JP2006511295A - 遅延分散性の陰唇間吸収性物品 - Google Patents

遅延分散性の陰唇間吸収性物品 Download PDF

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Abstract

【課題】 婦人用衛生製品、特に陰唇間吸収性物品を提供する。
【解決手段】 女性着用者の主に膣前庭内に配置されるように構成された陰唇間吸収性物品は、ほぼ液体透過性のカバーシート、ほぼ液体不透過性のバックシート、及びカバーシートとバックシートの間に配置された吸収性材料を含む。時間遅延性の水溶性接着剤の組合せは、カバーシートとバックシートをその間に吸収性材料を挟んで互いに接合する。接着剤の組合せは、物品が水洗により水に浸漬された後の少なくとも約2時間に亘って物品の構造的一体性を維持する一方、水洗後の約24から72時間以内に物品が分解することを保証するように構成される。

Description

本発明は、婦人用衛生製品の領域に関し、より具体的には、陰唇間吸収性物品に関する。
月経流体のような身体滲出物の吸収のために構成された広範で様々な吸収性物品は公知である。婦人衛生に関して、当業技術は、婦人衛生保護の2つの基本型を提供しており、すなわち、外陰部領域周辺での外部着用のために開発された生理用ナプキン及びパンティライナー、及び、膣腔内に配置し、従って、そこからの月経流をこのような月経流が膣前庭に到達する前に遮断するために開発されたタンポンである。生理用ナプキン及びタンポンの両方の構造的特徴を単一種類の装置に融合することを試みる複合型婦人衛生保護装置もまた提案されているが、有意な程度の満足度は得られていない。
陰唇又は陰唇間装置又はパッドとして公知の煩わしさが少ない他の装置もまた提案されている。これらの物品は、主に着用者の膣前庭内に存在する一方、一部分が着用者の膣前庭の少なくとも部分的に外部に存在するように設計される。陰唇間物品は、着用者の外側衣類を通して見た時に外見上好ましいプロフィールを提供することができ、タンポンに避けられない膣管内での膨張への依存という同様の問題を持たないものである。米国特許第5,484,429号、第4,175,561号、第3,983,873号、及び第3,726,277号に様々な種類の陰唇間吸収性物品が開示されている。
陰唇間吸収性物品は、一般的に、着用者が排尿の際に尿の流れにより放出されるように設計される。物品は、従って、水洗することができる従来のトイレに落ちる。比較的小さな大きさの陰唇間装置は、従来の下水管及び汚水処理タンクシステムでの水洗を容易にする。しかし、物品が下水管又は汚水処理タンクシステムで分散して、下水システムを詰まらせるか又は他の方法で損傷を与えないようにすることにも依然として注意すべきである。この点において、水中で迅速に消散又は分散する陰唇間物品を提供する努力が当業技術において為されてきた。例えば、米国特許第6,171,292号B1は、物品の構成要素が、緩やかに撹拌された室温水への少なくとも2時間以内の露出で砕けるように設計された陰唇間吸収性物品を説明している。代替的に、構成要素は、構成要素自身が砕けることなく互いに分離することができる。この第6,171,292号特許は、物品が約15分以内に砕けると最も好ましいと考えられると教えている。米国特許第5,573,523号は、完全にセルロース材料で形成された生物分解性及び水洗可能な小型パッドを説明している。外側パネルは、パッドの生物分解性を増強するように接着剤なしでその周囲で機械的に接合される。
しかし、水中で迅速に分散する陰唇間吸収性物品に対する要望は、物品の性能要件と矛盾することがある。粘性の月経流体には比較的水分が多く含まれるので、物品を溶解して分裂させることを直ちに開始する水溶性接着剤の使用(又は接着剤を全く使用しないこと)は、使用中の密封強度及び製品の一体性を犠牲にする可能性があると考えられる。物品が予定通りに排尿時に放出される以前に分裂する傾向がある場合には、製品の着用時間もまた短くなるであろう。水洗前又は水洗時に個々の構成要素に砕ける傾向のある吸収性物品もまた、構造物の配管システムを詰まらせる原因になる傾向がある。家庭の捩れた配管システムを通って「移動する」水洗された吸収性物品あたりの構成要素又は物品が多いと、単一でそのままの物品に比べて、このような構成要素のいずれか1つが根元部などに引っ掛かり又は絡まった状態になる危険性が増大する。
すなわち、物品の性能を犠牲にすることなく又は物品を水洗する際の配管の詰まり又は他の問題の危険性を加えることなく、分散性製品の恩典をもたらす陰唇間吸収性物品を設計する必要性が存在する。
米国特許第5,484,429号 米国特許第4,175,561号 米国特許第3,983,873号 米国特許第3,726,277号 米国特許第6,171,292号B1 米国特許第5,573,523号 米国特許第5,952,251号 米国特許第5,948,710号 米国特許第6,444,761号 米国特許第4,600,404号 米国特許第4,522,967号 米国特許第3,891,584号 公開特許番号WO95/181191
本発明の目的及び利点は、以下の説明で部分的に示され、又は以下の説明から明白であり、又は本発明の実行を通して知ることができる。
本発明は、従来の装置よりも明らかな利点を提供する婦人用ケア陰唇間吸収性物品の独特な構成に関する。陰唇間吸収性物品は、ほぼ液体透過性のカバーシート、ほぼ液体不透過性のバックシート、及びカバーシートとバックシートの間に配置された吸収性材料を含む。時間遅延性の水溶性接着剤の組合せは、物品の構成用接着剤として少なくとも部分的に用いられ、カバーシートとバックシートをその間に吸収性材料を挟んで互いに接合するように配置される。接着剤の組合せは、水洗によって物品が水中に浸漬された後に少なくとも約2時間に亘って物品の構造的一体性を維持する一方、浸漬後約24から72時間以内に物品が少なくとも2つの組成要素に破砕又は分解することを保証するように調製される。
非水溶性接着剤もまた、物品の構成に用いることができることを認めるべきである。例えば、水溶性接着剤をカバーシートと吸収性材料の間に配置することができ、非水溶性接着剤は、バックシートと吸収性材料の間に配置することができる。同様に、非水溶性接着剤をカバーシートと吸収性材料の間に配置することができ、水溶性接着剤は、バックシートと吸収性材料の間に配置することができる。
一実施形態では、物品は、カバーシートがバックシートから完全に分離するように接着剤の組合せが溶解する際に砕けるものである。別の実施形態では、カバーシートとバックシートは、必ずしも完全に分離される必要はない。例えば、接着剤の組合せは、接着剤の組合せが溶解する際にカバーシートが周囲の少なくとも一部分の回りでバックシートから分離するように、カバーシートとバックシートの間の物品の周囲回りに配置することができる。吸収性材料は、水分散性とすることができ、周囲の一部分の回りでカバーシートとバックシートが分離する際に物品から分散する。
接着剤の組合せは、任意の従来の技術によって物品内の任意の適切な位置に付加することができる。例えば、接着剤の組合せは、吸収性材料とバックシートの内面の間、及び/又は吸収性材料とカバーシートの内面の間にほぼ均一にメルトブローンスプレーとして付加することができる。接着剤は、連続した均一のコーティング又は任意の望ましいパターンで付加することができる。特定的な実施形態では、水溶性接着剤の組合せは、物品に用いられる唯一の接着剤である。代替的な実施形態では、付加的な非水溶性接着剤を用いることができる。例えば、吸収性材料は、水分散性とすることができ、バックシート及び/又はカバーシートに非水溶性接着剤で付着させることができる。カバーシートは、接着剤の組合せが溶解する時にカバーシートが周囲の少なくとも一部分の回りでバックシートから分離し、吸収性材料が自由に物品から分散されるように、本発明による水溶性接着剤の組合せで物品の周囲回りでバックシートに付着させることができる。カバーシートが吸収性材料に他の方法で付着されていなければ、カバーシートは、完全に物品から分離することになる。
更に代替的な実施形態では、接着剤の組合せは、非水溶性接着剤の個別の区域の間の空間を占めた水溶性接着剤の個別の区域として配置することができる。水溶性接着剤が溶解した状態で、分散性吸収性材料は、非水溶性接着剤間の空間又は溝に沿って物品から自由に分散する。この空間は、吸収性材料が分散する速度を制御するような大きさにされる。カバーシートとバックシートの間の周囲シールの少なくとも一部分も、吸収性材料が物品から分散することができるように溶解すると考えられる。
本発明による接着剤の組合せは、望ましい「時間遅延」特性を達成するように様々な方法で調製することができる。例えば、接着剤の組合せは、徐放剤又は添加物を含むことができ、この添加物は、接着剤が少なくとも約2時間の間に実質的に溶解することを防ぐものである。別の実施形態では、接着剤の組合せは、物品が少なくとも約2時間に亘ってそのままで保持されることを保証するのに十分な量で付加された水溶性接着剤を含むことができる。例えば、接着剤は、物品が浸漬される時に接着剤の全てが水に露出されるわけではなく、接着剤の少なくとも一部分が、上に重なった接着剤の別の部分が溶解した後にのみ露出されるように、十分な厚さ又はパターンで付加することができる。
接着剤の組合せは、接着剤の組合せの水溶解度の強さが、物品が少なくとも約2時間に亘ってそのままで保持されることを保証するのに十分であるような比で組み合わされた水溶性接着剤と非水溶性接着剤の混合物を含むことができる。
本発明はまた、少なくとも約2時間後に水中で分散可能な陰唇間吸収性物品を形成する方法の様々な実施形態を含むものである。
本発明の態様は、添付図面に示す実施形態を参照して以下で更に詳細に説明する。
本発明の実施形態を以下に詳細に参照するが、その1つ又は複数の実施例は、図面に示されている。各実施形態及び実施例は、本発明を説明するために提供されており、本発明を制限するものではない。例えば、一実施形態の一部として図示又は説明される特徴を別の実施形態に用いて、更に別の実施形態を提供することができる。本発明は、これら及び他の修正及び変更を本発明の範囲及び精神に該当するものとして含むものとする。
本明細書で用いられる「分散性」という用語は、材料の繊維を剥離することができ、元のシートよりも小さな断片に分解した材料をもたらすことを意味する。剥離は、溶解のような状態変化に比べて、一般的に散乱又は分離の物理的変化であり、材料は、溶液、例えば水中で溶解する水溶性ポリマーの中に入る。
本明細書で用いられる「水洗可能」という用語は、物品が、ほぼ室温の水を含む従来の便器に水洗されると、トイレ配管や下水支流管(すなわち、家又はビルと主下水管の間の配管)を詰まることなく通過することを意味する。
本明細書で用いられる「水分散性」という用語は、水性環境に十分な時間に亘って置かれると小さな断片に分散する繊維性不織複合構造体を意味する。その結果、構造体は、分散した状態で、より有利に再使用加工において処理可能であり、又は例えば汚水処理タンク及び都市汚水処理システムにおいて水洗可能にすることができる。必要であれば、このような繊維性不織構造体は、更に水分散性にことができ、又は、分散は、攪拌及び/又はいくつかのトリガ手段を用いて速めることができる。
本明細書で用いられる「水溶性」という用語は、水性環境に露出された時の材料又は組成の溶解のような状態変化を意味し、材料は、溶液、例えば水中で溶解する水溶性ポリマー又は水溶性接着剤の中に入る。
本明細書で用いられる「陰唇間吸収性物品」という用語は、少なくとも1つの吸収性構成要素を有し、大陰唇間に配置され、使用中女性の着用者の膣前庭の中に少なくとも部分的に延びるように特に構成された装置を意味する。膣前庭は、前陰唇交連から後方にある点付近で始まり、後陰唇交連に向けて後方に延び、膣前庭床部によって内側に境界付けられた陰唇内に形成された領域と考えられる。大陰唇及び小陰唇が相関的に膣前庭の外形を形成するので、これらの相対的な大きさ及び形状に関して女性の間で多様性があることを当業者は良く理解している。しかし、本発明の説明の目的上、このような差異は特に問題にされず、いずれにしても、膣前庭内の吸収性物品の配置には、小陰唇に関するこのような考慮は全くなしに大陰唇間への配置を必要とすることが認識されるものとする。陰唇間吸収性物品は、膣前庭からの流体の流れに対して膣前庭を部分的に塞ぐために膣前庭内に少なくとも部分的に配置される。この点に関して、吸収性物品の主要な用途は、膣口を通して排出される月経又は月経中間流体の吸収であるが、この物品は、軽度の女性失禁の際に起こる尿吸収のための一種の失禁用装置としても同様に十分に役立つようになっている。
本発明は、主に女性着用者の膣前庭内に配置するために構成された陰唇間吸収性物品を提供する。物品は、任意の適切な全体的形状及び構成をとることができ、単に説明目的で単純な楕円形が図面に示されている。物品は、液体透過性カバーシート、ほぼ液体不透過性のバックシート、及びカバーシートとバックシートの間に配置された吸収性材料を含む。構成用接着剤の組合せは、物品の周囲回りに密封されたカバーシート及びバックシートとのに密着ユニットとして構成要素を一緒に保持するように用いられる。カバーシートとバックシートは、吸収性材料の少なくとも一部分に接合することができる。接着剤の組合せは、特に、例えばトイレに落とされて流された後のような水性環境に物品が露出された後に、少なくとも約2時間は物品が個々の構成要素に分散又は破砕しないことを保証するように調製される。接着剤の組合せの実施形態は、以下で更に詳細に説明する。
室温の水に緩やかに撹拌されて2時間又はそれ以上露出された後に、物品は、構造的一体性を喪失し、これによって少なくとも2つの構成要素に分散又は分離する。例えば、カバーシートは、完全にバックシート及び吸収性材料から除去することができる。物品はまた、カバーシートとバックシートの間のシールがシート間から吸収性材料が分散することができるほど開放又は分離すると、構造的一体性を喪失すると考えられる。すなわち、シートは、以前として少なくとも部分的に付着されているであろう。また、個々の構成要素もまた分散性であることは、本発明の範囲及び精神に該当する。例えば、吸収性材料は、水分散性吸収性複合構造体とすることができる。個々の構成要素はまた、生物分解性とすることができる。
本発明による陰唇間吸収性物品で様々な利点を達成することができる。例えば、製品の一体性が乏しいために分解されるか又は早期の漏れを起こすことにより製品が早期に役立たなくなる心配なく、含水量が高い身体流体に露出された状況で長時間に亘って製品を用いることができる。物品は、最終的に都市下水処理施設において又は施設到着前に分散することになる。物品は、水洗された後に、単一構成要素として構造物の配管システムを通って送られ、従って、システムを通って流れる複数の構成要素に存在する詰まりの可能性を最小限にする。製品が単一ユニットとして詰まった場合、それは、最終的には分散することになり、詰まらない状態になるであろう。
全体的に図面を参照すると、陰唇間吸収性物品10の様々な実施形態が示されている。吸収性物品10は、カバーシート12、バックシート14、及びカバーシート12とバックシート14の間に挟まれた吸収性材料18を含む。カバーシート12とバックシート14は、縁部16で共に密封され、密封された縁部16は、物品10の全体周囲20及び幾何学形状を形成する。物品10は、吸収性物品の少なくとも一部分、好ましくは大部分が女性着用者の膣前庭内に配置することができるような適切な大きさ及び形状でなければならない。それに加えて、吸収性物品10は、望ましくは、着用者の膣口及び/又は尿道口からの月経流、尿、又は他の身体滲出物の流れを少なくとも部分的に塞いで遮断する。
物品10は、特定の形状又は構成のいずれにも限定されない。図示の実施形態では、例えば、物品10は、楕円「蝶」形(横方向のタブ部分を有する楕円形)である。しかし、他の形状もまた適するとすることができ、例えば、矩形、卵形、楕円形、台形、円形、三角形、正方形、涙滴形、菱形、蝶形、梨形、ハート形、又はこれらの様々な組合せを含むことと当業者はすぐに認めるであろう。それに加えて、タブ又は翼を全体的幾何学形状のいずかと共に用いることができる。タブの形状の非限定的な例は、卵形、楕円形、台形、矩形、三角形、菱形、円形、半円形、又はそれらの任意の組合せを含む。
物品10の構成要素の全て又は一部分は、生物分解性材料で作ることができる。
吸収性材料18の幾何学形状は、吸収性物品10の全体的大きさ、形状、及び効果に影響する重要な要因である。一般的に、吸収性材料18は、軸線Bの横断面で測定される最大幅と最小幅を有する。円形又は矩形の物品10では、最大幅及び最小幅は同じである。図1の実施形態では、最大幅は横断軸線Bで定められ、物品の縦方向端部に向けて減少する。吸収性構造体18の最大幅は、一般的に、約30mmより大きくなく、代替的に約40mmより大きくなく、代替的に約50mmより大きくなく、代替的に約60mmより大きくなく、代替的に約70mmよりも大きくない。吸収性構造体18の最小幅は、一般的に、約30mmより小さくなく、代替的に約20mmより小さくなく、代替的に約10mmより小さくなく、代替的に約5mmよりも小さくない。従って、吸収性材料18は、約5mmより小さくなく、最高で約70mmよりも大きくない範囲の幅を有することができるが、吸収性構造体の大体の幅は、特に、全体的設計及び女性着用者の膣前庭内の吸収性物品10の意図した配置によって変えることができる。
吸収性材料18はまた、物品の縦方向主軸線Aに沿って測定された最大長も有する。吸収性材料18の最大長は、一般的に、約40mmより大きくなく、代替的に約50mmより大きくなく、代替的に約60mmより大きくなく、代替的に約70mmより大きくなく、代替的に約80mmより大きくなく、代替的に約90mmより大きくなく、代替的に約120mmよりも大きくない。
吸収性物品10は、望ましくは、意図した量及び種類の身体滲出物を吸収して保持する十分な容量を備える。吸収容量は、吸収性材料18で作られる流体保持コアによってもたらされる。吸収性材料18は、約1g/gより小さくなく、最大で約30g/gよりも大きくない範囲にある吸収容量を有することができるが、吸収性構造体の大体の容量は、特に、全体的設計及び女性着用者の膣前庭内の吸収性物品10の意図した配置により変えることができる。吸収性材料18への超吸収性ポリマー又は被覆超吸収性ポリマーの添加は、一般的に、吸収容量の実質的な増加に有効であることを当業者はすぐに認識するであろう。
更に、吸収性材料18の大きさ及び吸収容量は、吸収性材料の寸法、形状、及び構成で変えることができる。例えば、吸収性構造体は、物品10内に様々な厚みを有することができ、又は親水性勾配を有することができ、又は超吸収性ポリマーなどを含有することができる。平坦な吸収性材料18は、一般的に、約3mmの好ましい平坦な厚みと約6mm又はそれ以下の折り畳んだ厚みとを備えた約10mm又はそれ以下の厚みを有することになるが、吸収性構造体の大体の厚みは、特に、全体的設計及び女性着用者の膣前庭内の吸収性物品10の意図した配置により変えることができる。
吸収性材料18は、意図した身体滲出物を吸収し、及び/又は吸着してその後に保持することができる任意の材料を含むことができる。適切な材料はまた、一般的に親水性で圧縮性であり、かつ馴染みやすいものである。吸収性材料18は、当業者に公知の材料のいずれからも形成することができる。このような材料の例は、以下に限定されるものではないが、様々な天然又は合成繊維、多層のしぼ寄せセルロース詰物、フラフセルロース繊維、レーヨン又は他の再生セルロース材料、木質パルプ繊維又は粉砕木質パルプ繊維、空気堆積材料、織物繊維、ポリエステル繊維とポリプロピレン繊維の配合物、吸収性発泡材、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、被覆超吸収性ポリマー、繊維束又は編地、又は任意の同等材料又は材料の組合せを含む。疎水性材料もまた、それを親水性にするいくつかの公知の方法のいずれかにより疎水性材料を親水性にしたものは使用に適するものである。
吸収性材料18はまた、望ましくは、快適性に対して望ましい比較的低密度である。一般的に、吸収性材料18は、最大で約0.5g/ccの範囲にある密度を有するが、吸収性構造体の大体の密度は、特に、全体的設計及び女性着用者の膣前庭内の吸収性物品10の意図した配置により変えることができる。
吸収性材料18は、約600gsm又はそれ以下の秤量を有することができ、好ましくは約250から約400gsmの秤量であるが、吸収性構造体の大体の秤量は、特に、全体的設計及び女性着用者の膣前庭内の吸収性物品10の意図した配置により変えることができる。
適切な吸収性構造体の特定的な例は、米国ウィスコンシン州ニーナー所在の「Kimberly−Clark Corporation」から入手可能な「KOTEX(登録商標)」パンティライナーに用いられるようなポリプロピレンとセルロース繊維の配合物から作られたコフォーム材料である。
本発明による物品10の特定的な実施形態では、吸収性材料18は、水分散性である。セルロース繊維ウェブは、一般的に、水性環境に十分に露出されると個々の繊維にすぐに砕ける点で水分散性であると考えられる。他の様々な水分散性吸収性材料が当業者に公知であり、本発明に用いることができる。例えば、本明細書における全ての目的に対して引用により組み込まれている、米国特許第5,952,251号及び第5,948,710号は、本発明に適切な吸収性分散性コフォーム材料を説明している。また、本明細書における全ての目的に対して引用により組み込まれている米国特許第6,171,292号B1も本発明に用いることができるいくつかの分散性吸収性材料を開示している。
特定的な実施形態では、吸収性材料は、図3に見られるような例えば組織層又は可溶性ポリマー層とすることができる材料層19に包むことができる。代替的に、層19は、吸収性材料18及びカバーシート12の間のみ又は吸収性材料18及びバックシート14の間のみに配置することができる。特定的な実施形態では、材料19は、吸収性材料18及びバックシート14の間に水溶性接着剤で配置されるか、又は層19とバックシート14の間に非水溶性接着剤で配置される。
流体透過性カバーシート12は、着用者の身体に接触して身体滲出物を受けることができる外側に面する表面を有する。カバーシート12は、望ましくは、女性着用者の膣前庭内の組織に対して可撓性で刺激のない材料で作られる。本明細書で用いられる「可撓性」という用語は、このような材料が接触する身体面に対して馴染みやすくすぐに適合する材料、又は外力の存在で容易に変形することにより応答する材料を意味するものとする。
カバーシート12は、快適性と馴染みやすさをもたらし、身体滲出物を身体から離し、カバーシート12を通って吸収性材料18へ向けるように機能する。カバーシート12は、女性着用者の膣前庭内の組織に隣接して比較的快適で刺激のない表面をもたらすために、その構造内に液体をほとんど又は全く保持すべきではない。カバーシート12は、カバーの表面に接触する身体流体を容易に浸透させる任意の織又は不織材料で構成することができる。適切なカバー材料の例は、レーヨン、ポリエステルのボンデッド・カーデッド・ウェブ、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、又は他の熱結合可能繊維、ポリプロピレンとポリエチレンのコポリマーのようなポリオレフィン、低線密度ポリエチレン、及びポリ乳酸のような脂肪族エステルを含む。細かく穿孔されたフィルムウェブ及び網状材料もまた用いることができる。適切なカバー材料の特定的な例は、「KOTEX(登録商標)」パンティライナー用のカバーストックとして用いられ、ドイツの「Sandler Corporation」から入手可能なもののようなポリプロピレンとポリエチレンで作られたボンデッド・カーデッド・ウェブである。適切な材料の他の例は、ポリマーと不織布材料の複合材料である。複合材料は、典型的には、スパンボンド材料のウェブ上にポリマーを押し出すことにより一般的に形成された一体型シートの形態である。流体透過性カバー12はまた、それに形成された複数の孔(図示せず)を含むことができ、この孔は、身体流体がカバーを通って吸収性材料18内に浸透することができる速度を増大するように意図されている。
生理的水和性カバーシート材料もまた使用に適するものである。本明細書で用いられる「生理的水和性」という用語は、膣前庭環境に配置されると膣前庭の組織と吸収性物品10の間で適切な湿気の接触面を維持するシート材料であり、膣前庭の湿気のある組織環境内の布又は布状の構造体の介在に関連する快適性の要件に関して、及び吸収性物品が膣前庭を通って移動する身体流体を受け、このような流体を吸収性材料18へ導くことも考慮して良性である材料を示唆するように意図している。従って、カバーシート12は、使用前には、その時点でシートが乾燥しているので古典的意味において「水和性」ではなく、カバーシート12は、膣前庭内の組織健康の適正な維持のために膣前庭内で必要な適正な湿気レベル又は湿気の均衡を維持するか又は少なくともその維持を妨げないものである。
カバーシート12の少なくとも一部分の表面は、カバーをより親和性にするように界面活性剤で処理することができる。この結果、排泄物流体をより容易に材料に浸透させることができる。界面活性剤はまた、月経流体のような放出体液がカバーを通過して吸収性材料18によって吸収されるのではなく、カバーシート12を流れ出ることになる可能性を小さくすることができる。1つの適切な手法は、表面活性剤が、吸収性材料18の上面の上に重なるカバーシート12の上面の少なくとも一部分に亘って実質的に均等に分散されるようにする。
カバーシート12はまた、任意の望ましいエンボス模様でエンボス加工することができる。エンボス加工技術は、当業者に公知である。エンボス模様は、美的に満足できる表面を生成するだけでなく、形成されたエンボス溝は、月経流体の取り込みを促進するものである。月経分泌物は、カバーシート12の接触点で貯留されるよりは、溝の高密度の縁部に沿って流れる傾向があることになる。
カバーシート12は、本発明による接着剤の組合せの任意の形態で互いに隣接する表面の全て又は一部分を接着することにより、吸収性材料18と固定された関係で維持することができる。材料は、吸収性材料18の隣接する表面の少なくとも一部分をカバーシート12の隣接する表面の一部分と絡ませることにより接合することができる。吸収性材料が分散性である実施形態では、カバーシート12の一部分は、吸収性材料18の隣接する表面に融合されるか又は結合することができ、又は非水溶性接着剤で接着することができる。
バックシート14は、一般的に、着用者が吸収性物品10を着用する時に吸収性材料18の下面上に存在し、ほぼ液体不透過性とすることができる(必須ではないが)任意の望ましい材料から構成することができる。望ましくは、バックシート14は、吸収性構造体10からの空気及び水蒸気の通過を可能にする一方、身体流体の通過を遮断する。適切な材料の例は、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリエステルのような微小エンボス加工された高分子フィルムであり、少なくとも約0.025mmの最小厚み及び多くとも約0.13mmの最大厚みを有する。二成分フィルムも、液体不透過性になるように処理された織及び不織布同様に用いることができる。別の適切な材料の例は、例えば、閉鎖セルポリエチレン発泡材のような閉鎖セルポリオレフィン発泡材である。バックシート材料の特定的な例は、「KOTEX(登録商標)」パンティライナーに用いられるもののような、米国イリノイ州ショウンバーグ所在の「Pliant Corporation」から入手可能なポリエチレンフィルムである。
バックシート14は、本発明による接着剤の組合せ22の付加により吸収性材料18と固定された関係で維持することができる。例えば、接着剤の組合せ22は、バックシート14と吸収性材料18の間に任意の望ましいパターンで付加することができる。吸収性材料が分散性である実施形態では、材料は、互いに隣接する表面の全て又は一部分を結合することにより固定することができる。当業者に公知の様々な結合方法をこのような任意の固定関係を達成するように使用することができる。このような方法の例は、以下に限定されるものではないが、超音波結合、熱結合、又は2つの隣接面間の様々なパターンでの接着材料の付加を含む。
カバーシート12とバックシート14は、互いに結合した周囲縁部を有し、物品10の周囲20の回りに密封周囲縁部16を形成する。吸収性結合22は、カバーシート12とバックシート14の縁部を密封するように用いられる。図1及び図2に示されている一実施形態では、接着剤の組合せ22は、バックシート14の内面上にほぼ均一に付加され、シート14の縁部までほぼ完全に延びている。吸収性材料構造体18は、バックシート14とカバーシート12の寸法よりも僅かに小さく、従って、接着剤の組合せ22の周囲境界30が形成される。カバーシート12は、この境界でバックシート14に接着され、物品10の密封縁部16を形成する。図面には示されていないが、接着剤の組合せ22はまた、上述のようにカバーシート12を吸収性材料18に接合するように用いることができることを認めるべきである。
図3の実施形態では、接着剤の組合せ22は、一般的に周囲バンド30としてのみ付加され、物品の密封縁部16の回りでカバーシート12とバックシート14を主に接合するように意図している。この実施形態では、カバーシート12とバックシート14は、物品が水中で十分な時間浸漬することで接着剤の組合せ22が溶解された後に、互いに完全に分離する。カバーシート12とバックシート14が他の方法で吸収性材料18に接着されてなければ、構成要素は互いに分離する。分散性吸収性材料18の場合、カバーシート12とバックシート14は、他の任意の適切な接着剤又は技術により吸収性材料18に固定することができる。接着剤の組合せ22が溶解した状態で、分散性吸収性材料は、物品10の縁部16の周囲から分散する。カバーシート12とバックシート14は、吸収性材料が十分に分散した後に分離する。
図4の実施形態は、図3の実施形態に類似し、接着剤の組合せ22の境界30の内側で吸収性材料18とバックシート14の間に付加された非水溶性接着剤24を含む。図面に示されていないが、非水溶性接着剤24はまた、カバーシート12を吸収性材料18に接合するように用いることができる。図3に関して上述したように、接着剤の組合せ22の境界30が溶解した状態で、縁部密封16は破壊され、分散性吸収性材料18は、物品10から分散する。カバーシート12は、接着剤の組合せ22が溶解した後に、他の方法で吸収性材料18に接着されていなければ、すぐに分離することができる。
代替的な実施形態では、接着剤の組合せは、非水溶性接着剤の個別の区域から間隔の空いた水溶性接着剤の個別の区域で形成することができる。図5を参照すると、このような実施形態は、水溶性接着剤26のバンド又はストライプの間に空間を空けて配置された非水溶性接着剤24のバンド又はストライプによって形成することができ、これによって空間28が非水溶性接着剤24のバンド間に形成される。水溶性接着剤26はまた、非水溶性接着剤24のバンド間に周囲バンドセグメント31として設けることができ、バンド24間でカバーシート12及びバックシート14の縁部16を密封する。この実施形態では、間隔28は、水溶性接着剤26が「時間遅延性」である必要がないように設計することができる。物品10の浸漬の際に、水溶性接着剤26は比較的迅速に溶解し、これによって密封縁部16は、非水溶性接着剤24のバンド間で破壊される。しかし、間隔28は比較的狭く設計され、分散性吸収性材料18は、シート12及び14間からすぐに分散することはできない。間隔28は、吸収性材料が約2時間後まで実質的に分散しないことを保証するように実験的に判断することができる。水溶性接着剤と非水溶性接着剤の個別の区域の任意の数のパターンを望ましい時間遅延性を達成するように考案することができ、図5のストライプ模様は、単に例示的であることを認めるべきである。
本発明により物品に用いられる水溶性接着剤の組合せは、様々な方法で考案することができる。例えば、接着剤の組合せは、本質的に望ましい時間遅延に対して接着剤の組合せを非水溶性にする徐放物質又は添加物を含むことができ、時間遅延後に接着剤は水中で溶解する。この薬剤又は添加物は、接着剤に均一に混合させることができ、結果として本質的に「遅い」水溶性接着剤をもたらす。すなわち、接着剤は水溶性とすることができるが、これは、望ましい遅延期間に亘って物品が一緒に保持される速度でということである。適切な時間遅延性接着剤は、米国ニュージャージー州所在の「National Starch Corp.」から入手可能な製品識別コード「34−731A」である。
別の実施形態では、接着剤の組合せは、少なくとも約2時間に亘って物品がそのままで保持されることを保証するのに十分な量だけ付加された水溶性接着剤を含む。例えば、接着剤は、物品が浸漬しても接着剤全体は水に浸されないが、接着剤の少なくとも一部分だけが上に重なった接着剤の別の部分が溶解した後に露出されるように、十分な厚み又はパターンで付加することができる。望ましい時間遅延を達成するのに十分な量で付加することができる条件を満たす水溶性接着剤は、米国ニュージャージー州所在の「National Starch and Chemical Corp.」から入手可能な「National Starch 427A」であることを本出願人は見出した。必要とされる接着剤の量(すなわち、gsmで)は、すぐに実験的に判断することができ、陰唇間物品の形状及び大きさ、及び接着剤の配置パターンなどに大部分を依存する。「National Starch 427A」接着剤において、添加レベルは、約8gsmから約20gsmの間とすることができる。
接着剤の組合せは、上述の物品が少なくとも約2時間の上述の期間に亘ってそのままで保持されることを保証するのに十分な接着剤の組合せの水溶解度になるような比で組み合わされた水溶性接着剤と非水溶性接着剤の混合物を含むことができる。この比は、当業者により実験的に判断することができ、水溶性接着剤と非水溶性接着剤の特徴に依存する。水溶性接着剤は、例えば、米国特許第6,444,761号、第4,600,404号、第4,522,967号、及び第3,891,584号に説明されており、この参考文献は、本明細書における全ての目的に対して引用により組み込まれている。公開特許番号WO95/181191もまた、本発明に有用とすることができる水分散性接着性組成物を説明している。
以下の「試験プロトコル」は、陰唇間吸収性物品がトイレに落とされて水洗された後にどれだけ速く分散するかを判断するために用いることができる方法を説明する。
試験手順
このプロトコルは、陰唇間パッドがトイレ備品及び屋内配管を通過する機能を測定し、経時的な製品の目視観察を可能にするものである。製品が配管に水洗されるか又は適正に通過することの失敗は、実際の使用状況における問題を示唆している。
サンプルの水洗は、「Kohler」製の1.6ガロン低流量備品及び製品の流れを観察するための約35フィートの透明なパイプ区域を有する4インチの屋内配管システムを用いて実行される。屋内配管システムは、標準の4インチのPVC継ぎ手によって接合された8フィートの部分に透明プラスチックパイプを用いて設計される。システムは、下水流に対する「一般配管コード」及び「BOCA」コードからの最小設計標準に適合するように設定される。
水と製品の移動は、廃棄製品の重力によって支持される。配管システムはまた、フローバルブを有し、詰まった又は絡まった材料を水洗試験から除くように水を配管の中に導くことができる。
このプロトコルは、備え付け水槽に個々の陰唇間パッドを配置する段階(パッドのみでトレイレットペーパー又は模擬糞便はない)、及び1.6ガロンの水で水槽を空にする段階を伴う。パッドは、それが放出配管へ移動するにつれて、水及び廃棄物の流れを詰まらせることなく内側ウォータートラップを有する器具を完全に通過すべきである。システム構成要素のどこにも製品の残留蓄積があるべきではない。
パッドの水洗及び収集の後に、それらは、4時間、24時間、及び7日間の観察のために水の容器に移される。
装置
備品−「Kohler」低流量1.6ガロン、
屋内配管システム−4インチの透明プラスチック配管(ポリカーボネート)、
収集スクリーン−ステンレス鋼1/4インチのメッシュ又は多層ふるいスクリーン、
ふた付きプラスチック容器(「Sterlite(登録商標)」28個、23−1/4インチ×17インチ×6インチ)、(注意:容器の最小寸法が重要である。互いに接触せずにバッド全てが浮くだけの十分な空間がなければならない。水深は、最小で製品の長さよりも1−1/2インチだけ大きい必要がある。)、及び
プラスチックの白い8インチの撹拌棒
サンプリング及び試験手順
・各コード(サンプル)からの全てのパッドは、同日に試験されるべきである。
・容器は、各7日間試験の後に清潔な乾いた布で拭き取ることにより洗浄される。試験結果に影響を及ぼすことがあるので、容器の洗浄に洗剤又は石鹸を用いない。
1)試験のコードを選択し、各パッドの両側(カバー及びバッフル)に番号をつける。
2)パッドを半分の長さに折り、カバー側を外にする。折ったパッドを人差し指と中指の間に置く。腕を便座の上に置いて、指を開いて1つのパッドを水槽の中に落とす。カバーが上か又は下のどちらで着水したかを記録する。30秒間待機し、その後水洗する。製品が第1の水洗で水槽からなくならなければ記録する。必要に応じて、製品を水槽からなくすために2度目の水洗をする。
3)段階2を10個のパッドが水洗されるまで繰り返す。
4)収集スクリーンを検査して、全てのパッドが収集されたことを確かめる。パッドのいずれかがシステムに引っかかった場合、水洗するか又はバルブを開けてシステムに更に水を加え、最初にシステムを通過しなかったパッドを押し出す。システムに引っかかったパッドの番号と位置を記録する。
5)収集タンクから容器へ水を加え、上端から1/2インチまで満たす(=5−1/2インチ水位)。確実に開始前に容器が拭き取られて清潔であるようにする。
6)各パッドを目視検査し、それを予め水が加えられた容器に移す。もしあればどのパッドのシールが開いたか、開放シールの位置、又は製品がいずれにせよ分離していればそれを記録する。パッドを容器に移す時にパッドを水平に位置決めし(偶数番号のパッドはカバー側を上、及び奇数番号のパッドはバッフル側を上にする)、親指と指でパッドを中心に掴み、水面下半分までパッドを沈め、その後パッドから手を離す。1つの容器に同じコードからの全てのパッドを配置する。(大型サイズに対する例外:1つの容器に15個のパッドのみ配置する。)製品コード及びパッドが加えられた時間で容器にラベル付けする。容器にふたをする。
7)同じコードからの全てのパッドが水洗されるまで段階1から6を繰り返す。
8)同じコードの10個のパッドの最後の組を容器に配置した3時間半から4時間半後に(時間が4時間半を超えた場合、データシートに注釈を入れる)、プラスチックの撹拌棒で緩やかにパッドを5回撹拌し、5分間待機する。どの程度パッドが個々の構成要素に分離したか又はどの程度カバーシートとバックシートの間のシールが分離したかを記録する。
9)パッドを容器に配置して23時間半から24時間半後に(時間が24時間半を超えたら、データシートに注釈を入れる)、プラスチックの撹拌棒で緩やかにパッドを5回撹拌し、5分間待機し、まだ浮かんでいるパッドの番号及びどの程度パッドが個々の構成要素に分離したかを含む他の任意の目視評価を記録する。
10)パッドを容器に配置して7日後に、プラスチックの撹拌棒で緩やかにパッドを5回撹拌して5分間待機する。どの程度パッドが個々の構成要素に分離したか又はどの程度カバーシートとバックシートの間のシールが分離したかを記録する。開放シールの位置及びパッドがその中に空気を取り込んだように見えるならばそれを記録する。
11)パッドは後の検査のために保存することができる。
陰唇間吸収性物品は、上述のような手順により試験された。物品は、79mm長さ×69mm幅と測定された。物品は、不織カバー、70%の綿と30%のレーヨンの吸収層、及びポリ外側カバーすなわち「バッフル」から構成された。第1コード物品(サンプルサイズの30物品)は、7.5gsmの「National Starch 427A」水溶性接着剤で構成された。接着剤は、バッフル(外側カバー)上に吹き付けられた。第2コード物品(サンプルサイズの30物品)は、バッフル上に吹き付けられた10.5gsmの「National Starch 427A」水溶性接着剤で構成された。これらのコードは、別々に水洗されて上述のように観察された。
第1コード:全てのパッドは、水洗後すぐに完全に個々の構成要素(カバー、吸収層、バッフル)に分離された。7日後に、全てのバッフルはまだ容器に浮いており、吸収層の60%から70%は沈んでいた。
第2コード:全てのパッドは、水洗後はそのままであった。4時間後に、19個のパッドはシールが開いたが、3つの構成要素は全てまだそのままであり、10個のパッドは、まだ付着した少なくとも2つの構成要素を有し、1つのパッドは、完全にそのままであった。
陰唇間吸収性物品は、上述のような手順により試験された。物品は、75mm長さ×65mm幅と測定された。物品は、横方向に延びた翼を有するほぼ楕円形であった。物品は、不織PET/レーヨンのカバー、60%の綿と40%のレーヨンの吸収層、及びポリ(PE)外側カバーすなわち「バッフル」で構成された。第1コード物品(サンプルサイズの30物品)は、「National Starch 34−731A」時間遅延水溶性接着剤の8.0gsmのホットメルト添加物で構成された。接着剤は、バッフル(外側カバー)上に吹き付けられた。第2コード物品(サンプルサイズの30物品)は、バッフルに吹き付けられた10.5gsmの「National Starch 34−731A」で構成された。これらのコードは別々に水洗され、上述のように観察された。
第1コード:4時間で10個の製品が50%よりも大きく開放したシールを有し、残りの20個の製品は、2から49%の間の開放シールを有した。24時間でも同じ結果であった。7日間では、22個の製品が50%よりも大きな開放のシールを有し、1個の製品は2つの部分に分離し、7個の製品は、2から49%の間の開放シールを有した。
第2コード:4時間で2個の製品が50%よりも大きく開放したシールを有し、27個の製品は、2から49%の間の開放シールを有し、1つの製品はシールが開かなかった。24時間では、3個の製品が50%よりも大きくシールが開き、26個の製品は、2から49%の間でシールが開き、1つの製品は、シールが開かなかった。
特許請求の範囲及びその均等物に示す本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に示すか又は説明した本発明の実施形態に対して様々な修正及び変更を為し得ることを当業者は認めるべきである。
本発明による陰唇間吸収性物品の部分的に切り取った斜視図である。 図示の線に沿って切り取った図1の物品の断面図である。 本発明による陰唇間吸収性物品の代替的な実施形態の部分的に切り取った斜視図である。 本発明による陰唇間吸収性物品の代替的な実施形態の部分的に切り取った斜視図である。 本発明による陰唇間吸収性物品の代替的な実施形態の部分的に切り取った斜視図である。
符号の説明
10 陰唇間吸収性物品
12 カバーシート
14 バックシート
18 吸収性材料構造体
22 接着剤の組合せ

Claims (23)

  1. 主として女性着用者の膣前庭内に配置するように構成された陰唇間吸収性物品であって、
    ほぼ液体透過性のカバーシートと、
    ほぼ液体不透過性のバックシートと、
    前記カバーシートと前記バックシートの間に配置された吸収性材料と、
    前記カバーシートと前記バックシートとをそれらの間に前記吸収性材料を挟んだ状態で互いに接合するように配置された時間遅延性の水溶性接着剤の組合せと、
    を含み、
    前記接着剤の組合せは、水洗により物品を水に浸漬した後の少なくとも約2時間の期間に亘って該物品の構造的一体性を維持する一方、浸漬後の約24から72時間以内に該物品が構造的一体性を失うことを保証するように構成された、
    ことを特徴とする物品。
  2. 前記カバーシートが前記バックシートから完全に分離するように分解することを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  3. 前記カバーシートは、物品の周囲回りに前記接着剤の組合せで前記バックシートに接着され、
    物品は、前記カバーシートが前記周囲の少なくとも一部分の回りで前記バックシートから分離するように分解する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  4. 前記吸収性材料は、水に分散可能であり、前記カバーシートと前記バックシートが分離する時に物品から分散することを特徴とする請求項3に記載の陰唇間吸収性物品。
  5. 前記接着剤の組合せは、徐放剤添加物を有する接着剤を含み、該添加物は、該接着剤が前記少なくとも約2時間の期間の前に実質的に溶解することを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  6. 前記接着剤の組合せは、物品が前記少なくとも約2時間の期間に亘ってそのままで保持されることを保証するのに十分な量で付加された水溶性接着剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  7. 前記接着剤の組合せは、該接着剤の組合せの水溶解度の強さが、物品が前記少なくとも約2時間の期間に亘ってそのままで保持されることを保証するのに十分であるような比で組み合わされた水溶性接着剤と非水溶性接着剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  8. 前記接着剤の組合せは、前記吸収性材料と前記バックシートの間に付加されることを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  9. 前記接着剤の組合せは、前記吸収性材料と前記カバーシートの間に付加されることを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  10. 前記接着剤の組合せは、前記吸収性材料と前記カバーシートの間及び前記吸収性材料と前記バックシートの間に付加されることを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  11. 前記カバーシートは、物品の周囲回りに前記接着剤の組合せで前記バックシートに接着されることを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  12. 前記接着剤の組合せは、前記バックシートの内面に亘ってほぼ均一にメルトブローンスプレーとして付加されることを特徴とする請求項8に記載の陰唇間吸収性物品。
  13. 前記カバーシートは、物品の周囲回りに前記接着剤の組合せで前記バックシートに接着され、
    水に分散性の前記吸収性材料は、非水溶性接着剤で前記バックシートに接着された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  14. 前記接着剤の組合せは、非水溶性接着剤の個別の区域の間の空間を占めた水溶性接着剤の個別の区域を含み、前記吸収性材料は、水に分散性であり、
    前記非水溶性接着剤の個別の区域の間には、前記水溶性接着剤が溶解する時に前記吸収性材料が分散するために通過するようになった空間が存在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  15. 前記水溶性接着剤及び前記非水溶性接着剤は、交互のストライプパターンで付加されることを特徴とする請求項14に記載の陰唇間吸収性物品。
  16. 物品の2つの構成要素間に非水溶性接着剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  17. 非水溶性接着剤が、前記吸収性材料と前記バックシート及び前記カバーシートの一方との間に配置され、前記水溶性接着剤の組合せは、該吸収性材料と該カバーシート及び該バックシートの他方との間に配置されたことを特徴とする請求項16に記載の陰唇間吸収性物品。
  18. 物品の構成要素の少なくとも一部分は、生物分解性であることを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  19. 前記吸収性材料と前記バックシートの間に配置された可溶性材料層を更に含み、 前記水溶性接着剤は、該可溶性材料層と該バックシートの間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収性物品。
  20. 少なくとも約2時間後に水に分散可能な陰唇間吸収性物品を形成する方法であって、
    カバーシートとバックシートと吸収性材料とを含む陰唇間吸収性物品のための構成要素を準備する段階と、
    前記カバーシートと前記バックシートの間に前記吸収性材料を配置して前記構成要素を陰唇間吸収性物品に組み立てる段階と、
    約2時間浸漬された後に溶解する時間遅延性の接着剤の組合せを用いて、前記陰唇間吸収性物品の前記構成要素の少なくとも2つを互いに付着させる段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 前記バックシート及びカバーシートの一方の内面に前記接着剤の組合せを付加する段階と、前記吸収性材料を該接着性カバーシートに付着させる段階と、前記物品の周囲回りに該接着剤の組合せを用いて該カバーシート及びバックシートを互いに接着させる段階とを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記物品の周囲回りに前記接着剤の組合せを付加する段階と、該周囲で前記カバーシート及び前記バックシートを付着させる段階とを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  23. 前記吸収性材料と前記バックシート及びカバーシートの一方との間に非水溶性接着剤を付加する段階と、該吸収性材料と該バックシート及びカバーシートの他方との間に前記水溶性接着剤の組合せを付加する段階とを更に含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
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