
前記導電管の電源側始端に接続された始端接続ボックスと、
前記導電管の最終端に接続された終端接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の一端部の隣接する端部同士を接続する第1の
端部接続ボックスと、
前記基礎部分より露出され、前記導電管の他端部の隣接する端部同士を接続する第2の端部接続ボックスとを備えるとともに、
前記第1の端部接続ボックスと第2の端部接続ボックスとが、前記導電管を介して相互
に接続され、
前記始端接続ボックスと、導電管内部と、第1の端部接続ボックスと、第2の端部接続
ボックスと、終端接続ボックスの内部を通るケーブルまたは絶縁電線からなる内部回路と、
前記内部回路末端から、終端接続ボックスと、導電管と、第1の端部接続ボックスと、
第2の端部接続ボックスと、始端接続ボックスを介して、内部回路とは逆向きに電流が流れるように電源に直列的に接続された外部回路と、
からなる電流印加回路とを備え、
前記電源から電流印加回路の内部回路および外部回路を介して電流を流した際に、導電管を発熱させるよう構成した加熱装置を備えたことを特徴とする基礎構造。 - 前記外部回路を流れる電流が、第1の端部接続ボックス、第2の端部接続ボックスの基
礎側の壁面を介して流れるように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の基礎構造。 - 前記端部接続ボックスが、基礎部分の外側に取付けられていることを特徴とする請求項14から15のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記端部接続ボックスが、基礎部分に一部埋設状態で取付けられていることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、基礎部分に複数段に上下に重ねて埋設されていることを特徴とする請求項14から17のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、発熱ユニットの位置がずれるように、基礎部分に複数段に上下に重ねて埋設されていることを特徴とする請求項18に記載の基礎構造。
- 前記加熱装置が、前記構造物の基礎底面に対して平行に設置されることを特徴とする請求項14から19のいずれかに記載の基礎構造。
- 三つの前記加熱装置が、並列に三相電源に接続されていることを特徴とする請求項14から20のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記基礎部分に、複数の前記加熱装置を配置して構成したことを特徴とする請求項14から21のいずれかに記載の基礎構造。
- 前記構造物が、低温液体の貯蔵タンクであることを特徴とする請求項14から22のいずれかに記載の基礎構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005193731A JP3803359B1 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 |
PCT/JP2005/020886 WO2007004316A1 (ja) | 2005-07-01 | 2005-11-14 | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005193731A JP3803359B1 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3803359B1 JP3803359B1 (ja) | 2006-08-02 |
JP2007009594A true JP2007009594A (ja) | 2007-01-18 |
Family
ID=36968115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005193731A Active JP3803359B1 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3803359B1 (ja) |
WO (1) | WO2007004316A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52116922A (en) * | 1976-03-26 | 1977-09-30 | Chisso Corp | Structures for preventing freezing of ground around cooling tanks |
JPS5937498U (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | 株式会社フジクラ | 低温液タンクの基礎凍結防止装置 |
-
2005
- 2005-07-01 JP JP2005193731A patent/JP3803359B1/ja active Active
- 2005-11-14 WO PCT/JP2005/020886 patent/WO2007004316A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007004316A1 (ja) | 2007-01-11 |
JP3803359B1 (ja) | 2006-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5979506A (en) | Arrangement in a pipe bundle | |
CA2673854C (en) | Subterranean electro-thermal heating system and method | |
US9018569B2 (en) | Electrical heating system for a section of fluid transport pipe, section and pipe equipped with such an electrical heating system | |
US20120125906A1 (en) | Thermally isolated heated pipeline made of double casing sections and laying process for such a pipeline | |
US9556709B2 (en) | Skin effect heating system having improved heat transfer and wire support characteristics | |
US6556780B2 (en) | Heated flowline umbilical | |
EP2567138B1 (en) | Pipeline | |
WO2006023023A2 (en) | Subterranean electro-thermal heating system and method | |
CA2850737C (en) | Integral splice for insulated conductors | |
NO324463B1 (no) | Kraftkabel for direkte, elektrisk oppvarmingssystem | |
US20180339324A1 (en) | Electromagnetic induction heater | |
US10201042B1 (en) | Flexible helical heater | |
NO345645B1 (en) | Subsea connector | |
US20180163910A1 (en) | Subsea direct electric heating system | |
CN203984705U (zh) | 具集肤效应的伴热电缆 | |
JP3803359B1 (ja) | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 | |
GB2466811A (en) | A system for electric heating of a pipeline | |
JP2007009488A (ja) | 加熱装置を用いた構造物の基礎構造 | |
CN204511377U (zh) | 一种油井变频电磁加热装置 | |
RU147579U1 (ru) | Трубопровод с системой электроподогрева | |
WO2019143355A1 (en) | Flexible helical heater | |
Angays | High efficiency heating method for subsea pipelines heating | |
JPS6018880B2 (ja) | 地下埋設低温タンクの冷熱防止方法 | |
Hoy et al. | Heating systems for gravity based offshore LNG tank concrete structures | |
Takaki et al. | Application of electric heat tracing system to offshore pipelines |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3803359 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 6 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150512 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |