JP2006524024A - セッション・エンドポイント管理プロトコル - Google Patents

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Abstract

【課題】アドホック・ネットワークにおいてセッション・エンドポイントを操作するプロトコルを提供する。
【解決手段】アドホック・ネットワーク環境においてセッション・エンドポイントを拡張するプロトコルは、まず装置発見を実行して、この装置のカバーエリア内のローカル装置、及びこれらの装置の能力を特定する。そしてこれらのローカル装置が、エンドポイント装置とセッション記述を交換する。現在のセッションがこれらのローカル装置の1つによってサポート可能であれば、エンドポイント装置はユーザからのコマンドに応答して、セッション・エンドポイントをこのローカル装置に移転して、このエンドポイント装置はセッションにおいてこのローカル装置のプロキシとして作用する。随意的に、前記ローカル装置が、前記エンドポイント装置を通る経路とは独立した経路である応対ノードへの経路を有する場合には、このローカル装置はこの経路に沿ったセッションを確立し、そしてエンドポイント・ノードにそのセッションを終了するよう信号通知する。

Description

(発明の背景)
本発明は、アドホック(特定)ネットワークに関するものであり、特に、特定ネットワーク環境におけるセッション・エンドポイント(セッションの端点)を操作するプロトコルに関するものである。
近年の、コンピュータ技術の能力の向上及びコストの低下に結び付いた無線通信技術における進歩は、以前には携帯装置用には法外に高価であるか大きすぎるかのいずれかであった無線コンピューティング(コンピュータによる演算、制御)の応用を可能にした。こうした応用の多くは、移動アドホック・ネットワーク(MANET:Mobile Ad-hoc Networking)として知られているネットワーク構造上に構築することができる。アドホック・ネットワークは、接続に応じて変化する移動コンピューティング・ノードのグループを用いて動的に形成される。効率的に動作するために、これらのネットワークは、各ノードにおいてルーティング(経路設定)機能を具えることが望ましい。これらの装置が近距離用である性質により、装置間の通信チャンネルは、ソース(送信元)とデスティネーション(宛先)との間にいくつかの中間ノードを越えることがあり得る。この越える動作の各々は「ホップ」として知られているので、これらのネットワークはマルチホップ(多重ホップ)ネットワークと称される。
複数ノードにおけるルーティング機能を実現することによって、これらのネットワークは、ある中間ノードがもはやネットワークの一部となり得ない場合に、接続中の2つのノード間の経路の再確立を可能にする。例えば、ホップの1つに使用した装置がもはやグループ内の他のノードと通信不能であるために通信中のノード間の1つの経路が消失した場合に、欠損したノードを必要としない二次的な経路を迅速に規定することができる。
アドホック・ネットワークを実現するために、多くの可能なプロトコルが規定されてきた。これらのプロトコルは、アドホック・オンデマンド距離ベクトル(AODV:Ad-hoc On-Demand Distance Vector)ルーティング、ダイナミックソース・ルーティング(Dynamic Source Routing:動的な送信元ルーティング)、オプティマイズド・リンクステート・ルーティング(Optimized Link State Routing:最適化されたリンク状態のルーティング)、及びトポロジー・ブロードキャスト・ベースト・オン・リバースパス・ルーティング(Topology Broadcast Based on Reverse Path Routing:逆経路のルーティングに基づくトポロジー放送)を含む。これらのプロトコルのすべてが、Mobile Ad-Hoc Network working group of the Internet Engineering Task Force(ITEF)(インターネット技術特別専門委員会の移動アドホック・ネットワーク作業部会)によって維持されているウェブサイトに掲載されている。
今日、移動の管理は、次の2つの問題:ハンドオフ管理及びロケーション(位置)管理に大いに関係している。ハンドオフ管理は、移動ノードが移動中の、移動ネットワーク内の移動ノードと応対ノードとの間のアクティブ(有効)セッションの維持に関係する。移動ノードが、現在の基地局のカバーエリア(受け持ち領域)を離れて新たな基地局のカバーエリアに入ると、現在の基地局と新たな基地局との間のハンドオフがこのセッションを有効に保つ。この問題には、RFC 2002に記載のモバイルIPプロトコル(Mobile IP Protocol)のような既存のプロトコルが応える。
ロケーション管理は、ネットワーク内の移動ノードが能動的に通信していない際にその位置を求める問題に関係する。このことは、例えば、ネットワークがその移動ノード宛てに向けられた入りの呼び(コール)を受信する際に望まれる。この問題を解決するために、ネットワークは、この移動ノードを含むカバーエリアを有する基地局を見出す。このロケーション管理の問題には、例えばITIFプロトコルのうち上記のモバイルIPプロトコルが応えてきた。
(発明の概要)
本発明は、アドホック・ネットワーク環境におけるセッション・エンドポイントを管理するために使用可能なプロトコルで具現される。本発明によるプロトコルを用いるエンドポイント装置は、そのカバーエリア内のローカル(局在)装置を識別し、そして随意的に、こうした装置との間で装置能力を交換する。そしてこれらのローカル装置は、エンドポイント装置との間でセッション記述を交換する。現在のセッションがローカル装置の1つによってサポート(支援)可能な場合には、エンドポイント装置はセッション・エンドポイントをこのローカル装置に移動することができる。そして前のエンドポイント装置は、このローカル装置のプロキシ(代理)として作用する。
本発明によれば、セッションをローカル装置にコピーして、このローカル装置がセッション中にエンドポイント装置の動作を複製する。
本発明の他の態様によれば、セッションを分割して、セッションの各部分を異なるローカル装置のそれぞれに送信する。
本発明のさらに他の態様によれば、複数のローカル装置間に分けた分割セッションを併合(マージ)して単一のセッションにする。
本発明の他の態様によれば、エンドポイント装置が、ローカルノードに宛てられた入セッションを受信して、このセッション・エンドポイントをこのローカルノードに移動して、この入セッションを完成する。
本発明の他の態様によれば、ローカル装置からの出セッションは、エンドポイント装置にセッションを生成させ、そしてこのセッションをこのエンドポイント装置からこのローカル装置に移動することによる。
本発明は、以下の実施例の詳細な説明を図面を参照して読めば最も良く理解できる。なお慣例のように、図面における種々の図形は一定寸法比で描いたものではない。逆に、種々の図形の寸法は明瞭にするために任意に拡大または縮小されている。
(実施例の詳細な説明)
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。本発明は、アドホック(特定)ネットワーク内のセッション・エンドポイント(セッションの端点)を管理するプロトコルにおいて具現される。セッション・エンドポイントを操作することによって、このプロトコルは、ユーザが装置に依存しない通信を達成することを可能にし、ユーザは、特定環境において利用可能な装置のグループから、セッションのデータを処理するための最良の装置を選択することができる。本発明のプロトコルは次の6つの動作:MOVE(ムーブ:移動)、COPY(コピー:複写)、SPLIT(スプリット:分割)、MERGE(マージ:併合)、INCOMING SESSION(インカミング・セッション:入セッション)、及びOUTGOING SESSION(アウトゴーイング・セッション:出セッション)を含む。このプロトコルは、その下層にありセッション中に使用されるトランスポート(搬送)プロトコルにも、セッション中に使用され得る他のいずれのプロトコルにも影響しない。本発明のプロトコルの各部分は、ブルートゥース(登録商標)デバイス・ディスカバリー・プロトコル(Bluetooth device discovery protocol:ブルートゥース装置発見プロトコル)またはインターネット・セッション・デスクリプション・プロトコル(SDP:Internet Session Description Protocol:インターネットのセッション記述プロトコル)のような他のプロトコルによって実現することができ、これらの両者については以下に説明する。好適なプロトコルは、オープン・システム・インターコネクション(OSI:Open Systems Interconnection:開放型システム相互接続)の7層のうちのセッション層あるいはその上位の層において実現することができる。
図1に、ノード104、106、108及び110を含むIP(Internet Protocol:インターネットのプロトコル)ネットワーク102のブロック図を示す。本明細書では一次ネットワークと称するこのネットワークは、有線でも無線でもあり得る。この一次ネットワークはアクセスポイント112も含み、アクセスポイント112を通して、無線装置、例えばビデオ能力を有する無線電話がこのネットワークと通信することができる。以下に説明する例では、ビデオサーバー100もネットワーク102に結合され、移動ノード114との応対ノードとして働く。この例では、電話機114とビデオサーバー100との間でセッションが確立される。ビデオサーバー100は、移動電話機114によって要求されたビデオ番組(プログラム)を供給する。この番組を要求して供給するために、接続101が応対ノード100とネットワークのノード104との間に確立され、接続105、107及び111が、それぞれノード106、108及び112に対して確立される。アクセスポイント112は、移動電話機114との無線接続113を有する。ビデオサーバー100と移動電話機114との間に確立されたセッションは、電話機114をその一次エンドポイントとする。
以下の事柄は、セッション・エンドポイントの操作を可能にするプロトコルによって利用可能ないくつかの動作を説明する。本発明のプロトコルによれば、アドホック・ネットワーク内の1つ以上の二次エンドポイントを確立して、電話機114に送信されるビデオ番組をより適切な装置に表示して、ビデオ番組を1つの装置に送信しつつオーディオ番組を他の装置に送信するか、あるいは、それ自体はアクセスポイント112に接続不可能なアドホック・ネットワーク装置(図示せず)が、電話機114を通してネットワーク102を用いたセッションを受信または開始することができる。
本発明のプロトコルの基本的な動作は、セッション・エンドポイントを移動することである。例えば図2では、移動ノード114は図1と異なる位置にあるが、アクセスポイント112との接続113を維持している。この新たな位置では、無線データ接続(図示せず)を有するテレビジョン116が電話機114のカバーエリア内にある。このことは、例えばセッション・エンドポイントを電話機114からテレビジョン116に移動して、電話機114がテレビジョン116のプロキシ(代理)として作用するように構成することによって行うことができる。しかし、このことを行う前に、電話機114とテレビジョン116とが互いを発見し合ってセッション情報を交換して、テレビジョン116が電話機114からのデータをサポート(支援)できるか否かを判定することが望ましい。
電話機114からテレビジョン116にセッションを拡張するプロセスを、図4のフローチャートを参照しながら説明する。本発明の好適な実施例では、ステップ410において、電話機114及びテレビジョン116が共に装置の発見を周期的に実行して、どの装置がそれぞれのカバーエリア内にあるかを判定する。この例では、電話機114が装置発見プロトコルを用いてテレビジョン116を発見する。このプロトコルは、例えばブルートゥース(登録商標)ワイヤレス・コミュニケーション・スタンダード(Bluetooth Wireless Communication Standard:ブルートゥース無線通信規格)用に規定されたデバイス・ディスカバリー・プロトコル(Device Discovery Protocol)と同様にすることができる。あるいはまた、他の装置発見技術を用いることができる。例えば、各装置が、関連するすべての情報を含む装置記述子を維持して、他の装置からの要求に応答してこの記述子を伝えることができる。あるいはまた、要求を送信する代わりに、各装置が単純に周期的に、記述子を送信し他の装置によって送信される記述子を受信して、そのカバーエリア内にある装置の特性を測定することができる。これらのプロトコルによれば、装置の発見は装置能力の交換を含むことができる。
ステップ410において実行した装置発見が装置能力の交換を含まない場合には、ステップ412に示すように、装置どうしがその能力を交換することが望ましい。装置能力の交換では、各装置が、例えばこの装置についての情報、例えば表示サイズ、メディア・エンコーダ/デコーダ(コーデック)、及び帯域を送信することができる。この交換は、1つ以上のパケットを、エンドポイントと発見された装置の少なくとも一部との間で転送して、これにより現在のエンドポイント・ノード、例えば電話機114が、そのカバーエリア内の他の装置の能力を発見することができる。
以下に説明するように、装置能力の交換によって得られる情報が、ステップ420、即ち以下に説明する制御シグナリング(通信制御信号のやり取り)及びセッション記述交渉のステップにおいて得られる場合には、代わりの経路411の点線で示すように、装置能力交換のステップ412を省略することができる。
本発明の好適例では、各無線装置が装置発見要求パケットを周期的に伝えることができる。カバーエリア内にある各装置がこの要求を受信すると、この装置は要求を出している装置と同期して、この装置自体についての情報を含む発見応答を、要求を出している装置に送信する。図2に示す例では、電話機114が装置発見要求パケットを送信すると、このパケットはテレビジョン116によって受信されて、テレビジョン116は電話機114と通信を同期させて、(図3に示す)電話機114とのリンク115を確立させ、そしてテレビジョン116自体についての情報を電話機114に送信する。要求を出している装置は、装置発見要求に応答して受信した情報を、この装置のカバー範囲内にあるすべての装置のリスト、及びこれらの装置の能力を含む内部テーブル(表)に記録する。
ブルートゥース・システムでは、装置発見は片方向通信である。各装置は他の装置と独立して、自分のカバーエリア内の装置を発見する。従って、図2に示す例では、電話機114がテレビジョン116を発見する幾分後(あるいは幾分前)に、テレビジョン116が電話機114、及びテレビジョン116のカバーエリア内にある他のあらゆる装置を発見する。従って、ステップ410の後には、電話機114の装置リスト内にテレビジョン116があり、そしてその逆もなされている。上述したように、装置能力の交換は、装置発見ステップの一部とすることができ、独立したステップ412において実行することもでき、そして装置能力の交換が装置発見ステップ410の一部として実行される場合、あるいは装置能力交換から得て使用する情報が以下に説明する制御シグナリング及びセッション記述交渉ステップ420の期間中に得られる場合には、代わりの経路411で示すように不要にすることもできる。
セッション発見ステップ414は、各々の装置が、そのカバーエリア内の他の装置が関係するあらゆるセッションの記述を得ることを可能にする。このことはステップ412において実現され、このステップでは、各装置が、この装置と共に登録された装置毎の現在のセッション情報を要求する。本発明によれば、各装置が、例えばセッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol)によって指定されたセッション記述を維持する。このプロトコルはインターネット規格であり、リクエスト・フォー・コメント(RFC:Request for Comment)2327に記載されている。この規格は、装置によって維持されるセッション記述子を規定し、これらの記述子は、この装置が現在関係しているすべてのセッションを、エンドポイントとして、あるいはマルチホップ・リンクにおける転送ノードとして記述する。本発明は、SDPを用いてセッション記述を提供するものとして説明されているが、他のプロトコルを用いてセッション特有の情報をセッション記述子内に維持することも考えられる。本発明の好適な実施例は、通信中の2つの装置にこれらの装置のセッション記述子を交換させることによってセッション発見を実現する。
しかし、図4に点線413で結んで示すように、セッション発見ステップ414は随意的である。装置能力情報については、以下に説明する制御シグナリング及びセッション記述交渉ステップ420においてセッション記述を得ることができる。
ステップ414の後に、あるいはそれぞれセッション発見ステップ414及び/または装置能力交換ステップ412を省略した場合にはステップ412または410の後に、ユーザがセッションの拡張を要求するステップ416を実行する。以下に説明するように、この拡張は移動ノード114から反応的(リアクティブ)に要求することもでき、あるいは、移動ノード114、ローカルノード116、またはさもなければトランザクションに含まれない他のノード(図示せず)から先読み的(プロアクティブ)に要求することもできる。ステップ416の後には、ユーザが拡張を要求しない場合にはステップ418で動作を終了する。本実施例ではユーザがセッション拡張を要求することを説明しているが、ユーザのソフトウェア・エージェントがこの要求を自動的に行うことも考えられる。
ステップ416において、ユーザがセッション・エンドポイントの拡張を要求する場合には、制御はステップ420に移動し、ステップ420では、移動ノード114とローカルノード116との間で制御シグナリングが発生する。このステップは、移動ノード114とローカルノード116との間の通信を確立し、そしてセッション記述を交換する。制御シグナリング及びセッション記述交渉は、以下に説明するセッション・エンドポイント・マネージメント・プロトコル(SEMP:Session Endpoint Management Protocol)である。制御シグナリングは接続が確立される際に発生し、セッション交渉はセッション記述が交換される際に発生する。ローカルノードは、セッション記述を受信した後に、移動ノードによって供給されるデータを受信して適切に処理するように自分自身を構成する。例えば、送信されるデータパケットがMPEG-2データストリームを表現する場合には、テレビジョン116は、受信したパケットをMPEG-2トランスポート・デコーダに向けるように自分自身を構成することができる。
ステップ420の後に、図4に示すプロセスはステップ422を実行し、このステップはエンドポイントを移動ノード114からローカルノード116に拡張または移動する。エンドポイントを拡張した直後に、ステップ424では、移動ノード114がローカルノード116のプロキシとして構成され、ステップ426では、移動ノード114は、応対ノード100から受信したデータパケットをローカルノード116に渡すが、さもなければ、応対ノード100にとってはセッション・エンドポイントとして見える。
なお、上述したエンドポイントのMOVE(移動)動作は、エンドポイントの移転ではなく、一次エンドポイントによる二次エンドポイントの定義である。図3に示す例を参照すれば、応対ノード100は電話機114をエンドポイントとして見続ける。テレビジョン116を二次エンドポイントとして確立した後に、電話機114はテレビジョン116のプロキシとして作用し、応対ノード100から受信したすべてのデータを、同期接続113経由でテレビジョン116に送信する。
上述したように、エンドポイントのMOVE動作は、反応的にも先読み的にも開始することができる。反応的な拡張の例は、ユーザが移動電話機114上のビデオ・コンテンツを見ながら部屋に入る際である。ユーザはテレビジョン116を見ると、反応的に電話機114に、セッション・エンドポイントをテレビジョン116に拡張する命令をする。このことは例えば、電話機114のキーパッド上のボタンを押すことによって、あるいは電話機のディスプレイ(表示部分)の感応領域に触れることによって行うことができる。この反応的なステップは、図4のステップ416に相当する。
エンドポイント拡張の先読み的な開始の例は、以下のように説明することができる。ステップ414においてセッション記述を交換した後に、テレビジョン116が、ビデオデータを表示中のセッションに電話機114が係っていることを発見した場合には、テレビジョン116はユーザに対して先読み的にメッセージを表示して、セッションを電話機114からテレビジョン116に移動すべきか否かを問い合わせる。このプロンプト(入力促進)に対するユーザの反応が、上述したステップ416の結果である。テレビジョンが先読み的にメニューを表示する代わりに、ユーザからのセッションを転送するコマンドに応答してメニューを表示することもできる。このことはユーザがコマンドを確認することを可能にする。
アドホック・ネットワーク内の電話機114でもテレビジョン116でもない装置も、エンドポイントのMOVE(移動)動作を開始することができる。例えば、ユーザが、アドホック・ネットワーク内のノードとして構成されたパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA:Personal Digital Assistant:個人用携帯型情報機器)(図示せず)を持つ場合には、このPDAは、電話機114及びテレビジョン116に直接、セッション・エンドポイントを拡張させるか、あるいは、セッションを電話機114からテレビジョン116に拡張すべきか否かについてユーザに問い合わせるべく使用することができる。ユーザがセッションを拡張することを決定した場合には、PDAは、ステップ420の制御シグナリング及びセッション記述交渉を開始することができる。
上述したように、本発明を具現するプロトコルは、OSIネットワークモデルに準拠して規定されるアプリケーション層の一部として実現することができる。図5に、本発明のプロトコルをエコーネット(Echo Net:登録商標)ネットワーク510、ブルートゥース・ネットワーク512、またはIPネットワーク514で実現可能な方法を示す好適なプロトコル・スタック(積層)を示す。エコーネット及びブルートゥースは共にトランスポート・プロトコルを規定しており、図5には示していない。好適なIPネットワークはユーザ・データグラム・プロトコル(UDP:User Datagram Protocol)515をトランスポート・プロトコルとして用いる。UDPはインターネット規格であり、RFC(Request for Comment)768に記載されている。IPネットワークでは、トランスポート層は、ユニバーサル・プラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play:家電製品とコンピュータのネットワーク接続規格)を実現するために使用可能な装置発見または装置能力交換(DD/DCE:Device Discovery/Device Capability Exchange)プロトコル516も含むことができる。
本発明によるセッション・エンドポイント管理プロトコル517は、スタック内において、装置のアプリケーション層内のソフトウェアとして、あらゆるこれらのトランスポート・プロトコルの上位にある。上述したように、アプリケーション層は、セッション記述交換(SDE:Session Description Exchange)プロトコル522及び/またはセッション記述プロトコル(SDP)518を含むこともできる。他のアプリケーション520は、プロトコル・スタック内において、アプリケーション層内の本発明のプログラムの上位に存在する。図には示していないが、考えられることとして、セッション・エンドポイント管理プロトコルを実現するソフトウェアは、アプリケーション層内の他のプログラム520がセッション・エンドポイント管理ソフトウェアの特徴的機能(フィーチャ)にアクセスすることを可能にするための適切なアプリケーション・プログラム・インタフェース(API:Application Program Interface:アプリケーション・プログラムとOSとの間のインタフェース)を含むことができる。セッション・エンドポイント管理プロセスをOSIモデルのアプリケーション層内で実現することの代わりに考えられることとして、セッション層がアプリケーション層と区別されている際には、このソフトウェアをセッション層内で実現することができる。
本発明は、拡張中の「セッション」が完全にエンドポイント・ノード114内にある際にも用いることができる。このことは例えば、プロセッサ及びトランスデューサを有し、データがプロセッサからトランスデューサに送信される装置において発生し得る。プロセッサからトランスデューサへのデータの送信は、公式なセッションが存在しなくても、論理セッションであると考えられる。このモデルを用いれば、前記プロセッサは論理的な応対ノードであり、前記トランスデューサは論理的なエンドポイントであると考えることができる。例えば、図2に示すノード114が無線能力を有する携帯ビデオゲームであったとすれば、このノードは、論理的な応対ノード(即ち、ビデオゲームのソフトウェアを実行するプロセッサ)及び論理的なエンドポイント(即ち、ビデオゲームのディスプレイ(表示装置))を共に含む自己完結論理セッションであると考えることができる。ユーザは、部屋に入る際に、ビデオゲームのキーパッドを使用し続けてゲームをしながら、このビデオゲームをテレビジョン116上に表示したいことがある。本発明によれば、ノード114は、データパケットがテレビジョン116に転送されるようにそのエンドポイントを移動して、このゲームがビデオゲームのディスプレイの代わりにテレビジョン116上に表示されるようにすることができる。実際のセッションが存在しなくても、上述したように、移動ノード114はなおも、セッション記述を生成してローカルノード116に転送し、そしてセッションデータをローカルノード116に転送して処理させることができる。
本発明の好適な一実施例では、アドホック・ネットワーク内のあらゆる装置が、セッション・エンドポイント管理プロトコル(SEMP)に準拠した動作を開始することができる。開始装置(イニシエータ)は、ローカルセッションに関連してもしていなくてもよい。好適なSEMPプロトコルには次の6つの動作が規定されている:
MOVE、COPY、SPLIT、MERGE、INCOMING SESSION、及びOUTGOING SESSION。
MOVE(ムーブ:移動)動作は、エンドポイント装置を変更するために用いることができる。この動作は上述したエンドポイント拡張動作であり、ユーザが、自分の環境内にありセッションを継続するのに最も適した装置を選択することを可能にする。
COPY(コピー:複写)動作は、ユーザが複数のエンドポイント装置を1つのセッションに使用したい際に用いることができる。この動作は、他の人または装置が既存のセッションに加わることを可能にする。上述した実施例では、COPY動作は、ユーザがビデオ番組(プログラム)を電話機114上で見ながら、このビデオ番組をテレビジョン116上にも表示することを可能にする。
SPLIT(スプリット:分割)動作は、1つの既存のセッション・エンドポイントを2つ以上の装置向けに分割するために用いることができる。この動作では、単一のセッションが2つの分割セッションに分割される。この動作はセッション・エンドポイントを他の複数の装置に移動するが、これらの分割セッションの1つを元の装置に残すことができる。上述した例では、テレビジョン116に加えて、移動電話機114のカバー範囲内にオーディオシステム(図示せず)が存在したとすれば、電話機114はセッションを分割して、これによりテレビジョン116がビデオデータ用の二次エンドポイントになり、このオーディオシステムがオーディオデータ用の二次エンドポイントとなる。
MERGE(マージ:併合)動作は、複数装置上の2つの分割セッション・エンドポイントを併合して単一装置上の単一のエンドポイントにするために用いることができる。MERGE動作は、2つの独立したセッション・エンドポイントを単一の装置上で併合するためにも用いることができる。上述した例では、テレビジョン116がビデオデータ用の二次エンドポイントでありオーディオシステムがオーディオデータ用の二次エンドポイントであるようにセッションが分割されたとすれば、MERGE動作は、オーディオ・セッションをテレビジョン116に移転して、テレビジョン116がこのセッションのオーディオデータ及びビデオデータを共に取り扱うようにするために用いることができる。
INCOMING SESSION(インカミング・セッション:入セッション)動作は、他のネットワーク(例えばIPネットワーク102)に接続されていない装置が、IPネットワーク上に送信されるセッション(例えば電話呼び出し)を取得するために用いることができる。この装置はネットワーク102に接続されていないので、この呼びを直接受信することはできない。好適な実施例では、ネットワーク102からの入りの呼びを、ある装置のカバーエリア内のあらゆる装置、例えば移動電話機114に知らせ、移動電話機114はネットワーク102に接続することができるが、アドホック・ネットワーク経由で他の装置と通信することもできる。
OUTGOING SESSION(アウトゴーイング・セッション:出セッション)動作は、装置が、直接接続されていないネットワーク(例えばIPネットワーク102)上でセッション(例えば電話呼び出し)を開始するために用いることができる。アドホック・ネットワーク内のあらゆる装置が、アドホック・ネットワークに直接接続された装置にアドホック・ネットワークを通して接続することによって、OUTGOING SESSION動作を開始することができる。
これらの動作の各々の詳細な説明を行う前に、SEMPプロトコルの全体的なフォーマットを説明することが有用である。SEMPメッセージは、クライアントからサーバーへの要求とすることも、サーバーからクライアントへの応答とすることもできる。SEMPメッセージのフォーマットは、上述したSIP(Session Initiation Protocol:セッション開始プロトコル)のフォーマットと類似している。両方の種類のメッセージが、開始行(スタートライン)、1つ以上のヘッダフィールド、ヘッダフィールドの終わりを示す空行(エンプティライン)、及び随意的なメッセージ本文を含む。このメッセージ構造を次の表1に示す:
表1
generic-message = start-line (generic message:汎用メッセージ)
*message-header
CRLF
*[message-body]
start-line = Request-Line | Status-Line
この例では、開始行(start-line)、各メッセージ・ヘッダ(message-header)行、及び空行が、キャリッジリターン−ラインフィード(CRLF)のシーケンス(文字列)で終了している。なお、メッセージ本文(message-body)がない際には、空行(即ちCRLF)を送信する。
好適なセッション・エンドポイント管理プロトコルにおける要求は、要求行(Request-Line)を開始行用に持つことによって区別される。要求行は、方法名、要求エンドポイントID(Request-Endpoint-ID)、及び単一の空白文字(SP)によって分離されたプロトコル・バージョンを含む。
要求行はCRLFで終わる。好適なプロトコルでは、行の終わり(end-of-line)のCRLFシーケンス以外ではCRまたはLFが認められない。いずれの要素においても空白の線(LWS:Linear White Space)は認められない。要求行(Request-Line)のフォーマットを次の表2に示す:
表2
Request-Line = Method SP Request-Endpoint-ID SP SEMP-Version CRLF
Method: 好適なSEMPでは次の7つの方法が規定されている:
1) 情報交換用のINFO、2) MOVE、3) COPY、4) SPLIT、5) MERGE、6) セッション・エンドポイントを操作するためのCONNECT(接続)、7) ローカルセッションを終了するためのTERMINATE。
Request-Endpoint-ID:要求エンドポイントID(Request-Endpoint-ID)フィールドはエンドポイント装置の識別子である。この識別子は、この要求が伝えられる装置を示す。好適な実施例では、装置のIPアドレスをRequest-Endpoint-IDとして用いる。
SEMP-Version:要求メッセージ及び応答メッセージは共に、準拠の要求を示すSEMPのバージョンを含む。この仕様に準拠するために、2つの装置間のSEMPメッセージは、互換性のあるSEMPのバージョン、例えば”SEMP/1.0”を含むことが望ましい。
SEMP応答は、その開始行としてStatus-Line(状態行)を持つことによって要求から区別される。Status-Lineは、プロトコルのバージョン、これに続く数字のStatus-Code(状態コード)及びこれに関連する本文の字句(textual phrase)から成り、これらの各要素は単一のSP文字によって分離される。最後のCRLFシーケンス以外はCRまたはLFは認めらない。SEMP応答の構造を次の表3に示す:
表3
Status-Line = SEMP-Version SP Reason-Phrase CRLF
Status-Code:Status-Codeは、要求を理解し満たそうとする試みの結果を示す3桁整数の結果コードである。
Reason-Phrase:Reason-Phrase(理由の字句)は、Status-Codeの短い本文記述を与えることを意図したものである。
Status-Codeはオートマトン(自動装置)による使用を意図したものであり、これに対しReason-Phraseは人間のユーザ用を意図したものである。クライアントはReason-Phraseを検査あるいは表示することは要求されない。
Status-Codeの最初の数字は応答のクラスを規定する。後の2つの数字は分類の役割を持たない。この理由により、200〜299のStatus-Codeを有するあらゆる応答を”2xx応答”と称し、400〜499のStatus-Codeを有するあらゆる応答を”4xx応答”と称する、等である。SEMP/1.0では、前記最初の数字として次の表4に示す3つの数字があり得る:
表4
2xx:Success(成功) -- 動作が良好に受信され、理解され、受け入れられた;
4xx:Client Error(クライアント・エラー) -- 要求が誤った文字を含むか、あるいはこのサーバーで満たすことができない;
5xx:Server Error(サーバー・エラー) -- サーバーが明らかに有効な要求を満たし損なった。
好適なSEMPヘッダフィールドは、構文(シンタックス)及び意味体系(セマンティクス)の両方の点でSIPヘッダに類似している。SEMPは、コンマで区切られたリスト中の、同じフィールド名及びフィールド値を有する複数のヘッダフィールドを組み合わせて1つのヘッダフィールドにすることができることも明記している。特に、次の表5に示す形式の文法を有するあらゆるSEMPヘッダは、同じ名前のヘッダフィールドを組み合わせてコンマで区切られたリストにすることを可能にする:
表5
header = “header-name” HCOLON header-value * (COMMA header-value)
(header:ヘッダ、header-name:ヘッダ名、header-value:ヘッダ値、HCOLON:コロン、COMMA:コンマ)。
好適なヘッダフィールドは、SIPを記述したRFC 2822の2.2章に記載されているのと同じ汎用ヘッダ・フォーマットに準拠する。各ヘッダフィールドは、フィールド名、及びこれに続くコロン(”:”)及びフィールド値から成る。
メッセージ・ヘッダ用の正式な文法は、コロンのどちら側にも任意数の空白文字を許容するが、その実現は、フィールド名とコロンとの間の空白を回避して、コロンとフィールド値との間に単一の空白文字(SP)を用いることが望ましい。許容可能なシンタックスを次の表6に示す:
表6
Content-Length: 1024 (Content Length:コンテント(内容)長)
Content-Length : 1024
Content-Length :1024
Content-Length:1024
表6に示すすべてのフォーマットが有効かつ等価であるが、最後のエントリが好ましい形式である。
異なるフィールド名を有する複数のヘッダフィールドの相対的な順序は重要ではない。複数のヘッダの実現は、同じ名前を有する複数のヘッダフィールド行の、1行当たり単一値またはコンマで区切られた値のフォーマットのあらゆる組合せを望ましいように処理することができる。
好適なプロトコルでは、ヘッダフィールド値のフォーマットがヘッダ名向きに規定されている。このフォーマットは、TEXT-UTF8オクテット(8ビット)の不透明な列にすることも、空白、トークン、区切り記号(セパレータ)、及び引用ストリング(文字列)の組合せにすることもできる。既存のヘッダフィールドの多くは、次の表7に示す、値、及びこれに続くセミコロンで区切られたパラメータ名、パラメータ値の対のシーケンスの一般形式を固守している:
表7
field-name:field-value * (;parameter-name=parameter value)
(field-name:フィールド名、field-value:フィールド値、parameter-name:パラメータ名、parameter-value:パラメータ値)。
好適な実施例では、任意数のパラメータ対をヘッダフィールド値に付けることができても、あらゆる所定のパラメータ名は1回しか出現しないことが望ましい。
好適なSEMPは、共通のヘッダフィールド名を省略形で表現するメカニズムも提供する。このことは、さもなければメッセージが利用可能なトランスポート(搬送手段)上で搬送するには大きすぎになった際に有用である。これらのコンパクト(小型化)形は以下に説明する。コンパクト形は、メッセージの意味体系(セマンティクス)を変更することなしに、より長い形式のヘッダフィールド名にいつでも置き換えることができる。好適な実施例では、ヘッダフィールド名は同じメッセージ内に長い形式及び短い形式の双方で出現し得る。
すべてのSEMPメッセージ、即ち要求も応答も、メッセージ本文を含み得る。好適なSEMPは、Content-Number(コンテント(内容)の数)ヘッダフィールドが複数の本文が存在することを示す場合には、メッセージが複数の本文を含むことを可能にする。
好適な実施例では、Content-type(コンテントの種類)ヘッダフィールドが、メッセージ本文のインターネット媒体の種類を示す。本文が圧縮のような何らかの符号化を施されている場合には、そのことはContent-Encoding(コンテント符号化)ヘッダフィールドによって示され、さもなければContent-Encodingは省略されている。適用可能であれば、メッセージ本文の文字の組をContent-Typeヘッダフィールド値の一部として示す。
SEMPメッセージは、二進数(バイナリ)の本文あるいは色々な種類の本文を含むことができる。送信者がcharset(文字セット)パラメータを明示的に指定していない際には、媒体の副種類である”text(テキスト)”型は、デフォルトのcharset値”UTF-8”を持つように規定されている。
Content-Lengthヘッダフィールドは、本文の長さをバイト単位で指定する。好適なSEMPについてのこのヘッダフィールドの内容を以下に説明する。
Content-Number(コンテント数)ヘッダフィールドは、メッセージが複数の本文を持つことを示すために用いられる。メッセージが1つの本文しか持たない場合には、このヘッダフィールドを省略することができる。
上述したように、表2を参照すれば、SEMPはセッション・エンドポイントを管理するためのいくつかの「方法」を規定している。これらの方法は、プロトコルを用いて実行する動作に準拠し、SEMP要求行内で用いられ、SEMP要求に応答してとるべき行動を示す。以下で行う好適な実施例の説明では、SEMPメッセージをその方法名(即ちINFO、MOVE、COPY、SPLIT、MERGE、CONNECT、及びTERMINATE)で参照する。
SEMP_INFO(SEMP情報)メッセージは情報を交換するために用いる。交換可能な情報は、セッション記述、一次エンドポイント・コンテクスト(関係する状況)、及びセッション・コンテクストである。好適な実施例では、このメッセージはInfo-Type(情報の種類)ヘッダフィールド及びInfo-State(情報の状態)ヘッダフィールドを共に含む。Info-Typeフィールドは、このメッセージによって搬送されるセッション記述、一次エンドポイント・コンテクスト、及びセッション・コンテクストを示す。Info-Stateフィールド値は、”Inquire(問合せ)”または”Indicate(指示)”のいずれかとすることができる。Inquire状態では、他のノードから情報を要求し、その返答として、要求した情報を伴った応答メッセージを受信する。Indicate状態では、ノードが他のノードに情報を提供し、その応答メッセージ中で、他のノードがサポート(支援)されていること、あるいはサポートされていないことの指示を受信することができる。システムにおいてこれに代わるプロトコルが利用可能である場合には、このメッセージは不要になり得る。
SEMP_MOVE(SEMP移動)メッセージは、セッション・エンドポイントを他のノードに移動するために用いる。この動作は以上で詳細に説明している。好適な実施例では、このメッセージは、MOVE動作用のソース(移動元)ノード及びデスティネーション(移動先)ノードを指定するそれぞれFrom及びToヘッダフィールドを含む。ソースノードまたはデスティネーションノードのいずれかがこのメッセージを開始することができるが、アドホック・ネットワーク内の他のノードもメッセージを開始することができる。
SEMP_COPY(SEMPコピー)メッセージは、セッションのコピーを他のノード上に作るために用いる。この好適なメッセージは、現在のセッション・エンドポイント、及びセッションをコピーする先の二次エンドポイントを指定するそれぞれFrom及びToヘッダフィールドを含む。このCOPY動作に関係するいずれかのノード、並びにアドホック・ネットワーク内の他のノードがこのメッセージを開始することができる。
SEMP_SPLIT(SEMP分割)メッセージは、既存の単一のセッション・エンドポイントを2つ以上の装置向けに分割するために用いる。この好適なメッセージはFrom及びToヘッダフィールドを含む。いずれのノードもこのメッセージを開始することができる。
SEMP_MERGE(SEMP併合)メッセージは、2つの装置上の2つの分割セッションを併合して単一装置上の単一セッションにするために用いる。好適な実施例では、このメッセージはFrom及びToヘッダフィールドを含む。アドホック・ネットワーク内のあらゆるノードがこのメッセージを開始することができる。
SEMP_CONNECT(SEMP接続)メッセージは、入りの呼びのアドホック内のノードを通知するために、あるいは他のノードに出の呼びを行わせるために用いる。
SEMP_TERMINATE(SEMP終了)メッセージは、装置間のアドホック・ローカルセッションを終了して、単一または分割セッションに割り当てられたリソース(資源)を解放するために用いる。このメッセージは、一次エンドポイント、及びこの一次エンドポイントに関連するセッションを終了するために用いる。好適な実施例では、このメッセージはTerminate-Target(ターゲット(目標)終了)ヘッダフィールドを含む。アドホック・ネットワーク内のあらゆるノードがこのメッセージを開始することができる。
好適なSEMPプロトコルにおいて用いるヘッダフィールド、及びそのコンパクト形は次の表8に記載する通りである:
表8
(Info-Type(情報種類))
Info-TypeヘッダフィールドはSEMP_INFOメッセージの目的を識別する、というのは、セッション記述の交換、一次エンドポイント・コンテクストの交換、及びセッション・コンテクストの交換に使用されるからである。
(Info-State(情報状態))
Info-StateヘッダフィールドはSEMP_INFOメッセージの状態を示す。このフィールドは”Inquire”及び”Indicate”の値を持つことができる。
(Session-ID(セッションID))
Session-IDヘッダフィールドは特定のセッションを一意的に識別する。最初の一次エンドポイントが、この識別子をあらゆるSEMP動作用に割り当てる。Session-Idのコンパクト形はiである。
(Primary-Endpoint(一次エンドポイント))
Primary-EndpointヘッダフィールドはPE(一次エンドポイント)のアドレス(番地)を保持する。Primary-Endpointヘッダフィールドのコンパクト形はpである。
(Previous-Node(前のノード))
Previous-Nodeヘッダフィールドは、前のノード、言わばデータを転送するアプリケーションレベルを実行するノードのアドレスを示す。このフィールドは、以下に説明するルート(経路)の最適化に用いることができる。
(From(...から))
Fromヘッダフィールドは、SEMPメッセージを送信したノードのアドレスを保持する。Fromヘッダフィールドのコンパクト式はfである。
(To(...まで))
ToヘッダフィールドはSEMPメッセージの宛先アドレスを保持する。この値はメッセージを受信するノードを識別する。Toヘッダフィールドのコンパクト形はtである。
(Terminate-Target(終了ターゲット(目標)))
Terminate-Targetヘッダフィールドは、当該ノードのセッションを終了することになるノードのアドレスを保持する。
(Content-Length(コンテント(内容)長))
Content-Lengthヘッダフィールドはメッセージ本文(message-body)のサイズ(大きさ)を示す。このサイズは10進数のオクテットとして受信者に送信される。アプリケーションは、実体の媒体種類にかかわらず、このフィールドを用いて転送すべきメッセージ本文のサイズを示すことが望ましい。好適な実施例では、メッセージ本文のサイズは、ヘッダフィールドをメッセージ本文から分離するためのCRLFを含まない。0以上のあらゆるコンテント長(Content-Length)が、このフィールドにとって有効な値である。メッセージ中に本文が存在しない場合には、Content-Lengthヘッダフィールドは0の値を有する。メッセージ中に複数の本文が存在する場合には、Content-Lengthヘッダフィールド値はこれらの本文と同じ順序である。このヘッダフィールドのコンパクト形はlである。
(Content-Type(コンテントの種類))
Content-Typeヘッダフィールドは、受信者に送信されるメッセージ本文の媒体の種類を示す。Content-Typeヘッダフィールドは、メッセージが本文を有する際に常に存在する。このヘッダフィールドのコンパクト形はcである。
(Content-Number(コンテント数))
Content-Numberヘッダフィールドは、受信者に送信されるメッセージに含まれるメッセージ本文の数を示す。アプリケーションはこのフィールドを用いて、転送すべきメッセージ本文の数を示すことが望ましい。Content-Numberヘッダフィールドは、メッセージが2つ以上のメッセージ本文を含む場合に存在する。本文どうしの間には区切り記号は存在しない。Content-Numberヘッダフィールドは区切りに使用可能である。このヘッダフィールドのコンパクト形はnである。
応対ノードがエンドポイントとして認知しているノードを一次エンドポイントと称する。一次エンドポイントは、セッションが有効である間は決して変化しない。一次エンドポイントを他の装置に変更するためには新たなセッションを確立する必要があり、SIPのようなセッション確立プロトコルを用いて新たなセッションを確立することができる。一次エンドポイントを変更するプロセスでは、次の一次エンドポイントとなる新たな装置が、現在の一次エンドポイントと一次エンドポイント・コンテクスト(PEC:Primary Endpoint Context)を交換しなければならない。SEMPメッセージの大部分は一次エンドポイントのアドレスを含む。従って、このセッションに関係するあらゆるノードが一次エンドポイントと通信することができる。
PECは、アドホック・ネットワーク内の情報を記述する情報である。好適なSEMPはPECの内容を規定しない。一次エンドポイントはPECを有し、このPECは、新たなセッションが確立されて一次エンドポイントが変更される際に、あらゆる新たな一次エンドポイントに送信される。
PECは、アドホック・ネットワーク内のいずれかのノードが新たなセッションを確立しようとする前に、応対ノードとの間で交換されることが望ましい。PECの使用はSEMPに限定されないが、SEMP_INFOメッセージはPECを搬送するために用いることができる。
好適なSEMPは、各エンドポイントの論理動作を管理する。しかし、SEMPはアドホック・ネットワーク内の装置間のメッセージのルーティング(経路設定)には影響しない。例えばMOVE動作の後に、アプリケーション層は、一次エンドポイントが受信するあらゆるデータを二次エンドポイントに送信する。この転送を取り扱うために、一次エンドポイントと二次エンドポイントとの間にルーターを持つことが望ましいことがある。しかし、論理的には、二次エンドポイントが直接一次エンドポイントに接続される。好適なSEMPは、この論理接続のみに関係するので、アドホック・ネットワークがルート(経路)最適化メカニズムを含む際にも動作する。
図6A〜6Hに、本発明によるルート最適化の2つの例を示す。図6A〜6Gは、アドホック・ネットワーク内の4つの装置A、B、C、及びDを示す。この例では、装置Aが一次エンドポイント(PE)である。図6Aでは、装置Bを二次エンドポイント(SE:Second Endpoint)として定義することによってセッション・エンドポイントを移動する好適なSEMPによるMOVE動作が実行されている。装置AとBとの間のローカルセッションが確立され、装置Aは単に、アプリケーション層においてセッションデータを装置Bに転送する。なお、アドホック・ネットワーク内でノードBに対する先行ノードである装置Aはルーターとして動作しない。図6Bでは、図6Aに示す構成から始まって、装置Bはセッション・エンドポイントを装置Cに移動しようとする。メッセージは装置Bから装置Cに送信されているが、ルーティング機能を含む装置Cは、装置Aからのセッションに直接アクセスできることを認知している。この例では、装置Cは、装置BからのMOVEメッセージに応答せずに、このメッセージからPrevious-Nodeフィールドを読み出し、ノードAを装置Cのカバーエリア内にあるノードとして識別してMOVEメッセージをノードAに送信し、ノードAがセッションをノードBの代わりにノードCに移動することを要求する。結果的に、ルート最適化メカニズムにより、ローカルセッションは装置BとCとの間ではなく、装置AとCとの間に確立される。図6Cでは、図6Bに示す構成から、装置Cはローカルセッションを装置Dに移動しようとする。この動作を実行する2つのシナリオを考えることが有用である。装置Bまたは装置Cのいずれかがルーターとして動作可能な場合には、装置Dは論理的に装置Aへのローカルセッションを確立することができる。装置BまたはCのどちらもルーターとして動作可能でない場合には、セッションは装置Cから装置Dに移動して、装置Dの先行ノードである装置Cは、セッションデータを装置Dに転送するアプリケーションレベルを実行する。
図6D〜6Gに他のルート最適化の例を示す。これらの図は、パーソナルエリア・ネットワーク(PAN:Personal Area Network:個人所有物間のネットワーク)内の4つのノードを示す。図6Dでは、PE、ノードA、及びノードBがそれぞれ、次のノードへのアプリケーション転送を行う。図6Dでは、ノードCがローカルセッションをノードDに移動しようとする。図6D〜6Gに示すように、ノードDはノードA、B及びCのカバーエリア内に位置する。ノードCからのSEMP MOVEメッセージは、ノードCの先行ノード、即ちノードBについての情報を、そのPrevious-Nodeフィールドに含む。結果的に、ノードDがこのMOVEメッセージを受信すると、ノードDがノードBのカバーエリア内にあり、ルート最適化が利用可能であることを認知する。図6Eに示すように、この情報を用いて、ノードDはノードBにMOVEメッセージを送信して、ノードBのセッションをノードDに移動することを要求する。ノードBは、その先行ノード(即ちノードA)のアイデンティティ(身元、正体)を含むアクノレッジ(ACK:確認応答)メッセージでこれに返答する。ノードDがACKを受信すると、ノードDがノードAのカバーエリア内にあり、さらなるルート最適化が利用可能であることを認知する。こうして、図6Fに示すように、ノードDはMOVEメッセージをノードAに送信する。最後に、図6Gに示すように、ローカルセッションがノードAとDの間に確立され、ルート最適化が完了する。
図6Hに、ルート最適化を促進する上述した好適なSEMPの拡張を示す。この図は、好適なSEMP_MOVE動作を用いることによって作成されたアドホック・ネットワークを示す。ノードPは一次エンドポイントであり、応対ノードCNへの接続を有する。ノードS1, S2, S3,...,SNは、SEMP_MOVE動作を用いて作成したそれぞれの二次エンドポイントである。図6Hに示す例では、n+1個の二次エンドポイントが存在し、従って、アドホック・ネットワークを規定する一連のノード中のn+1個のノードを規定する。ノードSn+1、即ちこれら一連のノードの最終ノードが、このセッションの実際のエンドポイントである。
上述したように、ノードSnは(Primary-Endpointフィールドから)一次エンドポイント及び(Previous-Nodeフィールドから)ノードSn-1のみを認知することができ、そしてこの情報をMOVEメッセージによりノードSn+1に送信することができる。従って、ノードPとノードSn-2との間の一連のノードである他のノードの1つ、例えばノードS1は、ノードSn+1のカバーエリア内にあり、ノードSn+1はMOVE動作を開始することができない、というのは、これら他のノードについての情報を何ら有しないからである。
このことは、好適なSEMPプロトコルの拡張により解決することができる。この拡張によれば、MOVE動作が要求される際に常に、一連のノードの新たな最終ノードとなるノードが、後向き問合せパケット(例えばSEMP_ROUTE_OPTパケット)を、反復的なMOVE動作によって生成されたアドホック・ネットワークを規定する一連のノードに対して発行する。この例では、ノードSn+1がSEMP_ROUTE_OPTメッセージをノードSnに送信する。Snがこのパケットを受信した後に、SnはこのパケットをノードSn-1に転送する。最後に、後向き問合せパケットが一次エンドポイントに到来する。後向き問合せパケットはノード情報、例えばメディアアクセス(MAC:Media Access)層のアドレスを含む。この情報はノードがルートを最適化することを可能にする。例えば、ノードS2ではなくノードS1及びS3がノードSn+1のカバーエリア内にある。ノードS3がSEMP_ROUTE_OPTメッセージを受信すると、ノードS3はSnを通ってSn+1に至る経路を遮断し、同時に、SEMP_MOVEメッセージを直接Sn+1に送信する。より効率的な経路が確立される。この新たなMOVE動作の結果として、ノードSn+1はSEMP_ROUTE_OPTメッセージを発行する。この時点ではノードS3がノードSn+1と直接通信しているので、SEMP_ROUTE_OPTパケットはノードS3及びS2を通してノードS1に送信される。ノードS1がSEMP_ROUTE_OPTメッセージを受信すると、ノードS1はノードSn+1からノードS3までの経路を遮断し、同時に、SEMP_MOVEメッセージを直接ノードSn+1に送信する。こうして、最も効率的な経路が確立される。
好適なセッション・エンドポイント管理プロトコルは多種のセッションを取り扱うことができ、「セッション知らず」である。しかし、一部のセッションは、セッションの履歴的なデータを用いる。本明細書では、この履歴的なデータをセッション・コンテクストと称する。例えばセッションが、ファイルをダウンロードするためのファイル転送プロトコル(ftp:file transfer protocol)セッションであるとする。ダウンロード・プロセスの中間でMOVE動作を適用する場合には、ダウンロードされるファイルの前半は前の装置内に留まり、このファイルの後半のみが新たな装置に来る。この例では、このファイルがセッション・コンテクストであり、セッションのMOVE動作を意味あるものとするために、前記ファイルの前半をセッション・コンテクスト転送プロトコルによって前記新たな装置に送信することが望ましい。好適なSEMPはセッション・コンテクスト転送プロトコルを含まないが、1つ以上のSEMP_INFOメッセージを用いてセッション・コンテクストを転送することが考えられる。
図7、8、9、10、11及び12は、SEMP動作におけるメッセージ交換トランザクションの例を示す。説明を簡単にするために、あらゆる要求メッセージが肯定応答を受信するものと仮定する。
図7A〜7DにSEMP_MOVE動作の例を示す。これらの図では、ノードSがソースノードであり、ノードDがデスティネーションノードである。従って、セッション・エンドポイントはノードSからノードDへ移動または拡張される。ノードOはアドホック・ネットワーク内のノードのうち、この実際の動作に関係しない(即ち、ソースノードでもデスティネーションノードでもない)ノードである。しかし、ノードOは、動作を開始するメッセージを送信することができる。図7AではノードSがMOVE動作を開始する。図7Aに示すように、ノードSはMOVEメッセージをノードDに送信し、ノードDは応答メッセージ(即ちACKメッセージ)で応答する。図7Bでは、ノードOがイニシエータ(開始者)であり、ノードSのセッションをノードDに拡張することを要求する。ノードOはまず、MOVEメッセージをノードSに送信する。次に、ノードSはMOVEメッセージをノードDに送信する。ノードDはノードSにACKメッセージで応答し、そしてノードSはノードOにACKメッセージで応答する。図7CはノードDがイニシエータであるシナリオを示し、図7DはノードOがイニシエータであるシナリオを示すが、MOVEメッセージをノードSの代わりにノードDに送信する。
(COPY)
図8A〜8Dに、本発明によるSEMP_COPY動作の例を示す。これらの図では、ノードSがCOPY動作のソースノードであり、ノードDがデスティネーションノードである。従って、セッション・エンドポイントはノードSからノードDにコピーされる。COPY動作が完了すると、ノードS及びノードDが共にセッション・エンドポイントになる。ノードSは一次エンドポイント(あるいは前のSEMP動作からの二次エンドポイント)であり、ノードDは、ノードSにおけるセッション処理をそのまま反映する二次エンドポイントである。ノードOは、アドホック・ネットワーク内のこの実際の動作に関係しないノードである。しかし、ノードOは動作を開始するメッセージを送信することができる。図8Aでは、ノードSがCOPY動作を開始する。この例では、ノードSがノードDにCOPYメッセージを送信し、ノードDがACK応答メッセージで返答する。図8Bでは、ノードOがイニシエータであり、まずメッセージをノードSに送信する。ノードSはCOPYメッセージを受信した後に、メッセージをノードDに送信する。ノードDはACKメッセージで応答し、そしてノードSはノードOにACKメッセージで応答する。図8Cでは、ノードDがイニシエータである。図8Dでは、再びノードOがイニシエータであるが、メッセージをノードDに送信して、これによりノードDはノードSからのCOPY動作を要求することができる。
(SPLIT)
図9A〜9Jに、本発明によるSEMP_SPLIT動作の例を示す。この図では、ノードSがこのSPLIT動作のソースノードであり、ノードD1及びD2のそれぞれが、この動作のデスティネーションノードである。例えば、ノードSを図3に示す移動電話機114とし、ノードD1をテレビジョン116とし、ノードD2をオーディオシステム(図示せず)とすることができる。図9Aに示す例では、セッション・エンドポイントがノードSからノードD1及びD2に分割される。図3に示す例の関係では、SPLIT動作において、電話機114のスクリーン上に表示されていたセッションのビデオ部分はテレビジョン116に移転され、このセッションのオーディオ部分はオーディオシステムに移転される。図9B、9D、9F、9H及び9Jに示す例では、ノードOは、アドホック・ネットワーク内の、この実際の動作に関係しないが動作を開始するSPLITメッセージを送信可能なノードである。
図9Aでは、ノードSがSPLIT動作のイニシエータである。ノードSはそれぞれのSPLITメッセージをノードD1及びD2に送信する。図9Aに示す例では、ノードD1及びD2がACK応答メッセージで返答する。図9Bは、ノードOがイニシエータであり、まずSPLITメッセージをノードSに送信すること以外は図9Aと同様の動作を表わす。このメッセージは、セッション・エンドポイントSがそのセッションをノードD1とD2とに分割することを含む。SPLITメッセージを受信した後に、ノードSはメッセージをノードD1及びD2に送信する。ノードD1及びD2はそれぞれのACKメッセージでノードSに応答し、そしてノードSはACKメッセージでノードOに応答する。図9CではノードSがイニシエータである。ノードSはSPLITメッセージをノードD1に送信し、そしてノードD1はSPLITメッセージをノードD2に送信する。図9Cに示す構成では、ノードD1とD2とが入れ替わることも可能である。図9Dは、ノードOがイニシエータであること以外は図9Cと同じ動作を表わす。この例では、ノードOがまずメッセージをノードSに送信し、そして図9Cを参照して説明した動作が進行する。
図9Eでは、ノードD1がイニシエータであり、まずSPLITメッセージをノードSに送信する。次に、ノードSがSPLITメッセージをノードD2に送信する。ノードD2はACKメッセージでノードSに応答し、ノードSはACKメッセージでノードD1に応答し、そしてノードSからノードD1及びノードD2へ分割セッションデータの転送が開始される。図9Fでは、ノードOがイニシエータであり、それ以外の動作は図9Eと同様である。図9Gでは、ノードD1がイニシエータであり、まずSPLITメッセージをノードD2に送信する。ノードD2は、SPLITメッセージをノードSに送信することによって応答する。ノードSはノードD2にACKメッセージで応答し、そしてノードD2はノードD1にACKメッセージで応答する。この2番目のACKメッセージの後に、ノードSからノードD1及びD2へのデータ転送を開始することができる。図9Hは、ノードOがイニシエータであること以外は図9Gと同様である。図9Iでは、ノードD1がSPLIT動作のイニシエータである。ノードD1はSPLITメッセージをノードS及びD2に送信する。ノードS及びD2はノードD1にACK応答メッセージで返答する。図には示していないが、図9IにおけるノードD1とD2とを入れ替えることも考えられる。図9Jは、ノードOがイニシエータであること以外は図9Iと同様である。
(MERGE)
図10A〜10Jに、本発明によるSEMP_MERGE動作の例を示す。MERGE動作はSPLIT動作の逆であり、2つのセッションを単一のセッションに結合する。SPLIT動作を参照して上述した例を用いれば、MERGE動作は、オーディオシステム(図示せず)に送信されたオーディオセッションとテレビジョン116に送信されたビデオセッションとを併合して、電話機114に送信される単一のセッションにする。この図では、ノードS1及びS2がこのMERGE動作のソースノードであり、ノードDがこの動作のデスティネーションノードである。従って、セッション・エンドポイントはS1とS2から併合されてノードDになる。ここでもノードOは、アドホック・ネットワーク内の、ソースノードまたはデスティネーションノードとしてMERGE動作に関係しないノードである。しかしノードOは、MERGE動作を開始するメッセージを送信することができる。
図10Aでは、ノードDがMERGE動作のイニシエータである。ノードDはそれぞれのMERGEメッセージをノードS1及びS2に送信する。そしてこの例では、ノードS1及びS2がそれぞれのACK応答メッセージをノードDに送信する。一旦、ノードDがACK応答メッセージを受信すると、併合されたデータの転送を開始することができる。図10Bは、ノードOがイニシエータであり、まずMERGEメッセージをノードDに送信すること以外は図10Aと同様である。図10CではノードDがイニシエータである。ノードDはMERGEメッセージをノードS1に送信し、そしてノードS1はMERGEメッセージをノードS2に送信する。ノードS2はノードS1にACKメッセージで応答し、ノードS1はノードDにACKメッセージで応答する。
ノードDがACKメッセージを受信した後に、併合されたデータの転送を開始することができる。この例では、ノードS1は、そのセッションデータをノードDに送信することに加えて、ノードS2がノードDに送信するセッションデータ用のプロキシとして作用する。図10Dは、ノードOがイニシエータであること以外は図10Cと同様である。図10EではノードS1がイニシエータである。ノードS1はMERGEメッセージをノードDに送信し、そしてノードDはMERGEメッセージをノードS2に送信する。図10Fは、ノードOがイニシエータであること以外は図10Eと同様である。図10Gでは、再びノードS1がイニシエータであるが、MERGEメッセージをノードS2に送信する。そしてノードS2はMERGEメッセージをノードDに送信する。図10Hは、ノードOがイニシエータであること以外は図10Gと同様である。図10Iでは、ノードS1がそれぞれのMERGEメッセージをノードD及びS2に送信することによってMERGE動作を開始する。ノードS及びD2はノードD1にそれぞれのACK応答メッセージで返答する。図10では、ノードS1とS2とを入れ替えることも考えられる。図10Jは、ノードOがイニシエータであること以外は図10Iに示すのと同じ動作を表わす。
(INCOMING SESSION)
図11A〜11Dに、本発明によるSEMP_INCOMING SESSION動作の例を示す。これらの図では、ノードPが一次エンドポイントである。ノードD1及びD2は、例えば一次エンドポイント・ノードPとは同じネットワーク内にないという理由で、一次エンドポイントにはなり得ない装置である。上述した例では、ノード114が、IPネットワーク102及びテレビジョン116で形成されるアドホック・ネットワークの両方のメンバー(構成員)である。この例では、テレビジョン116はネットワーク102からの入りの呼びを受信することができない。しかし、電話機114は入りの呼びを受信することができる。SEMPプロトコルのこの動作は、電話機114が入りの呼びをテレビジョン116のプロキシとして受信することを可能にする。より一般的には、INCOMING SESSION動作は、一次エンドポイントではない二次的装置が、一次エンドポイントにこの二次的装置に代わってセッションを取得させることを可能にする。アドホック・ネットワーク内の一次エンドポイントの存在は、そのカバーエリア内の装置が、当該ネットワーク上でセッションが確立されているネットワーク内になくても、これらの装置が入セッションを受信することを可能にする。しかし、これらの装置は、一次エンドポイントを含むパーソナルエリア・ネットワーク(PAN)内にある。
図11Aでは、ノードPが入セッション(outgoing session)を受信する。そしてノードPはCONNECTメッセージをそのカバーエリア内のすべての装置に伝える。このカバーエリア内にあるノードD1及びD2はこのCONNECTメッセージを受信する。ノードD1はACK応答メッセージでノードPに返答して、ノードPにセッションを取得させる。図11Bでは、再びPが入セッションを受信し、CONNECTメッセージをそのカバーエリア内のすべての装置に伝える。ノードD1はACK応答メッセージで返答する。そしてノードD1は即座に、(上述した)MOVEメッセージをPに送信して、セッション・エンドポイントをノードPからノードD1に移動させる。これらの例では、ノードD2は応答しなくても、否定応答(NAK:Negative Acknowledge)メッセージで応答してもよい。図11Cでは、ノードPは入セッションを受信して、CONNECTメッセージをそのカバーエリア内のすべての装置に伝える。ここでもノードD1はACK応答メッセージで返答する。しかしこの例では、ノードD1はセッションに参加しようとしないが、その代わりにノードD2を参加させようとする。従って、ノードD1は即座にMOVEメッセージをノードPに送信して、ノードPにセッション・エンドポイントをD2に移動させる。そしてノードPはMOVEメッセージをノードD2に送信する。図11Dでは、再びノードPが入セッションを受信する。ノードPはここでも、CONNECTメッセージをそのカバーエリア内のすべての装置に伝える。ノードD1はACK応答メッセージを返答する。そしてノードD1は即座に、MOVEメッセージをノードD2に送信して、ノードD2にノードPからのセッション・エンドポイントを要求させる。従って、ノードD2はMOVEメッセージをノードPに送信する。
(OUTGOING SESSION)
図12A〜12Dに、本発明によるSEMP_OUTGOING SESSION動作の例を示す。図11A〜11Dと同様に、図12A〜12DではノードPが一次エンドポイントである。ノードD1及びD2は一次エンドポイントにはなり得ない装置である。それにもかかわらず、ノードD1は、ノードPが接続されたネットワーク上でセッションを開始しようとする。好適なSEMP_OUTGOING SESSION動作は、例えばこのネットワークに接続された装置と同じPAN内にある装置が、このネットワーク上でセッションを開始することを可能にする。一次エンドポイントのカバーエリア内のあらゆる装置は、開始装置自体がセッションに参加しなくても、この動作を開始することができる。これらの例では、ノードPがセッションを開始し、そして確立されたセッションをMOVE動作を用いて一次エンドポイントから二次的な装置に移動する。
図12Aでは、ノードPが出セッション(outgoing session)を受信する。ノードD1はノードPにCONNECTメッセージを送信して、ノードPにアドホック・ネットワーク外のノードとのセッションを確立させる。ノードPはACK応答メッセージでD1に返答し、そして要求されたセッションを確立する。図12Bでは、再びノードPが出セッションのイニシエータである。ノードD1はCONNECTメッセージをノードPに送信して、ノードPにアドホック・ネットワーク外のノードとのセッションを確立させる。そしてノードPはACK応答メッセージでノードD1に返答し、そしてノードPは要求されたセッションを確立する。ノードD1は即座にMOVEメッセージをノードPに送信して、ノードPに、確立されたセッション・エンドポイントをノードD1に移動させる。図12Cでは、再びノードPが出セッションのイニシエータである。ここでもノードD1はCONNECTメッセージをノードPに送信して、ノードPにアドホック・ネットワーク外のノードとのセッションを確立させる。ノードPはACK応答メッセージでノードD1に返答する。そしてノードPは要求されたセッションを確立する。しかしこの例では、ノードD1はノードD2をセッション・エンドポイントにしようとする。従って、ノードD1は即座に、MOVEメッセージをノードPに送信して、ノードPにセッション・エンドポイントをノードD2に移動させる。従って上述したように、ノードPはMOVEメッセージをノードD2に送信して、ノードD2を二次エンドポイントとして確立させる。図12Dでは、再びノードPが出セッションのイニシエータである。ノードD1はノードPにCONNECTメッセージを送信して、アドホック・ネットワーク外のノードとのセッションを確立する。ノードPはACK応答メッセージでノードD1に返答して、要求されたセッションを確立する。ノードD1は即座にMOVEメッセージをノードD2に送信して、セッション・エンドポイントをPから取得する。従って、ノードD2はMOVEメッセージをノードPに送信する。
本発明は好適な実施例について説明してきたが、請求項の範囲内で上述したように実施可能である。
(従来技術)本発明が動作する環境を説明するのに有用な、無線ローカルエリア・ネットワーク(WLAN)及び移動装置を含むインターネット・プロトコル(IP)のブロック図である。 本発明の動作を説明するのに有用な、アドホック・ネットワークの拡張を有する図1に示すIPネットワークのブロック図である。 本発明の動作を説明するのに有用な、アドホック・ネットワークの拡張を有する図1に示すIPネットワークのブロック図である。 本発明の動作を説明するのに有用なフローチャートである。 本発明に用いるのに適したプロトコル・スタックの可能な構成を説明するのに有用なデータ構造図である。 図6A〜6Gは、ルートの最適化を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 図7A〜7Dは、本発明のプロトコルによるMOVE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 図8A〜8Dは、本発明のプロトコルによるCOPY動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるSPLIT動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるMERGE動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるINCOMING SESSION動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるINCOMING SESSION動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるINCOMING SESSION動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 本発明のプロトコルによるINCOMING SESSION動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。 図12A〜12Dは、本発明のプロトコルによるOUTGOING SESSION動作を説明するのに有用なネットワーク・ノード図である。

Claims (22)

  1. 第1装置及び少なくとも1つのローカル装置を含むアドホック・ネットワーク環境内のセッション・エンドポイントを管理するプロトコルであって、前記セッション・エンドポイントが、前記第1装置と、前記第1装置を含む一次ネットワーク環境内の応対ノードとの間のセッションの一次エンドポイントとして構成された、セッション・エンドポイントを管理するプロトコルにおいて、
    前記第1装置によって、前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップと;
    前記第1装置によって、前記少なくとも1つのローカル装置が参加しているあらゆるセッションを記述する情報を、前記少なくとも1つのローカル装置からセッション記述情報メッセージを介して受信するステップと;
    MOVEメッセージを送信して、前記少なくとも1つのローカル装置を前記セッションの二次エンドポイントとして確立するステップと
    を具えていることを特徴とするセッション・エンドポイント管理プロトコル。
  2. 前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップが、所定の装置発見プロトコルに従って装置発見動作を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  3. 前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップがさらに、
    前記第1装置によって、装置能力データを要求する装置情報メッセージを送信するステップと;
    前記少なくとも1つのローカル装置によって、前記装置情報メッセージに応答して、前記少なくとも1つのローカル装置の装置能力データを含む第2の装置情報メッセージを前記第1装置に送信するステップと
    を具えていることを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  4. 前記セッション記述情報情報を前記少なくとも1つのローカル装置から受信するステップがさらに、前記少なくとも1つのローカル装置から前記セッション記述情報メッセージを介して装置能力情報を受信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  5. さらに、前記第1装置によって、前記第1装置と前記応対ノードとの間のセッションを記述する第2のセッション記述情報メッセージを、前記少なくとも1つのローカル装置に送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  6. さらに、
    前記少なくとも1つのローカル装置を、前記MOVEメッセージに応答して前記セッションのデータを受信し処理すべく構成するステップと;
    前記第1装置によって、前記セッションのデータを前記少なくとも1つのローカル装置に転送するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル。
  7. 前記少なくとも1つのローカル装置を前記セッションのデータを受信し処理すべく構成するステップを、前記少なくとも1つのローカル装置によってユーザから受信したコマンドに応答して、前記少なくとも1つのローカル装置によって実行することを特徴とする請求項6に記載のプロトコル。
  8. 前記少なくとも1つのローカル装置を前記セッションのデータを受信し処理すべく構成するステップを、前記少なくとも1つのローカル装置によって前記第1装置から受信したコマンドに応答して、前記少なくとも1つのローカル装置によって実行することを特徴とする請求項6に記載のプロトコル。
  9. 第1装置及び複数のローカル装置を含むアドホック・ネットワーク環境内のセッション・エンドポイントを管理するプロトコルであって、前記セッション・エンドポイントが、前記第1装置と、前記第1装置を含む固定ネットワーク環境内の応対ノードとの間のセッションの一次エンドポイントとして構成された、セッション・エンドポイントを管理するプロトコルにおいて、
    前記第1装置及び少なくとも1つの前記ローカル装置の一方によって、前記アドホック・ネットワーク内の前記複数のローカル装置の少なくとも1つに送信され、情報を要求するかあるいは情報を提供する情報メッセージと;
    前記複数のローカル装置の1つによって、前記第1装置及び前記複数のローカル装置の他の装置の一方に送信され、前記第1装置に前記他の装置を前記セッションの二次エンドポイントとして確立させるMOVEメッセージと
    を含むことを特徴とするセッション・エンドポイント管理プロトコル。
  10. 前記情報メッセージが、
    要求または提供している情報の種類を識別する情報種類フィールドと;
    前記情報メッセージが情報を要求しているか提供しているかを示す情報状態フィールドと;
    前記情報メッセージによって提供されるあらゆる情報を含むコンテントフィールドとを含み、
    前記MOVEメッセージが、
    前記第1装置を示すPRIMARY ENDPOINTフィールドと;
    前記複数のローカル装置のうち前記MOVEメッセージを送信している装置を識別するFROMフィールドと;
    前記複数のローカル装置のうち前記MOVEメッセージが送信される前記他の装置を識別するTOフィールドとを含み、
    前記他の装置が前記セッションの二次エンドポイントとして確立される
    ことを特徴とする請求項9に記載のプロトコル。
  11. さらに、前記複数のローカル装置の1つによって送信され、前記複数のローカル装置の1つを二次エンドポイントとして確立させ、前記セッションのコピーを前記二次エンドポイントに提供するCOPYメッセージを含むことを特徴とする請求項9に記載のプロトコル。
  12. 前記セッションが複数の部分を含み、前記プロトコルがさらに、前記複数のローカル装置の1つによって送信され、前記複数のローカル装置の第1及び第2の装置を、前記セッションのそれぞれ異なる前記部分の二次エンドポイントとして確立するSPLITメッセージを含むことを特徴とする請求項9に記載のプロトコル。
  13. さらに、前記複数のローカル装置の1つによって送信され、前記複数のローカル装置の1つの装置を、前記複数のローカル装置の第1及び第2の装置において確立された単一セッションの複数部分の二次エンドポイントとして確立するMERGEメッセージを含むことを特徴とする請求項12に記載のプロトコル。
  14. さらに、前記複数のローカル装置の1つによって前記第1装置に送信され、前記第1装置に入セッションを通知するか、あるいは前記第1装置にセッションを開始させるCONNECTメッセージを含むことを特徴とする請求項9に記載のプロトコル。
  15. さらに、前記複数のローカル装置の1つによって前記第1装置に送信され、前記第1装置に前記セッションを終了させるTREMINATEメッセージを含むことを特徴とする請求項14に記載のプロトコル。
  16. 第1装置における論理セッションのエンドポイントを管理して、前記エンドポイントを前記第1装置のカバーエリア内にある少なくとも1つのローカル装置に選択的に拡張するプロトコルにおいて、
    前記第1装置によって、前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップと;
    前記第1装置によって、前記少なくとも1つのローカル装置が参加しているあらゆるセッションを記述する情報を、前記少なくとも1つのローカル装置からセッション記述情報メッセージを介して受信するステップと;
    MOVEメッセージを送信して、前記少なくとも1つのローカル装置を前記論理セッションの二次エンドポイントとして確立するステップと
    を具えていることを特徴とするセッション・エンドポイントの管理プロトコル。
  17. 前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップが、所定の装置発見プロトコルに従って装置発見動作を実行するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載のプロトコル。
  18. 前記少なくとも1つのローカル装置のアイデンティティを発見するステップがさらに、装置能力情報メッセージを前記少なくとも1つのローカル装置から前記第1装置に送信するステップを含むことを特徴とする請求項17に記載のプロトコル。
  19. 先頭ノードから最終ノードまでが結合されて所定のノード列をなす複数のノードを含むアドホック・ネットワーク環境内のセッション・エンドポイントにアクセスするために使用する経路を管理するプロトコルにおいて、
    前記最終ノードによって、前記ノード列内に存在せず前記最終ノードにとってローカルノードである新たなノードを発見するステップと;
    前記最終ノードによって、前記新たなノードが参加しているあらゆるセッションを記述する情報を、前記新たなノードからセッション記述情報メッセージを介して受信するステップと;
    MOVEメッセージを前記最終ノードから前記新たなノードに送信して、前記新たなノードを前記アドホック・ネットワーク内の新たな最終ノードとして確立し、前記MOVEメッセージが、前記ノード列内の中間ノードであって前記最終ノードが当該ノードからデータを受信する中間ノードの識別子を含むステップと;
    前記新たな最終ノードによって、前記中間ノードが前記新たな最終ノードにとってローカルノードであるか否かを判定するステップと;
    前記中間ノードが前記新たな最終ノードにとってローカルノードである場合には、第2のMOVEメッセージを前記新たな最終ノードから前記中間ノードに送信して、前記新たな最終ノードと前記中間ノードとの直接接続を確立するステップと;
    前記新たな最終ノードから前記最終ノードにTERMINATEメッセージを送信して、前記最終ノードと前記中間ノードとの間のあらゆるセッションを終了するステップと
    を具えていることを特徴とする経路管理プロトコル。
  20. 先頭ノードから最終ノードまでが結合されて所定のノード列をなす複数のノードを含むアドホック・ネットワーク環境内のセッション・エンドポイントにアクセスするために使用する経路を管理するプロトコルにおいて、
    前記最終ノードによって、前記ノード列内に存在せず前記最終ノードにとってローカルノードである新たなノードを発見するステップと;
    前記最終ノードによって、前記新たなノードが参加しているあらゆるセッションを記述する情報を、前記新たなノードからセッション記述情報メッセージを介して受信するステップと;
    MOVEメッセージを前記最終ノードから前記新たなノードに送信して、前記新たなノードを前記アドホック・ネットワーク内の新たな最終ノードとして確立するステップと;
    前記新たな最終ノードのアドレスを含む経路最適化メッセージを、前記新たな最終ノードから前記最終ノードに送信するステップと;
    前記経路最適化メッセージを、前記最終ノードから、前記所定のノード列内の前記最終ノードの先行ノードに転送するステップと;
    前記先行ノードによって、前記新たな最終ノードが前記先行ノードにとってローカルノードであるか否かを判定するステップと;
    前記新たな最終ノードが前記先行ノードにとってローカルノードである場合に、第2のMOVEメッセージを前記先行ノードから前記新たな最終ノードに送信して、前記先行ノードと前記新たな最終ノードとの直接接続を確立するステップと;
    前記先行ノードから前記最終ノードにTERMINATEメッセージを送信して、前記先行ノードと前記最終ノードとの間のあらゆるセッションを終了するステップと
    を具えていることを特徴とする経路管理プロトコル。
  21. さらに、
    前記新たな最終ノードのアドレスを含む経路最適化メッセージを、前記新たな最終ノードから前記先行ノードに送信するステップと;
    前記経路最適化メッセージを、前記先行ノードから、前記所定のノード列内で前記先行ノードに先行する他のノードに転送するステップと;
    前記他のノードによって、前記新たな最終ノードが前記他のノードにとってローカルノードであるか否かを判定するステップと;
    前記新たな最終ノードが前記他のノードにとってローカルノードである場合に、第3のMOVEメッセージを前記他のノードから前記新たな最終ノードに送信して、前記他のノードと前記新たな最終ノードとの直接接続を確立するステップと;
    前記他のノードから前記先行ノードにTERMINATEメッセージを送信して、前記先行ノードと前記新たな最終ノードとの間のあらゆるセッションを終了するステップと
    を具えていることを特徴とする請求項20に記載のプロトコル。
  22. さらに、
    経路最適化メッセージを、前記所定のノード列において前記先行ノードに先行するノード列内の連続する各ノードに送信するステップと;
    前記経路最適化メッセージを受信したことに応答して、前記先行するノード列内の連続する各ノードによって、前記新たな最終ノードが前記各ノードにとってローカルノードであるか否かを判定するステップと;
    前記新たな最終ノードが前記先行するノード列内のいずれか1つのノードにとってローカルノードである場合には、第4のMOVEメッセージを前記いずれか1つのノードから前記新たな最終ノードに送信して、前記いずれか1つのノードと前記新たな最終ノードとの直接接続を確立するステップと;
    前記いずれか1つのノードから、前記先行するノード列内の前記いずれか1つのノードの後続ノードにTERMINATEメッセージを送信して、前記後続ノードと前記新たな最終ノードとの間のあらゆるセッションを終了するステップと
    を具えていることを特徴とする請求項20に記載のプロトコル。
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