JP2006526449A - 有効成分についての制御された可変の送り込みに用いられる眼のための装置 - Google Patents

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Abstract

眼に有効成分を送り込むための装置は、有効成分を収容し得るリザーバと、有効成分を受けるようになされた部位の近辺にリザーバに収容された有効成分を放出する手段と、イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションによって制御され得る有効成分を分配する手段と、を備えたことを特徴とする。

Description

発明の背景
本発明は、人間の眼の病気に対して効用または予防特性を有するいずれかの物質についての連続および/または不連続な送り込みのための装置、とりわけ、眼の内部および眼の外部で用いられる装置に関する。
有効成分を送り込むための眼用の装置であって、長期間(数日間から数週間、あるいはさに数ヶ月間)にわたって連続的および/または非連続的に前記有効成分を送り込むことができる装置は、二つの形態をとって提供される。
・有効成分のリザーバである挿入物であり、コンタクトレンズのように、眼球の表面、
好ましくは結膜嚢上に非侵襲的に配置される。これらは、有効成分の連続的なまたは計
画された送り込みを可能にする。リングやレンズの形式をとったもの、あるいは、結膜
嚢、たいていは下結膜円蓋に配置される小さな環状または筒状の形式をとったもの等の
、多数のシステムが開発されてきた。挿入物の欠点は、後眼部(眼の後部、the poster
ior segment of the eyeball)への有効成分の通路が限定されていることであり、前眼
部(眼の前部、the anterior segment of the eyeball)を冒す病気(炎症、結膜炎)
に対する治療への使用に限定される。さらに、偶然にあるいはその他において、挿入物
が排出されてしまう可能性が比較的に高い。
・有効成分の計画された放出のための眼内埋め込み物(移植片、埋没物、implant)で
あり、外科的に眼球の硝子体内に挿入される。このような埋め込み物は、生物分解性(
iodegradable)/生物浸食性(bioerodable)であってもなくてもよい。このタイプの
装置は、前記硝子体の周囲で自由に移動することができる。局部的な有効成分濃度の増
大により、濃度が毒性を有するレベルまで達し得り、網膜を患う可能性がある。その一
方で、埋め込み物を固定することも可能ではあるが、このことは比較的大きな切開(略
5mm)を必要とする。生物分解性ではない埋め込み物の他の欠点は、非常に長い期間
にわたって有効成分を送り込むために、埋め込み物を定期的に取り替えなければならな
いことである。
挿入物であるか埋め込み物であるかに依存しない装置の欠点は、治療されるべき病状の進行に従って、治療を中断するまたは加速することが不可能なことである。実際に、これらの装置は、長期に渡り一定の有効成分の送り込み分布(態様、a profile)を示す。この分布は、製造時あるいは眼内に配置される前に決定される。送り込み分布を変更するには、装置の取り替えが要求される。外科的な手術が必要となるため、硝子体内への埋め込みの場合には、ことのことは患者にとって非常に有害である。
拡散(制御された送り込み機構)を用いた制御された送り込みのための機構の場合、有効成分は、例えばいくつかの孔を含む壁を有したリザーバ内に取り囲まれ、あるいは、「遅れて作用する(delayed-action)」層内に取り囲まれている。物質(agents)は、有効成分を保持し、または、水分に溶け込んだ有効成分を収容し、さらにあるいは、自然内に生物性分解可能である。これらの受け身的である拡散(制御機構)は、連続的で、安定した、送り込み分布の増大または減少、あるいは、いくらか連続した送り込みの分布さえも可能にする。しかしながら、これらの分布は常に事前に計画されている。さらに、これらを設定することは困難である。なぜなら、これらは、環境パラメータ、あるいは、例えば拡散のための特定の表面領域を変更することになる、担体(下地)の寸法変化(隆起、溶解)等のパラメータによって、影響を受けるからである。
化学的効果による送り込みのための機構の場合、送り込みの制御は、有効成分を一以上の担体(下地)に固定するとともに、担体(下地)が生物分解すること、あるいは、化学結合がその場で破壊されることにより、なされる。このため、送り込み機構を温度および/またはPHと関連付けることが可能である。この場合、ある周囲環境の存在により有効成分を放出するようにすることができる。必要に応じて、熱または光のような外部エネルギを導入することにより、例えば加熱または電気分解によりPHを変化させることができ、これらの機構を作動させることができる。このことにより、埋め込み物を例えば腫れ内に挿入し、放出するよう作動させることができる。
機械的な送り込み機構の場合、後者は主に、有効成分をポリマーとともにリザーバ内に取り囲むとともに、ポリマーは水分の影響下において隆起し(あるいはガスを生成し)、前記リザーバから有効成分を排出するようになされた、浸透圧の原理を、利用している。このタイプの他の機構は、スプリング、ガス、または、種々の始動機構にしたがい膨張するとともに、一般に袋状物に収容されている有効成分を押し出す力を生成することができる種々の物質を利用する。このような埋め込み物に収容された有効成分の送り込みを開始あるいは加速させる一つの方法は、ポリマーを加熱するために直接的に適用される電気電流または放射を用いることである。これにより、晶質状態から溶融状態へ変化させ、したがって、晶質マトリックス内に補足されていた有効成分を放出する。用いられる放射は、レーザ光によって放出されるような光であってもよい。超音波も、リザーバの孔を有した壁を通過する有効成分の流れを変化させるために用いられ得る。
しかしながら、これらの制御装置は、挿入および使用のため、複雑かつ精密(デリケート、delicate)な装備を必要とする。
本発明の目的は、連続的および/または不連続的に有効成分を眼に送り込むための装置であって、可変な送り込み分布(可変な送り込み態様、a delivery profile)および使用勝手の良い装置を提供することである。
このため、本発明は、眼に有効成分を送り込むための装置であって、有効成分を収容し得るリザーバと、有効成分を受けるようになされた部位の周囲にリザーバに収容された有効成分を放出する手段と、イオントフォレシス(iontophoresis、イオン導入法、イオン浸透法、イオン泳動法)またはエレクトロポレーション(electroporation、電気せん孔法)によって制御され得る有効成分を分与する手段と、を備えたことを特徴とする装置を、提供する。
有用には、しかしながら任意ではあるが、装置は、以下の少なくとも一つの特徴を有する。
・分与する手段は微小孔性の壁(微小孔を有した壁)である。
・分与する手段は弁を有し、弁の開閉はイオントフォレシスまたはエレクトロポレーシ
ョンによって制御される。
・分与する手段は電気的に反応しやすいポリマーまたはゲルを有し、ポリマーまたはゲ
ルは、イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションの作用下で、有効成分を収容
したリザーバの体積を変化させることができる。
・分与する手段は、有効成分を含んだ少なくとも一つのポリマー・ゲルを有し、ポリマ
ー・ゲルは、イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションの影響下で浸食され得
る。
・分与する手段は、所定の位置に設置された場合に装置の固定を可能にするよう、装置
の外方に突き出して延びた電極を有する。
・装置は有効成分用の第2のリザーバを備える。
・装置は眼球の表面に配置され得る挿入物である。
・挿入物は結膜嚢へ配置され得る。
・装置は眼球内に配置され得る埋め込み物である。
本発明による他の特徴および利点は、好ましい実施の形態および変形例についての以降の記述により明らかになるだろう。
発明を実施するための形態
図1乃至図4を参照し、挿入物(a insert)の形式をとった本発明による装置を説明する。
図1乃至図3を参照して、本発明による挿入物の第1の実施の形態について説明する。本例において、挿入物1は、中央オリフィス(a central orifice、中央開口部)4と、眼球に送り込まれることを意図された1以上の有効成分(active principles)を収容し得る(蓄え得る)リザーバ(reservoir)と、を有した環状レンズの形式をとって、もたらされている。さらに、レンズの形式をとった挿入物1は、凸状外形状であり眼の前強膜(the anterior sclera)すなわち結膜(the conjunctiva)の外面形状と実質的に相補的な内側面3を、有している。結膜を用い、共同してリザーバ2に収容された有効成分を送り込むことが意図されている。
図3を参照すると、上述した挿入物1が眼球6上であって眼球6の強膜8の位置に適用されている。したがって、挿入物1のリザーバ2は、眼球6の結膜嚢7内に配置されるようになる。この方法において、挿入物は、結膜嚢内7に維持されながら、同時に、強膜8の可能な限り大きな表面領域を覆うので、挿入物のこの形態は好ましい。挿入物1はリザーバ2内に収容されたに有効成分(the active principle(s))を連続的に放出する。なぜなら、挿入物1の表面3は微小孔を有し、有効成分を通過させ得るからである。しかしながら、このようにして投与された有効成分の大部分は涙によって洗い流されてしまい、その一方で、残りの部分は、強膜を横断した後、前眼部(眼の前部、the anterior segment of the eye)に残存する。眼へのイオントフォレシス(iontophoresis、イオン導入法、イオン浸透法、イオン泳動法)用の塗布具による断続的な塗布は、何時間かに渡って強膜の浸透性を増大させることができ、これにより、有効成分の大部分が強膜壁8を通過し得るようにして、前記有効成分が涙によって洗い流されてしまうことを防止することができる。眼へのイオントフォレシス用の塗布具は、それ自体公知である。このタイプの塗布具についてのさらなる情報は、文献FR2773320または文献FR2830766内に見受けられる。このように、イオントフォレティック電流(an iontophoretic current)を用いた強膜の浸透性の調節によって、挿入物1の送り込み分布(the delivery profile)を変更することができる。さらに、イオントフォレシス用の塗布具は簡単で使用勝手が良い。患者は自身で上述の治療を行うことができ、したがって、患者の挿入物1の送り込み分布を変更することができる。
図4を参照して、本発明による挿入物の第2の実施の形態について説明する。挿入物10はいずれの形状を有していてもよく、また、上述した挿入物1と同じ形状を有していてもよい。挿入物10は、眼球6の強膜壁8を通過して送り込まれることを意図された1以上の有効成分を含み得るリザーバ11を有している。上述したように、挿入物11は、眼球6の結膜嚢7内に配置されている。挿入物10のリザーバ11は表面13によって内方に区切られており、表面13は強膜壁8と直接接触させられる。好ましくは、リザーバ11の壁13は微小孔を有しており、このため、単なる浸透圧によって当該リザーバに収容された有効成分を連続的に送り込むことができる。さらに、リザーバ13の微小孔性壁13は特有の微細孔(specific pores)12を有している。特有の微細孔12は、閉じた状態に置かれており、また、イオントフォレティック電流の作用下における微小孔性壁13の動作により開くことができる。特有の微細孔12は弁として動作する。これらの弁は、次の方法のうちの一つに沿って得られ得る。
・導電性フィルム、または導電インキ、または真空スパッタリングまたはボンバードメ
ント(bombardment)によって蒸着されたフィルムで、ポリマーを被覆すること等、
・金属製またはカーボンベースの粉末あるいは毛状物の形式をとった伝導性電荷(a co
nductive charge)を弁を形成するポリマーへ付加すること等
・ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、またはポリアニリンのような本質
的に導電性のポリマーと、一般的に、いずれかの導電性材料(特に、金属製材料も適し
ている)と、によって弁を製造することにより
これらのポリマーは、図4に図示されたように、リザーバの内側にて弁として形成または構成され得る。イオントフォレシスの作用下にて、弁12は持ち上げられ、より大量の有効成分を眼球表面の強膜壁8の位置に放出する。
実施の一変形例においては、電気的に反応しやすいポリマーであって、イオントフォレティック電流の作用下において形状を変え得るポリマーにより、弁が形成され得る。
本発明による挿入物の第3の実施の形態(図示せず)において、挿入物は、カプセル化される方法によって、有効成分を収容したハイドロゲル(a hydrogel)からなる。ハイドロゲルは二つの方法により得られ得る。
・イオントフォレティック電流の作用下において放出されるようになる有効成分を含ん
だ高分子マトリックスである
・イオントフォレティック電流の作用下において浸食され得るポリマーからなるゲルで
ある
上述した三つの実施の形態において、好ましくは、眼の機能的な面であってオリフィス4に対向して配置される角膜を保護するため、挿入物が環状の形態(完全なリングまたは部分的なリング)で準備されることに注目すべきである。さらに、この環状形態によって、挿入物が角膜周辺の強膜8を押圧することが可能となり、強膜においてわずかに血管が新生され、強膜は、眼球6の他の壁に比べこの部分において薄くなる。さらに、眼へのイオントフォレシス用の塗布具は強膜に対向して、直接挿入物上に、さもなければ、閉じて角膜を保護するようになるまぶた(眼陰部)上に配置される。
当然、挿入物についての実施の別の変形も同様に可能である。
とりわけ、挿入物が、いくつかの部分(セクタ)に分割された環状形状を有する挿入物であって、各部分に、例えば、一般に眼への感染に続いて生じる眼内症および炎症反応の両方を治療する抗炎症薬および抗生物質のような、別種類の有効成分が含まれているようになっている挿入物であることが、有用であると予想され得る。
図5乃至図9を参照し、本発明による装置であって、埋め込み物(移植片、埋没物、implant)の形式をとってもたらされる装置について説明する。
図5を参照し、このような埋め込み物の第1の実施の形態について説明する。埋め込み物100は、一以上の有効成分を収容し得るリザーバ102を含んでいる。リザーバは壁104を有しており、壁104は微小孔を有している。これにより、(埋め込み物が配置されることを意図された硝子体(the vitreous body)の98%を占める)水分、および、この水分内に存在するイオンが通過することができるようになっている。実施の変形例において、壁104は調整された通過用オリフィス(開口部)101を有し、通過用オリフィス101によって、リザーバ102を埋め込み物100の外部と連通させることができる。さらに、リザーバ102は、その内部に、電気的に反応しやすいポリマーまたはヒドロゲル103を収容している。そのような電気的に反応しやすいポリマーまたはヒドロゲルの特徴は、イオントフォレティック電流の作用下において、形状を変えるあるいは膨張するといった性質を有していることである。したがって、このようなポリマーまたはヒドロゲルは、エレクトロレオロジカルゲル(electrorheological gels)、あるいは、ピエゾ電気材料(piezoelectric materials)と呼ばれる。このタイプのゲルは、高い分極性を有した粒子を、低い誘電率を有した液体、例えばシリコーン油に加えることによって、得られ得る。イオントフォレティック電流の影響下において、分極性粒子は整列させられ、この結果、分極性粒子を含む液体のレオロジカル特性が変更させられる。この効果は、ウィンスロウ効果(the Winslow effect)と呼ばれる。
このようにして用意された埋め込み物100は、眼球の硝子体内に挿入され、単なる浸透圧により連続かつ一定してある分量の有効成分を放出する。イオントフォレティック電流の適用の影響下において、上述したようなイオントフォレシス装置を用い、電気的に反応しやすいポリマー103は、設定された時間の間、膨張して有効成分を一回分の適用量だけ吐き出す。次に、いったんイオントフォレティック電流を停止すると、ポリマーは最初の状態に戻り、イオントフォレティック電流の適用前と同様に、埋め込み物100は浸透圧の影響下で連続かつ一定してある分量の有効成分を放出し続ける。オリフィス101の存在により、房水(the aqueous humour)とゲルとの間の良好な電気的接続を確保することができ、これにより、イオントフォレティック電流の影響下におけるポリマー103の反応を改善することができる、ことに注目すべきである。
さらに、筒状形状の装置100においては、電気的に反応しやすいポリマーまたはゲル103の体積の非常にわずかな変化によって、放出される有効成分の分量を制御および増大させることができる。しかしながら、例えば、リング状、ディスク状、または球状のような、リザーバの別の形状を用いることも可能である。
図6を参照し、本発明による埋め込み物の第2の実施の形態について説明する。埋め込み物110は、壁114によって区切られた二つのリザーバ112,115を有している。壁114は、微小孔性であって微小孔を有していてもよい。オリフィス110により、埋め込み物110が埋め込まれる部分の雰囲気と、各リザーバ112,115の内容物と、のそれぞれを直接通じさせることができる。電気的に反応しやすいポリマーまたはゲル113によって、リザーバ112の内容物とリザーバ115の内容物とを同時に分与することができる。上述のように、電気的に反応しやすいポリマーは、イオントフォレティック電流の影響下において形状を変える。
図7を参照し、本発明による埋め込み物の第3の実施の形態について説明する。埋め込み物120は、上述のリザーバ102と同様のリザーバ122と、上述のポリマー103と役割において同様の電気的に反応しやすいゲルまたはポリマー123と、を有している。オリフィス121によって、硝子体の房水を、リザーバ122の内容物と接触させるようにすることができる。さらに、埋め込み物120は、電気的に反応しやすいポリマーまたはゲル123の両側に接触するようになる電極125を有している。電極125は埋め込み物120から外方に突き出すように延びている。埋め込み物120の外部にある端部によって、装置を埋め込んだ場合に、眼球6の壁に装置を固定することが可能になる。したがって、電極125は、埋め込み物125を所定の位置に維持することと、イオントフォレティック電流が加えられた場合にイオントフォレティック電流密度を増大させること、の二つの役割を有している。この結果、電気的に反応しやすいポリマー123の膨張量と、埋め込み物120から排出される有効成分の一回分の適用量に関する影響と、を増大させることができる。
図8a乃至図8fを参照し、以下に、本発明による埋め込み物の第4の実施の形態について説明する。埋め込み物130は、いくぶん柔軟性を有する部分(semi-flexible parts)134を含む壁によって、区切られたリザーバ132を有している。さらに、リザーバ132は逆止弁131を有しており、リザーバ132の外部と内部との間における連通が確保されている。最後に、リザーバ132は、柔軟性部材135によって、電気的に反応しやすいポリマーまたはゲル133から分離されている。ポリマー133側では、前記ポリマーを取り囲む装置の壁はオリフィス136を有している。図8bに図示されているように、イオントフォレティック電流の影響下において、電気的に反応しやすいポリマー133は、柔軟性部材135を押圧しながら膨張することによって、形状を変える。したがって、リザーバ132の体積が減少し、リザーバ132の内容物は、圧力の上昇下において、弁131を開き有効成分の一回分の適用量を矢印Fの方向に沿って外方に放出する。いったんイオントフォレティック電流が停止すると、電気的に反応しやすいポリマー133は、柔軟性部材135とともに、その最初の形状に戻る。リザーバ132内にその後に生じる圧力の減少下において、逆止弁131は閉じ、いくぶん柔軟性を有する部分134はそれ自体形状を変える。これにより、前記圧力の減少を補うようになる。埋め込み部130は、その後、図8cに図示された形状を有するようになる。
さらなる変形として、図8d、図8eおよび図8fに図示されているように、いくぶん柔軟性を有する部分134は、ベローズ(bellows)の形式をとった部品(図8d)、一方の部分が他方に滑って入り込んでいる(slides into)二つの部分からなる埋め込み物の構造(図8e)、あるいは、ノッチ(notch)またはラチェット(ratchet)タイプの手段を有した適当な構造(図8f)によって、置き換えられ得る。
本発明による埋め込み物の第5の実施の形態においては、図9に示すように、埋め込み物140は、微小孔性の(微小孔を有した)壁144によって取り囲まれたゲル143を有している。ゲル143は、有効成分を収容したゲルまたはマトリックス(a matrix)であり、また、イオントフォレスティック電流に対して反応しやすい。このことは、以下の二つの方式にしたがって成分を放出することを可能にする。
・後にイオントフォレスティック電流の作用下において放出される有効成分を含んだ、
高分子マトリックス(a polymeric matrix)が用いられる
・イオントフォレスティック電流の作用下において浸食され得る特性を有したポリマー
からなるゲルが用いられる
本発明による埋め込み物のこの実施の形態の変形として、ゲル143は、イオントフォレスティック電流の影響下において同一の特性を有する複数のゲルであって、各々が異なる有効成分を含んでいる複数のゲルに、置き換えられ得る。同様に、実施における別の変形として、埋め込み物140は上述した実施の形態の電極125と同様の電極を有するようにし、埋め込み物140を強膜壁に固定することができるとともに、イオントフォレスティック電流密度、これによりこの電流のゲル143への影響を増大させることができるようにしてもよい。
もちろん、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に多数の変形を導入することができる。
図1は、本発明による挿入物の断面図である。 図2は、本発明による挿入物の上面図である。 図3は、図1および図2の挿入物の使用方法を示す概略図である。 図4は、患者の結膜嚢内に埋め込まれた第2の実施の形態における挿入物の断面図である。 図5は、本発明による埋め込み物の実施の形態の断面図である。 図6は、本発明による埋め込み物の実施における変形例の断面図である。 図7は、本発明による埋め込み物の実施における第2の変形例の断面図である。 図8aは、本発明による埋め込み物の実施における第3の変形例の断面図である。 図8bは、本発明による埋め込み物の実施における第3の変形例の断面図である。 図8cは、本発明による埋め込み物の実施における第3の変形例の断面図である。 図8dは、同様の方式に基づく実施の他の変形例を図示している。 図8eは、同様の方式に基づく実施の他の変形例を図示している。 図8fは、同様の方式に基づく実施の他の変形例を図示している。 図9は、本発明による埋め込み物の実施における第4の変形例の断面図である。

Claims (10)

  1. 眼に有効成分を送り込むための装置であって、
    有効成分を収容し得るリザーバと、
    有効成分を受けるようになされた部位の近辺にリザーバに収容された有効成分を放出する手段と、
    イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションによって操作され得り、有効成分を分与する手段と、を備えた
    ことを特徴とする装置。
  2. 分与する手段は微小孔性の壁である
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 分与する手段は弁を有し、弁の開口はイオントフォレシスまたはエレクトロポレーションによって操作される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 分与する手段は電気的に反応しやすいポリマーまたはゲルを有し、
    ポリマーまたはゲルは、イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションの作用下で、有効成分を収容したリザーバの体積を変化させることができる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 分与する手段は、有効成分を含んだ少なくとも一つのポリマー・ゲルを有し、
    ポリマー・ゲルは、イオントフォレシスまたはエレクトロポレーションの影響下で浸食され得る
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
  6. 分与する手段は、所定の位置に設置された場合に装置の固定を可能にするよう、装置の外方に突き出して延びた電極を有する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の装置。
  7. 有効成分用の第2のリザーバを備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 眼球の表面に配置され得る挿入物である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 挿入物は結膜嚢へ配置され得る
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 眼球内に配置され得る埋め込み物である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
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