JP2006527069A - ガス検出を向上するための方法及び装置 - Google Patents

ガス検出を向上するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、ヒータ、反応物質を移送する通路、そして、試料ガスを含むとともに、反応物質を導入して反応物質を試料ガスと混合するために通路に連結されたチャンバを有する反応装置を提供する方法及び装置に関する。反応装置は、反応物質と試料ガスとの混合物を移送するためにチャンバからヒータに案内する連結器をさらに備える。そして、前記ヒータは反応物質と試料ガスとの混合物を加熱する。

Description

本発明は、効率的にガスを酸化及び/又は還元してガス検出システムを改良する、方法および装置に関するものである。
本出願は、2003年3月26日に出願された継続中の米国特許出願第10/397、757号明細書に基づく優先権を主張するものである。
ガス検出、特に試料ガス中の特定のガス成分の検出は、試料ガスをガス検出器に導入することで従来行われている。ガス検出器としては、質量分析計や導電率検出器がしばしば用いられ得る。他の検出システムでは、熱伝導度検出器、炎イオン化検出器、そして、アルゴン検出器を含みうる。
導電率検出器は、選択成分の存在に機能的に関連するとともに溶液中の電解質の性質を決定するために通常役立つ電気信号を供給する。このような装置は、電極表面間に連続相の液体電解質で満たした電極表面をしばしば有する。これらの検出器は、コラムから排出されるガスが検出器に導入されて電極材料に吸収される前後において、電極材料中の電位差測定を通常伴う。このガスが反応装置中の反応物質と混合されていれば、反応物質はまた、検出可能な電気信号を供給する前に、電極材料に吸収させなければならない場合がある。この電動検出器においては、電極材料による吸収には時間がかかり、検出器の反応時間が長期化するおそれがある。ガスと反応物質の両方を吸収しなければならない場合には、このおそれがさらに増大する。他には、検出器の感度が限定されるおそれがある。何故なら、電極材料の電位差がガスの種類及び/又は濃度を示す場所では、ガスは通常間接的に検出され、電極材料の測定値自体とこれをガスの濃度に補正する値との間に測定誤差が生じ得るからである。
典型的な電導度検出器は、コルソン(Coulson)著の米国特許第4、440、426号明細書に記載され、図1に示されている。典型的には、電解質、反応ガス、そしてコラムからの排出ガスが、キャピラリに導入される。電極24及び28は、電位差を測定するために電解液中に通常配置される。
電導度検出器と同様に、質量分析器およびガスクロマトグラフィの他の検出器システムは、高感度でガスを検出するには潜在的な限界がある。リミエックス他(Lemieux et.al.)著の米国特許明細書第6、165、251号明細書に記載されているように、一般的な検出システムは、10億分の1の濃度の範囲での揮発物の量を測定するためには、十分な感度を有していない。
いくつかのガス成分においては、検出器による検出が困難な場合がある。このような場合においては、検出器に試料ガスを導入する前に、試料ガスを酸化及び/又は還元するために反応装置が用いられ得る。一般的には、反応装置は、検出可能な化合物を生成するために、反応物質で試料ガスを加熱する。試料ガスの酸化及び/又は還元がより完全になされれば、より正確な濃度の所望のガスを検出器により検出できる。部分的に酸化または還元された試料ガスと前記ガス成分とは、検出すべき所望の成分中に依然として存在しうるが、所望の成分の正確な濃度の決定には影響しえない。反応物質は、ガス、液体、または固体であっても良く、検出される所望のガスによって異なる。典型的な反応物質には、空気、水素、そして酸素が含まれる。検出可能な化合物は、検出器によって検出可能な電気信号を通常供給する。
従来の反応装置は数種のガスの検出を容易にするものの、従来の反応装置は他のガス成分に対する十分な検出や効率的な酸化及び/又は還元が行えないおそれがある。例えば、酸化を伴わずに芳香族化合物を還元する反応装置では、芳香族化合物における硫黄のような所望のエレメントを、水素と反応させることは困難である。しかしながら、芳香族化合物を酸化することは、芳香族化合物の外輪構造を弱めると考えられ、そのことは、還元、または硫黄のような所望の成分と水素との反応を容易にしうる。それ故、酸化及び還元によって、芳香族化合物中の硫黄を所望の成分により効率的に変化させることができる。
それ故、従来の検出システムに酸化及び還元機能の両方を提供するために、典型的には、2つの反応装置が典型的に使用され、そのうち一つの反応装置はガスを還元するために用いられ、他の反応装置がガスを酸化するために用いられる。
デスチャンプス(Deschamps)著の英国特許第1、382、640号明細書(“Deschamps”と称す)は、比較的低温で硫黄化合物を二酸化硫黄に効率的に変化させるために、触媒の存在下での試料ガスを酸化しうる方法に関するものである。この発明は、酸化及び還元工程中の効率的な変化に典型的に関するものではない。
バラチャンドラ他(Balachandran et al.)著の米国特許第6、309、612号明細書(“Balachandran”と称す)は、2種類の反応ガスに異なる圧力で接しうるセラミック膜反応装置を開示する。Balachandranは、酸化工程中に2種類の反応ガスが導入され得ることを開示する。しかしながら、この発明は、ガスを酸化及び/又は還元する機能を有する典型的な反応装置に関するものではない。
サービン−ポンセット他(Savin-Poncet et al.)著の米国特許第6、355、150号明細書(“Savin”と称す)は、二硫化水素を硫黄に酸化するために反応装置に圧入される空気を調整しうる装置を開示する。しかしながら、この発明は、ガスを酸化及び/又は還元する機能を有するシステムに典型的に関するものではない。
ホール(Hall)著の米国特許第3、934、193号明細書(“Hall”と称す)は、ガスを検出する電導度検出器を開示する。Hallは、図8および図9に示されるとともに第8欄に記載されているように、還元モードおよび酸化モードで操作可能な検出器を提供しうる発明を含んでいる。Hallには、水素または酸素のいずれかを反応ガスとして、還元モードで820℃で操作可能であり、酸化モードで840℃で操作可能な炉も示されている。しかしながら、Hallは、還元モードまたは還元モードのいずれかで炉を操作し、両方のモードでは操作しないと考えられる。それ故、Hallには、試料ガスを還元及び/又は酸化する機能を有する炉は、典型的には記載または示されていない。実のところ、Hallには、試料ガスを酸化及び還元するために2つの反応装置が必要となる従来の反応装置が示されている。
Deschamps、Balachandran、Savin、そしてHallにおいては、ガスを酸化および還元するために2つの反応装置を必要とすることが不具合となり得る。他には、これらの参照文献においては、酸化/還元を実行するために触媒が必要とされ得る点が不具合となり得る。
バオ他(Bao et al.)著の米国特許第5、985、673号明細書(“Bao”と称す)は、試料ガスを酸素で酸化して、その後、試料ガスを水素で還元することにより、試料ガス中の硫黄含有分子を水素硫化物に変換しうる熱分解装置に関するものと考えられる。しかしながら、従来の技術の図1で示されているように、前記熱分解装置は、ガスクロマトグラフィ検出器を使用しうるものであり、上述したように、この検出器は典型的に感度が限定されてしまう。加えて、Baoには、2つの反応物質を試料ガスに導入するものが典型的に示されている。しかし、試料ガス中の任意の部位でガス成分を検出できるように検出力を高めることを可能とするため、予め反応物質を混合する処理や反応物質と試料ガスとを均一に混合する処理のいずれをも行ってはいない。
それ故、試料ガスの検出を容易に行える改良された反応装置が望まれている。また、ガスを効率的に酸化及び/又は還元する機能を有する反応装置も望まれている。他に、ガス成分を検出するための感度を向上するとともに反応時間を短縮した検出システムが望まれている。
それ故、本発明の目的は、検出を容易にするために試料ガスを酸化及び/又は還元するための酸化及び/又は還元の機能を有する反応装置を提供することである。
本発明の他の目的は、反応装置から排出されるガス成分の検出力を向上するために反応装置に連結された電気化学ガスセンサを提供することである。
本発明のこれらの目的または他の目的は、ヒータと、反応物質を移送するための通路と、試料ガスを含み、該反応物質を受け入れて該反応物質を試料ガスと混合するために前記通路に連結されたチャンバと、を備える反応装置によって、達成される。
前記反応装置は、反応物質と試料ガスとの混合物を移送するために前記チャンバから前記ヒータに連通する連結器と、さらに備え、前記ヒータは、前記反応物質と前記試料ガスとの混合物を加熱する。
いくつかの実施形態において、反応装置は、前記反応物質と試料ガスとの混合物に第2反応物質を移送するために前記連結器に連結された第2通路をさらに備える。前記連結器は、第2通路内に配置されて、試料ガス中のガス成分を検出するために電気化学ガスセンサが連結された出口に連結されていてもよい。
前記電気化学ガスセンサは、基板を有する基板と、該基板の表面の上に配置される電極と、該表面及び電極と接触して、第1表面及び第2表面を有するイオノマー膜と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部と、を備える。
他の実施形態においては、反応装置は、ヒータと、第1反応物質を移送するための第1通路と、第2反応物質を移送するための第2通路と、試料ガスを含み、第1反応物質を受け入れて第1反応物質と試料ガスとを混合するために前記第1通路に連結される連結器とを備え、前記連結器は、第2反応物質を受け入れて第1反応物質と試料ガスとを第2反応物質と混合するために、前記第1通路から延在して前記ヒータを通って前記第2通路に連結される。
連結器は、第1通路に連結される側面に対向するヒータの一側面で第2通路に連結される。第2通路は前記ヒータを貫通し、この貫通部位で、第2反応物質、第1反応物質、そして試料ガスが前記ヒータにより加熱される。電気化学ガスセンサは、試料ガス中のガス成分を検出するために、前記第2通路にさらに連結される。
本発明の他の面における、本発明に従って反応装置を提供する方法は、少なくとも2種類以上の反応ガスを一緒に予め混合するステップと、該少なくとも2種類の反応ガスの混合物を試料ガスと混ぜ合わせるステップと、該混合物と試料ガスを加熱するステップと、基板と、該基板の表面上に配置した電極と、前記表面及び電極と接触して第1表面及び第2表面を有するイオノマー膜と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部と、を有する電気化学センサを用いて試料ガス中のガス成分を検出するステップと、を備える。
この方法は、チャンバを提供して該チャンバ中で前記少なくとも2種類以上の反応ガスと試料ガスとを均質に混ぜ合わせるステップとをさらに備える。この方法は、前記混合物と試料ガスとを酸化/還元するステップをさらに備える。
本発明の他の面における、反応物質を提供する方法は、第1反応ガスを試料ガスと混合するステップと、第2反応ガスを加える前に、第1反応ガスと試料ガスとの混合物を加熱するステップと、第1反応物質と試料ガスに第2反応ガスを追加するステップと、を備える。前記方法は、第1反応ガス、第2反応ガス、そして試料ガスを一緒に加熱して、基板と、該基板表面上に配置された電極と、表面及び電極に接触して第1表面及び第2表面を有するイオノマー膜と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部とを有する電気化学センサを用いて試料ガス中のガス成分を検出するステップと、をさらに備える。
前記方法は、チャンバを提供して該チャンバ中で前記第1反応ガス、第2反応ガス、試料ガス、そしてこれらの混合物を均質に混ぜ合わせるステップ、をさらに備える。
図2は、本発明における反応装置30を示す。反応装置30は、反応物質34を移送する通路32と、最終的に本発明により検出されるガス成分を順次含む試料ガスを収容するチャンバ36を含む。
通路32は、酸素や水素の貯蔵器といった反応物質供給源から形成され得るものであり、チャンバ36に到達している。反応物質34は、酸素や水素といった、所望のガス成分の検出を助ける試料ガスと反応する典型的な別のガスである。反応物質34は、ガスに限定されず、ガス成分の検出に機能する固体や液体状態における任意の化合物や要素であってもよい。さらに、反応物質34は一つ以上の反応ガス、液体、気体、またはそれらの組み合わせであってもよいことが理解されるべきである。
試料ガスは、チャンバ36内に到達して反応物質34と混合されるが、ガスクロマトグファフィのカラム出口から形成されるようにしてもよい。チャンバ36は、単数または複数の反応物質34と、試料ガスとの均質な混合物を供給する。チャンバ36を備えることは望ましいが、反応装置30を適切に操作するために必須ではない、ということが理解されるべきである。チャンバ36は、単数または複数の反応物質34と試料ガスとを互いに混合できる通路32に連結された任意の格納システムである。チャンバ36は、その機能を発揮させるためには気密または水密にする必要はなく、チューブ、導管、他の通路、流路、箱、またはその類似物、といった任意の形状の任意の容器であってもよい。
反応装置30は、反応物質34と試料ガスとの混合物を移送するため、チャンバ36からヒータ42に連結され延在する連結器38をさらに含んでいる。連結器38は、ヒータ42を貫通するようにさらに延在してもよく、反応物質34および試料ガスが連結器38内で加熱される。または、連結器38がヒータ42に到達する前に終結していてもよく、この場合、反応物質34および試料ガスは他の導管を介してヒータ42を通って移送される。連結器38および通路32のいずれも、互いに同一の制限を有しており、チューブ、導管、流路、箱、またはその類似物であってもよい。
ヒータ42は、反応物質34及び/又は試料ガスを加熱するための任意の既知または新規の加熱エレメントであり、本発明に必須のものではない。
図3に示したさらなる実施形態においては、反応装置30は、単数または複数の反応物質34と試料ガスとの混合物に第2反応物質46を移送するための連結器38に連結された第2通路44を備えていても良い。第2通路44は、図示されているように、連結器38の出口39を覆うように形成して、連結器38からの排出物をヒータ42を通して逆流させて出口48に対して導入させるようにしても良い。
通路32、チャンバ36、及び/又は第2通路44の間の連結で上述したように、「連結」は、任意の方向や間接的な接続をも意味するものである。ゆえに、図3に示すように、通路32と連結器38とは、一方がチャンバ38の内部まで延在しているとしても、チャンバ36に「連結」されている。また、第2通路44は、連結器38に何ら接触していないとしても、連結器38に「連結」されている。
図4に示す他の実施形態においては、連結器38はヒータ42を貫通して、連結器38が通路32またはチャンバ36と結合するヒータ42の反対側で第2通路44に連結する。図4には示されていないが、チャンバ36は連結器38と通路32との間に位置していても良い。
場合によっては、全ての反応物質34、46を試料ガスと同時かつ同温で加熱することがヒータ42にとって望ましく、この場合には図2に示した実施形態が好ましい。他の例では、酸化および還元反応物質を互いに分離することが望ましく、このような場合には図3、図4に示した実施形態が好ましい。
図示したように、反応物質34と試料ガスとの混合物を連結器38から第2通路44に移動させた後、第2反応物質46を反応物質44および試料ガスと混合させる。第2反応物質46は、水素のような、還元を促進させる反応物質であってもよい。
図3及び図4に示した実施形態が図2に示した実施形態に対して有利な点は、酸化工程および還元工程を分離して行うことができることである。これらの工程を互いに分離させることにより、干渉を減らすことができ、任意のエレメントを検出したときの感度を向上することができる。典型的な目的としては、プロピレンの炭化水素マトリックスといったガス状混合物中の硫黄の検出は下式で与えられる。
酸化工程には、反応物質34、連結器38、そしてヒータ42中の試料ガスが含まれる。
Figure 2006527069
Figure 2006527069
ここで、Cはプロピレン、そして、CHSHはメチルメルカブタンである。この化合物は硫黄を含んでおり、該硫黄が検出対象である。
式1に示されるように、プロピレンは、COと水を形成する酸化中に、導入された酸素と反応する。硫黄化合物は、SO、水、そしてCOを形成するために、酸素と反応する。
還元工程は、第2反応物質46、第2通路44、そしてヒータ42中の試料ガスを含む。
Figure 2006527069
Figure 2006527069
SOは、HSと酸素を形成する還元中に、導入された水素と反応する。そして、残った水素と酸素とが、水の生成反応をする。HSは、プロピレン中に存在する硫黄の量を示すために、センサ52により検出される。
式1から式4は、反応装置42内の温度及び圧力に依存することが理解されるべきである。典型的な目的に対しては、温度は1000℃、圧力は1atmである。しかしながら、任意の温度や圧力が使用可能であり、与えられた式はそれに従って修正される。温度や圧力は本発明に密接に関係するものではない。センサ52がSOを検出して、それが硫黄の量をも示しうるとしても、経験的または理論的情報により、センサのHSに対する感度が高められる。その結果、センサ52での検出がより容易になり、存在する硫黄の量がより正確に示される。
これに対し、図2に示す実施形態においては、酸化および還元工程は同時に発生し、センサ感度が抑えられる結果となる。プロピレン中の同一のメチルメルカブタン硫化物に対して、水素は水を生成するために式1の酸素と反応する。それ故、式1の酸素の全てが、プロピレンからCOに変化させるために使用できる訳ではなく、COの代わりにカーボンまたはCが形成される。そして、コークス、またはカーボンは、反応装置42内に蓄積されて、HSを吸収することで知られている。従って、プロピレン中の正確な硫黄の量を検出する際にはHSが妨げとなる。何故なら、HSの部分は吸収されてしまい、検出できないからである。言い換えれば、水素は酸化及び還元工程が分離されていない実施形態において、プロピレンをCOに変換することが妨げされると主張しても良い。このことは、式5においてより詳細に示される。
Figure 2006527069
メチルメルカブタンCHSHといった硫化物中における硫黄の総量を検出する他の実施形態において、HSはこの化合物を酸化させずに生成されて検出され得る。例えば、
Figure 2006527069
酸化及び還元工程が同時に発生したときに起こりうる干渉のおそれを低減することに加えて、酸化及び還元工程を別々にすることで、これらの工程における変換が改善され、または、より効率的になる。チオフェンのような化合物を構成する幾つかの芳香族環に対して、化合物を還元させるのは困難である。何故なら、環状構造の内側の硫黄エレメントが水素との反応を妨げ易いカーボンエレメントの外環構造が障害となるからである。しかしながら、化合物を構成する芳香族環が還元される前に最初に酸化されれば、酸素はカーボンエレメントと反応してCOやSOを生成する。そして、次の還元工程で導入される水素がSOと反応してHSを形成することを許容する。その結果、コークスが減少するとともにHSに変換される硫黄が増加する。このことは特に以下の式で示される。
Figure 2006527069
Figure 2006527069
ここで、CSはチオフェンである。
全ての芳香族化合物が、チオフェンのように、酸化及び還元工程の両方を必要とする訳ではなく、幾つかの芳香族化合物は所望の成分の十分な検出するために酸化または還元され得ることが理解されるべきである。例えば、ピリジン中の窒素を検出するために、センサ52で検出可能な亜酸化窒素に窒素を効率的に変換させるには、還元する必要はない。
Figure 2006527069
逆に、塩化メチレン中の塩素を検出するために、センサ52で検出可能な塩化水素HClに塩素を効率的に変換させるには、酸化する必要はない。
Figure 2006527069
リン化合物中に存在するホスフィンの量を検出するためには、水素で還元することにより、リン化合物をホスフィンに効率的に変換させることができる。ホスフィンはセンサ52で検出可能である。しかしながら、反応装置42内の温度を1200℃まで増大することで、還元が促進されて、それ故、ホスフィンの検出が促進されることが、実証的検定により示されている。これに対して、硫黄、塩素、または窒素の測定では1000℃であり、それ故、硫黄、塩素または窒素の検出を容易にするためには、この1200℃の高温にまで高める必要はない。別の方法では、そして幾つかの実施形態では、反応装置42内に水素化ホウ素ナトリウムを収容することで、反応装置の温度を略600℃〜1000℃にしたリン化合物の還元が促進される。下式はリン化合物をホスフィンへの変換を示す。
Figure 2006527069
酸化/還元の効率が高まれば、酸化/還元工程中に放出され易くなる電子により検出対象の成分が示され、成分の濃度をより正確に決定できる。成分の酸化/還元効率としては、略90%から略100%の範囲であることが好ましい。また、成分の酸化/還元効率が略95%から略100%の範囲であると、より好ましい。そして、成分の酸化/還元効率が略98%から略100%の範囲であると、さらに一層好ましい。さらに、成分の酸化/還元効率が略100%から100%の範囲であると、最も好ましい。酸化/還元が完全に、または効率的になされれば、ガス成分は従来の検出器に比してより正確に検出される。従来の検出器は通常ppmレンジでの検出能力を有しているが、これは単に酸化または還元工程を行うだけであり、通常ppbレンジでの検出能力を有する反応装置30に比して非効率的あるいは不十分なものである。
本実施形態では、反応物質34及び第2反応物質46は酸化反応物質及び還元反応物質としてそれぞれ示されているが、他の実施形態では、反応物質34が還元反応物質であり、そして第2反応物質46が酸化反応物質であっても良い。
図5に示したように、電気化学ガスセンサ52は、試料ガス中のガス成分を検出するために、第2通路44の出口48に配置されている。センサ52は、図2〜4に示す出口を有する任意の反応装置とともに用いてもよい。センサ52は、分析対象の試料ガスと、検出電極56と、そして電極材料58とを連結することで、背景技術の項目において、不具合を上述した従来のセンサ及び/又は電導度センサに比して感度を向上できる。この3つの通路を直結することで、任意の電解液又は電解膜を通して試料ガスを実質的に吸収または拡散させる必要がなく、試料ガス中のガス成分を検出できる。それ故、センサの応答時間を減少でき、そして、吸収や拡散により発生しうる損失がなく、感度もまた向上し得る。
センサ52は、電極を上に配置する表面64を有する基板62と、表面64と接触する電極56と、表面64及び電極56と接触し、第1表面66及び第2表面68を有するイオノマー膜58と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極56に近接する位置で第1表面66から第2表面68の間にあるイオノマー膜58中の開口部70と、を含んでいる。
図2〜4に示した全ての実施形態において、水素を含有する化合物を検出するためには、酸素の存在は試料ガスの酸化及び/又は還元を行うに際し重要な役割を有する。もし酸素の量が不十分なら、酸化/還元は制限されて完全な酸化/還元を抑制してしまう。酸素の量が過剰なら、検出すべき化合物中の水素と反応して、このような反応により凝縮してしまい、結局、検出すべき化合物中の水素を吸収してしまう。
図2〜4に示した実施形態において、略100cm毎のHに対して、酸素が略1〜10cmであることが好ましい。略100cm毎のHに対して、酸素が略2〜6ftであることがさらに好ましい。酸素の供給に好ましい媒体は空気である。何故なら、空気は、液相とは対照的に、気相で存在するからである。
反応物質34及び36の流速は、体積でも表現し得る試料ガスのサイズと、有機化合物の化学成分に依存する。例えば、式1を参照して、プロピレン1mlを十分に酸化するためには、4.5ml/分の酸素またはこれと等価な21.42ml/分の空気が必要である。飽和水蒸気圧は、25℃で水銀柱23.756mmであり、これは大気圧の3.12%である(23.756mmHg/760mmHg×100=3.12%)。この値を超えると望ましくない水分凝縮が発生してしまう。式4によれば、1mlの水の生成には5mlの酸素が必要となる。従って、25℃、1atmで、HSの吸収や信号の喪失を引き起こす水分凝縮を避けるために必要な、酸素の含有量は飽和水蒸気圧の半分の量、または、全反応ガス混合物中の1.56%である。これに基づき、そして式1を参照すれば、水素の流速は、酸素の流速の64.10(100/1.56)倍である。酸素の代わりに、空気を使用してもよいが、この場合には水素の流速は、空気の流速の13.46倍となる。
図6は、第1反応物質を供給するステップ118と、第2反応物質を供給するステップ120と、第1反応物質と第2反応物質とを互いに予め混合するステップ102とを含む、反応装置を提供する方法100を示すものである。
この方法100は、試料ガスを供給するステップ122aと、前記混合物と試料ガスとを互いに混ぜ合わせるステップ104とを、さらに含んでいる。状況に応じて、方法100はまた、チャンバを提供して該チャンバ中で前記混合物と試料ガスとを均質に混ぜ合わせるステップ106aを含んでいてもよい。この方法はまた、好ましくは、前記混合物と試料ガスをヒータ42中に入れて加熱するステップ108を含んでいてもよい。この方法は、前記センサ52についての説明に従って、電気化学ガスセンサを提供するステップ116と、試料ガス中のガス成分を検出するステップ114とを、さらに含む。
状況に応じて、そして、ガス成分の検出を行うステップ114を容易にするために酸化及び/または還元が所望される実施形態において、方法100は、前記混合物及び試料ガスを還元するステップ110を含んでいてもよい。前記混合物及び試料ガスを還元するステップ110に加えて、またはこれに換えて、方法100は、前記混合物及び試料ガスを酸化するステップ112を含んでいてもよい。酸化及び/または還元は、当技術分野において、既知または新規のいかなる方法をも含むものである。
他の実施形態において、図7は、第1反応物質を供給するステップ132と、試料ガスを提供するステップ134と、第1反応物質を試料ガスと混合するステップ136と、を含む反応装置を提供する方法130を示す。状況に応じて、方法130は、チャンバと該チャンバ中で前記混合物と試料ガスとを均質に混ぜ合わせるステップを含んでいてもよい。
方法は、好ましくは、ヒータ42中で第1反応物質と試料ガスとの混合物を加熱するステップ138を含んでいてもよい。方法は、第2反応物質を提供するステップ140と、第1反応物質、第2反応物質、そして試料ガスを一緒に加熱するステップ142とを含んでいてもよい。方法130はまた、センサ52の説明に従って、電気化学ガスセンサを提供するステップ150と、試料ガス中のガス成分を検出するステップ148を提供する。
状況に応じて、そして、ガス成分の検出を行うステップ148を容易にするために酸化及び/または還元が所望される実施形態において、方法130は、第1反応物質、第2反応物質及び試料ガスを還元するステップ144を含んでいてもよい。前記第1反応物質、第2反応物質、及び試料ガスを還元するステップ144に加えて、またはこれに換えて、方法130は、前記第1反応物質、第2反応物質及び試料ガスを酸化するステップ146を含んでいてもよい。酸化及び/または還元は、当技術分野において、既知または新規のいかなる方法をも含むものである。
方法100と同様に、図7には2つの反応物質のみしか示されていないが、ステップ136で多数の反応物質が試料ガスと混合されるようにしてもよく、ステップ142で第1反応物質と試料ガスとが加熱されるようにしてもよい。
それ故、本発明は提供する。
本発明は、特定の部材の配置、形態およびその類似物を参照して説明してきたが、これらは全ての可能な配置または形態を除くことを意図したものではなく、実際に多くの他の改良物や変形物は、当技術分野の当業者に確かめられるであろう。
従来技術における伝導率検出器を示す。 本発明における反応装置を示す。 他の実施形態における反応装置を示す。 図2に示した他の実施形態における反応装置を示す。 図2−4に示す反応装置とともに用いられる電気化学ガスセンサである。 反応装置を提供する方法を示す。 他の実施形態における反応装置を提供する方法を示す。
符号の説明
24、28 電極
30 反応装置
32 通路
34 反応物質
36 チャンバ
38 連結器
39 出口
42 ヒータ
44 第2通路
46 第2反応物質
48 出口
52 電気化学ガスセンサ
56 検出電極
58 電極材料
62 基板
64 表面
66 第1表面
68 第2表面
70 開口部

Claims (18)

  1. ヒータと、
    反応物質を移送するための通路と、
    試料ガスを収容し、前記反応物質を受け入れて前記反応物質を試料ガスと混合するために前記通路に連結されたチャンバと、
    反応物質と試料ガスとの混合物を移送するために前記チャンバから前記ヒータに連通する連結器と、を備える反応装置であって、
    前記ヒータは、前記反応物質と前記試料ガスとの混合物を加熱する、反応装置。
  2. 前記通路は、第2反応物質をさらに備える、請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記反応物質と試料ガスとの混合物に第2反応物質を移送するために前記連結器に連結された第2通路をさらに備える、請求項1に記載の反応装置。
  4. 前記連結器は前記第2通路内に配置される、請求項3に記載の反応装置。
  5. 前記第2通路は前記連結器と同心形状である、請求項3に記載の反応装置。
  6. 前記連結器は出口に連結される、請求項1に記載の反応装置。
  7. 試料ガス中のガス成分を検出するために出口に連結された電気化学ガスセンサをさらに備える、請求項6に記載の反応装置。
  8. 前記電気化学ガスセンサは、
    基板と、
    該基板の表面上に配置される電極と、
    該表面及び電極に接触し、第1表面及び第2表面を有するイオノマー膜と、
    ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部と、を備える、請求項7に記載の反応装置。
  9. ヒータと、
    第1反応物質を移送するための第1通路と、
    第2反応物質を移送するための第2通路と、
    試料ガスを収容し、前記第1反応物質を受け入れて前記第1反応物質と試料ガスとの混合物を移送するために前記第1通路に連結される連結器と、を備える反応装置であって、
    前記連結器は、第2反応物質を受け入れて第1反応物質と試料ガスとを第2反応物質と混合するために、前記第1通路から延在して前記ヒータを通って前記第2通路に連結され、
    前記第2通路は前記ヒータを貫通し、この貫通部位で、第1反応物質、第2反応物質、そして試料ガスが前記ヒータにより加熱される、反応装置。
  10. 試料ガス中のガス成分を検出するために、前記第2通路に連結された電気化学ガスセンサをさらに備える、請求項9に記載の反応装置。
  11. 少なくとも2種以上の反応ガスを一緒に予め混合するステップと、
    該少なくとも2種類の反応ガスの混合物を試料ガスと混ぜ合わせるステップと、
    該混合物と試料ガスを加熱するステップと、
    基板と、該基板の表面上に配置した電極と、第1表面及び第2表面を有するイオノマー膜と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部と、を有する電気化学センサを用いて試料ガス中のガス成分を検出するステップと、を備える、反応装置を提供する方法。
  12. チャンバを提供して該チャンバ中で前記少なくとも2種類以上の反応ガスと試料ガスとを均質に混ぜ合わせるステップとをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記混合物と試料ガスとを酸化するステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  14. 前記混合物と試料ガスとを還元するステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  15. 第1反応ガスを試料ガスと混合するステップと、
    第2反応ガスを加える前に、第1反応ガスと試料ガスとの混合物を加熱するステップと、
    第1反応物質および試料ガスに第2反応ガスを追加するステップと、
    第1反応ガス、第2反応ガス、そして試料ガスを加熱するステップと、
    基板と、該基板表面上に配置された電極と、基板及び電極に接触するイオノマー膜と、ガスを拡散制御する通路を画定するために、電極に近接する位置で第1表面から第2表面の間にあるイオノマー膜中の開口部とを有する電気化学センサを用いて試料ガス中のガス成分を検出するステップと、を備える、反応装置を提供する方法。
  16. チャンバを提供して該チャンバ中で前記第1反応ガス、第2反応ガス、試料ガス、および、これらの混合物を均質に混ぜ合わせるステップとをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記混合物と試料ガスとを酸化するステップをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  18. 前記混合物と試料ガスとを還元するステップをさらに備える、請求項15に記載の方法。
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