JP2006518120A - 経路重みに依存しないrake受信機における信号成分のサンプリング時間の補正 - Google Patents
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Abstract
Description
S=z−−z+
タイミングエラー検出器5が、非コヒーレントな受信に基づいているとすれば、各RAKEフィンガーの経路重みが大きければ大きいほど、相関信号z−、z+は、よりいっそう大きい。このことは、2つの相関信号の差Sにも該当する。このことから、さらに、チャネル推定を、チャネル推定器4によって行え、決定された経路重みを、次に、エラー信号Sの計算のために考慮することができる。この場合、チャネル推定器4を使用する必要があるが、かなりの経費がかかる。
S=f(az−,az+)=f(z−,z+)および、
z+=z−に対してはS=c(cは任意の実数)、
z+>z−に対してはS>c、z+<z−に対してはS<c
と表せる。
S=(z−−z+)/(z−+z+)
である。サンプリングタイミングエラーが同じであり、経路重みが異なっている場合は、計数器の相関信号の差は異なる大きさである。しかしながら、分母には、同じく経路重みaにスケーリングする量、つまり、相関信号の和が含まれているので、エラー信号Sは、経路重みaに対して不変になる。インコヒーレントな受信では、z−およびz+は、相関信号の二乗である。
S=atan(z+/z−)、または、S=atan(z−/z+)
によって計算される。
S=(z−−z+)/(z−+z+)
となる。
S=atan(z+/z−)または
S=atan(z−/z+)
によって得られる。図4aおよび図4bに、それぞれ2つの関数を示す。図4aに、送受フィルターを無視したエラー関数を示し、図4bに、送受フィルターを考慮したエラー関数を示す。2つの関数は、大きなまたは非常に小さな比率z+/z−に対して平らになることが分かる。
Claims (23)
- エアーインターフェースの時変経路を介して伝送されるデジタルデータ信号を、複数のRAKEフィンガーを有するRAKE受信機部分を含む移動式無線受信機において処理する方法であって、
RAKEフィンガーに割り当てられるエアーインターフェースの経路を繰り返し見出し、見出された各経路に関して、経路遅延時間と経路重み(a)とを推定し、
各RAKEフィンガーにおいて、受信され、サンプリングされた信号列のサンプリングタイミングエラーを検出し、エラー信号(S)を生成し、エラー信号(S)に応じて、信号列のサンプリングクロックまたはサンプリング時間を変更し、
このときエラー信号(S)が、基本的にRAKEフィンガーの経路重み(a)に依存していない方法。 - 各RAKEフィンガーにおいて、より早い時点およびより遅い時点で、受信された信号列と、局所的に生成された対応する信号列との相関をとり、相関信号(z−,z+)から、基本的に経路重みに依存しないエラー信号(S)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 上記サンプリングクロックの変更を、エラー信号(S)を使用する信号列のデータ値の補間によって行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 上記エラー信号(S)を、S=(z−−z+)/(z−+z+)によって形成することを特徴とする、請求項1〜3の1項に記載の方法。
- 上記エラー信号を、
S=atan(z+/z−)または
S=atan(z−/z+)
によって形成することを特徴とする、請求項1〜3の1項に記載の方法。 - ベースバンドに混合されたデータ信号をオーバーサンプリングし、
オーバーサンプリングされたデータ信号をRAKE受信機部分へ伝送することを特徴とする、請求項1〜5の1項に記載の方法。 - 開制御ループにおいて、一回きりの工程によりエラー信号(S)を形成し、エラー信号(S)を基礎として信号列のサンプリングクロックを変更することを特徴とする、請求項1〜6の1項に記載の方法。
- 閉制御ループにおいて、エラー信号(S)を、複数の反復工程により、0になるように、または、所定の閾値を下回るように制御する、請求項1〜6の1項に記載の方法。
- 上記エラー信号(S)の決定された値から、RAKEフィンガーの経路遅延時間が正しくないと決定し、経路遅延時間をどれだけの量、どの方向に補正するかを示す信号を生成することを特徴とする、請求項1〜8の1項に記載の方法。
- UMTS標準で使用し、
上記信号によって、量Tc/2(Tcチップ時間)だけ経路遅延時間の補正を行なうべきことを示すことを特徴とする、請求項9に記載の方法。 - 各RAKEフィンガーにおいて実施される工程を、1つの同じハードウエアユニットを用いて実施し、
ハードウエアユニットを、RAKEフィンガーの数に対応する数の単位時間の時間間隔において多重モードで使用することを特徴とする、請求項1〜10の1項に記載の方法。 - エアーインターフェースの時変経路を介して伝送されるデジタルデータ信号を、複数のRAKEフィンガーを有するRAKE受信機部分を用いて処理し、RAKE受信機部分は、RAKEフィンガーに割り当てられるエアーインターフェースの経路を繰り返し見出し、見出された経路に関して経路遅延時間と経路重み(a)とを推定するように設計されている装置であって、
各RAKEフィンガーに、検出手段(5)とサンプリング時間補正手段(6)とが備えられており、
検出手段(5)は、サンプリングタイミングエラーを検出し、基本的に経路重みに依存していないエラー信号(S)を形成し、エラー信号(S)を、サンプリング時間補正手段(6)へ伝送し、サンプリング時間補正手段(6)は、上記エラー信号(S)に応じて、データ信号のサンプリングクロックまたはサンプリング時間を変更する装置。 - 上記検出手段(5)は、早/遅相関器を備え、
上記早/遅相関器は、早い時点および遅い時点で、受信した信号列と、局所的に生成されて対応する信号列との相関をとるための2つの早/遅相関器(52,53)を備え、
上記検出手段(5)は、エラー信号(S)を計算するためのエラー計算ユニット(58)を備えていることを特徴とする、請求項12に記載の装置。 - 上記サンプリング時間補正手段は、補間器(6)を備えていることを特徴とする、請求項12または13に記載の装置。
- 上記エラー計算ユニット(58)は、エラー信号(S)を、
S=(z−−z+)/(z−+z+)によって計算するように設計されていることを特徴とする、請求項14に記載の装置。 - 上記エラー計算ユニット(58)は、エラー信号(S)を、
S=atan(z+/z−)または
S=atan(z−/z+)
によって計算するように設計されていることを特徴とする、請求項14に記載の装置。 - 上記検出手段(5)および上記サンプリング時間補正手段(6)は、開制御ループの一部であり、上記開制御ループでは、一回きりの工程において、エラー検出器(5)によってサンプリングタイミングエラー時間が検出され、補間器(6)へ伝送され、補間器(6)を介して、サンプリングクロックが変更される、請求項12〜16の1項に記載の装置。
- 上記検出手段(5)および上記サンプリング時間補正手段(6)は、閉制御ループの一部であり、
閉制御ループでは、エラー信号(S)が、複数の反復工程で、0になるように、または、所定の閾値を下回るように制御されることを特徴とする、請求項12〜16の1項に記載の装置。 - サンプリングユニット(2)を備え、サンプリングユニット(2)を用いて、ベースバンド信号に混合された受信信号をオーバーサンプリングすることを特徴とする、請求項12〜18の1項に記載の装置。
- 上記エラー計算ユニット(58)は、エラー信号(S)が所定の最大値または最小値に達している場合は経路遅延時間の変更を開始するための信号を出力するように設計されていることを特徴とする、請求項13〜19の1項に記載の装置。
- UMTS標準で作動し、
エラー計算ユニット(58)から出力された信号は、±Tc/2(Tcチップ時間)だけ経路遅延時間を変更することを特徴とする、請求項20に記載の装置。 - RAKEフィンガーに含まれるハードウエアユニットは、それぞれ、ハードウエア内に簡単に構成されたものであり、
ハードウエアユニットは、RAKEフィンガーの数に対応する数の時間間隔において動作可能であることを特徴とする請求項12〜21の1項に記載の装置。 - 請求項12〜22の1項に記載の装置を含む移動式無線受信機。
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