JP2007016015A - ヒストン脱アセチル化酵素および腫瘍壊死因子変換酵素阻害 - Google Patents

ヒストン脱アセチル化酵素および腫瘍壊死因子変換酵素阻害 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒストン脱アセチル化酵素(「HDAC」)および腫瘍壊死因子変換酵素(「TACE」)に関係があるとされている、ハンチントン舞踏病(HD)および関節リウマチなどのヒト疾病の治療および予防に有効な方法および組成物を提供する。
【解決手段】生体においてヒストン脱アセチル化酵素(「HDAC」)および/または腫瘍壊死因子変換酵素(「TACE」)を阻害するよう適合されている製剤であり、加工モリンダ・シトリフォリアL.植物体製品の約0.1〜99重量パーセントを含有する製剤。該加工モリンダ・シトリフォリアL.植物体製品は、モリンダ・シトリフォリアの葉の水、エタノール抽出物、蒸気蒸留抽出物及び果汁の濃縮物等であり、該製剤をさらに別の医薬と共に、経口、静脈内および全身を含む群から選択される方法により、患者に同時投与することも可能である。
【選択図】なし

Description

発明の背景
1.関連出願
本願は、2005年5月26日に出願され、「ヒストン脱アセチル化および腫瘍壊死因子変換酵素阻害(Histone Deacetylase and Tumor Necrosis Factor Converting Enzyme Inhibition)」と題された米国仮出願番号60/684,742号の優先権を主張し、これは参照によりその全文が本明細書に組み込まれる。
2.発明の分野
本発明は、生体においてヒストン脱アセチル化酵素(「HDAC」)および腫瘍壊死因子変換酵素(「TACE」)を阻害する方法および組成物に関する。より詳しくは、本発明は、加工モリンダ・シトリフォリアL.植物体製品を用いるHDACおよびTACEの阻害に関与する方法および組成物に関する。
ヒストン脱アセチル化酵素(「HDAC」)および腫瘍壊死因子変換酵素(「TACE」)は、ハンチントン舞踏病および関節リウマチをはじめとする種々のヒト疾病において関係があるとされている。このような状態および関連作用を予防および改善するよう相当な研究が行われてきた。
ハンチントン舞踏病(HD)は進行性であり、ハンチンチン遺伝子の突然変異によって引き起こされる胎児神経変性病である。変異ハンチンチンは、遺伝子発現に影響を及ぼす。疾病の進行にかなりの影響を及ぼす治療剤または治療は全くわかっていない。しかし、HDにおいて神経細胞死をもたらす一連の事象はわかっていないが、正常な遺伝子発現の混乱をもたらす遺伝子転写を干渉することが重要なステップとなり得るという可能性はある。
遺伝子転写は、タンパク質とヒストンの間の複雑な相互作用によって、ならびにアセチル化、メチル化およびリン酸化によるこれらの分子の修飾によって制御されている。変異ハンチンチンは、ヒストンアセチルトランスフェラーゼと結合することによってヒストンアセチル化を減少させ、それによって遺伝子転写に影響を及ぼすことができる。ヒストン脱アセチル化を防ぐ薬物は、変異ハンチンチンの存在下で転写を回復させることができる。ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤として知られるこれらの薬物は癌の化学療法薬として研究されており、これとしては、酪酸ナトリウム、フェニルブチレート、トリコスタチンAおよびスベロイドアニリドヒドロキサム酸(SAHA)が挙げられる。
例えば、いくつかの研究により、酪酸ナトリウム、HDAC阻害剤は、R6/2トランスジェニックマウスモデルにおいてHDの生存を有意に高め、神経病理学的作用、ならびに運動傷害を減少させることがわかっている。酪酸ナトリウムおよび同様のHDAC阻害剤は、細胞増殖モデルにおけるその阻害作用のために抗癌剤として現在試験されている。
関節リウマチは、より一般的な自己免疫疾患の1種である。推定5百万人が関節リウマチを患っており、この数値は2010年には5.7百万人まで増加する。関節リウマチは、非特異的、通常左右対称の末梢関節の炎症を特徴とし、パンヌスとして知られる肥大した滑膜の形成が現れる慢性症候群である。パンヌス形成は、関節および関節周囲構造の破壊を映し出すものであり、全身の兆候を伴う場合も伴わない場合もある。この状態は、免疫系が必ず関与していることによってだけでなく、疾病発症が、どの年齢でも始まり得るが、人生の初期、通常20歳〜50歳の間に起こることからも変形性関節症とは異なる。炎症は、T細胞の活性化とその後の滑膜への浸潤と関係している。長期の炎症がパンヌス形成および自己破壊性メディエーターの放出をもたらす。
HDAC阻害剤は、関節リウマチの可能性あるアプローチと関連づけられてきた。例えば、最近の研究により、HDAC7発現の阻害は、TCR活性化に応じたT細胞アポトーシスの増加を引き起こすということが実証されている。その他の研究では、滑膜繊維芽細胞において2種の異なるHDAC阻害剤がヒストンH3およびH4アセチル化を阻害した。これは増殖の低下をもたらし、対照よりも実験的関節リウマチを患うラット由来の繊維芽細胞において、より大きな作用をもたらした。さらなるインビボ研究では、ラットにおいてHDAC阻害剤の連続局所投与が足の腫れを局所的に、最大50%まで低減させることがわかった。この作用は経口ヒドロコルチゾンを投与された場合よりも長く持続し、組織学的改善、細胞周期阻害剤、例えばp16 INK4およびp21 Cip1の発現ならびにTNFα、関節リウマチにおける炎症プロセスの中心であるサイトカインの発現の減少によって反映されていた。
本発明の実施形態は、既知のHDACおよび/またはTACE阻害剤の負の副作用を引き起こさずに、ヒストン脱アセチル化酵素(「HDAC」)および/または腫瘍壊死因子変換酵素(「TACE」)を阻害する方法および組成物を含んでなる。
ある実施形態は、各々が1種以上の加工モリンダ・シトリフォリアL.製品を含む、モリンダ・シトリフォリア組成物を含んでなる。モリンダ・シトリフォリア製品は、モリンダ・シトリフォリア果汁を含むことが好ましく、この果汁は、組成物を哺乳動物に投与した場合に負の副作用を引き起こさずにHDACおよび/またはTACEの阻害を最大にし得る量で存在することが好ましい。
本発明の方法のある実施形態は、哺乳動物においてHDACおよび/またはTACEを阻害する量のモリンダ・シトリフォリア抽出物の投与および/または消費を含んでなる。本発明の方法はまた、モリンダ・シトリフォリア果汁およびその濃縮物をはじめとするモリンダ・シトリフォリア組成物および抽出物を得ることを含む。
ある実施形態は、既知のHDACおよび/またはTACEによって引き起こされる負の副作用を引き起こさずにHDACおよび/またはTACEの活性を阻害する方法を提供する。
ある実施形態は、妊娠中に使用できる経口投与型HDACおよび/またはTACE阻害剤を提供する。
ある実施形態は、既知のHDACおよび/またはTACE阻害剤に応答しない患者において、HDACおよび/またはTACE活性を阻害できる経口投与型組成物を提供する。
ある実施形態は、処方箋を必要としない、哺乳動物においてHDACおよび/またはTACE活性を阻害する市販の組成物を提供する。
ある実施形態は、約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在する、少なくとも1種の加工モリンダ・シトリフォリア製品を含有し、HDACおよび/またはTACEを阻害すること、患者において原発性疾患の、HDACおよび/またはTACE活性に起因する合併症を予防すること、患者において、HDACおよび/またはTACE活性に起因する原発性疾患を治療すること、患者において、HDACおよび/またはTACE活性に起因する原発性疾患を予防することを含む方法により哺乳動物に影響を及ぼすよう適合されている製剤を投与することを含んでなる、哺乳動物を治療する方法および/または組成物を含む。
本発明の方法および組成物の実施形態についての以下の説明は、本発明の範囲を制限しようとするものではなく、単に、本発明の好ましい実施形態をはじめとするいくつかの実施形態を代表するものである。
本発明は、ヒトをはじめとする哺乳動物においてHDACおよび/またはTACE活性を阻害する組成物および方法、ならびにハンチントン舞踏病および関節リウマチおよび関連続発状態を治療および予防する組成物および方法を含んでなる。
本発明は、各々が1種以上のモリンダ・シトリフォリアL.植物体由来の加工製品を含むモリンダ・シトリフォリア組成物を含んでなる。モリンダ・シトリフォリア製品は、モリンダ・シトリフォリア果汁を含むことが好ましく、この果汁は、組成物を哺乳動物に投与した場合に負の副作用を引き起こさずにHDACおよび/またはTACEの阻害を最大にし得る量で存在することが好ましい。モリンダ・シトリフォリア植物体の抽出物は、それだけには限らないが、果汁および果肉およびその濃縮物をはじめとする果実、葉抽出物をはじめとする葉、シードオイルをはじめとする種子、花、根、樹皮および木部をはじめ、モリンダ・シトリフォリアL.植物体の1以上部分を含み得る。
本発明のある組成物は、全組成物重量の約1〜5パーセントの間で存在するモリンダ・シトリフォリア抽出物を含んでなる。その他のこのようなパーセンテージの範囲としては、約1〜50パーセント、約85〜99パーセント、約5〜10パーセント、約10〜15パーセント、約15〜20パーセント、約20〜50パーセントおよび約50〜100パーセントが挙げられる。
本発明のあるモリンダ・シトリフォリア組成物には、モリンダ・シトリフォリア果汁蒸発濃縮物が存在し、この蒸発濃縮物の濃縮度(本明細書においてさらに説明される)は約8〜12パーセントの間である。その他のこのようなパーセンテージの範囲としては、約4〜12パーセントおよび約0.5〜12パーセントが挙げられる。
本発明のあるモリンダ・シトリフォリア組成物には、モリンダ・シトリフォリア果汁凍結濃縮物が存在し、この凍結濃縮物の濃縮度(本明細書においてさらに説明される)は約8〜12パーセントの間である。その他のこのようなパーセンテージの範囲としては、約4〜12パーセントおよび約0.5〜12パーセントが挙げられる。
1種以上のモリンダ・シトリフォリア製品を、その他の成分または担体(本明細書においてさらに議論される)とさらに組合せて薬剤モリンダ・シトリフォリア製品または組成物(本明細書において「薬剤」とは、ヒトまたは哺乳動物などの生体の健康を改善しようと設計された、いずれかの薬物または製剤を指し、栄養補助食品を含む)製造することができ、これもまた本発明のモリンダ・シトリフォリアである。薬剤モリンダ・シトリフォリア製品の例としては、それだけには限らないが、経口投与型溶液および静脈注射用溶液が挙げられる。
本発明の方法は、哺乳動物においてHDACおよび/またはTACEを阻害する量のモリンダ・シトリフォリア組成物の投与および/または消費を含んでなる。いずれかの特定の患者に投与されるいずれかの組成物の具体的な投与量レベルは、患者の年齢、体重、全体的な健康、性別、食事、投与時間、投与経路、排出速度、薬物の組合せおよび治療を受けているか潜伏過程にある個々の疾病の重篤度をはじめとする種々の因子に応じて変わるということは理解されよう。
本発明の方法はまた、モリンダ・シトリフォリア果汁およびその濃縮物をはじめとするモリンダ・シトリフォリア組成物および抽出物を得ることを含む。本発明の実施形態のいくつかはモリンダ・シトリフォリア果汁プレメイドを得ることを考慮していることはわかるであろう。本発明の種々の方法を本明細書においてより詳細にさらに記載する。
本発明の以下の開示は小見出しに分類する。小見出しの利用は、単に、読者の便宜のためであって、いかなる意味においても制限と解釈されるべきではない。
1.本発明の組成物に組込むための、モリンダ・シトリフォリア植物体由来抽出物の獲得
科学的にはモリンダ・シトリフォリアL.(「モリンダ・シトリフォリア」)として知られる、ヤエヤマアオキまたはノニの木は、潅木または低木である。葉は向かい合って配置しており、楕円形から卵形である。小さな白い花が、多肉質の、球形の、頭のような塊に含まれている。果実は大きく、多肉質で、卵形である。成熟すると、乳白色になり、食べられるが、不快な風味と匂いがある。この植物は南東アジア原産であり、遠い昔にインドから東ポリネシアまでの広い範囲に広がった。世界中で不規則的に成長しており、大農場や小さな個人の栽培地で栽培されてきた。モリンダ・シトリフォリアの花は、小さく、白色で、3〜5浅裂し、管状で、香りが高く、約1.25cmの長さである。花は、卵形、楕円体または丸みを帯び、でこぼこした塊に融合している、多数の小さな小核果からなる複果となり、蝋様で、白色または緑がかった白色または黄色がかった、半透明の皮がついている。この果実には、ジャガイモと同様、その表面に「目」がある。この果実は、果汁が多く、苦く、くすんだ黄色または黄色がかった白色をしており、多数の赤茶色の、硬い、長円−三角形の、翼状の2つに分かれた核を含んでおり、その各々に4つの種が含まれている。
果実は、完熟すると腐ったチーズのような強い匂いを放つ。果実は、いくつかの国の人々には食品として食されてきたが、モリンダ・シトリフォリア植物体の最も一般的な用途は、赤色と黄色の染料の供給源としてであった。最近、モリンダ・シトリフォリア植物体の栄養上および健康上の利点が注目されるようになり、以下にさらに論じる。
加工モリンダ・シトリフォリア果汁は、熟したモリンダ・シトリフォリア果実の種と皮をジュースと果肉から分離すること、ジュースから果肉を濾過すること、およびジュースをパッケージングすることによって調製できる。あるいは、ジュースをパッケージングするのではなく、ジュースを、一成分として別の食品に直ちに含めることもできる。ある実施形態では、ジュースと果肉を裏ごしして均質な混合物とし、その他の成分と混合する場合もある。その他のプロセスとしては、果実およびジュースを凍結乾燥することが挙げられる。果実およびジュースは、最終ジュース製品の製造の際に再構成できる。さらにその他のプロセスとしては、果実およびジュースを、咀嚼される前に風乾することが挙げられる。
本発明は、モリンダ・シトリフォリア植物体から抽出した果汁および/またはピューレ果汁の使用も考慮する。目下のところ好ましい、モリンダ・シトリフォリア果汁の製造プロセスでは、果実を手作業で選別するか機械設備で選別するかのいずれかである。果実は、直径が少なくとも1インチ(2〜3cm)最大12インチ(24〜36cm)で収穫できる。果実の色は濃緑色から黄緑色、白色まで、およびその間の色のグラデーションの範囲であることが好ましい。収穫後、果実を十分に洗浄し、その後何らかの加工を行う。
果実は0〜14日で完熟するか、熟成するが、ほとんどの果実は2〜3日とどめられる。果実は、地面と接触しないよう設備上に置かれることによって完熟するか、熟成する。熟成の間、布または網素材で覆うことが好ましいが、覆わなくても熟成させることができる。さらなる加工に向けて準備が整うと、果実の色が、薄緑色から、薄黄色、白色または透明感のある色に明るくなる。果実を損傷について、または過度の緑色および硬い硬度について調べる。許容できる果実と損傷した果実および硬く緑色の果実を分ける。
完熟し、熟成した果実は、加工および輸送のために容器に入れることができる。本発明の好ましい実施形態では、熟成した果実を、さらなる加工および輸送のためにプラスチックの内張りをした容器に入れる。熟成した果実の容器は0〜120日とどめおくことができる。本発明の好ましい実施形態では、果実の容器を加工の前に7〜14日間とどめおく。場合によっては、容器をさらなる加工の前に冷蔵条件または周囲温度/室温下で保存することができる。果実を保存容器から取り出し、手作業によるか、機械による分離器によってさらに加工することができ、ここでジュースと果肉から種子と皮を分離する。
ジュースと果肉は保存および輸送用容器にパッケージングしてもよい。あるいは、ジュースと果肉を直ちに加工して完成ジュース製品にすることもできる。容器は冷蔵、凍結または室温条件で保存できる。
モリンダ・シトリフォリアジュースおよび果肉はブレンドして均質な混合物にすることが好ましく、その後その他の成分と混合してもよい。完成ジュース製品は加熱し、181°F(83℃)の最低温度またはより高温の最高212°F(100℃)で低温殺菌することが好ましい。
もう1つの加工製品は、濃縮物または希釈形のいずれかのモリンダシトリフォリアピューレおよびピューレジュースである。ピューレは本質的には、種子から分離した果肉であり、本明細書に記載される果汁製品とは異なる。
各製品を最終容器に詰め、密閉する。容器はプラスチック製、ガラス製、または加工温度に耐えられる他の適した材料製であり得る。この容器を充填温度で維持し、または迅速に冷却してもよいが、次いで、運送用容器に入れる。運送用容器は、最終容器中の製品の温度を維持または制御する材料で、そのように包むことが好ましい。
ジュースおよび果肉は、濾過設備によってジュースと果肉を分離することによってさらに加工することができる。濾過設備は、それだけには限らないが、遠心デカンター、サイズが0.01ミクロンから最大2000ミクロンの、より好ましくは500ミクロン未満のスクリーンフィルター、フィルタープレス、逆浸透濾過、および何らかのその他の標準的な市販の濾過装置からなることが好ましい。作動フィルター圧は、0.1psig〜最大約1000psigの範囲であることが好ましい。流速は0.1g.p.m.〜最大1000g.p.m.の範囲であることが好ましく、5〜50g.p.m.の間がより好ましい。湿潤果肉を洗浄し、少なくとも1回、最大10回濾過し、果肉からあらゆるジュースを回収する。通常、湿潤果肉の繊維含量は10〜40重量パーセントである。湿潤果肉は、最低181°F(83℃)の温度で低温殺菌し、次いで、さらなる加工のためにドラムにつめるか、高繊維製品にすることが好ましい。
加工モリンダ・シトリフォリア製品は食物繊維としても存在し得る。さらに、加工モリンダ・シトリフォリア製品はオイルの形、例えばオイル抽出物でも存在し得る。通常、モリンダ・シトリフォリアオイルには、トリグリセリドのようないくつかの異なる脂肪酸、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、およびリノール酸など、ならびにより少量で存在するその他の脂肪酸の混合物が含まれている。さらに、オイルに、オイルの変質を阻害する抗酸化剤を含めることが好ましい。従来の食品用抗酸化剤を用いることが好ましい。
高繊維製品は、湿潤または乾燥モリンダ・シトリフォリア果肉、添加繊維成分、水、甘味料、矯剤味、着色剤、および/または栄養成分を含み得る。添加繊維成分としては、市販のまたは個人で開発したのいずれかの植物ベースの繊維製品が挙げられる。いくつかの代表的な繊維製品の例としては、グアーガム、アラビアガム、ダイズ繊維、オートムギ繊維、エンドウマメ繊維、イチジク繊維、かんきつ類果肉嚢、ヒドロキシメチルセルロース、セルロース、海草、食品用木材または木材パルプ、ヘミセルロースなどがある。その他の添加繊維成分としては、穀物または穀物製品に由来するものがあり得る。これらのその他の繊維原料の濃度は、通常、0から最大30重量パーセント、より好ましくは、10〜30重量パーセントの範囲である。
ジュースおよび果肉は種々の方法を用いて乾燥できる。ジュースおよび果肉の混合物は、乾燥する前に、低温殺菌してもよいし酵素処理してもよい。酵素プロセスは、製品を75°F〜135°Fの間の温度に加熱することで開始する。次いで、単一酵素か酵素の組合せのいずれかで処理する。これらの酵素としては、それだけには限らないが、アミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ブロメリンなどが挙げられる。ジュースおよび果肉は、その他の成分、例えば、高繊維製品に関連して先に記載したものとともに乾燥してもよい。乾燥ジュースおよび果肉の代表的な栄養プロフィールは、1〜20パーセントの水分、0.1〜15パーセントのタンパク質、0.1〜20パーセントの繊維、ならびにビタミンおよびミネラル内容物である。
濾過したジュースと湿潤果肉の洗浄から得た水を、ともに混合することが好ましい。濾過したジュースを真空蒸発させ、40〜70ブリックスおよび0.1〜80パーセント、より好ましくは、25〜75パーセントの水分とすることができる。得られた濃縮モリンダ・シトリフォリアジュースは低温殺菌してもよいし、しなくてもよい。例えば、このジュースは、糖含量または水分活性が微生物の増殖を防ぐのに十分なほど低いという状況では低温殺菌しない。
モリンダ・シトリフォリア植物体は天然成分が豊富である。発見されている成分としては、(葉に由来する):アラニン、アントラキノン、アルギニン、アスコルビン酸、アスパラギン酸、カルシウム、β−カロチン、システイン、シスチン、グリシン、グルタミン酸、グリコシド、ヒスチジン、鉄、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、ナイアシン、フェニルアラニン、リン、プロリン、樹脂、リボフラビン、セリン、β−シトステロール、チアミン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、ウルソル酸、およびバリン;(花に由来する):アカセチン−7−o−β−d(+)−グルコピラノシド、5,7−ジメチル−アピゲニン−4’−o−β−d(+)−ガラクトピラノシド、および6,8−ジメトキシ−3−メチルアントラキノン−1−o−β−ラムノシル−グルコピラノシド;(果実に由来する):酢酸、アスペルロサイド、ブタン酸、安息香酸、ベンジルアルコール、1−ブタノール、カプリル酸、デカン酸、(E)−6−ドデセノ−γ−ラクトン、(Z,Z,Z)−8,11,14−エイコサトリエン酸、エライジン酸、エチルデカノエート、エチルヘキサノエート、エチルオクタノエート、エチルパルミテート、(Z)−6−(エチルチオメチル)ベンゼン、オイゲノール、グルコース、ヘプタン酸、2−ヘプタノン、ヘキサナル、ヘキサンアミド、ヘキサン二酸、ヘキサン酸(hexanoic acid、hexoic acid)、1−ヘキサノール、3−ヒドロキシ−2−ブタノン、ラウリン酸、リモネン、リノール酸、2−メチルブタン酸、3−メチル−2−ブテン−1−オル、3−メチル−3−ブテン−1−オル、メチルデカノエート、メチルエライデート、メチルヘキサノエート、メチル3−メチルチオ−プロパノエート、メチルオクタノエート、メチルオレエート、メチルパルミテート、2−メチルプロパン酸、3-メチルチオプロパン酸、ミリスチン酸、ノナン酸、オクタン酸(octanoic acid、octoic acid)、オレイン酸、パルミチン酸、カリウム、スコポレチン、ウンデカン酸、(Z,Z)−2,5−ウンデカジエン−1−オル、およびボミフォル(vomifol);(根に由来する):アントラキノン、アスペルロサイド(ルビクロリック・アシッド(rubichloric acid))、ダムナカンサル、グリコシド、モリンダジオール、モリンジン、モリンドン、粘着性物質、ノル-ダムナカンサル、ルビアジン、ルビアジンモノメチルエーテル、樹脂、ソランジジオール、ステロール、およびトリヒドロキシメチルアントラキノン-モノメチルエーテル;(根皮に由来する):アリザリン、クロロルビン、グリコシド(ペントース、ヘキソース)、モリンダジオール、モリンダニグリン、モリンジン、モリンドン、樹脂性物質、ルビアジンモノメチルエーテル、およびソランジジオール;(木部に由来する):アントラガロール−2,3−ジメチルエーテル;(組織培養物に由来する):ダムナカンサル、ルシジン、ルシジン−3−プリメベロシド、およびモリンドン−6β−プリメベロシド;(苗に由来する):アリザリン、アリザリン−α−メチルエーテル、アントラキノン、 アスペルロサイド、ヘキサン酸、モリンダジオール、モリンドン、モリンドゲニン(morindogenin)、オクタン酸、およびウルソル酸が挙げられる。
本発明はM.シトリフォリア植物体のすべての部分を、単独で、互いに組合せてまたは他の成分と組合せて利用することを考慮する。先に列挙したM.シトリフォリア植物体の部分は、用いられる植物の部分の完全なリストではなく、単に例示的なものである。したがって、M.シトリフォリア植物体の部分の中には、先に記載されていないものもあるが(例えば、果実から得られる種子、果実の果皮、樹皮または苗)、本発明は植物体の部分のすべての使用を考慮する。
成分、構成要素または抽出物は、葉、茎、種子および/または根をはじめ、モリンダ・シトリフォリア植物体のいずれの部分からも得ることができる。本発明の好ましい実施形態では、抽出物は、まず原料を切り刻むことによって葉、茎、種子および/または根から得ることができる。次いで、抽出法を用いて注目する成分を単離できる。注目する成分の抽出は、未加工の成分を選択した溶媒に曝露することによって達成できる。本発明の一実施形態では、温水抽出法を、所望の成分を確実に単離する適当な温度で用いる。例えば、原料に水を、重量で5:1の比で加え、95℃に加熱する。抽出には、有機溶媒または水性溶媒と有機溶媒の混合物をはじめ、その他の溶媒も用いることができる。有機溶媒は、エタノール、メタノールおよびヘキサンを含む群から選択することが好ましい。さらに、従来のオートクレーブ装置を用いる湿潤加圧加熱プロセスを適用してもよい。さらに、セルロース加水分解酵素を用いる処理プロセスを、前記のプロセスに加えてもよい。必要に応じて、葉、茎、種子および/または根から得た抽出物から濾過によって不溶性構成要素を除去した後、溶媒を除去すると、本発明の抽出物が得られる。必要に応じて、この抽出物を低温殺菌してもよいし、濃縮してもよいし乾燥させてもよい。乾燥は従来のスプレー乾燥または凍結乾燥を用いて達成できる。抽出物は冷蔵または凍結条件下で保存できる。
さらに、オイルを種子から抽出できる。オイルは種子を乾燥し、破砕し、圧力をかけて圧搾することによって得ることができる。ヘキサン、エタノール、水、その他の水性溶媒またはその他の有機溶媒を含む群から選択される溶媒を用いてオイルを抽出することによって、種子ケーキ残渣からさらなるオイルを抽出することができる。オイルには、脂肪酸、例えば、トリグリセリドの形のリノール酸、オレイン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸が含まれる。
2.本発明の組成物の例示的成分および形態
本発明の組成物は、種々の組成物のいずれか、例えば、経口投与型組成物、静脈注射用溶液およびその他の製剤または組成物に製剤できる。本明細書において先に記載したように、組成物には種々の成分を含めることができる。
経口投与型組成物は、例えば、液体または飲料、錠剤、トローチ剤、水性もしくは油性懸濁液、分散性散剤もしくは顆粒剤、エマルション、シロップ剤またはエリキシル剤の形をとることができる。経口用の組成物は、当技術分野で公知のいずれかの方法にしたがって調製でき、このような組成物には、1種以上の薬剤、例えば、甘味剤、矯味剤、着色剤および保存料を含めてもよい。また、1種以上のさらなる成分、例えば、ビタミンおよびミネラルなども含めることができる。錠剤は、1種以上のモリンダ・シトリフォリア抽出物が、錠剤の製造に適した、非毒性の製薬上許容される賦形剤との混合物で含まれるよう製造できる。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、造粒剤および崩壊剤、結合剤および滑沢剤であり得る。錠剤にはコーティングを施していなくともよいし、消化管における崩壊および吸収を遅延させ、それによってより長期間にわたって持続作用を提供するために、既知の技術によってコーティングを施してもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延物質を使用できる。
水性懸濁液には、モリンダ・シトリフォリア抽出物が、水性懸濁液の製造に適した賦形剤との混合物で含まれる。このような賦形剤としては、それだけには限らないが、カルボキシメチル−セルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシ−プロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニル−ピロリドン、トラガカントゴムおよびアラビアゴムなどの沈殿防止剤、レシチンのような天然リン脂質、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルとヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、またはエチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルと無水ヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリエチレンソルビタンなどの分散剤または湿潤剤が挙げられる。
代表的な甘味剤としては、それだけには限らないが、トウモロコシ、テンサイ、サトウキビ、ジャガイモ、タピオカ由来の天然糖、またはその他のデンプン含有供給源が挙げられ、それらは化学的にまたは酵素的に結晶塊、粉末および/またはシロップに変換できる。さらに、甘味料は人工または高強度甘味料からなる場合もあり、その中にはアスパルテーム、スクラロース、ステビア、サッカリンなどが挙げられる。甘味料の濃度は、組成物の、0〜50重量パーセントの間、より好ましくは約1〜5重量パーセントの間であり得る。
代表的な矯味剤としては、それだけには限らないが、嗜好性に寄与する人工および/または天然矯味成分が挙げられる。フレーバーの濃度は例えば、組成物の、0〜15重量パーセントの範囲であり得る。着色剤としては、組成物の、0〜10重量パーセントの範囲の濃度を有する、食品用人工または天然着色剤が挙げられる。
代表的な栄養成分としては、組成物の、0〜10重量パーセントの濃度の、ビタミン、ミネラル、微量元素、ハーブ、植物抽出物、生理活性化学物質および化合物が挙げられる。ビタミンの例としては、それだけには限らないが、ビタミンA、B1〜B12、C、D、E、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどが挙げられる。ミネラルおよび微量元素の例としては、それだけには限らないが、カルシウム、クロム、銅、コバルト、ホウ素、マグネシウム、鉄、セレン、マンガン、モリブデン、カリウム、ヨウ素、亜鉛、リンなどが挙げられる。ハーブおよび植物抽出物としては、それだけには限らないが、アルファルファグラス、蜂花粉、クロレラ粉末、ドンクアイ粉末、エキナセア根、イチョウ抽出物、ホーステールハーブ、ヤエヤマアオキ、シイタケ、スピルリナ海草、グレープシード抽出物などが挙げられる。代表的な生理活性化学物質としては、それだけには限らないが、カフェイン、エフェドリン、L−カルニチン、クレアチン、リコピンなどが挙げられる。
また、本発明の成分には、1種以上の当技術分野で公知のまたは用いられている担体物質(例えば、水)を含めることができる。その他の成分の例としては、それだけには限らないが、人工矯味剤、その他の天然ジュースまたはジュース濃縮物、例えば、天然グレープジュース濃縮物もしくは天然ブルーベリージュース濃縮物が挙げられる。本発明の組成物に用いられる成分としては、哺乳動物の身体に取り込まれるのに安全であるいずれかのものが挙げられる。
本発明は、モリンダ・シトリフォリアベースの製剤で、望ましくない副作用を引き起こす有意な傾向なく、HDACおよび/またはTACEを阻害する方法を提供することが好都合である。
本発明は、ヤエヤマアオキ植物体由来の1種以上の加工モリンダ・シトリフォリア製品を用いて処方される、栄養補助組成物または治療を提供することによる、HDACおよび/またはTACEを阻害するための独特の製剤およびその投与方法を特徴とする。モリンダ・シトリフォリア製品を、患者のインビボ治療に適した種々の担体または栄養補助組成物に組み込む。例えば、栄養補助製剤は経口摂取してもよいし、静脈注射もしくは給餌システムによって取り入れてもよいし、あるいは適切であり指導されるように取り込んでもよい。
本発明の栄養補助組成物は、約0.01〜100重量パーセントの間、好ましくは0.01〜95重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品の1種以上を含んでなる。製剤のいくつかの例示的実施形態を以下に提供する。しかし、当業者ならば、加工モリンダ・シトリフォリア製品を含んでなる他の製剤または組成物を認識するように、これらは単に例示しようとするものである。
加工モリンダ・シトリフォリア製品は、HDACおよび/またはTACEを阻害するための、有効成分であり、または1種以上の有効成分、例えば、ケルセチン、ルチン、スコポレチン、オクトアノイック・アシッド、カリウム、ビタミンC、テルペノイド、アルカロイド、アントラキノン(ノルダムナカンサルなど)、モリンドン、ルビアンジン、B−シトステロール、カロチン、ビタミンA、フラボン配糖体、リノール酸、アリザリン、アミノ酸、アキュビン、L−アスペルロシド、カプロン酸、カプリル酸、ウルソル酸および推定上プロキセロニン他を含む。有効成分は、水性または有機溶媒、例えば、種々のアルコールもしくはアルコールベースの溶液、例えば、メタノール、エタノールおよび酢酸エチルおよびその他のアルコールベースの誘導体を用い、いずれかの当技術分野で公知の方法を用いて抽出できる。ケルセチンおよびルチンという有効成分は、全製剤または組成物の0.01〜10重量パーセントの範囲の量で存在する。これらの量はさらに、10〜100パーセントの範囲の量で存在するより強力な濃度に濃縮できる。
モリンダ・シトリフォリアを含んでなる栄養補助組成物は、当技術分野で公知の手段のいずれかを用いて調製できる。さらに、栄養補助組成物は、大概、経口によって消費されるので、それに甘味剤、矯味剤、着色剤、保存剤、および指示されるようなその他の薬剤からなる群から選択される1種以上の薬剤を含めてもよい。
本発明は、処方される、栄養補助組成物または治療を提供することによる、HDACおよび/またはTACEを阻害するための、1種以上の加工モリンダ・シトリフォリア製品を含んでなる栄養補助組成物の投与方法をさらに特徴とする。栄養補助食品の投与方法またはHDACおよび/またはTACEの阻害方法は、(a)約0.01〜95重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品を幾分か含んでなり、また、担体、例えば、水または精製水およびその他の天然もしくは人工成分も含んでなる栄養補助組成物を製剤するステップと、(b)栄養補助組成物を、加工モリンダ・シトリフォリア製品が十分に取り込まれるように身体に取り入れるステップと、(c)前記ステップを必要なだけ反復し、HDACおよび/またはTACEを阻害するのに有効な量の加工モリンダ・シトリフォリア製品を患者の身体に提供するステップとを含んでなる。
栄養補助組成物を身体に取り入れるステップは、組成物を経口によって消化するものを含んでなる。栄養補助食品を経口によって消化することとは、栄養補助組成物は、液体、ゲル、固体、または組成物が身体内で迅速に消化され濃縮されるのを可能にするその他のいくつかの種類として製剤できることを意味する。栄養補助組成物の投与というステップは、最高濃度の栄養補助組成物、特に、加工モリンダ・シトリフォリア製品が患者の身体に取り込まれ吸収されるような有効な方法で実施しなくてはならないということを留意することは重要である。一実施形態では、栄養補助組成物は、ティースプーン1杯〜2オンスの間、好ましくは2オンスの栄養補助組成物を、毎日2時間毎、または少なくとも1日2回摂取することによって投与される。さらに、栄養補助組成物は、何らかの食品または飲料の消費の少なくとも2時間前という期間を意味する空腹時に摂取されるべきである。これに従えば、栄養補助組成物は身体の組織に十分に吸収され得る。もちろん当業者ならば組成物の量および使用頻度は個人毎に変わり得るということは認識しているであろう。例えば、本発明は、各投与につき最大10オンスまでの投与を考慮する。
本発明のもう1つの方法では、朝、空腹時に少なくとも1オンスの製剤1、および夜、就寝直前の空腹時に少なくとも1オンスを摂取する。本発明のもう1つの方法では、うつ病と診断されたかうつ病を患っている人が、少なくとも1オンスの製剤2を1日2回摂取する。さらに、栄養補助組成物を投与するステップは、組成物を静脈ポンプを用いて身体に注入することを含み得る。
以下の組成物または製剤は、本発明によって考慮される、いくつかの好ましい実施形態を表す。
Figure 2007016015
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実施例
以下の実施例はモリンダ・シトリフォリア組成物のHDACおよび/またはTACEの阻害に対する作用を説明し、提示するものである。これらの実施例は決して限定しようとするものではなく、モリンダ・シトリフォリアの、HDACおよび/またはTACE阻害に対する利益と利点、および治療上の作用を単に例示するものである。
本実施例では、ハンチントン舞踏病を経験しているか、診断された患者および患っている患者は、処方箋なしで買える、市販の調製物でその状態を治療する。こういった個人が、この疾病を治療するために、加工モリンダ・シトリフォリア果汁を含有する、同定された所定量の組成物を消費する。こういった人が、HDACおよび/またはTACEが阻害され、ハンチントン舞踏病が減少するかなくなるまで、加工モリンダ・シトリフォリア果汁を含有する食品を断続的に消費する。
本実施例では、関節リウマチを経験しているか、診断された患者および患っている患者が、処方箋なしで買える、市販の調製物でその状態を治療することを望む。こういった個人が、この神経変性障害を治療するために、加工モリンダ・シトリフォリア果汁を含有する、同定された所定量の組成物を消費する。こういった人が、HDACおよび/またはTACEが十分に阻害され、関節リウマチが減少するかなくなるまで、加工モリンダ・シトリフォリア果汁を含有する食品を断続的に消費する。
以下では、本発明のモリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物の実施形態で生化学的アッセイを実施することから得られた結果を示す。ここで留意すべきは、「TNJ」とは本発明にしたがって加工され、タヒチアンノニ(登録商標)ジュースとして市販されているモリンダ・シトリフォリアジュースを指し、「TNCMP1」とはモリンダ・シトリフォリア蒸発濃縮物を指すということである。濃度のパーセンテージは、調べた個々の濃縮物の濃縮度、すなわち、濃縮物を得たモリンダ・シトリフォリア果汁と比べた濃度の強度を表す。阻害のパーセンテージは、それによってHDACおよび/またはTACE酵素が阻害されたパーセントである。
Figure 2007016015
以下では、本発明のモリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物の実施形態で生化学的アッセイを実施することから得られた結果を示す。ここで留意すべきは、「TNJ」とは本発明にしたがって加工され、タヒチアンノニ(登録商標)ジュースとして市販されているモリンダ・シトリフォリアジュースを指し、「TNCMP1」とはモリンダ・シトリフォリア蒸発濃縮物を指すということである。濃度のパーセンテージは、調べた個々の濃縮物の濃縮度、すなわち、濃縮物を得たモリンダ・シトリフォリア果汁と比べた濃度の強度を表す。阻害のパーセンテージは、それによってHDACおよび/またはTACE酵素が阻害されたパーセントである。
Figure 2007016015
特に断りのない限り、本明細書またはいずれかの特許請求の範囲または図面中に存在する成分の量を表すいずれかの数字、反応条件などは、用語「約」によってすべての場合に改変されると理解されなくてはならない。したがって、反対の指示がない限り、本明細書に示される数値パラメーターは、本発明によって得られようとする所望の特性に応じて変わり得る近似値である。少なくとも、各数値パラメーターは、報告される有効桁の数を考慮し、通常の四捨五入技術を適用することによって少なくとも解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を示す、いずれの数値域およびパラメーターも近似値ではあるが、具体的な実施例において示される数値は、出来る限り正確に報告されている。しかし、いずれの数値も、そのそれぞれの試験測定において見られる標準偏差から必然的に生じる特定の誤差を本質的に含む。
本明細書には、本発明の例示的実施形態を記載してきたが、本発明は、本明細書に記載した種々の好ましい実施形態に限定されるものではなく、本開示内容に基づいて当業者には明らかであろうが、改変、省略、組合せ、適応および/または変更を含む、ありとあらゆる実施形態を含む。いずれかの特許請求の範囲における制限は、特許請求の範囲に用いた言葉に基づいて広く解釈されるべきであり、包括的なものとして解釈されるべきである、本明細書に記載される実施例に限定されるべきではない。例えば、本開示内容において、用語「好ましくは」とは、「それだけには限らないが、好ましくは」を意味すると解釈されるべきである。
本発明は、その趣旨または本質的な特徴から逸脱することなく他の特定の形で実施できる。記載した実施形態はあらゆる点で単に例示的なものであって、制限的なものではないと考えられるべきである。

Claims (17)

  1. ヒストン脱アセチル化酵素および/または腫瘍壊死因子変換酵素を阻害するよう適合されている製剤であって、約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在する少なくとも1種の加工モリンダ・シトリフォリア製品を含んでなる、製剤。
  2. 前記モリンダ・シトリフォリア製品が担体媒質とともに用いられる、請求項1に記載の製剤。
  3. 前記加工モリンダ・シトリフォリア製品が、モリンダ・シトリフォリアの葉抽出物、約0.1〜50重量パーセントの間の量で存在する葉温水抽出物、約0.1〜50重量パーセントの量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア葉エタノール抽出物、約0.1〜50重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア葉蒸気蒸留抽出物、モリンダ・シトリフォリア果汁、モリンダ・シトリフォリア抽出物、モリンダ・シトリフォリア食物繊維、モリンダ・シトリフォリア・ピューレジュース、モリンダ・シトリフォリア・ピューレ、モリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物、モリンダ・シトリフォリア・ピューレジュース濃縮物、凍結濃縮モリンダ・シトリフォリア果汁およびモリンダ・シトリフォリア果汁の蒸発濃縮物を含んでなる群から選択される加工モリンダ・シトリフォリア製品を含む、請求項1に記載の製剤。
  4. ケルセチン、ルチン、スコポレチン、オクタン酸、カリウム、ビタミンC、テルペノイド、アルカロイド、アントラキノン、ノルダムナカンサル、モリンドン、ルビアンジン、B−シトステロール、カロチン、ビタミンA、フラボン配糖体、リノール酸、アリザリン、アミノ酸、アキュビン、L−アスペルロシド、カプロン酸、カプリル酸、ウルソル酸および推定上プロキセロニンを含んでなる群から選択される有効成分をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  5. 前記製剤が、経口、静脈内および全身を含む群から選択される方法によって患者に投与される、請求項1に記載の製剤。
  6. 加工モリンダ・シトリフォリア製品、食品補足、栄養補助食品、別の果汁、別の天然成分、天然矯味剤、人工矯味剤、天然甘味料、人工甘味料、天然着色剤および人工着色剤を含んでなる群から選択される成分をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  7. 約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在するモリンダ・シトリフォリア製品を含んでなる製剤であって、ヒストン脱アセチル化酵素および/または腫瘍壊死因子変換酵素を阻害するよう適合されている、製剤。
  8. 哺乳動物において、ヒストン脱アセチル化酵素および/または腫瘍壊死因子変換酵素を阻害する方法であって、
    約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在する少なくとも1種の加工モリンダ・シトリフォリア製品を含有する製剤を投与するステップ
    を含んでなる、方法。
  9. 2オンスの製剤を1日2回投与する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記モリンダ・シトリフォリア製品を担体媒質とともに投与する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記加工モリンダ・シトリフォリア製品が、モリンダ・シトリフォリアの葉抽出物、約0.1〜50重量パーセントの間の量で存在する葉温水抽出物、約0.1〜50重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア葉エタノール抽出物、約0.1〜50重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア葉蒸気蒸留抽出物、モリンダ・シトリフォリア果汁、モリンダ・シトリフォリア抽出物、モリンダ・シトリフォリア食物繊維、モリンダ・シトリフォリア・ピューレジュース、モリンダ・シトリフォリア・ピューレ、モリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物、モリンダ・シトリフォリア・ピューレジュース濃縮物、凍結濃縮モリンダ・シトリフォリア果汁およびモリンダ・シトリフォリア果汁の蒸発濃縮物からなる群から選択される加工モリンダ・シトリフォリアを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 製剤が、ケルセチン、ルチン、スコポレチン、オクトアノイック・アシッド、カリウム、ビタミンC、テルペノイド、アルカロイド、アントラキノン、ノルダムナカンサル、モリンドン、ルビアンジン、B−シトステロール、カロチン、ビタミンA、フラボン配糖体、リノール酸、アリザリン、アミノ酸、アキュビン、L−アスペルロシド、カプロン酸、カプリル酸、ウルソル酸および推定上プロキセロニンからなる群から選択される少なくとも1種の有効成分を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 製剤が、加工モリンダ・シトリフォリア製品、食品補足、栄養補助食品、別の果汁、別の天然成分、天然矯味剤、人工矯味剤、天然甘味料、人工甘味料、天然着色剤および人工着色剤からなる群から選択される少なくとも1種の他の成分をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記製剤を、ヒストン脱アセチル化酵素および/または腫瘍壊死因子変換酵素阻害および関連状態を改善するよう設計された別の医薬と同時投与するステップをさらに含んでなり、前記製剤が前記医薬の効力を高める、請求項8に記載の方法。
  15. 前記製剤を、毎日空腹時に約ティースプーン1杯〜2オンスの間の量で、少なくとも1日2回投与する、請求項8に記載の方法。
  16. 哺乳動物を治療する方法であって、
    約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品を含有する製剤を投与することを含んでなり、製剤は、ヒストン脱アセチル化酵素の阻害、患者における原発性疾患の、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する合併症の予防、患者における、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する原発性疾患の治療、患者における、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する原発性疾患の予防、腫瘍壊死因子変換酵素の阻害、ハンチントン舞踏病の治療、ハンチントン舞踏病の予防、関節リウマチの治療および関節リウマチの予防からなる群から選択される方法により哺乳動物に影響を及ぼすよう適合されている、方法。
  17. 哺乳動物を治療するための製剤であって、
    約0.1〜99重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品を含んでなり、ヒストン脱アセチル化酵素の阻害、患者における原発性疾患の、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する合併症の予防、患者における、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する原発性疾患の治療、患者における、ヒストン脱アセチル化酵素活性に起因する原発性疾患の予防、腫瘍壊死因子変換酵素の阻害、ハンチントン舞踏病の治療、ハンチントン舞踏病の予防、関節リウマチの治療および関節リウマチの予防からなる群から選択される方法により哺乳動物に影響を及ぼすよう適合されている、製剤。


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