JP2006516019A - モリンダ・シトリフォリアの抗真菌効果 - Google Patents

モリンダ・シトリフォリアの抗真菌効果 Download PDF

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Abstract

本発明は,加工したモリンダ・シトリフォリア製品ならびにこれらの加工製品およびモリンダ・シトリフォリアL.植物からの抽出物の種々の画分の抗真菌および抗細菌活性,および平均阻害濃度を決定するための関連する方法に関する。特に,本発明は,モリンダ・シトリフォリアL.からのエタノール,メタノールおよび酢酸エチル抽出物および一般的な真菌および細菌に対するこれらの阻害活性,および平均阻害濃度の確認に関する。

Description

本発明は,モリンダ・シトリフォリアL.から抽出され処方された天然物医薬組成物の抗真菌活性に関する。特に,本発明は,選択されたモリンダ・シトリフォリアピューレおよび果汁の平均阻害濃度(MIC),および1またはそれ以上のモリンダ・シトリフォリア製品を含む,哺乳動物において真菌の活性を治療するための組成物または処方に関する。
数万種類の抗微生物化合物が存在するが,微生物が最も最近の強力な抗微生物化合物または治療に対してさえも耐性を発達させる能力は驚くほど速い。新規抗微生物剤に対するこの増加し続ける要求に遅れないようにするためには,新規化合物を発見することが避けられない。これらのいくつかは,珍しい起源に由来するものであるかもしれない。抗微生物剤の開発の歴史を概観すると,大量のスクリーニングを含む"トップダウン"方法を用いて新規な群の化合物を単離することは実際にはほとんど例がないことがわかる。今日利用可能なほとんどの抗生物質は,実際には"ボトムアップ"方法,すなわち,単一の構造を同定し単離した後,成分要素から合成する方法を用いて創成されたものである。
この最も有名な例はおそらくペニシリンであろう。一般的に信じられていることとは異なり,カビPenicilliumの抗微生物特性は1850年代から知られていた。1928年に,Alexander Flemingは,カビがブドウ状球菌の成長を阻害する化学物質を産生していることを見出した。ペニシリンは,ペニシリン発酵の間に製造される製品の測定可能な成分であったにもかかわらず,構造が実際に同定されるまでには1945年までかかった。化学的に修飾することが可能な形でペニシリンを得るまでにはさらに約10年かかった。しかし,この工程がいったん達成されると,数百種類の有用なペニシリン群の抗生物質への道がつけられた。これには,メチシリン,オキサシリン,アンピシフリン,ピペラシリン,および他の多くのものがある。
今日でもなお,感染した個人の健康に有害な別の型または株の細菌および真菌が存在する。したがって,新規な発見および治療の解決法,およびこのような体内侵入者と戦うための方法が求められている。
本発明は,モリンダ・シトリフォリアL.からの抽出物の抗真菌および抗細菌活性,ならびに平均阻害濃度を判定するための関連する方法に関する。特に,本発明は,モリンダ・シトリフォリアL.からのエタノール,メタノールおよび酢酸エチル抽出物,および一般的な真菌および細菌に対するそれらの阻害活性,および平均阻害濃度の識別に関する。
本発明の手段は,モリンダ・シトリフォリアL.として知られる植物の果汁,ピューレ,および他の抽出物または一部分の利用に関する。
本明細書に具体的にかつ広く記載される本発明にしたがえば,本発明は,1またはそれ以上の加工したモリンダ・シトリフォリア製品から抽出したかまたはその中に存在する活性な化合物および/または成分を用いて,存在する有害な真菌および微生物の活性および成長を阻害,防止,および破壊するための種々の方法を特徴とする,モリンダ・シトリフォリア製品は,好ましくは,哺乳動物の体内に内在化させるよう設計された天然物医薬処方に含まれる。
1つの例示的態様においては,本発明の方法は,哺乳動物に約0.01−100重量%の量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品を含む組成物を導入する工程を含み,ここで,モリンダ・シトリフォリア製品は,抗真菌および抗細菌または抗微生物活性を実現する種々の成分を含む。これらの成分は,いくつかのモリンダ・シトリフォリア製品から分画し,濃縮して,真菌または細菌感染の治療用の天然物医薬または他の処方とすることができる。
天然物医薬組成物を導入する工程は,種々の方法,例えば,限定されないが,天然物医薬の経口投与(例えば飲用),天然物医薬の経皮的導入(例えば皮膚パッチ)天然物医薬の全身的導入(例えば,静脈内ポンプを介して),または天然物医薬の指定されたまたは特定の部位への注射を用いて行うことができる。
加工したモリンダ・シトリフォリア製品は,種々のタイプを含むことができ,例えば,限定されないが,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁,加工したモリンダ・シトリフォリアピューレ果汁,加工したモリンダ・シトリフォリア食物繊維,加工したモリンダ・シトリフォリア油,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物,加工したモリンダ・シトリフォリアピューレ果汁濃縮物,および加工したモリンダ・シトリフォリア油抽出物が含まれる。
本発明はまた,真菌および微生物の活性および成長を阻害し治療するための天然物医薬処方を特徴とし,ここで,天然物医薬処方は少なくとも1つまたはそれ以上の加工したモリンダ・シトリフォリア製品を含む。加工したモリンダ・シトリフォリア製品には,抗真菌および抗微生物活性を特異的に示すモリンダ・シトリフォリアの画分または抽出物が含まれる。天然物医薬処方はまた,他の天然成分,例えば,他の果汁,水等を含むことができる。
本明細書に一般的に記載される本発明の組成物および処方は,広範な種々の変形物として設計することができ,それらを含むことができることが容易に理解されるであろう。すなわち,本発明の処方および方法の態様の以下のより詳細な説明は,特許請求の範囲に記載される発明の範囲を限定することを意図するものではなく,本発明の現在好ましい態様の代表例にすぎない。
本発明は,一般的な真菌および細菌に対するモリンダ・シトリフォリアL.の抽出物の活性および平均阻害濃度を決定する方法に関する。特に,本発明は,モリンダ・シトリフォリアL.からのエタノール,メタノールおよび酢酸エチル抽出物および種々の画分,および天然物医薬処方中に存在するものとして決定された平均阻害濃度および平均致死濃度に関してこれらの抗真菌および抗細菌効果に関し,この濃度は,種々の実験的研究に基づく。
モリンダ・シトリフォリアおよび加工されたモリンダ・シトリフォリア製品を製造するために用いられる方法の一般的説明
科学的にはモリンダ・シトリフォリアL.(Morinda citrifolia)として知られるインディアンマルベリーもしくはノニ植物は,低木,すなわち小または中サイズの高さ3−10メートルの木である。これは世界中の熱帯の海岸領域で成長する。この植物は,西南アジアに自生し,初期にインドから東ポリネシアの広い領域に広がった。これは,天然に無作為的に成長し,農園および小規模の個々の成長小区画で栽培されてきた。モリンダ・シトリフォリアは幾分丸い枝,および常緑の,対生の(または擬似互生の),暗色の,光沢のある,波状の,葉脈の突起した葉を有する。この葉は両末端がとがったやや楕円形であり,長さ10−30cm,幅5−15cmである。
モリンダ・シトリフォリアの花は,多肉質の,球状の,頭状のクラスターに含まれ,小さく,白色であり,3−5個の切れ込みがあり,筒状であり,香りがよく,長さ約1.25cmである。花から,卵形,楕円形または丸型に融合した多くの小さい核果から構成される複果となる。これは,こぶがあり,長さ5−10cm,厚み5−7cmであり,蝋質の,白色または緑がかった白色または淡黄色の半透明の肌を有する。果実はその表面にジャガイモと似た"眼"を有する。果実は果汁が多く,苦く,くすんだ黄色または黄色がかった白色であり,赤茶色の,硬い,横長な三角形の,翼状部のある,それぞれ4つの種子を含む2細胞核を多量に含む。これは熟すると乳白色となり食用可能となるが,不快な味および臭いをもつ。完全に熟したとき,果実は腐ったチーズに似た明白なにおいを有する。
この果実はいくつかの国で食物として食用とされてきたが,インディアンマルベリー植物の最も一般的な用途は,赤または黄色の染料の原料としてのものであった。しかし,モリンダ・シトリフォリアは,ヒトでの炎症の緩和,不安の沈静化,体重管理のサポート,及び血液循環の健康の促進を助長する健康増進化合物および/または酵素を含有していることが知見された。さらには,モリンダ・シトリフォリアは,強壮性のハーブ,刺激またはリラクゼーションに関する身体の要求に応答することによって,バランスのとれた身体のシステムをサポートする適合性のハーブであると考えられている。
モリンダ・シトリフォリア果実は,すべての実用的な目的のためには,食用に適していないため,ヒトの消費の嗜好に合うようにし,体内で真菌の活性を治療するために用いられる天然物医薬中に含ませるためには,果実を加工しなければならない。加工したモリンダ・シトリフォリア果汁は,熟したモリンダ・シトリフォリア果実の果汁および果肉から種子および皮を分離し,果汁から果肉を濾過し,果汁を包装することにより製造することができる。あるいは,果汁を包装する代わりに,果汁をただちに別の食物製品中に成分として含ませ,凍結するか殺菌してもよい。ある態様においては,果汁および果肉はピューレ化して他の成分と混合すべき均一なブレンドとすることができる。他の方法には,果実および果汁を凍結乾燥することが含まれる。果実および果汁は,最終果汁製品の製造の間に再構築することができる。さらに別の方法は,粉砕する前に果実および果汁を風乾することを含む。
本発明は,モリンダ・シトリフォリア植物から抽出され,さらに天然物医薬処方に加工された果汁および/またはピューレ果汁の使用を企図する。果汁またはピューレ果汁濃縮物もまた企図される。1つの例示的態様,すなわち,モリンダ・シトリフォリア果汁の製造のプロセスにおいては,果実は,手でつみ取るか機械的装置によりつみ取る。果実は,少なくとも直径1インチ(2−3cm)かつ12インチ(24−36cm)以下のときに収穫することができる。果実は,好ましくは暗緑色から黄緑色,さらに白色までの色を有し,その間に色のグラデーションを有する。果実は,収穫後果汁の加工前によく洗浄する。
果実は,0−14日間熟させるか熟成させるが,ほとんどの果実は2−3日間保管する。果実は,地面と接触させないように,装置中に入れて熟させるか熟成させる。好ましくは,熟成の間,布または網資材で覆うが,覆わずに熟成させてもよい。さらに加工することが可能になったとき,果実は色が明るくなり,淡緑色,淡黄色,白色または半透明である。果実を損傷または過度の緑色および堅さについて検査する。損傷したまたは堅い緑色の果実を,許容しうる果実から分離する。
熟したまたは熟成した果実は,好ましくは,さらなる加工および輸送のためにプラスチックの裏付き容器に入れる。熟成した果実の容器は,0−30日間保管することができる。ほとんどの果実容器は,加工の前に7−14日間保管する。容器は,任意に,さらに加工する前に冷蔵条件下に保存することができる。果実を保存容器から取り出し,手動または機械的分離器で加工する。種子および皮を果汁および果肉から分離する。
果汁および果肉は,保存および輸送のために容器中に包装することができる。あるいは,果汁および果肉は,ただちに加工して最終果汁製品としてもよい。容器は,冷蔵庫に,冷凍して,または室温条件で保存することができる。
モリンダ・シトリフォリア果汁および果肉は,好ましくは均一に混和し,次に他の成分,例えば,香味料,甘味料,栄養成分,植物性薬品,および色素と混合する。完成した果汁製品は,好ましくは最低181°F(83℃),またはさらに高く212°F(100℃)までの温度で加熱し,低温殺菌する。
製造される別の製品は,濃縮された形または希釈された形のモリンダ・シトリフォリアピューレおよびピューレ果汁である。ピューレは本質的に種子から分離された果肉であり,本明細書に記載される果汁製品とは異なる。
1つの態様においては,製品は,プラスチック,ガラス,または加工温度に耐えられる他の適当な材料の最終容器に充填し密封する。容器は充填温度に維持するか,または急速に冷却し,次に輸送容器に入れることができる。輸送容器は,好ましくは,最終容器中の製品の温度を維持または管理するように器材で覆う。
果汁および果肉は,濾過装置により果肉を果汁から分離することによりさらに加工することができる。濾過装置は,好ましくは,限定されないが,遠心分離デカンタ,1ミクロンから2000ミクロンまで,より好ましくは500ミクロン未満のサイズのスクリーンフィルター,フィルタープレス,逆浸透濾過,および他の任意の標準的な市販の濾過装置からなる。作業フィルター圧は,好ましくは0.1psigから約1000psigの範囲である。流速は,好ましくは,0.1gpmから1000gpm,より好ましくは5−50gpmの範囲である。湿った果肉を洗浄し,少なくとも1回,10回以下,濾過して,果汁を果肉から除去する。湿った果肉は,典型的には,10%−40%(重量)の繊維含量を有する。湿った果肉は,好ましくは,最低181°F(83℃)の温度で低温殺菌し,次にドラムに充填してさらに加工するか,または高繊維製品を形成する。
湿った果肉は,乾燥によりさらに加工することができる。乾燥の方法には,限定されないが,凍結乾燥,ドラム乾燥,トレイ乾燥,日光乾燥,およびスプレー乾燥が含まれる。乾燥したモリンダ・シトリフォリア果肉は,好ましくは,0.1%−15%(重量),より好ましくは5%−10%(重量)の範囲の水分含量を有する。乾燥した果肉は,好ましくは,0.1%−30%(重量),より好ましくは5%−15%(重量)の範囲の繊維含量を有する。
高繊維製品は,湿ったまたは乾燥したモリンダ・シトリフォリア果肉,補充繊維成分,水,甘味料,香味剤,着色剤,および栄養成分を含む。補充繊維成分には,限定されないが,市販のまたは自社開発した植物系繊維製品が含まれる。典型的な繊維製品のいくつかの例には,グアールガム,アラビアゴム,大豆繊維,カラスムギ繊維,エンドウ繊維,イチジク繊維,カンキツ類果肉嚢,ヒドロキシメチルセルロース,セルロース,海藻,食品等級の材木または木材果肉,ヘミセルロース等が含まれる。これらの他の繊維生材料の濃度は,典型的には,0%−30%(重量),より好ましくは10%−30%(重量)の範囲である。
典型的な甘味料には,限定されないが,トウモロコシ,テンサイ,サトウキビ,ジャガイモ,タピオカ,または化学的または酵素的に結晶片,粉体,および/またはシロップに変換することができる他の澱粉含有物に由来する天然の糖が含まれる。また,甘味料は,人工的なまたは強度の高い甘味料,例えば,アスパルテーム,スクラロース,ステビア,サッカリン等からなっていてもよい。甘味料の濃度は,好ましくは,調合物の0%−50%(重量),より好ましくは約1%−5%(重量)である。
典型的な香味料には,限定されないが,人工および/または天然の香料,または香味に寄与する成分,例えば果物果汁,ピューレおよび濃縮物が含まれる。香味料の濃度は,好ましくは,調合物の0%から15%(重量)までである。着色剤には,好ましくは,限定されないが,食品等級の人工または天然の着色剤が含まれ,濃度は調合物の0%から10%(重量)までである。
典型的な栄養成分は,限定されないが,ビタミン,無機質,微量元素,ハーブ,植物抽出物,生物活性化学物質および化合物が含まれ,濃度は0%から10%(重量)までである。繊維組成物に添加することができるビタミンの例には,限定されないが,ビタミンA,B1−B12,C,D,E,葉酸,パントテン酸,ビオチン等が含まれる。繊維組成物に添加することができる無機質および微量元素の例には,限定されないが,,カルシウム,クロム,銅,コバルト,硼素,マグネシウム,鉄,セレニウム,マンガン,モリブデン,カリウム,ヨウ素,亜鉛,リン等が含まれる。ハーブおよび植物抽出物には,限定されないが,アルファルファ草,ミツバチ花粉,クロレラ粉,ドンケイ(DongQuai)粉,エキナセア(Echinacea)根,二裂イチョウ抽出物,トクサハーブ,ヤエヤマアオキ,シイタケ,スピルリナ海藻,ブドウ種子抽出物等が含まれる。典型的な生物活性化学物質には,限定されないが,カフェイン,エフェドリン,L−カルニチン,クレアチン,リコペン等が含まれる。
果汁および果肉は,種々の方法を用いて乾燥することができる。果汁および果肉混合物は,乾燥する前に,低温殺菌または酵素処理することができる。酵素プロセスは,生成物を75°F−135°Fの温度に加熱することにより開始する。次にこれを単一の酵素または酵素の組み合わせで処理する。これらの酵素には,限定されないが,アミラーゼ,リパーゼ,プロテアーゼ,セルラーゼ,ブロメリン等が含まれる。果汁および果肉はまた,他の成分,例えば高繊維製品に関連して上述したものとともに乾燥することができる。乾燥した果汁および果肉は,栄養製品において,他の製品において粉体成分として,またはそれ自体製品として用いることができる。乾燥果汁および果肉の典型的な栄養プロファイルは,1−20%水分,0.1−15%蛋白質,0.1−20%繊維,およびビタミンおよび無機質成分である。
濾過した果汁および湿った果肉の洗浄からの水は,好ましくは,一緒に混合する。濾過した果汁は,好ましくは真空蒸発させて,40−70のブリックスおよび0.1−80%,より好ましくは25%−75%の湿度とする。得られた濃縮モリンダ・シトリフォリア果汁は,低温殺菌してもしなくてもよい。例えば,糖含量または水分活性が微生物の成長を防止するのに十分に低い場合には,果汁を低温殺菌しなくてもよい。果汁は,保存,輸送および/またはさらなる加工用に包装する。
インディアンマルベリー植物またはモリンダ・シトリフォリアは,栄養分が豊富である。発見されている成分として挙げられるのは,葉からは,アラニン,アントラキノン,アルギニン,アスコルビン酸,アスパラギン酸,カルシウム,ベータ−カロテン,システイン,シスチン,グリシン,グルタミン酸,配糖体,ヒスチジン,鉄,ロイシン,イソロイシン,メチオニン,ニコチン酸,フェニルアラニン,リン,プロリン,樹脂,リボフラビン,セリン,ベータ−シトステロール,チアミン,トレオニン,トリプトファン,チロシン,ウルソル酸,およびバリン,花からは,アカセチン−7−o−ベータ−d(+)−グルコピラノシド,5,7−ジメチル−アピゲニン−4’−o−ベータ−d(+)−ガラクトピラノシド,および6,8−ジメトキシ−3−メチルアントラキノン−1−o−ベータ−ラムノシル−グルコピラノシド,(果実からは)酢酸,アスペルロサイド,ブタン酸,安息香酸,ベンジルアルコール,1−ブタノール,カプリル酸,デカン酸,(E)−6−ドデセノ−ガンマ−ラクトン,(Z,Z,Z)−8,11,14−エイコサトリエン酸,エライジン酸,エチルデカノエート,エチルヘキサノエート,エチルオクタノエート,エチルパルミテート,(Z)−6−(エチルチオメチル)ベンゼン,ユージノール,グルコース,ヘプタン酸,2−へプタノン,ヘキサナル,ヘキサナミド,ヘキサン二酸,ヘキサン酸(ヘキサン酸),1−ヘキサノール,3−ヒドロキシ−2−ブタノン,ラウリン酸,リモネン,リノール酸,2−メチルブタン酸,3−メチル−2−ブテン−1−オール,3−メチル−3−ブテン−1−オール,メチルデカノエート,メチルエライデート,メチルヘキサノエート,メチル3−メチルチオ−プロパノエート,メチルオクタノエート,メチルオレエート,メチルパルミテート,2−メチルプロパン酸,3−メチルチオプロパン酸,ミリスチン酸,ノナン酸,オクタン酸(オクタン酸),オレイン酸,パルミチン酸,カリウム,スコポレチン,ウンデカン酸,(Z,Z)−2,5−ウンデカジエン−1−オール,およびボミフォール,根からは,アントラキノン,アスペルロサイド(ルビクロール酸),ダムナカンサル,配糖体,モリンダジオール,モリンジン,モリンドン,粘質,ノルダムナカントール,ルビアジン,ルビアジンモノメチルエーテル,樹脂,ソランジジオール,ステロール,およびトリヒドロキシメチルアントラキノン−モノメチルエーテル,根皮からは,アリザリン,クロロブリン,配糖体(ペントース,ヘキソース),モリンダジオール,モリンダニグリン,モリンジン,モリンドン,樹脂性物質,ルビアジンモノメチルエーテル,およびソランジジオール,木からは,アントラガロール−2,3−ジメチルエーテル,および組織培養からは,ダムナカンサル,ルシジン,ルシジン−3−プリメベロシド,およびモリンドン−6ベータ−プリメベロシド,植体からは,アリザリン,アリザリン−アルファ−メチルエーテル,アントラキノン,アスペルロサイド,ヘキサン酸,モリンダジオール,モリンドン,モリンドゲニン,オクタン酸,およびウルソル酸である。
最近,言及されているように,モリンダ・シトリフォリアを含有する製品の使用に由来する多くの健康上の利点が発見されている。モリンダ・シトリフォリアの1つの利点は,体内で生理的に活性な比較的小さなアルカロイドであるゼロニンを分離,生成するその能力に見られる。ゼロニンは,植物,動物,および微生物の実質的にすべての健常な細胞に生じる。モリンダ・シトリフォリアはごくわずかな量の遊離ゼロニンを有するが,プロゼロニンと呼ばれる相当な量のゼロニンの前駆体を含有する。さらに,モリンダ・シトリフォリアは,プロゼロニンからゼロニンを放出する酵素プロゼロナーゼの不活性形態を含有する。ハワイ大学のR.M.ハイニッケによる「ノニの薬理学的活性成分」と題する論文では,モリンダ・シトリフォリアがプロゼロニンおよびプロゼロナーゼの構築成分であるため「ゼロニンの単離用に使用する最良の原料」であることが示されている。これらの構築成分は体内のゼロニンの単離および生成に役立つ。必須栄養素ゼロニンの機能は,4部分からなる。
第1に,ゼロニンは,小腸に存在する活動休止中の酵素の活性化に役立つ。これらの酵素は,効率的な消化,落ち着いた神経,および全体的な身体的情緒的エネルギーに重要である。
第2に,ゼロニンは,細胞壁を通過し,健常組織を形成するために使用されうるように,蛋白質分子の形状および柔軟性を保護し,維持する。細胞に入るこれらの栄養分なしに,細胞はその役目を有効に実行することができない。ゼロニンを生成するプロゼロニンなしに,われわれの細胞,かつその後に体は,損害を受ける。
第3に,ゼロニンは,細胞の膜孔の拡大に役立つ。この拡大によってより大きい鎖のペプチド(アミノ酸または蛋白質)が細胞内へ入ることが可能となる。これらの鎖は,用いられない場合は,廃棄物となる。
第4に,プロゼロニンから作られるゼロニンは,栄養分の良好な吸収を可能にする孔の拡大に役立つ。
各組織は,ゼロニンの吸収のための受容体部位を有する蛋白質を含有する細胞を有する。これらの蛋白質の一部は,活性になるためにはゼロニンの吸収を必要とする酵素の不活性形態である。したがって,ゼロニンは,体のプロコラゲナーゼ系を特定のプロテアーゼに変換することによって,迅速かつ安全に死んだ組織を皮膚から除去する。他の蛋白質は,ゼロニンと反応した後にホルモンの潜在的な受容体部位となる。したがって,ヒトの感情を良好にするモリンダ・シトリフォリアの作用は,おそらく一部の脳受容体蛋白質を,健康ホルモンであるエンドルフィンの吸収の活性部位に変換するゼロニンによってひき起こされる。他の蛋白質は,腸内の膜の中の孔,血管,及び他の器官を形成する。これらの蛋白質上のゼロニンの吸収は,孔の形状を変え,膜を通じた分子の通過に影響を及ぼす。
モリンダ・シトリフォリアは,その多くの利点のため,癌,関節炎,頭痛,消化不良,悪性腫瘍,骨折,高血圧,糖尿病,疼痛,感染,喘息,歯痛,傷,免疫系障害などを有する個人における多くの事例的効果を提供することが知られている。
モリンダ・シトリフォリアを含有する組成物は,経口使用,全身投与,注射などに適した形態でありうる。経口組成物に関して,かかる組成物は,例えば,錠剤,またはトローチ剤,水性または油性懸濁液,分散性粉末または顆粒,乳剤,シロップ剤またはエリキシル剤として存在しうる。経口使用用の組成物は,モリンダ・シトリフォリア組成物の製造のために当該技術分野で周知の任意の方法により調製することができ,かかる組成物は,甘味剤,香味剤,着色剤,および保存剤からなる群から選択される1種類以上の薬剤を含みうる。錠剤は,錠剤の製造に適している非毒性の薬理学的に許容される賦形剤と混合したモリンダ・シトリフォリアを含有する。これらの賦形剤は,例えば,不活性希釈剤,造粒および分解剤,結合剤,および潤滑剤でありうる。錠剤は,コーティングされていなくてもよく,または周知の技法によってコーティングされ,消化管における分解および吸収を遅延させ,それによって長期間にわたって持続的な作用を提供してもよい。例えば,グリセロールモノステアレートまたはグリセロールジステアレートなどの時間遅延材料が使用されうる。
水性懸濁液は,水性懸濁液の製造に適した賦形剤と混合したモリンダ・シトリフォリアを含有する。かかる賦形剤は,懸濁剤,例えば,カルボキシメチルセルロースナトリウム,メチルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,アルギン酸ナトリウム,ポリビニルピロリドン,トラガカントガム,およびアラビアゴムであり,分散剤または湿潤剤は,天然に生じるリン脂質,例えば,レシチン,または脂肪酸,例えばステアリン酸ポリオキシエチレンとのアルキレンオキシドの縮合生成物,または長鎖脂肪族アルコール,例えばヘプタデカエチレン−オキシセタノールとのエチレンオキシドの縮合生成物,またはポリオキシエチレンソルビトールモノオレエートなど脂肪酸およびヘキシトール由来の部分エステルとのエチレンオキシドの縮合生成物,または脂肪酸およびヘキシトール無水物,例えばポリエチレンソルビタンモノオレエート由来の部分エステルとのエチレンオキシドの縮合生成物でありうる。
好ましくは,本発明は,胃の副作用をひき起こす有意な傾向なしに,モリンダ・シトリフォリア系の天然物医薬製剤を用いて,真菌および他の微生物の活性または成長を治療および阻害する方法を提供する。
本明細書中で用いられるモリンダ・シトリフォリア果汁なる用語は,インディアンマルベリーまたはモリンダ・シトリフォリアL.植物の果実から加工される果汁を含む製品を指す。1つの態様では,モリンダ・シトリフォリア果汁は,フランス領ポリネシアの純粋な果汁ピューレから再構成された果汁を含む。少なくとも1つの加工したモリンダ・シトリフォリア製品を含む天然物医薬組成物または処方は,天然のグレープ果汁濃縮物,天然のブルーベリー果汁濃縮物,および/または別の天然の果汁濃縮物など,他の天然の果汁をも含みうる。別の態様では,モリンダ・シトリフォリア果汁は,乾燥または粉末モリンダ・シトリフォリアから加工されたものではない。
モリンダ・シトリフォリアに基づく天然物医薬処方および体内で真菌の成長を阻害および防止するための投与方法
本発明は,インディアンマルベリー植物に由来する1またはそれ以上の加工されたモリンダ・シトリフォリア製品を用いて処方された天然物医薬組成物を提供することにより,真菌および他の微生物の阻害剤を進歩させるものである。モリンダ・シトリフォリアは,患者のインビボ治療に適した種々のキャリアまたは天然物医薬組成物中に組み込まれる。例えば,阻害剤は,適当かつ指示されるように,摂取し,注射し,静脈内に導入し,または他の方法により体内に導入することができる。
1つの例示的な態様では,本発明の天然物医薬組成物は,約0.01〜100重量パーセント,好ましくは0.01〜95重量パーセントの重量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品(例えば,モリンダ・シトリフォリア果汁もしくは果汁またはピューレ果汁)の少なくとも1つを含む。処方のいくつかの態様は以下に示されている。しかし,これらは,当業者が理解するであろうように,加工したモリンダ・シトリフォリア製品を含む他の処方または組成物の例示であることが意図されているにすぎない。
加工したモリンダ・シトリフォリア製品は,真菌の活性の阻害を達成するために,天然物医薬中に活性成分の少なくとも1つを含むか,または,1またはそれ以上の活性成分,例えば,ケルセチンおよびルチン,および他のものを含む。
加工したモリンダ・シトリフォリア製品中の活性成分は,当該技術分野において一般に知られる手順および方法を用いて,種々のアルコールまたはアルコール系溶液,例えば,メタノール,エタノール,および酢酸エチル,および他のアルコール系誘導体を用いて抽出することができる。ケルセチンおよびルチンの活性成分は,処方または組成物全体の0.01−10重量%の量で存在する。所望の場合には,これらの量は,10−100パーセントの範囲の量で存在する,より効力の高い濃度に濃縮することができる。
加工したモリンダ・シトリフォリア製品は,他の種々の成分とともに形成され,天然物医薬組成物,局所皮膚用組成物など種々の組成物を得ることができる。天然物医薬組成物において利用される成分は,哺乳動物,特にヒトの体内への導入のために安全であり,錠剤,またはトローチ剤,水性または油性懸濁液,分散性粉末または顆粒,乳剤,シロップ剤またはエリキシル剤として存在しうるものである。さらに,天然物医薬組成物は経口摂取されることが好ましいため,甘味剤,香味剤,着色剤,保存剤,および指示通りの他の薬剤からなる群から選択される1種類以上の薬剤を含みうる。
局所皮膚用組成物において利用されるべき成分は,哺乳動物の体内に吸収するために安全であるものであり,それぞれが1つ以上のキャリア剤を含む,ゲル,ローション,クリーム,軟膏等など種々の形態で存在しうる。全身的(例えば静脈内)に投与される処方用の成分はまた,当該技術分野において知られる任意のものを含んでいてもよい。
本発明はさらに,天然物医薬組成物を哺乳動物に投与し,体内で真菌の活性を阻害する方法を特徴とする。1つの例示的な態様では,この方法は,(a)約0.01〜95重量パーセントの量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品を一部として含む天然物医薬組成物を形成するステップであって,ここで組成物は,水または純水などのキャリアをも含み,かつ他の天然または人工の成分をも含みうるステップと,(b)加工したモリンダ・シトリフォリア製品が十分に体内に入るように,哺乳動物の体内に天然物医薬組成物を投与するステップと,(c)上記ステップを,真菌および他の微生物の活性または成長を阻害および/または防止するために必要とされる有効量の加工したモリンダ・シトリフォリア製品を提供するのに必要な頻度繰り返すステップとを含む。
体内へ天然物医薬組成物を投与するステップは,数種類の手段の1つにより組成物を経口的に摂取するステップを含むことが好ましい。具体的には,天然物医薬組成物は,液体,ゲル,または,組成物が結腸内で迅速に消化,濃縮されることを可能とする他の形式として製剤することができる。天然物医薬組成物を投与するステップは,天然物医薬組成物の最大の濃度が組織および細胞に吸収されるように効果的な方法で実施されるべきことに注意することが重要である。天然物医薬組成物が効力を発するためには,十分に体内に入らなければならない。一度十分に体内に入ると,次いで真菌および他の微生物の活性または成長の阻害および防止の達成を開始することができる。
別の態様では,天然物医薬組成物を投与するステップは,静脈内ポンプを用いて体内へ組成物を注入するステップを含みうる。この方法は,組成物が最も効果を有する部位,または天然物医薬組成物の最大の濃度を提供する部位に局在されるため有利である。
1つの例示的な態様では,天然物医薬組成物は,毎日2時間ごとに,または連続的に1日少なくとも2回,小さじ一杯(約5g)〜2オンス(約56g),好ましくは2オンス(約56g)の天然物医薬組成物を摂取することによって投与される。また,天然物医薬組成物は,空腹時,すなわち,食料または飲料の摂取の少なくとも2時間前の時点で摂取されるべきである。もちろん,当業者であれば,組成物の量および使用の頻度は個人差がありうることを理解するであろう。
以下の表は,本発明によって意図される好ましい製剤または組成物の一部を説明し,または示している。述べられているように,これらは例示的な態様としてのみ意図されており,決して限定的に解釈されるべきではない。
処方1
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁または果汁 100%
処方2
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 85〜99.99%
水 0.1〜15%
処方3
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 85〜99.99%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜15%
処方4
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 50〜90%
水 0.1〜50%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜30%
処方5
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁 85〜99.9%
水 0.1〜15%
処方6
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁 85〜99.99%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜15%
処方7
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁 50〜90%
水 0.1〜50%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜30%
処方8
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア食物繊維 0.1〜30%
水 1〜99.9%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 1〜99.9%
処方9
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア食物繊維 0.1〜30%
水 1〜99.9%
モリンダ・シトリフォリア果汁またはピューレ果汁 1〜99.9%
処方10
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア油 0.1〜30%
キャリア媒体 70〜99.9%
他の成分 1〜95%
処方11
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア製品 10〜80%
キャリア媒体 20〜90%
処方12
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア製品 5〜80%
キャリア媒体 20〜95%
処方13
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア油または油抽出物 0.1〜20%
キャリア媒体 20〜90%
処方14
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁または果汁 0.1〜80%
モリンダ・シトリフォリア油 0.1〜20%
キャリア媒体 20〜90%
処方15
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁濃縮物 100%
または果汁濃縮物
処方16
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁濃縮物 85〜99.99%
または果汁濃縮物
水 0.1〜15%
処方17
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁または果汁画分 100%
処方18
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁画分 85〜99.99%
水 0.1〜15%
処方19
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁画分 85〜99.99%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜15%
処方20
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁画分 50〜90%
水 0.1〜50%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜30%
処方21
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁画分 85〜99.9%
水 0.1〜15%
処方22
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁画分 85〜99.9%
非モリンダ・シトリフォリア系果汁 0.1〜15%
述べられているように,1つの例示的な態様では,本発明は,真菌および他の微生物の活性または成長を阻害する内服用組成物または処方を導入するための方法を特徴とする。この方法は,本質的に,哺乳動物の体内に天然物医薬内服用組成物を導入することを含む。種々の異なる成分を含む内服用組成物のいくつかの態様を用いることが意図され,各態様は本明細書中で開示かつ説明された加工したモリンダ・シトリフォリア製品の1つ以上の形態,およびキャリア剤または媒体を含む。
1つの好ましい方法においては,少なくとも1オンスの処方1から16のいずれかを朝の空腹時に投与し,少なくとも1オンスを夜の空腹時の就寝直前に投与することにより,微生物の活性または成長を治療,予防,破壊,および/または逆転させる。
1つの例では,決して限定を意味するものではないが,有利なモリンダ・シトリフォリアは,モリンダ社(Morinda Incorporated,Orem,Utah)によって製造されるタヒチアンノニ(Tahitian Noni)(登録商標)果汁に加工される。
例示的な態様では,内服用組成物は,約10〜80重量パーセントの量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品,および約20〜90重量パーセントの量で存在するキャリア媒体の各成分を含む。
この態様では,加工したモリンダ・シトリフォリア製品は,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁,加工したモリンダ・シトリフォリアピューレ果汁,加工したモリンダ・シトリフォリア果実またはピューレ果汁濃縮物,加工したモリンダ・シトリフォリア食物繊維,および/または加工したモリンダ・シトリフォリア油抽出物製品の1つ以上を含みうる。
別の例示的な態様では,内服用組成物は,約0.1〜80重量パーセントの量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア果汁またはピューレ果汁,約0.1〜20重量パーセントの量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア油,および約20〜90重量パーセントの量で存在するキャリア媒体の成分を含む。モリンダ・シトリフォリアピューレ果汁または果汁は,同様の濃度で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア食物繊維製品とともに製剤してもよい。
本発明によれば,内服用組成物を導入する特定の方法は,本明細書中で確認された目的のために哺乳動物の体内へ内服用組成物を実際に導入する方法を含みうる。特定の方法は多いが,本発明により内服用組成物が静脈内,経皮的,経口的,または全身的に導入されうることが理解される。どの方法が使用されるかを問わず,内服用組成物,具体的にはモリンダ・シトリフォリアおよび他の活性成分が,真菌および他の微生物の活性または成長を有効に阻害または治療しうるように,組成物を十分に体内に入れることが重要である。
上記処方に含まれるキャリア媒体は,哺乳動物の体内へ導入されることが可能であり,加工したモリンダ・シトリフォリア製品にキャリア媒体を提供することが可能である任意の成分を含みうる。特定のキャリア媒体処方は当該技術分野において公知であり,本明細書中では詳細に記載しない。キャリア媒体の目的は,述べられているように,加工したモリンダ・シトリフォリア製品を体内へ導入されることが可能である内服用組成物中に包含させる手段を提供することである。
以下の実施例は,加工したモリンダ・シトリフォリア製品が真菌の活性に及ぼす予防的および治療的効果を示す。これらの実施例は決して限定を意図するものではなく,モリンダ・シトリフォリア製品の利点および長所ならびに治療上の効果を単に例示しているにすぎない。
モリンダ・シトリフォリアからのある種の抽出物の,一般的な真菌および細菌の活性に対する平均阻害濃度を決定するために実験を行った。この実験では,"トップダウン"法を用いてモリンダ・シトリフォリアから抗微生物活性を同定することを試みた。幾分初歩的ではあるが,再現性のあるアッセイが開発された。初期の実験は,モリンダ・シトリフォリアから抗微生物成分を抽出しうることを示した。
近年,新規な抗微生物化合物を発見することを目的として,多くの異なる起源の物が調べられてきた。要するに,この研究では,平均阻害濃度(MIC)プロトコルを開発し,次にこれを用いてモリンダ・シトリフォリアのエタノール,メタノール,および酢酸エチル抽出物を,Aspergillus niger(ATCC6275);Candida albicans(ATCC10231);Trichophyton mentagrophytes(ATCC9533);Staphlococcus aureus(ATCC29213);およびEscherichia coli(ATCC25922)に対する抗真菌および抗微生物活性について試験した。
液体抽出物を取得し,マイクロリッターウエル中で二重に試験した。6μlから200μlの範囲の量の抽出物をウエルに加え,乾燥させた。各生物のMcFarland0.5溶液を調製し,適当な培地中の1/100懸濁液を作製した。この生物懸濁液を各ウエルに加え,適当な温度で適当な時間インキュベートした。次に,プレートを成長について調べ,MICを決定した。1つの希釈物についてすべての二重の結果は一致した。酢酸エチル抽出物は最も低い抗微生物活性を有しており,T.mentagrophytesおよびS.aureusに対して試験した場合にのみ活性を示した。エタノール抽出物は試験したすべての生物に対して抗微生物活性を示した。この活性は,T.mentagrophytesに対して試験した場合の測定できないほど低い活性から,A.nigerに対する測定可能な高い結果までの範囲であった。メタノール抽出物もまた試験したすべての生物に対して活性を有しており,T.mentagrophytesに対して試験した場合の測定できないほど低い活性から,A.nigerに対する測定可能な高い結果までの範囲であった。これらの結果は,モリンダ・シトリフォリアの少なくともいくつかの抽出物が抗微生物活性を含むことを示す。この試験のより詳細な説明は以下のとおりである。
この試験で用いた材料は,いくつかの培養微生物,すなわち,S.aureus ATCC29213,E.coli ATCC25922,C.albicans ATCC10231,T.mentagrophytes ATCC9533およびA.niger ATCC6275を含むものであった。初期培養物は製造元の指針にしたがって確立した。試験の前に,S.aureusおよびE.coliはトリプチカーゼ大豆寒天プレートに播種し,37℃で18−24時間インキュベートした。C.albicans,T.mentagrophytesおよびA.nigerはサボラウドデキストロース寒天プレートに播種し,25℃で48−72時間インキュベートした。
微生物懸濁液用には,微生物を用いて食塩水中0.5McFarlandの懸濁液を調製した。100μlの細菌懸濁液を9.9mlのトリプチカーゼ大豆ブロスに加え,100μlの真菌懸濁液を9.9mlのサボラウドデキストロースブロスに加えた。
トレイを調製するために,この実験ではモリンダ・シトリフォリアのエタノール,メタノール,および酢酸エチル抽出物を用いた。モリンダ・シトリフォリア果汁抽出物はMorinda,Incから供給された。各抽出物を用いて,マイクロリットルウエルの列を調製した。ウエル1および6には200μlの抽出物を加えた;ウエル2および7には100μlの抽出物を加えた;ウエル3および8には50μlの抽出物を加えた;ウエル4および9には25μlの抽出物を加えた;ウエル5および10には12.5μlの抽出物を加えた;ウエル6および12には6.3μlの抽出物を加えた。このことにより,各列は二重に抽出物材料の系列が含まれた。標準的なマイクロリットルトレイの列A−Bにエタノール抽出物を加え,標準的なマイクロリットルトレイの列C−Dにメタノール抽出物を加え,標準的なマイクロリットルトレイの列E−Fに酢酸エチル抽出物を加えた。列Gには200μlの95%エチルアルコールを加え,列Hには何も加えなかった。次にトレイを37℃で48時間インキュベートし,乾燥させた。
各微生物を培地中の微生物の1/100懸濁液を用いて異なるトレイ中に接種した。100μlを各ウエルに加えた。接種後,細菌の単離物を37℃で24−48時間インキュベートした。真菌の単離物は,25℃で72時間インキュベートした。インキュベートの後,成長についてウエルを分析した。最小阻害濃度(MIC)は,成長を阻害した抽出物の最低濃度を記録することにより決定した。結果はMICを示すウエル中の抽出物のマイクロリットルで表した。列GおよびHは抽出物対照および成長対照として使用した。
このアッセイを開発するにあたっては,いくつかの問題を解決しなければならなかった。おそらく最も困難なことは,接種した後に再溶解することが可能なように化合物を乾燥する方法を遂行することであった。抗微生物剤の開発の歴史の概観は,ペニシリンの抽出物を乾燥した初期の実験では活性が完全に失われたことを示している。この問題は,低い加熱で時間を延長することにより解決された。
以下の表は発見された活性を例示する。活性は成長を阻害しうる乾燥抽出物の最小値として示される。
Figure 2006516019
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試験の結果は,エタノール抽出物の活性が6.3μlから200μlの範囲であり;メタノール抽出物の活性が6.3μlから200μlの範囲であり;酢酸エチル抽出物の活性が50μlから200μlの範囲であり;試験したすべての微生物に対してエタノールおよびメタノール抽出物が最も有効であることを示した。
この実験は,生の材料から新規な抗微生物化合物を単離するための第1段階を行うことを意図したものである。この"トップダウン"アプローチには,モリンダ・シトリフォリアの粗抽出物を用いた。結果は,エタノールおよびメタノールが試験したすべての微生物に対して活性を有していることを示し,このことはモリンダ・シトリフォリアの抗真菌活性をさらに示す。
抗微生物活性が示されたことから,モリンダ・シトリフォリア中には,本明細書で示された抗微生物活性を担う,少なくとも1つの,可能性としては数種の化合物が存在するということができる。したがって,これらを特定的に同定し単離するためには他の試験および実験が必要となるであろう。おそらくは,将来の研究は,標準的な分離手法を用いて本明細書で議論される抽出物を精製することを含み,これは,これらの抽出物中に存在する無数の化合物のいくつかを規定することを含むであろう。いったん単離されれば,それぞれを抗微生物活性について試験することができる。
結論として,モリンダ・シトリフォリアのエタノール,メタノールおよび酢酸エチル抽出物は,S.aureus,E.coli,C.albicans,T.mentagrophytesおよびA.nigerに対して試験したときに抗微生物活性を示すことが見出された。
この実験の目的は,選択されたモリンダ・シトリフォリア果汁抽出物の,3つの一般的な病原性真菌および2つの一般的な細菌に対する平均阻害濃度(MIC)を決定することである。
用いた生物は,Aspergillus niger(ATCC6275);Candida albicans(ATCC10231);Trichophyton mentagrophytes(ATCC9533);Staphlococcus aureus(ATCC29213);およびEscherichia coli(ATCC9533)であった。
モリンダ・シトリフォリア果汁抽出物としては,適当な溶媒を用いてエタノール,メタノール,酢酸エチル,および水性抽出物を調製した。
滅菌培地調製物(1リットル)は以下のとおりである:真菌用には,サボラウドデキストロースブロス(SDB);細菌用には,ミューラーヒントンブロス(MHB);121℃で20分間オートクレーブ処理した。
生物懸濁液は,各生物を適当な培地に播種し,インキュベートし,同一性を確認し,各生物の0.5McFarland懸濁液を調製し,0.1mlの生物を9.9mlの適当な培地(SDBまたはMHB)に加えることにより調製した。
適当な培地を用いてモリンダ・シトリフォリア果汁抽出物を調製するためには,抽出物を乾燥させ,次に最終濃度2mg/mlに希釈した。次に真菌を播種するまで抽出物は−20℃の冷凍庫で保存した。これらの2mg/ml最終容量をモリンダ・シトリフォリア保存溶液として用いた。
13の試験チューブを以下のように標識した:
Figure 2006516019
100μlのモリンダ・シトリフォリア保存溶液をチューブ1/1に加え,100μlをチューブ1/2に加えた。100μlの滅菌培地を1/2,1/4,1/8,1/16,1/32,1/64,1/128,1/256,1/512,1/1024,成長対照,および非接種対照チューブに加えた。
チューブ1/2をよく混合し,100μlを取り出して,チューブ1/4に加えた。この2倍希釈法を,チューブ1/8,1/16,1/32,1/64,1/128,1/256,1/512および1/1024について続けた。チューブ1/1024から100μlを廃棄した。チューブGCまたはNCにはモリンダ・シトリフォリア希釈溶液を加えなかった。これらは対照チューブである。この時点で,すべてのチューブは100μlを含んでいた。
2mg/ml(すなわち2000μg/ml)の抽出物保存溶液から出発したことがわかっているため,一連の2倍希釈により,以下の表に示す濃度のモリンダ・シトリフォリア果汁抽出物が得られた。
Figure 2006516019
接種の間,100μlの生物懸濁液を,非接種対照のチューブ(NC)を除くすべてのチューブに加えた。NCチューブには100μlの追加の培地を加えた。すべてのチューブは,適当な温度および時間,すなわち,真菌については25℃で5−7日間,細菌については37℃で24−48時間インキュベートした。
結果は,濁度を観察することにより記録した。混濁の存在は成長を示し,混濁の非存在は成長の阻害を示す。任意の抽出物について,結果は成長対照のチューブに混濁があり(すなわち成長があり),かつ非接種対照のチューブに混濁がない(すなわち成長がない)場合にのみ有効とした。MICは,一連のチューブのうち混濁のない最後のチューブ(すなわち最も希釈されたチューブ)として決定した。
以下は平均阻害濃度(μg/ml)を示す:
Figure 2006516019
結果は,モリンダ・シトリフォリアのエタノールおよびメタノール抽出物が,試験したすべての微生物に対して有意な活性を有することを示す。予備的乾燥実験は,エタノールおよびメタノール抽出物を用いる活性が5−10mg/mlの範囲であることを示した。酢酸エチル抽出物は,エタノールおよびメタノール抽出物中で見出された量の10%未満の活性を含んでいた。
この初期段階の実験から,モリンダ・シトリフォリア果汁またはその抽出物が実質的な量の抗真菌活性を示すことを明らかに確立することができる。しかしながら,各抽出物は数百種類の化合物を含む。実際,1000μl/mlでは,100種類の化合物が各10μl/mlの濃度で含まれうる。すなわち,試験した抽出物は精製した抗微生物化合物ではないため,非常に高いMICであっても有意であるかもしれない。以下に示すその後の実験は,モリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物から分画されたまたは抽出されたいくつかの特定の化合物を記載する。
以下の実験のためには,抗細菌剤の最小阻害濃度(MIC)は,試験微生物の成長をなお阻害するであろう製品の最大希釈として定義される。抗細菌剤の最小致死濃度(MLC)は,試験生物を殺す製品の最大希釈として定義される。MIC/MLC値は,多数の標準的な試験方法により決定することができる。最も一般的に用いられている方法は,チューブ希釈法および寒天希釈法である。この製品については,MICを決定するためにはチューブ希釈法が提案され,成長の阻害の可能性を示す希釈物からのアリコートを播種してMLCを決定した。細菌成長培地中で製品の一連の希釈を作製した。試験生物を製品の希釈物に加え,インキュベートし,成長について評点した。すべての試験は三重に行った。
この方法は,抗微生物剤についての標準的なアッセイである。この方法は,American Society for Microbiology(ASM)推奨の方法論の内容および意図を取り込んだものである。チューブ希釈法では,細菌成長培地中での試験製品の希釈,予め決定された試験生物濃度での接種,およびインキュベート後の成長の可視化を用いる。チューブ希釈法は,予測されるエンドポイント範囲で沈殿せず成長培地を濁らせない製品に限定される。
培養物の調製のためには,用いた試験生物は,Escherichia coli 0157H7 ATCC#43888;Staphylococcus aureus ATCC#6538;Bacillus subtilis ATCC#19659;Salmonella choleraesuis serotype enteritidis ATCC#13706;Listeria monocytogenes ATCC#19111;Candidaalbicans ATCC#10231;およびStreptococcus mutans ATCC#25175であった。
試験生物は保存溶液から大豆カゼイン消化ブロス(SCDB)に移し,細菌については37℃で24−48時間,酵母については20−25℃でインキュベートした。必要な場合には,懸濁液を生理学的食塩水溶液(PUSS)中に目視混濁により約10コロニー形成単位(CFU)/mLに調節し,標準的なプレート計数を実施して,出発タイターを決定した。酵母培養物は,サボラウドデキストロース寒天(SDEX)に播種し,20−25℃で2−4日間インキュベートし,S.mutansは37±2℃で3−5日間インキュベートし,他のすべての細菌は37±2℃で18−24時間インキュベートした。
平均阻害濃度(MIC)試験方法のためには,この試験の目的のために試験製品を中性のpHに調節した。pHは調節する前および後に記録した。各試験製品は,滅菌水で連続的に1:2希釈した。希釈は,MIC/MLCエンドポイントを示すように選択した。各試験製品の評価は,各生物について三重で実施した。製品希釈物を等量の2XSCDSに加えて,追加の1:2希釈を得た。滅菌水を等量の2XSCDBと混合することにより,各試験生物について3つのポジティブ対照チューブを用意した。試験した最高希釈の試験製品を等量の2XSCDBと混合することにより,3つのネガティブ対照チューブを用意した。これらのチューブには試験生物を加えなかった。滅菌水を等量の2XSCDBと混合することにより3つの培地対照チューブを用意した。これらのチューブにも試験生物を加えなかった。
約0.05mLの各試験生物懸濁液をサンプルおよびポジティブ対照チューブに加えた。細菌試験チューブは37±2℃で18−24時間,酵母試験チューブは20−25℃で2−4日間インキュベートした。インキュベート後,各チューブについて成長をネガティブ(0)またはポジティブ(+)で評点した。
平均致死濃度(MLC)試験法のためには,成長を有しないと疑われるチューブのみを試験した。各チューブから1.0mLのアリコートを取り出し,中和ブロス中で1/1000まで一連の1/10希釈を作製した。各希釈物のアリコートを中和寒天(NUAG)に播種した。ポジティブ対照としては,10−100CFUをNUAGに播種した。ネガティブ対照は2XSCDBをNUAGに播種することにより作製した。プレートは,酵母については20−25℃で2−4日間,S.mutans以外の細菌については37±2℃で18−24時間インキュベートした。
中和確認として知られるものに関しては,MLCについて試験した試験製品の最低希釈を各試験生物に対する中和回復率について試験した。最も濃縮した試験製品の0.5mLアリコートを三重にNUAGに播種した。プレートに10−100CFUの各試験生物を加えた。比較のために,試験製品を含まないNUAGの3つのプレートにも同じ10−100CFUの各試験生物を加えた。
結果は以下のとおりであった。S.mutansを除き,すべての生物は1:2濃度の中和モリンダ・シトリフォリア濃縮物で阻害された。試験した希釈物のいずれも,いずれの生物に対しても致死性を示すことはできなかった。中和モリンダ・シトリフォリア濃縮物は,S.mutansに対して試験したとき,阻害も致死性も示さなかった。
すべての生物についてのMICの結果を表1−7にまとめる。各生物についてのMLCの結果を表8−13にまとめる。S.mutansは試験のMIC部分で成長があると評点されなかった希釈物を有しなかったため,この生物についてはMLCは実施しなかった。
すべての試験生物についての中和回復率は40−97%の範囲であった。この実験で用いた中和培地の中和回復率を表14にまとめる。
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先の実施例においては,モリンダ・シトリフォリア製品が真菌および微生物に対して阻害的および防止的効果を有すること,あるいはモリンダ・シトリフォリア製品が抗真菌および抗細菌または抗微生物活性を示すことが示された。以下の例示的実施例は,先の実験をさらに進めて,いくつかのモリンダ・シトリフォリア製品中に存在する,身体に導入したときにその中で抗真菌活性の実現を担う1またはそれ以上の特定の化合物または画分を実際に同定した。
この実施例は,どのようにしてモリンダ・シトリフォリア製品を分画したかを記載する。実験した製品はモリンダ・シトリフォリア果汁であった。詳細には,モリンダ・シトリフォリア果汁を分画して,モリンダ・シトリフォリアn−ヘキサン画分,モリンダ・シトリフォリアCL2CL2,モリンダ・シトリフォリアETOAc画分,およびモリンダ・シトリフォリアBuOH画分を,それぞれ特定の濃度で得た。これらのそれぞれをAspergillus niger(ATCC6275);Candida albicans(ATCC10231);Staphlococcus aureus(ATCC29213);およびEscherichia coli(ATCC9533)生物を用いて試験して,その抗微生物活性を判定した。本明細書に記載されるものと同様の方法で他のモリンダ・シトリフォリア製品を分画することができる。
調製にあたっては,マイクロタイタートレイ中に一連の濃度を調製することにより各抽出物を試験した。各系列の第1のウエルに200μlを,第2に100μlを,第3に50μlを,第4に25μlを,第5に12.5μlを,第6に6.3μlを加えた。トレイは35−37℃で72時間インキュベートした。このとき,すべての抽出物は乾燥した。
生物を調製するためには,ATCC単離物を適当な培地に播種し,インキュベートした。インキュベートした後,生物の0.5McFarland懸濁液を食塩水中に調製した。100μlのこの懸濁液を9.9mlの適当な培地に加えた。
200μlの生物懸濁液を一連の各ウエルに加え,これを用いて試験物質を懸濁させた。空のウエルは成長対照とし,1つのウエルには培地のみを加えてネガティブ対照とした。
トレイを適当な温度で適当な間隔でインキュベートした(細菌サンプルについては,35+/−2℃で24−48時間,真菌については20−25℃で5−7日間)。
成長対照ウエルは混濁の存在について,ネガティブ対照は混濁の非存在について観察した(成長対照ウエル中で成長があり,非接種ウエル中に成長がない場合にのみ結果を有効とした)。この後,他のウエルのそれぞれを混濁について観察した。結果を記録した。次にトレイをMultiskanプレートリーダー上に置いた。550nmの吸収を記録した。
最小阻害濃度(MIC)は,一連のチューブのうち混濁しない最後のものであった。試験の結果は以下の表に示される。活性はmg/mlで表す。
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これらの結果から,モリンダ・シトリフォリアの画分および抽出物のいくつかが,試験した生物に対して阻害的および予防的活性を示したことがわかる。
この研究で2つの問題点に遭遇した。第1の問題点は,ETOAc画分または抽出物を溶液中に幾分高い濃度で存在させることの問題である。その結果,これらを測定する場合に沈殿が観察された。この沈殿は目に見える結果を妨害しなかったが,吸収の測定を妨害した。第2の問題点は,n−ヘキサン画分または抽出物がマイクロタイタープレートを腐食するように見えることである。このことも吸収に問題を引き起こすが,目に見える結果ではない。
供給された化合物がないため,第4のトレイはすべての濃度を調製するのに十分なnBuOHを有していなかった。その結果,E.coliの結果は>12.5mg/mlと記録された。
本発明は,その趣旨または本質から逸脱することなく他の特定の形に具体化することができる。記載の態様は,あらゆる点において単なる例示であって,限定的ではないものと考えるべきである。従って本発明の範囲は,上記記載ではなく,添付の請求の範囲に示されている。請求の範囲の等価物の範囲及び意味の範囲内に入る全ての変形は,本発明の範囲内に包含される。

Claims (13)

  1. 哺乳動物中で真菌および微生物の成長を阻害するための処方であって,約0.01−50重量%のケルセチンを含むことを特徴とする処方。
  2. 前記加工された処方が,前記ケルセチンと相乗的に作用して前記真菌および微生物の成長を阻害する追加の活性成分としてルチンをさらに含む,請求項1記載の処方。
  3. 前記ルチンが約0.1−10重量%の量で存在する,請求項2記載の方法。
  4. 前記処方が,経口,経皮,前記感染部位への注射,静脈内,および全身からなる群より選択される方法により投与される,請求項1記載の処方。
  5. 哺乳動物中で真菌および微生物の成長を阻害するための処方であって,0.01−10重量%のモリンダ・シトリフォリアのn−ヘキサン画分を含む経口天然物医薬組成物を含む前記処方。
  6. 前記モリンダ・シトリフォリアの画分がモリンダ・シトリフォリアのCL2CL2画分を含む,請求項5記載の処方。
  7. 前記モリンダ・シトリフォリアの画分がモリンダ・シトリフォリアのETOAc画分を含む,請求項5記載の処方。
  8. 前記モリンダ・シトリフォリアの画分がモリンダ・シトリフォリアのn−BuOH画分を含む,請求項5記載の処方。
  9. 哺乳動物中で有害な真菌および微生物の活性を阻害する方法であって,
    前記哺乳動物に,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁を含み,さらに,ケルセチン,ルチン,n−ヘキサン,CL2CL2,ETOAc,およびn−BuOHからなる群より選択される1−10重量%の活性成分を含む,少なくとも3オンスの天然物医薬処方を朝の空腹時に経口投与し;
    前記哺乳動物に,少なくとも3オンスの前記天然物医薬処方を夜の就寝前の空腹時に経口投与し;そして
    すべての有害な真菌および微生物が破壊されるまで前記経口投与の工程を毎日繰り返す,
    の各工程を含む方法。
  10. 哺乳動物中で真菌および微生物の活性を阻害する方法であって,
    内服用組成物を前記哺乳動物に全身的に導入する工程を含み,前記内服用組成物は,
    約10−80重量%の量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品;および
    約20−90重量%の量で存在するキャリア媒体
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記加工したモリンダ・シトリフォリア製品が,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁,
    加工したモリンダ・シトリフォリアピューレ果汁,加工したモリンダ・シトリフォリア食物繊維,加工したモリンダ・シトリフォリア油,加工したモリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物,加工したモリンダ・シトリフォリアピューレ果汁濃縮物,および加工したモリンダ・シトリフォリア油抽出物からなる群より選択される,請求項10記載の方法。
  12. 哺乳動物の身体中で真菌および微生物の活性を制御する方法であって,内服用組成物を前記哺乳動物に全身的に導入する工程を含み,前記内服用組成物は,約0.1−100重量%の量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリア製品を含むことを特徴とする方法。
  13. 約0.1−100重量%の量で存在する加工したモリンダ・シトリフォリアを含む,抗真菌および抗微生物天然物医薬組成物。
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