JP2007007301A - 喉用スプレー - Google Patents

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Yasutoku Unno
泰徳 海野
Shin Matsumoto
伸 松本
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Abstract

【課題】 使いやすく、しかも噴射位置ずれの少ない喉用スプレーを提供する。
【解決手段】 容器10の口部11にポンプ式噴射装置14を取り付け、使用時には倒立して容器の口部を下にし、操作部材を操作してポンプ式噴射装置を作動し、その噴射孔32から容器の内容物を噴射する。そのような喉用スプレーにおいて、操作部材として、回動操作することによりステム20を押し込んでポンプ式噴射装置を作動するトリガーレバー28を使用する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、容器の口部にポンプ式噴射装置を取り付け、使用時には倒立して容器の口部を下にし、ポンプ式噴射装置の噴射孔を口腔内に向けて操作部材を操作することによりポンプ式噴射装置を作動し、噴射孔から喉に向けて容器の内容物を噴射し、喉の炎症等を治療する、喉用スプレーに関する。
従来、この種の喉用スプレーは、例えば図4に示すように、容器1の口部にポンプ式噴射装置2を取り付ける。ポンプ式噴射装置2には、プッシュダウン操作することにより不図示のステムを押し込んでそのポンプ式噴射装置2を作動するプッシュボタン3を備えていた。プッシュボタン3には、ノズル部材4を設けていた。
そして、使用時には、図示するごとく、倒立して容器1の口部を下にし、容器1の底部とポンプ式噴射装置2のプッシュボタン3に指を掛け、ポンプ式噴射装置2のノズル部材4を口にくわえてその噴射孔を口腔内に向け、プッシュボタン3をプッシュダウン操作することによりポンプ式噴射装置2を作動し、容器1から汲み上げた内容物を噴射孔から喉に向けて噴射し、喉の炎症等を治療していた。
実用新案登録第2547790号 実用新案登録第2563442号
ところが、従来の喉用スプレーでは、操作部材としてプッシュボタン3を使用することから、プッシュボタン3のプッシュダウン操作を軽くして操作性を向上すべく、ポンプ式噴射装置2のシリンダ径を小さくする必要があり、その分、ピストンのストロークが長くなっていた。このため、プッシュボタン3の押し込み量が大きくなって使いにくくなり、また噴射位置ずれが生じやすくなる問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、使いやすく、しかも噴射位置ずれの少ない喉用スプレーを提供することにある。
この発明の第2の目的は、携行時等に、意に反して操作部材が操作されて例えばバック内を汚したりするおそれを解消することにある。
この発明の第3の目的は、携行時等に、口腔内に近付けるノズル部材などを衛生的に保持することにある。
そのため、この発明は、上述した第1の目的を達成すべく、容器の口部にポンプ式噴射装置を取り付け、使用時には倒立して容器の口部を下にし、操作部材を操作してポンプ式噴射装置を作動し、その噴射孔から容器の内容物を噴射する喉用スプレーにおいて、前記操作部材として、回動操作することによりステムを押し込んでポンプ式噴射装置を作動するトリガーレバーを使用するものである。
そして、使用時には、倒立して容器の口部を下にし、ポンプ式噴射装置のノズル部材を口に近付けてその噴射孔を口腔内に向け、操作部材であるトリガーレバーに指を掛けて回動操作することによりステムを押し込んでポンプ式噴射装置を作動し、容器から汲み上げた内容物を噴射孔から喉に向けて噴射し、喉の炎症等を治療する。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、喉用スプレーにおいて、ポンプ式噴射装置に、トリガーレバーの回動操作を可能とする第1位置と、不能とする第2位置とに移動自在にストッパ部材を備えるものである。
そして、使用時には、ストッパ部材を第1位置としてトリガーレバーの回動操作を可能とし、不使用時には、第2位置としてトリガーレバーの回動操作を不能とする。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、喉用スプレーにおいて、噴射孔を被うノズルカバーを着脱自在に備えるものである。
そして、使用時には、ノズルカバーを取り外して噴射孔を開放し、不使用時には、ノズルカバーを取り付けて噴射孔を被う。
このため、この発明によれば、トリガーレバーを回動操作することによりステムを押し込んでポンプ式噴射装置を作動し、容器から汲み上げた内容物を噴射孔から喉に向けて噴射するので、トリガーレバーのレバー比により、プッシュボタンをプッシュダウン操作する場合に比べて、トリガーレバーの回動操作を軽くして操作性を向上することができる。また、その分、ポンプ式噴射装置のシリンダ径を大きくしてピストンのストロークを短くし、噴射位置ずれを少なくして内容物を目的部位に向け的確に噴射することを可能とする。さらに、喉用スプレーの操作部材としてトリガーレバーを採用することにより、目新しさ、ものめずらしさを出すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、使用時には、ストッパ部材を第1位置としてトリガーレバーの回動操作を可能とし、不使用時には、第2位置としてトリガーレバーの回動操作を不能とするので、携行時などに、意に反してトリガーレバーを回動操作し、バック内等を汚すおそれをなくすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、使用時には、ノズルカバーを取り外して噴射孔を開放し、不使用時には、ノズルカバーを取り付けて噴射孔を被うので、携行時などには、ノズルカバーを取り付けて噴射孔を被い、使用時に口腔内に近付けるノズル部材などを衛生的に保持することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明による喉用スプレーの要部外観を示す。図2には、その喉用スプレーの要部縦断面を示す。
図中符号10は、この発明による喉用スプレーに備える、樹脂製等の容器である。容器10は、ボトル形状で、図2に示すように上部に筒状の口部11を上向きに突出して設ける。容器10は、内部に、喉用の消毒剤、消炎剤、鎮痛剤、解熱剤、抗生物質などを含む薬液を、内容物として収容している。
容器10の口部11には、外周の雄ねじにキャップ部材13をねじ付けてポンプ式噴射装置14を取り付ける。ポンプ式噴射装置14は、キャップ部材13の頂部中心孔にシリンダ15の上端部16を通し、そのシリンダ15のフランジ部17を、パッキン18を挟んで口部11上端面に押さえ付け、容器10内に入れてシリンダ15を保持する。
シリンダ15内には、上方から、不図示のボール状の逆止弁を挿入してからコイルスプリング19を入れ、ピストン20を出し入れ自在に挿入する。ピストン20には、中心線に沿って下端側が塞がれた管路21を設け、その管路21と連通する横孔22を下端側に径方向にあける。そして、その横孔22を開閉する開閉弁24をピストン20の下部外周に取り付け、開閉弁24の上下外周部をシリンダ15の内周面に押し当てる。
シリンダ15内には、さらに嵌合部材25を入れ、開閉弁24を上から押して少し押し下げ、ピストン20を介してコイルスプリング19を若干圧縮する。そして、嵌合部材25をシリンダ15の上端部16に被せてそれにはめ付けることにより抜け止めし、コイルスプリング19を圧縮状態で保持する。
嵌合部材25には、支柱部26を斜め上向きにのばして設け、その支柱部26の先端部に支軸27を介して、操作部材であるトリガーレバー28を回動自在に取り付ける。
他方、ピストン20には、ステム30を連結する。ステム30は、直角に折れ曲がり、先端にノズル部材31を取り付ける。ノズル部材31には、噴射孔32を設ける。そして、その噴射孔32に通ずる吐出路33をピストン20の管路21に連通してなる。
ステム30には、外周に円形突部34とそれに隣接してリブ状突部35とを形成してなり、その円形突部34にトリガーレバー28を載せてなる。そして、トリガーレバー28の回動とともに、ステム30を押し下げ可能とする。
ところで、このステム30は、ストッパ部材36に貫挿する。ストッパ部材36は、嵌合部材25にはめ付けて抜け止めし、取手37を持ってステム30まわりで第1位置と第2位置とに回動自在とする。
図1において、符号38で示すものは、不使用時に、噴射孔32を被うノズルカバーであり、トリガーレバー28に着脱自在に備える。
いま、この喉用スプレーを使用するときには、まず図1に示すようにノズルカバー38を取り外し、ストッパ部材36を第1位置とする。次いで、倒立して図3に示すように容器10の口部11を下にし、容器10を持ってノズル部材31を口腔内に向け、操作部材であるトリガーレバー28に親指を掛けてトリガーレバー28を回動操作し、ポンプ式噴射装置14を作動する。
すると、ストッパ部材36が第1位置にあるので、リブ状突部35がストッパ部材36の段部39に当たることなく、ステム30の押し込みを可能としてトリガーレバー28の回動を可能とする。そして、コイルスプリング19に抗してのステム30の押し込みとともに、シリンダ室40の圧力を徐々に上昇する一方、開閉弁24を開き、シリンダ室40の内容物を横孔22から管路21に入れ、吐出路33を通して噴射孔32から口腔内に向けて噴射し、のどに吹き付ける。
トリガーレバー28の回動を緩めると、ステム30をコイルスプリング19の付勢力で押し戻すとともに、開閉弁24を閉じ、シリンダ室40の圧力を負圧化する。そして、逆止弁を開き、容器10内の内容物をシリンダ室40に吸い込む。
トリガーレバー28を再び回動操作すると、ステム30を押し込み、再度シリンダ室40の圧力を上昇するとともに開閉弁を開き、シリンダ室40の内容物を口腔内に向けて噴射する。
よって、トリガーレバー28を回動操作することによりステム30を押し込んでポンプ式噴射装置14を作動し、容器10から汲み上げた内容物を噴射孔32から喉に向けて噴射するので、トリガーレバー28のレバー比により、プッシュボタンをプッシュダウン操作する場合に比べて、トリガーレバー28の回動操作を軽くして操作性を向上することができる。また、その分、ポンプ式噴射装置14のシリンダ径を大きくしてピストン20のストロークを短くし、噴射位置ずれを少なくして内容物を目的部位に向け的確に噴射することを可能とする。さらに、喉用スプレーの操作部材としてトリガーレバー28を採用することにより、目新しさ、ものめずらしさを出すことができる。
使用後は、ステム30まわりに回動してストッパ部材36を第2位置とし、トリガーレバー28を回動操作してステム30を押し込もうとしても、リブ状突部35がストッパ部材36の段部39に当たってステム30の押し込みを不可とし、トリガーレバー28の回動操作を不能とする。
これにより、使用時には、ストッパ部材36を第1位置としてトリガーレバー28の回動操作を可能とし、不使用時には、第2位置としてトリガーレバー28の回動操作を不能とするので、携行時などに、意に反してトリガーレバー28を誤って回動操作し、例えば喉用スプレーを収納するバック内等を汚したりするおそれをなくすことができる。
その後、トリガーレバー28にノズルカバー38を取り付けてノズルカバー38で噴射孔32を被う。これにより、使用時には、ノズルカバー38を取り外して噴射孔32を開放する一方、不使用時には、ノズルカバー38を取り付けて噴射孔32を被うので、携行時などには、使用時に口腔内に近付けるノズル部材31などを汚れないように衛生的に保持することができる。
この発明による喉用スプレーの要部外観斜視図である。 その喉用スプレーの要部縦断面図である。 その喉用スプレーの使用状態の要部側面図である。 従来の喉用スプレーの使用状態図である。
符号の説明
10 容器
11 口部
14 ポンプ式噴射装置
20 ステム
28 トリガーレバー
32 噴射孔
36 ストッパ部材
38 ノズルカバー


Claims (3)

  1. 容器の口部にポンプ式噴射装置を取り付け、使用時には倒立して前記容器の口部を下にし、操作部材を操作して前記ポンプ式噴射装置を作動し、その噴射孔から前記容器の内容物を噴射する喉用スプレーにおいて、
    前記操作部材として、回動操作することによりステムを押し込んで前記ポンプ式噴射装置を作動するトリガーレバーを使用することを特徴とする喉用スプレー。
  2. 前記ポンプ式噴射装置に、前記トリガーレバーの回動操作を可能とする第1位置と、不能とする第2位置とに移動自在にストッパ部材を備えることを特徴とする、請求項1に記載の喉用スプレー。
  3. 前記噴射孔を被うノズルカバーを着脱自在に備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の喉用スプレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1947826A1 (en) 2007-01-16 2008-07-23 Nec Corporation Congestion information delivery system, mobile terminal, server, method of congestion information delivery and computer-readable medium storing program
KR101492737B1 (ko) 2013-11-04 2015-02-12 주식회사 파우미 용해로의 불꽃 및 기포 발생 억제용 소염제 분사장치

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