JP2006509675A - 航空機ドア装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は航空機ドア装置、特に、飛行機用のものに関し、該装置は、ドア、ドアフレーム、ドアがそれに沿って回転可能に配置されているドア側の回転軸(AD)、およびサポート部(8)がドアフレーム上で回転可能に配置されているフレーム側の回転軸(AF)とを有する。少なくともドア側の回転軸(AD)がサポート部(8)の鉛直方向(Y)に間隔を置いている2つの関節式ジョイント(G1、G2)によって定義され、該関節式ジョイントの少なくとも1つ(G1;G2)が鉛直方向(Y)に間隔を置いた2つの軸受(L1a、L1b)を有する。 本発明のドア装置は、サポート部(8)のドア側に配置され、ドアを回転させるのに使用される回転駆動装置(10)、および回転駆動装置(10)とドアに連結され、そしてドアに回転駆動装置(10)の始動運動を伝達する出力要素(12;14、16)も備える。この航空機ドア装置は、フレーム側の関節式ジョイント(G1、G2)の少なくとも1つ(G1)の2つの軸受(L1a、L1b)の1つ(L1b)が、回転駆動装置(10)が固定された回転駆動装置取付架台(34)として具体化されていることを特徴とする。

Description

本発明は航空機ドア装置に関し、特に飛行機用の、さらには特に気密式キャビンを備える飛行機用の航空機ドア装置に関する。
長い間運行に使用されてきた種々のタイプの航空機から、図5に描写されるように、ドア、ドアフレームおよびサポートアーム102を備える航空機ドア装置が知られている。このサポートアーム102はドア側に回転軸ADを有し、それにドアが回転するように取付けられている、そして該サポートアームはフレ−ム側に回転軸AFを有し、それにサポートアーム102がドアフレーム上で回転するように取付けられている。回転軸ADはドア側でサポートアームの鉛直方向Yにお互いから離して配置された2つの関節式ジョイントG1、G2によって定義されていて、各関節式ジョイントは鉛直方向Yに相互に離れて配置され、各々2つのアイプレートにより形成された2つの二又の軸受L1a、L1b、L2a、L2bを備えている。ドア装置はドアを回転させる役割をする回転駆動装置104を有する。この回転駆動装置104はサポートアーム102の上に横向きに配置された直線アクチュエーターとして構成され、該アクチュエーターはサポートアーム102の本質的に全幅にわたって延びている。図において該アクチュエーターの左手側はサポートアーム102に取付けられており、他方、右手側は可動性被動要素106に取付けられている。この被動要素106は、ついで、ドアに連結されて、そしてドアにアクチュエーター104の作動運動を伝達する。図面で見られるように、この構成様式では、被動要素106のための別個の軸受装置108、中間レバー110および多数の他のコンポーネントが必要であり、ドア構造物の全体的な重量にとって有害な効果をもたらす解決方法である。さらに、横向きに設置される直線アクチュエーター104のために、サポートアーム102はかなりの全体的な深さを有するものでなければならない。さらに、これは長いロードパスをもたらす。上述した構成様式のために、サポートアーム102はアクチュエーター104の反力から生じる比較的大きな負荷をも受ける。従って、生じる力はコンポーネント部分(area)により吸収されなければならないが、該コンポーネント部分はそれに応じてより高強度となる大きさにする必要があり、重量を増すことになる。この従来の技術ドア装置は非常に複雑で高価である。
出願人の未公表の文書DE10207033には、図6に示すとおりの飛行機用航空機ドア装置が開示されている。請求項1の一般的な部分によると、該航空機ドア装置は、次の要素を有する:ドア2;ドア構造物4;ドアフレーム6;ドア2が回転するように取付けられているドア側の回転軸ADと、サポートアーム8がドアフレーム6上で回転するように取付けられているフレーム側の回転軸AFとを有するサポートアーム8にして、少なくともドア側の回転軸ADがサポートアーム8の鉛直方向Yに相互から離れて配置された2つの関節式ジョイントG1、G2によって定義され、さらに該関節式ジョイントの少なくとも1つが鉛直方向Yに相互に離れて配置された2つの軸受を有する該サポートアーム(特に図7参照);サポートアーム8のドア側部分に配置され、そしてドア2を回転させる役割をする回転駆動装置10;および回転駆動装置10とドア2に連結され、そしてドア2に回転駆動装置10の作動運動を伝達する被動要素12。サポートアーム8の側で、被動要素12はドア側の関節式ジョイントG1の部分に配置されたユニバーサルジョイント14と、これに取付けられそしてドア2にまでずっと延びた上側三角形アーム16とを備えている。ユニバーサルジョイントと下側三角形アーム18がドア側で下側の関節式ジョイントG2に同様に設けられている。しかし、後者の2つのパーツは駆動されない。
ロックされている状態で、ドアはドアフレーム6にあるロック要素によりロックされ、半径(radial)方向、すなわち、側方の、接触マウンティング(contact mountings)20によって横から支えられている。この接触マウンティングは、側方の案内を提供するもので、ドアフレーム6にだけでなくドア2にも存在している。
ドア2を開け閉めするとき、運動学的ドアシステムがドアフレーム構造物に対してあるいは航空機の胴体に対して起こるドア2の動きを決定する。DE10207033によるドア装置では、相互に切り離されている2つのドライブライン―すなわち、運動学的持ち上げシステムおよび運動学的回転システム―が通常運動学的ドアシステムに提供される。
運動学的持ち上げシステムはドア2を持ち上げ、そして半径方向接触マウンティング20をお互いから分離するためにドア2を開く段階で必要とされる。該システムは手作業で、例えば、ハンドレバーによって始動させることができる数本のシャフト22も備えている。シャフト22を回すことにより、サポートアーム8と三角形アーム16、18の間に相対的な運動が、「ドア2−上側の三角形アーム16−サポートアーム8−下側の三角形アーム18−ドア2」からなる平行四辺形によって生み出される、この運動によりドア2の持ち上げが保証される。持ち上げの過程で、ドア2は胴体側でいわゆるガイドプレート24で所定のとおりに導かれる。ドア2を閉じる段階で、運動学的持ち上げシステムは同様に反対方向に運動学的持ち下げシステムとして機能する。運動学的回転システムは、ドア2が持ち上げられた後、ドア2をサイドへ回転させる仕事をする。運動学的回転システムは回転駆動装置10(ここでは、電気的アクチュエーター)を介して始動させられる。ドア2は「ドア2−三角形アーム16、18−サポートアーム8−ドアフレーム構造物6−コントロールアーム26−ドア2」からなる平行四辺形によって回転されて開かれるが、これはアクチュエーター10がサポートアーム8へトルクを与え始めたときに開始する。ドア2を閉じる段階では、ドア2は同様にして反対方向に回転し閉じられる。
図7―第三の、未公表の従来技術を示す―は、ドア側の上側の関節式ジョイントG1の部分におけるサポートアーム8の一部の拡大図である。サポートアーム8は図6のサポートアームに類似した構造を有する。図7では、鉛直方向に相互から離れて配置され、そして二又のヒンジ接続を作る2つのアイプレート(目付突起)によって形成される、2つの軸受L1a、L1bがはっきりと見てとれる。被動要素12(ここで、上側三角形アーム16を持っているユニバーサルジョイント14)は2つのアイプレートの間に配置される。回転駆動装置の負荷伝達手段28(ここでは図示せず。)が関節式ジョイントG1の下方で係合する。この負荷伝達手段28は同軸にかつ回転不能にシャフト30を介してヒンジピンとしての役割をするユニバーサルジョイント14の旋回心軸ピン(pivot pin)32に連結される。図面から理解できるように、負荷伝達手段28あるいはそのシャフト30は、軸受L1bのほかに少なくとも1つの別の軸受Lxに取付けられ保持されなければならず、これをも利用する。多数の軸受L1a、L1b、Lxが必要とされること、および負荷伝達手段28あるいはそのシャフト30のために必要な空間の高さを鑑みると、サポートアーム8の全高は大きなものとならざるを得ず、回転駆動装置は複雑な装置となってしまう結果、回転駆動装置には多数の取付け箇所が必要である。さらに、これにより、回転駆動装置の組み立ておよび分解がいっそう難しくなる。さらに、このような装置では、回転駆動装置と該回転駆動装置の負荷あるいはトルクを伝達するルートの近傍に存在する他のコンポーネントとの位置合わせの不具合を補償することは非常に難しいかあるいは不可能である。すなわち、別個の平衡装置(balancing devices)を設置する必要がある。これは単に複雑な構造をもたらすだけでなくドア構造の重量を増加させもし、回転駆動装置の機能および耐用年数の両方に有害な効果をもたらす。
さらに、一般に、航空機ドア装置は、例えば、風圧荷重、ドアの封鎖などのような外部からの負荷に起因する高いストレスを受けているという問題を伴う。これらの外部からの負荷はドア側でサポートアームの軸受に特定のストレスを与え、さらにサポートアームをゆがめて、そして回転駆動装置に、特にその被駆動部材にかなりのストレス、歪みおよび曲げをもたらす。それは回転駆動装置の機能および耐用年数に対し有害な効果を有する。従来技術の航空機ドア装置において、ドアの取付け要素の、サポートアームの、または回転駆動装置の軸受の損傷、すなわち、磨耗や裂けが起こった場合には、そのサポートアームを修復することはほとんど不可能である。その結果、通常、サポートアーム全体を取り換える必要があり、修理費や保守費用が増すことになる。
本発明は、可能な限り、従来の技術に伴う前述の欠点を回避する簡単で効果的な航空機ドア装置を作るという目的または、技術的課題に基づいている。
この目的は請求項1の特徴を有するドア装置で達成される。
本発明による、特に飛行機用の、航空機ドア装置は、次の要素を有する:ドア;ドアフレーム;ドアが回転するように取付けられているドア側の回転軸と、サポートアームがドアフレーム上で回転するように取付けられているフレーム側の回転軸とを有するサポートアームにして、少なくともドア側の回転軸がサポートアームの鉛直方向に相互から離れて配置された2つの関節式ジョイントによって画定され、さらに該関節式ジョイントの少なくとも1つが相互に離れて配置された2つの軸受を有する該サポートアーム;サポートアームのドア側部分に配置され、そしてドアを回転させる役割をする回転駆動装置;および回転駆動装置とドアに連結され、そしてドアに回転駆動装置の作動運動を伝達する被動要素。本発明による航空機ドア装置は、フレーム側関節式ジョイントの少なくとも1つ(そうでなければ、両方の関節式ジョイントで)の2つの軸受の1つが、回転駆動装置が取付けられる回転駆動装置取付架台として設定される。
換言すれば、こうして、1つの軸受が該回転駆動装置取付架台によって置き換えられている。問題の関節式ジョイントは回転駆動装置取付架台によって(あるいはこの取付架台に取付けられたコンポーネントによって)、そしてこの関節式ジョイントの他方の軸受によって形成される。その結果、回転駆動装置はただ1つの箇所の軸受に、すなわち、回転駆動装置取付架台に取付けることができる。従って、それは関節式ジョイントのそして被動要素の直近の位置に設置することができる。このことは短くて明快な負荷のルートないしは負荷の流れができることを意味する。そのために、回転駆動装置取付架台―これは回転駆動装置の軸受および取付けを荷なう―は動作中に生起する回転駆動装置の反力を非常に好ましい態様でサポートアームに機械的に導入する。
さらに、回転駆動装置取付架台への回転駆動装置(例えば、嵌め込み式ピン、嵌め込み式ボルトなどによって)の簡単な、取り外し可能な取付けが可能である。回転駆動装置の回転駆動装置取付架台上への直接の取付けあるいは停止(それで、ある意味で、それ自身軸受であって、そして関節式ジョイントサイトの直接の近所にある)によって、回転駆動装置の効果的なアライメント(整列)も可能で、そしてその結果、追加の複雑で重い平衡装置を使用しなくてもアライメント不具合を簡単に補正することができる。回転駆動装置、特にその被動要素は回転駆動装置取付架台に一列に並べるか、あるいは直接中央に配置することができる。
関節式ジョイントのまたはこの関節式ジョイントの軸受の直近に回転駆動装置を取り込む結果、ドアおよびドア側のサポートアームの軸受が外部負荷を受けるときに、回転駆動装置のあるいはその被動要素にゆがみや屈曲が生じない。むしろ、サポートアームまたは軸受が変形するとき、回転駆動装置はそれが直接回転駆動装置取付架台と連結されるかあるいは接続されているという事実のために、負荷無しにこれらの動きに追従することができる。これは回転駆動装置の機能および耐用年数を改善し、ひいては航空機ドア装置全体の運行上の安全の向上に大きく貢献する。
回転駆動装置取付架台―それ自体またはそれのコンポーネントが軸受機能を担う―により特定の関節式ジョイントの1つの軸受を置き換えることにより、そして回転駆動装置をこの取付架台に直接の接続することにより、運動学的ドアシステムのこの部分のために必要である全スペースを減少させることができ、ないしは、構築物としてのサポートアームに存在しているスペース、特に利用可能な高さの利用性を高めることができ、サポートアーム構造物中に回転駆動装置を組込むのに役立たせることができる。回転駆動装置がサポートアーム上を横に延びる従来の技術のドア装置と比較して、本発明によるドア装置はずっと狭くあるいはずっと薄く組み立てることができる。例えば、図7との比較で理解されるように、本発明による解決の場合には、従来の回転駆動装置の別個の負荷伝達手段にこれまで追加する必要があった軸受はなしで済ませることができる。
必要なスペースを減らすと、回転駆動装置への接近性(accessibility)が非常に良好となる。必要である場合は、回転駆動装置は容易に回転駆動装置取付架台から取り外すことができあるいは取付けることができ、従って組み立ておよび分解の仕事は迅速かつ容易になる。この状況では、ドア全体を分解する必要はない。回転駆動装置の付属品または軸受の損傷および摩耗もしくは断裂がもしも起こったとしても、回転駆動装置取付架台を取り換えることができるというこの容易さは、サポートアーム全部を置き換える必要はないということを意味している。それどころか、多くの場合、回転駆動装置取付架台を取り換えるだけで十分である。このことはサポートアームを修繕することになったときにも有利である。この方法で、整備と修理の仕事を単純化できるし、修理と整備のコストをカットすることができる。
さらに、従来の組立物と比較して、本発明による航空機ドア装置はドア開閉機能に必要なコンポーネントの数を劇的に減らすことにもなり、そのことは重量を低下させ、軽量の組立体を寄与する。
前述の利点は、特に、回転駆動装置取付架台によって、その特別な配置によって、そしてその多数の機能によって可能になる。
本発明による航空機ドア装置の他の望ましく有利な実施形態の特徴は従属的な請求項の主題である。
追加の構成と他の利点を有する本発明の好ましい実施形態を、添付した図面を参照してさらに詳細に以下に記載し説明する。
−図面の簡単な説明−
次のものを示す:
図1−本発明による航空機ドア装置の本質的なコンポーネント、すなわち、サポートアーム、の概略的な斜視図;
図2−図1の構図の右上部分の拡大した詳細な斜視図;
図3−回転駆動装置取付架台を実現したサポートアームの関節式ジョイントの第1の変形を示すために図1の線III−IIIに沿う概略的な断面図;
図4−回転駆動装置取付架台を実現したサポートアームの関節式ジョイントの第2の変形を示すための図3に類似した断面図;
図5−第一の従来の技術による航空機ドア装置の概略的な斜視図;
図6−第二の、しかし未公表の従来技術による航空機ドア装置の概略的な斜視図;
図7−第三の、しかし未公表の従来技術による航空機ドア装置のサポートアーム。
−好ましい実施形態の提示−
以下の説明および図面において重複を避けるために、さらに区別が必要でない限り、同一の部分およびコンポーネントは同一の参照数字で指定する。
この実施形態の本発明による航空機ドア装置(ここでは、気密式のキャビンを備える飛行機用のもの)は、図6(対応する参照数字が使用されている)による従来の技術と同様に、乗客ドアとして設計された飛行機ドア2を有しているが、これはドア構造物4と胴体のフレーム構造物によって形成されるドアフレーム6を伴う。さらに、ドア装置は、好ましくは、繊維複合材料(例えば、炭素繊維強化プラスチック−CRP)製の、アルミ合金製の、あるいは別の適当な材料製の、あるいは材料の組み合わせでできたサポートアーム8を有する。サポートアーム8はドア側に回転軸ADを有し、それにドア2が横に回転するように取付けられており、他方、フレーム側に回転軸AFを有し、それにサポートアーム8がドアフレーム6で回転するように取付けられている。ドア側でサポートアーム8の部分に、ドア2を回転させる役割をする回転駆動装置10がある。本ケースでは、この回転駆動装置10は電気機械的ロータリーアクチュエーターである。しかしながら、本発明は、もっぱらこのタイプの回転駆動装置に限定されない。応用のケースに応じて、例えば、水力式または空気式アクチュエーターのような他の適当な回転駆動装置も使用することができる。
図1は、回転駆動装置10を備えた、本発明による航空機ドア装置の本質的なコンポーネント、すなわち、サポートアーム8の概略的な斜視図を示す。この図で見られるように、フレーム側のサポートアーム8の回転軸AF、すなわち、ドアフレームに属している回転軸AFは、G3、G4がサポートアーム8の鉛直方向Yに相互に距離を置いて位置する2つの二又の関節式ジョイントによって定義される。それぞれの関節式ジョイントG3、G4が、鉛直方向Yにお互いから距離を置いて配置された2つの軸受L3a、L3b、L4a、L4bを有する。これらの軸受L3a、L3b、L4a、L4bのおのおのがアイプレートによって形成される。
ドア側のサポートアーム8の回転軸AD、すなわち、ドア2に帰属している回転軸ADは、サポートアーム8の鉛直方向Yにお互いからの距離において位置する2つの関節式ジョイントG1、G2によって定義される。下側の関節式ジョイントG2は関節式ジョイントG3およびG4と同様に設計されている。すなわち、それは二又であって、鉛直方向Yにお互いから距離においていて、それぞれアイプレートによって形成された2つの軸受L2a、L2bを有する。
これに対し、上側の関節式ジョイントG1は鉛直方向Yにお互いから距離隔てた2つの軸受を同様に有するが、この関節式ジョイント建設は関節式ジョイントG2、G3およびG4とは基本的に異なった設計である。より正確には、フレーム側の上側の関節式ジョイントG1の二つの軸受L1a、L1Bの一方(ここではL1B)は、回転駆動装置10が取付けられる回転駆動装置取付架台34として配置される。図1でわかるように、回転駆動装置取付架台34(あるいは、それのコンポーネントあるいは部分)は、こうして、―サポートアームの鉛直方向Y対して―ドア側で二つの関節式ジョイントG1、G2の上側関節式ジョイント(G1)の軸受L1Bを形成する。
なお、サポートアーム10の設計および位置設定によっては、また回転駆動装置10の必要とされる配置によっては、回転駆動装置取付架台34は、勿論、―サポートアーム8の鉛直方向Y対して―、二つの関節式ジョイントG1、G2の下側関節式ジョイント(G2)の上側軸受L2aを形成することもできることを、この際述べておく。
さらに、本発明で説明したように、組立物を例えば2つの回転駆動装置を備えて実現することができるが、その場合、2つの回転駆動装置取付架台、すなわち、すぐ上のパラグラフおよびそのひとつ前のパラグラフで説明した配置に従って、関節式ジョイントG1にひとつ、そして関節式ジョイントG2にもうひとつ設けられる。
回転駆動装置取付架台34は、別の部品として設定することもできるけれども、原則として、(例えば、アルミ合金あるいはチタン合金、繊維複合材料などで作られた)一体のコンポーネントとして設計することが好ましい。回転駆動装置取付架台34がサポートアーム8の上に十分に正確に配置される場合は、回転駆動装置10の正確な位置あわせおよび位置調整を達成するために、その取付架台を予め用意もしくは組み立てておけるし、あるいは一旦設置、すなわち、サポートアーム8上に設置した後に再加工することもできる。
図2―図1の図の右上側の部分の詳しい斜視図である―に、サポートアーム8の関節式ジョイントG1の部分における本発明によるドア装置をさらに詳しく示す。この例で、回転駆動装置取付架台34は別個の部品として設計され、サポートアーム取付け部36を有する。該取付け部は、この場合、二又ないしははさみ状に設計され、サポートアーム8の自由端の2つの側をつかむ。ここで、サポートアーム取付け部36の二又の部分の内側表面は、サポートアーム8の対応する側面に当接する接触面を形成する。回転駆動装置取付架台34は適当な取付け手段38によって取り外し可能にサポートアーム8に取付けられる。これらの取付け手段38はねじ式ボルト、嵌め込み式のボルトなどである。
さらに、回転駆動装置取付架台34は、ドア側で回転軸ADに関して本質的に垂直に(そしてその結果およそX-Z平面にある)延びる板状の回転駆動装置取付け部40(以下にベースプレート40と称する)を有するが、当該ベースプレート40は通過開口部42を有し、回転駆動装置10の前の部分即ちフランジ44に接続することができる。回転駆動装置取付け部40は使用される特定タイプの回転駆動装置にまたはそれのアダプター手段に適合するように、異なるかたちに設計しあるいは形づくることができることは、言うまでもない。図2でわかるように、ベースプレート40は、側方へサポートアーム取付け部36にと変移していくか、あるいはサポートアーム取付け部36の二又部分で終わる。
回転駆動装置取付架台34はベースプレート40の上方に間隔をおいて、穿孔と該穿孔内に配置された少なくとも1個の軸受要素を有する軸受け部46(以下、軸受プレート46と称する)を有し(図3参照)、関節式ジョイントG1の軸受L1Bが形成されている。図2の描写によれば、軸受プレート46は左側でサポートアーム取付け部36に変移している。さらに、軸受プレート46は数本のリブ50によってベースプレート40に接続している。上述した組立様式は本質的に軽量の組立物を実現し、そのため軽量の回転駆動装置取付架台34を達成する。しかし、原則の問題としては、回転駆動装置取付架台34は、例えば、ベースプレート40から軸受プレート46まで、さらに、サポートアーム取付け部36などまで、例えば前述の要素間をつなげる連続的な壁の状態で材料が途切れないで変移していく設計とすることもできる。ほかに、より重厚な様式も想定可能である。
図2において、回転駆動装置10が、その前フランジ44を介して、下からベースプレート40に配置され、例えば、ねじ込み接続あるいは嵌め込み式のピンおよび/あるいは嵌め込み式ボルトなどのような取付け手段52によって取り外し可能に前記ベースプレートに取付けられることがわかる。ここで、回転駆動装置10の上側フランジ表面がベースプレート40の下側接触面に接触している。回転駆動装置10の駆動トルクのために操作の間に起こる接触反応は確動的に(in a positive manner)取付け手段52(あるいはその部分)を介して回転駆動装置取付架台34に導入され、該取付架台34は次にサポートアーム8にこれらの力を伝える。しかしながら、回転駆動装置10から回転駆動装置取付架台34への力の伝達は基本的に非確動的に(in a non-positive manner)でも達成することができる。
この実施形態に示されたように、本発明のドア装置では、回転駆動装置10はドア側の回転軸AD上、2つの関節式ジョイントG1およびG2の間に配置される。この状況で、ドア側の回転軸ADは回転駆動装置10を通って走る。さらに、回転駆動装置10はドア側で回転軸AD対して真中に置かれるように配置され、それで回転駆動装置10の被動軸はドア側でサポートアーム8の回転軸ADと一直線上にある。回転駆動装置10またはその被動軸は、例えば、回転駆動装置取付架台34のサポートアーム取付け部36側での位置を変えることによって、回転駆動装置10を取付けた状態で正確に一直線に整列させることができる。いったん適切な位置に置くと、次に、サポートアーム取付け部36はしっかりとサポートアーム8に連結することができる。この目的で、適切な調整手段がサポートアーム取付け部36に、サポートアーム8自体にあるいは取付け手段38に設けることができる。それに対して、サポートアーム取付け部36がすでにサポートアーム8上の最終的な位置に取付けられている場合は、回転駆動装置10の位置は、例えば、ベースプレート40および/あるいはフランジ44によって調整し固定することができる。適切な調整手段をここでも設けることができる。
図1と図2で特にはっきりわかるように、上側の軸受L1aと回転駆動装置取付架台34の間で、被動要素12がサポートアーム8およびその回転駆動装置10と係合する。被動要素12は直接的にまたは間接的に片側が回転駆動装置10と連結され、他方の側がドア2に連結され、回転駆動装置10の始動もしくは回転させる動きをドアに伝達する。サポートアーム8の側で、被動要素12は、例えば、ユニバーサルジョイント14およびそれに取付けられた上側アーム、特に上側の三角形アーム16を備えていて、該アームはドアまでずっと延びている。対応するユニバーサルジョイント並びに下側アームもしくは三角形アームが、駆動されない形態ではあるけれども、ドア側のサポートアーム8の下側関節式ジョイントG2上にも設けられる。
図3は図1のIII−III線に沿う概略的な断面図であって、回転駆動装置取付架台34を実現した、関節式ジョイントの第一の変形を説明するために、この組立物の詳細をさらに明らかにするものである。明確にするために、リブ50は図3に図示しない。
図3で示されるように、回転駆動装置10は中空の被駆動シャフト54を有し、その中で、軸受ピンあるいはヒンジピン56が回転不能に第一の下側ピン部分(area)と係合する。ヒンジピン56はドア側の回転軸ADと一直線にあり、第1の軸受L1aを通って回転駆動装置取付架台34の中に入り、その軸受プレート46および軸受要素48を通って中空の被駆動シャフト54の中へとずっと延びる。第1の上側の部分で、ヒンジピン56は、回転不能に(被動要素12の一部としての)ユニバーサルジョイント14に接続している。その結果、回転駆動装置10からドアへの力およびトルクの伝達が保証される。第2の下側の部分で、すなわち、中空の被駆動シャフト54の上では、ヒンジピン56が軸受プレート46の軸受要素48内にラジアル軸受けの形で取付けられている。そして、第2の上側の部分では、即ち、ユニバーサルジョイント14の上ではそれは軸受L1aのアイプレート内にラジアル軸受けの形で取付けられている。軸安全機構をヒンジピン56に設けると有利である。
組立物のこの様式によって、回転駆動装置10の特に簡単で効果的な組み立ておよび分解が可能となる。図面から明白であるように、ベースプレート40への接続(取付け手段38)を取り外した後に、完全に分解するためには、回転駆動装置10だけを、フランジ44の前面を越えて突き出る中空被駆動シャフト54の長さHWに現に対応する短い距離だけ下方へ引かなければならない。結果として、回転駆動装置10の下の自由なスペースの必要な高さH(H>HW)は非常に小さくてよく、これは極めて有利な点である。
図4は、回転駆動装置取付架台34を実現したサポートアーム8の関節式ジョイントの第2の変形を示すための、図3に類似した断面図を示す。この実施形態では、軸受プレート46と、図3の回転駆動装置取付架台34の軸受要素48とが不要である。その代わりに、ヒンジピン56が心合わせ部品(radial centering fitting)58を介して中空の被駆動シャフト54の中に直接係合し、そして該ヒンジピン56が該被駆動シャフト54上に同心で星形に載る。さらに、トルクの伝達のために、ヒンジピンはその外歯を介して中空の被駆動シャフト54の対応する内側の歯の上にわずかに載る。図面に示されるように、例えば、回転駆動装置10自身のラジアル軸受60が関節式ジョイントG1の第2の軸受L1Bの機能を引き継ぐことができる。
本発明によるドア装置の他の具体的な特徴は、例えば、図6に示す従来技術のドア装置に関して示し、説明したように構成することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されず、該実施形態は本発明の中核となるアイデアの一般的な説明を提供する役割を果たすだけである。むしろ、保護の範囲の枠組みの中で、本発明による航空機ドア装置として上記の具体的な実施形態以外の多数の実施形態を想定することができる。前述の実施形態では、回転駆動装置取付架台が別個の部品として配置されているけれども、回転駆動装置取付架台は基本的に回転するアームと一体的に設計することもできる。回転駆動装置の被動軸がドア側でサポートアームのヒンジ軸まで横に延びてもよい。これは、例えば、被動軸が直接軸受ピンにあるいは被動要素に接続されていないで、少なくとも、横に挿入された別の駆動部材を介しているときには、まさにそのとおりである。
上記の実施形態で説明したヒンジピンの機能―これは回転不能に被動要素と接続されている―も、回転駆動装置の被駆動シャフトに引き継がせることができる。したがって、回転駆動装置取付架台が設けられているサポートアームの関節式ジョイントの話になると、回転駆動装置/アクチュエーターの被駆動シャフトは関節式ジョイントのメカニズムの一部であり、ドア側で回転軸ADの部分を定義するものである。サポートアームの関節式ジョイント(あるいはその部分)は必ずしも二又でなければならない訳ではないし、アイプレートを含む設計でなければならない訳でもない。特に、関節式ジョイントG2、G3およびG4は、他の適当な関節式ジョイントまたは軸受手段、例えば、球関節ジョイント(ball-and-socket joints)、ヒンジ、結合棒など、またはそれらが組合わさった形態によって実現することができる。
回転駆動装置がフレーム側で回転軸上に配置される場合は、回転駆動装置取付架台の本発明による実施形態および配置は、フレーム側でのサポートアームの回転軸の関節式ジョイントに採用することができる、さらに、本発明による原理に基づいて、ドアが横に回転しないで、どちらかと言えば、例えば、かもめ翼型ドア風に、例えば、水平な軸の周りを上方あるいは下方へ回転する航空機ドア装置を実現することもできる。
特許請求の範囲、明細書および図面の参照数字は単に本発明のより良い説明の役割を果たすに過ぎず、保護の範囲を限定するものとして解釈されてはならない。
本発明による航空機ドア装置の本質的なコンポーネント、すなわち、サポートアーム、の概略的な斜視図。 図1の構図の右上部分の拡大した詳細な斜視図。 回転駆動装置取付架台を実現したサポートアームの関節式ジョイントの第1の変形を示すために図1の線III−IIIに沿う概略的な断面図。 回転駆動装置取付架台を実現したサポートアームの関節式ジョイントの第2の変形を示すための図3に類似した断面図。 第一の従来の技術による航空機ドア装置の概略的な斜視図。 第二の、しかし未公表の従来技術による航空機ドア装置の概略的な斜視図。 第三の、しかし未公表の従来技術による航空機ドア装置のサポートアームを示す図。
符号の説明
−参照数字のリスト−
数字は次のものを表す:
2 ドア
4 ドア構造物
6 ドアフレーム
8 サポートアーム
10 回転駆動装置
12 被動要素
14 12のユニバーサルジョイント
16 上側の三角形アーム
18 下側の三角形アーム
20 接触取付架台
22 シャフト
24 ガイドプレート
26 コントロールアーム
28 力伝達手段
30 28のシャフト
32 14の旋回心軸ピン
34 回転駆動装置取付架台
36 34のサポートアーム取付け部
38 取付け手段
40 34の回転駆動装置取付け部/ベースプレート
42 40での通過開口部
44 10の前の部分/フランジ
46 34の軸受部/軸受プレート
48 46での軸受要素
50 リブ
52 取付け手段
54 10の中空の被駆動軸
56 ヒンジピン
58 心合わせ部品
60 10のラジアル軸受
102 サポートアーム
104 回転駆動装置/アクチュエーター
106 被動要素
108 106で軸受装置
110 中間レバー
AD ドア側の回転軸
AF フレーム側の回転軸
G1 ドア側の8の関節式ジョイント
G2 ドア側の8の関節式ジョイント
G3 フレーム側の8の関節式ジョイント
G4 フレーム側の8の関節式ジョイント
H 10の組立て/分解に必要な高さ
HW 54のY方向の外寸
L1a 軸受
L1b 軸受
L2a 軸受
L2b 軸受
L3a 軸受
L3b 軸受
L4a 軸受
L4b 軸受
Lx 106のための追加の軸受
L1B 34によって形成された軸受
X 幅方向
Y 高さ方向
Z 深さ方向

Claims (15)

  1. − ドア(2);
    − ドアフレーム(6);
    − ドア(2)が回転するように取付けられているドア側の回転軸(AD)を有し、サポートアーム(8)がドアフレーム(6)上で回転するように取付けられているフレーム側の回転軸(AF)とを有するサポートアーム(8)にして、少なくともドア側の回転軸(AD)がサポートアーム(8)の鉛直方向(Y)に相互から離れて配置された2つの関節式ジョイント(G1、G2)によって定義され、さらに該関節式ジョイントの少なくとも1つの関節式ジョイント(G1;G2)が鉛直方向(Y)に相互に離れて配置された2つの軸受(L1a、L1b、L2a、L2b)を有する該サポートアーム;
    −サポートアーム(8)のドア側部分に配置され、そしてドア(2)を回転させる役割をする回転駆動装置(10);および
    −回転駆動装置(10)とドア(2)に連結され、そしてドア(2)に回転駆動装置(10)の作動運動を伝達する被動要素(12;14、16);
    を備える、特に飛行機用の、航空機ドア装置において、
    −フレーム側の関節式ジョイント(G1、G2)の少なくとも1つ(G1)の2つの軸受(L1a、L1b)の1つ(L1b)が、回転駆動装置(10)が取付けられた回転駆動装置取付架台(34)(L1B)として配置されている、
    ことを特徴とする上記航空機ドア装置。
  2. 請求項1による航空機ドア装置であって、
    サポートアーム(8)の鉛直方向(Y)対して、回転駆動装置取付架台(34)が、2つの関節式ジョイント(G1、G2)の上側の関節式ジョイント(G1)の下側の軸受(L1b、L1B)を形成していることを特徴とする上記装置。
  3. 請求項1あるいは2による航空機ドア装置であって、
    サポートアーム(8)の鉛直の方向(Y)に対して、回転駆動装置取付架台(34)が、2つの関節式ジョイント(G1、G2)の下側の関節式ジョイント(G2)の上側の軸受(L2a)を形成することを特徴とする上記装置。
  4. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(34)は取付け手段(38)によって取外し可能にサポートアーム(8)に取付けられる別個の部分であることを特徴とする上記装置。
  5. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(38)はサポートアーム(8)と一体的に配置されるこことを特徴とする上記装置。
  6. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(34)は軸受(L1b、L1B)を形成する軸受部(46)を有することを特徴とする上記装置。
  7. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(34)はドア側で回転軸(AD)に対して本質的に垂直に延びた回転駆動装置取付け部(40)を有し、それによって該取付け部(40)は回転駆動装置(10)の前の部分(44)に接続され得ることを特徴とする上記装置。
  8. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置(10)がサポートアーム取付け部(36)を有することを特徴とする上記装置。
  9. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(34)はドア側でサポートアーム(8)の回転軸(AD)と一直線上にある被動軸(driven axis)(34)を有する。
  10. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置取付架台(34)はドア側でかつ2つの関節式ジョイント(G1、G2)の間で回転軸(AD)に配置されていることを特徴とする上記装置。
  11. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    − 回転駆動装置(10)が、軸受ピン(56)が回転不能にそれの中に係合し、そして、最初の軸受(L1a)を通過して回転駆動装置取付架台(34)の中に延びる中空の被駆動シャフト(54)を有すること、
    − そして、被動要素(12;14、16)は回転不能にヒンジピン(46)に連結されていること、
    を特徴とする上記装置。
  12. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、回転駆動装置取付架台に取付けられた回転駆動装置(10)の軸受要素(60)がヒンジ部(hinge site)(L1B)を形成していることを特徴とする上記装置。
  13. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    回転駆動装置(10)の被駆動シャフトが、回転駆動装置取付架台(34)が設けられている一つの関節式ジョイント(G1;G2)のヒンジピンを形成し、そして被動要素(12;14、16)は該ヒンジピンを形成する被駆動シャフトに回転可能に接続されていることを特徴とする上記装置。
  14. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    被動要素(12;14、16)が軸受(L1a)および回転駆動装置取付架台(34)の間でサポートアーム(8)に係合することを特徴とする上記装置。
  15. 前の全請求項の1または2以上の請求項による航空機ドア装置であって、
    ドア(2)が乗客ドアであることを特徴とする上記装置。
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