JP2006518126A - パケットスケジューリング - Google Patents

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Abstract

パケットスケジューリング方法は、例えば、無線通信ネットワークの高速ダウンリンクパケットアクセスシステムにおいて、少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機へ送信するデータパケットをスケジューリングするために使用される。例えばサービス品質、遅延及び公平性のようなスケジューリングパフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性にウエイトが割り当てられる。割り当てられたウエイトに従って、異なる属性のスケジューリングパフォーマンスの少なくとも1つの結合測定値が、各自の受信機について生成される(S1,S3)。異なる受信機についての各自の結合測定値は、パケットが伝送されるべき受信機を決定するために使用される(S2,S4)。ウエイトは、送信機のオペレータにより調整されてもよいし、スケジューリングパフォーマンスに基づいて自動的に調整されてもよい。

Description

本発明は例えば無線通信システムで使用するパケットスケジューリング方法及び装置に関連する。
図1は、無線通信システム1の一部を示す。システムは、図1では1つしか示されていないが複数の基地局2を含む。基地局2は、複数のユーザがそれぞれ位置してもよいセルにサービス提供する。各ユーザは、各自のユーザ装置(UE)を有する。図1では、ユーザ装置UE2,UE11及びUE50しか示されていない。各UEは例えば携帯用端末(ハンドセット)又は携帯用コンピュータである。
周知のように、符号分割多重アクセス(CDMA)システムでは、(「ノードB」としても知られている)基地局から送信された別のUEへの信号は、異なるチャネリゼーションコードを使用することで区別される。いわゆる第3世代無線通信システムでは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)技術が、(基地局からUEへの)ダウンリンク方向でのデータ伝送に提案されている。この技術では、データを伝送するのに複数のチャネルが利用可能である。これらのチャネルは異なるチャネリゼーションコードを有する。例えば、所与のセル又はセルのセクタ内でHSDPAに利用可能な異なるチャネルC1乃至C10があってもよい。HSDPAでは、ダウンリンク伝送は、一連の送信時間間隔(TTI)に分割され、選択されたUEに利用可能な様々なチャネルの各々でデータのパケットが送信される。UEがサービス提供を受けるチャネルの新たな選択は、各TTIで実行可能である。
図2は一連の送信時間間隔TTI1乃至TTI9にわたるHSDPA法による動作例を示す。図2に示されるように、TTI1では、2つのパケットがUE50に送信され、4つのパケットがUE11に送信され、4つのパケットがUE2に送信されるよう定められている。従って、UE50に2チャネルが割り当てられ、UE11及びUE2に4チャネルがそれぞれ割り当てられる。即ち、図1に示されるように、UE50にはC1及びC2が割り当てられ、UE11にはC3乃至C6が割り当てられ、UE2にはC7乃至C10が割り当てられる。
次の送信時間間隔TTI2では、新たなユーザ装置UE1に1つのパケットが送信され、TTI1で指定された残りのUEは、パケットを受信し続ける。
従って、HSDPAシステムは、基地局から様々なUEへパケット形式でデータを伝送するために、多数の同様な共用チャネル(shared channel)を使用する。このシステムを利用して、例えばワールドワイドウェブ(WWW)ブラウジング機能をサポートすることが予想される。
各TTIでどのUEがどのチャネルでサービス提供を受けるかを決定するために、パケットスケジューリング法が使用される。HSDPAでは、従来2つの基本的なスケジューリング法があり、それらは:ラウンドロビン(RR)スケジューリング法及び最大キャリア対干渉比(max C/I)法である。
基本的なラウンドロビン法は、送信機(基地局)で送信を待機しているデータを現在有しているUEのリストを先ず編集する(コンパイルする)。各TTIに対して、リストの中で最後のUEは次のTTIで最高の優先度を有する。従って、UEはラウンドロビン形式でサービスされる。最も簡易なラウンドロビンスケジューリング法では、最高の優先度を有するUEが総てのチャネルを取得する。しかしながら、パケット重み付けラウンドロビン法も知られている。これは、様々なUEについての相対的なデータ量に基づいて、利用可能なチャネルを各TTIでユーザのグループに割り当てる。このパケット重み付け法では、送信を待機しているより多くのデータを有するUEに、より多くのチャネルが割り当てられる。
ラウンドロビンスケジューリング法は、競合するユーザ間で、無線リソース割り当ての観点からの公平性を促進する。しかしながら、これは、全体的に貧弱なデータスループットを比較的提供する傾向にある。
最大C/Iスケジューリング法は、ラウンドロビンスケジューリング法と同様であるが、データを待機しているUEのリストが、各UEから報告されるキャリア対干渉比(C/I)に基づいて各TTIで格納される点が異なる。C/Iはチャネルの品質の測定値である。C/Iに基づいてUEのリストを並べ換える(ソーティングする)ことで、より良いチャネル品質を有するUEの選択される機会がより多く与えられる。この手法の最も簡易な形式では、データを待機している最高のC/Iを有するUEに総てのチャネルが割り当てられる。パケット重み付けの変形も可能であり、最高のC/Iを有する単独のUEを選択するのではなく、UEが伝送を待機しているデータの相対量に基づいて、利用可能なチャネルがUEのグループ内で分けられる。
最大C/Iスケジューリング法は、データの全体的なスループットを最大化する傾向にあるが、公平性を犠牲にする。例えば基地局から遠いことに起因して又は近辺で他の多くの干渉するUEが存在することに起因して、貧弱なC/I値を報告するUEは非常にまれにしか選択されなくなることが、理解されるであろう。従って、これらのUEはパケットを受信する場合に許容できない遅延の弊害を被りやすい。
他のスケジューリング法は、非特許文献1に開示されている。このパケットスケジューリング法は、無線リンク品質及び要求されるサービス品質(QoS)レベルに従って、タイムスロットを適応的に割り当てることで、様々なUEのQoS要請に応じ、システム容量を最大化することを目的とする。この手法は、最大C/Iスケジューラ、均衡した公平性(PF)スケジューラ、重み付けラウンドロビン(WRR)スケジューラ及び優先度ラウンドロビン(PRR)を含む様々なスケジューラ個々の階層を利用する。スケジュールされるパケットは、様々なUEの様々なQoS要求に従って、分類部によって事前に分類される。異なるクラスに属するパケットは、その階層における第1段階のスケジューラで異なるスケジューラで処理される。更なるスケジューリングは、階層の第2及び第3段階で実行される。このように、複数のスケジューラ各々を利用して、異なるクラスのサービスに関する異なる要求に応じる。しかしながら、固定された方法で又は緩やかに変化する動的な方法でスケジューリングするプロセスを区別することは、無線チャネルの動的な高速変化に起因して、困難且つ非効率的である。その結果、ある区分(サービスクラス)の割り当てられたスケジューラは、要求されたQoSレベルを提供するために逼迫するかもしれないが、他の区分(サービスクラス)に割り当てられたスケジューラは十分に活用されておらず、空き容量を有するかもしれない。そのような区分けされたスケジューラの効率及びパフォーマンスは、共用される帯域量及び異なる条件を有するサービスの範囲が増えるにつれて劣化してしまうことも分かる。そのような区分けされたスケジューラで失われる効率のいくらかを改善する試みは、実際には、演算の複雑さや付随するコストを増やすに過ぎない。
英国特許公開GB−A−2390775では、遺伝的アルゴリズムを用いるパケットスケジューリング法を本発明者が提案している。この技術では、複数の候補のスケジュールソリューション(解)が各TTIについて生成される。各候補のスケジュールソリューションは、遺伝的アルゴリズムにおける固体(individual)に対応し、関連するTTIで、どの受信機がどのチャネルに割り当てられるかを指定する。各候補のスケジューリングソリューションの適合性が判定される。適合性は、例えば、スループット、遅延及び公平性のような、関連するスケジューリングソリューションのパフォーマンスに関する幾つかの異なる測定値を考慮してもよい。各候補ソリューションに関する適合性を判定する際に、個々のパフォーマンス測定値が重み付けされてもよい。現在の生成における個々は、対応する候補ソリューションの適合値に基づいてペアレント(親)として選択される。より適合するソリューションは、ペアレントとして選択される多くの見込み(チャンス)を有する。子(次の世代に関する候補ソリューション)は、クロスオーバ及びミューテーションのような遺伝的操作に従って、選択された親から生成される。このように、一連の反復(世代)により、遺伝的アルゴリズムは、考察中のTTIに対して1つの最良のソリューションが選択されるある地点まで、候補スケジューリングソリューションを洗練する。
英国特許出願公開番号第2390775号明細書 Masahiro Ono,et al.,"A proposal of all−IP mobile wireless network architecture(3)−QoS packet scheduler for base stations",NEC Corporation, Technical Report of IEICE,MoMuC2002−3(2002−5),pp.13−18
そのような遺伝的アルゴリズムは、ラウンドロビンスケジューリングや最大C/Iスケジューリングのような従来の技法よりも非常に良好なスケジューリングパフォーマンスを達成する可能性を与えるが、それはかなりの演算リソースを必要とし、特に個体数が大きい場合に深刻になる。
従って、遺伝的アルゴリズムに基づくパケットスケジューリング法のような多くの演算リソースを必要とせず、区分けされたスケジューリングの欠点を回避するパケットスケジューリング法を提供することが望まれている。
本発明の第1態様では、少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機へ送信するデータパケットをスケジューリングするパケットスケジューリング方法が使用され、当該方法は:スケジューリングパフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性にウエイトを割り当て;割り当てられたウエイトに従って、前記少なくとも2つの異なる属性のスケジューリングパフォーマンスの結合測定値(combined measure)を各自の受信機について生成し;及び異なる受信機についての各自の結合測定値を使用して、パケットが伝送されるべき受信機を決定する。
そのような方法は、様々なサービス種別のような様々なスケジューリングクラスに受信機を分類する必要性なしに、単独のグループのように総ての受信機についてデータのスケジューリングを実行可能にする。そのような方法は、遺伝的アルゴリズムに基づくスケジューラによる複雑な演算なしに、スケジューリングにいくつもの異なるパフォーマンス属性を考慮できるようにする。
ウエイトは、送信機のオペレータによって調整可能でもよいし、或いはスケジューリングパフォーマンスに基づいて自動的に調整されてもよい。これは、様々なトラフィックの混合又はチャネル状態についてスケジューリングパフォーマンスを仕立てることを可能にする。
好適実施例での方法は、更に、少なくとも2つの異なる個別の測定値を生成し、測定値の各々は前記異なる属性の1以上におけるスケジューリングパフォーマンスの測定値であり;及び割り当てられたウエイトに従って前記個別の測定値を結合し、前記測定値を生成する。
好ましくは、少なくとも1つの個別の測定値は、別の個別の測定値に影響を及ぼす少なくとも1つの属性とは独立である。これは、測定値を互いに独立であるようにすることができ、ウエイトを制御することで、スケジューリングパフォーマンスの正確な制御を達成可能にする。
少なくとも1つの個別の測定値は、受信機に個々に割り当てられた優先度による影響を受けてもよいし、或いは受信機に提供されるサービス種別(例えば、WWWブラウジング、映像)に割り当てられる優先度による影響を受けてもよい。
好ましくは、少なくとも1つの個別の測定値は、該測定値及び別の個別の測定値の間のミスマッチを減らすように調整される。測定値は、それらの総てが例えば0乃至1のような同じ範囲内にあるように調整され、様々な測定値について同じウエイトが同じ効果を有するようにしてもよい。
1以上の個別の測定値は正規化されてもよく、例えばどの1つの受信機についての値も、総ての受信機についての値の総和に対して正規化されてもよい。
好適実施例では、関連する受信機の個別の測定値の積を演算することで、その又は各々の結合測定値が生成される。
HSDPAシステムでのように複数の受信機にデータを送信するのに利用可能な複数のチャネルが存在してもよい。この場合における方法は、好ましくは:個々の受信機各々について第1及び第2の結合測定値をそれぞれ生成し;各自の第1の結合測定値に基づいて受信機を格付けし、格付けされた順序で受信機のリストを作成し;及び前記リスト中で最高に格付けされた受信機から始めて、各自の第2の結合測定値に基づいて前記リスト中の受信機にチャネルを割り当てる。
この態様では、パケットが伝送されるべき受信機を決定することは、第1及び第2の結合測定値双方の影響を受け、スケジューリング判断に関する多大な柔軟性を与える。少なくとも1つの属性に関し、第1及び第2の結合測定値をそれぞれ生成するために各自異なるウエイトが割り当てられてもよい。
考察することが望ましい多くの様々なスケジューリングパフォーマンスの属性が存在する。それらは、許容可能な遅延閾値の範囲内でデータを受信機へ配信することの成功又は失敗;送信機及び受信機間のチャネルの品質;受信機にどの程度多くのデータが配信可能に推定されるか;受信機へ送信するのにどの程度多くのデータが送信機で待機しているか;受信機へのデータ配信の遅延;及び様々な受信機間の公平性を含んでもよい。これらの属性が操作可能であることは必須ではない。例えば、純粋に商業的な属性は、受信機にサービスを提供する場合にオペレータにとって収益性のように考察できる。
本方法は、例えば複数のTTIのような一連のスケジューリングの場合に反復的に実行されることが望ましい。一実施例では、各々のスケジューリングの瞬間に対して、新たに結合された測定値がその受信機について作成され、パケットが送信されるべき受信機に関する新たな判断がなされる。
送信は無線送信でもよいし、送信機は無線通信システムの基地局の一部でもよいし、各受信機はそのシステムのユーザ装置の一部でもよい。
本発明の第2態様では、少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機へ送信するデータパケットをスケジューリングするパケットスケジューリング装置が使用され、当該装置は:当該パケットスケジューリング装置のパフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性にウエイトを割り当てる手段;割り当てられたウエイトに従って、前記少なくとも2つの異なる属性における当該装置のパフォーマンスの結合測定値を各自の受信機について生成する手段;及び異なる受信機についての各自の結合測定値を使用して、パケットが伝送されるべき受信機を決定する手段;を有する。
本発明の第3態様による送信装置は:本発明に関する上記第2態様によるパケットスケジューリング装置;及び前記パケットスケジューリング装置に動作可能に接続され、前記パケットスケジューリング装置によって決定された受信機にパケットが送信されるようにする送信手段;を有する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例が説明される。
図3は、本発明を使用するパケットスケジューリング装置10のブロック図を示す。装置10は、少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機への送信用のデータパケットをスケジューリングするのに使用される。スケジューリング判断は、連続的なスケジューリングの瞬間の各々(例えば、TTIの各々)についてなされる。例えば、送信機は無線通信システムの基地局(ノードB)である。この場合における複数の受信機はその基地局により取り扱われる様々なUEである。
装置10は個々の複数の測定値生成部121乃至12Kを有する。測定値生成部12の各々は各受信機(UE)に関連するデータを受信する。そのデータは例えばキャリア対干渉比(C/I)レポートや、ソースキューの充填度に関する情報を含んでもよく、送信機内のそのソースキュー内で、様々な受信機各自に宛てられたデータが送信に先立ってバッファリングされる。
受信データに基づいて、各測定値生成部12はパケットスケジューリング装置のパフォーマンスの1つの属性の個々の測定値を各受信機について生成する。例えば、後に詳細に説明されるように、第1測定値生成部121で生成される第1測定値は、受信機に関して許容可能な遅延閾値の範囲内でその受信機に到達することに失敗したパケットの割合の測定値でもよい。第2測定値生成部122により生成される第2測定値は、各受信機に関するパケットスケジューリング装置10の別のパフォーマンス属性に関連する。例えば、第2測定値は、その受信機から受信したC/I報告値でもよい。
装置10は、更に、結合測定値生成部14を有し、結合測定値生成部は、各受信機について測定値生成部121乃至12Kで生成された第1乃至第K測定値を受信する。結合測定値生成部14は、1以上のウエイト群も受信する。結合測定値生成部14は、その又は一群のウエイトで決定されるような重み付けで各受信機についての第1乃至第K測定値を合成し、スケジューリングパフォーマンスの1以上の結合された測定値を各受信機について出力する。従って、その又は各々の結合された測定値は、手段14に与えられるウエイトで決定される様々な属性に付随する重み付けによる、パフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性におけるスケジューリングパフォーマンスの測定値である。
装置10は判定部16を更に有し、判定部は、結合測定値生成部14により生成された1以上の結合されたパフォーマンス測定値を受信し、1以上の結合されたパフォーマンス測定値に基づいて、考察しているスケジューリングの瞬間にパケットが伝送されるべき1以上の受信機を決定する。
装置10は送信部16に動作可能に接続され、判定部がスケジューリング判断を行うスケジューリングの瞬間が見出されると、送信部16は選択した受信機にパケットを送信する。
通常の場合には、送信機から受信機へパケットを送信するのに複数のチャネルが利用可能であり、判定部16は、選択された受信機が考察中のスケジューリングの時点で利用可能なチャネルにどのように割り当てられるかを決定してもよい。
図4は、図3の装置内の結合測定値生成部14及び判定部16の動作例を示すフローチャートである。図4に示される一連のステップは、考察するスケジューリングの瞬間(例えば、TTI)の総てについて実行される。
第1ステップS1では、結合測定値生成部14は、考察されるUEに関する第1乃至第K測定値の第1の重み付け結合に基づいて、第1の結合測定値(ランキング測定値)を各UEについて計算する。第1乃至第K測定値は、この第1の結合測定値を生成する場合に、第1のウエイト(ランキングウエイト)群を用いて重み付けされる。
ステップS2では、判定部16は、結合測定値生成部14で生成された第1の結合測定値各々に基づいて、UEを格付けする。判定部は、格付け(ランク)によるUEのリストを生成し、最高に格付けされるUEはリストのトップにある。リストは、考察されるUEへの伝送用に送信機のソースキューにてデータを待機させているUEのみを含む。
ステップS3では、結合測定値生成部14は、考察されるUEに関する第1乃至第K測定値の第2の重み付け結合に基づいて、第2の結合測定値(チャネル割当測定値)を各UEについて計算する。第2の結合測定値を生成する場合に、第2のウエイト(チャネル割当ウエイト)群を用いて重み付けする。チャネル割当ウエイトはランキングウエイトと同一でもよいし相違してもよい。
ステップS4では、判定部16はステップS2で生成したUEのリストを参照する。リストのトップから始めて、判定部16はそれら各自の第2の結合測定値に基づいてリスト中のUEにチャネルを割り当てる。ステップS4での処理は、割当に何らのチャネルも残っていなくなるまで続く。ステップS4で実行される処理の更に詳細な例は、図5を参照しながら後に説明される。
次に、HSDPAシステムに使用するのに相応しい本発明の実施例が詳細に説明される。本実施例は、サービス品質(QoS)、チャネル品質、配信可能なデータパケット、送信機で待機しているデータ及び遅延特性等に関する測定値の観点からHSDPAシステムのパフォーマンスを最適化しようとする。
本実施例では、スケジューリングパフォーマンスに関する個々の第1の測定値は、QoS測定値である。この測定値を生成するために、許容可能な遅延閾値(Tolerance_Delay)が、HSDPAシステムで利用可能なサービス種別各々について定められる。例えば、リアルタイム映像サービスに関して、この許容可能な遅延閾値は、100msであるように想定されてもよい。ワールドワイドウエブ(WWW)ブラウジングセッションでは、許容可能な遅延閾値は1.5sであるように想定されてもよい。一般に、HSDPAシステムは、定められた許容可能な遅延閾値の範疇で、送信機(ノードB)から各UEへ、可能な最大数のデータパケットを配信しようとする。
NがUEの総数であり、それらのUEに目下のTTIの間にパケットが送信されているものとする。OctReceived_nは、n番目のUEに良好に(誤りなしに)配信されたオクテット数である。これらの誤り無く配信されたオクテットは、QoS具備及びQoS不備オクテットに分けることができる。QoS不備オクテット、許容可能な遅延閾値外で伝送されたオクテットである。従って、各UEに関し、QoSを具備した受信オクテット数は、次のように決定されてもよい。
Figure 2006518126
ここで、OctReceived_Satisfied_QoS_nはQoSを満たすオクテット数であり、OctReceived_Failed_QoS_nはn番目のUEに関してQoSを満たさないオクテット数である。
ところで、ノードBはパケットの配信遅延を見出すことができ、そのパケットは、ノードBが、UEによる受信後にノードBに返送されたアクノリッジメッセージACKに基づいて、各UEに送信するものである。これらアクノリッジメッセージ(肯定応答)に関する更なる情報は、例えば、本件の出願人による英国特許出願第0216245.1号に記載されている。
各UEに関し、QoS条件を満たすスループットの割合は、次のように定義されてもよい。
Figure 2006518126
ここで、OctArrived_Node_Bnは、ノードBでn番目のUEに関してソースキューに当初配信されたオクテット数である。
n番目のUEに対してノードBに何らのパケットも到来しなかった場合は、そのUEに対して、Throughput_Satisfy_QoSn=0 であるように仮定される。
この値は、次式のように非線形関数に従うようになる。
Figure 2006518126
そして、各UEに関するQoS測定値は次式のように決定される。
Figure 2006518126
この正規化は、QoS測定値を0及び1の範囲に対応させるために、最終的な測定値に適用される。
本実施例における個々の第2のパフォーマンス測定値の2番目のものは、UEから受信したC/I値の報告に基づく。各UEについてのC/I測定値を0乃至1の範囲にマッピングするために、報告されたC/I値の各々は、報告されたC/I値総ての総和に関してスケーリングされる(尺度変更される):
Figure 2006518126
ここで、C/Inはn番目のUEに対するC/Iの報告値である。
本実施例における個々の第3のパフォーマンス測定値は、各UEについて有効に配信可能な推定オクテット数Eff_Octnに関連する。この場合に仮定されることは、HSDPAシステムは適応変調及び符号化(AMC)技法を使用し、様々なチャネル状態の下で、様々な変調及び/又は符号化法を送信機(ノードB)が選択可能なことである。AMC法では、各UEはダウンリンクチャネル品質(基地局からのダウンリンクで体験する品質)の測定値を生成し、ノードBにその測定値を報告する。測定値は、例えば、ダウンリンクチャネルに関するC/I値である。そして、ノードBは各UEに関して報告されたチャネル測定値に加えて、システムの制約に関する情報や、利用可能な変調及び符号化法(MCS)に関する情報を使用して、その特定のUEについて最も有効なMCSレベルを確認する。従って、より良好なチャネルを有する或いはノードBの近辺に位置するUEは、より高いMCSレベルを使用することができ、従って、より高い伝送レートの恩恵を受けることができる。この選択は、例えば、次のMCSレベルへ移るC/I閾値(例えば、−8dB,−2dB,+4dB)を設定することよって実行できる。事実上、この結果は、各UEのチャネル品質に基づく伝送レートの分類になる。
本実施例では、各UEはTTI毎にC/I値を報告すること、及びノードBはTTI毎に利用可能なチャネル各々について新たなMCSレベルを設定できることが想定されている。
各UEに関する有効な配信オクテット数に影響する他の要因は、誤って受信したパケットを処理する方法である。本実施例では、そのように誤って受信されたパケット(良好でないパケット)にいわゆる追跡結合(chase combining)法が適用されることが想定される。追跡結合法では、良好でないパケットがノードBにより再送され、その後にUEは同一パケットに関して受信した全ての複製を(例えば最大比合成法を利用して)「ソフトに」合成する。実効的なキャリア対干渉比(C/I)は、合成される2パケットの各C/Iの和になる。従って、追跡合成法は伝送されたパケットのC/Iを改善する。
総ての再送は最初の伝送よりも高い優先度を有することも想定されている。これは、総ての再送パケットは新たなパケットの最初の送信前に送信される機会が与えられることを意味する。
あるUEについて有効に配信可能なオクテット数を推定するために、先ず、そのUEnに対する最も効率的なMCSレベルが判定される。次に、そのUEnが(第1の時間に新たなパケットを受信する準備の整った)伝送モードにあるか否か又は(そのUEによって以前に誤って受信されたパケットをノードBが再送するのを待機している)再送モードにあるか否かを判定する。
UEが再送モードにあるならば、送信に利用可能なオクテット数Octnは次式に基づいて決定される。
Figure 2006518126
ここで、Oct(MCSn)はn番目のUE用に選択されたMCSレベルで配信可能な最大オクテット数であり、Oct_Retransmitnは再送に利用可能なオクテット数である(即ち、ノードBでUEに再送されるのを待機しているオクテット数である。)。
UEが伝送モードにあるならば、送信に利用可能なオクテット数は次式に基づいて決定される。
Figure 2006518126
ここで、Oct_Waiting_in_Queuenはn番目のUEに送信するためのノードBのキュー内のオクテット数を表す。
UEのどれでもそれによる送信に利用可能な最大オクテット数は次式で決定される。
Figure 2006518126
ここで、nmaxは送信に利用可能な最大オクテット数を有するUE数を表し、Octnmaxはその最良のUEへの伝送に利用可能な最大オクテット数である。
最良のUEに対する有効推定配信可能オクテットは、次式に基づいて決定される。
Figure 2006518126
ここで、FERnmaxは、nmax番目のUEについて推定されたフレームエラーレートである。
n番目のUEに対する配信可能な有効オクテット数は、第3の個々の測定値が次式のようになるように、この最大値に対して正規化される。
Figure 2006518126
本実施例におけるパフォーマンスの個々の第4の測定値は、どの程度多くのデータが各UEへの送信をノードBで待機しているかの測定値である。これは、各UEへのデータのスループットと逆向きの関係にある。
n番目のUEに関し、スループットは次式のように定められる。
Figure 2006518126
配信を待機しているデータの比率Metric_Waiting_Rationは、次のように定められる。
Figure 2006518126
本実施例におけるパフォーマンスの個々の第5の測定値は、各UEで観測される遅延に関連する。先ず、そのUEへの伝送を待機している最古の未配信オクテットが考察され、そのオクテットが受ける遅延量が判定される。
Figure 2006518126
ここで、M.TTIは現在時間を表し、Arrival_Time_EarliestnはそのUEに関して最も古い未配信オクテットがノードBソースキューに到着した時間を表す。
次に、第1の測定値に関して上述したような様々なサービスに設定された同じ許容可能な遅延閾値を用いて、その許容可能な閾値から、UEで観測される最長の遅延をもたらす距離が次式により計算される。
Figure 2006518126
ここで、Delay_Distancenはn番目のUEに関する閾値による距離である。
総てのUEに関する遅延距離は正の値にマッピングされる。正のマッピングを行うために、先ず、最小距離が次式のように決定される。
Figure 2006518126
調整された遅延距離は次式のように決定される。
Figure 2006518126
そして、非線形マッピングが適用される。その結果は次式のようになる。
Figure 2006518126
ここで、Mapped_Delaynはn番目のUEに関してマッピングされた遅延の値であり、βnはn番目のUEに与えられるサービスの優先度を指定するパラメータである。ここで、例えば、サービスはWWWブラウジング又はリアルタイム映像である。より高いβnであるほど、サービスの優先度は高くなる。
遅延に関する最終的な測定値は次式のように決定される。
Figure 2006518126
これは、測定値Metric_Delaynが0乃至1の間の値に対応付けられることを保証する。
本実施例では、各UEに関する第1の結合測定値は、次のように、フォーマンス測定値各々の重み付けされた積を形成することによって計算される。
Figure 2006518126
ここで、Wknはランキングウエイトであり、Metric_Rankingnは、数式(1)乃至(18)で定義される個々のパフォーマンス測定値のどの1つでもよく、Kは包含される測定値数である。
UEはそれら各自の第1の結合測定値に基づいて格付けされる。UEのリストはその後にまとめられ、最高ランクのUEはリストの最上位にあり、最低ランクのUEはリストの最下位にある。ノードBでデータを待機させているUEのみがリストに含まれる。
本実施例における各UEに関する第2の結合測定値は、次のように計算される。
Figure 2006518126
Vknはチャネル割当ウエイトであり、Metric_Channel_Allocationnは数式(1)−(18)で規定される個々のパフォーマンス測定値のどの1つでもよく、Kは包含される測定値数である。
チャネル割当プロセスは、格付けされたUEのリストのトップから始まり、数式20で生成されたチャネル割当測定値の相対値に従ってチャネルを割り当てる。
このプロセスは図5に図式的に示される。
UEのリストが全部で5つのUEを含み、リストのトップにUE30があり、UE2,9,11及び17がそれに続くものとする。また、これらのUEについて数式(20)により生成されるチャネル割当測定値は、それぞれ1.5,4.3,1.2,2.0及び3.2であったとする。
第1ステップでは、まだチャネルを割り当てられてない総てのUE(即ち、この場合は総てのUE)についてのチャネル割当測定値の総和が計算され、それは12.2になる。未割当の最高ランクのUEはUE30である。そのチャネル割当測定値1.5は、全チャネル割当測定値の総和に関して「正規化」され、それは0.12になる。この例では、全部で10個の利用可能なチャネルがあるとする。従って、UE30に対する正規化されたチャネル割当測定値に10が乗算され、それは1.23になる。そして、これは「フロア関数」を用いて端数が切り捨てられ、UE30に1チャネルを割り当てる最終的な結果を与える。これは9チャネルを残し、それらは以後のステップでの割当用に残る。なお、最終的な結果が1より少なかったならば、本実施例では1に設定され、最低限のチャネル割当が1チャネルであるようにする。
第2ステップでは、割当てられるように残っているUE(UE2,9,11,17)のチャネル割当測定値の総和が計算され、それは10.7になる。残っている最高ランクのUE(UE2)のチャネル割当測定値4.3は、新たな総和に対して正規化され、0.40になる。これに残りのチャネル数(即ち、9)が乗算され、3.62チャネルの結果となり、端数が切り捨てられて最終的な割当では3チャネルになる。これは6チャネルを残し、それらが次のステップに残る。第3ステップでもこの手順が再びなされ、UE9に1チャネルが割当てられる結果となり、5チャネルが残る。第4ステップでは、UE11にも1チャネルが割当てられるよう計算され、この段階で4チャネル残る。最後に、第5ステップでは、UE17に4チャネル割り当てられ、プロセスは終了する。
本発明の実施例において他のチャネル割当プロセスも可能であることが理解されるであろう。
本実施例における個々の特定のパフォーマンス測定値に関し、上記の数式(19)を次のように書き直することができる。
Figure 2006518126
ここで、Winは重み付けパラメータを表す。
同様に、数式(20)を次のように書き直すことができる。
Figure 2006518126
ここで、Vinは重み付けパラメータを表す。
次に、本発明の好適実施例に関する様々なシミュレーション結果が示される。これらのシミュレーション結果は、全部で40台のUEが存在するシミュレーションされるトラフィック環境に関連する。これらUEの10台(UE1−UE10)はリアルタイムの映像を受信しようとしていることが仮定され、残りの30台のUE(UE11−UE40)はWWWブラウジングセッションを試みているように仮定される。この状況は図6に概略的に描かれている。図6に示されるように、WWWダウンロードパケットは、インターネットを通じて及びHSDPAシステムを通じて、アプリケーション受信機バッファに配信される。リアルタイム映像は、HSDPAシステムを通じてUEのアプリケーション受信機バッファに直接的に配信される。リアルタイム映像データは、リアルタイムプロトコル(RTP)パケットより成る。目下のシミュレーションでは、ITU H.263を確証する映像トラフィックモデルが使用される。
図7に、目下のシミュレーションで想定されるセルラ環境が概略的に描かれている。図7では、隣接する基地局(ノードB)30の間の間隔は6kmであるように仮定される。セルの各々に1つの基地局がある。各セルは3つのセクタに分けられ、セクタ境界が図7に示されている。図7に示されているように、当初UEはセル内に一様に分散していることが仮定される。
セルラ環境に関連して、ノードBは一定の送信電力を有することも仮定される。これは、電力制御法を利用しないフルに負荷のかかった(fully−loaded)HSDPAシステムにとって現実的な仮定である。隣接セル干渉は、隣接するノードBからの伝送の結果である。隣接セル干渉のレベルは、送信するノードBからの一定の送信電力に基づいて定められる。他の仮定は、経路損失があり、信号品質に影響することである。本発明を利用するスケジューリング装置は、セクタ内の総てのUEに関するデータを処理するためにセクタ毎に設けられることも仮定される。
レイリーフェージングの影響をモデル化するために、ETSI6パスレイリー移動Aチャネルモデルが使用される。各UEの速度は3.6km/hであるとする。以下の表1は、チャネルを構成する6つのパス個々についての相対的な遅延及び平均電力を示す。
Figure 2006518126
シャドーイングは、ログノーマル(log−normal)分布を有するように想定される。想定されるシャドーイングパラメータは、以下の表2に示される。
Figure 2006518126
図8は、第1のシミュレーション例による様々なUEに関して予想されるパケットデータの到来を示す。第1の例では、全トラフィック負荷の総計が、一連の5,000TTI(10秒の期間)にわたって近似的に一定であることが想定される。図8から分かるように、映像のユーザ(UE1−UE10)の各々はほぼ連続的に到来するパケットのストリームを有する。映像ユーザ各々のデータレートは例えば32kbpsである。WWWユーザ(UE11−UE40)に対するパケットの到来は離散的である。しかしながら、データが到来すると、瞬間的なデータレートは、32kbpsの映像データレートより非常に大きくてもよい。即ち、WWWユーザに与えられる全体的な負荷は、映像ユーザのものに比較して大きいことが想定される。言い換えれば、映像ユーザは狭いパイプを有するが、WWWユーザは広いパイプを有する。
各UEで行われるチャネル推定は完璧であり、フィードバック通知に誤りはないことが想定される。また、最小の報告遅延は3TTIであると考えられる。
図9は一連の5,000TTIにわたる40台のUEに関するシミュレートされたC/Iの状況を示す。
本発明の好適実施例では、この第1の例の混合したサービストラフィック状況に使用するランキングウエイトには、次の値が割り当てられる。
W1n=1,W2n=0,W3n=1,W4n=1,W5n=10, n=1...40
チャネル割当ウエイトは以下の値に割り当てられる。
V1n=1,V2n=0,V3n=1,V4n=1,V5n=10, n=1...40
総てのUEについてβn=1が仮定されている。従って、総てのUEはそれらが使用しているサービスによらず同じ優先度を有する。
図10乃至22に関する以下の説明では、上述のウエイトを用いる本発明によるスケジューリング装置のパフォーマンスが、従来のFIFO重み付け最大C/Iスケジューラのパフォーマンスと比較される。最大C/Iスケジューラに関するものは、「FIFO重み付け最大C/Iスケジューラ」である。
図10は、本発明によるスケジューラ(実線)及び最大C/Iスケジューラ(破線)を全スループット(WWW及び映像)対遅延で比較するグラフである。グラフの線は総てのUEのスループットの累積密度関数(CDF)を示す。本発明を使用するスケジューラは、最大C/Iスケジューラよりも10%良好な全スループットで配信を続けていることが図10から分かる。
図11は、本発明を使用するスケジューラ(実線)及び最大C/Iスケジューラ(破線)をWWWスループット対遅延で比較する別のグラフを示す。グラフの線はWWWセッションを行っているUE11乃至40のスループットの平均的な累積密度関数(CDF)を示す。本発明を使用するスケジューラは、最大C/Iスケジューラよりも20%良好な平均的WWWスループットで配信を処理することが分かる。
図12は図11に関連するが本発明を使用するスケジューラ(実線)及び最大C/Iスケジューラ(破線)を平均的な映像スループット対遅延で比較するグラフを示す。グラフの線は、映像サービスを受信するUE1乃至10のスループットの平均CDFを示す。本発明を使用するスケジューラは、最大C/Iスケジューラよりも18%良好な平均的映像スループットで配信を処理することが分かる。
図13に公平性に関するパフォーマンスが比較されている。図13では、様々なUEのスループットの分散に基づいて公平性が測定される。スループットの分散が高いほど、公平性が低い。本発明を使用するスケジューラは、図13に示されるほとんど全期間にわたって最大C/Iスケジューラよりも良好な公平性を与えていることが明白である。
図14,15は本発明を使用するスケジューラでのパケットデータの通信状況(図14)と最大C/Iスケジューラにおけるもの(図15)とを比較する。これら2つの図において、各UEについて3種類の線が示されている。細い実線(最も左側の線)は、送信期間全体(5,000TTI)にわたってノードBに到来する、そのUE宛の総オクテット数を示す。破線(中央の線)は考察されるUEに関して送信及び再送信された総オクテット数を示す。最後に、太い実線(最も右側の線)は、考察されるUEに誤りなしに配信された総オクテット数を示す。
最大C/Iスケジューラは、あるUE(例えば、UE7及びUE20)に何らかのデータを配信することに完全に失敗していることが分かる。一方、本発明を使用するスケジューラは、総てのUEにデータを首尾よく配信し、映像ユーザに対するサービスが非常に改善されていることが分かる。
以下の表3は、量的な形式による第1の例のパフォーマンス比較例を示す。パフォーマンス比較例の測定値は、配信されたビットレート(5,000TTIにわたるスループットを10秒で除算したもの)、平均的な遅延、WWWサービスのQoS及び映像サービスのQoSである。平均的な遅延は、首尾よく配信されたパケットが経験する各自の遅延の平均である。各サービスに関するQoSは、考察されるサービスについて許容可能な遅延閾値の範疇でUE各自に誤り無く配信されたオクテット数と、ノードBに到来した総オクテット数との比率である。
Figure 2006518126
表3にある2列は本発明の実施例に関連する。第1の列は説明済みの例に関連し、総てのユーザに関する優先度が同じである(WWWサービス及び映像サービスについてβn=1)。本発明に関する第2の列は、映像サービスに高い優先度が与えられている場合の分散に関連する(映像サービスに関してβn=1.2であり、WWWサービスに関してβn=1である。)。
優先度が等しい場合に、本発明は最大C/Iスケジューラよりも非常に低い平均遅延でかなり高い配信ビットレートを与える。映像サービスに対するQoSは、最大C/Iスケジューラに関するものと近似的に等しいが、WWWユーザに関するQoSは非常により良い。
映像ユーザがWWWユーザよりも高い優先度を有する変形例については、映像ユーザのQoSはかなり改善されるが、WWWユーザに関するものは幾分劣化している。それでもWWWユーザに関するQoSは最大C/Iスケジューラに関するものより高いままである。この変形例では、配信されるビットレートが最大C/Iスケジューラと実質的に同じであったとしても、平均的な遅延は半減し、非常に顕著な改善になっていることに留意を要する。
ランキングウエイト及びチャネル割当ウエイトは、様々なトラフィック状況を考慮して変えることができる。例えば、上述の例で使用されるウエイトは、第1の例のように比較的一様な入力負荷の場合に良好に動作することが確認されている。しかしながら、第2のシミュレーション例に関連して説明されるように、入力負荷が可変である場合には、様々なウエイトが適用されてもよい。
図16は、10人の映像ビデオユーザ及び30人のWWWユーザに対する別のトラフィック状況を示し、この例では、WWWユーザはスタガード方式でアクティブになり、スケジューラに可変入力負荷をもたらす。図16の状況は、極端な環境でスケジューラのパフォーマンスを検査するように故意に誇張されている。
第2の例で使用されるウエイト値は、次のとおりである。
W1n=1,W2n=10,W3n=1,W4n=1,W5n=10,
V1n=1,V2n=1,V3n=1,W4n=10,V5n=10
第2の例におけるサービス品質(QoS)が、図17乃至19を参照しながら考察される。WWWダウンロードセッションに関し、許容できる遅延閾値は前述と同様に1.5sであるとする。映像サービスに関する閾値も前述と同様に0.1sであるとする。QoSは、許容できる遅延閾値の範疇の遅延で配信されるスループットの割合として定められる。図17は、本発明を使用するスケジューラ(実線)及び最大C/Iスケジューラ(破線)にて一連の5,000TTIの間にWWWブラウンジングのQoSがどのように変化するかを示すグラフである。送信期間全体にわたって、本発明を使用するスケジューラは最大C/Iスケジューラよりも良好なQoSを与えることが分かる。
図18は図17に関連するが映像サービスに対するQoSを示すグラフである。送信期間全体にわたって本発明を使用するスケジューラの優れたパフォーマンスが再び容易に理解できる。
図19は全サービス(映像及びWWW)に対する全体的なQoSを比較する。
図20は、第2の例(可変入力負荷状況)による本発明を使用するスケジューラ(実線)及び最大C/Iスケジューラ(破線)の全体的なスループットを比較するグラフである。全体的なスループットは、全UEに配信される総オクテット数とノードBで受信される総オクテット数との比率である。図21は図20に関連するが、総てのUEに関する平均的なスループットを示し、各UEの個々のスループットが数式11を用いて計算される。図22は様々なUEのスループットの分散を比較するグラフである。図20乃至22は、本発明を使用するスケジューラが、考察中の事実上の総ての送信期間にわたって、最大C/Iスケジューラのものよりも優れたパフォーマンスを有することを再び確認する。
以下の表4は、上記の表3と同様に量的な形式で第2の例に関するパフォーマンス比較例を示す。
Figure 2006518126
HSDPAシステムにおけるWWWブラウジングに関し、スローイング(slowing)機構を設けることも提案されている。このスローイング機構は、先行するセッションが首尾良く完全に段ロードされていない限り、新たなセッションのダウンロードを禁止する。例えば、第1のウェブページが第2のウェブページへのリンクを有する場合に、スローイング機構は、第1ページの総てが良好にダウンロードされるまで、第2ページがダウンロードされることを許可しない。この状況では、以下のように、ランキングウエイト及びチャネル割当ウエイトの別の群が適切であるように見出される。
W1n=1,W2n=10,W3n=1,W4n=1,W5n=1
V1n=1,V2n=1,V3n=1,W4n=10,V5n=1
再びリアルタイム映像及びWWWブラウジングを含む、第3のシミュレーション例による混合サービスに対する一群のウエイトを用いて得られた結果が、以下の表5に示される。
Figure 2006518126
上記の例では、判定部16で使用されるウエイトは、予想されるトラフィック状況に配慮する特別な値に設定される。そのウエイトは、予測されるトラフィック状況が変化する場合にウエイトも変えられるように、スケジューラのオペレータにより調整可能なことが好ましい。
少なくともオペレーティングセッション期間中にウエイトが固定されている場合でさえも、本発明を使用するスケジューラは、変化するトラフィック及びチャネル状態にそれ自身自動的に有効に調整することができる。例えば、あるTTIでは、トラフィック及びチャネル状態は、最大C/Iスケジューラに類似するスケジューラが最良のパフォーマンスを与えるようになり、他のTTIではラウンドロビンスケジューラのような別種のスケジューラが最良のパフォーマンスを与えるかもしれない。各TTIの中で様々な個々の測定値が再計算されるので、それらは、変化するトラフィック及びチャネル状態を反映するように変わる。例えば、総てのUEが同様な遅延、QoS及び公平性の特性を有するものとする。また、様々なUEに送信されるようにノードBのキュー内で現在待機しているデータ量は同じであるとする。固定ウエイトでさえも、ランキング及びチャネル割当に使用される5つの測定値の内の4つは同じである。従って、判定する要因は最大C/Iに関する測定値である。より良好なC/Iを有するどのUEも、送信するより良い機会を有する。従って、スケジューラのプロファイルは最大C/Iスケジューラ側に自動的に移行する。同様に、総ての測定値が公平性を除いて同じであったならば、そのプロファイルはラウンドロビンスケジューリングに移行する。従って、判定部内で個々の測定値に適用されるウエイトが固定されていたとしても、スケジューラは異なる種類のスケジューラの間を自動的に「移行し(surf)」、適切ならば最大C/Iスケジューラの傾向を強め、適切ならばラウンドロビンスケジューラの傾向を強める、等々。
図23に示される本発明の別の実施例では、装置自身が装置の動作中に一群のウエイトの一方又は双方を動的に変更する。本実施例におけるパケットスケジューリング装置50は、図3,4に関連して以前に説明したものと同様である。しかしながら、装置50はウエイト調整部52を更に有し、ウエイト調整部は1以上のウエイト群を調整するために結合測定値生成部14に動作可能に接続される。また、ウエイト調整部52は、スケジューリングパフォーマンスに関する個々の第1乃至第K測定値の1以上を受信するために、測定値生成部121乃至12Kの1以上(図23では手段122のみ)に動作可能に接続されている。本実施例におけるウエイト調整部52は、測定値生成部121乃至12Kに供給される各UEに関するデータの全部又は一部を受信するようにも接続されている。
ウエイト調整部52は、受信した測定値及び受信したUEデータを監視し、TTI毎にTTIでのウエイトを変更する。例えば、ウエイト調整部52は、ある期間(例えば数TTIの間)にて全体的なスループットプロファイルは良好でないが公平性及び遅延プロファイルは良好であることを見出した場合に、そのスケジューラが最大C/Iスケジューラと同様なスケジューリング法を使用するように変換され、他のパフォーマンス属性に反して全体的なシステムスループットを向上させるようにウエイトを設定できる。ウエイトは連続的に変更可能にしてもよいし、監視結果に従って限定された一群の利用可能な候補ウエイト一式から選択可能にしてもよい。
図24は本発明の別の実施例を示し、装置の動作中にウエイトが動的に変更される。
装置60は、第1測定値生成部12(図23の一群の測定値生成部121乃至12Kに対応する)を有し、スケジューリング装置のパフォーマンスに関連するデータを受信する。データは例えばキャリア対干渉比(C/I)の報告内容やソースキューの充填度に関する情報等を含んでもよく、送信機におけるそのソースキュー内に、様々な受信機宛のデータは送信に先立ってバッファリングされる。
受信したデータに基づいて、第1測定値生成部12は、スケジューリングパフォーマンスに関する一群の第1測定値(図23の第1乃至第K測定値に対応する)を生成する。第1測定値は、スケジューリングパフォーマンスの少なくとも2つの異なる性質に関連する。例えば、ある第1測定値はスループットに関連するかもしれないが、別の第1測定値は遅延に関連するかもしれない。そのような一群の第1測定値は、受信機(UE)毎に生成される。
装置60は判定部26を更に有し、判定部は、第1測定値生成部12で生成された一群の第1測定値を受信する。判定部66はウエイト調整部62から一群のウエイトも受信する。第1測定値の各々について、個々に対応するウエイトがある。(本実施例では図23の結合測定値生成部14の機能を含む)判定部66は、各自の対応するウエイトに従って第1測定値を合成することで、第1測定値に関する重み付け結合を生成する。
判定部66は、受信機毎に第1測定値の重み付け結合を生成し、様々な受信機に対する各自の重み付け結合を比較し、考察されるスケジューリングの時点でパケットが伝送される受信機を決定する。
装置66は上述のウエイト調整部62、第2測定値生成部64及びウエイト分類部68を更に有する。第2測定値生成部64は、スケジューリング装置のパフォーマンスに関連するデータ(第1測定値生成部12に供給されるデータ)の全部又は一部を受信する。図24には示されていないが、第2測定値生成部64は、第1測定値生成部12で生成された1以上の第1測定値を受信してもよい。第2測定値生成部64は、スケジューリングパフォーマンスに関する少なくとも1つの第2測定値を生成する。その又は各々の第2測定値は、集合的に総ての受信機を考慮する全体的なスケジューリングパフォーマンスのある性質に関連する。例えば、第2測定値は、全体的なQoS、全体的なスループット、様々な受信機に関する平均的なスループット及び公平性に関連してもよい。
その又は各々の第2測定値に関し、ウエイト分類部68は、判定部66に供給される以前に言及したウエイトを、関連するウエイトが第2測定値について有するように予測される起こりそうな(確からしい)影響に従って、少なくとも2つの異なるウエイトのクラスに分類する。例えば、友好的な(friendly)、敵対的な(hostile)及び中立的な(neutral)クラスにウエイトが分類されてもよい。友好的な(助力的な)クラスは、それがもしあれば、第2測定値についての起こりそうな影響が正であることが期待されるウエイト各々より成るかもしれない。敵対的な(非助力的な)クラスは、それがもしあれば、第2測定値についての起こりそうな影響が負であることが期待されるウエイト各々より成るかもしれない。中立的なクラスは、それがもしあれば、第2測定値についての影響が不定であるウエイト各々より成るかもしれない(明確に正又は明確に負であるようには予測されない)。
ウエイト調整部62は、第2測定値生成部64からその又は各々の第2測定値を受信し、ウエイト分類部68からウエイトの分類に関する情報も受信する。ウエイト調整部62は、その又は各々の第2測定値に関するウエイトの分類と共に、その又は各々の第2測定値を利用して、そのウエイトを適合させる。例えば、第2測定値について友好的なクラスのウエイト各々は、第2測定値が減少している又は変化しない場合に増えるかもしれない。第2測定値について敵対的なクラスのウエイト各々は、第2測定値が減少している又は変化していない場合に減少するかもしれない。第2測定値について中立的なクラスのウエイト各々は、第2測定値の変化によらず不変に維持されるかもしれない。
装置60は送信部18に動作可能に接続され、判定部66がスケジューリング判定を行うスケジューリングする時点が生じると、選択された受信機にパケットが送信されることを引き起こす。
図24の詳細な実施例に関する情報は、本願に関連する英国特許出願第0308931.5号に与えられている。本願と同日付のPCT出願(代理人参照番号P84880PC00)はGB0308931.5に対応する。GB0308931.5及びPCT出願の全内容は本願の参考に組み入れられる。GB0308931.5及びPCT出願の複製は、原出願と共に提出されている。
本発明の実施例で生成可能なスケジューリングパフォーマンスの個々の測定値は、上述されたものに決して限定されないことが理解されるであろう。例えば、全体的な価格、コスト、無線移動通信ネットワークのノードBのオペレータの利益又は収益のような純粋に商業的又は経済的な属性を考慮する1以上の測定値を用意することができる。このように、スケジューラは、トラフィック及びチャネル状態に加えて、商業的な状況も考慮することができる。
特に公平性に関する測定値、例えば様々なUEに対するスループットの分散の測定値を有することも可能である。
遺伝的アルゴリズムに基づくスケジューリング装置を上回る本発明を使用するパケットスケジューリング装置の重要な利点は、減少した演算の複雑さである。例えば、基本的な最大C/Iスケジューラに比較して、遺伝的アルゴリズムを使用するスケジューラは、少なくとも20乃至100倍大きな演算の複雑性を有するかもしれない。高度に複雑な演算リソースのコストは下がるので遺伝的アルゴリズムを用いるスケジューラは長期的には確実に存在可能であるが、短期乃至中期的には、最大C/I及びラウンドロビン技術に基づく従来のスケジューラよりもかなり多くの複雑な演算を要しないスケジューラを用意することが望ましい。
以下、本発明を使用するスケジューリング装置の演算の複雑さを検討する。装置は、N台のUE、M個のセクタ、スケジューリングパフォーマンスのK個の個々の異なる測定値及びC個のキャリアを取り扱うことが仮定される。各TTIにおいて、本発明を使用するスケジューリング装置は、7N回の減算と、(2K+4)N回の加算と、(4K+7)N+1回の乗算と、8N+1回の除算と、最大値をN回見つける演算と、最小値を4N回見つける演算とを行うことを要する。また、本発明を使用するスケジューラは、2つの並べ換え処理を実行しなければならないように仮定される。各並べ換え処理は所謂「クイックソートプロセス」であることが仮定され、これは例えば“Numerical Recipes in C”,W.H.Press et al.,Cambridge University Press、1992 に記述されている。クイックソートプロセスの各々についてTTI毎に必要な演算数は2N2である。
上記演算の各々は、その演算を実行するプロセッサにとって、2つの乗算−累積サイクルと等価であることが仮定される。総てのUEが各TTIで空きのないソースキューを有し、各値が±XXXXX.XXXXのフォーマットを有するような最悪の混雑が生じていることも仮定される。毎秒百万回の乗算累積サイクル数MMACS(毎秒500TTIあるとする)は、
P=2(4N2+6KN+32N+2)・M・C・500/106
である。
図25は、Nが変化する場合にMMACS数がどのように変化するかを示すグラフであり、M=6セクション、K=5次元及びC=4キャリア/セクタであるとする。N=100の場合に、MMACS数は1109である。6000MMACSを配信する3G無線基地局に使用するよう意図されたモトローラMCS8102のような典型的なディジタル信号プロセッサに対して、これは、全処理電力の約20%を表す。処理電力条件とは別に、メモリ条件も考察される必要がある。クイックソートプロセスに必要なメモリ総量は2log2Nである。N台のUE、Mセクタ、K個の測定値及びC個のキャリア用に必要なメモリ量は、
S=4log2N+22N+4
である。
上述したように、本発明を使用するパケットスケジューリング方法及び装置は、従来のスケジューリング法を上回る多次元QoSスケジューリング法を提供することができる。この優越性は、提供される様々なサービスに従ってUEを分類する必要性なしに達成され、様々なサービスについて様々なスケジューラのバンクを必要とする従来提案されていたスケジューリング法の問題点を回避する。動的なサービス分類を実行することで、本発明を使用するパケットスケジューリング方法及び装置は、QoS供給の総ての属性を改善することで高度なロバスト性を達成できる。様々なシステムパラメータを制御する高度な調整能力及び高度な柔軟性を達成することもできる。
本発明を利用するパケットスケジューリング法を使用し、スケジューリングを実行するために遺伝的アルゴリズムの初期個体総数の全部又は一部を設定することができ、その遺伝的アルゴリズムは係属中の例えば英国特許出願公開GB−A−2390775号に記述されており、その全内容は本願の参考に組み入れられる。
以上本発明の実施例が非同期パケットモードを有するワイドバンドCDMAネットワークに関連して説明されてきたが、スケジューリングの問題が起こる他のいかなるネットワークにも本発明が適用可能であることは理解されるであろう。これらのネットワークは、IS95ネットワークのような他のCDMAネットワークでもよいし、それから改変されてもよい。これらのネットワークは、CDMAを利用しない他の移動通信ネットワークでもよいし、それから改変されたものでもよく、例えば以下の多元接続技術の1以上を用いるネットワークでもよい:時分割多元接続(TDMA)、波長分割多元接続(WDMA)、波長分割多元接続(FDMA)及び空間分割多元接続(SDMA)。
本発明の実施例は個別的な「ユニット」を有するように説明されてきたが、当業者は、本発明の実施例による基地局(ノードB)及び/又はユーザ装置の機能の全部又は一部を実現するために、実際には、マイクロプロセッサ又はディジタル信号プロセッサ(DSP)が使用されてもよいことを理解するであろう。
ダウンリンク伝送にHSDPAを使用する無線通信システムの一部を示す図である。 図1のシステムにおけるHSDPA法での動作例を示す図である。 本発明を利用するパケットスケジューリング装置のブロック図を示す。 本発明の好適実施例の動作を示すフローチャートである。 図4の実施例で行われるチャネル割当例を示す図である。 HSDPAシステムにおける混合したサービストラフィック状況を説明するのに使用する概念図である。 HSDPAシステムにおけるセルラ環境を説明するのに使用する概略図である。 HSDPAシステムにおけるパケット伝送動作に関する第1のシミュレーション例を示す図である。 HSDPAシステムの様々なUEに関する一連の送信時間間隔にわたるダウンリンクのキャリア対干渉比の変動例を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラに対する第1のシミュレーション例による、全体的なデータのスループット対遅延特性の累積密度関数を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラに対する第1のシミュレーション例による、WWWブラウンジングデータの平均的なスループット対遅延特性の累積密度関数を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラに対する第1のシミュレーション例による、映像データの平均的スループット及び遅延特性の累積密度関数を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラに対する第1のシミュレーション例による、様々なUEに対する時間に関するデータのスループットの変動を示すグラフである。 本発明の実施例に関する第1のシミュレーション例による個々のUEに関するパケット伝送動作を示すヒストグラムである。 図14と同様であるが従来のスケジューラに関するヒストグラムを示す。 第2のシミュレーション例によるHSDPAシステムにおけるパケット伝送の様子を示す図である。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例よるWWWブラウジングの時間に関するサービスレベルの品質を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例よる映像データの時間に関するサービスレベルの品質を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例よるWWWブラウジングの時間に関するサービスレベルの全体的な品質を示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例による時間に関する全スループットを示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例よる各送信時間間隔における平均スループットを示すグラフである。 本発明の実施例及び従来のスケジューラの第2のシミュレーション例よる様々なUEに関するデータのスループットの時間変化を示すグラフである。 本発明の別の実施例によるパケットスケジューリング装置のブロック図を示す。 本発明の更に別の実施レによるパケットスケジューリング装置のブロック図を示す。 多数のUEに関する本発明の実施例による演算の複雑性の変化を示すグラフである。

Claims (24)

  1. 少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機へ送信するデータパケットをスケジューリングするパケットスケジューリング方法であって:
    スケジューリングパフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性にウエイトを割り当て;
    割り当てられたウエイトに従って、前記少なくとも2つの異なる属性のスケジューリングパフォーマンスの結合測定値を各自の受信機について生成し;及び
    異なる受信機についての各自の結合測定値を使用して、パケットが伝送されるべき受信機を決定する;
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記ウエイトが前記送信機のオペレータによって調整可能であることを特徴とする方法。
  3. 請求項1記載の方法であって、前記ウエイトが前記スケジューリングパフォーマンスに基づいて自動的に調整されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法であって:
    少なくとも2つの異なる個別の測定値を生成し、測定値の各々は前記異なる属性の1以上におけるスケジューリングパフォーマンスの測定値であり;及び
    割り当てられたウエイトに従って前記個別の測定値を結合し、前記測定値を生成する;
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項4記載の方法であって、少なくとも1つの個別の測定値は、別の個別の測定値に影響を及ぼす少なくとも1つの属性とは独立であることを特徴とする方法。
  6. 請求項4又は5に記載の方法であって、少なくとも1つの個別の測定値が、前記受信機に個々に割り当てられた優先度による影響を受けることを特徴とする方法。
  7. 請求項4又は5に記載の方法であって、少なくとも1つの個別の測定値が、前記受信機に提供されるサービス種別に割り当てられる優先度による影響を受けることを特徴とする方法。
  8. 請求項4乃至7の何れか1項に記載の方法であって、少なくとも1つの個別の測定値が、該測定値及び別の個別の測定値の間の不整合性を減らすように調整されることを特徴とする方法。
  9. 請求項4乃至8の何れか1項に記載の方法であって、1以上の個別の測定値が正規化されることを特徴とする方法。
  10. 請求項4乃至9の何れか1項に記載の方法であって、関連する受信機の個別の測定値の積を演算することで前記結合測定値が生成されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の方法であって:
    個々の受信機各々について第1及び第2の結合測定値をそれぞれ生成し;
    各自の第1の結合測定値に基づいて受信機を格付けし、格付けされた順序で受信機のリストを作成し;及び
    前記リスト中で最高に格付けされた受信機から始めて、各自の第2の結合測定値に基づいて前記リスト中の受信機にチャネルを割り当てる;
    ことを特徴とする方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、少なくとも1つの属性に、前記第1及び第2の結合測定値をそれぞれ生成するために異なるウエイトがそれぞれ割り当てられることを特徴とする方法。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、許容可能な遅延閾値以内で前記受信機にデータを配信することの成否であることを特徴とする方法。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、前記送信機及び前記受信機管のチャネルの品質であることを特徴とする方法。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、どの程度多くのデータが前記受信機に首尾よく配信可能であるように推定されるかを示すことを特徴とする方法。
  16. 請求項1乃至15の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、どの程度多くのデータが前記受信機への送信を前記送信機で待機しているかを示すことを特徴とする方法。
  17. 請求項1乃至16の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、前記受信機にデータを配信する際の遅延であることを特徴とする方法。
  18. 請求項1乃至17の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、異なる受信機間での公平性を示すことを特徴とする方法。
  19. 請求項1乃至18の何れか1項に記載の方法であって、前記異なる属性の1つが、商業的な属性であることを特徴とする方法。
  20. 請求項1乃至19の何れか1項に記載の方法であって、一連のスケジューリングが連続的に実行され、各々のスケジューリングの時点の間に、新たな結合測定値が前記受信機について生成され、パケットが伝送されるべき受信機に関する新たな判断がなされることを特徴とする方法。
  21. 請求項1乃至20の何れか1項に記載の方法であって、前記の伝送が無線伝送であることを特徴とする方法。
  22. 請求項1乃至21の何れか1項に記載の方法であって、前記送信機が無線通信システムの基地局の一部であり、前記受信機の各々が該システムのユーザ装置の一部であることを特徴とする方法。
  23. 少なくとも1つのチャネルを通じて送信機から複数の受信機へ送信するデータパケットをスケジューリングするパケットスケジューリング装置であって:
    当該パケットスケジューリング装置のパフォーマンスの少なくとも2つの異なる属性にウエイトを割り当てる手段;
    割り当てられたウエイトに従って、前記少なくとも2つの異なる属性における当該装置のパフォーマンスの結合測定値を各自の受信機について生成する手段;及び
    異なる受信機についての各自の結合測定値を使用して、パケットが伝送されるべき受信機を決定する手段;
    を有することを特徴とする装置。
  24. 請求項23記載のパケットスケジューリング装置;及び
    前記パケットスケジューリング装置に動作可能に接続され、前記パケットスケジューリング装置によって決定された受信機にパケットが送信されるようにする送信手段;
    を有することを特徴とする送信装置。
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