JP2006526307A - 注入される光信号によって波長ロックされるレーザ発振可能な光源 - Google Patents

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Abstract

レーザ発振可能な光源(101)が注入される光信号によって波長ロックされる、さまざまな方法、システム、装置を説明する。ファブリペロン・レーザ・ダイオードなどのレーザ発振可能な光源(101)は1つまたは複数のファセットに反射防止膜を有する。レーザ発振可能な光源(101)は、広帯域光源(113)からの光信号のスペクトル・スライスを受け入れて、そのレーザ発振可能な光源(101)の出力波長を、注入される光信号の帯域幅内に波長ロックする。注入される光が増幅され波長ロックされた後に前方ファセットから反射して戻されるように、電流ポンプ(141)がレーザ発振可能な光源(101)をバイアスして、反射再生半導体光増幅器として動作する。この電流ポンプ(141)は、レーザ発振可能な光源(101)の中へ外部から注入された狭帯域光信号が注入される非干渉性光の帯域幅の外側のレーザ発振を抑圧するように、レーザ発振可能な光源(101)をバイアスする。

Description

本発明の実施形態は、波長分割多重受動光ネットワークに関する。具体的には、本発明の実施形態は、注入された光信号によって波長ロックされるレーザ発振可能な光源に関する。
波長分割多重受動光ネットワーク(WDMPON)の中には、中央局における送信機から遠隔個所にあって加入者へ信号を配信するデバイスへ送る信号の波長間の正確なアラインメントを必要とするものもある。受動光ネットワークでは、一般的には信号配信デバイスを含む遠隔ノードが電源なしで屋外に置かれている。この屋外信号配信デバイスの波長伝送帯域は、外部温度の変動に応じて変化する可能性がある。伝送された信号とその信号を配信するデバイスの動作波長との間の波長のずれは、信号において余分な挿入損失を招く。
このずれを最少にするための可能な一方法は、本質的に常にマルチプレクサのシフティング帯域幅の中に入るナロー・ラインワイド(narrow linewidth)分布帰還形レーザ・ダイオード(DFBLD)を波長アラインメント条件を満たす光送信機として使用することであるといえる。しかしこの構成は、精密に安定化された各DFBLDの価格が高いので、経済的な解決策にはなり得ない。
PONSの中には、高いビット・レートと適切な利得量とを有する光送信機を使用して、高いビット・レートを保つものもある。受動光ネットワークの中には、広帯域発光ダイオード(LED)を光送信機として使用するものもある。しかし、LEDの変調帯域幅は狭くなる可能性があり、このためデータを高いビット・レートで送ることが困難になる。その上に、受動光ネットワークにおける長距離送信は、LEDからの固有出力が弱いのでLEDによっては困難になる可能性がある。
レーザの中に信号を注入するためのいくつかの試みがなされてきた。しかし、300ミクロン程度の標準レーザ・チップ長は、注入される信号の帯域幅とレーザのキャビティ・モードとの間の重複がないので不十分な利得を生じさせることもある。さらにまた、標準レーザの中には、製造公差と温度ドリフトを考慮すると動作周波数の範囲にわたって適切な信号品質を支えるための適当な利得を発生しないものもある。
レーザ発振可能な光源が、注入された光信号によって波長ロックされる、さまざまな方法、システム、装置が開示されている。ファブリペロン・レーザ・ダイオード(FPLD)などのレーザ発振可能な光源は、レーザ発振可能な光源の1つまたは複数のファセットの上に反射防止膜を有する。レーザ発振可能な光源は、広帯域光源から光信号のスペクトル・スライスを受け入れて、レーザ発振可能な光源の出力波長を、注入される光信号の帯域幅内に波長ロックする。電流ポンプが、レーザ発振可能な光源をバイアスさせて、反射再生半導体光増幅器として動作し、この結果、注入された光は、増幅され、波長ロックされた後に前部ファセットで反射して戻される。また、電流ポンプは、レーザ発振可能な光源をバイアスさせ、したがってレーザ発振可能な光源の中に外から注入される狭帯域の光信号は、注入された非干渉性光の帯域幅の外側のレーザ発振モードを抑止する。
本発明のその他の特色および利点は、添付の図面と下記の詳細な説明から明らかになろう。
本発明は、添付の図面における各図の中に例として図示されているが、これらに限られるものではない。図面において、同様な要素は同様な参照記号によって指定されている。
レーザ発振可能なさまざまな光源が開示されている。ある実施形態では、ファブリペロン・レーザ・ダイオードなどのレーザ発振可能な光源は、ファブリペロン・レーザ・ダイオードの複数のファセットの上に反射防止膜を有する。ファブリペロン・レーザ・ダイオードは、広帯域光源から光信号のスペクトル・スライスを受け入れて、ファブリペロン・レーザ・ダイオードの出力波長を、注入される光信号の帯域幅内に波長ロックする。電流ポンプがファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスさせて、反射再生半導体光増幅器として動作し、この結果、注入される光は、増幅された後に前部ファセットで反射して戻される。この再生増幅過程は結果的に、広帯域光源の注入されるスペクトル・スライスへファブリペロン・レーザ・ダイオードを効果的に波長ロックすることになる。電流ポンプはまたファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスさせ、この結果、ファブリペロン・レーザ・ダイオードの中へ外から注入される狭帯域の光信号は、注入される非干渉性光の帯域幅の外側のレーザ発振モードを抑止する。さらに、ファブリペロン・レーザ・ダイオードにおける注入される光信号の帯域幅とレーザ・チップの長さを選択して、注入される光信号の帯域幅における波長をファブリペロン・レーザ・ダイオードの1つまたは複数のキャビティ・モードに重複させてもよい。さらにまた、ファブリペロン・レーザ・ダイオードのレーザ・チップは40ナノメートルを超える高い利得帯域値を有し、システムの有効動作範囲にわたって波長ロッキングを支持すると共に、ファブリペロン・レーザ・ダイオードがデータ・ストリームによって変調されるときに使用可能な信号品質を維持することもできる。
図1は、注入される光信号によって波長ロックされる光送信機を使用する波長分割多重受動光ネットワークの一実施形態のブロック図である。波長分割多重受動光ネットワーク100は、中央局などの第1個所と、第1個所から離れた遠隔ノードなどの第2個所と、複数の加入者個所とを含む。
この例示的な中央局は、第1波長帯域における光信号を発信する第1光送信機群101〜103と、第2波長帯域における光信号を受け入れる第1光受信機群104〜106と、第1帯域分割フィルタ群107〜109と、波長追跡構成要素130と、第1の1×n双方向光マルチプレクサ112、光カップラ115と、第1広帯域光源114と、第2広帯域光源113とを含む。
第1光マルチプレクサ/デマルチプレクサ112は、第1広帯域光源114から受け取った第1波長帯域をスペクトル・スライスし、第2光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116から受け取った第2波長帯域を逆多重化する。第1広帯域分割フィルタ107などの帯域分割フィルタは、第1波長帯域の信号と第2波長帯域の信号とを異なるポートに分割する。第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112は、第1帯域分割フィルタ群107〜109に結合している。第1光送信機群101〜103における各光送信機は、第1波長帯域にある離散的なスペクトル・スライスされた信号を受け入れ、この光送信機の動作波長を受信したスペクトル・スライスされた信号に整列させる。
ファブリペロン・レーザ・ダイオードなどの各光送信機は、第1電流ポンプ141などの電流ポンプや、第1変調器140などの変調器と協働することもできる。第1電流ポンプ141は第1光送信機101をバイアスさせ、この結果、第1光送信機への外部から注入される狭帯域の光信号は、注入される非干渉性光の帯域幅の外側のレーザ発振モードを抑止する。第1変調器140は、光送信機によってデータ・ストリームと共に発生する出力信号を直接変調する。
第1制御装置142も第1光送信機101と協働して、光送信機の1つまたは複数のキャビティ・モードをずらして注入される光信号の帯域幅と重複させることによって、注入される光信号の最適化された利得を提供することもできる。第1制御装置は、第1光送信機101の温度または第1光送信機101に加えられる電流を変えて、光送信機101のキャビティ・モードをずらしてもよい。代替案として、注入される光信号の帯域幅とレーザ・チップの寸法を、注入される光信号の帯域幅における波長を、第1制御装置142などの外部デバイスとは独立した第1光送信機101の1つまたは複数のキャビティ・モードとほぼ重複させて、第1光送信機101のモードをずらすように、選択してもよい。
第1光送信機101は、反射防止膜を有する1つまたは複数のファセットと、2つまたはそれ以上のキャビティ・モードを有する1つのレーザ・チップとを有してもよい。第1電流ポンプ141は反射再生半導体光増幅器として動作させるために第1光送信機101をバイアスする。第1光送信機101の前ファセットは、スペクトル・スライス光信号を受信して、第1光送信機101の出力波長を注入される光信号の帯域幅内に波長ロックする。第1光送信機101は、注入される光を、増幅し、側波帯を抑止し、波長ロックした後に、前ファセットで反射して返す。第1光送信機101は、変調された信号を第1波長帯域における唯一の波長で送信する。
各帯域分割フィルタ107〜109は、第1光送信機群101〜103における所定の光送信機と、第1光受信機群104〜106における所定の光受信機とに結合されている。第1光受信機群104〜106における各光受信機は、第2波長帯域にある離散的な逆多重化された信号を受信する。
波長追跡構成要素130は、電気的または光学パワー総和デバイス110と温度制御装置111とを含む。光学パワー総和デバイス110は、光受信機104〜106の1つまたは複数の出力信号の強さを測定して、第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112と第2マルチプレクサ/デマルチプレクサ116との間の送信波長帯域の差を決定する。温度制御装置111は、第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112の動作温度を制御して、光受信機104〜106からの測定された出力信号の強さを最大化する。第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112と第2マルチプレクサ/デマルチプレクサ116との送信波長帯域が合致すると、光受信機104〜106からの測定された出力信号の強さは最大にある。したがって、中央局と遠隔ノードにある光マルチプレクサ/デマルチプレクサ112、116の多重化/逆多重化送信波長を互いにロックすることができる。
例示の遠隔ノードは、第2の1×n双方向光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116を含む。第2の1×n双方向光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、単一光ファイバ128を介して中央局に接続されている。第2の1×n双方向光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、第1波長帯域を含む広帯域光信号と第2波長帯域を含む広帯域光信号の両方を、双方向に多重化しかつ逆多重化する。第2の1×n双方向光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、第2広帯域光源113からの第2波長帯域をスペクトル・スライスする。
一般に、多重化は、光情報の複数チャネルを組み合わせて単一光信号にすることである。逆多重化が、単一光信号を分解して光情報のチャネルを含む複数の離散信号にすることとである。スペクトル・スライスは、広帯域の波長を分割して小さな周期的波長帯域にすることである。
例示的な各加入者、例えば第1加入者個所は、帯域分割フィルタ117と、第2波長帯域で光信号を発信するための光送信機123と、第1波長帯域で光信号を受信するための光受信機120とを含む。第2マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、第1波長帯域を多重化し、第2波長帯域をスペクトル・スライスする。第2マルチプレクサ/デマルチプレクサは、これらの信号を各帯域分割フィルタ117〜119に送信する。帯域分割フィルタ117〜119は、入力信号帯域にしたがって入力信号を出力ポートに分割する働きをする。第2光送信機123などの各光送信機は、スペクトル・スライスされた信号を第2波長帯域で受信し、この光送信機のための動作波長をスペクトル・スライスされた信号内の波長と整合させる。各加入者は中央局と第2波長帯域内で異なるスペクトル・スライスによって通信する。
中央局と同様に、各光通信機は、変調器、電流ポンプ、制御装置と共に動作する。例えば、第2電流ポンプ144は、第2光送信機123の中へ外部から注入される狭帯域光信号が注入される非干渉性光の帯域の外側のレーザ発振モードを抑止するように、第2光送信機123をバイアスする。第2変調器143は、第2光送信機123によってデータ・ストリームと共に発生する出力信号を直接変調する。第2制御装置145もまた、第2光送信機と協働して、第2光送信機の温度または第2光送信機に加えられる電流を変えて、光送信機の1つまたは複数のキャビティ・モードをずらして、注入される光信号の帯域幅と重複させることによって、注入される光信号の最適化された利得を提供することもできる。
第2光送信機123は、反射防止膜を有する1つまたは複数のファセットと、2つまたはそれ以上のキャビティ・モードを有する1つのレーザ・チップとを有してもよい。注入される光信号の帯域とレーザ・チップの寸法とを調和させて、注入される光信号の帯域幅における波長を第2制御装置145などの外部デバイスとは独立した第2光送信機の1つまたは複数のキャビティ・モードと重複させて、第2光送信機のモードをずらしてもよい。したがって、注入される信号の帯域幅は、光送信機の少なくとも1つのキャビティ・モードを取り囲むか、または2つのキャビティ・モードの間に入るが、注入光信号帯域の両端部における波長は、この帯域の両端部における反射出力波長がレーザの他のファブリペロン・モードよりも信号強度において少なくとも3dB高いほど、FPLDのそれぞれのキャビティ・モードに近い。
また、光送信機のファセットに結合する第1光ファイバ146などの光ファイバを、光送信機と整合して10%〜100%間の結合効率を達成することもできる。結合効率を、結合された測定パワーを結合されない測定パワーで割ったものとして測定してもよい。光ファイバは、光送信機の前部ファセットに結合された単一モード光ファイバであってもよい。単一モード光ファイバの中に逆結合された光送信機の出力波長のパワーを、+3dBm(1ミリワットに対するデシベルで測定した光パワー)〜−20dBm間にすることができる。
増幅自然放射光源などの第1広帯域光源114は、第1光送信機群101〜103における所定の光送信機の送信波長帯域を波長ロックするために、第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112を介してこの光送信機に第1波長帯域の光を供給する。したがって、中央局における送信機群101〜103の動作波長範囲は、第1光送信機群101〜103におけるこれらの送信機の各々にこれらのスペクトル・スライスした信号を注入することによって、中央局における第1マルチプレクサ/デマルチプレクサ112の動作波長と調和する。各光送信機を、帯域分割フィルタを通される特定のスペクトル・スライスに波長ロックすることによって、1×n光マルチプレクサ/デマルチプレクサ112におけるダウンストリーム信号に関する大きなパワー損失が解決される。この方法で、中央局における光送信機101〜103からの信号の波長とマルチプレクサ/デマルチプレクサ112の送信波長帯域との間のミスアラインメントによる大きなパワー損失は最小になる。
同様に、第2広帯域光源113は、第2波長帯域の光を所定の光送信機123〜125に供給して、第2群におけるこの光送信機の送信波長帯域を波長ロックする。こうして、加入者個所における第2送信機群123〜125の動作波長は、第2光送信機群におけるこれらの送信機の各々にこれらのスペクトル・スライスした信号を注入することによって、第2マルチプレクサ/デマルチプレクサ116の動作波長範囲と調和する。各光送信機を、帯域分割フィルタを通される特定のスペクトル・スライスに波長ロックすることによって、遠隔ノードにおけるデバイスの温度の変動に応じた波長の離調による、1×n光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116におけるアップストリーム信号に関する大きなパワー損失が解決される。この方法で、光送信機123〜125からの信号の波長と遠隔ノードにおけるマルチプレクサ/デマルチプレクサ116の送信波長帯域との間のミスアラインメントによる大きなパワー損失は最小になる。アサーマル(athermal)・マルチプレクサ/デマルチプレクサ112、116のいずれかを使用することによって、またはマルチプレクサ/デマルチプレクサ112の温度制御によって、マルチプレクサ/デマルチプレクサ112とマルチプレクサ/デマルチプレクサ116との間の波長アラインメントを達成することができ、この結果、中央局と加入者との間の伝送損失は最少になる。
図2は、1つまたは複数のファセットと1つのレーザ・チップ利得媒体とを有する、レーザ発振可能な光源の一実施形態のブロック図である。ファブリペロン・レーザ・ダイオードなどの光送信機は、ファブリペロン・レーザ・ダイオード201の1つまたは複数のファセット250、251の上に反射防止膜を有してもよい。反射防止膜付きのファブリペロン・レーザ・ダイオード201は、前方ファセット250の反射性が低いので、標準的な反射防止膜なしのファブリペロン・レーザ・ダイオードよりもすぐれた消光比(extinction ratio)を、したがってより好ましいビット・レート誤差を得ることもできる。さらに、ファブリペロン・レーザ・ダイオード201は、よりすぐれたサイド・モード抑圧比を有することもできる。そのわけは、入力ファセット250がこの反射防止膜を有するので、FPLD201はより低い挿入損失を有するからである。したがって、注入される光信号はより低い強度を有することもでき、FPLD201の利得はより低く設定してもよく、これによって、ファブリペロン・レーザ・ダイオード201の望まれないサイド・モードを増幅しないエネルギー欠乏環境を作る。
ファブリペロン・レーザ・ダイオード201の前方ファセット250を、反射率を減少させるために反射防止膜で被覆することができる。前方ファセット250のための光学的反射率は、0.1%〜25%の範囲内にある値を持っている。後方ファセット251は被覆せずに約30%の反射率にすることができる。代替案として、後方ファセット251を被覆して、10%から100%の範囲内にある反射率を得ることができる。
注入される光信号の帯域幅に関してレーザ・チップ252の寸法を決定することが、ファブリペロン・レーザ・ダイオード201に関連するキャビティ・モードの感覚を減少する助けになる。これは、注入される光信号の帯域幅における波長がファブリペロン・レーザ・ダイオード201の1つまたは複数のキャビティ・モードと重複することになる確率を増加する。レーザ・チップ252のチップ長の増加は450ミクロン〜1200ミクロンの範囲内にあってもよい。標準的なファブリペロン・レーザ・ダイオードのチップ長は、一般的に約300ミクロンである。
レーザ・チップ252の利得領域は、この利得領域の中に1つまたは複数のチャープ量子井戸、利得領域の中に1つまたは複数のひずみ量子井戸、利得領域の中に標準ドーピングを超える増加ドーピング、またはその他の同様なエンハンスメントを有して、FPLDを変更してファブリペロン・レーザ・ダイオード201の利得帯域幅を増加してもよい。強化された利得帯域幅は、FPLDのためのより広い波長ロックを支える。
ファブリペロン・レーザ・ダイオード201を反射再生半導体光増幅器として動作させてもよい。ファブリペロン・レーザ・ダイオード201は、狭帯域注入ノイズ信号がレーザの2つのキャビティ・モード間で発生した場合でも、注入される光信号を増幅する再生半導体増幅器として作用する。論述したように、注入される光信号の帯域幅とレーザ・チップ252の寸法は調和して、注入される光信号の帯域幅における波長をFPLD201の1つまたは複数のキャビティ・モードとほぼ重複させてもよい。注入される光信号帯域の帯域幅の両端部における波長は、この帯域の両端部における増幅された波長が信号強度において、したがってファブリペロン・レーザ・ダイオード201のその他のサイド・モードにおいて少なくとも3dB以上であるほど、FPLDのそれぞれのキャビティ・モードに近い。代替案として、制御装置がFPLD201の動作温度またはFPLD201に加えられる電流を変えて、FPLDのキャビティ・モードをずらし、注入された光/ノイズ信号の帯域幅と重複させ、注入される信号のための最適化された利得を提供する。ファブリペロン・レーザ・ダイオード201は一般に、注入されるスペクトル・スライスしたノイズ信号を反射し増幅する。
図3は、レーザ発振できる光源の一実施形態に関する、注入される光信号の入力パワー・スペクトル密度と波長との関係を示すグラフである。FPLDの前方ファセットに配分される注入光信号の入力パワー・スペクトル密度(波長帯域当りパワー)は、−10dBm/0.1nm帯域幅〜−30dBm/0.1nm帯域幅間にあるパワー・スペクトル密度を有してもよい。スペクトル・スライス356の帯域幅を、例えばピークより−3dB低い値におけるスペクトル幅としてもよい。スペクトル・スライス356の帯域幅を、例えばピークより−20dBも低い値におけるスペクトル幅としてもよい。注入される光信号355から実際に要求される低いパワーによって、ノイズは、レーザの飽和レベルと擬似レーザ発振作用によって減少し、側波帯を抑止する。
入力ファセットにおいて受信される狭帯域入力注入信号のスペクトル帯域幅356は、5GHzから500GHzまで変化することができる。ファブリペロン・レーザ・ダイオードは、1つまたは複数のファセットの上が反射防止膜で被覆されているので、3dB〜35dB間の値を有するサイド・モード抑圧比を発生させる。サイド・モード抑圧比は、注入帯域幅の外側のモードに対する注入帯域幅内のモードの光出力パワーの比であってもよい。
広帯域光源は、ほぼ等しい偏光状態を有する光信号を発生させることができる。レーザ・ダイオードに注入される入力光信号355は一般的には偏光されていないので、レーザ・ダイオードの偏光状態に調和する偏光状態が存在する。ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットで受信する注入される光信号355は、0dB〜3dB間にある偏光比を有してもよい。偏光比は、任意の2つの直交入力偏光状態間のパワーの最大の比と呼ばれる。したがって、注入されるパワーの偏光比の範囲を0dBから3dBまでにすることができる。
図4は、レーザ発振可能な光源の一実施形態に関する、注入される光信号の前および注入される光信号の後のパワーと波長との関係を示すグラフである。上の曲線については、実線は、バイアス電流がレーザ発振しきい値電流の上にあって注入がないときの、レーザ発振可能な光源の出力スペクトルを示す。上の曲線における点線は、レーザ発振可能な光源に注入される広帯域光の出力スペクトルを示す。下の曲線については、実線は、光信号の注入を伴うレーザ発振可能な光源の出力スペクトルを示す。下の線における点線は、FPLDへのバイアス電流をオフにしたときのレーザ発振可能な光源の出力スペクトルを示す。これは、注入される広帯域光の反射スペクトルを示す。電流ポンプは、ファブリペロン・レーザ・ダイオードにバイアスをかけて、入力信号がレーザの中に注入されないときにレーザ発振しきい値の近くまたは上で動作する。レーザの利得は、光信号がレーザの中に注入されるときには、自走レーザの利得よりも下に抑圧される。FPLDの動作ポンプ電流は、自走レーザのレーザ発振しきい値の0.9〜1.5倍の範囲になることができる。外部狭帯域信号をファブリペロン・レーザ・ダイオードに注入し、ポンプ電流をその自走レーザしきい値の近くで動作することによって、最大反射利得の条件を達成することができると共に、注入される波長帯域の外側のファブリペロン・モードのレーザ発振を抑圧する。
注入される非干渉性光の帯域幅の外側のファブリペロン・モードは、3dB〜35dB間でサイド・モード抑圧比を招く。固定ポンプ電流を有するFPLDへの反射防止膜の追加は、このFPLDのサイド・モード抑圧比を増加させる。
ファブリペロン・レーザ・ダイオードによって発生した出力信号を、変調器が直接にデータ変調してもよい。直接変調された信号の消光比は5dB以上になることもある。データ変調レートは、100Mbps〜175Mbpsや、600Mbps〜650Mbps、1000Mbps〜1500Mbps(メガビット/秒)であってもよい。側波帯とノイズの大きな抑圧と注入される光信号の増幅との組み合わせは、WDMPONにおける高い転送レートを可能にする。
図5a、5bは、レーザ発振可能な光源の一実施形態に関する、FPLDなどのレーザ発振可能な光源の利得形状と波長との関係を示す。図5aを参照すると、実線はファブリペロン・レーザ・ダイオードの公称利得曲線を表示し、矩形のボックスは実効動作範囲(Δλ0)579を表示し、この範囲にわたって、FPLDなどのレーザ発振可能な光源がデータ・ストリームで変調されるときに適切な信号品質が存在する。水平の線は波長ロック範囲(ΔλL)581を表示し、この範囲にわたって、FPLDがデータ・ストリームで変調されるときに適切な信号品質が存在する。破線は、製造公差によって可能なこのFPLDの利得曲線における潜在的な中心波長シフト582を示す。点線は、製造公差によって可能なこのFPLDの利得曲線における潜在的な中心波長シフトとFPLDの温度ドリフトによるシフト583との和を示す。鎖線は、変更されない利得領域を持つレーザ・チップを有するファブリペロン・レーザ・ダイオードの利得曲線587を示す。
入力非干渉性信号がFPLDの中に注入されると、FPLDがデータ・ストリームによって変調されるときに適切な信号品質が存在する波長ロック範囲(ΔλL)が存在する。標準的なFPLDについては、波長ロック範囲は約(ΔλL)=±15ナノメートル(nm)であってもよい。0.8nm間隔の32チャネルを使用する一般的なWDM−PONシステム構成については、FPLDが波長ロックされることが必要な所要システム帯域幅は約±13nmである。しかし、標準的FPLDはそれ自体で必要なシステム帯域幅を適切にカバーしなくてもよい。WDMPONシステムでは、FPLDの中心波長は温度と製造公差との両方によって変化してもよい。
PLDの実効動作範囲581は、FPLDが温度の変化または製造公差のいずれかによってこのシステムの中央に中心合せされていない場合には、減少する。さまざまなパラメータ間のこの関係を記載する次の式は、図5aを参照することによって説明される。
ΔλL=Δλ0+Δλc+ΔλT
ただし、ΔλLはFPレーザ・ダイオードの必要なロック範囲、Δλ0は温度の変化と製造公差を考慮した後のFPLDの有効動作範囲、Δλcは製造公差による利得曲線の中心の変動、ΔλTはFPLDの温度変化による利得曲線の片寄りである。
例えば、±10℃の制御された温度範囲と、Δλc=±5nmの製造公差と、Δλ0=±13nmの必要なシステム帯域幅(有効動作範囲)とを考慮する。±10℃の温度範囲はΔλT=±5nmの中心波長変動に対応する。そのわけは、FPLDの利得曲線の代表的な同調係数は0.5nm/℃であるからである。この例のレーザ・ダイオードの必要ロック範囲はΔλL=±23nm(±13nm,±5nm,±5nm)になる。これは、標準的なFPLDはほぼ±15nmのロック範囲を有するので問題が生じる。この問題は、WDMPONが±25℃の非制御温度範囲と±10nmの製造公差を使用する場合には大きくなる可能性がある。ファブリペロン・レーザ・ダイオードをデータ・ストリームで変調するとき使用可能な信号品質を支えるために、必要ロック範囲はΔλL=±35.5nmになろう。
WDMPONはこの問題を多くの方法で解決することができる。
1つの解決策は、より広い公称利得曲線580を介して標準値より大きな波長ロック範囲を有するFPLDを使用して、利得スペクトルの中心における温度ドリフトと製造公差の影響を予測することである。FPLDは、約±15nmの標準値より大きな利得帯域幅を有する非標準レーザ・チップを使用してもよい。これらの形式のレーザ・ダイオードは、レーザ・チップの利得領域を変更してより広い公称利得曲線を発生させることによって製造可能である。半導体レーザの利得帯域幅を増加させるための方法としては、利得領域におけるドーピングを増加する、利得領域のためにチャープ量子井戸を使用する、利得領域のためにひずみ量子井戸を使用する、あるいは利得領域のために量子ドットを使用する、またはその他の類似の方法がある。
強化された利得領域を有するファブリペロン・レーザ・ダイオードのレーザ・チップは、40ナノメートル(±20nm)以上の利得帯域幅を有し、ファブリペロン・レーザ・ダイオードがデータ・ストリームによって変調されたときに使用可能な信号品質をなお支えながら、非干渉性信号によって注入された後にこの帯域幅にわたる波長ロックを支えてもよい。FPLDによって発生する使用可能出力信号は、変調された後に変調された動作範囲の中に受け入れ可能なビット・レート誤差を有する。
図5bを参照すると、波長ロック動作を増加するための他の一解決策は、複数の形式のレーザ・ダイオードを使用することである。各形式のファブリペロン・レーザ・ダイオードは、不変の利得領域587を有するレーザ・チップを有する。各形式のFPLDは異なる片寄り中心波長585、586を伴って製造される。レーザを、2つまたはそれ以上の異なるレーザを組み合わせてチャネル・プランのさまざまな部分のために使用できるように、特定の波長領域の中に閉じ込めてもよい。
図1を参照すると、第3光送信機124aと第4光送信機124bなどのレーザ発振可能な複数の光源が、第2マルチプレクサ/デマルチプレクサ116に結合している。第3光送信機124aと第4光送信機124bはほぼ同じ波長で出力信号を発信し、各出力信号は、注入されるスペクトル・スライスされた狭帯域光信号によってロックされる。第3光送信機124aは第1中心波長を有するレーザ・チップを有してもよい。第4光送信機124bは第2中心波長を有する第2レーザ・チップを有してもよい。第2中心波長は第1中心波長から片寄っている。レーザ発振可能な第1光源の波長ロック範囲の帯域幅とレーザ発振可能な第2光源の波長ロック範囲の帯域幅は組み合わせられて、システム帯域幅の動作範囲と、製造公差による中心波長の変化と、温度の変化による利得曲線における片寄りとの和に等しいか、またはより大きい。
さらにまた、加入者側における光送信機を、2つまたはそれ以上の異なるレーザを組み合わせてシステム帯域幅全体をカバーできるように、2つまたはそれ以上の群としてビンに入れてもよい。第1群は第1中心波長を有するレーザ・チップを有し、マルチプレクサ/デマルチプレクサにおけるポートの上半分におけるポートに個別に接続している。例えば、第2光送信機123は第1中心波長を有するレーザ・チップを有し、マルチプレクサ/デマルチプレクサ116におけるポートの上半分における第1ポートに接続してもよい。第2群は第2中心波長を有するレーザ・チップを有し、マルチプレクサ/デマルチプレクサにおけるポートの下半分におけるポートに個別に接続している。例えば、第5光送信機125は第2中心波長を有するレーザ・チップを有し、マルチプレクサ/デマルチプレクサ116におけるポートの下半分における第Nポートに個別に接続してもよい。
図5bを参照すると、異なる中心波長585、586を有する複数のFPLDを使用すると、必要なシステム帯域幅を、各レーザのための必要な動作範囲がより小さくなるように分割してより小さな領域またはビンにすることができる。例えば、必要なシステム帯域幅が±13nmであって、この領域をカバーするために2つの異なるレーザ形式を使用する場合には、各レーザのための必要な動作範囲はわずかΔλ0=±6.5nmになるであろう。さまざまなレーザのための動作範囲を小さくすることによって、必要なロック範囲ΔλLを小さくすることができる。上の例では2つだけのビンを使用したが、それ以上の個数のビンを使用することもできる。ビンの最多個数は、通信システムで使用されるWDMチャネルの個数と同じであってもよい。さまざまな形式のFPLDのビニングと強化された利得帯域幅を有するレーザ・チップの使用を組み合わせることは、技術的限界とコストとの間のトレードオフを解決するためにも有用である。
図1を参照すると、波長分割多重受動光ネットワーク100は、第1波長帯域などのダウンストリーム信号や、第2波長帯域などのアップストリーム信号においてさまざまな波長帯域を使用してもよい。ダウンストリーム信号は、中央局における光送信機101〜103から加入者側への信号を表し、アップストリーム信号は、加入者側における光送信機123〜125から中央局への信号を表している。ダウンストリーム信号の波長は例えばλ1、λ2、・・・λnで、アップストリーム信号の波長はλ1、λ2、λnであろうが、異なる波長帯域で搬送される。ここでλ1とλ1はマルチプレクサ/デマルチプレクサの自由スペクトル範囲によって分けられている。
論述したように、1×n光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、左側における1つのポートからの光信号が右側におけるn個のポートに逆多重化される機能を有する。さらに、右側におけるn個のポートからの光信号は同時に左側における1つのポートに多重化される。1×n光マルチプレクサ/デマルチプレクサ116は、第2波長帯域を狭スペクトル幅の波長にスペクトル・スライスする。光マルチプレクサ/デマルチプレクサを3帯域以上の波長で動作させることができるので、異なる帯域における双方向に伝播するアップストリーム信号とダウンストリーム信号を同時に多重化しかつ逆多重化することができる。光マルチプレクサ/デマルチプレクサによって作用する波長帯域の各々を、光マルチプレクサ/デマルチプレクサの自由スペクトル範囲の1つまたは複数の間隔によってずらしてもよい。
ある実施形態では、アップストリーム波長帯域幅は1520nm〜1620nmの波長範囲にあってもよい。これは、この波長範囲において使用可能なより高いパワーのASE源のためであり、一例としてはエルビウム・ドープ・ファイバ増幅器がある。ダウンストリーム波長帯域は1250nm〜1520nmの波長範囲にあってもよい。狭帯域の適用のためには、アップストリームとダウンストリームの波長範囲はそれぞれ1525〜1565nmおよび1570〜1610nmであってもよい。代替案として、第2波長帯域は、第1波長帯域のピーク波長とは離れた5〜100ナノメートル間のスペクトル分離を有する波長帯域であってもよい。第1波長帯域と第2波長帯域との間のスペクトル分離は、加入者へのフィルタされ、スペクトル・スライスされたダウンストリーム信号と加入者からのフィルタされたアップストリーム信号との間の干渉の発生を防止するために、十分に大きいことが必要である。
特定の数値参照を文字通りの順序と解釈すべきでなく、第1波長帯域は第2波長帯域とは異なっていると解釈すべきである。したがって、言及する特定の詳細は単に例示的なものである。いくつかの追加実施形態として下記をあげることもできる。単一デバイスが第2広帯域光源と第2広帯域光源の両方の機能を提供することもできる。WDMPONは3つ以上の異なる波長帯域を使用してもよい。各マルチプレクサ/デマルチプレクサはアサーマル・アレイ導波路格子であってもよい。各マルチプレクサ/デマルチプレクサは、入力光信号をスペクトル・スライスするのではなく、入力光信号を単に分割するだけでよい。2つ以上の遠隔ノードが存在してもよい。光送信機を連続波で動作させ、外部変調器などで変調してもよい。受信機入力パワーは、100Mb/s〜約170Mb/s間について−27dBm〜−36dBm間で変化することができる。中央局と遠隔ノードとの間のファイバ長を最長20キロメートルにすることができる。遠隔ノードと加入者間との間のファイバ長を最長15キロメートルにすることができる。各光送信機は、例えば電流変調によって変調されて、この光送信機によって送信される特定波長に情報を埋め込むこともできる。各光送信機はレーザ発振可能な光源を含む。光送信機の1つまたは複数は、増幅自然放射光源からのスペクトル・スライスされた広帯域非干渉性光によって注入されるファブリペロン・半導体レーザであってもよい。光送信機の1つまたは複数は、波長シードされた反射半導体光増幅器(SOA)であってもよい。光送信機の1つまたは複数は、高ビット・レート変調と長距離伝送を支える。反射SOAは変調デバイスとしても作用することができる。光送信機は変調され、波長シードを使用して波長ロックされ、スペクトル・スライス内の波長のための信号利得を提供し、注入される波長とスペクトル・スライス外の波長との間の消光比を増加することもできる。広帯域光源は、半導体光増幅器に基づく光源、希土イオン・ドープ光ファイバ増幅器に基づく光源、発光ダイオード、または類似のデバイスであってもよい。この広帯域光源は、干渉性光または非干渉性光などのあらゆる種類の特性を有する光を提供することもできる。
光マルチプレクサ/デマルチプレクサを、集積導波路格子、薄膜フィルタを使用するデバイス、回折格子、または類似のデバイスを含むアレイ導波路格子によって達成することができる。光マルチプレクサ/デマルチプレクサを、誘電性干渉フィルタ、または類似のデバイスにすることもできる。マルチプレクサ/デマルチプレクサは、25ギガヘルツと400ギガヘルツとの間の個別波長チャネル間に離隔する波長を有してもよい。レーザ・ダイオードの温度制御部の使用はレーザの波長ドリフトを制限する。レーザ近くの小さなヒータを使用して、これらの温度を40℃から50℃までの間で制御することもできる。これは波長ドリフトを制限し、レーザ・ダイオードのための必要ロック範囲を減らす。温度範囲のための他の値を使用することもできる。
光受動ネットワークは、中央局と光加入者との間に能動デバイスが全くない非パワー供給式受動光デバイスで構成されてもよい。光分散ネットワークのトポロジー構造は、加入者の近くに置かれた光マルチプレクサ/デマルチプレクサを持つ遠隔ノードを有するスター・トポロジーであってもよく、単一光ファイバを通じて中央局との通信を中継し、加入者の各々へおよび各々から加入者自体の光ケーブルを通じて信号を配信する役目を果たす。第2マルチプレクサ/デマルチプレクサは、周囲条件が第1マルチプレクサ/デマルチプレクサの環境とは十分に異なって、第1マルチプレクサ/デマルチプレクサの伝送波長帯域に調和するときに第2マルチプレクサ/デマルチプレクサの伝送波長帯域を実質的に変えるように、遠隔個所にあってもよい。
上記の明細書では、本発明をその特定の例示的な実施形態を参照して説明した。しかし、添付の特許請求の範囲に述べたように本発明の精神と範囲から逸脱することなくさまざまな変更および変形を行なってもよいことは明らかであろう。したがって、本明細書と図面は限定を意味するものではなく例示的なものであると見るべきである。
注入される光信号によって波長ロックされる光送信機を使用する、波長分割多重受動光ネットワークの一実施形態を示すブロック図である。 1つまたは複数のファセットと1つのレーザ・チップとを有する、レーザ発振可能な光源の一実施形態を示すブロック図である。 レーザ発振可能な光源の一実施形態に関する、注入光信号の入力パワー・スペクトル密度と波長との関係を示すグラフである。 レーザ発振可能な光源の一実施形態に関する、注入光信号の前と後におけるパワーと波長との関係を示すグラフである。 レーザ発振可能な光源の一実施形態に関する、FPLDなどのレーザ発振可能な光源の利得形状と波長との関係を示す図である。

Claims (48)

  1. 1つまたは複数のファセットの上に反射防止膜を有する、レーザ発振可能な光源であって、広帯域光源から光信号のスペクトル・スライスを受け入れて、前記レーザ発振可能な光源の出力波長を前記注入された光信号の帯域幅の中に波長ロックする光源と、
    前記レーザ発振可能な光源の中へ注入される光信号が、注入される光信号の帯域幅の外側のレーザ発振モードを抑止するように、前記レーザ発振可能な光源をバイアスさせるための電流ポンプと
    を含む装置。
  2. 前記レーザ発振可能な光源がファブリペロン・レーザ・ダイオードである請求項1に記載の装置。
  3. 3つ以上のキャビティ・モードを持つレーザ・チップを有するファブリペロン・レーザ・ダイオードをさらに含み、
    前記注入される光信号の帯域幅と前記レーザ・チップの寸法が調和して、前記注入される光信号の帯域幅における波長をファブリペロン・レーザ・ダイオードの1つまたは複数のキャビティ・モードとほぼ重複させる請求項2に記載の装置。
  4. 前記レーザ・チップの寸法が450ミクロン以上のチップ長を有する請求項3に記載の装置。
  5. 前方ファセットの光反射率が0.1%〜25%の範囲とする値を有してもよい請求項2に記載の装置。
  6. 後方ファセットの光反射率が10%〜100%の範囲とする値を有してもよい請求項2に記載の装置。
  7. ファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスさせるための電流ポンプが、反射再生半導体光増幅器として動作する請求項2に記載の装置。
  8. 1つまたは複数のファセットの上に反射防止膜を有する前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードが、3dB以上の値を有するサイド・モード抑止比を発生する請求項2に記載の装置。
  9. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの温度を変えて前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの1つまたは複数のキャビティ・モードをずらし、前記注入される光信号の帯域幅と重複することによって、前記注入される光信号のための最適化された利得を提供する制御装置をさらに含む請求項2に記載の装置。
  10. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードに加えられる電流を変えて前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの1つまたは複数のキャビティ・モードをずらし、前記注入される光信号の帯域幅と重複することによって、前記注入される光信号のための最適化された利得を提供する制御装置をさらに含む請求項2に記載の装置。
  11. 受動光ネットワークの一部分であって、
    マルチプレクサ/デマルチプレクサに第1波長帯域を含む光信号を供給するための広帯域光源であって、前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードは前記マルチプレクサ/デマルチプレクサの1つのポートに結合して、前記広帯域光源からの光信号のスペクトル・スライスを受け入れる広帯域光源をさらに含む請求項1に記載の装置。
  12. 前記マルチプレクサ/デマルチプレクサが、25ギガヘルツと400ギガヘルツの間の個別波長チャネル間に離隔する波長を有する請求項11に記載の装置。
  13. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードによって発生する出力信号をデータ・ストリームによってデータ変調するための変調器であって、前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードのレーザ・チップは40ナノメートル以上の利得帯域幅値を有し、入力光信号によって注入された後にこの帯域幅にわたって波長ロックを支え、ファブリペロン・レーザ・ダイオードがデータ・ストリームによって変調されるときに使用可能な信号品質をなお支える変調器をさらに含む請求項2に記載の装置。
  14. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数のチャープ量子井戸を有する請求項2に記載の装置。
  15. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数のひずみ量子井戸を有する請求項2に記載の装置。
  16. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数の量子ドットを有する請求項2に記載の装置。
  17. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域における標準ドープ以上に増加したドープによってファブリペロン・レーザ・ダイオードの利得帯域幅を増加するために変調される請求項2に記載の装置。
  18. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードにバイアス・ポンプ電流を供給するための前記ポンプが、入力光信号がレーザの中に注入されないときに発生するレーザ発振しきい値電流の0.9〜1.5倍の値を有する請求項2に記載の装置。
  19. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードによって発生する出力信号を直接データ変調するための変調器であって、直接変調された信号の消光比は5dB以上である変調器
    をさらに含む請求項2に記載の装置。
  20. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットに結合されて、前記入力ファセットに整合して20%以上の結合効率を達成する光ファイバをさらに含む請求項2に記載の装置。
  21. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入光信号はマイナス10dBm/0.1nm帯域幅とマイナス30dBm/0.1nm帯域幅との間にあるパワー・スペクトル密度を有する入力ファセットをさらに含む請求項2に記載の装置。
  22. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの第1ファセットに結合された単一モード光ファイバであって、前記単一モード光ファイバに逆結合される前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの出力波長のパワーは+3dBmと−20dBmの間にすることができる単一モード光ファイバをさらに含む請求項2に記載の装置。
  23. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入光信号は0dBと3dBの間にある偏光比を有する入力ファセットをさらに含む請求項2に記載の装置。
  24. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入光信号の帯域幅は500ギガヘルツ以下にすべきである入力ファセットをさらに含む請求項2に記載の装置。
  25. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスするための電流ポンプが、入力光信号がレーザの中に注入されないときにはレーザ発振しきい値の上で作動し、光信号がファブリペロン・レーザ・ダイオードの中に注入されるときにはレーザの利得を自走ファブリペロン・レーザ・ダイオードのしきい値以下に抑止する請求項2に記載の装置。
  26. 1つまたは複数のファセットの上に反射防止膜を有する、レーザ発振可能な光源であって、前記レーザ発振可能な光源の第1ファセットが、広帯域光源からの光信号のスペクトル・スライスを受け入れて、前記レーザ発振可能な光源の出力波長を前記注入された光信号の帯域幅の中に波長ロックし、注入される光信号が、増幅され波長ロックされた後に第1ファセットの外に逆反射される光源と、
    前記レーザ発振可能な光源をバイアスして、反射再生半導体光増幅器として動作する電流ポンプであって、前記注入される光信号の帯域幅と前記レーザ・チップの寸法が協働して、前記注入される光信号の帯域幅における波長を、前記レーザ発振可能な光源に影響する外部デバイスとは独立した前記レーザ発振可能な光源の1つまたは複数のキャビティ・モードに重複させて、前記レーザ発振可能な光源のモードをずらす電流ポンプと
    を含む装置。
  27. 前記レーザ発振可能な光源がファブリペロン・レーザ・ダイオードである請求項26に記載の装置。
  28. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの第1ファセットに結合された単一モード光ファイバであって、前記単一モード光ファイバに逆結合される前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの出力波長のパワーは+3dBmと−20dBmの間にすることができる単一モード光ファイバをさらに含む請求項27に記載の装置。
  29. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスするための電流ポンプが、入力光信号がレーザの中に注入されないときにはレーザ発振しきい値の上で作動し、光信号がファブリペロン・レーザ・ダイオードの中に注入されるときにはレーザの利得を自走ファブリペロン・レーザ・ダイオードのしきい値以下に抑止する請求項27に記載の装置。
  30. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードにバイアス・ポンプ電流を供給するための前記ポンプが、入力光信号がレーザの中に注入されないときに発生するレーザ発振しきい値電流の0.9〜1.5倍の値を有する請求項27に記載の装置。
  31. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードによって発生する出力信号を直接データ変調するための変調器であって、直接変調された信号の消光比は5dB以上である変調器をさらに含む請求項27に記載の装置。
  32. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードをデータ・ストリームによって直接データ変調するための変調器であって、前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードのレーザ・チップは40ナノメートル以上の利得帯域幅値を有し、入力光信号によって注入された後にこの帯域幅にわたって波長ロックを支え、ファブリペロン・レーザ・ダイオードがデータ・ストリームによって変調されるときに使用可能な信号品質をなお支える変調器をさらに含む請求項27に記載の装置。
  33. 前記ファセットの少なくとも1つが反射防止膜を有する請求項27に記載の装置。
  34. 受動光ネットワークの一部分であって、
    マルチプレクサ/デマルチプレクサに第1波長帯域を含む光信号を供給するための広帯域光源であって、前記FPLDは前記マルチプレクサ/デマルチプレクサの1つのポートに結合して、前記広帯域光源からの光信号のスペクトル・スライスを受け入れる広帯域光源をさらに含む請求項27に記載の装置。
  35. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数のチャープ量子井戸を有する請求項27に記載の装置。
  36. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数のひずみ量子井戸を有する請求項27に記載の装置。
  37. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域の中に1つまたは複数の量子ドットを有する請求項27に記載の装置。
  38. 前記レーザ・チップの利得領域が、前記レーザ・チップの利得領域における標準ドープ以上に増加したドープによってファブリペロン・レーザ・ダイオードの利得帯域幅を増加するために変調される請求項27に記載の装置。
  39. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードをバイアスするためのポンプ電流が、注入される光信号の帯域幅の外側のファブリペロン・モードのために3dB以上の値を有するサイド・モード抑止比を発生する請求項27に記載の装置。
  40. 前記レーザ・チップの寸法が450ミクロン以上のチップ長を有する請求項27に記載の装置。
  41. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入光信号は0dBと3dBの間にある偏光比を有する入力ファセットをさらに含む請求項27に記載の装置。
  42. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入狭帯域光信号の帯域幅は500ギガヘルツ以下にすべきである入力ファセットをさらに含む請求項27に記載の装置。
  43. 前記ファブリペロン・レーザ・ダイオードの入力ファセットであって、前記入力ファセットに受け入れられた注入光信号はマイナス10dBm/0.1nm帯域幅とマイナス30dBm/0.1nm帯域幅との間にあるパワー・スペクトル密度を有する入力ファセットをさらに含む請求項27に記載の装置。
  44. 多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式であって、
    広帯域光信号を発生する広帯域光源と、
    前記広帯域光信号をスペクトル・スライスして複数の狭帯域光信号を生成するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサの第1出力端に結合されたレーザ発振可能な第1光源であって、第1中心波長を有する第1レーザ・チップを有し、注入されてスペクトル・スライスされた第1狭帯域光信号によって波長ロックされる第1光源と、
    前記デマルチプレクサの第2出力端に結合されたレーザ発振可能な第2光源であって、第2中心波長を有する第2レーザ・チップを有し、注入されてスペクトル・スライスされた第2狭帯域光信号によって波長ロックされる第2光源と
    を含む多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式。
  45. 前記レーザ発振可能な第1光源の波長ロック範囲の帯域幅と前記レーザ発振可能な第2光源の波長ロック範囲の帯域幅は組み合わせられて、前記システム帯域幅の動作範囲と、製造公差による中心波長の変化と、温度の変化による利得曲線における片寄りとの和に等しいか、またはより大きい、請求項44に記載の多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式。
  46. レーザ発振可能な第1光源をバイアスして反射再生半導体光増幅器として動作する電流ポンプをさらに含む請求項44に記載の多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式。
  47. レーザ発振可能な第1光源への第1注入狭帯域光信号が、第1注入狭帯域光信号の外側のファブリペロン・モードのレーザ発振を抑止する、請求項44に記載の多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式。
  48. 第1注入狭帯域光信号の帯域の外側のファブリペロン・モードが3デシベルまたはそれ以上のサイド・モード抑止比を受ける、請求項44に記載の多重チャネル受動光ネットワーク波長分割多重化方式。
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