JP2007006144A - 情報通信システムおよび情報通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でICタグに対する不正アクセスを確実に検出できる情報通信システムおよび情報通信方法を提供すること。
【解決手段】書換え可能な情報とともに、情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録するICタグ2と、ICタグ2と非接触により情報通信を行うリーダ・ライタ3と、情報に対する過去のアクセス履歴を記録するアクセス履歴DB43と、最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出部420と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】書換え可能な情報とともに、情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録するICタグ2と、ICタグ2と非接触により情報通信を行うリーダ・ライタ3と、情報に対する過去のアクセス履歴を記録するアクセス履歴DB43と、最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出部420と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、情報記録を記録する情報記録手段と非接触による情報通信を行い、前記情報記録の読出しおよび/または書換えを行う情報記録制御手段を有する情報通信システムおよび情報通信方法に関するものである。
従来、メモリ機能と通信機能とを備えたICタグに所定の情報を記憶させ、リーダ・ライタによる非接触通信を行い、リーダ・ライタを介してICタグに記録された記録情報を収集し、短時間に情報処理を行うホストコンピュータを用いた情報通信システムが知られている。ところで、ICタグが記録する記録情報は、リーダ・ライタによって随時読出しと随時書換えとが可能である。この記録情報に対する随時読出しと書換えとが可能であることは、利便性を有する反面、不正なアクセスが可能であるという危険性を有する。そのため、この不正アクセスに対抗するため、ICタグが記録した記録情報に対して書換えを制限する技術が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上述にの技術は、ICタグに書換え不可能な領域を設けるものであり、書換え可能な領域に関しては、依然不正な書換えが可能であり、また、読出しに関しては、制限が設けられていないため、不正な読出しがあった場合、この不正が行われた事実すら検出できないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でICタグに対する不正アクセスを確実に検出できる情報通信システムおよび情報通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる情報通信システムは、書換え可能な情報とともに、前記情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録する情報記録媒体と、前記情報記録媒体と非接触により情報通信を行う情報通信手段と、前記情報に対する過去のアクセス履歴を記録するアクセス履歴記録手段と、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる情報通信システムは、上記の発明において、前記情報通信手段を接続するクレードルと、前記クレードルに接続されたネットワークと、前記ネットワークに接続され、前記アクセス履歴記録手段と前記不正アクセス検出手段とを備えた情報処理手段と、を備え、前記情報通信手段が前記クレードルに接続され、前記ネットワークを介して前記情報処理手段が前記最新のアクセス履歴を取得し、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出することを特徴とする。
また、請求項3にかかる情報通信システムは、上記の発明において、前記情報処理手段は、前記情報媒体が記録する前記情報を記録する情報記録手段をさらに備え、前記情報処理手段は、前記不正アクセスが前記情報に対する不正書換である場合、不正書換が行われる前の情報を前記情報記録手段から抽出し、前記情報記録媒体に送出し、前記不正書換が行われた情報を修復する情報修復手段を備えることを特徴とする。
また、請求項4にかかる情報通信システムは、上記の発明において、前記アクセス履歴記録手段と前記不正アクセス検出手段とをリーダライタが備え、前記リーダライタは、前記情報記録媒体に対するアクセス時に前記情報記録媒体が記録する前記最新のアクセス履歴を読出し、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出することを特徴とする。
また、請求項5にかかる情報通信システムは、上記の発明において、前記リーダライタは、前記情報媒体が記録する前記情報を記録する情報記録手段をさらに備え、前記リーダライタは、前記不正アクセスが前記情報に対する不正書換である場合、不正書換が行われる前の情報を前記情報記録手段から抽出し、前記情報記録媒体に送出し、前記不正書換が行われた情報を修復する情報修復手段を備えることを特徴とする。
また、請求項6にかかる情報通信方法は、上記の発明において、書換え可能な情報とともに、前記情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録する最新アクセス記録工程と、前記情報記録媒体と非接触により情報通信を行う情報通信工程と、前記情報に対する過去のアクセス履歴を記録する過去アクセス履歴記録工程と、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項7にかかる情報通信方法は、上記の発明において、前記不正アクセス検出工程は、前記不正な書換を検出した場合、不正な書換が行われる前の情報を前記情報記録媒体に送出し、前記不正な書換が行われる前の情報に戻す情報修復工程を含むことを特徴とする。
本発明にかかる情報通信システムおよび情報通信方法は、ICタグに対するアクセスを最新のアクセス履歴として記録し、ホストコンピュータが記録する過去のアクセス履歴とを比較することによって不正なアクセスを確実に検出できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報通信システムおよび情報通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である情報通信システム1の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、この情報通信システム1は、タグ情報を記録するICタグ2と、ICタグ2と非接触通信を行いタグ情報の読出しとともに書換えを行うリーダ・ライタ3と、リーダ・ライタ3を接続し、リーダ・ライタ3に対して充電を行うとともにリーダ・ライタ3が読出したタグ情報をネットワークに送出するクレードル5と、ネットワークを介してクレードル5に接続されたリーダ・ライタ3と通信を行うホストコンピュータ4とを有する。
図1は、この発明の実施の形態1である情報通信システム1の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、この情報通信システム1は、タグ情報を記録するICタグ2と、ICタグ2と非接触通信を行いタグ情報の読出しとともに書換えを行うリーダ・ライタ3と、リーダ・ライタ3を接続し、リーダ・ライタ3に対して充電を行うとともにリーダ・ライタ3が読出したタグ情報をネットワークに送出するクレードル5と、ネットワークを介してクレードル5に接続されたリーダ・ライタ3と通信を行うホストコンピュータ4とを有する。
ICタグ2は、リーダ・ライタ3と通信を行うアンテナ20と、アンテナ20で受波した電波を処理して情報に変換する電波処理部21と、情報を記録する記録部23と、電波処理部21と記録部23とを制御する制御部22とを有する。記録部23は、タグ情報を記録するタグ情報記録部230とICタグ2に対するアクセス処理の履歴を記録するアクセス履歴記録部231とを有する。
リーダ・ライタ3は、ICタグ2と非接触による通信を行い、通常コマンドを用いてタグ情報記録部230が記録するタグ情報の読出しとともに書換えを行い、専用コマンドを用いてアクセス履歴記録部231が記録するアクセス履歴の読出しを行う。また、リーダ・ライタ3は、読出したタグ情報とアクセス履歴とを記録する記録部36を有する。リーダ・ライタ3は、クレードル5に装着されると、充電が行われるとともに記録部36が記録したタグ情報とアクセス履歴とをネットワークを介してホストコンピュータ4に送出する。
ホストコンピュータ4は、ネットワークを介して入力した情報を処理する入出力インタフェース41と、アクセス履歴を格納するアクセス履歴DB43とタグ情報を格納するICタグ情報DB44と、ICタグに対する不正アクセスを表示する表示部45と、ICタグに対する不正アクセスを検出するとともにアクセス履歴DB43とICタグ情報DB44と表示部45とを制御する制御部42とを有する。
制御部42は、ICタグ2から読出した最新のアクセス履歴とアクセス履歴DB43が格納している過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出部420と、不正アクセスが検出され、不正アクセスが不正書換であった場合、不正に書換えられた情報を修復するタグ情報修復部421とを有する。
ホストコンピュータ4は、リーダ・ライタ3とクレードル5とネットワークとを介してICタグ2が記録するタグ情報とアクセス履歴とを取得するとともにICタグ2のタグ情報の書換えを行う。ホストコンピュータ4とリーダ・ライタ3とが無線機能を備えるようにしてネットワーク、クレードル5を介さずに直接交信してもよい。
図2は、記録部22が有するタグ情報記録部230とアクセス履歴記録部231との概要構成を示す模式図である。図2に示すように、タグ情報記録部230は、複数の記録ブロックNo.1,No2,No.3,・・・を有し、これらの記録ブロックは、通常コマンドによってアクセス処理が可能である。一方、アクセス履歴記録部231は、読出履歴を記録する記録ブロックNo.100と書換履歴を記録する記録ブロックNo.101とを有し、これらの記録ブロックは、専用コマンドによってのみアクセス処理が可能である。
タグ情報記録部230は、ICタグ2の固有情報を記録し、アクセス履歴記録部231は、このICタグ2に対してアクセス処理がなされた履歴を記録する。通常コマンドは、不正なリーダ・ライタによって送出されることができるが、専用コマンドは、正規のリーダ・ライタによってのみ送出できる。不正なリーダ・ライタは、タグ情報記録部230にはアクセス可能であるが、アクセス履歴記録部231にはアクセス不可能である。
図3および図4は、アクセス履歴記録部231の詳細を示す模式図である。図3に示すように、記録ブロックNo.100は、ICタグ2の読出履歴が記録され、読出し処理を行ったリーダ・ライタのID番号と読出し処理が行われた回数とがリーダ・ライタのID番号ごとに記録されている。ID番号は、専用コマンドによって通知し、記憶され、ID番号を備えていない通常のリーダ・ライタによる読出し処理の回数は、IDなしの項目に記録される。
また、図4に示すように、記録ブロックNo.101は、ICタグ2の書換履歴が記録され、書換え処理を行ったリーダ・ライタのID番号と書換え処理が行われた回数とがリーダ・ライタのID番号ごとに記録されている。図3に示した読出し処理と同様に、ID番号は、専用コマンドによって通知し、記憶され、ID番号を備えていない通常のリーダ・ライタによる書換え処理の回数は、IDなしの項目に記録される。
ICタグ2の制御部22は、読出処理、あるいは書換処理であるアクセス処理が行われた場合、このアクセス処理が行われる度、アクセス履歴記録部231の読出履歴、書換履歴を作成するとともに更新を行う。
ここで、ICタグ2に対する不正アクセスを検出する動作手順について説明する。図5は、不正アクセスの検出手順を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、リーダ・ライタ3は、通常コマンドあるいは専用コマンドを用いてICタグ2の識別を行い(ステップS101)、その後、専用コマンドを用いてICタグ2のアクセス履歴を読出し、記録部36に記録する(ステップS102)。リーダ・ライタ3がクレードル5に装着された場合(ステップS103,YES)、ICタグ2の識別情報とともに最新のアクセス履歴をホストコンピュータ4に送出する(ステップS104)。
ホストコンピュータ4の制御部42は、入力したICタグ2の識別情報がアクセス履歴DB43に有るか否か検索を行う(ステップS105)。ICタグ2の識別情報がアクセス履歴DB43に有る場合(ステップS105,YES)、制御部42は、識別したICタグ2に対応した過去のアクセス履歴をアクセス履歴DB43から抽出する(ステップS106)。不正アクセス検出部420は、抽出した過去のアクセス履歴とリーダ・ライタ3から入力した最新のアクセス履歴とが一致するか否かを比較する(ステップS107)。
過去のアクセス履歴と最新のアクセス履歴とが一致した場合(ステップS107,YES)、不正アクセス検出部420は、ICタグ2に対する不正アクセスは無いと判断し、リーダ・ライタ3は、ICタグ2に対し所望のアクセス処理を実施する(ステップS108)。その後、ICタグ2の制御部22は、記録部23に対してICタグ2に対して行われたアクセス処理に関するアクセス履歴を更新し(ステップS109)、また、制御部42もアクセス履歴DB43に対してICタグ2に対して行われたアクセス処理に関するアクセス履歴を更新する(ステップS110)。この更新手順は、逆であってもよいし、同時に行ってもよい。
一方、最新のアクセス履歴と過去のアクセス履歴とが一致しない場合(ステップS107,NO)、不正アクセス検出部420は、ICタグ2に対する不正アクセスが有ったと判断し、つぎに、不正アクセスが不正読出であるか不正書換であるかを判断する(ステップS111)。
不正アクセスは、タグ情報の不一致により不正書換が判明し、また、読出回数の不一致により不正読出が判明する。不正アクセス検出部420が不正書換を検出した場合(ステップS111,不正書換)、制御部42は、表示部45に対して不正書換を表示し(ステップS112)、タグ情報修復部421は、不正書換が行われる前のタグ情報をICタグ情報DB44から抽出してICタグ2に送出し、タグ情報を修復する(ステップS113)。
一方、不正アクセス検出部421が不正読出を検出した場合(ステップS111,不正読出)、制御部42は、表示部45に対して不正読出を表示し(ステップS114)、ICタグ2管理者に警告を与える。当然、不正読出と不正書換との双方が検出された場合、上述した不正読出に対する処置と不正書換に対する処置との双方を行う。
すなわち、この情報通信システム1は、ICタグ2がICタグ2に対する最新のアクセス履歴を記録するとともにホストコンピュータ42がICタグ2に対する過去のアクセス履歴を記録し、互いのアクセス履歴を比較し、不一致があった場合、ICタグ2に対する不正アクセスを検出する。
不正読出が検出された場合、制御部42は、不正読出を表示し、迅速にICタグ2管理者に警告を発することができ、また、不正な書換えが検出された場合、不正な書換前のタグ情報をICタグ2に送出し、ICタグ2のタグ情報を修復できる。
この実施の形態1では、ICタグ2が正規なリーダ・ライタ、不正なリーダ・ライタを含めICタグ2に対する最新のアクセス履歴を記録し、ホストコンピュータ4が正規のリーダ・ライタのアクセス処理が行われた過去のアクセス履歴を記録し、最新のアクセス履歴と過去のアクセス記録とを比較することによって、ICタグ2に対する不正アクセスを確実に検出できる。
(変形例)
この実施の形態1では、不正書換が検出された場合、ホストコンピュータ4がタグ情報の修復を行うようにしていたが、この変形例では、リーダ・ライタがタグ情報の修復を行い、不正書換に迅速に対応するようにしている。
この実施の形態1では、不正書換が検出された場合、ホストコンピュータ4がタグ情報の修復を行うようにしていたが、この変形例では、リーダ・ライタがタグ情報の修復を行い、不正書換に迅速に対応するようにしている。
図6は、記録部23が有するタグ情報記録部230とアクセス履歴記録部231とを示す模式図である。図6に示すように、アクセス履歴記録部231は、読出履歴と書換履歴とを記録する記録ブロックNo.100,101以外にタグ情報の移し代えた先の対応表を記録する記録ブロックNo.102を有し、さらにタグ情報記録部230で書換えられたタグ情報を移し代えて記録する記録ブロックNo.103,104,・・・を有する。
たとえば、タグ情報記録部230の記録ブロックNo.1に記録されている「A」が「C」に書換えられ、記録ブロックNo.2に記録されている「B」が「D」に書換えられた場合、制御部22は、記録ブロックNo.103に「A」を記録し、記録ブロックNo.104に「B」を記録するとともに対応表の記録ブロックNo.102に、この対応関係を記録する。図7は、対応表の記録ブロックNo.102の詳細を示す模式図である。図7に示すように、この対応表には、記録ブロックNo.1は、記録ブロックNo.103に移し代えられ、記録ブロックNo.2は記録ブロックNo.104に移し代えられていることが示されている。不正書換が検出された場合、ホストコンピュータ4からタグ情報を取り寄せることなくタグ情報の修復が迅速に行える。
(実施の形態2)
つぎに、この発明にかかる実施の形態2について説明する。実施の形態1では、ホストコンピュータ4がICタグ2に対する不正アクセスを検出するようにしていたが、この実施の形態2では、リーダ・ライタが不正アクセスを検出するようにしている。
つぎに、この発明にかかる実施の形態2について説明する。実施の形態1では、ホストコンピュータ4がICタグ2に対する不正アクセスを検出するようにしていたが、この実施の形態2では、リーダ・ライタが不正アクセスを検出するようにしている。
図8は、この実施の形態2にかかる情報通信システム1Aの概要構成を示すブロック図である。図8に示すように、この情報通信システム1Aは、実施の形態1で示したリーダ・ライタ3とホストコンピュータ4とをリーダ・ライタ3Aに代えている。リーダ・ライタ3Aは、ICタグ2と交信するアンテナ30と、電波を情報に変換する電波処理部31と、ICタグ2のアクセス履歴を格納するアクセス履歴DB33と、ICタグ2のタグ情報を格納するICタグ情報DB34と、不正なアクセスの有無を表示する表示部35と、不正アクセスを検出するとともに電波処理部31とアクセス履歴DB33とICタグ情報DB34と表示部35とを制御する制御部32とを有する。
制御部32は、不正アクセスを検出する不正アクセス検出部320とタグ情報修復部321とを有する。その他の構成は、実施の形態1に示した情報通信システム1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
図8に示すように、リーダ・ライタ3Aは、専用コマンドを用いてICタグ2のアクセス履歴記録部231が記録する最新のアクセス履歴を読出し、不正アクセス検出部320は、アクセス履歴DB33が格納する過去のアクセス履歴と比較し、不一致である場合、ICタグ2に対する不正アクセスを検出する。
図9は、この実施の形態2での不正アクセスを検出する動作手順を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、リーダ・ライタ3Aは、通常コマンドあるいは専用コマンドを用いてICタグ2を識別し(ステップS201)、その後、専用コマンドを用いてアクセス履歴を読出し、記録する(ステップS202)。その後のステップS205〜S211は、実施の形態1で示した図5のフローチャートのステップS105〜S111に対応し、不正アクセスを確実に検出するとともに不正書換に迅速に対応できる。
ICタグ2とリーダ・ライタ3Aとが1対で使用される場合、リーダ・ライタ3AがICタグ2の過去のアクセス履歴を格納すれば、ホストコンピュータを必要とせずに不正アクセスを短時間にかつ確実に検出できるとともに不正書換に迅速に対応できる。
この実施の形態2では、リーダ・ライタ3Aにアクセス履歴DB33とタグ情報DB34とを備えることによって、簡易にかつ短時間に不正アクセスを検出するとともに不正書換に迅速に対応できる。
なお、この実施の形態2では、リーダ・ライタ3AがICタグ情報DB34を備え、ICタグ2に対してタグ情報の修復を行えるようにしていたが、リーダ・ライタ3は、不正アクセスの検出のみを行い、タグ情報の修復は、ホストコンピュータ(図示せず)を接続して行うようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態1,2では、ICタグ2は、アクセス履歴として、読出履歴と書換履歴との双方を記憶するようにしていたが、読出履歴のみを記憶し、ホストコンピュータ4、あるいはリーダ・ライタ3Aが書換履歴を記憶するようにしてもよい。
あるいは、読出、書換以外の通信履歴、例えばICタグ2の固有識別番号の問合せが行われた回数などを合わせて記憶し、不正アクセスの検出に使ってもよい。
1,1A 情報通信システム
2 ICタグ
3,3A リーダ・ライタ
4 ホストコンピュータ
5 クレードル
20,30 アンテナ
21,31 電波処理部
22,32,42 制御部
23,36 記録部
33,43 アクセス履歴DB
34,44 ICタグ情報DB
35,45 表示部
41 入出力インタフェース
230 タグ情報記録部
231 アクセス履歴記録部
320,420 不正アクセス検出部
321,421 タグ情報修復部
2 ICタグ
3,3A リーダ・ライタ
4 ホストコンピュータ
5 クレードル
20,30 アンテナ
21,31 電波処理部
22,32,42 制御部
23,36 記録部
33,43 アクセス履歴DB
34,44 ICタグ情報DB
35,45 表示部
41 入出力インタフェース
230 タグ情報記録部
231 アクセス履歴記録部
320,420 不正アクセス検出部
321,421 タグ情報修復部
Claims (7)
- 書換え可能な情報とともに、前記情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録する情報記録媒体と、
前記情報記録媒体と非接触により情報通信を行う情報通信手段と、
前記情報に対する過去のアクセス履歴を記録するアクセス履歴記録手段と、
前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出手段と、
を備えたことを特徴とする情報通信システム。 - 前記情報通信手段を接続するクレードルと、
前記クレードルに接続されたネットワークと、
前記ネットワークに接続され、前記アクセス履歴記録手段と前記不正アクセス検出手段とを備えた情報処理手段と、
を備え、
前記情報通信手段が前記クレードルに接続され、前記ネットワークを介して前記情報処理手段が前記最新のアクセス履歴を取得し、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。 - 前記情報処理手段は、前記情報媒体が記録する前記情報を記録する情報記録手段をさらに備え、
前記情報処理手段は、前記不正アクセスが前記情報に対する不正書換である場合、不正書換が行われる前の情報を前記情報記録手段から抽出し、前記情報記録媒体に送出し、前記不正書換が行われた情報を修復する情報修復手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。 - 前記アクセス履歴記録手段と前記不正アクセス検出手段とをリーダライタが備え、
前記リーダライタは、前記情報記録媒体に対するアクセス時に前記情報記録媒体が記録する前記最新のアクセス履歴を読出し、前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出すことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。 - 前記リーダライタは、前記情報媒体が記録する前記情報を記録する情報記録手段をさらに備え、
前記リーダライタは、前記不正アクセスが前記情報に対する不正書換である場合、不正書換が行われる前の情報を前記情報記録手段から抽出し、前記情報記録媒体に送出し、前記不正書換が行われた情報を修復する情報修復手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報通信システム。 - 書換え可能な情報とともに、前記情報に対する最新の読出履歴および/または最新の書換履歴を含む最新のアクセス履歴を記録する最新アクセス記録工程と、
前記情報記録媒体と非接触により情報通信を行う情報通信工程と、
前記情報に対する過去のアクセス履歴を記録する過去アクセス履歴記録工程と、
前記最新のアクセス履歴と前記過去のアクセス履歴とを比較し、この比較結果をもとに不正アクセスを検出する不正アクセス検出工程と、
を含むことを特徴とする情報通信方法。 - 前記不正アクセス検出工程は、前記不正な書換を検出した場合、不正な書換が行われる前の情報を前記情報記録媒体に送出し、前記不正な書換が行われる前の情報に戻す情報修復工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005183926A JP2007006144A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 情報通信システムおよび情報通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005183926A JP2007006144A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 情報通信システムおよび情報通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007006144A true JP2007006144A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37691316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005183926A Pending JP2007006144A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 情報通信システムおよび情報通信方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007006144A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010110193A1 (ja) * | 2009-03-24 | 2010-09-30 | 日本電気株式会社 | 情報共有装置、情報共有方法、プログラム及び情報共有システム |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005183926A patent/JP2007006144A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010110193A1 (ja) * | 2009-03-24 | 2010-09-30 | 日本電気株式会社 | 情報共有装置、情報共有方法、プログラム及び情報共有システム |
JP5429282B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2014-02-26 | 日本電気株式会社 | 情報共有装置、情報共有方法、プログラム及び情報共有システム |
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