JP2006512065A - 表面処理方法 - Google Patents

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    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing

Abstract

【課題】 パターン形成後にパターンを最適化でき、インクの消費が少なく、よって頻繁なインク付けを必要としない、さらに、分子の移動に必要な接触時間が短く迅速な操作が可能な印刷プロセスによる、分子の単分子層を表面上に形成する方法を提供する。
【解決手段】 スタンプにシード分子をロードするステップと、シード分子を該スタンプから表面に移動させるステップと、増幅反応によって該シード分子を増幅させ、単分子層を生成するステップとを含む、分子の単分子層を表面上に形成する方法である。この方法は、最初に表面上に印刷された不完全な又は薄い単分子層から完全な単分子層を生成することを可能にする。

Description

本発明は、一般的に、表面処理に関し、具体的には、表面積を分子の単分子層で被覆する方法に関する。
表面上の分子の単分子層は、表面の腐食、濡れ性又は付着特性の制御、不均一触媒作用の実行、溶液からの分析物の抽出又は精製を含む多くの用途において有用であり、バイオセンサ又はバイオチップの製造に役立つ。
分子を基板表面上に付着させる従来の方法は、過剰の分子を有する溶液内に該表面を浸漬させて、自己完結型単分子層を該表面上に形成するステップを含む。従来の浸漬ベースの単分子層処理技術の欠点は、これらが微細なパターン形成を行うことができないことである。さらに、従来の浸漬ベースの単分子層処理技術は、複雑で、費用と時間がかかり、化学的にも幾何学的にも不正確である。DNA官能化されたバイオチップの従来の製造は、DNAテンプレートを用いてスポッティングするステップを含む。スポット(SPOT)内の表面張力を頼りにして、スポットの幾何学形状を定める。乾燥すると、スポット内の濃度が迅速に変わり、制御が困難になる。
分子を表面上に付着させる別の従来の方法は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)製のスタンプのようなスタンプによって、表面上に単分子層を印刷するステップを含む。この印刷により、微量の分子を用いて表面をパターン形成することが可能になる。しかしながら、こうした印刷と関連して移動の変動が起こる。表面上の所定のスポットにおける適用範囲は、インク付け密度及び印刷効率の両方によって決まる。このことは、例えば、触媒又は生体分子の印刷において、単分子層としてしか分子をスタンプ上に置くことができない場合に特に問題である。ここでは、単一の分子の有無によって、受動表面と機能表面との間に差異が形成される。単一の分子の欠落が欠陥をもたらす。従来は、スタンプから表面への単分子層の移動は欠陥なしということにはならず、移動比率が印刷サイクルによって変わる。このことは大量生産環境には望ましいものでない。例えば、非特許文献1を参照されたい。
いわゆるバイオチップすなわちマイクロアレイ技術が、遺伝子活動の試験及び遺伝子突然変異の同定を含む、遺伝分析のような用途において、ますます重要になっている。遺伝情報を用いて、薬剤のスクリーニング、診断、投薬、及び同定を改善することができる。こうした用途のための典型的なバイオチップは、ガラス表面に付着された遺伝子断片又はたんぱく質の小型アレイを含む。典型的には、こうしたバイオチップの表面上の配列と蛍光試料との間のハイブリダイゼーション反応が、分析のために用いられる。ハイブリダイゼーションに続いて、典型的には、バイオチップが蛍光検出器で読み取られ、表面上のスポットの蛍光強度を定量化することができる。たんぱく質に特有の捕獲剤によって、たんぱく質マーカー、ウィルス、及びたんぱく質発現プロファイルを同様に検出することができる。バイオチップ上で生体分子をパターン形成する従来の方法が、非特許文献2及び非特許文献3に記載されている。従来の方法には、連続的パターン形成技術及び並列パターン形成技術が含まれる。連続的技術は、スポットを連続的に表面上に配置する(address)。これらの技術には、ピペット分注、毛管印刷、インクジェット印刷、及びピン・スポッティングが含まれる。並列技術は、多数の分子の領域を表面上に同時にパターン形成する。これらの技術には、微小流体網送出、毛管アレイ印刷、及びマイクロコンタクト印刷が含まれる。マイクロコンタクト印刷は、パターン形成されたスタンプのインク付けを含む。微小流体網(microfluidic network)を介してこうしたインク付けを行うことができる。
幾つかの用途では、デオキシリボ核酸(DNA)をバイオチップ表面に適用することができる。DNA内にエンコードされた情報が、生物体の細胞機能及び生化学機能を確立し、維持する。大部分の生物体において、DNAは、伸長された二本鎖高分子である。一方のDNAのデオキシリボヌクレオチドの配列は、他方の鎖のものに対して相補的である。このことは、各々の鎖において、もとのDNA分子と同じ線形アレイのデオキシリボヌクレオチドを有するように、新しいDNA分子を合成することを可能にする。このプロセスは、一般にDNA複製と呼ばれる。DNAコードは、4つの塩基、すなわちアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、及びチミン(T)から構成される。ヌクレオチドは、4つの有機塩基のうちの1つ、五炭糖(ペントース)、及びリン酸基からなる。リン酸基及び有機塩基は、それぞれ糖成分の5’炭素原子及び1’炭素原子に付着される。3’炭素上にだけヒドロキシル基を有するので、DNAの糖は、2’デオキシリボースである。DNAのヌクレオチド間は、1つのヌクレオチドの5’炭素のリン酸基に隣接するヌクレオチドの糖のデオキシリボースの3’OHが結合されたリン酸ジエステル結合によって結合される。このように、ポリヌクレオチドは、一端(3’末端)に3’OHを有し、もう一方の端部(5’末端)に5’リン酸基を有する。DNAは、それぞれ2つ及び3つの水素結合を介して、塩基Tと対をなす塩基Aと塩基Cと対をなす塩基Gとを有する二本鎖らせんを形成する。二重のDNAの2本の鎖は反対方向に進み、慣例により、二本鎖DNAは、常に、左側の上部鎖の5’末端に書き込まれる。酵素複製プロセス中に、添加されたヌクレオチドのリン酸が、既存の配列の3’OHに結合される。このように、非特許文献4に記載されるように、DNAは、常に5’の方向から3’の方向に複製される。
DNA官能化されたバイオチップの製造は、通常は、異なるDNAテンプレートでスポットを連続的にインク付けし、DNAターゲットを形成することを含む。これは、複雑で時間がかかり、よって費用のかかる方法である。従来は、遺伝子分析は、ニトロセルロース、ナイロン膜、又はリシンを被覆したスライドガラスのような支持表面に受動的に吸着されたDNAターゲットへのラベル付きプローブのハイブリダイゼーションによって実行されていた。表面に対するDNAの共有結合が、ハイブリダイゼーション条件下でも安定した付着を提供する。3’−末端又は5’−末端のいずれかから、DNAオリゴマーをその場で付着又は合成することができる。5’−末端オリゴヌクレオチドをガラスに付着させるためのプロセスは、非特許文献5に記載されているようなエポキシシラン被覆されたガラス上のエポキシ開環反応、非特許文献6に記載されているようなアミノ被覆されたガラス上に固定化された5’−スクシニル化ターゲット・オリゴヌクレオチド、及び非特許文献7に記載されているようなチオール被覆されたガラス上にジスルフィド結合を介して結合された5’−ジスルフィド変性オリゴヌクレオチドを含む。他のプロセスは、フェニルジイソシアン酸、無水マレイン酸、又はカルボジイミドのような架橋剤を用いており、例えば、非特許文献8、非特許文献9、非特許文献10に記載されている。付着化学(attachment chemistries)の概要が、非特許文献11に掲載されている。特に、オリゴマーの再現可能な化学吸着が、非特許文献12、特許文献1、及び特許文献2に記載されている。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、周知のDNA配列の2つの領域間にある特定のリボ核酸(RNA)領域又はデオキシリボ核酸(DNA)領域の指数関数的増幅を可能にするインビトロ(in vitro)技術である。PCRの従来の用途には、遺伝子特性評価、クローン作成、病原体検出のためのDNA診断、遺伝性疾患を引き起こす突然変異の同定、及びDNA指紋法が含まれる。PCR増幅は、増幅プライマーとして周知のオリゴヌクレオチド・プライマーを介して達成される。これらは、DNAテンプレートの規定された配列の両端に相補的な短い一本鎖DNA分子である。プライマーは、適切な反応条件のもとでデオキシヌクレオシド3リン酸(dNTP)の存在下で、熱安定DNAポリメラーゼによって、一本鎖変性DNAの3’方向に伸長される。二本鎖DNAの熱変性、混合物の冷却によるプライマーのアニール処理、及び酵素反応に適した温度におけるDNAポリメラーゼによるプライマー伸長によって、鎖合成を繰り返すことができる。鎖合成の各繰返しは、増幅のサイクルを含む。合成された新しいDNA鎖の各々は、増幅のさらなるサイクルのためのテンプレートになる。このように、増幅されたターゲットDNAは、指数関数的に増幅される。PCRに関するさらなる情報については、非特許文献13、非特許文献14、非特許文献15、非特許文献16、非特許文献17、及び非特許文献18を参照されたい。
単分子層を表面上にパターン形成するための上述の方法の全てが強固な限界を有し、パターン形成ステップ後にパターンを最適化することができない。こうした問題を解決し、インクの消費がより少なく、よって頻繁なインク付けを必要とせず、分子の移動のために必要とされる接触時間が短いために迅速な作動が可能になる、印刷プロセスを有することが望ましい。
Kawashima、E.他による「Method of nucleic acid amplification」という名称の国際公開WO98/44151号パンフレット Adessi、C.他による「Methods of nucleic acid amplification and sequencing」という名称の国際公開WO00/18957号パンフレット A.Bernard他著、「Microcontact Printing of Proteins」、Adv. Mater.2000(16)、1067、2000年 M.Schena著、「Micro array Biochip Technology」、Eaton Publishing、Natick MA、2000年 G.Ramsay著、「DNA chips:State of the Art」、Nature Biotech、16、40、1998年 B.R.Glick他著、「Molecular Biotechnology:Principles and Applications of Recombinant DNA」、American Society for Microbiology、Washington、1998年 K.L.Beattie他、Clin.Chem.41、700−706、1995年 Joos、B.他、Anal.Biochem.247、96−101、1997年 Rogers、Y.H.他、Anal.Biochem.266、23―30、1999年 Chrisey、L.A.他、Nucleic Acids Res.24、3031−3039、1996年 O’Donnell、M.J.他、Anal.Chem.69、2438−2443、1997年 Chee、M.他著、「Accessing genetic information with high−density DNA arrays」、Science 274、610−614、1996年 G.T.Hermanson著、「Bioconjugate Techniques」、Academic Press、San Diego、1996年 Adessi、C.他著、Nucleid Acid Res.28(e87)1−8、2000年 C.R.Newton他、「PCR」、Bios Scientific Publishers、Oxon、U.K.、2000年 E.Southern他著、「Molecular Interactions on Microarrays」、Nature Genetics 21、5、1999年 U.Maskos他著、「Oligonucleotide hybridization on glass supports」、Nucleic Acid Res. 20(7)、1679−1684、1992年 Z.Guo他著、「Direct Fluorescence Analysis of Genetic Polymorphisms by Hybridization with Oligonucleotide Arrays on Glass Supports」、Nucleic Acid Res.22(24)、5456−5465、1994年 J.Lamture他著、「Direct Fluorescence of Nucleic Acid Hybridization on the surface of a Charge Coupled Device」、Nucleic Acid Res.22(11)、2121―2125、1994年 M.Sjoeroos他著、「Solid−Phase PCR with Hybridization and Time−Resolved Fluorometry for detection of HLA−B27」、Clinical Chem. 47(3)、498、2001年
本発明は、パターン形成後にパターンを最適化でき、インクの消費が少なく、よって頻繁なインク付けを必要としない、さらに、分子の移動に必要な接触時間が短く迅速な操作が可能な印刷プロセスによる、分子の単分子層を表面上に形成する方法を提供する。
本発明によると、スタンプにシード分子をロード(load)するステップと、シード分子をスタンプから表面に移動させるステップと、増幅反応によってシード分子を増幅させて単分子層を生成するステップとを含む、分子の単分子層を表面上に形成する方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態においては、上記の移動させるステップが、スタンプ上にロードされたシード分子の一部を表面に移動させるステップを含む。これは、シード分子をスタンプに吸着させるステップと、シード分子を表面に吸着させるステップとを含み、スタンプへのシード分子の吸着が、表面へのシード分子の吸着より強いことが好ましい。増幅させるステップは、たんぱく質の単分子層を生成するために、インビトロ・トランスレーション(translation system)を含むことができる。シード分子は、無電解付着のための触媒中心を含むことができる。この方法は、無電解付着のための触媒をシード分子に結合させるステップを含む。本発明の好ましい適用においては、単分子層がエッチング液から表面を保護する。本発明の特に好ましい実施形態においては、単分子層がDNAを含む。この方法の好ましい例は、スタンプにシード分子を再ロードする前に複数の表面上で移動させるステップと増幅させるステップとを繰り返し行うことをさらに含む。本発明はまた、ここに前述されたような方法を用いて処理された表面を含むバイオセンサにも適用される。
本発明の好ましい実施形態実施において、不完全な分子の単分子層を表面に移動させるステップと、基礎として不完全な層を用い、増幅反応によって単分子層を完成させるステップとを含む表面処理方法が提供される。表面を溶液中に浸漬させることを含む増幅反応は、表面に不必要に適用されるのを防止するように、表面の所定の区域を選択できることが好ましい。区域の拡大を引き起こす反応を制限し、表面パターン形成の過剰な歪みを回避することが好ましい。本発明の特に好ましい実施形態において、プロセスは自己完結型であるため、上述の移動比率の変化の問題が解決する。このことは、表面のパターン形成を著しく歪めることなく、インクを節約し、より迅速に印刷するために、再インク付けするまでの間により多く印刷することを可能にする。後の反応によって、印刷された種を、他の技術によって印刷できない異なる種に変換することができる。本発明は、まばらなDNA単分子層のようなまばらな単分子層を増幅させるのに、特に有用である。
単分子層を完成させるための増幅スキームの例は、線形増幅、PCR増幅のような指数関数的増幅、及び方向性増幅を含む。こうしたスキームは、一般的にパターン形成方法から独立したものとすることは、有利な結果をもたらす。線形増幅は、欠陥のある単分子層を完成させるのに有用である。しかしながら、指数関数的増幅は、比較的迅速に実行されるので、まばらな分子から単分子層を構築するのに好ましい。本質的に方向性をもつか、又は外部の場の適用による方向性増幅は、小さな隙間を架橋するナノ構造の形成を可能にする。こうした増幅スキームは、無機、有機、及び生体系において実施することができる。これらのスキームの各々を手短にさらに詳細に説明する。有利なことに、これらのスキームは、DNAオリゴマーを用いて実施することができる。PCRのような複写方法を用いてDNAを検出し、増幅させることができる。大量生産のために、多数のDNAを並行して増幅させることが望ましい。本発明の特に好ましい実施形態においては、並列増幅をソフトリソグラフィ印刷と組み合わせて大量生産を簡単化し、コストを減少させる。具体的には、スタンプを介してオリゴマーが表面上にパターン形成される。パターン形成の品質は、スタンプ上の捕獲オリゴマー及び表面上のプライマー・オリゴマーの化学吸着の効率によって決まる。テンプレート・オリゴマーは、制御された可逆的ハイブリダイゼーションを有することが好ましく、スタンプ上の捕獲オリゴマーへの結合が、表面上のプライマー・オリゴマーへの結合より強い。代替的に、ポリリシンを用いて、スタンプ上のテンプレートの捕獲を非特異的に達成することができる。有効な表面結合PCRの場合、オリゴマーは、スペーサ配列(9T)を有し、生体適合性スペーサ層(PEG)上に結合され、熱サイクル中にオリゴマーを表面上に保持する熱安定の共有架橋結合を有することが好ましい。
本発明の特に好ましい実施形態においては、スポット状フィーチャからスタンプ上に印刷されたDNAの量が、各々の印刷サイクルについて少なくなっている。このことは、再インク付けすることなく、スタンプを繰り返し使用することを可能にする。可能な印刷サイクルの数は、各々の印刷サイクル中に移動される逆分数に比例する。例えば、印刷サイクル当たり0.1%より少ない印刷は、交換又は再インク付けの前に約1000回のスタンプを再使用することを可能にする。平方マイクロメートル当たり25DNA分子より多い印刷も可能である。これは、表面結合プライマーを用いるPCR増幅における使用に十分である。共通のプライマー領域を有し、配列が変化するPCR複製により、並行して何千もの異なる分子を複製することが可能になる。
本発明の好ましい実施形態においては、シード分子が方向性をもって増幅され、導電性構造を形成する。方向性をもって増幅されたシード分子を金属で電気めっきすることができる。方向性増幅は、シード分子の幾何学的形状によって制御することができる。代替的に、方向性増幅は、外力の適用によって制御することができる。適用可能な外力の例には、電気力、磁気力、及び流体力が含まれる。
本発明の好ましい実施形態が、以下に、添付の図面を参照して単なる例として説明される。
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態による分子の単分子層を表面1上に形成する方法が提供される。この方法は、スタンプ2を介して、分子3、4のシード層を表面に移動させるステップを含む。このシード層は、分子3、4がまばらに存在する分子の単分子層を含む。次に、表面1上に付着されたシード層は、増幅反応によって成長され、該表面1上の単分子層を完成させる。スタンプ2の異なる活性区域5、6上に異なるタイプの分子3、4を付着させてもよい。この技術は、少なくとも触媒量の分子を移動させ、その後、表面1上に印刷された分子を飽和密度まで増幅させることによって、スタンプ2からの不完全な分子の移動の問題を解決する。詳細には、ステップ50において、分子3、4で部分的にインク付けされたスタンプ2が表面1と接触させられる。この例においては、分子3の第1の基がスタンプ2のフィーチャ5上にインク付けされ、分子4の第2の基がスタンプ2のフィーチャ6上にインク付けされる。分子3及び4が異なる種であってもよい。スタンプ2は、インク付けされた分子3、4の一部を表面1に移動させる。ステップ55において、増幅反応が行われる。増幅反応は、印刷された分子3、4を増幅し、完全な単分子層を生成する。その間に、ステップ51において、スタンプ2が再利用され、残りの分子3、4の別の一部を別の表面1’上に印刷する。再びステップ55において、増幅反応が、他の表面1’上に印刷された分子3、4を増幅し、完全な単分子層を生成する。同様に、ステップ52において、スタンプ2が再利用され、残りの分子3、4の更に別の一部を更に別の表面1”上に印刷する。再びステップ55において、増幅反応が、他の表面1”上に印刷された分子を増幅し、完全な単分子層を生成する。バッチプロセスにおいて、N番目の印刷において、スタンプ2上に残っている分子3、4がなくなるまで、付加的な表面を同様に処理することができる。次に、ステップ53において、スタンプを再インク付けし、処理を繰り返すことができる。ステップ55における増幅反応は、たんぱく質の単分子層を生成するためのインビトロ・トランスレーションを含むことができる。シード分子3、4は、無電解付着のための触媒中心を含むことができる。無電解付着のために、触媒を分子3、4に結合させることができる。本発明の好ましい実施形態において、単分子層は、表面1をエッチング液から保護する。分子3、4は、DNAオリゴマーとしてもよい。
完全な単分子層の移動に続いて、スタンプ2上で印刷可能なDNA分子の増幅を行うこともできる。しかしながら、リソグラフィ・スタンプは高価で熱に弱い物品なので、この方法は不利である。少なくとも1サイクルの増幅の間スタンプをふさぐので、この方法は、経済的に有用ではない。基板表面上で増幅が行われるときは、同じスタンプによって印刷される多数の基板を含むバッチプロセスにおいて増幅を行うことができる。
増幅反応は、線形増幅反応、指数関数的増幅反応、又は方向性増幅反応とすることができる。他の増幅反応も可能である。頭部基X、バックボーン、及び尾部基Yを有する、印刷された分子の不完全な単分子層の線形増幅の例が、図2Aに関連して説明される。基Yは、表面1に結合する基Xも有する分子のV族部分にアンカーを提供する。反応は、X及びVが表面1に対して不十分な親和力を有する印刷の縁部で停止する。詳細には、ステップ10において、X−Y分子の不完全な単分子層が表面1上に印刷される。ステップ20において、尾部基Yが、V機能、バックボーン、及び前駆化学吸着基(X)を有する分子の溶液から、表面1に結合する。ステップ30において、化学吸着基(X)の保護が取り除かれてXが露出する。ステップ40において、これにより、結合された分子が表面に化学吸着される。化学吸着は、表面1が既に覆われていない場合に限り生じる。結合ステップ、保護除去ステップ、及び増幅ステップを繰り返し、表面1が覆われるまで最初の印刷を徐々に増幅させることができる。したがって、このプロセスは自己制御式である。このプロセスは、単分子層が完成したとき、又はY末端に結合された分子の及ぶ範囲で、表面1に空いている場所が残っていないときに停止する。単分子層がパターン形成された場合、プロセスは僅かに広がり、よって解像度が維持され、m回の増幅サイクル後に添加された分子の最大は、線形増幅に対応するmとなる。
ここで図2Bを参照すると、頭部基X及び尾部基Yを有する分子を含む印刷された不完全な単分子層の指数関数的増幅の例において、錯体又は媒介物Mが、より多くの分子の結合を可能にし、表面1への吸着を促進する。新たに結合された、尾部基YがMのための結合部位としても働くので、多数の分子Nが2に増える。このプロセスは、線形増幅と類似している。しかしながら、印刷ステップ10の後、ステップ21において、Y末端が、原子又は分子Mと錯体を形成する。ステップ22において、頭部基(X)及び尾部基Yを有する第2の分子がMに結合される。ステップ31において、第2の分子の頭部基(X)の保護が取り除かれてXになり、表面1に化学吸着される。その後、第1の結合ステップ21、第2の結合ステップ22、及び保護除去ステップ31を繰り返すことによって、増幅が進行する。表面上に付着されたあらゆる分子は、単分子層をさらに増幅させるように機能し得る。
ここで図2Cと関連して方向性増幅について説明する。方向性増幅は、ステップ32において、第2の結合分子が、錯体YMYの幾何学的形状によって設定された方向性で、表面上に化学吸着される点を除いて、線形増幅に類似しているか、該線形増幅より迅速である。方向性をもってシード分子を増幅させ、導電性構造を形成することができる。方向性をもって増幅されたシード分子は、金属で電気めっきすることができる。シード分子の幾何学的形状によって、方向性増幅を制御することができる。代替的に、外力の適用によって方向性増幅を制御することができる。適用可能な外力の例には、電気力、磁気力、及び流体力が含まれる。
3つの増幅スキームを用いて、表面をDNAオリゴマーで被覆することができる。とりわけ、指数関数的増幅は、表面をDNAで被覆するのに特に有用である。PCR増幅は、指数関数的増幅スキームの例である。本発明の好ましい実施形態において、ここで図1と関連して前述されたように、DNA分子がスタンプから表面上にまばらに印刷され、次に、増幅され、固相PCRを介して完全な単分子層を生成する。ここに前述された3つの増幅スキームは、一般的には単分子層を、特定的には印刷された単分子層を増幅するのにも適しており、或いは、例えば、ナノ構造を作るために表面の優先的方向に沿って分子構造を成長させるために用いることができる。
ここで、表面プライマーのPCR複製のための方法が、図3乃至図10に関連して説明される。図3を参照すると、テンプレート・オリゴマー8が、最初に、捕獲オリゴマー7によってスタンプ2上に保持される。次に、スタンプ2は、第1及び第2のプライマー・オリゴマー9が固定される表面と接触させられる。テンプレート8の一部が、プライマー9とハイブリダイズされ、よってスタンプ2から表面1に移動される。図4を参照すると、次に、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)の緩衝液内にDNAポリメラーゼと4つのPCRヌクレオチド(dNTP)とを含むPCR混合物11が添加される。DNAテンプレートにハイブリダイズされた固定化プライマーの各々が、PCR混合物11内のDNAポリメラーゼによって表面1の全長まで増幅される。このことにより、合成された相補的なDNA鎖又は二本鎖DNAがもたらされる。図5を参照すると、ここで熱が加えられる。二本鎖DNAは融解し(melt)、表面1上の別のプライマー9とハイブリダイズされ、架橋分子を生成する。ここで図6を参照すると、さらに熱を加えることにより、架橋分子が融解する。このように、表面1に結合された2つの二本鎖DNAが生成される。ここで図7を参照すると、温度が下げられる。2つの二本鎖の各々が、マッチング・プライマー9と再ハイブリダイズされ、プライマー9が伸長される。このように、2つの架橋分子が生成される。ここで図8を参照すると、熱をさらに加えることにより、架橋分子が融解する。ここで、4つの二本鎖DNAが表面1に結合される。ここで図9を参照すると、全てのプライマー9が伸ばされるまで、融解ステップ及び再ハイブリダイゼーション・ステップが繰り返される。図10を参照すると、次に、相補的な分子が、化学的に又は制限酵素によって表面1から切断される。
ここに前述されたPCR技術の改造によって、溶液においてアンチセンスDNAプライマーを適用することにより、DNAの線形増幅を達成することができる。この改造が、図11乃至図15に関連して説明される。図11を参照すると、テンプレート・オリゴマー8が、最初に、捕獲オリゴマー7によってスタンプ2上に保持される。次に、スタンプ2が、第1のプライマー9だけが固定されている表面と接触される。テンプレート8の一部が、固定されたプライマー9とハイブリダイズされ、よってスタンプ2から表面1に移動される。図12を参照すると、次に、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)の緩衝液中にDNAポリメラーゼ及び4つのPCRヌクレオチド(dNTP)を含むPCR混合物11が添加される。DNAテンプレートにハイブリダイズされた固定化プライマーの各々が、PCR混合物11によって表面1の全長まで増幅される。これにより、合成された相補的なDNA鎖又は二本鎖DNAがもたらされる。ここで図13を参照すると、第2のプライマー12が溶液中に添加され、熱が加えられる。合成された鎖が融解され、再ハイブリダイズされる。図14を参照すると、次に、第2世代の相補鎖が合成される。図15を参照すると、全てのオリゴマーが伸長されるまで合成が繰り返される。この方法は、生成され分離されたテンプレート鎖の二次汚染を回避するために、密閉された容器内で行われることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、分子の一部又は触媒量の分子が、乾燥又は湿潤状態で、表面1との機械的接触を介してスタンプ2から該表面1に移動される。このことは、移動されることになる分子によって達成され、この分子は、表面1に対してよりもスタンプ2に対して強い結合を有する。
表面1又はスタンプ2上への非特異的吸着を阻止する制御可能な化学吸着プロトコルを用いることが望ましい。こうした反応の例は、APTS(3−アミノプロピルトリエトキシシラン)、及びRapp Polymere社の(a、w)NHS−PEG 2000のようなホモ二官能性PEGからのNHS(N−ヒドロシシスクシンイミド)−PEG(ポリエチンレングリコール)−トリエトキシシランのようなヘテロ二官能性試薬を準備することを含み、これは、高温でスライドガラス間の隙間を充填することによってガラス表面に接触される。NHS活性化された表面に適用されたPDMS微小流体システムをアミノ官能化されたオリゴマーの水溶液で充填することによって、化学吸着が行なわれる。
図3乃至図10に関連して前述された2つの表面結合プライマーを用いて、又は図11乃至図15に関連して前述された1つの表面結合プライマー及び1つの可溶性プライマーを用いて、PCR増幅を行うことができる。しかしながら、後者の場合には、中間のテンプレートの痕跡が、その合成場所から遠ざかるように拡散し、隣接する領域内に拡散する。したがって、可溶性プライマー・ベースのPCR増幅を制限することが望ましい。バイオセンサ用途の場合には、表面1上に1つのセンス鎖だけが存在すべきであり、アンチセンス鎖が存在すべきではない。したがって、他方の鎖を表面から切断するか、或いは、例えば可溶性プライマーを用いて化学的付着を停止させることが好ましい。
再び図1を参照すると、前述のように、本発明の好ましい実施形態において、スタンプ2の活性区域5、6が、捕獲分子及びテンプレート鎖のようなインク付け分子で選択的に被覆される。こうした選択的被覆は、前述されたようなピペット分注、毛管印刷、インクジェット印刷、及びピン・スポッティングなどの様々な異なる方法を介して行うことができる。微小流体網又は選択的な開口部を有するステンシルを介するインクの適用といった、他の被覆技術も等しく可能である。トポグラフィ・パターン形成されたスタンプは、通常、インクでパターン形成された平坦なスタンプより正確なパターンを生成する。これは、活性区域5、6が、トポグラフィ分離されるためである。活性区域5、6が突出しているときも、くぼんでいるときも、この境界設定は有効である。
ここで図16を参照すると、本発明の特に好ましい実施形態において、スタンプ2が、孔42の形態の複数の活性区域を有する本体41を含む。孔42は、両端が開いているか、又は一端が閉じている。図17を参照すると、各々の孔42は、親水性ポリマーのゲル・マトリックス43で充填されている。図18を参照すると、各々の孔42は、異なる種の分子44で充填することができる。ステンシル45又は微小流体網を用いて、充填中に各孔を他の孔からマスクすることができ、よって該孔42の二次汚染が防止される。充填は、拡散又は電場によるものにすることもできる。図19を参照すると、操作において、スタンプ2が表面1に接触する。分子が、孔42内のゲルから表面1上に印刷される。図20を参照すると、分子の印刷された領域46が表面1上に残される。
本発明の特に好ましい実施形態において、孔42にはそれぞれ、異なる種のテンプレートDNAがロードされている。水47又は緩衝液を取り込むことによって、ゲル43は、100%湿度環境においてその平衡まで膨張する。このように、ゲル43は、スタンプ表面を超えて突出する。後でゲル43が乾燥するのを防止するために、スタンプ2を湿潤環境内に保存することができる。ゲル中に約1重量%のDNAをロード(load)した場合、移動のたびに触媒量のDNAを用い、同じスタンプ2から無数の表面を印刷することができる。続いて、触媒シード層の増幅を用いて、DNA単分子層を完成させることができる。スタンプ2がもはやシード層を移動させられなくなった時にだけ、スタンプ2の補充が必要である。シード層を付着させるために、スタンプ2を表面1と接触させ、所望の量のシード分子を移動させる。スタンプ2を液体中に浸漬させる必要がないので、印刷の複雑さが低減される。ゲル43により、分子を完全に水和させることが可能になり、よって表面1への分子の化学吸着が向上する。ゲル43は浸透性であるので、閉じ込められた水が逃げることが可能になる。このことは、第3の媒体の存在下で印刷表面が分離されることを回避する。DNAは、ゲル43中でなく孔42の表面上に保持できる。ここでは、互いから分離された孔42を有する第3の媒体の中で、スタンプ2と表面1を接触させることが望ましい。接触後、温度を上げて、スタンプ2からのテンプレートDNA鎖の痕跡の解離及び表面1上への付着を促進させる。
本発明の好ましい実施形態において、図1に関連してここに前述されたスタンプ2の活性区域5、6にはそれぞれ、テンプレートDNA鎖を捕獲するためのオリゴマーが与えられる。次に、ほんの僅かの、典型的には0.1%より少ないDNA鎖の単分子層だけを移動させるように、DNA鎖を表面1に露出させる。このことは、長さの短いハイブリダイズ・アンカーを表面1上に提供することによって達成される。移動されるDNA鎖の数は、0.1%の移動効率及び2nmのDNA直径で、平方マイクロメートル当たり約25とすることができる。このように、再インク付けが必要になる前に、数百回の印刷作業にスタンプ2を用いることができる。次に、表面上のDNA鎖の密度が、表面結合プライマーを含む上述のPCR増幅スキームによって飽和される。スタンプ2上の活性区域5、6のサイズは、ミクロンからミリメートルまでの範囲に及ぶことができる。
プライマー上へのPCRのためのテンプレートのパターン形成は、微小流体網によっても達成できる。低い濃度のテンプレートを有する溶液及びテンプレートを表面に迅速に結合させるのに望ましくない条件の使用により、テンプレートの保存と表面上に均質な領域をパターン形成することが可能になる。印刷された単分子層における欠陥の修復、自触媒中心が印刷され、触媒反応が開始される状況に複製を適用することもできる。
本発明を具体化する表面処理方法のブロック図である。 (A)線形増幅のブロック図である。 (B)指数関数的増幅のブロック図である。 (C)方向性増幅のブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの表面プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの可溶性プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの可溶性プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの可溶性プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの可溶性プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 PCRの可溶性プライマー増幅のための方法におけるステップのブロック図である。 本発明を具体化する表面処理方法のためのスタンピング作業の断面図である。 本発明を具体化する表面処理方法のためのスタンピング作業の断面図である。 本発明を具体化する表面処理方法のためのスタンピング作業の断面図である。 本発明を具体化する表面処理方法のためのスタンピング作業の断面図である。 本発明を具体化する表面処理方法のためのスタンピング作業の断面図である。

Claims (23)

  1. 分子の単分子層を基板の表面上に形成する方法であって、スタンプにシード分子をロードするステップと、前記シード分子を前記スタンプから前記表面に移動させるステップと、増幅反応によって前記シード分子を増幅させて単分子層を生成するステップとを含む方法。
  2. 前記移動させるステップが、前記スタンプ上にロードされた前記シード分子の一部を前記表面に移動させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記移動させるステップが、前記シード分子を前記スタンプに吸着させるステップと、前記シード分子を前記表面に吸着させるステップとを含み、前記スタンプへの前記シード分子の吸着が、前記表面への前記シード分子の吸着より強い、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記増幅させるステップは前記シード分子の線形増幅を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記増幅させるステップは前記シード分子の指数関数的増幅を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記増幅させるステップは前記シード分子の方向性増幅を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記シード分子が方向性をもって増幅され、導電性構造を形成する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記方向性をもって増幅されたシード分子を金属で無電解めっきするステップを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記方向性増幅が前記シード分子の幾何学的形状によって制御される、請求項6に記載の方法。
  10. 前記方向性増幅が外力を加えることによって制御される、請求項6に記載の方法。
  11. 前記外力が電気力を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記外力が磁気力を含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記外力が流体力を含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記増幅させるステップがポリメラーゼ連鎖反応を含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記ポリメラーゼ連鎖反応は、少なくとも1つのプライマーを前記表面に結合させるステップを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ポリメラーゼ連鎖反応は、溶液中にプライマーを供給するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記増幅させるステップは、たんぱく質の単分子層を生成するために、インビトロ・トランスレーションを含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記シード分子が無電解付着のための触媒中心を含む、請求項1に記載の方法。
  19. 無電解付着のための触媒を前記シード分子に結合させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記単分子層が前記表面をエッチング液から保護する、請求項1に記載の方法。
  21. 前記単分子層がDNAを含む、請求項1乃至請求項20のいずれか1つに記載の方法。
  22. 前記スタンプにシード分子を再ロードする前に複数の表面上で前記移動するステップと前記増幅させるステップとを繰り返し行うことを含む、請求項1乃至請求項21のいずれか1つに記載の方法。
  23. 請求項1乃至請求項22のいずれか1つに記載された方法で処理された表面を含む、バイオセンサ。
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