JP2006511039A - 電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体 - Google Patents

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Abstract

電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体(2)であって、第1の接触面(62)を画定する長手方向に延びた細長い本体(61)と、本体(61)から各自由端(67)にかけて延びた長手方向に離間した複数のリブ(66)であって、各自由端(67)は第1の接触面(62)から離間して本体(61)とリブ(66)の1つ以上との接触を促進させるようになっており、リブ(66)のそれぞれは、第1の接触面(62)と対向する各第2の接触面(68)を有する、長手方向に離間した複数のリブとを備え、本体(61)と1つ以上のリブ(66)との接触が促進されると、第1の接触面(62)及び1つ以上の第2の接触面(68)のそれぞれは、弾性付勢されて電気接点と係合する、細長い電気導体。

Description

[発明の分野]
本発明は、細長い電気導体に係り、特に、電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体に関する。
本発明は、主として、家屋、商業建物及び公共建物の共通の給電線及び通信回線を提供するために開発されたものであり、これらの用途に言及しながら本発明を以下に説明する。しかしながら、本発明は、これらの用途分野に限定されず、上記のカテゴリーの建物であるか否かにかかわらず、給電線のみまたは通信回線のみに適用可能でもある。
[発明の背景]
本明細書中の従来技術のいかなる説明も、このような従来技術が広く知られていることまたは当該技術分野に共通な通常の知識の一部を成すことを認めるものとみなすべきではない。
最近の細長い電気導体は、米国特許第6,309,229号明細書及び米国特許第6,395,987号明細書に開示されており、これらのどちらもが本出願の発明者の名義となっている。これらの特許に開示されている電気導体は、本明細書において明記されている問題に対し可能性のある解決策を提供しているが、それらの解決策は、比較的複雑であり、製造が困難であり、また収容できる電流容量に対しかなりの容積を占める。
これらのタイプの電気導体は、一般に、銅シートから形成され、単位長及び電流容量あたりの重量が重く、従って、比較的高価であり搬送が困難である。さらに、電気導体の製造により、かなりの廃棄物が生じる。
[発明の概要]
本発明の一つの目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを克服または改善するか、または有用な代替を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、第1の接触面を画定する長手方向に延びた細長い本体と、該本体から各自由端にかけて延びた長手方向に離間した複数のリブであって、前記各自由端は前記第1の接触面から離間して前記本体と該リブの1つ以上との接触を促進させるようになっており、該リブのそれぞれは、前記第1の接触面と対向する各第2の接触面を有する、長手方向に離間した複数のリブとを備え、前記本体と前記1つ以上のリブとの接触が促進されると、前記第1の接触面及び前記1つ以上の第2の接触面のそれぞれは、弾性付勢(resiliently biased)されて前記電気接点と係合する、細長い電気導体が提供される。
好適な一形態では、自由端と第1の接触面との間の間隔は、第1の接触面と第2の接触面との間の間隔よりも大きい。
好ましくは、リブは本体に弾性的に取り付けられる。さらに好ましくは、リブは弾性を有する。
好ましくはまた、本体は長手方向に延びた2つの対向する細長い縁を有する導電シートであり、リブは上記縁の一方から延びる。いくつかの実施形態では、本体は上記縁の他方から延びる導体ストリップをさらに含む。導体ストリップは、好ましくは高電流用途に用いられる。
好ましい一形態では、隣接した自由端は、機械的に接続されて弾性付勢を共同で増大させる。より好ましくは、隣接した自由端は、一体形成された中間の各セグメントによって機械的に接続される。さらにより好ましくは、セグメントは、接触の促進を導いて(guiding)第1の接触面及び第2の接触面と付勢係合する係合面を自由端と共同で画定する。好ましい実施形態では、係合面は連続的である。
好ましくは、係合面は、第1の接触面に対向するとともに第1の接触面から離れながら傾斜する。より好ましくは、係合面は、内縁と他方の縁とは反対側に終端する外縁との間に延びる。
好ましくはまた、第1の接触面及び第2の接触面が付勢されて電気接点と係合すると、内縁が電気接点と当接する。より好ましくは、リブは、電気接点の長手方向の移動を制限する。
好適な一形態では、電気導体は、長手方向の折り畳み線に沿ってそれ自体が折り畳まれる連続的な導電シートから形成される。より好ましくは、シートを穿孔してリブを形成する。しかしながら、他の実施形態では、シートは切断されるか、または他の方法で形成される。
好ましくは、第1の接触面はほぼ平坦であり、第2の接触面は円弧状である。いくつかの実施形態では、第2の接触面は複雑な円弧を含む。
本発明の第2の態様によれば、電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、ほぼ平坦な接触面を画定する長手方向に延びた細長い第1の本体と、前記平坦な接触面と対向する円弧状の接触面を画定する、前記第1の本体に取り付けられる長手方向に延びた細長い第2の本体とを備え、前記第1の本体と前記第2の本体との接触の促進時に、前記平坦な接触面及び前記円弧状の接触面は弾性付勢されて前記接点と係合する、細長い電気導体が提供される。
好ましくは、円弧状の接触面はセグメントに分けられている。より好ましくは、第2の本体は、第1の本体から各自由端にかけて延びる長手方向に離間した複数のリブを有し、各自由端は共同で前記円弧状の接触面を画定する。さらにより好ましくは、自由端は機械的に接続される。好適な実施形態では、自由端は、一体形成された中間の各セグメントにより機械的に相互接続される。
好ましくは、第1の本体は、ほぼ平坦であって2つの対向面を有し、該2つの対向面の一方は平坦な接触面を画定する。より好ましくは、第2の本体は、円弧状であって対向する凸面及び凹面を有し、セグメントは、円弧状の接触面を画定する。
本発明の第3の態様によれば、電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体用の電線導管であって、長手方向に延びたハウジングと、該ハウジングに前記電気導体を捕捉的に(captively)保持する、前記ハウジング内に配置された1つ以上の取付け形成部(mounting-formations)と、前記電気接点を受け入れることにより、前記電気接点を前記電気導体と係合させるようにする、前記ハウジング内の開口と、該開口に前記電気接点が受け入れられる場合と受け入れらない場合とのそれぞれにおいて、前記開口に関して開いた形態及び閉じた形態間で移動する、前記ハウジングに取り付けられるクロージャ(closure)とを備える、細長い電気導体用の電線導管が提供される。
好ましくは、クロージャは、開いた形態及び閉じた形態間で回動するように、ハウジングに取り付けられる。より好ましくは、クロージャは、ハウジングにヒンジ接続される。さらにより好ましくは、クロージャは、閉じた形態になるように弾性付勢される。
いくつかの実施形態では、クロージャは、閉じた形態になるように弾性付勢される。好ましくは、クロージャは、弾性付勢を提供する内部付勢要素(internal biasing element)を有する。一実施形態では、内部付勢要素は板ばねである。
いくつかの実施形態では、クロージャは、閉じた形態から弾性変形される長手方向の弱化線(line of weakness)を有する。
好ましくは、電気接点は接点アセンブリ(contact assembly)の一部であり、該アセンブリが開口に入るよう促進される際、クロージャは開いた形態になるように移動する。より好ましくは、接点アセンブリはクロージャと係合して、開いた形態になるように移行する。
好適な一形態では、取付け形成部は、ハウジング内を連続的に延びる保持溝路(retaining channel)である。より好ましくは、保持溝路は、電気接点を受け入れる連続的な開端を有する。より好ましくは、開端は下向きである。好ましい実施形態では、開端は保持溝路の底部を画定する。
好ましくは、ハウジングは、各電気導体を捕捉的に保持する離間した複数の溝路を有する。より好ましくは、前記複数の溝路は平行である。好適な実施形態では、前記複数の溝路は、長手方向に同一の長さに拡がり(coextend)、横方向に離間している。
好ましくは、ハウジングは押出成形される。
好適な形態では、クロージャは、閉じた形態では開口にわたって延びる。より好ましくは、開口は長手方向に延び、電線導管は、閉じた形態では、開口のほぼ全体にわたって長手方向に共同で延びる複数のクロージャを有する。さらにより好ましくは、開いた形態及び閉じた形態間の1つのクロージャの移動は、他の任意のクロージャの移動とは独立して起こる。好適な実施形態では、クロージャはモジュラーである。
いくつかの実施形態では、クロージャは、細長いストリップから形成され、長手方向に延びるスロットが間に介在している。他の実施形態では、ハウジングは、該ハウジングを保持面(carrying surface)に固定する接着テープとともに使用するために後面に溝路を有する。好ましくは、ハウジングは、該ハウジングを保持面に固定する固定手段の頭部を収容する内隙(internal cavity)を有する。
好ましくは、クロージャは、ハウジングの内側に取り付けられ、閉じた形態では、ハウジングから上方に開口にわたって延びる。より好ましくは、クロージャは、ハウジングにまたは該ハウジング付近でヒンジ接続され、開いた形態及び閉じた形態間の1つのクロージャの移動は、ハウジング内で起こる。好適な実施形態では、開口は2つの対向縁を有し、クロージャは、対向縁の一方に隣接したハウジングとヒンジ接続により係合する取付け端から、閉じた形態では対向縁の他方に隣接して配置されている自由端にかけて延びる。
好ましくは、取付け形成部は、電気導体を、電気接点との係合時の弾性変形に適応させる位置決め形成部(locating formation)を含む。より好ましくは、電気導体は、電気接点と係合する複数の係合面を有し、位置決め形成部は、係合面を、電気接点と係合する弾性変形に適応させる。さらにより好ましくは、位置決め形成部は、取付け形成部から延びる突起である。
他の実施形態では、取付け形成部は、開口により画定された開端を有する溝路を含む。より好ましくは、開口は下向きである。さらにより好ましくは、クロージャは、閉じた形態では、開口のほぼ全体にわたって延びると共に電気接点により弾性変形して開形態となるフラップである。
本発明の第4の態様によれば、電気接点と電気的に接続するようになっており、一方がほぼ平坦であると共に他方が円弧状である2つの対向する係合要素を有する細長い電気導体用の電線導管であって、長手方向に延びたハウジングと、該ハウジング内に設置され、前記ハウジングに前記電気導体を捕捉的に保持する1つ以上の取付け形成部と、上記電気接点を受け入れて、電気接点を電気導体と係合させるようにする、ハウジング内の開口と、電気導体を、ほぼ平坦な係合面が電気接点に対して傾斜することを確実にするように適応させる、取付け形成部と連結した1つ以上の位置決め形成部とを備える細長い電気導体用の電線導管を提供する。
好ましくは、電線導管は、電気接点が開口内に受け入れられる場合と開口内に受け入れられない場合とにおいて、開口に関して開形態及び閉形態間で移動する、ハウジングに取り付けられたクロージャを備える。
好ましくはまた、円弧状の係合面は複雑な円弧を有する。
好適な一形態では、取付け形成部は、ハウジング内に電気導体を捕捉的に保持する。通常の家庭用交流電圧の場合、周りにいる人々の安全を確保するためにこれが必要である。しかしながら、低圧直流電圧の用途の場合、電線導管のデザインを、ハウジングの外側に部分的にまたは実質的に設置される電気導体に対応させることができる。
いくつかの実施形態では、電線導管は、3つ以上の細長い電気導体を保持するように構成される。好ましくは、導体は、複数の電気回路を提供するように互いに離間している。
本発明の第5の態様によれば、電気接点と電気的に接続されるようになっている細長い電気導体用の電線導管であって、長手方向に延びたハウジングと、該ハウジング内に設置され、前記ハウジング内に前記電気導体を捕捉的に保持する開端溝路と、前記電気接点を受け入れて、前記電気接点を前記電気導体と係合させるようにする、前記ハウジング内の開口と、閉じた形態及び開いた形態間で移動するように前記開端溝路に隣接して前記ハウジング内に設置され、前記電気導体への意図しないアクセスに対するバリヤを提供するクロージャと0を備える細長い電気導体用の電線導管が提供される。
好ましくは、クロージャは、電気接点が電気導体と係合したときに、開いた形態になるように移動する。より好ましくは、クロージャのうち電気接点に隣接した部分だけが、開いた形態になるように移動する。
本発明の第6の態様によれば、電線導管内に収容された複数の電気導体と電気的に接続する接点アセンブリであって、電線導管と係合するように移動可能なハウジングと、該ハウジングに取り付けられ、所定のシーケンスで各電気導体と係合するように移動可能な複数の接点形成部(contact formations)とを備える接点アセンブリが提供される。
好ましくは、ハウジングは、電線導管と解除可能に係合するように移動可能であり、接点形成部は、各電気導体と解除可能に係合するように移動可能である。
好ましくはまた、接点形成部は、少なくとも2つのピンを有し、該ピンの1つは、ハウジングから、他のピンよりも長く突出している。より好ましくは、接点形成部は、ハウジングから横方向に延びると共に横方向に離間した自由端で終端する3つの平行ピンを有する。
好適な一形態では、接点は少なくとも2つの平行ピンを有し、該平行ピンと各電気導体との相対的な横方向のずれが、所定のシーケンスを与えるようになっている。
好ましくは、接点アセンブリは、アクティブピン及びニュートラルピンを有し、所定のシーケンスは、ニュートラルピン、次いでアクティブピンが各電気導体と係合することを含む。より好ましくは、接点アセンブリは、アクティブピン、ニュートラルピン、及びアースピンを有し、所定のシーケンスは、アースピン、次いでニュートラルピン及びアクティブピンが各電気導体と係合することを含む。さらにより好ましくは、ニュートラルピン及びアクティブピンは、ほぼ同時に各電気導体と係合する。しかしながら、他の実施形態では、所定のシーケンスは、アースピン、次いでニュートラルピン、次いでアクティブピンが各電気導体と係合することを含む。
好ましくはまた、ピンは各電気導体との係合から外れるように移動可能であり、該移動は、所定のシーケンスとは逆の順序で起こる。
いくつかの実施形態では、ピンは、各電気導体との係合から外れるように付勢される。他の実施形態では、ピンは、ピンを付勢して各電気導体と係合するように構成されたカムに接続される。他の実施形態では、ピンには、電気導体にまたは電気導体から電力または信号を伝えるように各ケーブルに接続するコネクタが設けられている。好ましくは、ピンは、ハウジング及び各ケーブルと一体形成されて、電気導体にまたは電気導体から電力または信号を伝えるようになっている。いくつかの実施形態では、ピンは、電気導体にまたは電気導体から電力または信号を伝えるように各ソケット形成部(socket formations)に接続される。他の実施形態では、ピンは、接点アセンブリを交互の方向から電気導体と係合させるように、逆の順序で設けられる。さらなる実施形態では、ピンは、電線導管内の電気導体のサブセット(sub-set)と係合するように配列される。好適な一実施形態では、ハウジングには、接点アセンブリが各電気導体と係合していることをユーザに示すガイドが設けられる。好ましくは、ガイドはユーザに視覚表示を与える。より好ましくは、ハウジングは視覚的に異なる部分を有し、ガイドは、接点アセンブリが各電気導体と係合したときに、ユーザが上記部分を見ることのできる窓を有する。
本発明の第7の態様によれば、電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、第1の面及び該第1の面と対向する第2の面を有し、前記第1の面は第1の接触面を画定する、長手方向に延びた細長い導電シートと、前記シートから横方向に、かつ前記第2の面に沿ってではなく前記第1の接触面の少なくとも一部に沿って後方に延びた、長手方向に離間した複数のリブであって、それぞれのリブが第2の接触面を有するリブとを備え、前記シートと前記1つ以上のリブとの接触が促進されると、前記第1の面及び前記1つ以上の第2の面のそれぞれは、弾性付勢されて前記電気接点と係合する、細長い電気導体が提供される。
好ましくは、第1の面及び第2の面は、第1の共通の長手方向の縁及び第2の共通の長手方向の縁に沿って接合され、リブは、第1の縁から延びて各自由端で終端する。より好ましくは、第2の接触面は、第1の縁と各自由端との中間に配置される。さらにより好ましくは、自由端は、第1の縁及び第2の縁の間で終端する。いくつかの実施形態では、自由端は、第2の縁を越えて延びる。しかしながら、自由端は、第2の縁の周りに延びていない。
本発明の第8の態様によれば、電線導管内に収容された複数の電気導体と電気的に接続する接点アセンブリであって、電線導管と係合するように移動可能なハウジングと、該ハウジングに取り付けられ、各電気導体と係合するように移動可能な複数の接点形成部と、ハウジングに取り付けられ、接点形成部が各電気導体と係合していることについて外部的な表示を与えるガイドとを備える接点アセンブリが提供される。
一実施形態では、ハウジングは、視覚的に異なる部分を有し、ガイドは、上にあると共に接点形成部が各電気導体と係合したときに前記部分が目視可能である窓を有する。好ましくは、上記部分は実質的に見えにくい。
次に、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照して、例示としてのみ説明する。
[好適な実施の形態の説明]
図1〜図10、図15及び図17、特に図1、図4及び図17を参照すると、3つの概ね平行な細長い電気導体2,3,4用の絶縁された細長い電線導管1が示されており、電気導体2,3,4は、ピン7,8,9の形態の対応する電気接点を有する接点アセンブリ5と電気的に接続するようになっている。電線導管1は、ほぼ一定の断面形状を有すると共に長手方向に延びるように押出成形されたプラスチック製のハウジング11を備える。ハウジング11内に各電気導体2,3,4を捕捉的に保持するために、3つの開端溝路12,13,14がハウジング11内に配置されている。ハウジング11内の長手方向に延びた細長い開口15が接点アセンブリ5を受け入れて、ピン7,8,9を各電気導体2,3,4と係合させるようにすることができる。図4に最もよく示されるように、図示された閉じた形態及び開いた形態間を移動して電気導体3,4への意図しないアクセスに対するバリヤを提供する2つの弾性変形可能なプラスチック製のクロージャ17,18が、開端溝路13,14に隣接してハウジング11内に設置されている。
この実施形態では、ハウジング11は、3部構造であり、壁または他の支持体に取り着けられた剛性プラスチック製の取付けブラケット21を有し、ハウジング11が壁または他の支持体に沿って延びているかまたはそれらの間に延びている。この実施形態では、取り着けは、取付けブラケット21の穴(図示せず)を通るように延びる複数の長手方向に離間した金属製のねじ22によるものである。他の実施形態では、取り着けは、他の機構、例えばボルト、接着剤、リベット等によって行われる。
取付けブラケット21は、後板23と、後板23の底部から前方に延びる基底24と、基底24からほぼ垂直に延びる前板25とを有する。後板23はスナップロック式の嵌め部(snap-lock fitting)26を有し、前板23及び基底24は保持溝路27を共同で画定している。
後板23、基底24、前板25、嵌め部26及び保持溝路27は、一体形成されている。
ハウジング11は、また、押出成形されたプラスチック製の前部ブラケット28を有しており、この前部ブラケットは、前板25と同じ平面から離間していると共にその平面内で延びて開口15を画定している前板29を有する。堅い壁アセンブリ30は、前板29から後方に延び、前板29と共に溝路12,13,14を画定する。壁アセンブリ30は、また、スナップロック式の嵌め部31及びロッキングポスト(locking post)32を有し、これらはそれぞれ嵌め部26及び保持溝路27と相補的に相互作用する。
前板29、壁アセンブリ30、嵌め部31及びロッキングポスト32は、一体形成されている。
開端溝路12,13,14は、それぞれ、一対の対向する長手方向に延びたリッジ35,36の形態の保持突起を有し、リッジ35,36は、互いに向かい合って延びて各開端溝路の開端を画定する。リッジ35,36は、各開端溝路内に電気導体2,3,4を保持し、ピン7,8,9を開端溝路12,13,14内に導くように下方傾斜縁(lower bevelled edges)を有する。
また、各開端溝路は、当接部(abutment)37及び凹部55の形態の取付け形成部を有し、この取付け形成部は、各電気導体がピンに対して傾斜することを確実にするように開端溝路の内部を形成している。以下に、この機能をより詳細に説明する。
基底24は、ハウジング11と同一の長さに拡がると共に対になった離間した内部当接部を有する長手方向の溝路38の形態の取付け形成部を有する。図4に示される開いた形態及び図9に示される閉じた形態間を移動する押出成形されたプラスチック製のクロージャ39が、ハウジング11内に延びている。クロージャ39は、約50mmの長手方向の長さを有し、また、絞まり嵌めで溝路38内に相補的に固定して取り付けられるリブ付きのスピゴット(ribbed spigot)40の形態の支持形成部を有する。
また、クロージャ39は、シャッター41を有し、シャッター41は、シャッター41がほぼ水平となる開いた形態及びシャッター41がほぼ垂直となる閉じた形態間を移動するように、スピゴット40にヒンジ接続される。シャッター41の自由端は、一体形成されたピーク42を有し、ピーク42は、ハウジング11への望ましくない物体(items)の進入に対しさらに抵抗するように、シャッター41から垂直に延びている。
図18は、ハウジング11の代替的な一実施形態を示しており、スナップロック式の嵌め部26が、取付けブラケット21と前板29の後面との間に、より大きな間隙、すなわち空隙19を画定するように外側に延びている。空隙19の役割は、電線導管1を取り付けるのに用いることのできる各種タイプまたはサイズのねじ22を収容するスペースを提供することである。長手方向に延びた溝路すなわち溝6も、後板23の上方の取付けブラケット21の後面に形成されている。溝6は、表面に電線導管1を取り付けるための両面接着テープまたは他の接着片を受け入れるように配置されている。溝6またはねじ22を用いた取付け方法は、いくつかの実施形態では組み合わせて用いられ、他の実施形態では別個に用いられる。
長手方向の溝路16が取付けブラケット21の基底24の下壁に形成され、溝路16は、電線導管1が取り付けられている表面の上の対応するリッジ(図示せず)と係合するように構成されている。溝路16へのリッジの係合は、ねじ22及び/または接着テープと溝6とを組み合わせて用いると、取付けブラケット21に対し特別な固定点を与える。他の代替形態では、基底24の下壁は、同一平面に形成されている、すなわち溝路16が省略されている。この場合、軸33に沿って下方に延びたさらなる固定点を与える。この実施形態における固定要素は、ねじであるが、他の実施形態では、ねじは、基底24に形成された穴を通るボルト、ねじ、くぎ、ステープル、リベットのような固定要素、または接着剤、接着テープ等で代替することができる。
ハウジング11の長手方向の長さは、該ハウジングが設置される場所に応じて変わる。通常、長手方向の長さは、約150mm〜数十mの範囲である。しかしながら、他の実施形態では、設置に応じて、それよりも短いまたは長い長さが用いられる。従って、クロージャ39が約50mmの長さである場合、好適な実施形態は、閉じた形態では開口15の全体にわたって共同で実質的に延びる複数の同様のクロージャを使用する。ハウジング11の長手方向の長さがクロージャ39の長さの整数倍ではない実施形態では、1つ以上のクロージャが所定のサイズに調整される。
シャッター41は、弾性付勢されて閉じた形態になり、接点アセンブリ5が開口15内に挿入される際は、シャッター41が開口15内で回動して開いた形態になる。接点アセンブリ5は、多くとも2つの隣接したシャッターと任意の時点で係合する際、その他のシャッターは、閉じた形態のままであるため、ハウジング11への塵、埃及び他の物体の進入を遮断し続ける。
図19は、内部にあるステンレス製の板ばね43の形態の付勢要素を示すために、クロージャ39を断面で示す。この実施形態では、板ばね43は、クロージャ39の壁内に全体的に配置され、シャッター41を付勢して、図示される閉じた位置にするように構成されている。板ばね43は、シャッター41の本体内に配置される上部44と、スピゴット40に向かってクロージャ39の本体の主要な可撓性領域内に配置される円弧状の中央部51と、クロージャ39のスピゴット端内に配置される基部52とを備える。スピゴット40は、前板25内で離間した溝路38と係合する長手方向に延びたフランジ53を有する。
図20は、クロージャ39の斜視図であり、一体形成されたピーク42からシャッター41を経てクロージャ39の可撓性領域内へクロージャ39を通って垂直方向に延びる複数の均一に離間した平行スロット54を最もよく示している。平行スロット54は、クロージャ39を別々に移動可能な要素に分割し、それらの要素は、互いに概ね独立して1つ以上の接点アセンブリ5の開口15への挿入に対応する。これにより、挿入された接点アセンブリ5のすぐ両側では、クロージャ39が閉じた位置のままである可能性が大きくなり、電線導管1の内部が露呈したままにならいようになっている。クロージャ39の動作を図21に示すが、明確にするために、図21からは、挿入された接点アセンブリ5は省略されている。
板ばね43は、クロージャ39内に長手方向に形成された連続ストリップであり、クロージャ39には、クロージャ39を貫通するように平行スロット54が設けられている。他の実施形態では、板ばね43は、各平行スロット54間に配置された1つ以上の別個の要素により形成される。板ばね43は、ステンレス鋼から成る。他の実施形態では、板ばね43は、鋼、他の金属、またはプラスチックから成る。いくつかの実施形態では、平行スロット54は、連続ストリップに沿って最大15mmの間隔で離間し、他の実施形態では、最大20mmの間隔で離間する。他の実施形態では、平行スロット54は、最大50mmの間隔で離間し、さらに他の実施形態では、50mmを超える間隔で離間する。間隔の選択は、接点アセンブリ5の開いている片側でのクロージャ39の良好な嵌合を与えるように用いられる接点アセンブリ5の幅に依存する。
いくつかの実施形態では、クロージャ39は、省略されている。他の実施形態では、クロージャ39は、基底24と一体形成されている。
クロージャ39は、いくつかの図面からも省かれているが、この省略は主として、好適な実施形態の他の特徴を説明するにあたり、明確にするためであることに留意されたい。
ハウジング11は、連続長で形成されると共に、設置に合わせて所定サイズに切断される。さらに、電気導体2,3,4も連続している。必要であれば不連続のハウジング及び電気導体を用いることができるが、概してあまり好適ではない。
ハウジング11及び電気導体2,3,4の連続性により、接点アセンブリ5が開口15内に受け入れられ、ピン7,8,9がハウジング11に沿って任意の長手方向の位置で各電気導体2,3,4に係合する。従って、後述するように、必要に応じて接点アセンブリ5を位置決めすることができる。いくつかの実施形態では、接点アセンブリ5が位置決めされると固定されるのに対し、ほとんどの実施形態では、接点アセンブリ5は、電気導体2,3,4と解除可能に係合されると共に所望に応じて移動可能である。これにより、1つ以上の電気導体から電力を引き出すために、または1つ以上の電気導体を介してデータを送受信するために、接点アセンブリ5のデザイン及び配置にかなりの柔軟性が得られ、従って、アセンブリ5と接触する電気機器の配置にかなりの柔軟性が得られる。
接点アセンブリ5は、ほぼ円筒形の絶縁されたプラスチック製の本体45を有しており、この本体45は、円形の前面46を同軸状かつ回転可能に支持する。前面46は、関係管轄範囲(jurisdiction concerned)に関する標準的なソケットの形態に対応する、所定の向きで配列された複数の穴を有する。図示の実施形態では、前面46は、UK形式の3つの穴を有する。相補的な電気プラグの各ピンが穴に受け入れられるときに該ピンと係合するばね電気接点(図示せず)が本体45内で穴の奥に収容されている。これらの接点は、各ピン7,8,9と電気的に接続されている。この実施形態では、ピン7は、単相240ボルト供給システム(single-phase 240 Volt supply system)のアースピンであり、ピン8は、同システムのアクティブピンであり、ピン9は、同システムのニュートラルピンである。
本体45は、前面46に機械的に接続される中間環状調整バンド47を支持して、本体45及び前面46間における、図1に示される移動可能な形態及び図3に示される動作可能な形態間での手動による相対回動を可能にするようになっている。この回動は、共通軸48を中心とする。
ピン7,8,9は、共通軸48と同軸である回転軸49を介して中間環状調整バンド47と直接機械的に接続する。ピン7,8,9は、回転軸49から半径方向に延び、従って、中間環状調整バンド47が本体45に対して90°回転するときに90°回動する。移動可能な形態では、ピン7,8,9は、ハウジング11内に設置される際、接点アセンブリ5が開口15に沿って長手方向に移動可能であるように、電気導体2,3,4と平行であると共に電気導体2,3,4から離間している。しかしながら、動作可能な形態では、ピン7,8,9は、接点アセンブリ5が開口15に沿った長手方向の促進を制止されるように、電気導体2,3,4に関して垂直であると共に電気導体2,3,4と係合している。さらに説明するために、接点アセンブリ5が動作可能である形態を図5に示す。図示のように、ピン7,8,9は、回転軸49から垂直方向に延び、それらの自由端において各電気導体2,3,4と係合する。
他の実施形態では、ピン7,8,9は、90°以外で回動して、移動可能な形態及び動作可能な形態間に移行する。さらに、いくつかの実施形態では、中間環状調整バンド47及び回転軸49間に動作可能な歯車機構(gearing)を含む機械的結合がある。通常、歯車機構は、任意の手動入力に機械的利点を与える減速歯車機構である。歯車機構には、いくつかの実施形態では、90°を超える中間環状調整バンド47の回動が不可欠であるが、加える必要のある手動力を抑える間、ピン7,8,9と各電気導体2,3,4との間により大きな締め付け力を与えることも可能である。概して、ピン7,8,9と各電気導体2,3,4との間の締め付け力が大きくなるほど電気接触の質がよくなり、従って、接触抵抗が低くなる。このことは、接触の悪さに起因する劣化をより受け易い高周波数成分を抑えるため、特に通信信号にとって重要である。
いくつかの実施形態では、中間環状調整バンド47と回転軸49との間の機械的結合は、ピン7,8,9を付勢して接点アセンブリ5の残部に対して移動可能にするように構成されたばねである。図22は、共通軸48に沿って分解した接点アセンブリ5の斜視図である。中間環状調整バンド47は、接点アセンブリ5が組み立てられると、半径方向に変位したスナップロック式のリッジにより中間環状調整バンド47と係合するプレート57を有する。プレート57は、挿入部材またはピン保持体56とロック可能に交替で係合し、この挿入部材またはピン保持体56は、回転軸49の内端用の軸受と、接点アセンブリ5が移動可能な位置にあるときにピン7,8,9を格納するスロットとを提供する。ピン保持体56は、ピン7,8,9がこの位置にあるときに、それらを保護する働きをする。
プレート57の半径方向のスナップロック式のリッジ内に、かつプレート57と中間環状調整バンド47の後面との間に、プレート73が回動可能に配置されている。接点アセンブリ5が組立てられる際、プレート73は、ピン保持体56、プレート57及び中間環状調整バンド47に対して共通軸48を回動するように係合する。螺旋ばね59が、プレート73とプレート57との間に配置され、プレート57に穴58を有する一端及びプレート73の周方向に配置されたスロット60を有する他端と係合する。螺旋ばね59は、2つのプレート57,73間に共通軸48を中心に付勢し、従って、回転軸49に取り着けられたピン7,8,9を付勢して移動可能な形態にする。
中間環状調整バンド47は、中間環状調整バンド47から半径方向外側に延びるレバー50を有する。レバー50は、動作可能な形態及び移動可能な形態間で中間環状調整バンド47を手動により移行する際、ユーザに対し機械的補助を与える。他の実施形態では、中間環状調整バンド47は、相補形状ツール(complementarily shaped tool)を備えた内部係合(inter-engaging)する係合形成部(図示せず)の所定の構成を有する。
図23に示す実施形態では、プレート57は、接点アセンブリ5が電線導管1の係合位置に位置決めされると、開口15の上方に位置する半径方向延在部分74を有する。半径方向延在部分74は、ピン保持体56の前面20に向かってプレート57を貫通する開口10を有する。前面20は、接点アセンブリ5が係合しているかまたは所定位置にある穴58を介しての整合により、視覚表示を与えるように着色される。換言すれば、前面20及び穴58は、接点アセンブリ5が係合位置にあることを示す手段を提供する。接点アセンブリ5を移動可能にする方向すなわち所定位置から外す方向への中間環状調整バンド47の回動により、穴58を前面20との整合から外すように移動させることで、視覚表示を取り除く。このことは、接点アセンブリ5が移動可能な位置にあること、すなわち所定位置から外れていることの逆表示を提供する。前面20は、穴58からよりはっきり見えるように塗料により着色される。他の実施形態では、前面20は、ステッカーまたはデカールにより、あるいは着色材料からピン保持体56を成形することにより着色される。施されるまたは成形される色は、視覚的に異なった発光色及び/または蛍光性色及び/または反射要素である。
使用の際、取付けブラケット21は、所望の長手方向の長さに切断され、ねじ22により隣接した支持面、通常は壁、床または天井に取り着けられる。前部ブラケット28は、同じ長さに切断され、連続した電気導体2,3,4が開端溝路12,13,14に挿入される。次に、ロッキングポスト32が保持溝路27に配置され、前部ブラケット28が嵌め部26,31をスナップロック係合させるように回転して、取付けブラケット21及び前部ブラケット28を共にしっかり保持する。
接点アセンブリ5は、中間環状調整バンド47が移動可能な形態になるように回動している場合では、電線導管1の長手方向のおおよそ所望の位置に現れる。この場合、ピン7,8,9及び回転軸49は、開口15を介して移行する。この移行が行われる際、回転軸49は隣接したシャッター41と係合し、閉じた形態から開いた形態にシャッター41を移行する。回転軸49と係合するシャッターのみが開いた形態に移行し、残りのシャッターは閉じた形態のままである。
次いで、接点アセンブリ5は、電線導管1に対する最終の位置決めが確定するまで、開口15に沿って長手方向に移行する。接点アセンブリ5が、最初に係合したシャッターを越えて次に係合されるシャッターへ長手方向に移行する場合、最初に係合したシャッターは自動的に閉じた形態に戻り、次に係合されるシャッターが開いた形態に移行する。この実施形態では、シャッターは閉じた形態になるように弾性付勢される。
接点アセンブリ5の位置決めが確定すると、ユーザは、移動可能な形態から図5及び図7の動作可能な形態にピン7,8,9を移行するように、手動により中間環状調整バンド47を回動する。クロージャ17,18は、各ピン8,9に隣接している場合、弾性変形されることを理解されたい。そうでない場合には、クロージャ17,18は、開端溝路12,13,14への汚染物または意図しない物体の進入に対するバリヤとして、そのままの状態を維持する。
回転軸49の表面は、図6及び7に示されるように、軸方向に配置されたカム77を形成する。カム77は、接点アセンブリ5が図7のように係合位置へ移動する際、シャッター41を移行した状態で支えるように半径方向に離間している。カム77は、プレート23の基底24及びピン7,8,9に対しシャッター41を付勢して、さらに電気導体2,3,4と係合させ、接点アセンブリ5をさらに固定して電線導管1と係合させるように働く。図24では、接点アセンブリ5は、係合位置にあるが、カム77の構造を最もよく示すように電線導管1を省略している。図25では、接点アセンブリ5は移動可能な位置にあるが、電線導管1を省略しており、ピン保持体56内に格納されているカム77を最もよく示している。
ピン保持体56の上面は、アセンブリ5が図6及び7に示されるように開口15を通して挿入されると、開口15の上部リップの内縁と係合するように構成されているばねスナップ式(sprung snap)の2つの嵌合リッジ78を保持する。嵌合リッジ78の構造を図24及び25にさらに示す。嵌合リッジ78は、接点アセンブリ5が開口15に適正に位置決めされていることの確実な表示を、ユーザに提供する。嵌合リッジ78は、また、接点アセンブリ5が係合解除位置または移動可能位置にある場合に開口15内で接点アセンブリ5を保持し、開口15に沿って代替位置に接点アセンブリ5を摺動させ易くする。嵌合リッジ78は、接点アセンブリ5に対しスナップオン機能及びスナップオフ機能を提供する。
図8及び17は、移動可能な形態と動作可能な形態の中間のピン7,8,9を示す。図17を特に参照すると、ピン7,8,9は回動する際、所定のシーケンスで各電気導体と係合することを理解されたい。この実施形態では、ピン7,8,9は、移動可能な形態から動作可能な形態に移る際、シーケンスは、第1の接触がピン7及び電気導体2間で行われ、次の同時接触がピン8及び電気導体3間ならびにピン9及び電気導体4間のそれぞれで行われることを含む。他の実施形態では、ピン9及び電気導体4間の接触は、ピン8及び電気導体3間の接触の前に行われるように構成される。
この実施形態では、ピン7は、アースピンであり、常に各電気導体と接触する最初のピンであると共に各電気導体と接触する最後のピンであることも理解されたい。
各電気導体に対するピン7,8,9の順次の係合により、中間環状調整バンド47を回動するのに要求される最大の手動力も低減する。
動作可能な形態からピン7,8,9が移動する際、ピン7,8,9と電気導体との接点の破断は、所定のシーケンスと逆の順序である。
本明細書中の教示から、等厚の同半径のピンを有する実施形態での所定のシーケンスは、ピンの相対的な長さと、ピンの長さが測定される方向の電気導体間の相対的なずれとによって確定される。他の実施形態では、ピンを回転軸49上で半径方向にずらすことによって、または異なる半径幅のピンを有することによって同じ効果が達成される。
実際には、電線導管1は、複数の離間した同様の接点アセンブリ5(図示せず)を支持し、有意な設計上の柔軟性を提供する。さらに、経時により、1つ以上の接点アセンブリ5を長手方向に再位置決めすることが望まれる場合、中間環状調整バンド47は、移動可能な位置に移行する。その後、接点アセンブリ5は、開口15に沿って長手方向に平行移動するか、または開口15から完全に移されて所望の位置で再挿入される。いずれの場合においても、所望の位置で位置決めが行われると、中間環状調整バンド47は再び動作可能な形態に戻り、接点アセンブリ5は再び電気導体と動作可能に接続される。
図26は、接点アセンブリ5の代替的な実施形態の斜視図である。この実施形態では、他の実施形態に存在するプラグを受け入れるように構成されたソケットは、接点7,8,9に直接取り付けられるケーブル79で代替されている。ピン7,8,9とケーブル79との間の接続は、ピン保持体56と回転係合するプラスチック製の成形体80の内側でシールされている。成形体80は、他の実施形態の中間環状調整バンド47と同じ機能、すなわち接点アセンブリ5を係合位置と移動可能な位置との間で移動させることのできる機能を提供する。ケーブル79は、接点アセンブリ5(図示せず)に対する遠位端でプラグに接続されている。他の実施形態では、ケーブルは、ソケットに接続されている。いくつかの実施形態では、ケーブルは、予め成形されたプラグまたはソケットに接続されている。
図27は、対応する止めねじ(grub screws)89を用いてワイヤを取り着け及び固定することのできる3つのコネクタ88が成形体80に設けられている接点アセンブリ5のさらなる実施形態の斜視図である。コネクタ88は、ピン7,8,9と電気通信する。接点アセンブリ5には、回転軸49の内壁94により画定される六角ソケット93が設けられている。六角ソケット93は、対応形状ツール(correspondingly shaped tool)(図示せず)と係合して、係合位置と移動可能な位置との間でピン7,8,9を軸方向に回転させる代替手段を提供するように設計されている。
図28は、電線導管1と係合状態にある図27に示したタイプの接点アセンブリ5の断面斜視図である。この実施形態では、後板23から電線導管1に接点アセンブリ5のピン保持体56を挿入(entry)するために、穴95が後板23及びロッキングポスト32に形成されている。穴95内に入ると、接点アセンブリ5は、電線導管1の背後から成形体80を回転すること、または電線導管1の前からソケット93に対応形状ツールを係合させることのいずれかによって、係合位置に入るようになっている。他の実施形態で説明された接点アセンブリとは反対の方向に接点アセンブリ5が進入するため、接点アセンブリ5のピン7,8,9のシーケンスはこの実施形態では逆の順序で用いられる。この実施形態は、電気導体2,3,4に電力または信号を供給するのに特に適している。電力が供給される所では、ピン7,8,9は、供給電流を安全に流すことができるように、より多く設けられる。接点アセンブリ5の後方からの挿入により、電源を電線導管1の背後に隠すことができると共に、電線導管1の前からの係合位置と係合解除位置との間の移動を可能なままにすることができる。
図29は、電線導管1の端部と係合している代替の接点アセンブリ5の斜視図である。接点アセンブリ5は、細長い電気導体2,3,4のピンに対応する離間した配置で、一端において突出した成形体保持ピン7,8,9を含む。成形体保持ピン7,8,9は、電線導管1の後板23に平行な平面で、電気導体2,3,4の開端に挿入するように構成されている。成形体80は、電気導体2,3,4への挿入に対する成形体保持ピン7,8,9の遠位端に、適切なワイヤを取り着けるためのコネクタ88及び止めねじ89を提供する。接点アセンブリ5の成形体保持ピン7,8,9は、電線導管1の後板23に平行な電気導体2,3,4の平面に沿ってそれぞれアセンブリを押引することにより、電気導体2,3,4と係合または係合解除させる。この実施形態の接点アセンブリ5は、電源または信号と電気導体2,3,4との接続に適している。成形体保持ピン7,8,9及び対応するコネクタ88は、それぞれ、銅合金シートから型押しされる。これにより、上述した単純な構造及び良好な信号伝達特性が提供される。
図30は、他の実施形態で説明した3つの電気導体2,3,4の他に、電線導管1が4つ目の細長い電気導体を保持する代替形態の断面図である。さらなる電気導体96は、前板29の後側に、他の開端溝路12,13,14の背後に形成された開端溝路97に設置される。開端溝路97は、他の3つの溝路と平行に延び、基底24から最上部にある他の開端溝路13と同じ距離で離間している。
上述した4つの電気導体の電線導管1は、一度の設置において2つの電気回路を保持するのに適している。一実施形態では、2つの電気回路は、異なる電力定格を有し、別の実施形態では、一方の電気回路が調節されて他方の電気回路は調節されない。代替的に、電線導管1が2つの異なる通信回路、または代わりに1つの電力及び1つの通信回路を供給する。他の実施形態では、二重電圧電源システム(dual voltage power system)を提供するのに2つの電気回路が用いられる。さらなる実施形態では、2つの電気回路は、1つの電力回路及び特別な制御導体を提供する。
二重電圧(二相)電源の実施形態では、前板29に最も近い電気導体2は、アース接続を提供し、次に近い電気導体3は、第1相用の活線接続(live connection)を提供し、その次に近い電気導体4は、中性点接続(neutral connection)を提供し、最も後方の電気導体96は、第2相用の活線接続を提供する。
4つの電線導管1と共に使用する接点アセンブリ5は、適切なピンが、対応する電気導体と係合するようになっている。上述の二相電源の実施形態では、ソケットの標準的なレイアウトを有する第1のタイプの接点アセンブリが電気導体2,3,4と係合して、第1相電圧を供給するように構成されている。ソケットの変更したレイアウトを有する第2のタイプの接点アセンブリは、電気導体2、4、96と係合して第2相電圧を供給するように構成されている。2つのタイプの接点アセンブリのピンは、誤った電圧では係合することができないように構成されている。接点アセンブリがプラグソケットを有する場合、異なる電圧ごとに異なるソケット構成がある。
図30に示される開端溝路13,14,97は、内部に電気導体3,4,96を保持する長手方向に延びたリッジ35,36を有する。開端溝路13,14,97は、また、第2の組の長手方向に延びたリッジ111,112を有し、リッジ111,112は、開端溝路13,14,97での電気導体3,4,96の上方の自由を拘束し、電気導体3,4,96のそれぞれの上に空隙113を画定する。これらの空隙113は、電気導体3,4,96により生じる熱を消散するよう通気を行う。図30に示される実施形態では、アースである電気導体2は、通常の作動時では熱をほとんど生じないため、このようには通気されない。空隙113は、図18及び21に示される3つの電気導体の構成においても示されている。いくつかの実施形態では、総ての電気導体は、このような空隙を有して設けられる。
すなわち、建物または建物内の部屋の電力及び通信要件は異なるため、電線導管1は、電力用及び通信用コンセントの位置が、要求される機能のいかなる変更にも対応するように迅速かつ容易に変更することを可能にする。
次に、具体的に電気導体2を示している図11及び12を参照する。電気導体3,4は、同じ構造を有しており、電気導体2と同じ機能を提供するため別個に説明しないことを理解されたい。上述したように、電気導体2は、長手方向に細長く、ピン7の形態の電気接点と電気的に接続するようになっている。電気導体2は、共通の平行な長手方向の縁64,65で合流するほぼ平坦な第1の接触面62及び対向面63を画定するための、銅製のシート61の形態の長手方向に延びた細長い金属導電体を有する。長手方向に離間した弾性変形可能な複数のリブ66がシート61から各自由端67にかけて延び、この各自由端67は、ピン7がシート61と1つ以上のリブ66との間を移行することができるように、接触面62から離間している。各リブは、接触面62とは反対の各円弧状の接触面68を有し、ピン7がシート61と1つ以上のリブ66との間を移行する際、接触面62と1つ以上の接触面68のそれぞれとが弾性付勢されてピン7と係合する。
図11に示される構成では、自由端67と接触面62との間の間隔は、接触面62と接触面68との間の間隔よりも大きい。
リブ63のすべては、縁65及び端部67がピン7を受け入れる穴69を共同で画定することができるように、縁64から延びている。
リブ66は、縁64から離れて横方向に延びると共に、接触面62のほぼすべてに沿って後方に延びている。リブ66は、対向面63に沿っては、すべては延びておらず、しがたって電気導体2の所望の横方向の厚みを最小限としている。
隣接した端部67は、機械的及び電気的に接続され、ピン7と係合すると、接触面62と接触面68との間の弾性付勢を共同で増大させるようになっている。この実施形態では、隣接した端部67は、一体形成された中間の各セグメント70により、機械的に接続されている。これらのセグメント70は、それぞれ、上縁71と、端部67間に延びると共に端部67と同一の高さにある下縁を有する。セグメント70は、係合面72を端部67と共同で画定して、ピン7の促進を導いて接触面62,68と係合する。この実施形態では、係合面72は、ほぼ平坦で連続しており、接触面62と対向していると共に接触面62に対して傾斜している。他の実施形態では、係合面72は、円弧状である。
ピン7と直接接触しているリブだけでなく隣接したリブによっても締め付け付勢が提供されるため、セグメント70は、電気導体2の有する、ピン7を締め付ける力を高くさせることが可能となる。さらに、ピン7は、動作可能な位置にある場合、リブの1つまたは2つの接触面68と直接接触するであろう。しかしながら、すぐ隣のリブは、縁71を付勢してピン7の長手方向の縁と当接し、ピン7を動作可能な位置にさらに保持する。すなわち、電気導体2は、動作可能な位置では、ピン7の締め付け及び機械的ロックの両方を与える。この作用は、図7に最もよく示されている。
他の実施形態では、接触面68は、複雑な円弧を含むことを理解されたい。
シート61は、電気導体2の主な通電部材(current carrying component)である。一部の電流は、端部67及びセグメント70により画定される経路に沿って必然的に流れるが、これは通常シート61を流れる電流よりも少ない。リブ66及び中間のセグメント70の主な機能は、ピン7との締め付け及びロック係合を提供することであり、また他の場合では、シート61との良好な電気的接触の際にピン7を固定するのを確実にすることである。
シート61は、ほぼ或る平面に沿って延び、接触面62は、接触面62とピン7の隣接した対向する平坦な面との接触面積を大きくするために、ほぼ平坦である。この面積は、接触面68とピン7の隣接した面との接触面積よりもさらに大きいことを理解されたい。このような非対称により、電気導体2の横幅を最小限にさせることもできる。さらに、電流経路にあまり信頼が置かれないため、リブの寸法が重要でない点で、リブ66の電流容量に対しあまり考慮する必要がない。むしろ、高導電性の連続した規則的な形状のシート61は、高品質、低抵抗の電流経路を提供し、一方、リブ66は接触面62とのピン7の電気的な係合を最適にする以上のことを意図している。
電気導体2,3,4は、できる限り低い抵抗の経路を提供するように連続している。このことは、接合のような不連続点が信号反射のための部位を提供することができ、これにより、データの通信が妥協されるため、高周波数信号にとっても重要である。通常、電気導体は、電線導管1よりも長く、隣接した同様の電線導管の間に延びる。例えば、図15を参照すると、2つの電線導管1が各支持面(図示せず)に取り付けられると共に通常互いに離れて延びている。電気導体2,3,4は、電線導管1内をかつ電線導管1の間に連続して延びている。さらに、電気導体は、垂直軸を中心とした曲げまたは折り畳みに対応する。図15に示される各電気導体における均一な曲げは、総じて90°拡がり、他の実施形態では、代替的な曲げが対応している。
また、電気導体2,3,4は、各開端溝路12,13,14内で長手方向に摺動することができることを理解されたい。このことは、要求される曲げの半径が電気導体ごとに異なるため、図15に示されるような曲げが関係する場合に特に重要である。開端溝路12,13,14内でのこのような長手方向の摺動により、最小の応力がかかった位置に各電気導体2,3,4を移行させることができ、それにより、曲げが均一になることが最善に保証される。電気導体2,3,4のねじれ及び歪みがないことにより、電気導体2,3,4の機械的性能の劣化(例えば点装荷(point loading)に起因する)、及び電気的性能の劣化(例えば高周波数信号に対する反射部位の形成に起因する)のおそれを最小限にする。
図15は、隣接した電線導管1間に延びている露呈した電気導体を示しているが、実際には、中間の隅の電線導管または曲げ電線導管を用いて、導体2,3,4の連続した入れ子(encasement)を提供する。
図31は、中間の隅の電線導管98及び電線導管エンドキャップ99を示す斜視図である。電線導管98は、後部ハウジング100と、ピン102を用いて後部ハウジング100に固定される前板101とを備える。電線導管エンドキャップ99は、後部ハウジング103及び前板104を備える。
図32は、電線導管98の分解斜視図である。後部ハウジング100は開口した前向きのほぼ同一の2つの半体を含み、それらは互いに直角に配置され、電線導管1の外部断面寸法に対応する外部断面寸法を有する。プレート101は、電線導管1と同じ高さで直角に配置されると共に、後部ハウジング100の前方に開口した面を覆うように、かつ電線導管1の前板29と共に接合に重なるように構成されている2つの半体を含む。後部ハウジング100及びプレート101の上縁及び下縁は、後部ハウジング100及びプレート101を係合するスナップロック式の嵌め部105を保持する。後部ハウジング100にプレート101をさらに固定するために、ピン102をソケット106に挿入することができるようにプレート101が後部ハウジング100に設置されると、後部ハウジング100の上面及びプレート101の上面は、それぞれ、並置する2つのソケット106を画定する。
後部ハウジング100及びプレート101には、それぞれ、2つのタブ107がついている。ハウジング100のタブ107は、電線導管1の端部に係合するように構成され、プレート101のタブ107は、開口15に係合するように構成されている。後部ハウジング100のタブ107の電線導管1との係合は、両者をともにしっかりと保持する。後部ハウジング100は、後部ハウジング100の後壁から前方に突出し長手方向に延びた2つのリブ108を有する。リブ108は、電線導管100が設置されると、電気導体2,3,5に対する支持を提供するように、かつ上部電気導体及び下部電気導体間に絶縁を与えるように構成される。下部電気導体または上部電気導体それぞれの間の絶縁は、別個に介在配置される絶縁要素(図示せず)により与えられる。上述の電線導管100は、直角の隅を用いる用途に合うように構成される。他の実施形態では、他の隅角度の場合の隅の電線導管は、内部の隅及び外部の隅ならびに異なる半径の湾曲した隅を有して提供される。
図33は、電線導管エンドキャップ99の分解斜視図である。後部ハウジング103は、電線導管1の外部断面寸法に対応する外部断面寸法を有する開口した前面及び側面を有するボックスを備える。プレート104は、電線導管1と同じ高さで直角に配置されていると共に、後部ハウジング103の開口した前面及び側面を覆うように、かつ電線導管1の前板29と共に接合に重なるように構成されている2つの半体を含む。後部ハウジング103及びプレート104は、後部ハウジング103及びプレート104を係合するように構成されたスナップロック式の嵌め部105(プレート104上には図示せず)を保持する。後部ハウジング103の後面は、穴109を画定し、この穴を通してボルト110が挿入されて保持面に電線導管エンドキャップ99を固定することができる。電線導管エンドキャップ99は、電線導管1及び電気導体2,3,4の開端を密閉して絶縁するように働く。
垂直軸を中心とした電気導体2,3,4の曲げ及び折り畳みは、ほぼ平坦なシート61及び離間したリブ66により可能である。場合によっては、このような曲げまたは折り畳みにより、セグメント70及びリブ66の或る程度の折れ曲がり(buckling)が生じることを理解されたい。このような折れ曲がりは回避されることが好ましいが、シート61が主要な電流担体であるため、実際には家庭用の電力用途にとっては重大ではないことが分かっている。さらに極度の曲げまたは折り畳みを用いる環境では、シート61を折り曲げるか、またはシート61をリブ66と係合させるようにすることも可能である。接点アセンブリ5は、通常、電線導管1にのみ取り付けられて中間の電線導管には取り付けられないため、電気導体が電力の伝送のみを必要とし通信信号を必要としない場合、そのような折り曲がりはほとんど問題とならない。
電気導体2,3,4は、電線導管1の長手方向の端部に送り込まれることによって、各開端溝路12,13,14に導入される。しかしながら、他の実施形態では、電気導体は、開端を通って移行することにより各開端溝路12,13,14に導入され、リッジ35,36を通過する際に弾性変形される。通常の端部は、電気導体2の例では、縁65及び端部67がリッジ35,36の上側に隣接する。製造許容差及び他の要因により、縁65及び端部67の一方のみが各リッジと係合することは稀ではない。実際、このことは、ピン7が回動する平面からシート61が傾斜することを確実にするための、電線導管1及び電気導体2の設計上の特徴である。上記の説明から理解されるように、この実施形態では、ピン7は垂直面内を回動する。
電気導体2,3,4は、各開端溝路12,13,14内に保持される際、移動の自由度が制限される。特に、凹部55が含まれ設けられていることにより、ピン7がなくても、シート61が垂直からわずかに傾斜するように重力の影響下でとどまるよう電気導体2が促される。傾斜により、端部67が縁65よりも下方になっている。ピン7が最初にリッジ35,36を通過して開端溝路12に入ると、その前縁が電気導体2と接触する。具体的には、ピン7の一方の前縁が縁65に隣接した接触面62と接触し、他方の前縁が係合面72と接触する。これらの接触は、必ずしも最初に同時に起こる必要はない。ピン7のこの作用により電気導体2の或る程度の上方移動が起こり得るのに対し、接触面62との接触により対向面63が当接部37と係合するように電気導体2を開端溝路12内でわずかに回動する。当接部37との係合は、シート61が対向面63に沿って2つの離間した地点のみが支持されるように、縁64に隣接して起こり、これらの地点は、当接部37と係合する端部64、及び開端溝路12の隣接壁に当接する端部65にある。従って、シート61及び接触面62は垂直に対し傾斜した状態のままとなる。
ピン7は、開端溝路12にさらに入り込むと、接触面62及び係合面72間を移動して、接触面62,68が離れて移動して開端溝路12にピン7を移行させるように、リブ66を弾性変形させる。このような移行が起こる際、接触面62と係合するピン7の前縁は、接触面62に沿って縁64の方に摺動可能に進む。さらに、縁64,65の中間に配置された前縁は、開端溝路12の隣接壁の方にシート61を弾性変形させて、接触面62,68が離れてさらに移動し易くする。
ピン7の前縁が端部67から移行して接触面68を過ぎると、シート61の変形により、接触面62をピン7の隣接した面と接触させるようになっている。いずれの場合においても、ピン7の前縁が縁64まで延びるか、または縁64をわずかに超えて延びると、シート61は、ほぼ平坦な形態に戻って、ピン7と接触面62との間に大きな接触面積を確立する。
開端溝路12へのピン7の移行の際、リブ66は、接触面62,68間のそのような移行を行うように変形される。しかしながら、リブ66は、ピン7により弾性締め付け付勢状態に接触面62,68を維持する。シート61が弾性変形する際、その付勢は低減する。しかしながら、ピン7が動作可能な位置にあり、接触面62がピンと密接に電気的に接続している場合、そのような形態では、シート61がほぼ平坦で未変形であるため、付勢は最大となる。
開端溝路12及び電気導体2もまた、開端溝路12へのピン7の移行の際に、電気導体2の端部67が開端溝路12の隣接壁と当接するように相互作用する。さらに、凹部55は、凹部55がなければリブ66が開端溝路12の壁と係合しないことを保証する。この状況では、端部67は、接触面62,68と中間のピン7との間にさらなる締め付け付勢を加えるレバーとしての役割を果たす。このことは、また、接触面62とピン7との間の接触面積が大きくなる可能性を高める。さらなる利点は、ピン7と直接係合するリブに隣接したリブがシート61の方に弾性付勢されて、動作可能な位置にピン7をロックすることに寄与するという点である。
ピン7が動作可能な形態から移動可能な形態に回動する際、電気導体2によって加えられている締め付け及びロック力に打ち勝つことが必要である。しかしながら、このことが起こると、事象のシーケンスは、上述したシーケンスとほぼ逆の順序となる。
本発明のいくつかの実施形態は、高電流用途を意図している。一例は、図14に示された電気導体75であり、対応する構成要件が対応する参照番号で示されている。シート61は、縁65と一体形成されていると共に縁65から延びて対向面63の全体と重なるようになっている導電性の銅製のストリップ76を有する。この実施形態では、ストリップ76は縁64を越えて延びている。シート61とストリップ76との間に空隙が示されているが、この空隙は、最小限のものであるか、またはないことが好ましい。
他の実施形態では、ストリップ76は、中間の縁64,65を終端させている。さらなる実施形態では、ストリップ76は、それ自体が一回以上折り畳まれている。
電気導体2,3,4は、それぞれ、連続した導電シートから形成される。例として、電気導体2を製造する好適な方法を、図16を参照して以下に示す。同一のステップで他の電気導体を製造することが好ましいことは、当業者に理解されたい。
初めに、公称厚及び公称幅がそれぞれ約0.35mm及び18mmである長手方向に連続した銅製のシート81を使用する。シート81は、最終製品において、240ボルトACで20アンペアの電流容量と、所要の締め付け力とを提供するのに十分である。
シート81は、従来技術の装置を製造するのに用いられる対応するシートよりも著しく小さい。従って、好適な実施形態のための原料コストは、同じ電流容量の場合では、従来技術にかかるコストよりもかなり低い。所与の長さの電気導体の場合では、電気導体2は、従来技術よりも重量が少ないので、原料を得る際だけでなく、設置のために最終製品を搬送する際にもコストがあまりかからないことも保証される。
シート81は、清浄されてから穿孔されて、長手方向に離間したほぼ矩形の孔82が非対称に設けられたアレイを形成する。この構成を図16に示す。穿孔作業により、孔82の間の長手方向に延びた破断される4つの平行な弱化線83,84,85,86も取り入れられる。隣接した孔82の間に残存している金属は、リブ66を最終的に画定するためのものであることが理解されるであろう。
次いで、シート81を再度清浄し、可撓性プラスチック製のシート87をシート81の1つの面に接着する。シート81は、かなりの長さであるため、通常は、用いる複数の隣接シート87がシート81の上側面を共同で覆うようにする。シート87は、この実施形態では、可撓性弾性プラスチック製のシートから成り、
1.得られる電気導体用の絶縁保護カバーを提供する、
2.リブ66及び隣接した溝路壁の予期せぬ所望しない結合係合の可能性を減らすことによって、開端溝路12に電気導体を導入し易くする、
3.電気導体に付加的な構造的一体性を与える、
4.互いに対し傾斜した隣接する電気導体間での一定の曲率半径の形成に寄与する、
5.多層コイル内に含まれると、得られる電気導体の隣接コイル間での巻き込みまたは所望しない突起(snagging)のおそれを減らす、
という働きをする。
他の実施形態では、シート87は積層である。一実施形態(図示せず)は、
1.上述した機能を提供する外側プラスチック層、
2.電気導体2にシート87を接着するための内側接着層、
3.電磁遮蔽を提供するための、導体箔のような中間導電層、
を有する3層の可撓性積層を備える。
シート81は、端部67及び傾斜面72を画定するために線85,86間で曲がったマンドレルである。マンドレルのさらなる曲げが、線83,84に平行であると共にこれらの線の中間にある長手方向の中央折り畳み線に沿って行われる。中央折り畳み線に沿った曲げは、図11に示されように、シート81がそれ自体折り返されて電気導体2を形成するようにシート81を180°折り畳むようになっている。明確にするために、シート87は、図16以外の図面から省略されていることを理解されたい。
他の実施形態では、シート87は、用いない。
シート81からの電気導体2の製造に、他の穿孔、曲げ及び折り畳み技法も適用可能である。
図面に示された実施形態に用いられる穿孔技法により、銅製のシート81の約17%が廃棄されることになる。すなわち、電気導体2は、シート81に最初から含まれていた銅の約83重量%を含む。従来技術では、廃棄量は、得られる導体の約30重量%である。
シート81が電気導体2に形成されると、図13に示されるように、巻かれて多層コイル90となる。多層コイル90は、続いて建物現場または他の設置現場に搬送され、そこで電気導体2が開端溝路12に送り込まれる際に漸進的に巻装をほどかれる。多層コイル90は、円形のドラム91に電気導体2の端部を固定することによって形成される。ドラム91は、電気導体2の対向面63と当接し周方向に延びる外向きの面92を有する。ドラム91は、ドラム91の周りに、続いてその長さにわたって、電気導体2を巻き付けるように回転して多層コイル90を形成する。多層コイル90が形成される際、ほぼ平坦な対向面63は、下側のコイルドラムと係合する。従って、電気導体2を巻き付ける際及び巻装をほどく間、多層コイル90の隣接するコイルでのリブ間における予期せぬ係合のおそれが最小限となる。
電気導体2,3,4の形状及び構成は、横方向に離間した銅部材である本体61及びリブ66が2つだけあるため、これらの電気導体の横幅を小さくしている。さらに、シート81は、それ自体が1回折り畳まれるだけである。さらに、シート81が2回折り畳まれる図14の実施形態では、さらなる折り畳みにより、シート81の2つの部材が密接するかまたは当接し合うようになっている。
いくつかの従来技術の電気導体は、横方向に離間したさらに多くの、通常は4つの部材を備え、製造するのにより多くの材料が必要であり、製造がより困難であり、横方向にさらに広がる。従来技術の電気導体もまた、その長さを多数回折り畳まれることが一般的である。しかしながら、本実施形態の電気導体は、係合を意図している各ピンよりも最小限に横方向に広い。これにより、電線導管1を薄くし、後付け設置の際にあまり複雑にさせず、かつ、上述した従来技術の使用により達成されるであろうより小さな空隙または間隙に設置することができる。
好適な実施形態の他の利点は、
1.必要とされる原料、製造、取り扱いと搬送、及び設置のコストの低減。現時点で理解されるように、図15の好適な実施形態の購入及び設置の総コストが、等価の従来技術システムの総コストの約半分となるであろう、
2.電気導体の製造から生じる廃棄量の低減、
3.クロージャ、特にクロージャ39の装備による安全性の増大、
4.各電気導体との、最初に接触し、最後に接触するアース接触、
5.特に電線導管1用の部材の数の低減。好適な実施形態では、電気導体2,3,4を除いて、電線導管1は3つの部材、すなわち取付けブラケット21、前部ブラケット28、及びクロージャ39のみを備える。しかしながら、クロージャ39が取付けブラケット21と一体形成される実施形態では、電線導管1は2つの部材のみを備える、
6.必要とされる部材が少ないことによる、設置時間及び物流の低減、すなわち別個の部材が別々に供給され、所定のサイズに切断され、組み立てられる。従って、本実施形態に必要とされる部材の数がさらに低減することにより、電線導管1の設置を促進する、
7.各開端溝路内での電線導管の長手方向の移行の対応。これにより、電気導体の点装荷が低減し、電気導体が電線導管の間に延びる際に、それら電気導体が成す均一な曲げが可能となる
を提供することである。
当業者に理解されるように、電線導管に与えられている絶縁性と、本発明の実施形態に用いられるピン及び電気導体の寸法及び材料とは、ともに用いる電圧及び電流を考慮して設計される。高電圧にはより高い絶縁性が必要であり、高電流にはより多くの数の電気導体及びピンが必要である。
本発明を、特定の実施例を参照して説明してきたが、当業者には、本発明が多くの他の形態に具現され得ることが理解されるであろう。
接点アセンブリと組み合わせた、また、移動可能な形態にある電線導管に取り付けられた、本発明による電気導体の斜視図である。 図1の接点アセンブリの斜視図である。 動作可能な形態にある接点を有する、図1の電線導管及び接点アセンブリの拡大図である。 図1の電線導管の拡大側面図である。 図3の電線導管及び接点アセンブリの側面図である。 電気導体及び接点アセンブリが互いに対し移動可能な形態から動作可能な形態に移動する際の電気導体及び接点アセンブリの拡大側面図である。 動作可能な位置にある、電気導体及び接点アセンブリを有する、図6と同様の側面図である。 動作可能な形態及び移動可能な形態の中間の、電気導体及び接点アセンブリの切欠き後面(後方)斜視図である。 閉じた形態の移動可能なクロージャを示す、図1の電線導管の拡大側面図である。 開いた形態のクロージャを示す図9の電線導管と同様の図である。 本発明による電気導体の側面図である。 図11の電気導体の斜視図である。 図11の電気導体のロールの断面図である。 図11と同様の、本発明による高電流定格の電気導体の側面図である。 図1の2つの電線導管の間に延びる、図11の電気導体の斜視図である。 電気導体の製造の中間段階での電気導体の斜視図である。 接点形成部を示す、図1の接点アセンブリの側面図である。 図1の電線導管の拡大側面図である。 移動可能なクロージャの拡大断面図である。 図19のクロージャの斜視図である。 電線導管に配設された、開閉位置にあるクロージャを示す、図19のクロージャの斜視図である。 接点アセンブリの要素の分解斜視図である。 移動可能な形態に電線導管に取り付けられた接点アセンブリと組み合わせた、電線導管の斜視図である。 動作可能な形態にある接点アセンブリの後面斜視図である。 移動可能な形態にある接点アセンブリの後面斜視図である。 代替的な接点アセンブリの斜視図である。 別の代替的な接点アセンブリの斜視図である。 電線導管と係合した、図27の接点アセンブリの斜視図である。 電線導管と係合した他の代替的な接点アセンブリの斜視図である。 代替的な電線導管構成の側断面図である。 隅の電線導管及び端部キャップが設けられた図15の電線導管の斜視図である。 図31の隅の電線導管の分解斜視図である。 図31の端部キャップの分解斜視図である。

Claims (97)

  1. 電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、
    第1の接触面を画定する長手方向に延びた細長い本体と、
    該本体から各自由端にかけて延びた長手方向に離間した複数のリブであって、前記各自由端は前記第1の接触面から離間して前記本体と該リブの1つ以上との接触を促進させるようになっており、該リブのそれぞれは、前記第1の接触面と対向する各第2の接触面を有する、長手方向に離間した複数のリブと
    を備え、
    前記本体と前記1つ以上のリブとの接触が促進されると、前記第1の接触面及び前記1つ以上の第2の接触面のそれぞれは、弾性付勢されて前記電気接点と係合する、細長い電気導体。
  2. 前記自由端と前記第1の接触面との間隔は、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔よりも大きい、請求項1に記載の細長い電気導体。
  3. 前記リブは、前記本体に弾性的に取り付けられる、請求項1に記載の細長い電気導体。
  4. 前記リブは、弾性を有する、請求項1に記載の細長い電気導体。
  5. 前記本体は、長手方向に延びた2つの対向する細長い縁を有する導電シートであり、
    前記リブは、前記縁の一方から延びる、請求項1に記載の細長い電気導体。
  6. 前記本体は、前記縁の他方から延びる導体ストリップをさらに含む、請求項5に記載の細長い電気導体。
  7. 前記導体ストリップは、高電流用途に用いられる、請求項6に記載の細長い電気導体。
  8. 前記隣接した自由端は、機械的に接続されて前記弾性付勢を共同で増大させる、請求項1に記載の細長い電気導体。
  9. 前記隣接した自由端は、一体形成された中間の各セグメントによって機械的に接続される、請求項1に記載の細長い電気導体。
  10. 前記セグメントは、前記接触の促進を導いて前記第1の接触面及び前記第2の接触面と付勢係合する係合面を前記自由端と共同で画定する、請求項9に記載の細長い電気導体。
  11. 前記係合面は連続的である、請求項10に記載の細長い電気導体。
  12. 前記係合面は、前記第1の接触面に対向するとともに前記第1の接触面から離れながら傾斜する、請求項10に記載の細長い電気導体。
  13. 前記係合面は、内縁と前記他方の縁とは反対側に終端する外縁との間に延びる、請求項10に記載の細長い電気導体。
  14. 前記第1の接触面及び前記第2の接触面が付勢されて前記電気接点と係合すると、前記内縁が前記電気接点に当接する、請求項13に記載の細長い電気導体。
  15. 前記リブは、前記電気接点の長手方向の移動を制限する、請求項1に記載の細長い電気導体。
  16. 長手方向の折り畳み線に沿ってそれ自体が折り畳まれる連続的な導電シートから形成される、請求項1に記載の細長い電気導体。
  17. 前記シートを穿孔して前記リブを形成する、請求項1に記載の細長い電気導体。
  18. 前記シートは切断されるか、または他の方法で形成される、請求項1に記載の細長い電気導体。
  19. 前記第1の接触面はほぼ平坦であり、前記第2の接触面は円弧状である、請求項1に記載の細長い電気導体。
  20. 前記第2の接触面は複雑な円弧を含む、請求項1に記載の細長い電気導体。
  21. 電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、
    ほぼ平坦な接触面を画定する長手方向に延びた細長い第1の本体と、
    前記平坦な接触面と対向する円弧状の接触面を画定する、前記第1の本体に取り付けられる長手方向に延びた細長い第2の本体と
    を備え、
    前記第1の本体と前記第2の本体との接触の促進時に、前記平坦な接触面及び前記円弧状の接触面は弾性付勢されて前記電気接点と係合する、細長い電気導体。
  22. 前記円弧状の接触面はセグメントに分けられている、請求項21に記載の細長い電気導体。
  23. 前記第2の本体は、前記第1の本体から各自由端にかけて延びる長手方向に離間した複数のリブを有し、前記各自由端は共同で前記円弧状の接触面を画定する、請求項21に記載の細長い電気導体。
  24. 前記自由端は機械的に接続される、請求項23に記載の細長い電気導体。
  25. 前記自由端は、一体形成された中間の各セグメントにより機械的に相互接続される、請求項21に記載の細長い電気導体。
  26. 前記第1の本体は、ほぼ平坦であって2つの対向面を有し、
    該2つの対向面の一方は前記平坦な接触面を画定する、請求項21に記載の細長い電気導体。
  27. 前記第2の本体は、円弧状であって対向する凸面及び凹面を有し、
    前記セグメントは、前記円弧状の接触面を画定する、請求項21に記載の細長い電気導体。
  28. 電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体用の電線導管であって、
    長手方向に延びたハウジングと、
    該ハウジングに前記電気導体を捕捉的に保持する、前記ハウジング内に配置された1つ以上の取付け形成部と、
    前記電気接点を受け入れることにより、前記電気接点を前記電気導体と係合させるようにする、前記ハウジング内の開口と、
    該開口に前記電気接点が受け入れられる場合と受け入れらない場合とのそれぞれにおいて、前記開口に関して開いた形態及び閉じた形態間で移動する、前記ハウジングに取り付けられるクロージャと
    を備える、細長い電気導体用の電線導管。
  29. 前記クロージャは、前記開いた形態及び前記閉じた形態間で回動するように、前記ハウジングに取り付けられる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  30. 前記クロージャは、前記ハウジングにヒンジ接続される、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  31. 前記クロージャは、前記閉じた形態になるように弾性付勢される、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  32. 前記クロージャは、内部に設置された付勢手段またはばねにより、前記閉じた形態になるように弾性付勢される、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  33. 前記クロージャは、前記閉じた形態から弾性変形される長手方向の弱化線を有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  34. 前記接点は接点アセンブリの一部であり、該アセンブリが前記開口に入るよう促進される際、前記クロージャは開いた形態になるように移動する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  35. 前記接点アセンブリは前記クロージャと係合して、前記開いた形態になるように移行する、請求項34に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  36. 前記取付け形成部は、前記ハウジング内を連続的に延びる保持溝路である、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  37. 前記保持溝路は、前記電気接点を受け入れる連続的な開端を有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  38. 前記開端は下向きである、請求項37に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  39. 前記開端は前記保持溝路の底部を画定する、請求項37に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  40. 前記ハウジングは、各電気導体を捕捉的に保持する離間した複数の溝路を有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  41. 前記複数の溝路は平行である、請求項40に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  42. 前記複数の溝路は、長手方向に同一の長さに拡がり、横方向に離間している、請求項40に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  43. 前記ハウジングは押出成形される、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  44. 前記クロージャは、前記閉じた形態では前記開口にわたって延びる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  45. 前記開口は長手方向に延び、
    前記電線導管は、前記閉じた形態では、前記開口のほぼ全体にわたって長手方向に共同で延びる複数のクロージャを有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  46. 前記開いた形態及び前記閉じた形態間の1つのクロージャの移動は、他の任意のクロージャの移動とは独立して起こる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  47. 前記クロージャはモジュラーである、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  48. 前記クロージャは、細長いストリップから形成され、長手方向に延びるスロットが間に介在している、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  49. 前記ハウジングは、該ハウジングを保持面に固定する接着テープとともに使用するために後面に溝路を有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  50. 前記ハウジングは、該ハウジングを保持面に固定する固定手段の頭部を収容する内隙を有する、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  51. 前記クロージャは、前記ハウジングの内側に取り付けられ、前記閉じた形態では、前記ハウジングから上方に前記開口にわたって延びる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  52. 前記クロージャは、前記ハウジングにまたは前記ハウジング付近でヒンジ接続され、
    前記開いた形態及び閉じた形態間の1つのクロージャの移動は、前記ハウジング内で起こる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  53. 前記開口は2つの対向縁を有し、
    前記クロージャは、前記対向縁の一方に隣接した前記ハウジングとヒンジ接続により係合する取付け端から、前記閉じた形態では前記対向縁の他方に隣接して配置されている自由端にかけて延びる、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  54. 前記取付け形成部は、前記電気導体を、前記電気接点との係合時の弾性変形に適応させる位置決め形成部を含む、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  55. 前記電気導体は、前記電気接点と係合する複数の係合面を有し、
    前記位置決め形成部は、前記係合面を、前記電気接点と係合する弾性変形に適応させる、請求項54に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  56. 前記位置決め形成部は、前記取付け形成部から延びる突起である、請求項54に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  57. 前記取付け形成部は、前記開口により画定された開端を有する溝路を含む、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  58. 前記開口は下向きである、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  59. 前記クロージャは、前記閉じた形態では、前記開口のほぼ全体にわたって延びると共に前記電気接点により弾性変形して前記開いた形態となるフラップである、請求項28に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  60. 電気接点と電気的に接続するようになっており、一方がほぼ平坦であると共に他方が円弧状である2つの対向する係合要素を有する細長い電気導体用の電線導管であって、
    長手方向に延びたハウジングと、
    該ハウジング内に設置され、前記ハウジングに前記電気導体を捕捉的に保持する1つ以上の取付け形成部と、
    前記電気接点を受け入れて、前記電気接点を前記電気導体と係合させるようにする、前記ハウジング内の開口と、
    前記電気導体を、ほぼ平坦な係合面が前記電気接点に対して傾斜することを確実にするように適応させる、前記取付け形成部と連結した1つ以上の位置決め形成部と
    を備える、細長い電気導体用の電線導管。
  61. 前記電線導管は、前記電気接点が前記開口内に受け入れられる場合と前記開口内に受け入れられない場合とにおいて、前記開口に関して開いた形態及び閉じた形態間で移動する、前記ハウジングに取り付けられたクロージャを備える、請求項60に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  62. 前記円弧状の係合面は複雑な円弧を有する、請求項60に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  63. 前記取付け形成部は、前記ハウジング内に前記電気導体を捕捉的に保持する、請求項60に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  64. 前記電気導体は、部分的にまたは実質的に前記ハウジングの外側に設置される、請求項60に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  65. 3つ以上の細長い電気導体を保持して複数の回路を提供するように構成される、請求項60に記載の細長い電気導体用の電線導管。
  66. 電気接点と電気的に接続されるようになっている細長い電気導体用の電線導管であって、
    長手方向に延びたハウジングと、
    該ハウジング内に設置され、前記ハウジング内に前記電気導体を捕捉的に保持する開端溝路と、
    前記電気接点を受け入れて、前記電気接点を前記電気導体と係合させるようにする、前記ハウジング内の開口と、
    閉じた形態及び開いた形態間で移動するように前記開端溝路に隣接して前記ハウジング内に設置され、前記電気導体への意図しないアクセスに対するバリヤを提供するクロージャと
    を備える、細長い電気導体用の電線導管。
  67. 前記クロージャは、前記電気接点が前記電気導体と係合したときに、前記開いた形態になるように移動する、請求項66に記載の細長い導体用の電線導管。
  68. 前記クロージャのうち前記電気接点に隣接した部分だけが、前記開いた形態になるように移動する、請求項66に記載の細長い導体用の電線導管。
  69. 電線導管内に収容された複数の電気導体と電気的に接続する接点アセンブリであって、
    前記電線導管と係合するように移動可能なハウジングと、
    該ハウジングに取り付けられ、所定のシーケンスで各電気導体と係合するように移動可能な複数の接点形成部と
    を備える、接点アセンブリ。
  70. 前記ハウジングは、前記電線導管と解除可能に係合するように移動可能であり、
    前記接点形成部は、前記各電気導体と解除可能に係合するように移動可能である、請求項69に記載の接点アセンブリ。
  71. 前記接点形成部は、少なくとも2つのピンを有し、
    該ピンの1つは、前記ハウジングから、他のピンよりも長く突出している、請求項69に記載の接点アセンブリ。
  72. 前記接点形成部は、前記ハウジングから横方向に延びると共に横方向に離間した自由端で終端する3つの平行ピンを有する、請求項69に記載の接点アセンブリ。
  73. 少なくとも2つの平行ピンを有し、
    該平行ピンと各電気導体との相対的な横方向のずれが、前記所定のシーケンスを与えるようになっている、請求項69に記載の接点アセンブリ。
  74. アクティブピン及びニュートラルピンを有し、
    前記所定のシーケンスは、前記ニュートラルピン、次いで前記アクティブピンが各電気導体と係合することを含む、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  75. アクティブピン、ニュートラルピン、及びアースピンを有し、
    前記所定のシーケンスは、前記アースピン、次いで前記ニュートラルピン及び前記アクティブピンが各電気導体と係合することを含む、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  76. 前記ニュートラルピン及び前記アクティブピンは、ほぼ同時に各電気導体と係合する、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  77. 前記所定のシーケンスは、前記アースピン、次いで前記ニュートラルピン、次いで前記アクティブピンが各電気導体と係合することを含む、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  78. 前記ピンは、各電気導体との係合から外れるように移動可能であり、
    該移動は、前記所定のシーケンスとは逆の順序で起こる、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  79. 前記ピンは、各電気導体との係合から外れるように付勢される、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  80. 前記ピンを付勢して各電気導体と係合するように構成されたカムをさらに備える、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  81. 前記ピンには、前記電気導体にまたは前記電気導体から電力または信号を伝えるように各ケーブルに接続するコネクタが設けられている、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  82. 前記ピンは、前記ハウジング及び各ケーブルと一体形成されて、前記電気導体にまたは前記電気導体から電力または信号を伝えるようになっている、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  83. 前記ピンは、前記電気導体にまたは前記電気導体から電力または信号を伝えるように各ソケット形成部に接続される、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  84. 前記ピンは、前記接点アセンブリを交互の方向から前記電気導体と係合させるように、逆の順序で設けられる、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  85. 前記ピンは、前記電線導管内の前記電気導体のサブセットと係合するように配列される、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  86. 前記ハウジングには、前記接点アセンブリが各電気導体と係合していることをユーザに示す手段が設けられる、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  87. 前記ガイドは前記ユーザに視覚表示を与える、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  88. 前記ハウジングは視覚的に異なる部分を有し、
    前記ガイドは、前記接点アセンブリが各電気導体と係合するときに、前記ユーザが前記部分を見ることのできる窓を有する、請求項73に記載の接点アセンブリ。
  89. 電気接点と電気的に接続するようになっている細長い電気導体であって、
    第1の面及び該第1の面と対向する第2の面を有し、前記第1の面は第1の接触面を画定する、長手方向に延びた細長い導電シートと、
    前記シートから横方向に、かつ前記第2の面に沿ってではなく前記第1の接触面の少なくとも一部に沿って後方に延びた、長手方向に離間した複数のリブであって、それぞれのリブが第2の接触面を有するリブと
    を備え、
    前記シートと前記1つ以上のリブとの接触が促進されると、前記第1の面及び前記1つ以上の第2の面のそれぞれは、弾性付勢されて前記電気接点と係合する、細長い電気導体。
  90. 前記第1の面及び前記第2の面は、第1の共通の長手方向の縁及び第2の共通の長手方向の縁に沿って接合され、
    前記リブは、前記第1の縁から延びて各自由端で終端する、請求項89に記載の細長い電気導体。
  91. 前記第2の接触面は、前記第1の縁と前記各自由端との中間に配置される、請求項90に記載の細長い電気導体。
  92. 前記自由端は、前記第1の縁及び前記第2の縁の間で終端する、請求項90に記載の細長い電気導体。
  93. 前記自由端は、前記第2の縁を越えて延びる、請求項90に記載の細長い電気導体。
  94. 前記自由端は、前記第2の縁の周りに延びていない、請求項90に記載の細長い電気導体。
  95. 電線導管内に収容された複数の電気導体と電気的に接続する接点アセンブリであって、
    前記電線導管と係合するように移動可能なハウジングと、
    該ハウジングに取り付けられ、各電気導体と係合するように移動可能な複数の接点形成部と、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記接点形成部が各電気導体と係合していることについて外部的な表示を与えるガイドと
    を備える接点アセンブリ。
  96. 前記ハウジングは、視覚的に異なる部分を有し、
    前記ガイドは、上にあると共に前記接点形成部が各電気導体と係合したときに前記部分が目視可能である窓を有する、請求項95に記載の細長い電気導体。
  97. 前記部分は実質的に見えにくい、請求項96に記載の細長い電気導体。
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