JP2007004682A - 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像データのセキュリティを向上させた画像処理システム、画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】 画像データを処理する複合機1、他の複合機36、及びサーバ34を備える画像処理システムにおいて、複合機1は、画像データを複数の分割データに分割し、各分割データを暗号化し、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を管理部14に記憶し、暗号化した分割データを他の複合機36及びサーバ34へ送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを処理する画像処理装置、該画像処理装置を備える画像処理システム、及び、前記画像処理装置を用いた画像処理方法に関する。
ハードディスクなどの記憶装置を備えた画像処理装置を用いて、イメージスキャナなどの画像読取装置で読取られた画像データ又はコンピュータから送信された画像データなどを格納するドキュメントファイリングが広く行われている。ドキュメントファイリングを行うことにより、例えば再印刷を行う場合はハードディスクに格納されているデータを用いて印刷すればよいため、ユーザの利便性が向上する。
このように、ドキュメントファイリングを行った場合、印刷を行った画像データ又は文書データがハードディスクに蓄積されるためにユーザの利便性が向上する反面、ハードディスクに格納されているデータに自由にアクセスすることが可能であるため、機密データの保護が行えず、セキュリティが低下するという問題がある。そのため、ハードディスクへのアクセスをパスワードで保護したり、ハードディスクに格納するデータを暗号化して保護することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−275296号公報
しかし、ハードディスクへのアクセスをパスワードで保護するだけでは、例えば画像処理装置からハードディスクを取出して、格納されているデータを読み出すなど、データの保護が不完全であるという問題がある。また、暗号化を行う場合であっても、パスワード(暗号鍵)が推定される場合があるという問題がある。例えばオフィスでドキュメントファイリングを行う場合、社員番号をパスワードにしたり、同一部門内で同一パスワードを使用するなど、パスワードの推定が容易な場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像データを複数の分割データに分割し、各分割データを暗号化し、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶し、暗号化した分割データを送信することにより、画像データのセキュリティを向上させた画像処理システム、画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、分割データの送信先であるデータ記憶装置は画像データの分割数と同数備えられており、前記送信手段は各データ記憶装置に夫々1つの分割データを送信するように構成したことにより、画像データのセキュリティが向上すると共に、分割データの送信及び記憶に関する負荷を均等に分散することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記各分割データが分割前の画像データの識別情報及び各分割データの識別情報を含むことにより、前記識別情報に基づいて分割データを元の画像データに合成することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、各分割データが共通の暗号鍵を用いて暗号化されることにより、暗号鍵の管理が容易になる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段と、取得した分割データを前記記憶部に記憶されている暗号鍵に基づいて復号する復号手段と、復号した分割データを元の画像データに合成する合成手段とを備えることにより、分割データを合成して元の画像データに復元することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段を備え、取得した分割データを前記送信手段から異なる送信先へ送信し、記憶部に記憶されている送信先に関する情報を更新するように構成したことにより、画像データのセキュリティをさらに向上させることができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、各分割データを暗号化する暗号化手段と、暗号化された分割データ及び分割データの暗号化に用いた暗号鍵を送信する送信手段と、暗号鍵の送信先及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部とを備えることにより、暗号鍵の不正な読出が困難になり、画像データのセキュリティをさらに向上させた画像処理装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係る画像処理システムは、画像データを処理する画像処理装置を備える画像処理システムにおいて、前記画像処理装置とデータの送受信を行う通信手段と、該通信手段が送信するデータ及び受信したデータを記憶する記憶部とを有する複数のデータ記憶装置を備え、前記画像処理装置は、画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、各分割データを暗号化する暗号化手段と、暗号化された分割データを前記データ記憶装置へ送信する送信手段と、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記データ記憶装置は、画像データの分割数と同数備えられており、前記送信手段は、各データ記憶装置に夫々1つの分割データを送信するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを処理する画像処理装置において、画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、各分割データを暗号化する暗号化手段と、暗号化された分割データを送信する送信手段と、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、前記各分割データは、分割前の画像データの識別情報と、各分割データの識別情報とを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、各分割データは、共通の暗号鍵を用いて暗号化されることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段と、該取得手段が取得した分割データを、前記記憶部に記憶されている暗号鍵に基づいて復号する復号手段と、復号した分割データを元の画像データに合成する合成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段を備え、該取得手段が取得した分割データを前記送信手段から異なる送信先へ送信し、記憶部に記憶されている送信先に関する情報を更新するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを処理する画像処理装置において、画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、各分割データを暗号化する暗号化手段と、暗号化された分割データ及び分割データの暗号化に用いた暗号鍵を送信する送信手段と、暗号鍵の送信先及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、画像データを処理する画像処理装置を用いた画像処理方法において、画像データを前記画像処理装置で複数の分割データに分割するステップと、各分割データを前記画像処理装置で暗号化するステップと、暗号化された分割データを前記画像処理装置から送信するステップと、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を前記画像処理装置に記憶するステップとを有することを特徴とする。
本発明においては、画像データを複数の分割データに分割し、各分割データを暗号化し、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶し、暗号化した分割データを送信しており、画像データ全体を1つの装置に記憶せずに複数装置に分散記憶しているため、画像データ全体の不正な読出が困難になり、セキュリティが向上する。また、分割データの何れかが不正に読出され、復号された場合であっても、画像データ全体の一部分に過ぎず、機密漏洩を最小限に抑えることができる。さらに、例えばハードディスクの故障によって分割データの何れかが読出不能になった場合であっても、画像データ全体の一部分に過ぎず、バックアップとして機能するため、記憶装置の故障に対する耐性も高まる。ここで、画像データは、イメージスキャナで読取った画像データはもちろん、例えば文書データを印刷する際の各ページの画像データなども含む。
本発明においては、分割データの送信先であるデータ記憶装置は、画像データの分割数と同数備えられており、前記送信手段から各データ記憶装置に夫々1つの分割データを送信しており、各データ記憶装置に夫々1つの分割データを格納させるため、画像データの不正な読出がより困難になり、セキュリティが向上する。また、各データ記憶装置へ1つの分割データを送信するため、負荷を均等に分散して、特定のデータ記憶装置に負荷が集中することを防止できる。なお、分割データの送信先であるデータ記憶装置を、画像データの分割数と同数以上備え、一部(分割数)のデータ記憶装置に夫々1つの分割データを送信することも勿論可能である。
本発明においては、前記各分割データは、分割前の画像データの識別情報及び各分割データの識別情報を含むため、前記識別情報に基づいて、分割データを元の画像データに合成することができる。分割前の画像データの識別情報は、例えば分割前の画像データのファイル名を用いることが可能であり、各分割データの識別情報は、例えば分割前の画像データ内の位置を表す識別子を用いることが可能である。
本発明においては、各分割データは、前記暗号化手段によって共通の暗号鍵を用いて暗号化されるため、暗号鍵の管理が容易になる。ただし、暗号鍵を分割データ毎に変える方がセキュリティは向上するが、各分割データは同一装置に記憶されていないため、共通の暗号鍵を用いた場合であっても、高いセキュリティを維持することができる。
本発明においては、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて取得手段によって分割データを取得し、取得した分割データを前記記憶部に記憶されている暗号鍵に基づいて復号手段で復号し、復号した分割データを合成手段で元の画像データに合成するため、分割データを合成して元の画像データに復元することができる。
本発明においては、前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得手段が取得し、取得した分割データを前記送信手段から異なる送信先へ送信し、記憶部に記憶されている送信先に関する情報を更新することにより、各分割データが記憶される装置を変更することができるため、画像データのセキュリティをさらに向上させることができる。
本発明においては、画像データを分割手段によって複数の分割データに分割し、各分割データを暗号化手段によって暗号化し、暗号鍵の送信先及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶部に記憶し、暗号化した分割データ及び分割データの暗号化に用いた暗号鍵を送信手段から送信しており、暗号鍵は他の装置に記憶されるため、暗号鍵の不正な読出が困難になり、画像データのセキュリティがさらに向上する。
本発明によれば、画像データ全体を1つの装置に記憶せずに複数装置に分散記憶するため、画像データ全体の不正な読出が困難になり、セキュリティが向上する。また、分割データの何れかが不正に読出され、復号された場合であっても、画像データ全体の一部分に過ぎず、機密漏洩を最小限に抑えることができる。さらに、例えばハードディスクなどの記憶装置の故障によって分割データの何れかが読出不能になった場合であっても、画像データ全体の一部分に過ぎず、記憶装置の故障に対する耐性が高まる。
本発明によれば、画像データのセキュリティが向上すると共に、分割データの送信及び記憶に関する負荷を均等に分散することができる。
本発明によれば、各分割データの識別情報に基づいて、分割データを元の画像データに合成することができる。
本発明によれば、暗号鍵の管理が容易になる。
本発明によれば、分割データを合成して元の画像データに復元することができる。
本発明によれば、各分割データが記憶される装置を変更することができ、画像データのセキュリティをさらに向上させることができる。
本発明によれば、暗号鍵の不正な読出が困難になり、画像データのセキュリティがさらに向上する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明に係る画像処理装置を含む画像処理システムの例を示すブロック図である。画像処理システムは、画像データを処理する複合機(画像処理装置)1及び複合機1とデータの通信を行うサーバ(データ記憶装置)34を少なくとも備える。複合機1は、例えば社内に構築されているLAN(Local Area Network)などの内部ネットワークN1と接続され、内部ネットワークN1には、他にコンピュータ32、サーバ34、及び他の複合機(データ記憶装置)36が接続されている。また、内部ネットワークN1は、例えば社外に構築されているインターネットなどの外部ネットワークN2と接続されている。外部ネットワークN2には、コンピュータ33及びインターネットFAX機39などが接続されている。
複合機1は、CCD(Charge Coupled Device)2aと原稿センサ2bとを有するイメージスキャナなどの画像読み取り部2、入力キーなどの入力部4aと液晶表示パネルなどの表示部4bとを有する操作部4、画像データを記憶するDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ6aとシートに画像を形成する印字部(LSU:Laser Scanning Unit、画像形成手段)6bとデータの暗号化及び復号化を行う暗号/復号処理部6cとを有する画像形成部6、内部ネットワークN1との通信を行うLANインタフェイスなどの通信部10、電話回線網N3に接続されたFAXモデム11、画像読み取り部2又は通信部10から受付けた画像データを記憶するハードディスクドライブ(以下、ハードディスクという)12、ハードディスク12に対するデータの読出及び書込を制御するハードディスクコントローラ(以下、HDコントローラという)18、メモリ6aに読み出された画像データに画像処理を行う画像処理部13、制御プログラム及び各種設定などを記憶するフラッシュメモリなどの管理部14、及び、制御プログラムに従って装置内の上述した各構成部を制御するCPU(Central Processing Unit)などの制御部8を備える。
複合機1の各構成部は、制御部8によって制御され、例えばタッチパネル又は入力キーなどの入力部4aから操作指示を受付け、受付けた操作指示に応じた処理を実行したり、複合機1の動作状態に関する情報などを表示部4bに表示して、必要な情報を使用者に報知することが可能である。また、管理部14には、各構成部の動作設定などに関する情報が記憶されており、制御部8は前記情報に基づいて複合機1全体の動作を制御する。本実施の形態では、複合機1は、複写機、プリンタ、ネットワークスキャナ及びファクシミリとして動作することが可能である。
操作部4で複写機能の選択を受付けるなどして、複合機1を複写機として使用する場合、制御部8の制御によって、画像読み取り部2にセットされた原稿を電子的に読み取り、読み取った画像データをメモリ6aを介してハードディスク12に記憶し、印字部6bの印字タイミングに合わせて、画像データがメモリ6aを介してハードディスク12から印字部6bへと送られ、シートに画像が形成される。ただし、ハードディスク12に記憶される画像データは暗号/復号処理部6cで暗号化され、ハードディスク12から読出した画像データ(暗号化されている)は暗号/復号処理部6cで復号される。
内部ネットワークN1に接続されたコンピュータ32から送信された画像データを通信部10で受信するなどして、複合機1をプリンタとして使用する場合、制御部8の制御によって、受信した画像データは、メモリ6aを介してハードディスク12に送られ、上述した複写機として使用する場合と同様にして印字部6bに送られ、シートに画像が形成される。また、操作部4から受付けた指示に応じて、ハードディスク12に記憶されている画像データをメモリ6aに読出して、印字部6bでシートへの画像形成を行うことも可能である。
操作部4でデータ送信の選択を受付けるなどして、複合機1をネットワークスキャナとして使用する場合、制御部8の制御によって、画像読み取り部2にセットされた原稿を電子的に読み取り、読み取った原稿の画像データをメモリ6aを介してハードディスク12に記憶した後、操作部4で受付けた送信先へ通信部10から送信する。画像データの送信先としては、内部ネットワークN1内のコンピュータ32、外部ネットワークN2のコンピュータ33、インターネットFAX機39などを指定することが可能である。また、送信先にFAX番号を指定して、FAXモデム11から電話回線網N3を介して外部のFAX機38へ画像データを送信することも可能である。
画像読み取り部2又は通信部10で受付けた画像データは、ハードディスク12に記憶されるが、本発明では、画像データを複数の分割画像データに分割し、各分割画像データに元の画像データに復元(合成)するための合成用情報を付加した分割データを暗号化し、暗号化した分割データを内部ネットワークN1に接続されたサーバ34及び他の複合機36へ送信することが可能である。例えば操作部4からの指示に応じて、上述した分割、暗号化、及び送信を行うことが可能である。
画像処理部13は、メモリ6aに読出した画像データを複数の分割データに分割する分割手段として動作し、分割後の分割画像データをメモリ6aに記憶する。メモリ6aに記憶した各分割画像データには、制御部8により、分割画像データを元の画像データに合成する際に用いる合成用情報が付加される。合成用情報は、例えば分割前の画像データの識別情報及び各分割データの識別情報を含む。暗号/復号処理部6cは、メモリ6aに記憶した各分割データを暗号化する暗号化手段として動作し、暗号化された分割データをメモリ6aに記憶する。通信部10は、メモリ6aに記憶されている暗号化された分割データを送信する送信手段として動作する。また、分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する格納先情報は、制御部8によって管理部(記憶部)14に記憶される。なお、本実施の形態では、各分割データは、共通の暗号鍵を用いて暗号化されている。
また、通信部10は、管理部14に記憶されている格納先情報に基づいて分割データを取得する取得手段として動作し、取得した分割データはメモリ6aに記憶される。暗号/復号処理部6cは、取得した分割データを、管理部14に記憶されている暗号鍵に基づいて復号する復号手段として動作し、復号後の分割データはメモリ6aに記憶される。画像処理部13は、復号後の分割データに対し、合成用情報に基づいて分割画像データを元の画像データに合成する合成手段として動作し、合成後の画像データをメモリ6aに記憶する。
図2(a)は画像データ、図2(b)は分割画像データ、図3は分割データの例を示す概念図である。図の例では画像データを5つの分割画像データA〜Eに分割している。そして、分割画像データA〜Eのヘッダに合成用情報を付加し、分割データA〜Eとしている。合成用情報は、例えば元の画像データ名(ファイル名)、及び、合成する際の並び順の番号(図の例では上から何番目)を含む。
図4は格納先情報の例を示す概念図である。格納先情報は、例えば画像データ名、分割数、分割データ名1、格納先1、・・・・・、分割データ名n(nは分割数)、格納先nなどを含む。格納先1、・・・、nは、例えばサーバ34又は他の複合機36のIPアドレス(ただし、IPアドレスは固定)を用いたり、装置名を用いることが可能である。また、暗号鍵は、例えば制御部8により画像データ毎にランダムに作成される。格納先情報及び暗号鍵は、制御部8によって、画像データ名(ファイル名)などの元の画像データの識別情報と対応付けて管理部14に記憶される。
図5はサーバの構成例を示すブロック図である。サーバ34は、CPU40と、RAM(Random Access Memory)42と、ハードディスク44と、内部ネットワークN1との通信制御を行う通信部46と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)ドライブ等の外部記憶部48とを備える。また、サーバ34は、キーボード又はマウス等の入力部50と、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ又は液晶ディスプレイなどの表示部52とを備える。
CPU40は、上述した各部42〜52の制御を行う。また、CPU40は、入力部50又は通信部46から受付けたプログラム又はデータ、あるいはハードディスク44又は外部記憶部48から読み出したプログラム又はデータ等をRAM42に記憶し、RAM42に記憶したプログラムの実行又はデータの演算等の各種処理を行い、各種処理結果又は各種処理に用いる一時的なデータをRAM42に記憶する。RAM42に記憶した演算結果等のデータは、CPU40により、ハードディスク44に記憶されたり、表示部52又は通信部46から出力される。
複合機1からサーバ34へ送信された分割データは、通信部(通信手段)46で受信され、CPU40の制御によって、ハードディスク(記憶部)44に記憶される。また、サーバ34の通信部46が、複合機1から分割データの要求を受信した場合、CPU40の制御によって、要求された分割データがハードディスク44から読み出され、通信部46から複合機1へ送信される。
また、他の複合機36の構成は複合機1と同様であり、複合機1から他の複合機36へ送信された分割データは、他の複合機36の通信部(通信手段)10で受信され、制御部8の制御によって、ハードディスク(記憶部)12に記憶される。また、他の複合機36の通信部10が、複合機1から分割データの要求を受信した場合、制御部8の制御によって、要求された分割データがハードディスク12から読み出され、通信部10から複合機1へ送信される。
図6は画像データの分割処理及び送信処理の例を示すフローチャートである。図7はサーバ34及び他の複合機36の接続例を示すブロック図である。図の例では、内部ネットワークN1に、2台のサーバ34a、34bと、2台の他の複合機36a、36bとが接続されている。複合機1において、画像読み取り部2で読取った画像データ又は通信部10で受信した画像データの印刷(画像形成)が画像形成部6で行われ、前記画像データがハードディスク12に記憶された後、操作部4で分散記憶の指示を受付けた場合、制御部8の制御によって、前記画像データをハードディスク12からメモリ6aに読出し、読み出した画像データを画像処理部13で分割画像データに分割し(S10)、分割画像データをメモリ6aに記憶する。
次に、制御部8は、メモリ6に記憶した分割画像データに合成用情報を付加し(S12)、合成用情報が付加された分割データをメモリ6aに記憶し、暗号鍵を決定して管理部14に格納し(S14)、暗号/復号処理部6cを制御して前記分割データを前記暗号鍵を用いて暗号化し(S16)、暗号化した分割データをメモリ6に記憶する。暗号鍵の決定は、例えばランダムに決定したり、画像データ名及び時刻などを予め決められている規則に従って変換して決定することなどが可能である。
続いて、制御部8は、暗号化された分割データの格納先(格納先情報)を決定して管理部14に格納し(S18)、通信部10から格納先への暗号化された分割データの送信処理を行う(S20)。格納先の決定は、例えば画像データの格納が可能な装置及び各装置の優先順位を予め管理部14に設定しておき、設定されている装置から選択することが可能である。図7の例では、サーバ34aに分割データA,Bが送信、サーバ34bに分割データCが送信、他の複合機36aに分割データEが送信、他の複合機36bに分割データDが送信されている。なお、サーバ34a、34b、他の複合機36b、36aの順に優先度が高いため、サーバ34aに2つの分割データが送信されている。図7に示すように、画像データを分割して複数の装置に分散して格納することにより、前記画像データ全体の不正な読出が困難になり、セキュリティが向上すると共に、バックアップによりハードディスクの故障に対する耐性が高まる。
図8は分割された画像データの合成処理の例を示すフローチャートである。複合機1において、例えば操作部4で前記画像データの印刷指示を受付けた場合、制御部8は、通信部10を制御して、暗号化された分割データの格納先情報に基づく取得処理を行う(S30)。図7の例では、サーバ34aに分割データA、Bを要求し、サーバ34bに分割データCを要求し、複合機36aに分割データEを要求し、複合機36bに分割データDを要求する。要求した分割データを通信部10で受信した複合機1の制御部8は、受信した分割データをメモリ6aに記憶し、暗号化された分割データを暗号/復号処理部6cに復号させ(S32)、復号した分割データをメモリ6aに記憶する。続いて、制御部8は、画像処理部13を制御して、復号した分割データの合成情報に基づく合成処理を行い(S34)、画像データを復元する。例えば各分割データの合成情報を分離し、合成情報に基づいて分割画像データを合成し、合成後の画像データをメモリ6aに記憶する。その後、合成後の画像データを印字部6bに送り、シートに画像を形成させる。
上述した実施の形態において、暗号鍵を管理部(記憶部)14に記憶せずに、通信部(送信手段)10から送信することも可能である。図9はサーバ34及び他の複合機36の接続例を示すブロック図である。図の例では、暗号鍵をサーバ34bに送信している。なお、暗号鍵を送信する場合は、格納先情報に暗号鍵の送信先(格納先)に関する情報が含まれている。また、格納先情報を管理部14に記憶せずに、通信部10から送信することも可能である。
また、上述した各実施の形態においては、画像データの分割数5に対して分割データを格納する装置(データ記憶装置)数が4であるため、1つの装置(図7の例ではサーバ34a)に2つの分割データを格納しているが、分割データを格納する装置数を分割数5と同数にして、各装置に1つの分割データを格納することも可能である。この場合、各装置に分割データが均等に記憶されるため、各装置の記憶装置に対する負荷も均等になり、図7のように特定の装置(サーバ34a)の記憶装置の負荷が高くなることを防止できる。なお、画像データの分割数5に対して分割データを格納する装置(データ記憶装置)数を6以上にすることも勿論可能である。また、上述した各実施の形態では、複合機1自身に分割データを記憶していないが、図10のサーバ34及び他の複合機36の接続例に示すように、複合機1に分割データを記憶することも可能である。
また、上述した各実施の形態において、各分割データの格納先を所定周期で入れ換えることも可能である。例えば複合機1の制御部8により、通信部(取得手段)10を制御して管理部(記憶部)14に記憶されている格納先情報(送信先に関する情報)に基づいて分割データを取得し、新たな格納先を決定し、取得した分割データを通信部10から送信し直し、管理部14に記憶されている格納先情報を更新することが可能である。また、上述した各実施の形態においては、各分割データを共通の暗号鍵で暗号化したが、各分割データを夫々異なる暗号鍵で暗号化することも可能である。ただし、各暗号鍵と各分割データとの対応関係は制御部8によって管理部14に記憶される。
本発明に係る画像処理装置を含む画像処理システムの例を示すブロック図である。 (a)は画像データ、(b)は分割画像データの例を示す概念図である。 分割データの例を示す概念図である。 格納先情報の例を示す概念図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 画像データの分割処理及び送信処理の例を示すフローチャートである。 サーバ及び他の複合機の接続例を示すブロック図である。 分割された画像データの合成処理の例を示すフローチャートである。 サーバ及び他の複合機の接続例を示すブロック図である。 サーバ及び他の複合機の接続例を示すブロック図である。
符号の説明
1、36 複合機
2 画像読み取り部
4 操作部
6 画像形成部
8 制御部
10、46 通信部
11 FAXモデム
12、44 ハードディスク
13 画像処理部
14 管理部
32 コンピュータ
34 サーバ
42 RAM
48 外部記憶部
50 入力部
52 表示部
N1 内部ネットワーク
N2 外部ネットワーク
N3 電話回線網

Claims (9)

  1. 画像データを処理する画像処理装置を備える画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置とデータの送受信を行う通信手段と、該通信手段が送信するデータ及び受信したデータを記憶する記憶部とを有する複数のデータ記憶装置を備え、
    前記画像処理装置は、
    画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、
    各分割データを暗号化する暗号化手段と、
    暗号化された分割データを前記データ記憶装置へ送信する送信手段と、
    分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記データ記憶装置は、画像データの分割数と同数備えられており、
    前記送信手段は、各データ記憶装置に夫々1つの分割データを送信するように構成してあることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 画像データを処理する画像処理装置において、
    画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、
    各分割データを暗号化する暗号化手段と、
    暗号化された分割データを送信する送信手段と、
    分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記各分割データは、分割前の画像データの識別情報と、各分割データの識別情報とを含むことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 各分割データは、共通の暗号鍵を用いて暗号化されることを特徴とする請求項3又は4記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した分割データを、前記記憶部に記憶されている暗号鍵に基づいて復号する復号手段と、
    復号した分割データを元の画像データに合成する合成手段と
    を備えることを特徴とする請求項3乃至5の何れかひとつに記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶部に記憶されている送信先に関する情報に基づいて分割データを取得する取得手段を備え、
    該取得手段が取得した分割データを前記送信手段から異なる送信先へ送信し、記憶部に記憶されている送信先に関する情報を更新するように構成してあることを特徴とする請求項3乃至5の何れかひとつに記載の画像処理装置。
  8. 画像データを処理する画像処理装置において、
    画像データを複数の分割データに分割する分割手段と、
    各分割データを暗号化する暗号化手段と、
    暗号化された分割データ及び分割データの暗号化に用いた暗号鍵を送信する送信手段と、
    暗号鍵の送信先及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 画像データを処理する画像処理装置を用いた画像処理方法において、
    画像データを前記画像処理装置で複数の分割データに分割するステップと、
    各分割データを前記画像処理装置で暗号化するステップと、
    暗号化された分割データを前記画像処理装置から送信するステップと、
    分割データの暗号化に用いた暗号鍵及び暗号化された分割データの送信先に関する情報を前記画像処理装置に記憶するステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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