JP2007004841A - コンテンツデータの移動方法 - Google Patents

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稔 伊藤
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Abstract

【課題】元の記録媒体と移動先の記録媒体の両方に同時にコンテンツデータが存在することによる不正コピーを防止できると共に、移動の途中で動作が中断したときに再度始めから作業をやり直す必要がないコンテンツデータの移動方法を提供する。
【解決手段】コンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを移動先の記録媒体にコピーを行うと共に、元の記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップ(S15)と、コピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップ(S16)とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンテンツデータの移動方法に係り、特に、コピーワンスのコピー制限が設定されているコンテンツにおける不正コピーを防止する機能を有する移動方法に関する。
近年、記録媒体に大容量のハードディスクを使用し、大量のテレビ放送番組を録画保存できる記録再生装置が普及している。このようなハードディスクを使用した記録再生装置では、記録した番組を装置内部に保存して置き、使用者は画面に表示された保存番組の一覧表から見たい番組を選択するだけで即座に鑑賞が可能となるので、従来のように記録媒体(カセットテープ)を着脱する必要がないなど極めて操作性の良い点が特徴である。
しかしながら、ハードディスクの容量には限度があるため、新しい番組を記録するには古い番組を消去して空き容量を確保しなくてはならなくなる。
このようなときに、お気に入りの番組であれば、消去する前に別途着脱可能な記録媒体(例えば、光ディスクや半導体メモリ、カセットテープ等)に複製を作って保存することが行われる。
一方、ハードディスクを用いる記録再生のプロセスはデジタル信号を使用することから高品質を保ったまま何回でも複製が可能となるため、私的録画の範囲を超えた著作権侵害行為が行われる可能性が生ずる。そのため、デジタル放送では著作権を確保するため、放送されたコンテンツ(番組)データをデジタル信号のまま蓄積する際の複製を制限する情報(デジタルコピー制御情報)が付加されている。
このデジタルコピー制御情報には、「コピー可」、「1世代のみコピー可」、「コピー禁止」などの制御情報がある。この中で「1世代のみコピー可」は、記録ができ、それを再生するのは何度でも自由に行えるが、他の記録媒体への複製は不可というものである。しかし、複製後に元のコンテンツデータを消去又は再生不可能な状態にすることを条件に複製は許可されている。このような複製は「移動」といって通常の複製と区別されており、デジタル放送の普及に伴い、この移動による複製技術が多数提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2001−333371号公報
前記したように、移動による複製は別の記録媒体への複製の完了後に元の記録媒体のコンテンツデータを消去することであるが、しかしながら、この場合、短い時間ではあるが、同一のコンテンツデータが両記録媒体に同時に存在することになり、この間は機器の動作を制御して複数回のコピーを行う等の不正が行える状態にあるといえる。こうした不正コピーを防止するには、両記録媒体に同時にコンテンツデータが存在する期間をなくすことが必要となる。
また、移動の途中で何らかのアクシデントによって移動動作が中断したときには、再度始めから複製作業をやり直す必要があるなど、従来の移動による複製技術は操作性の劣ったものであった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたものであり、デジタルコピー制御情報に基づく移動複製時に、元の記録媒体と移動先の記録媒体の両方に同時にコンテンツデータが存在することによる不正コピーを防止できると共に、移動の途中でアクシデントによって動作が中断したときに再度始めから作業をやり直す必要がないコンテンツデータの移動方法を提供することを目的とするものである。
本願発明における第1の発明は、複数のクラスタ番号毎に分けてコンテンツデータを記録するデータ領域及び前記コンテンツデータの管理を行う管理領域を有する第1記録媒体から分割されたコンテンツデータを第2記録媒体に移動するコンテンツの移動方法において、
前記分割されたコンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを前記第2記録媒体にコピーを行うと共に、前記第1記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップ(S15)と、
前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置に前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップ(S16)とを有することを特徴とするコンテンツの移動方法を提供するものである。
第2の発明は、複数のクラスタ番号毎に分けてコンテンツデータを記録するデータ領域及び前記コンテンツデータの管理を行う管理領域を有する第1記録媒体から前記分割されたコンテンツデータを第2記録媒体に移動するコンテンツの移動方法において、
前記分割されたコンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを前記第2記録媒体にそのままコピーを行うと共に、前記第1記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップ(S15)と、
前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置に前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップ(S16)と、
前記第2記録媒体にコピーされた前記第1記録媒体に記録されている前記第1クラスタ番号から前記第2クラスタ番号までのコンテンツデータを消去する第3ステップ(S19)と、
前記コンテンツデータの全クラスタが前記第1記録媒体から前記第2記録媒体に記録されたか否かを判定する第4ステップ(S17)とを有することを特徴とするコンテンツの移動方法を提供するものである。
第3の発明は、前記第1、第2記録媒体のスタートクラスタ番号を記録するスタートクラスタ管理領域と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータのクラスタ数を記録するクラスタ数管理領域とを有する第3の記録媒体を用意し、前記第1ステップの前に、前記スタートクラスタ管理領域には、前記第1記録媒体の前記第1クラスタ番号と前記第2記録媒体の無効番号を記録し、前記クラスタ数管理領域には、前記第1記録媒体の全てのコンテンツデータのクラスタ数と前記第2記録媒体のコンテンツデータが無いことを示す無効値を記録し、前記第2ステップの後に、前記スタートクラスタ管理領域に前記第1記録媒体の第3クラスタ番号と前記第2記録媒体の先頭コンテンツデータのクラスタ番号を記録し、前記クラスタ数管理領域に前記第1記録媒体の前記全てのコンテンツデータのクラスタ数から前記第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのクラスタ数を除いた残りのクラスタ数と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーされた前記第1クラスタ番号から前記第2クラスタ番号までの累積クラスタ数を記録することを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツの移動方法を提供するものである。
本発明によれば、複数のクラスタ番号毎に分けてコンテンツデータを記録するデータ領域及び前記コンテンツデータの管理を行う管理領域を有する第1記録媒体から分割されたコンテンツデータを第2記録媒体に移動するコンテンツの移動方法において、前記分割されたコンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを前記第2記録媒体にコピーを行うと共に、前記第1記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップと、前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置に前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップと、を有するので、元の記録媒体と移動先の記録媒体の両方に同時にコンテンツデータが存在することによる不正コピーを防止できる効果がある。
また、前記第1、第2記録媒体のスタートクラスタ番号を記録するスタートクラスタ管理領域と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータのクラスタ数を記録するクラスタ数管理領域とを有する第3の記録媒体を用意し、前記第1ステップの前に、前記スタートクラスタ管理領域には、前記第1記録媒体の前記第1クラスタ番号と前記第2記録媒体の無効番号を記録し、前記クラスタ数管理領域には、前記第1記録媒体の全てのコンテンツデータのクラスタ数と前記第2記録媒体のコンテンツデータが無いことを示す無効値を記録し、前記第2ステップの後に、前記スタートクラスタ管理領域に前記第1記録媒体の第3クラスタ番号と前記第2記録媒体の先頭コンテンツデータのクラスタ番号を記録し、前記クラスタ数管理領域に前記第1記録媒体の前記全てのコンテンツデータのクラスタ数から前記第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのクラスタ数を除いた残りのクラスタ数と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーされた前記第1クラスタ番号から前記第2クラスタ番号までの累積クラスタ数を記録するので、移動の途中でアクシデントによって動作が中断したときに再度始めから作業をやり直す必要がないコンテンツデータの移動が可能となる。
以下、本発明の各実施形態に係るコンテンツの移動方法について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る移動による移動方法を説明するのに用いる装置のブロック図、図2はハードディスク上のコンテンツ記録領域(FATファイルシステム)の構成を示した図、図3は本実施例においてハードディスク、メモリカード、不揮発性メモリに記録されているデータの更新状況を示した図、図4は本実施例の動作を示すフローチャートで、(A)はハードディスクからコンテンツデータを消去しない場合の実施例を、(B)はハードディスクからコンテンツデータを消去する場合の実施例を示した図である。
まず、図1を用いて、本発明に係る移動を行う装置の構成を説明する。
同図において、記録再生装置100は、内部のHDD(ハードディスク)113をコンテンツデータの記録媒体とし、チューナ107で受信したテレビ放送のコンテンツデータ若しくは外部入力のコンテンツデータを記録し、記録したコンテンツデータをHDD113から再生して鑑賞すると共に、必要に応じて外部に接続されたメモリカード116に複製する機能を持った装置である。
記録再生装置100の記録時において、コンテンツデータ入力処理部108は、チューナ107で受信したテレビ放送や外部入力のコンテンツデータが所定のデジタル信号であればそのままで、もしアナログ信号であれば、所定のデジタル信号のコンテンツデータに変換してバスライン114に出力する。バスライン114に出力されたコンテンツデータは、HDD113とコンテンツデータ出力処理部111に入力され、HDD113では記録を、コンテンツデータ出力処理部111では元の映像信号と音声信号に復号されて外部に出力される。
一方、再生時においては、HDD113からの再生コンテンツデータは、バスライン114を経てカードコントローラ112とコンテンツデータ出力処理部111に入力される。カードコントローラ112に入力されたコンテンツデータは、外部に接続されているメモリカード116に供給されて記録される。この記録の詳細は後述する。
コンテンツデータ出力処理部111に入力されたコンテンツデータは記録時と同様に元の映像信号と音声信号に復号されて外部に出力される。
また、不揮発性メモリ110は、HDD113からのコンテンツデータをメモリカード116に記録したときの記録状況のデータを保存する部分であるが詳細は後述する。
CPU101は記録再生装置100の全体動作を制御するマイコンであり、ROM102、RAM103は夫々CPU101の動作プログラムや動作に必要なデータが保存されたメモリである。また、操作入力処理部104は、リモコン115や装置に備わっている操作ボタン106を使用者の操作に応じた命令に変換してバスライン114を経てCPU101に供給する部分である。
次に、本発明に係る移動を行う方法の詳細について、図2、図3および図4を用いて説明する。
本実施例で用いるHDD113とメモリカード116は、夫々FAT(File Allocation Table)ファイルシステムでフォーマットされている。FATファイルシステムでは図2に示す様に、記録媒体の領域をコンテンツデータを記録するデータ領域とファイルの管理情報を記録する管理領域とに分けている。
データ領域に記録するコンテンツデータはクラスタと呼ばれるデータ長の単位ごとに記録される。管理領域に記録する管理情報にはファイル名や拡張子、作成時刻と開始クラスタ番号(スタートクラスタ)、クラスタの数(クラスタサイズ)などがある。
図3は移動による複製記録の各段階における3種類の記録媒体の内容を示すものである。以下の説明では、HDD113は記録媒体1、メモリカード116は記録媒体2、不揮発性メモリ110は記録媒体3と述べる。
また、コンテンツデータは1世代のみコピー可(以下、コピーワンス)で移動による複製記録(以下、ムーブ)のみが許可されているものとする。
同図の(a)に示す様に、記録媒体1にはコンテンツAがデータ領域の「クラスタX2」から「クラスタXN」まで、n個のクラスタを使用して記録されている。管理領域にはそのコンテンツAがデータ領域のどのクラスタから始まるのかを示す「スタートクラスタ=X2」、そのコンテンツがいくつのクラスタを使用しているかを示す「サイズ=n」が記録されている。
CPU101は、コンテンツAのデータを記録媒体1から読み出す動作を行う場合には管理領域に記録されているスタートクラスタの値を参照してコンテンツの先頭データが記録されているクラスタの位置を知り、その位置から読み出すように制御する。
同図の(g)は記録媒体2の内容を示したものであるが、この段階ではまだ何も記録されていない。
同図の(m)は記録媒体3の内容を示したもので、移動による複製が始まる直前の段階における記録媒体1と記録媒体2の内容を記録しているものである。この図で「Source」の項は複製元と複製先の名称を示し、「Start Cluster」の項は複製前と後のスタートクラスタを示す。「Copy Cluster」は複製されたクラスタの番号を示す。「Status」の項は「Source」で示される記録媒体間でムーブが行われたことを示す。「Size」はスタートクラスタからコンテンツ最後のクラスタまでのクラスタ数、つまりコンテンツの記録に使用しているクラスタの総数を示すものである。
次に、記録媒体1に記録されているこのコンテンツAを記録媒体2にムーブする場合の説明を行う。CPU101は記録媒体1のデータ領域から1つまたは複数クラスタに記録されているコンテンツデータを記録媒体2に複製する。この動作はコンテンツAを構成するn個のクラスタにあるデータ全部を複製するまで行われる。
まず、使用者の操作によりコンテンツAについて記録媒体1から記録媒体2へムーブの命令が下されると、CPU101は、まず記録媒体2の空き容量を調べる(図4(A)のステップS11)。次いで、コンテンツAが記録できるだけの空き容量があるか判定する(ステップS12)。
空き容量が有りムーブが可能である場合には、記録媒体3の記録媒体1および記録媒体2に関するデータを更新する(図3の(m)、ステップS13)。
次に、記録媒体1内のコンテンツデータであるクラスタX2からクラスタX4までを記録媒体2内のクラスタY2からY4までに複製する((b)(h)、ステップS14)。このとき、1回の動作で複製するクラスタの数は1つまたは複数のいずれでもよい。
次に、コンテンツデータの複製が完了した後に、FATファイルシステムで管理領域に記録されている記録媒体1のスタートクラスタを複製が終了したクラスタX4の次のクラスタであるX5に更新し、同じくサイズは、コンテンツA全体でn個だったクラスタ数から、複製が終わった3個のクラスタ数を減算したn−3に更新する((c)、ステップS15)。
このスタートクラスタの更新により、複製が行われたクラスタX2〜X4までのコンテンツデータは記録媒体1から再生ができなくなるので、実質的にデータ領域から削除されたことと同等になる。
次いで、記録媒体2のスタートクラスタを複製された先頭クラスタであるクラスタY2に更新し、サイズは複製されたクラスタ数の3に更新する((i)、ステップS16)。
次いで、全クラスタの複製が完了したか判定し(ステップS17)、否の場合には上記ステップS13に戻り、コンテンツAを構成するクラスタX2からXNまで合計n個のクラスタを記録媒体2に複製するまで繰り返し行う。
全クラスタの複製が完了したときは、記録媒体3のデータをクリアし(ステップS18)、移動による複製を終了する。
コンテンツAを構成する全クラスタの複製が終了した後、記録媒体1の管理領域に記録されているスタートクラスタは0など本来のスタートクラスタとは異なった無効な値に変更し、サイズは0とする((e))。これにより記録媒体1からはコンテンツAのデータは消えたことになり、このデータ領域には別のコンテンツデータが記録できるようになる。
以上の本発明に係るコンテンツデータの複製記録方法により、コピーワンスの属性でムーブが許可されたコンテンツデータは、複製のどの段階においても実質的に2つの記録媒体にコンテンツデータ全体が同時に存在しないため、複数回のコピーを行う等の不正が行えなくなり著作権の維持が可能となる。
なお、記録媒体1から記録媒体2に複製が終わった段階で、複製したクラスタのコンテンツデータをその都度記録媒体1から消去することも可能である。この場合は、図4(b)に示す様に、ステップS16とステップS17の間に「記録媒体1の複製済みデータの消去(ステップS19)」を挿入する。
こうすることで、不正な複製行為をより確実に防止できるようになる。
また、停電や誤動作などのアクシデントによりムーブ動作が予期せず中断してしまった場合には、再起動後にCPU101が不揮発性メモリ110にアクセスすると、異常終了時までの複製の記録が保存されているので、このデータをもとにムーブを再開して続きの複製をすることができるようになる。したがって、コンテンツの頭まで戻らずとも、途中から再開できるので複製時間の短縮となる。
なお、本実施例では、記録媒体1と記録媒体2はFATファイルシステムを用いて記録したが、このフォーマットに限ることなく、コンテンツデータが所定の単位により複数個に分割されているその他のファイルシステムであっても同様な動作を行える。
また、本実施例では、記録媒体1と記録媒体2のクラスタの大きさが同じものとしているが異なっていてもよい。その場合には、それぞれのクラスタの大きさに応じたサイズの値を用いて更新していく必要がある。
更に、記録媒体3の不揮発メモリ110は、HDD113の一部の領域を用いてもよい。
本発明に係る移動による複製記録方法を説明するのに用いる装置のブロック図である。 ハードディスク上のコンテンツ記録領域(FATファイルシステム)の構成を示した図である。 本実施例においてハードディスク、メモリカード、不揮発性メモリに記録されているデータの更新状況を示した図である。 本実施例の動作を示すフローチャートで、(A)はハードディスクからコンテンツデータを消去しない場合の実施例を、(B)はハードディスクからコンテンツデータを消去する場合の実施例を示した図である。
符号の説明
100…記録再生装置
101…CPU(Central Processing Unit)
102…ROM(Read Only Memory)
103…RAM(Random Access Memory)
104…操作入力処理部
105…リモコン受光部
106…操作ボタン
107…チューナ
108…コンテンツデータ入力処理部
109…時計
110…不揮発性メモリ(記録媒体3)
111…コンテンツデータ出力処理部
112…カードコントローラ
113…HDD(ハードディスク)(記録媒体1)
114…バスライン
115…リモコン
116…メモリカード(記録媒体2)

Claims (3)

  1. 複数のクラスタ番号毎に分けてコンテンツデータを記録するデータ領域及び前記コンテンツデータの管理を行う管理領域を有する第1記録媒体から分割されたコンテンツデータを第2記録媒体に移動するコンテンツの移動方法において、
    前記分割されたコンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを前記第2記録媒体にコピーを行うと共に、前記第1記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップと、
    前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置に前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツの移動方法。
  2. 複数のクラスタ番号毎に分けてコンテンツデータを記録するデータ領域及び前記コンテンツデータの管理を行う管理領域を有する第1記録媒体から分割されたコンテンツデータを第2記録媒体に移動するコンテンツの移動方法において、
    前記分割されたコンテンツデータのうち、第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのコンテンツデータを前記第2記録媒体にそのままコピーを行うと共に、前記第1記録媒体の管理領域のスタートクラスタ位置に記録されているスタートクラスタ番号を前記第2クラスタ番号の次の第3クラスタ番号に更新する第1ステップと、
    前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの管理領域のクラスタ数の位置に前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータの累積クラスタ数を記録する第2ステップと、
    前記第2記録媒体にコピーされた前記第1記録媒体に記録されている前記第1クラスタ番号から前記第2クラスタ番号までのコンテンツデータを消去する第3ステップと、
    前記コンテンツデータの全クラスタが前記第1記録媒体から前記第2記録媒体に記録されたか否かを判定する第4ステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツの移動方法。
  3. 前記第1、第2記録媒体のスタートクラスタ番号を記録するスタートクラスタ管理領域と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーが行われたコンテンツデータのクラスタ数を記録するクラスタ数管理領域とを有する第3の記録媒体を用意し、前記第1ステップの前に、前記スタートクラスタ管理領域には、前記第1記録媒体の前記第1クラスタ番号と前記第2記録媒体の無効番号を記録し、前記クラスタ数管理領域には、前記第1記録媒体の全てのコンテンツデータのクラスタ数と前記第2記録媒体のコンテンツデータが無いことを示す無効値を記録し、前記第2ステップの後に、前記スタートクラスタ管理領域に前記第1記録媒体の第3クラスタ番号と前記第2記録媒体の先頭コンテンツデータのクラスタ番号を記録し、前記クラスタ数管理領域に前記第1記録媒体の前記全てのコンテンツデータのクラスタ数から前記第1クラスタ番号から第2クラスタ番号までのクラスタ数を除いた残りのクラスタ数と前記第1記録媒体から前記第2記録媒体にコピーされた前記第1クラスタ番号から前記第2クラスタ番号までの累積クラスタ数を記録することを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツの移動方法。

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