JP2007005252A - 接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくい接続装置を提供する。
【解決手段】接続装置であるコネクタAは、相手側部材たる相手側コネクタの複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部11aが設けられたベース部11と、ベース部11の各挿入部11aの内側でベース部11から離間して配置されて接続端子が接離するコンタクト部14が設けられた可動体部13と、ベース部11の各挿入部11aそれぞれの内側においてベース部11と可動体部13とを連結し可動体部13をベース部11の厚み方向に変位可能とする4つずつの支持ばね部12とを備えている。ベース部11の各挿入部11a内に設けられた4つの支持ばね部12は、平面視形状が、蛇行する形状に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続装置に関するものである。
携帯機器などの小型化、薄型化、高性能化に伴って、携帯機器の器体内で2つの回路基板間(例えば、フレキシブル基板とプリント基板との間)を電気的に接続する接続装置としてのコネクタに対して、小型化、薄型化、相手側部材である相手側コネクタの複数の接続端子を各別に接続するコンタクトの数の増大、コンタクトの配列ピッチの狭ピッチ化などが望まれており、コンタクトの配列ピッチを0.5mmとしたコネクタが提供されている。なお、この種のコネクタでは、コンタクトの狭ピッチ化に伴い、配列ピッチの高精度化だけでなく、隣り合うコンタクト間の間隔の高精度化も必要となっている。
また、近年、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)などの相手側部材において2次元アレイ状に配列された球状の接続端子それぞれと各別に接続される複数のコンタクト部を有する接続装置として、図10に示すように、複数のスパイラル状のコンタクト部102をガラスエポキシ製の絶縁基板からなるベース部101の一表面側において2次元アレイ状に配列した構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここにおいて、コンタクト部102は、銅およびニッケルにより形成されている。また、ベース部101には、当該ベース部101の厚み方向へのコンタクト部102の変位を可能とするための貫通孔101bが貫設されている。なお、上記特許文献1では、相手側部材の接続端子の配列ピッチを0.4mmとした場合に、ベース部101の厚みを1mm程度、貫通孔101bの内径を0.3mm程度とすることが記載されている。
特開2002−175859号公報
ところで、図10に示した構成の接続装置では、コンタクト部102がベース部101の厚み方向へ変位可能であって、コンタクト部102のばね力によって所望の接圧を確保するようになっているが、スパイラル状のコンタクト部102の一端部がベース部101の上記一表面側において貫通孔101bの周縁に形成された円環状のフレーム部103に連続一体に連結される一方で他端部が自由端となっており、相手側部材との接続時にコンタクト部102の上記一端部付近に応力が集中するので、球状の接続端子のような突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因して、変位量の大きなコンタクト部102が破断されやすかった。また、ベース部101の厚み方向に直交する面内において各貫通孔1010bごとに2つのコンタクト部102を設けることも考えられるが、2つのコンタクト部102のうちの一方に偏って応力がかかった場合に、より大きな応力がかかった方のコンタクト部102が上記一端部付近で破断されやすかった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくい接続装置を提供することにある。
請求項1の発明は、相手側部材の複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部が設けられたベース部と、ベース部の各挿入部の内側でベース部から離間して配置されて接続端子が接離するコンタクト部が設けられた可動体部と、ベース部と可動体部とを連結し可動体部をベース部の厚み方向に変位可能とする少なくとも2つずつの支持ばね部とを備えてなることを特徴とする。
この発明によれば、相手側部材の突起状の接続端子がコンタクト部と弾接している状態において、コンタクト部が設けられた可動体部とベース部とを連結している各支持ばね部に応力がかかるので、相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した各支持ばね部の破断が起こりにくいから、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持ばね部は、平面視形状が蛇行する形状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記挿入部のサイズを大きくすることなく前記支持ばね部の全長を長くすることができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記支持ばね部は、平面視形状がスパイラル状の形状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記挿入部のサイズを大きくすることなく前記支持ばね部の全長を長くすることができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記支持ばね部は、前記ベース部側の端部の厚さ寸法が前記可動体部側の端部の厚さ寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記各支持ばね部において応力の集中する前記ベース部側の端部付近で前記各支持ばね部が破断されるのをより確実に防止することができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記各支持ばね部は、前記可動体部側の端部が前記ベース部側の端部に比べて前方に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、前記ベース部のより一層の薄型化を図れる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記各支持ばね部は、幅方向の両側面と後面との間に面取り部が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記各支持ばね部の幅方向の両側面と後面との間に面取り部が形成されていない場合に比べて、前記各支持ばね部の応力集中を緩和することができ、応力集中による前記各支持ばね部の折損を防止することができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記ベース部と前記各支持ばね部と前記各可動体部とは、半導体基板を用いて一体に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、一般的な半導体微細加工プロセスにより前記ベース部の前記各挿入部および前記各支持ばね部および前記各可動体部を形成することができるので、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になる。
請求項1の発明では、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的接続に利用可能なコネクタを例示する。
図1に示した本実施形態のコネクタAは、図2に示すようにプリント基板30に実装され、図3に示すようにフレキシブル基板40に実装された相手側部材たるコネクタ(以下、相手側コネクタと称す)Bと電気的に接続される。
ここにおいて、相手側コネクタBは、第1のシリコン基板からなる第1の半導体基板を用いて形成した矩形板状のコネクタボディ21と、コネクタボディ21の一表面上に所定の配列ピッチ(例えば、500μm)でマトリクス状(2次元アレイ状)に配列された複数(例えば、100個)の突起状(ここでは、球状)の接続端子23とを備えており、コネクタボディ21の上記一表面上で各接続端子23それぞれに接続された金属配線24がコネクタボディ21の厚み方向に貫設した貫通配線(図示せず)を介してフレキシブル基板40の導体パターン(図示せず)と電気的に接続可能となっている。
コネクタAは、相手側コネクタBの各接続端子23それぞれに対応する各部位に接続端子23が挿入される矩形状の挿入部11aが設けられたベース部11と、ベース部11の各挿入部11aの内側でベース部11から離間して配置されて接続端子23が接離するコンタクト部14が設けられた可動体部13と、ベース部11の各挿入部11aそれぞれの内側においてベース部11と可動体部13とを連結し可動体部13をベース部11の厚み方向に変位可能とする4つずつの支持ばね部12とを備えている。ここにおいて、コンタクト部14は、ベース部11における相手側コネクタBとの対向面(図1(b)における上面)である前面側で可動体部13に積層された導電層(例えば、金属膜など)により構成されているが、コンタクト部14は、可動体部13だけでなく当該可動体部13に連結された各支持ばね部12と当該可動体部13が配置されている挿入部11aの周部とに跨って積層されている。なお、相手側コネクタBの複数の接続端子23とコネクタAの複数のコンタクト部14とは一対一で対応している。
ここで、ベース部11の各挿入部11a内に設けられた4つの支持ばね部12は、ベース部11に連続一体に連結された側の端部と可動体部13に連続一体に連結された側の端部との間の部位の平面視形状が、蛇行する形状(ベース部11の上記前面に平行な面内で複数回折れ曲がったつづら折れ状の形状)に形成されており、各挿入部11a内それぞれにおいて可動体部13がベース部11の厚み方向に変位可能となるように可動体部13を支持している。要するに、各支持ばね部12は、可動体部13側の端部がベース部11の厚み方向に変位可能となっており、各支持ばね部12のばね力によって接続端子23とコンタクト部14とが弾接可能となっている。ここにおいて、挿入部11a内の4つの支持ばね部12は、ベース部11の前面に平行な面内における挿入部11aの中心に対して回転対称となるように形成されている。また、各支持ばね部12は、厚さ寸法(図1(b)における上下方向の寸法)を幅寸法に比べて大きく設定するとともに、厚さ寸法をベース部11の厚さ寸法に比べて小さく設定してある。なお、本実施形態における各挿入部11aは、ベース11の厚み方向の両面(図1(b)における上面および下面)が開放されているが、少なくとも相手側コネクタBとの対向面である前面が開放されていればよい。
また、本実施形態では、コネクタAにおけるベース部11と各支持ばね部12と各可動体部13とが、第2のシリコン基板からなる第2の半導体基板10(図5(a)参照)を用いて形成されている。また、コネクタAは、コンタクト部14のうちベース部11の前面で挿入部11aの周部の全周に亘って形成された部位が、ベース部11の厚み方向に貫設された貫通配線16を介してベース部11の後面(図1(b)における下面)の外部接続電極17と電気的に接続されており、図4に示すように各外部接続電極17それぞれが半田ボール18を介してプリント基板30の導体パターン33と電気的に接続可能となっている。なお、コンタクト部14は少なくとも可動体部13に設けてあればよく、コンタクト部14と貫通配線16との間に両者を電気的に接続する配線(金属配線、拡散層配線など)を介在させてもよい。
コネクタAの各コンタクト部14それぞれに相手側コネクタBの各接続端子23を電気的に接続する際には、図4(a)に示すように、プリント基板30に実装したコネクタAとフレキシブル基板40に実装した相手側コネクタBとを対向させてから、図4(b)に示すように、コネクタAに相手側コネクタBを近づければよい。ここにおいて、コネクタAは各挿入部11a内に設けられた可動体部13を支持している4つの支持ばね部12が変形して可動体部13がベース部11の厚み方向(つまり、接続端子23の挿入方向)に変位することができるので、球状の接続端子23の突出高さなどのばらつきや接続端子23の傾きなどを許容することができるとともに、所望の接圧を満足することが可能となる。なお、コネクタAと相手側コネクタBとの電気的接続状態を維持するためのロック機構は、例えば、プリント基板30およびフレキシブル基板40を収納する機器(例えば、携帯機器など)の器体や、各基板30,40に設ければよいが、各コネクタA,Bに設けてもよい。
以下、コネクタAの製造方法について図5を参照しながら簡単に説明する。
まず、第2の半導体基板10の裏面側(図5(a)における下面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜51を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜51のうちベース部11に対応する部位が残り且つ各挿入部11aそれぞれに対応する部位および各貫通配線16用のスルーホールに対応する部位が除去されるように絶縁膜51をパターニングすることによって、図5(a)に示す構造を得る。
その後、パターニングされた絶縁膜51をマスクとして、第2の半導体基板10を裏面側から所定深さ(ここでは、第2の半導体基板10において各支持ばね部12に対応する部位の厚みが各支持ばね部12の厚さ寸法になる深さ)までエッチングして各挿入部11aの一部となる凹所11bおよび各スルーホールそれぞれの一部となる有底孔(図示せず)を形成することによって、図5(b)に示す構造を得る。ここにおいて、凹所11bおよび有底孔を形成するエッチングに際しては、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いることにより、アルカリ系溶液を用いた異方性エッチングを行う場合に比べて、凹所11bの配列ピッチを短縮することができ、ベース部11の平面サイズの小型化を図れる。
上述のように第2の半導体基板10に複数の凹所11bおよび複数の有底孔を形成した後、第2の半導体基板10の裏面側の絶縁膜51を除去してから、第2の半導体基板10の主表面側(図5(b)における上面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜52を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜52のうちベース部11および各各支持ばね部12および各可動体部13それぞれに対応する部位が残り且つ各スルーホールそれぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜52をパターニングすることによって、図5(c)に示す構造を得る。
次に、パターニングされた絶縁膜52をマスクとして、第2の半導体基板10を主表面側からエッチングして挿入部11aおよび各板ばね部12および各可動体部13および各スルーホールを形成することによって、図5(d)に示す構造を得る。なお、このエッチングの際には、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いる。
その後、第2の半導体基板10の主表面側の絶縁膜52をエッチング除去することで図5(e)に示す構造を得てから、第2の半導体基板10の主表面側にメタルマスクを用いて各コンタクト部14を形成することによって、図5(f)に示す構造を得る。その後は、貫通配線16を形成し、第2の半導体基板10の裏面側に外部接続電極17を形成してから、第2の半導体基板10をダイシング工程により個々のチップ(コネクタA)に分離すればよい。
以上説明した本実施形態のコネクタAは、相手側部材たる相手側コネクタBの突起状の接続端子23がコンタクト部14と弾接している状態において、コンタクト部14が設けられた可動体部13とベース部11とを連結している各支持ばね部12に応力がかかるので、相手側コネクタBのコネクタボディ21におけるベース部11との対向面からの接続端子23の突出高さのばらつきに起因した各支持ばね部12の破断が起こりにくいから、従来に比べて相手側コネクタBの突起状の接続端子23の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなる。ここにおいて、各支持ばね部12の平面視形状(ベース部11の前方から見た形状)が蛇行する形状に形成されているので、挿入部11aのサイズを大きくすることなく支持ばね部12の全長を長くすることができる。
また、本実施形態のコネクタAでは、各挿入部11a内に支持ばね部12が4つずつ設けられ、挿入部11a内の4つの支持ばね部12が、ベース部11の前面に平行な面内における挿入部11aの中心に対して回転対称となるように形成されているので、相手側コネクタBとの接続時に可動体部13がベース部11の前面に対して傾くことなくベース部11の厚み方向へ変位し、各支持ばね部12にかかる応力のばらつきを低減できるので、各支持ばね部12の折損をより確実に防止することができる。
ところで、図10に示した構成の接続装置では、ベース部101の基礎となる絶縁基板に貫通孔101bを形成する工程において、ドリル加工により各貫通孔101bを個別に形成しているので、貫通孔101bの配列ピッチおよび貫通孔101b間の間隔それぞれの高精度化が難しいとともに、貫通孔101bのより一層の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体としてのより一層の小型化が難しかった。また、図10に示した構成の接続装置では、ベース部101とコンタクト部102とが互いに異なる材料により形成されているので、ベース部101の貫通孔101bとコンタクト部102との位置合わせ精度の関係からも、貫通孔101bおよびコンタクト部102の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体のより一層の小型化が難しかった。
これに対して、本実施形態のコネクタAでは、ベース部11の各挿入部11a内に設けられる各1つずつの可動体部13および各4つずつの支持ばね部12が、ベース部11とともに第2の半導体基板10を用いてベース部11と一体に形成されており、一般的な半導体微細加工プロセスによりベース部11の各挿入部11aおよび各可動体部13および各支持ばね部12を形成することができるので、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になる。ここにおいて、本実施形態のコネクタAでは、シリコンにより形成された各支持ばね部12のばね力によって接続端子23とコンタクト部14との所望の接圧を確保することができるので、図10に示した従来例のように銅膜とニッケル膜とを積層した金属膜からなるコンタクト部102のみのばね力によって接圧を確保する構造に比べて、接続端子23とコンタクト部14との接圧を高めることができる。なお、ニッケルはヤング率が204GPa、破断強度が58MPaであるのに対して、シリコンはヤング率が169GPa、破断強度が2000MPaであり、本実施形態のコネクタAの方が従来例に比べて、接圧を確保するための構造部が破壊されにくい。
(実施形態2)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1ではベース部11の各挿入部11aが矩形状であり、各挿入部11aそれぞれの内側に配置された可動体部13が4つの支持ばね部12を介してベース部11に支持されていたのに対して、図6に示すように、ベース部11の各挿入部11aが円形状であり、各挿入部11aの内側に配置された可動体部13が2つの支持ばね部12を介してベース部11に支持されている点などが相違する。また、実施形態1では、各支持ばね部12の平面視形状が蛇行した形状に形成されていたのに対して、本実施形態では、各支持ばね部12の平面視形状が、スパイラル状の形状に形成されている点が相違する。ここにおいて、挿入部11a内の2つの支持ばね部12は、ベース部11の前面に平行な面内における挿入部11aの中心に対して回転対称となるように形成されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでも、実施形態1と同様に、相手側コネクタBのコネクタボディ21におけるベース部11との対向面からの接続端子23の突出高さのばらつきに起因した各支持ばね部12の破断が起こりにくいから、従来に比べて相手側コネクタBの突起状の接続端子23の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなる。また、各支持ばね部12の平面視形状がスパイラル状の形状に形成されているので、挿入部11aのサイズを大きくすることなく支持ばね部12の全長を長くすることができる。
(実施形態3)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、各支持ばね部12の厚さ寸法に関して、ベース部11側の端部の厚さ寸法が、可動体部13側の端部の厚さ寸法に比べて大きく設定されている点や、ベース部11の前面上で各コンタクト部14それぞれに電気的に接続された金属配線15をベース部11の周部まで延長している点が相違する。ここにおいて、コネクタAは、相手側コネクタBの接続端子23がコンタクト部14と接触していない状態において、ベース部11の前面と各支持ばね部12の前面とが略面一となっており、各支持ばね部12の厚さ寸法がベース部11に近づくにつれて徐々に大きくなっている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態1のように各支持ばね部12の厚さ寸法が一定である場合に比べて、各支持ばね部12において応力の集中するベース部11側の端部付近で各支持ばね部12が破断されるのをより確実に防止することができる。また、本実施形態のコネクタAでは、各金属配線15をベース部11の前面側で引き回す必要があるので、実施形態1に比べてコネクタAの平面サイズが大きくなってしまうが、実施形態1にて説明した貫通配線16を形成する工程が不要となり、各金属配線15の材料をコンタクト部14と同一材料にすれば、各金属配線15をコンタクト部14と同時に形成することができるので、製造プロセスの簡略化を図れる。なお、実施形態1,2における各支持ばね部12についても、ベース部11側の端部の厚さ寸法を可動体部13側の端部の厚さ寸法に比べて大きく設定すれば、各支持ばね部12において応力の集中するベース部11側の端部付近で各支持ばね部12が破断されるのをより確実に防止することができる。
(実施形態4)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態3と略同じであって、図8に示すように、ベース部11の厚み方向に沿った各支持ばね部12の厚さ寸法が一定であり、各支持ばね部12における可動体部13側の端部がベース部11側の端部に比べて前方に位置している点が相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、相手側コネクタB(図3および図4参照)を接続していない状態において、各支持ばね部12の可動体部13側の端部がベース部11の前方へ突出しているので、実施形態3に比べてベース部11の厚み寸法を小さくしても、相手側コネクタBを接続する際のベース部11の厚み方向への各支持ばね12の変位量を確保することができるから、実施形態3に比べて、ベース部11のより一層の薄型化を図れ、コネクタAのコンタクト部14と相手側コネクタBの接続端子23とを電気的に接続した状態におけるプリント基板30(図4参照)とフレキシブル基板40(図4参照)との間の距離をより短くすることができる。
(実施形態5)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に示すように、各支持ばね部12における幅方向の両側面12b,12bそれぞれと後面12cとの間に面取り部12d,12dが形成されている点が相違するだけである。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態1に比べて、各支持ばね部12の応力集中を緩和することができ、応力集中による各支持ばね部12の折損を防止することができる。
なお、実施形態1〜4においても面取り部12dを設けてもよいことは勿論である。また、各支持ばね部12における幅方向の両側面12b,12bそれぞれと前面との間にも面取り部を形成すれば、各支持ばね部12の応力集中がより緩和され、応力集中による各支持ばね部12の折損をより確実に防止することができる。
上記各実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタAを例示したが、接続装置は、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタに限定するものではなく、接続装置の相手側部材も相手側コネクタBに限らず、例えば、BGAやCSPやベアチップなどでもよい。
実施形態1におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。 同上におけるコネクタを示し、(a)はプリント基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。 同上における相手側コネクタを示し、(a)はフレキシブル基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。 同上の動作説明図である。 同上におけるコネクタの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態2におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。 実施形態3におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。 実施形態4におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。 実施形態5におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。 従来例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。
符号の説明
A コネクタ
11 ベース部
11a 挿入部
12 支持ばね部
13 可動体部
14 コンタクト部
16 貫通配線
17 外部接続電極

Claims (7)

  1. 相手側部材の複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部が設けられたベース部と、ベース部の各挿入部の内側でベース部から離間して配置されて接続端子が接離するコンタクト部が設けられた可動体部と、ベース部と可動体部とを連結し可動体部をベース部の厚み方向に変位可能とする少なくとも2つずつの支持ばね部とを備えてなることを特徴とする接続装置。
  2. 前記支持ばね部は、平面視形状が蛇行する形状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  3. 前記支持ばね部は、平面視形状がスパイラル状の形状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  4. 前記支持ばね部は、前記ベース部側の端部の厚さ寸法が前記可動体部側の端部の厚さ寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続装置。
  5. 前記各支持ばね部は、前記可動体部側の端部が前記ベース部側の端部に比べて前方に位置していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の接続装置。
  6. 前記各支持ばね部は、幅方向の両側面と後面との間に面取り部が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の接続装置。
  7. 前記ベース部と前記各支持ばね部と前記各可動体部とは、半導体基板を用いて一体に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の接続装置。
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