JP2007000448A - 下肢用筋力訓練機 - Google Patents
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Abstract
負荷を調節しやすく又乗降し易い下肢用筋力訓練機を提供すること。
【解決手段】
運動者が乗る乗部(2)と、運動者が足で押す足押板(3)と、乗部(2)の移動に負荷を掛ける荷重部(5)と、乗部(2)の前方へ運動者が出入り可能な空間を設けて乗部(2)に足押板(3)を連結する足押板連結部(6)と、乗部(2)に荷重部(5)を連結設置する荷重連結具(7)とからなり、運動者は、前記差込位置の変更に係る差込ピン(28)の抜き差し操作を行なうことが出来、更に、前記足押板連結部(6)上に踏み上がり通り抜け出来、更に、下肢用筋力訓練機(1)の左右いずれの側からでも乗部(2)へ近づき乗ることが出来る下肢用筋力訓練機である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、運動者が乗る乗部(2)と、運動者が足で押す足押板(3)と、乗部(2)の移動に負荷を掛ける荷重部(5)と、乗部(2)の前方へ運動者が出入り可能な空間を設けて乗部(2)に足押板(3)を連結する足押板連結部(6)と、乗部(2)に荷重部(5)を連結設置する荷重連結具(7)とからなり、前記荷重部(5)は、複数の錘(27)が積み重ねられてなり、負荷となる錘(27)の数は差込ピン(28)の差込位置により変更され、荷重部(5)は、荷重連結具(7)によって乗部(2)の真横へ並列に接近して連結配置され、前記足押板連結部(6)の左右側部には空間が確保され、足押板連結部(6)は、足押板(3)と乗部(2)を連結する基枠(13)と、基枠(13)に被設する平板(23)とからなり、足押板連結部(6)は低位置に設けられ、運動者は、前記差込位置の変更に係る差込ピン(28)の抜き差し操作を行なうことが出来、更に、前記足押板連結部(6)上に踏み上がり通り抜け出来、更に、下肢用筋力訓練機(1)の左右いずれの側からでも乗部(2)へ近づき乗ることが出来ることを特徴とする下肢用筋力訓練機である。
又、荷重連結具(7)は、パイプ(51)であり、該パイプ(51)は長さの異なる他のパイプ(51a)と交換でき、乗部(2)と荷重部(5)の離間距離を変更出来る。
更に、足押板(3)の上部には、足押面(19)に貫通する横穴(20)が穿設され、足押板(3)の上部縁が手摺(21)となる。
更に又、足押板(3)の周囲縁部に、運動者の足が足押板(3)から食み出すのを防ぐストッパー(22)が取着され、該ストッパー(22)は手摺(21)を兼ねる。
又、足押板(3)に、回動可能な回動手摺枠(55)が取り付けられ、回動手摺枠(55)を、上方へ回動させると手摺機能を現し、下方へ回動させると踵受機能を現す。
更に、乗フレーム(8)を支持する左・右レール(33)・(34)を、軟性部材(58)を介して上枠(32)に固定し、前記左・右レール(33)・(34)は僅少に移動出来る。
更に又、乗部(2)を短尺二本式基枠(53)で支持し、短尺二本式基枠(53)に係る短尺左上枠(62)と短尺右上枠(63)との間に間隔を設け、背凭(9)の背面を支持する伸縮体(17)が後傾状に移動した時、該伸縮体(17)を前記短尺左上枠(62)と短尺右上枠(63)との間へ収納出来る。
又、錘(27)に貫通する調節芯棒(56)と索体(26)とをネジ式伸縮機構(57)で連結し、該ネジ式伸縮機構(57)の縮小操作により索体(26)の弛みを除去出来る。
又、足押板連結部6上へ楽に踏み上がれ、通り抜け出来、乗部2に左右いずれの側からでも乗り易く、好都合である。
更に、平板23上を躓くことなく容易に歩け、好都合である。
運動者は乗部2に腰掛け、足を足押板3に当て、下肢を伸展させて足押板3を押す。足押板3を押した時の反動で乗部2が後方へ摺動する。乗部2が摺動する時、荷重部5の錘27を引き上げ、膝関節の伸展動作に負荷を掛け、下肢の訓練を行なう。差込ピン28の差込位置によって錘27の数は適宜に増減変更され設定される。前記変更に係る差込ピン28の抜き差し操作は運動者によって行なえる。
図1は右側前方向から見た斜視図、図2は右側面図、図3は平面図、図4は正面図である。
実施例1の下肢用筋力訓練機1を用いて、運動者は、乗部2に腰掛け、足押板3に足を乗せ、下肢を伸展させながら足押板3を押し、その反動で乗部2を動かし、大腿四頭筋その他の筋の訓練を行なう。
上枠32は、左・右上枠32a・32bと、前・後上枠67・66とからなる。
前部上枠67と後部上枠66の間に渡して、左・右レール33・34がゴム筒でなる軟性部材58を介して取り付けられる。左・右レール33・34の前後端部に軟性部材58が巻き回されこの軟性部材58が前・後上枠67・68に取り付けられる。
前記左・右レール33・34に外嵌し摺動可能に前記乗フレーム8が設けられる。
初期設定レバー16で初期設定具12の掛止・解除操作をなし、乗部2の初期位置を設定する。
前記基枠13に連結された左右側枠35・36が乗部2の前方へ延設される。左右側枠35・36の前方には上方へ湾曲してなる前立上部38が形成される。足押板3の下部は、前立上部38に設けられた回動軸44で軸支される。
足押板3の裏面中部と、前立上部38の適宜位置とに伸縮具40が渡して設けられる。足押板3の傾斜角度は、伸縮具40の長さ調節によって調節される。足押板レバー41をもって伸縮具40の伸縮作動の停止・解除を行ない、伸縮具40の長さを調節する。
又、ストッパー22に、足押板3から足が脱落するのを防ぐ足受37が取着される。
足押板連結部6は、前記一本基枠13aと、前記一本基枠13aの左右に連結される前記左・右側枠35・36と、左・右側枠35・36及び一本基枠13aにこれらの枠より幅広に被設する平板23とからなる。
平板23の上面は水平であり、運動者は前記足押板連結部6上に踏み上がることが出来る。
荷重部5は、錘フレーム24と、錘フレーム24の所定複数位置に設けられる複数個のプーリー25と、プーリー25に掛け回され更に吊下される索体26と、錘フレーム24に収容される錘27と、錘27同士を連結する調節芯棒56及び差込ピン28と、索体26の端と調節芯棒56を繋ぐネジ式伸縮機構57(=具体例ではターンバックル)と、錘27を保持する保持ロッド29とからなる。
調節芯棒56は索体26で吊り上げられ、錘27は一個乃至複数個が調節芯棒56に連結され吊り上げられる。この時、錘27は保持ロッド29に沿って上方向に移動する。
保持ロッド29の上部適宜位置に錘27の上方移動を制限する制限具42が設けられる。
負荷となる錘27の数は差込ピン28をどの錘27に差し込むかにより決められる。下位の錘27の穴30へ差込ピン28を差し込めば、当該錘27の上に積まれる錘27の数が多く、負荷は大きい。上位の錘27の穴30へ差込ピン28を差し込めば錘27の数が少なく負荷は小さい。
前記離間距離が300ミリ以上では、乗部2に乗った運動者の手が差込ピン28に届き難い場合や、差込ピン28を確実に差し込めない場合が起こると共に、無駄な占有スペースが大きくなり、不都合であり、250ミリ以下では、近過ぎて差込ピン28の抜き差し操作を行ない難くい場合が起こり、不都合である。
前記パイプ51は、長さの異なる他のパイプ51aと交換でき、交換すれば乗部2と荷重部5の離間距離を変更出来る。
図3中、52は荷重部用固定具、54は左上枠32aから錘27方向へ突起した、パイプ51を差し込む乗部突起片54、59は乗部突起片54とパイプ51を固定する乗部用ボルトである。
運動者は、足押板連結部6上に踏み上がることが出来、下肢用筋力訓練機1の左右いずれの側からでも乗部2へ近づけ該乗部2へ乗ることが出来るものである。
従って、運動者が片麻痺等で移乗動作が不自由な場合でも、都合の良い側からアプローチできる。
尚、図3中、68は足押板3に描いた横線、69は足押板3に描いた縦線である。
荷重部5は乗部2の真横に配置されており、乗部2の両側には空間が確保されているので、運動者は乗部2の左右のいずれの側からでも乗部2へ接近できる。
平板23は低位置にあり乗部2に乗る時には該平板23に踏み上がる。
運動者は、乗部2に腰掛けた後、握具11を掴み身体を安定に維持する。
足押板3の周囲縁部に設けられたストッパー22は、食み出そうとする足に当って当該足の食み出しを防ぐ。
プーリー25は索体26の張設中途部を支え索体26を所定通路に支持し移動させる。
運動者は、前記往動と復動の動作を所定回数行ない又は所定時間繰り返し行ない、大腿四頭筋その他の筋力増強訓練を行なう。膝関節の伸展・屈曲に伴い錘27は錘フレーム24内を上下方向に移動する。
実施例2に係る二本式基枠43は、左・右フレーム48・49を有し、乗部2を支持する。
左・右フレーム48・49は前方に延設され延設先部に足押板3を支持する。左フレーム48と右フレーム49の間に接続部材50が設けられる。
二本式基枠43を備えた下肢用筋力訓練機1は、乗部2及び足押板3が堅牢に支持され、耐久性に富み、好適である。
実施例3に係る短尺二本式基枠53は、当該基枠53の長手方向の長さを短尺にしたものであり、短尺左・右フレーム60・61と、短尺左・右上枠62・63と、縦枠31と、後立上部39とでなる。短尺左フレーム60と短尺右フレーム61の間に接続部材50が設けられる。
背凭9の背面を支持する伸縮体17が後傾状に移動した時、該伸縮体17を前記短尺左上枠62と短尺右上枠63との間へ収納出来る。
短尺二本式基枠53の前方部には、足押板3が接続される。
短尺二本式基枠53を備えた下肢用筋力訓練機1は、乗部2が堅牢に支持され、耐久性に富み、奥行きを短縮できる。
足押板3の左右側壁に両端が軸支された回動手摺枠55は回動・掛止可能であり、該回動手摺枠55を上方へ回動・掛止させると手摺機能を現し、下方へ回動・掛止させると踵受機能を現す。
2 乗部
3 足押板
5 荷重部
6 足押板連結部
7 荷重連結具
9 背凭
13 基枠
17 伸縮体
19 足押面
20 横穴
21 手摺
22 ストッパー
23 平板
26 索体
27 錘
28 差込ピン
32 上枠
33 左レール
34 右レール
51 パイプ
51a他のパイプ
53 短尺二本式基枠
55 回動手摺枠
56 調節芯棒
57 ネジ式伸縮機構
62 短尺左上枠
63 短尺右上枠
Claims (8)
- 運動者が乗る乗部(2)と、運動者が足で押す足押板(3)と、乗部(2)の移動に負荷を掛ける荷重部(5)と、乗部(2)の前方へ運動者が出入り可能な空間を設けて乗部(2)に足押板(3)を連結する足押板連結部(6)と、乗部(2)に荷重部(5)を連結設置する荷重連結具(7)とからなり、
前記荷重部(5)は、複数の錘(27)が積み重ねられてなり、負荷となる錘(27)の数は差込ピン(28)の差込位置により変更され、荷重部(5)は、荷重連結具(7)によって乗部(2)の真横へ並列に接近して連結配置され、前記足押板連結部(6)の左右側部には空間が確保され、足押板連結部(6)は、足押板(3)と乗部(2)を連結する基枠(13)と、基枠(13)に被設する平板(23)とからなり、足押板連結部(6)は低位置に設けられ、
運動者は、前記差込位置の変更に係る差込ピン(28)の抜き差し操作を行なうことが出来、更に、前記足押板連結部(6)上に踏み上がり通り抜け出来、更に、下肢用筋力訓練機(1)の左右いずれの側からでも乗部(2)へ近づき乗ることが出来ることを特徴とする下肢用筋力訓練機。 - 荷重連結具(7)は、パイプ(51)であり、該パイプ(51)は長さの異なる他のパイプ(51a)と交換でき、乗部(2)と荷重部(5)の離間距離を変更出来ることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
- 足押板(3)の上部には、足押面(19)に貫通する横穴(20)が穿設され、足押板(3)の上部縁が手摺(21)となることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
- 足押板(3)の周囲縁部に、運動者の足が足押板(3)から食み出すのを防ぐストッパー(22)が取着され、該ストッパー(22)は手摺(21)を兼ねることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
- 足押板(3)に、回動可能な回動手摺枠(55)が取り付けられ、回動手摺枠(55)を、上方へ回動させると手摺機能を現し、下方へ回動させると踵受機能を現すことを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
- 乗フレーム(8)を支持する左・右レール(33)・(34)を、軟性部材(58)を介して上枠(32)に固定し、前記左・右レール(33)・(34)は僅少に移動出来ることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
- 乗部(2)を短尺二本式基枠(53)で支持し、短尺二本式基枠(53)に係る短尺左上枠(62)と短尺右上枠(63)との間に間隔を設け、
背凭(9)の背面を支持する伸縮体(17)が後傾状に移動した時、該伸縮体(17)を前記短尺左上枠(62)と短尺右上枠(63)との間へ収納出来ることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。 - 錘(27)に貫通する調節芯棒(56)と索体(26)とをネジ式伸縮機構(57)で連結し、該ネジ式伸縮機構(57)の縮小操作により索体(26)の弛みを除去出来ることを特徴とする請求項1記載の下肢用筋力訓練機。
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